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岐阜県はこのような教師を求めています

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岐阜県はこのような教師を求めています
岐阜県はこのような教師を求めています
1 幅広い教養と高い専門性をもち、常に学び続ける教師
2 誰一人悲しい思いをさせない、愛情と使命感あふれる教師
3 指導方法を工夫し、児童生徒に確かな学力をつける教師
岐阜県教育委員会
A:岐阜県の求める教師像は次のとおりです。
幅広い教養と高い専門性をもち、常に学び続ける教師
具体的には・・・
○児童生徒が自ら考え、解決し、行動できるようにするための
指導・助言を支える幅広い知識と教養がある。
○社会人としての良識をもち、どのような立場の人とも良好な
関係を築くことができる。
○社会の変化に対応するために、研修会への参加、同僚や先輩
教師との交流、読書等のあらゆる機会を通して、教師として
の力量を高めようとする向上心がある。
誰一人悲しい思いをさせない、愛情と使命感あふれる教師
例えば、いじめや不登校、友人関係のトラブルや学力不振等、児
童生徒が抱える諸問題に対して・・・
○児童生徒の些細な変化にも気が付き、心ない言葉や行動に対
して、毅然とした態度で指導することができる。
○児童生徒同士のトラブルに対して、よく話を聞くとともに、
児童生徒自身が十分考える機会をつくり、よりよい仲間関係
をつくりだすことができる。
○他の教員や関係機関等と協力しながら解決を図る協調性、コ
ミュニケーション能力がある。
指導方法を工夫し、児童生徒に確かな学力をつける教師
すべての児童生徒が「分かった」「できた」と実感して学ぶことがで
きる授業をするために・・・
○本時、どんな力を身に付けることが必要か、本時身に付ける
べき基礎的・基本的な内容は何かを明確にし、どうしたら分
かるようになるのか、できるようになるのか、児童生徒の姿
を思い描きながら、授業の工夫改善に努めることができる。
○つまずき、悩む児童生徒に寄り
添い、励ましと的確な指導・助
言を行い、児童生徒に力を付け
ることができる。
○「分かった」「できた」ことへ
の称賛と、さらなる課題の提示
を行うことができる。
1
A:より公平性・透明性を高め、人物重視の採用試験となるよ
う次のように取り組んでいます。
【従前の工夫】
<平成9年度>
◎民間人面接官による個人面接実施
<平成13年度>
◎若手面接官による集団(グループ)討議実施
<平成14年度>
◎障がい者採用の別枠実施(中学校・高等学校)
◎2次試験において中学校の実技試験を全教科へ拡大
<平成15年度>
◎障がい者採用の別枠実施の拡大
特別支援学校において障がい者特別選考枠を設置
<平成17年度>
◎電子申請の開始
◎一部点字による試験の実施
◎臨床心理士を面接官に位置付ける
<平成18年度>
◎ホームページでの合格者発表
◎育児休業補充に伴う、任期付採用職員の制度開始
<平成19年度>
◎現職教諭の1次試験の筆記試験の免除
◎任期付採用職員の一部の1次試験免除
<平成20年度>
◎スポーツ特別選考枠の設置
◎中学校選考で、実際に中学生を指導する場を設定
◎教職大学院進学者名簿登載期間延長制度創設
◎特任講師制度創設
◎補欠合格復活
◎自治法派遣者配置希望制度の創設
◎講師募集プレゼン・「ようこそ先輩」大学PR開始
<平成21年度>
◎受験年齢上限の拡大
40歳→45歳
◎採用試験(2次試験)の大学関係者への公開
◎泳力試験にかわるプレゼン面接の創設
◎実技試験において実際に中学生を指導する場の拡大
<平成22年度>
◎栄養教諭の採用
◎小学校2次試験 外国語活動に係る実技試験の実施
◎より実践的な指導力を評価するために、1次試験と
2次試験の配点割合を変更
◎岐阜大学教職大学院修了見込者は1次試験免除
<平成23年度>
◎前年度1次試験合格者に対する1次試験の筆記試験
の免除制度の導入
◎前年度からの常勤講師に対する1次試験の筆記試験
における論文への代替制度の導入
◎1次試験における筆記(論文)と面接の配点割合を
6:4に変更
<平成24年度>
◎1次試験の免除対象を全ての教職大学院修了見込み
者 へ拡大
