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より大きな原子価のエリア

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より大きな原子価のエリア
その他の地価動向を注視すべき地区(H26.10.1~H27.1.1)
継続調査地区(150地区)以外で地価の動向を注視すべき以下の地区の地価動向の概況は以下のとおりである。
① 東日本大震災による地価動向への影響を注視すべき地区
福島駅東地区(福島県)、いわき駅南地区(福島県)
② 東京オリンピックの開催決定による地価動向への影響を注視すべき地区
勝どき・豊海地区(東京都) ※
※東京オリンピックの開催決定による地価動向への影響を把握するために、平成26年第1四半期から新たに継続調査地区に有明地区及び青海・
台場地区を設定したことに加えて、その他の地価動向を注視すべき地区に勝どき・豊海地区を設定した。
③ 地価動向が地方圏に波及する過程を概観するための地区
旭川市平和通買物公園地区(北海道)、宇都宮市馬場通り地区(栃木県)、甲府駅南口平和通り地区(山梨県)、豊田市駅前地区(愛知県)、
近鉄四日市駅前地区(三重県)、鳥取駅前地区(鳥取県)、松江駅前地区(島根県)、新山口駅新幹線口地区(山口県)、徳島駅前地区(徳島県)、
高知市本町地区(高知県)、大分駅周辺地区(大分県)、長崎市浜町地区(長崎県)
都
道
府
県
都
行
市
政
名
区
北
旭
海
川
道
市
都
道
府
県
都
行
市
政
名
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福
福
島
島
県
市
区
地
区
旭川市平和通買物公園地区
地 価 動 向
やや上昇
分
商
地価動向の背景となった不動産市場の概況
道内観光客の増加を受け、旭川市においても外国人観光客が増えており、既存ホテルの稼働も良好である。また、これら観光客の増加によって旭川平和通買物公
園の人通りに活気が戻り、周辺商業店舗の売上げ回復にも寄与している。また、JR旭川駅前の大型商業施設が平成27年春に開業することで市中心部の集客力が向
業 上する期待感が強い。また、隣接する北彩都地区では分譲マンションの計画が明らかになり、市中心部への人口集中が考えられる。したがって、当地区の地価は
やや上昇している。
区
地
区
福島駅東地区
地 価 動 向
やや上昇
分
商
地価動向の背景となった不動産市場の概況
当地区の優良オフィスビルやビジネスホテルは、東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故の復興事業の拠点として高い稼働率を維持している。また、復興関
連企業等以外でも市中心部に事業拠点を求める動きがあるが、優良な賃貸オフィス床の新規供給がなくニーズに応えられていない。また、浜通りを投資対象にし
業 ていた投資家等が当地区の小規模な収益物件を探している。そのため地価はやや上昇している。なお当地区の周辺で行われている総合病院移転事業は、移転先の
建物解体及び権利調整等の目途が付き、新規着工の見通しが立つ段階になった。
その他の地価動向を注視すべき地区(H26.10.1~H27.1.1)
都
道
府
県
都
行
市
政
名
区
福
い
わ
き
市
島
県
区
いわき駅南地区
地 価 動 向
やや上昇
地価動向の背景となった不動産市場の概況
当地区の周辺でマンション開発が行われているほかに新規開発は特に見当たらないが、東日本大震災の復興関連企業等による市内の不動産に対する需要は強まっ
たままである。当地区は商業収益性も高水準を維持しており、周辺エリアでも小規模商業地が高値で取引されている。そのため当地区の地価はやや上昇する傾向
業 が継続している。また移転需要等の影響で住宅の需給が逼迫する地域が郊外にまで広がっており、小名浜地区や広野地区では人口の増加に伴い商業施設の開発計
画が立ち上がっている。
都
行
市
政
名
区
栃
宇
都
宮
市
県
地
分
商
都
道
府
県
木
区
区
地
区
宇都宮市馬場通り地区
地 価 動 向
やや下落
分
商
地価動向の背景となった不動産市場の概況
大型賃貸オフィスビル等の優良な投資物件や、市街地外周部等における主要幹線道路沿いの商業地については、需要に持ち直しの傾向が見られ、全般的には商業
地の取引市場に回復傾向が見られるようになった。しかし、物件の優劣に応じて需要は二極化しているため、当地区の商況は依然として低迷しており、市街地空
業 洞化は依然として解消されているとはいえない。また、今後において市街地再開発事業の施行等により活性化が期待されているが、現時点において特別な変動要
因はない。したがって、地価は前期と同様に、やや下落している。
都
道
府
県
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行
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市
政
名
区
東
中
京
央
都
区
都
道
府
県
都
行
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政
名
区
山
