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香川県鳥インフルエンザ 防疫マニュアル

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香川県鳥インフルエンザ 防疫マニュアル
香川県鳥インフルエンザ
防疫マニュアル
平成27年3月
香
川
0
県
香川県鳥インフルエンザ防疫マニュアル目次
第1
目的
3
第2
基本方針
(1)鳥インフルエンザ防疫対策組織図
(2)香川県鳥インフルエンザ対策本部幹事課及び分掌事務
(3)香川県鳥インフルエンザ対策本部総括班及び家畜防疫
対策班の分掌事務
(4)現地における防疫対策組織及び分掌事務
3
5
6
第3 発生時の防疫対応
Ⅰ 異常家きん等の届出から簡易検査結果判明までの対応
1 家畜保健衛生所(現地家保)の対応
2 病性鑑定班の対応
3 畜産課の対応
4 各家保の対応
Ⅱ
7
8
9
9
10
10
簡易検査陽性決定から遺伝子検査結果判明までの対応
1 現地家保の対応
2 病性鑑定班の対応
3 県対策本部の対応
4 各家保(防疫班)の対応
5 現地事務所の対応
6 保健福祉事務所(現地・健康対策班)の対応
11
13
13
17
17
18
疑似患畜(遺伝子検査陽性)決定後の対応
1 県対策本部の対応
2 現地事務所の対応
3 現地家保の対応
4 各家保(防疫班)の対応
19
22
22
23
発生農場等の防疫対応
1 発生農場での対応
2 発生農場以外での対応
24
26
第4
ワクチン
27
第5
家きん以外の鳥類の所有者及び学校等への対応
27
第6
死亡野鳥への対応
27
Ⅲ
Ⅳ
第7
野鳥で高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染が
確認された場合の対応
1
27
第8
第9
県民の不安解消及び風評被害対策
1 情報提供
2 相談窓口の設置
3 消費者及び鶏卵・鶏肉取引業者等への対応
4 安心宣言
31
31
31
31
制限の解除及び終息宣言
1 制限の解除
2 終息宣言
31
31
様式(1~12)
32
参考資料
感染症法に基づく獣医師の届出
鳥インフルエンザ県内発生に関するタイムライン
鳥インフルエンザ防疫対応の時間経過
鳥インフルエンザ発生時の防疫対応の考え方
鳥インフルエンザ発生時の基本動員計画
45
48
49
50
51
2
香川県鳥インフルエンザ防疫マニュアル
制
定:平成16年11月1日
一部改正:平成17年2月14日
一部改正:平成19年10月5日
一部改正:平成21年2月25日
一部改正:平成22年3月31日
一部改正:平成24年4月 2日
一部改正:平成27年3月20日
第1
目的
こ の マ ニ ュア ル は 、 県内 で 高 病 原性 鳥 イ ン フル エ ン ザ (Highly Pathogenic Avian
Influenza)及び低病原性鳥インフルエンザ(Low Pathogenic Avian Influenza)が発生し
た時の、まん延防止等の対策を迅速かつ適切に実施するための対応措置を定めるものであ
る。(以下、両疾病を「本病」という。)
高病原性鳥インフルエンザは、国際獣疫事務局(OIE)が作成した診断基準により、高病原
性鳥インフルエンザウイルスと判定されたA型インフルエンザウイルスの感染による鶏、
あひる、うずら、きじ、だちょう、ほろほろ鳥又は七面鳥(以下「家きん」という。)の疾
病をいう。
低病原性鳥インフルエンザは、H5若しくはH7亜型のA型インフルエンザウイルス(高
病原性鳥インフルエンザと判定されたものを除く。)の感染による家きんの疾病をいう。
第2
基本方針
高病原性鳥インフルエンザウイルスは、その伝染力の強さ及び高致死性から、家きんの伝
染病の中で、最も警戒すべき疾病の一つとして数えられており、下記の点から迅速な防疫対
応が求められている。
・養鶏産業に及ぼす影響は甚大である
・県民への鶏肉・鶏卵の安定供給を脅かす
・国際的にも高病原性鳥インフルエンザの非清浄国として信用を失う恐れがある
・海外では家きんとの接触に起因する人の死亡事例も報告されている
低病原性鳥インフルエンザウイルスは、高病原性鳥インフルエンザウイルスと同様に伝
染力が強いもののほとんど臨床症状を示さないが、海外では、高病原性鳥インフルエンザウ
イルスに変異した事例が確認されている。
このため、本病が県内で発生した場合には、まん延防止や公衆衛生の観点から、関係部局
が緊密な連携のもとに、全庁をあげて対応措置を講じる必要があることから次のとおり基
本方針を定める。
1
県内で本病が発生した場合、知事を本部長とする「香川県鳥インフルエンザ対策本部」
(以下「県対策本部」という。)会議を開催し、関係部局の連携のもと、まん延防止、人
への感染防止、県民への情報提供等の総合的な対策をとることにより、本病の感染の拡大
を防止し、被害を最小限に止めるよう的確な措置を講じるものとする。
2 本病発生時には、原則として次に基づき対応する。
(1)まん延防止対策
・家畜伝染病予防法(昭和26年法律第166号、以下「法」という。)
・家畜伝染病予防法施行細則(昭和52年香川県規則第28号、以下「規則」という。)
3
・
「高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病