◎採用候補者名簿登載期間の延長を全ての大学院進学
者へ拡大
<平成25年度>
◎多文化共生特別選考枠の設置
◎1次筆記試験教職教養・教科専門からの出題に変更
◎2次試験 「集団討議」を「集団活動」へ変更
◎2次試験 「プレゼンテーション試験」の課題を事
前通知から「当日通知」に変更
<平成26年度>
◎志願種別に「小学校教諭特支、算数、理科」を新設
◎2次試験「集団活動」を「グループワーク」へ変更
◎小学校「外国語活動」の実技試験を廃止
<平成27年度>
◎志願資格「年齢制限」の撤廃
◎岐阜県教諭経験者に対する1次試験の筆記試験にお
ける論文への代替制度
<平成28年度>
◎2次試験「論文試験」の時間延長 40分→60分
◎2次試験「論述試験」の導入
◎2次試験「適性検査」の変更
適性検査Ⅰ・Ⅱ → 適性検査
【平成29年度採用からの変更点】
●「小学校教諭 英語」を新設
●「中学校英語教諭」志願者で特定要件を満
たす者⇒1次試験における教科専門試験免
除制度の導入
2
A:過去5年間の受験者数、合格者数、倍率及び今回の採用予
定数は次のとおりです。
平成29年
度採用
区分
小
教科(科目)
平成28年度採用
平成27年度採用
平成26年度採用
平成25年度採用
平成24年度採用
採用予定数 受験者数 合格者数 倍率 受験者数 合格者数 倍率 受験者数 合格者数 倍率 受験者数 合格者数 倍率 受験者数 合格者数 倍率
701
一般
228
3.1
778
236
3.3
724
13
3
4.3
24
15
1.6
241
3.0
17
3
5.7
33
14
2.4
21
7
3.0
49
12
4.1
819
265
3.1
771
246
3.1
学
特別支援
校
算数
教
理科
30
14
2.1
22
7
3.1
31
9
3.4
合計
768
260
3.0
850
260
3.3
825
269
3.1
国語
62
15
4.1
52
24
2.2
56
19
2.9
62
20
3.1
72
21
3.4
社会
90
23
3.9
109
16
6.8
89
16
5.6
105
18
5.8
94
15
6.3
数学
75
25
3.0
65
25
2.6
71
31
2.3
84
29
2.9
83
27
3.1
理科
53
22
2.4
29
16
1.8
38
19
2.0
46
21
2.2
48
17
2.8
43
10
4.3
45
8
5.6
36
9
4.0
40
5
8.0
43
5
8.6
23
7
3.3
23
8
2.9
23
6
3.8
26
5
5.2
24
5
4.8
諭
中
約260名
学
音楽
校
美術
教
保健体育
124
22
5.6
134
20
6.7
120
25
4.8
108
19
5.7
113
17
6.6
技術
12
4
3.0
8
4
2.0
13
5
2.6
7
3
2.3
12
4
3.0
家庭
14
4
3.5
19
7
2.7
14
6
2.3
17
3
5.7
18
2
9.0
英語
104
28
3.7
122
32
3.8
110
34
3.2
99
38
2.6
105
31
3.4
合計
600
160
3.8
606
160
3.8
570
170
3.4
594
161
3.7
612
144
4.3
国語
77
21
3.7
72
18
4.0
86
18
4.8
85
20
4.3
70
15
4.7
地理歴史
84
13
6.5
84
16
5.3
87
11
7.9
76
5
15.2
68
6
11.3
公民
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
24
1
24.0
数学
84
23
3.7
90
24
3.8
75
22
3.4
68
23
3.0
77
17
4.5
理科
77
11
7.0
75
10
7.5
83
18
4.6
72
21
3.4
85
20
4.3
英語
79
19
4.2
60
22
2.7
66
14
4.7
67
17
3.9
69
16
4.3
保健体育
137
8
17.1
147
16
9.2
153
14
10.9
157
9
17.4
157
14
11.2
―
―
―
13
2
6.5
11
2
5.5
―
―
―
18
1