甲
商
梨
府
県
市
当地区は複合ビルの建設や駅ビルのリニューアルなどが予定されており、観光客数の増加も相まって、徐々に賑わいを取り戻す兆しが見られる。また、都心部に
おける投資適格物件の不足感から、駅周辺の収益物件の取得を検討する動きもある。しかし、昨今の建築費高騰の影響もあり、開発素地の売買や新規建設は少な
業 い状態が続いている。なお賃貸市場は店舗に対しては一定の需要があるが、事務所に対する需要は景気回復の不透明感などから依然として弱まったままである。
地
区
勝どき・豊海地区
地 価 動 向
やや上昇
分
住
地価動向の背景となった不動産市場の概況
政府の経済政策等の実施及び東京五輪の開催決定以降、当地区及びその周辺、すなわち湾岸エリアのうち特に豊洲・月島・晴海等においては新築マンションの分
譲価格が上昇した。当期も、立地の優位性から当地区のマンション需要は根強い。周辺エリアにおいても分譲マンションの販売は好調であり成約率は高い。事業
宅 の採算性が厳しくなっており、デベロッパーは建築費の高騰等による費用増分を分譲価格へ転嫁することについて、過度な期待ができなくなっているが、素地に
対する取得意欲は強い。地価はやや上昇する傾向にある。
区
地
区
甲府駅南口平和通り地区
地 価 動 向
概ね横ばい
分
地価動向の背景となった不動産市場の概況
その他の地価動向を注視すべき地区(H26.10.1~H27.1.1)
都
道
府
県
都
行
市
政
名
区
愛
豊
知
田
県
市
都
道
府
県
都
行
市
政
名
区
三
四
日
市
市
重
県
区
地
区
豊田市駅前地区
地 価 動 向
概ね横ばい
分
商
地価動向の背景となった不動産市場の概況
豊田市駅前通り北地区市街地再開発事業の事業計画の変更が認可された。この再開発事業が完了すれば、商業施設やマンションが整備されることにより、中心商
業地が活性化され人の流れが増えると思われる。現在は仮店舗や仮住居、代替地への移転が進んでいるが、店舗賃料に特段の影響はなく中心商業地に目立った変
業 化はない。また、周辺エリアの路線商業地についても需要が強い割には借地での出店が多く、売買が見られない。したがって、地価は概ね横ばいの傾向となって
いる。
区
地
区
近鉄四日市駅前地区
地 価 動 向
やや上昇
分
商
地価動向の背景となった不動産市場の概況
当地区は支店経済として一定の賃貸オフィス需要がある他、駅前は高い繁華性を維持しており、店舗は1階を中心に空室が埋まってきている。また、当地区では
名古屋等のデベロッパーが分譲マンション用地をさがす動きが見られる。これに加え、東京や名古屋の投資物件に手を出せなくなった法人投資家等が当地区の賃
業 貸共同住宅を取得しようという動きがあり、取引利回りは低下傾向にある。土地の供給が少ないなか投資意欲は強まっており地価はやや上昇しているが、景気動
向が地価に与える影響をより慎重に考慮する必要がある。
都
道
府
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行
市
政
名
区
鳥
鳥
取
取
県
市
都
道
府
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行
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名
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島
松
根
江
県
市
区
地
区
鳥取駅前地区
地 価 動 向
下落
分
商
地価動向の背景となった不動産市場の概況
鳥取では全国的な景気回復感は感じられず、事務所需要は弱まっており、事務所の空室率も高く、人通りも減少している。店舗も駅南口地区や郊外へ商業機能が
広域的に分散しているため、駅北口にあたる当地区は県内一の商業中心地であるにもかかわらず需要は弱い。駅南口地区の分譲マンションは供給が少なかったこ
業 ともあって竣工前に完売し、市の中心商業地の地価は適正な価格水準に近づいているなどの話題もあるが、地価は引き続き下落しており、中心部の空洞化が一層
進んでいる。
区
地
区
松江駅前地区
地 価 動 向
下落
分
商
地価動向の背景となった不動産市場の概況
当地区は設備・築年の古いオフィスビルを中心に空室率が高い状態が続いているが、金融機関が入るビルが着工したほか、取引が乏しい中で公示価格に見合う水
準での複合不動産の取引も顕在化しており、底堅い商業地需要が見られる。また、出雲市の出雲大社で行われている平成の大遷宮は、平成25年の主要な行事を終
業 え経済波及効果が薄れてきているが、多くの観光客等の流入を背景に当地区および周辺の飲食街の地価は底値の圏域に入っている。今後も地価の下落が続くもの
の、下落率は縮小傾向にある。
その他の地価動向を注視すべき地区(H26.10.1~H27.1.1)
都
道
府
県
都
行
市
政
名
区
山
山
商
口
口
県
市
当地区はこれまで新幹線停車駅前ということでオフィスビルの駐車場スペースの確保が限定的であった。しかし現在は駐車場の有無が価格に大きな影響を与えて
いる。そのため、周辺の駐車場が充足している商業地域とのバランスがとられ、地価はやや下落した。また、当地区内の自社物件も、建替え時により広い駐車場
