...

ここ - 西澤安澄

by user

on
Category: Documents
28

views

Report

Comments

Transcript

ここ - 西澤安澄
暑中お見舞い申し上げます。
皆様におかれましては益々ご壮健のこととお慶び申し上げます。
平素よりたいへんお世話になっておりますこと、心よりお礼申し上げます。
さてこの度10月5日(土)14時より、渋谷区代々木上原にある古賀政男音楽博物館けやきホールに
てピアノリサイタルを開きますのでご案内申し上げます。
演奏曲目:
ファリャ初期のヒット作「スペイン舞曲」、脂の乗り切った中期の傑作喜劇「三角帽子」、円熟
の境地に作曲されたファリャの侘び寂び「ドビュッシーを讃えて」。 そして、ドビュッシーや
メシアンなどフランスの大音楽家にも絶賛されたアルベニスの代表作「組曲イベリア」より第1.
2集をご紹介いたします。
アルベニスはフランス国境に近いカタルーニャの町に生まれ、生涯スペイン南部のアンダルシア
地方に憧れてそこからインスピレーションを得た曲を沢山残しました。全部で12曲からなる
「組曲イベリア」は、彼の最晩年にパリで作曲。第1番「前奏曲」、第9番「ラバピエス」(マド
リッドの下町の一地区。私も一時期住みましたがご近所さんはフラメンコダンサー、絵描き、作家、
ジプシー、中国人、中近東系の移民、浮浪者まで。物騒ですがなんとも言えない魅力があります。ち
なみに危ない目にあったことは一度もありませんでした。)以外の10曲は全てアンダルシアの地名
がタイトルになっています。
土地名がタイトルになっている=絵葉書的な音楽ではありません。アルベニスを死に至らしめた
病魔との苦しい闘いの中、異郷パリにて、万感の思いで心に呼び起こした若き日のスペインでの
熱い想い出、それを耳を通じて私たちに体感させる衝撃の音楽なのです。
カタルーニャ人のアルベニスが遠い異国で書いた、すすり泣きさえも聞こえる郷愁のスペイン、
アンダルシア人ファリャはもっと真直ぐにおおらかにスペインを体現していて。。。スペインの
誇る二人の芸術家の、異なる視点から斬るスペイン アンダルシアの魅力。
是非この秋、皆さまとご一緒にスペインを堪能させていただきたくご案内いたしました。
ご家族の方やお知り合いとお誘いあわせのうえ、皆様でコンサートにいらっしゃってくださると
とても嬉しく存じます。もしよろしければぜひ応援をたまわりたく、どうぞよろしくお願い申し
上げます。
まだまだ暑さが続きますが、どうぞご自愛専一にてご精励くださいますようお願い申し上げます。
益々のみなさまのご活躍とご健勝お祈り申し上げます。
西澤安澄
:
FAX : 020-4666-6334
0470−62−5654
[email protected]
090-1702-8591
FAX : 020-4666-6334
0470−62−5654
[email protected]
090-1702-8591
Fly UP