18.0
22
1
22.0
22
2
11.0
24
2
12.0
―
―
―
―
―
―
諭
高
等
学
校
音楽
美術
約160名
約110名
教
書道
―
―
―
18
2
9.0
―
―
―
―
―
―
―
―
―
諭
家庭
25
4
6.3
29
3
9.7
27
4
6.8
32
5
6.4
28
8
3.5
福祉
6
3
2.0
―
―
―
10
1
10.0
12
2
6.0
13
2
6.5
農業
22
6
3.7
24
3
8.0
19
3
6.3
23
5
4.6
19
5
3.8
工業
33
5
6.6
40
8
5.0
42
9
4.7
32
8
4.0
45
6
7.5
商業
61
6
10.2
62
9
6.9
66
9
7.3
80
6
13.3
74
6
12.3
情報
―
―
―
―
―
―
11
1
11.0
6
2
3.0
―
―
―
合計
707
120
5.9
736
135
5.5
760
128
5.9
710
123
5.8
747
117
6.4
4.6
特別支援学校教諭
約65名
258
65
4.0
251
66
3.8
271
68
4.0
257
63
4.1
230
50
養護教諭
約25名
165
25
6.6
147
25
5.9
161
25
6.4
164
26
6.3
166
20
8.3
栄養教諭
若干名
28
5
5.6
20
5
4.0
25
5
5.0
23
4
5.8
41
3
13.7
3
A:教師としての基礎的な知識や技能はもとより、求める教師
像に照らした“人物重視”の試験を行っています。
【第1次選考試験】
60分
筆記試験
*論文試
験への代
替あり
25分
面接試験
〔教職教養:10問〕
・全志願種共通
・教員としての教養をみま
す。
〔教科専門:20問〕
・小学校は、全教科、道徳、特別活動、
総合的な学習の時間及び外国語活動
・教員としての専門性をみ
ます。
〔特別支援教育に関する問題:10問〕
・特別支援教育に関する基
・「小学校教諭 特別支援学級・通級指
礎知識や専門性をみま
導教室」志願者のみ
す。
〔算数・理科に関する問題:10問〕
・算数数学や理科に関する
・「小学校教諭 算数・理科」志願者の
専門性をみます。
み
・英語に関する専門性をみ
〔英語によるグループトーキング〕
ます。
・「小学校教諭 英語」志願者のみ
40分
・集団による面接試験
程度
・教師としての適格性や将
来性をみます。
Q:出題の内容や
配点等はどの
ようになって
いますか?
→P.5
Q:具体的に、ど
のような観点
で評価される
のですか?
→P.5
【第2次選考試験】
適性検査
・作業能力、行動テンポ、
場面や状況への適応性
を検査します。
60分 〔クレペリン検査〕
〔小学校〕図工(デッサン)、音楽(小学校歌
唱共通教材「とんび」をオルガン伴奏で一
教科に
番を歌う)、体育(マット運動、ボール投 ・教科の専門的な指導が
実技試験 より異
げ、縄跳び)
できるための実践的な
なる 〔中学校〕 各教科
指導の能力をみます。
〔養護教諭〕 保健室における対応等
〔栄養教諭〕 給食管理・食に関する指導等
・あるテーマについて、自分の考えを論文と ・論理的な思考力や表現
してまとめる試験
力をみます。
論文試験
60分
論述試験
30分 ・複数の設問に対して、論述する試験
個人面接
面接試験 約60分 〔民間面接〕・民間の企業家等による面接
〔教職面接〕・教職の専門家等による面接
・教員として必要なより
深い教養や考え方をみ
ます。
Q:グループワークの内容はどのよう
なものですか?
→P.10
Q:面接等は、ど
のような観点
で評価される
のですか?
→P.8
・教員としての適格性や
将来性をみます。
・与えられた課題に対して、グループで協力
・コミュニケーション能
して解決する試験。「企画を練る」⇒「ア
グループ
力、チームで対応する
約60分
イディアの具現」⇒「児童生徒に演示」と
ワーク
力、実践的指導力の3つ
いった、教師として直面する具体的場面を
の観点から評価します。
想定した課題を設定する。
プレゼン
・試験当日示されるテーマについて、自分の
約60分
試験
考えをプレゼンテーションする形態の試験
Q:実技試験の内
容は、どのよ
うなものです
か?