業 を確保しようとする等の傾向である。そのほか、反対側の在来線口エリアでも駐車場を借り急ぐ傾向が見られるようになった。
都
道
府
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都
行
市
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名
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徳
徳
商
島
島
県
市
当地区はここ最近、全国チェーンホテルの新規開業や改装が進み飲食店の新規出店も見られるなど、繁華性が徐々に高まっており、これに伴い、徳島のまちの重
心が当地区へと移行しつつある。しかし、事務所ビルについてこれまでテナントが様子見の状態であったが、政府の経済政策等が徳島まで波及せず、テナントは
業 更なる縮小移転を余儀なくされ、空室率も上がってしまった。したがって、地価は以前としてやや下落のままであり、賃貸物件の賃料も弱含みで推移している。
都
道
府
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都
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市
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名
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高
高
知
知
県
市
都
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府
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都
行
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名
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大
大
分
分
県
市
区
地
区
新山口駅新幹線口地区
地 価 動 向
やや下落
分
地価動向の背景となった不動産市場の概況
区
地
区
徳島駅前地区
地 価 動 向
やや下落
分
地価動向の背景となった不動産市場の概況
区
地
区
高知市本町地区
地 価 動 向
やや下落
分
商
地価動向の背景となった不動産市場の概況
経常的な人口減少等による地域経済の縮小及び中心市街地の地位の低下に加え、景気回復の足音が遠ざかっていることもあり将来的な収益性の向上が見込めない
ため、地価はやや下落する傾向が続いている。しかし、平成26年4月の消費増税の前に起きた駆け込み需要が目立たなかったことから、増税後の反動も大きな影
業 響を与えなかった。中心市街地に街並み更新の動きがあり、オフィス需要は弱いが供給も少なく市場規模は現状を維持している。したがって、地価の下落率はや
や緩和する傾向にある。
区
地
区
大分駅周辺地区
地 価 動 向
やや下落
分
商
地価動向の背景となった不動産市場の概況
建設中のJR大分駅ビルを中心に集客力の向上が期待されている。しかし、国道10号の北側に位置するエリアでは、物件の売買がほとんどなくオフィスビルの需給
も大きな変化がないため地価はやや下落しているが、中央町のアーケード街に大手コーヒー店が入店するなどの動きがあり、下落幅は縮小している。一方、駅と
業 国道10号に挟まれたエリアでは、駅前のロータリーの整備や駅ビル建設工事の進捗と相まって、低層のテナントビルが中層のテナントビルに建替わるなど、駅ビ
ル建設による波及効果が起こり、地価が上昇に転じている。
その他の地価動向を注視すべき地区(H26.10.1~H27.1.1)
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長
長
崎
崎
県
市
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地
区
長崎市浜町地区
地 価 動 向
概ね横ばい
分
商
地価動向の背景となった不動産市場の概況
これまで取引が活発だったJR長崎駅周辺に代わり、分譲マンション建設や投資を目的とした当地区の物件取得が増えた。当地区の中心部に平成26年9月オープン
したホテル併設の複合商業施設のほか、ディスカウントショップ・ドラッグストアなどで、クルーズ船の乗客をはじめとする外国人客の来店が目立ち、客足の増
加に一定の効果が見られた。また、地元商店街の振興組合が着手時期は未定ながら中心部アーケード街一帯の再開発構想を発表した。周辺での高価格水準での取
業 引の影響も受け、アーケード街内の地価は下げ止まり、横ばいに転じた。
注視地区の地価動向(H26.10.1~H27.1.1)
旭川市平和通買物公園
福島駅東
いわき駅南
宇都宮市馬場通り
勝どき・豊海
松江駅前
鳥取駅前
甲府駅南口平和通り
豊田市駅前
徳島駅前
新山口駅新幹線口
近鉄四日市駅前
高知市本町
大分駅周辺
長崎市浜町
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