→P.6
・自分の考えや思いを相手
に伝える表現力、説得力
等をみます。
Q:どういった人
が試験委員に
なっているの
ですか?
→P.9
Q:プレゼン試験の内容はどのような
ものですか?
→P.11
4
A:下記のとおりです。なお、解答は一部を除いてマークシー
ト方式で、電算処理されます。
教職教養
解答方式
問題数
及び
出題範囲
配点
採点方法
マークシート方式(5者択一)
全10問
・教職教養に関すること
教育原理、教育心理
教育法規、人権教育等
※学習指導要領からの
出題も含む
小学校専門
中学校専門・養護教諭・栄養教諭
マークシート方式(5者択一)
マークシート方式(5者択一)
全20問
国語、社会、算数、理科、音楽、図工、
体育、家庭、道徳、特別活動、
総合的な学習の時間、外国語活動
*学習指導要領からの出題も含む
【マークシート方式以外】
*「小学校教諭 特別支援学級・通級指
導教室」志願者は、「特別支援教育に
関する問題」10問を追加
*「小学校教諭 算数・理科」志願者は、
「算数数学・理科に関する問題」10問
を追加
*「小学校教諭 英語」志願者は、英語
によるグループトーキング試験を追加
各教科 全20問
国語、社会、数学、理科、音楽、
美術、保健体育、技術、家庭、
英語
養護教諭 全20問
栄養教諭 全20問
*20問のうち、3問程度は学
習指導要領からの出題
80点満点(各問8点)
220点(各問11点)
*追加試験100点
220点(各問11点)
電算処理
電算処理(*は除く)
電算処理
計300点満点
計300点満点
*「小学校教諭 特別支援学級・通指導教室」、「小学校教諭 算数・理科」又は、「小学校教諭 英語」の志
願者は、追加試験の100点を合わせ、400点満点を300点満点に換算する。ここで合格とならなかった場合は、
「小学校教諭 一般」へ出願した者として、改めて選考する。
A:面接試験では、次のような観点で評価を行っています。
■観 点
①態度、表現力
【集団による面接】
・明るさ・快活さが伝わってくるか
・謙虚さはあるか
・気配りができるか
等
②教育観
受験生
・教育に対する熱意・使命感はあるか
・生徒(児童)への愛情はあるか
面接委員 面接委員 面接委員
・物事を見通し、本質をとらえる判断力はあるか 等
(学校の管理職(校長・教頭)・市町村教委)
③将来性
・よいものを吸収しようとする意欲はあるか
・柔軟な考え方や豊かな発想ができるか
・現場で生かせるような特技があるか 等
■評 価 次の5段階に分けて評価します。
[5]特に優秀 [4]優秀 [3]普通 [2]やや不十分 [1]不十分
■質問例
・あなたは、なぜ教師を志望しようと思ったのですか?
・児童生徒に信頼される教師とはどのような教師だと思いますか?
・児童生徒の学習意欲を高めるにはどうするとよいと考えますか?
5
A:教科の専門的な指導ができるための実践的な指導の能力を
計ります。
平成28年度採用
小学校
音楽
図画工作
体育
中学校
国語
社会
数学
理科
音楽
美術
保健体育
技術
家庭
英語
養護教諭
栄養教諭
岐阜県公立学校教員採用選考試験
第2次選考試験の実技試験の概要
概
要
生徒参加
小学校歌唱共通教材「春の小川」をオルガンで伴奏しながら一番を歌う。
「夢や希望」をテーマに、手(腕を含めてもよい)を二つ(二本)以上描く。
「小学校学習指導要領解説-体育編-」で示されている技能の内容から、①体力つくり運動(縄跳
び)②器械運動(マット運動)③ボール運動(ボール操作)を行う。
概
要
生徒参加
Ⅰ 単元における教材の選定と教材観の記述
単元で使用する教材を選び、選んだ教材の教材観を書く。
Ⅱ 話題設定や取材、話すことに関する指導
中学校1年生を対象に、単元「取材してスピーチで伝える」の第一時(導入)の指導を行う。
Ⅰ 教科書を活用した指導
「近世の日本」について教科書を効果的に活用してわかりやすく指導する。
Ⅱ 授業の在り方についての意見交換
Ⅰ 課題追究場面での個別の指導・援助
生徒が課題を追究する場面において、生徒の学習状況を把握しながら指導する。
Ⅱ 授業の終末場面での指導
授業の終末の場面において、本時の学習をまとめる指導をする。
Ⅰ 観察・実験の実技
「水素を発生させる」「発生させた気体が水素であることを証明する」実験を安全に正しく行う。
Ⅱ 観察・実験についての指導・援助
炭酸水素ナトリウムの熱分解実験の方法を生徒に指導する。
Ⅰ 生徒への合唱指導及び指揮歌いの演奏
有
「赤とんぼ」の指揮歌い、無伴奏の斉唱を生徒に指導する。
Ⅱ ピアノ伴奏と歌唱
「浜辺の歌」を伴奏を弾きながら歌う。
Ⅲ 和楽器演奏
和太鼓・筝・三味線・篠笛・尺八から任意に1つを選び演奏する。
Ⅳ 自分の専攻に関する表現や発表
専攻楽器の表現、作曲作品の発表(録音と楽譜の提示)を行う。
Ⅰ 「自画像」を描く
「まなざしに思いを込めた自画像」を描く。鉛筆で描き、水彩絵の具で彩色する。
Ⅱ 鑑賞の模擬授業
有
生活の中の身近な形や色彩に対して興味・関心が高まるような授業の導入の模擬授業を行う。
Ⅰ 器械運動(鉄棒) 雨天の場合は(マット運動)
Ⅱ 陸上競技(ハードル走)
Ⅲ 水泳(25m×2泳法)
Ⅳ ダンス
Ⅴ 球技(バスケットボール、バレーボール、サッカーから1種目)
Ⅵ 武道(剣道、柔道から1種目)
Ⅰ 「材料と加工に関する技術」についての製作、資料作成
A.「マルチラック」の製作をする。
B.「『マルチラック』の製作の評価」についての説明資料を作成する。
Ⅱ 情報に関する技術についての実技
記録媒体と容量について説明し、質問への対応をする。
Ⅰ 被服製作
指示書に従って製作の手順を理解し、「ミニショートパンツ」の製作をする。
Ⅱ 調理実習指導実技
実習前の場面で、安全面、衛生面や調理のポイントに配慮しながら指導する。
Ⅰ 生徒を前にした模擬授業
有
中学校1年生を対象とし、話すことの指導(導入)を行う。
Ⅱ 英語の質問に対する英語による即答
英語教育等についての英語による質問に対して、英語による即答を行う。
Ⅰ 保健室へ来室した生徒への対応
有
中学2年生の生徒が保健室に来室したことを想定し、対応する。
Ⅱ 模擬指導
有
養護教諭として実際に生徒に保健指導を行うことを想定した模擬指導を行う。
Ⅰ 模擬指導
小学校低学年の児童を対象とした「正しい食べ方」について指導を行う。
6
A:それぞれの教科で観点や配点等は異なりますが、どの教科
においても、次のような評価の拠り所となるものをもって
評価しています。
例:中学校理科
(平成28年度採用 岐阜県公立学校教員採用選考試験 第2次選考試験の実技試験)
実技Ⅰ 観察・実験の実技
①実技試験の内容は、「水素を発生させ、発生した気体が水素であることを証明する実験を
安全に正しく行うこと」です。
②水素の性質を学習する授業において演示実験を行う場面を想定して安全に留意して実験を
行ってください。
評価規準
実
験
を
行
う
前
捕
集
す
る
時
火
を
つ
け
る
と
き
配点
・保護眼鏡を着用している。
/5
・ぬれ雑巾、燃えさし入れを用意し、使用している。
/5
・うすい塩酸を試験管の中に駒込ピペットで適量入れている。(1/5)
/5
・うすい塩酸の中に薬さじ、ピンセット等を使いマグネシウムを適量入れてい
る。(気体の発生の様子をみて調整している)
/5
・最初の気体は集めないようにし、捕集している。
/5
・気体を捕集した試験管に、水中でゴム栓をつけ、試験管立てに立てている。
(数本集めている)
/5
・ガラス管を水槽の中に入れたままにするか、水素発生装置を開放してお
く。
/5
・水素発生装置に火がつかない場所で実験を行っている。
/5
・火がついたマッチを、試験管の口付近に近づけて、水素がぽっと音を立てて
燃える様子を示すことができる。
/5
・水素は、マッチの火を近づけるとぽっと音をたてて燃える性質があることを
説明している。
/5
実技Ⅱ 観察・実験についての指導・援助
実技試験の内容は、「炭酸水素ナトリウムの熱分解実験の方法を生徒に指導すること」で
す。中学校に入学して以降、初めて熱分解実験を行う場面を想定して指導してください。
*上記のような評価票を基に50点で評価しました。
実技Ⅰ(50点)+実技Ⅱ(50点)=計(100点)
*採用選考試験全体の集計では、実技試験の得点配分(300点)に換算
*上記は一例です。他志願種、他教科においても評価の拠り所になるものを明確にして、評価しています。
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A:第2次選考試験の面接試験やグループワーク試験、プレゼ
ンテーション試験、論文試験では、次のような観点で評価
を行っています。
【個人面接(民間面接・教職面接)】
【グループワーク試験】
1.態度
・身だしなみは教師として適切か
・人柄、性格は信頼できるか
・姿勢は正しいか
・立ち居振る舞いは落ち着いているか
2.明るさ・活力
1.コミュニケーション能力
・仲間の意見を理解し、尊重した対応をしてい
るか
・自分の意見をもち仲間に的確に伝えているか
・言動に一貫性があるか 等
等
・明るさ・快活さが伝わってくるか
・情熱や気迫が伝わってくるか
・困難や逆境に立ち向かう粘り強さはあるか
・説得力・表現力はあるか 等
3.教育観
2.チームで対応する力
・集団の目的達成と活性化に貢献しているか
・仲間と協力してよりよいものを求めているか
・目標を設定し、率先して行動しているか 等
3.実践的指導力
・環境や状況の変化に柔軟に対応しているか
・優先度や重要度を明らかにしながら行動しているか
・学年段階をふまえ、意欲を喚起する表現を工夫して
いるか 等
・教育に対する意欲や使命感はあるか
・子どもに精一杯の愛情を注ぐことができるか
・物事を深く見通し、本質をとらえる、すぐれ
た判断力はあるか 等
4.奉仕活動・部活動
・奉仕活動や部活動に対する考え方はしっかり
しているか
・実績はあるか
等
【プレゼンテーション試験】
1.表現力
・目的が明確な語りとなっているか
・説得力はあるか
・話し方の工夫をしているか 等
その他
・子どもや保護者から見て、頼りがいがあり、
かつ謙虚に対応してくれる教師になれそうか
等
2.論理性
・相手の立場や考え等配慮して話しているか
・話す内容に妥当性や論理性はあるか 等
3.態度
・熱意や明るさはあるか
・表情に豊かさはあるか
・聞き手として反応しているか
等
【論文試験】
1.教育観に立った主義・主張
・教育に対する熱い考え方を、説得力ある書きぶりで表現することができているか
・児童生徒の心を動かすことができる内容か
等
2.文章構成等
・読み手にわかりやすい文章構成がなされているか
・与えられた字数を、精一杯生かして論述しようとしているか
3.正確さ
・読みやすく、正確な表現で記述できているか
等
等
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A: “人物”を幅広い視野から見るために、教育委員会以外の
方々も面接委員として登用しています。
試験委員(面接委員)
1次
集団
面接試験
内、1名は女性を登用しています。
・学校管理職(校長・教頭)
・市町村教育委員会課長等
・民間企業人事担当者
民間面接
・市町村教育委員会課長等
個人
面接試験
教職面接
・県教育委員会事務局(所長)
・校長または市町村教育委員会課長等
受験者1名が合格するのに、約15
人の面接委員に接することになり
ます。
実技試験 ・指導主事
2次
実技試験
模擬試験
面接委員には、公正・公平な試験
を保つことができるよう、面接技
法講習会を受けていただいていま
す。
・指導主事
*特定教科のみ、ボランティア生徒とし
て中学生の協力あり
グループ
ワーク
・県教育委員会事務局(人事担当)
・臨床心理士等
プレゼン
テーション
・県教育委員会事務局(人事担当)
・県職員等
*三親等以内に受験者がいる人は
面接委員等、採用業務に一切携
わることはできないことになっ
ています。
【個人面接】
【プレゼンテーション試験】
受験生
受験生
面接委員
面接委員
(民間企業人事担当者) (県教委・市町村教委・校長)
面接委員
(県職員等)
面接委員
(県教委人事担当)
【グループワーク試験】
①企画を練る
②アイディアを具現する
③児童生徒に演示する
受験生
面接委員
(臨床心理士等)
面接委員
(県教委人事担当)
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A:グループワークとは、与えられた課題に対して、グループ
で協力して解決する形式の試験です。
「企画を練る」⇒「アイディアを具現する」⇒「児童生徒
に演示する」といった、教師として直面する具体的場面が
設定されます。グループで協力してより良いものをつくり
だし、魅力ある演示をすることが求められます(評価につ
いては別頁に記載)。
*本試験は活動を伴うため、動きやすい服装に着替えて受験するこ
とを勧めています。
*平成28年度採用試験にて実際に出した課題の一部を紹介します。
【課題例】
あなたたちは、中学校3年生の学年職員集団です。あなたたちの課題は、新年度初めて
の学年集会で、学年目標や1年間の見通しを発表することです。この中学校には、学校統
合により新たに6人の生徒が登校してきました。その6人の生徒の不安を軽減させるとと
もに、3年生全員が学年目標の達成に向け、強い決意と自分の目標をもつことができるよ
うな発表を演じなさい。
【課題例】
あなたたちは、同じ市町村にある小・中学校に勤める養護教諭です。あなたたちの課
題は、「睡眠の大切さ」について指導するためのビデオの内容を企画し、実際に演示す
ることです。このビデオは、睡眠不足が引き起こす心身の異常について考える学級活動
の時間の導入として子どもたちに見せるものです。睡眠の大切さを知るとともに、自ら
の生活を睡眠を中心に見直すことができるような演示をしなさい。
◆◆◆「グループワーク」の実施方法◆◆◆
①企画を練る
②アイディアを具現する
※平成28年度採用試験での実施方法です。
詳細は、試験当日にお伝えします。
③児童生徒に演示する
○ 「児童生徒への演示」
をグループで行う活動
のまとめとする。
○ 対象となる児童生徒の
学年段階を的確にとら
えているか。
○ 分かりやすく、意欲を
喚起する表現を工夫し
ているか。
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A:学校生活に関係のある具体的な場面設定の中で、あなたの
考えや思いなどを対象(個もしくは集団(数人あるいは学
級、学年など))に向かって語ります(評価については別
頁に記載)。
*平成28年度採用試験にて実際に出した課題の一部を紹介します。
【課題例】
あなたは、小学校5年生の担任です。あなたの学級のAさんは、夏休み明けの初日に、
木材で作った立派な本棚を夏休みの工作として持ってきました。その作品を見て、Bさ
んがAさんに対し、「この本棚、一人で作ったの?お家の人に手伝ってもらったんじゃ
ないの?」と言いました。Aさんは、その言葉を聞いて泣き出してしまいました。あな
たは、Bさんに対してどのように声をかけますか。
【課題例】
あなたは、中学校2年生の担任です。学年合唱コンクールも近付き、学級では毎朝、
合唱の練習に熱が入っています。ある日の朝、合唱練習を企画運営しているAさんが
「朝の会の内容を、先生の話だけにしてもいいですか。そして、余った時間を合唱練習
に使ってもいいですか。このことは、学級のみんなで話し合ったことです。」と言って
きました。あなたは、Aさんに対して、どのように声をかけますか。
【課題例】
あなたは小学校で勤務しています。あなたの勤務校では、全校で「給食残菜0キャン
ペーン」に取り組んでいます。ある日、保健(給食)委員のAさんが、残菜調査カード
を提出しに来て、「献立によっては給食残菜が0になったり、0にならなかったりしま
す。給食を作ってくれている人のためにも残菜0にしましょうと、みんなに言ってもだ
めでした。」と言い、続けて、「給食の残菜を0にすることよりも、バランスよく給食
を食べることの方が大切なのではないですか?」と言いました。あなたは、Aさんに対
して、どのように声をかけますか。
◆◆◆「プレゼンテーション」の実施方法◆◆◆
①試験当日、課題が示される。
↓
②示された課題について、数分間で自分の思いや
考えを語る内容を考え、発表の準備をする。
↓
③対象(個もしくは集団)が目の前にいるものと
想定して自分の思いや考えを数分間で語る。
※平成28年度採用試験での実施方法です。詳細は、試験当日にお伝えします。
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A:個人面接やグループワーク、プレゼン面接等を通して“人
物重視”という本県の特徴が出るようにしています
【配点の割合について】
■1次試験
内容
1次試験
計
筆記(論文)
集団面接
得点
300
200
500
割合
60%
40%
100%
■2次試験
2次試験
内容
計
論文
論述
実技
個人面接
グループ
ワーク
プレゼン
得点
100
50
300
300
150
100
1000
割合
10%
5%
30%
30%
15%
10%
100%
■1次試験
■2次試験
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A:公平で透明性の高い採用試験を実施していくために、決定
までの過程に次のような工夫を取り入れます。安心して受
験してください。
問題作成
問題作成
▼三親等以内に受験者が
いる者は業務に一切携
わることはできません。
第1次選考試験
7月23日
合否判定
(選考会議)
入力・集計作業
▼入力・採点・集計等の
作業は、必ず複数の担
当者で行います。
また、受験番号のみを
たよりに作業を行って
おり、氏名は担当者に
は見えません。
また、筆記(第1次)
のマークシートは機械
で自動的に読み込むた
め、この時点で人為的
な操作はできません。
また、ミスもあり得ま
せん。
第1次選考試験
結果通知
8月2日通知発送予定
第2次選考試験
8月16日~19日
第2次選考試験
結果通知
【通知・発表等について】
県庁前の掲示板への掲示が正
式発表になります。 (16:00
予定)
その後、受験者への通知の郵
送、HPへの(受験番号の)掲
載を行います。
なお、電話等による合否の問
合せは、誰に対しても一切対
応できません。
▼合否を決定する選考会
議に、平成21年度採用
の選考より教育委員が
参加しています。
10月3日通知発送予定
採用
翌年度4月1から
情報開示
▼筆記試験及び論述試験
の模範解答例、実技試
験の内容を開示します。
(一般閲覧による)
平成22年度採用選考か
ら筆記試験の問題の持
ち帰りを実施していま
す。
▼不合格者に対する情報
提供を5段階で行いま
す。
(通知とともに郵送)
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A:1校目は原則受験した校種に配置されますが、受験した校
種以外にも配置されることがあります。
子どもの発達段階をトータルにとらえて教育活動を行うことや、教
員としての資質向上を図るため、2校目以降は受験した校種以外の学
校等にも計画的に配置されます。他校種の学校はもちろん、社会教育
文化施設や行政機関等で幅広い経験を積んだり、大学院や民間企業等
で研修したりできる機会を積極的に設けています。こういった交流や
経験、研修を通じて、常に新しい視点で子どもをとらえることができ
るようになります。
【小学校教諭及び中学校教諭の2校目以降の配置例】
◆小学校
◆中学校
◆中学校
◆小学校・中学校
◆小学校・中学校
◆小学校・中学校
◆小学校・中学校
◆小学校・中学校
◆小学校・中学校
◆小学校・中学校
◆小学校・中学校
→
→
→
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→
→
→
→
→
→
→
中学校
小学校
高等学校
特別支援学校
博物館、図書館等の社会教育文化施設
知事部局を含む県の行政機関
市町村教育委員会を含む市町村の行政機関
国の行政機関(研修等)
岐阜大学等の大学院(研修)
他県の小・中学校(人事交流)
民間企業等(研修)
【養護教諭の2校目以降の配置例】
◆小学校
→
→
◆中学校
→
→
◆高等学校 →
→
中学校
高等学校
小学校
高等学校
小学校
中学校
【栄養教諭の2校目以降の配置例】
◆小学校 →
◆中学校 →
中学校
小学校
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