防疫指針」(平成23年10月1日付け農林水産大臣公表、以下「国防疫指針」とい
う。)
・香川県鳥インフルエンザ防疫マニュアル(以下「本マニュアル」という。)
(2)現地における防疫組織の業務
・別冊の香川県鳥インフルエンザ防疫マニュアル・現地要員編。
3
本病の防疫対策は、ウイルスの撲滅を図り、常在化を防止するため、原則としてワクチ
ンを使用せず、検査による早期発見と患畜及び疑似患畜の迅速な摘発・淘汰等によるもの
とする。
4
本病の発生時には、国、県、市町、関係団体、家きん等(家きん及び家きん以外の鳥類
(飼養されているものに限る。)をいう。以下同じ。)の所有者(管理者を含む。以下同じ。)
が共通の認識の下に連携し、迅速かつ徹底した防疫措置を強力に推進することにより、早
期終息を図る。
5 香川県における鳥インフルエンザ防疫対策組織図及び分掌事務は次のとおりとする。
(1)鳥インフルエンザ防疫対策組織図
(2)香川県鳥インフルエンザ対策本部幹事課及び分掌事務
(3)香川県鳥インフルエンザ対策本部総括班及び家畜防疫対策班の分掌事務
(4)現地における防疫対策組織及び分掌事務
4
(1)鳥インフルエンザ防疫対策組織図
国
県
農林水産省鳥インフルエンザ
防疫対策本部
(本部長:農林水産大臣)
香川県鳥インフルエンザ
対策本部
(本部長:知事)
○動物衛生課
○安全管理課
(中四国農政局)
現 地
(副本部長:副知事)
本部員
役割
厚生労働省
(厚生労働省大臣)
5
(副本部長:○○)
本部員
◎現地・各家保
○初動防疫班
○施設・補給班
農林課長
保健福祉課長
商工観光課長
防疫施設係
資材調整係
経理係
会計課長
建設課長
○発生地班
消毒係
評価係
殺処分係
搬出係
汚染物品回収係
埋却係
立入制限係
搬送焼却係
○防疫班
消毒ポイント・
移動規制係
追跡係
検診係
税務課長
役割
総務対策班
防疫対策班
経営安定対策班
財政対策班
交通規制対策班
税務対策班
教育対策班
・・・
○結核感染症課
総括班
家畜防疫対策班
健康対策班
防疫施設班
要員班
経営対策班
広報班
予算班
県民生活班
学校対策班
危機管理班
野鳥調査班
水質検査班
廃棄物処理班
食の安全班
税務班
関連業者経営対策班
公安班
連絡調整係
要員調整係
市町鳥インフルエンザ
防疫対策本部
(本部長:市町長)
・・・
政策部長
総務部長
危機管理総局長
環境森林部長
健康福祉部長
商工労働部長
農政水産部長
土木部長
教育長
警察本部本部長
◎現地事務所
(現地家保に常駐)
市 町
○病性鑑定班
◎保健福祉事務所
○健康対策班
総務係
疫学調査係
相談係
衛生対策係
着脱指導係
健康調査係
環境対策係
:伝達系統
( 2 ) 香川 県 鳥 イ ン フ ル エ ン ザ 対 策 本 部 幹 事 課及 び 分 掌 事 務
組織部名
班 名
(対策本部構成員) (担当課名)
政策部
(政策部長)
総務部
(総務部長)
知事公室
(知事公室長)
危機管理総局
(危機管理総局長)
環境森林部
(環境森林部長)
予算班
政策課
予算課
学校対策班
(私学)
総務学事課
要員班
人事・行革課
税務班
税務課
(県税事務所)
広報班
広聴広報課
危機管理班
危機管理課
県民生活班
くらし安全安心課
水質検査班
環境管理課
野鳥調査班
みどり保全課
廃棄物処理班
健康対策班
学校対策班
(保育所)
健康福祉部
(健康福祉部長)
商工労働部
(商工労働部長)
幹事課名
健康対策班
分掌事務
防疫対策に係る予算に関すること
私立学校の幼児児童生徒の指導に関すること
・各学校への情報提供及び情報収集
・幼児児童生徒及び保護者の不安解消のための説明、指導等
要員の確保に関すること
・県職員の動員等
・県外からの家畜防疫員の受入
県税の納税に関すること
広聴、広報活動及び報道機関に関すること
・記者発表を行うための調整、取材活動の調整
・県の活動状況、風評被害防止対策等の広報活動等
危機管理に関すること
・自衛隊の派遣要請等
消費者相談に関すること
・消費者からの相談、問い合わせへの対応(HP)等
飲用水、水環境の保全に関すること
・埋却場所周辺の公共用水域及び飲用井戸の水質検査
死亡野鳥等の検査・調査、病傷野鳥の保護等に関すること
・野鳥に関する相談窓口(HP)等
廃棄物の処理に関すること
・廃棄となる鶏卵等を処分する一般廃棄物処理施設の確保、
連絡調整等
県民の健康の保持及び増進に関すること
健康福祉総務課
・県民からの健康相談、問い合わせへの対応等
(保健福祉事務所)
・養鶏場従事者、防疫作業従事者等の健康調査等
保育所の幼児児童の指導に関すること
子育て支援課
・各保育所への情報提供及び情報収集
・児童及び保護者の不安解消のための説明、指導等
人の感染症対策に関すること
薬務感染症対策課 ・人の健康に関する相談窓口(HP)
廃棄物対策課
食の安全班
生活衛生課
食の安全、動物愛護に関すること
・ペットの病気に関する相談窓口(HP)
・食品に関する相談窓口(HP)
・埋却場所に関すること
関連業者
経営対策班
経営支援課
関連事業者の経営安定に関すること
・経営・融資に関する相談窓口(HP)
・中小企業制度融資による支援等
総括班
経営対策班
農政水産部
(農政水産部長)
家畜防疫
対策班
防疫施設班
対策本部の企画調整に関すること
・対策に関する各班の連絡調整
農政課
要員に関すること
・県職員の動員計画、調整等
畜産農家の経営安定等に関すること
農業経営課
・畜産農家の経営に関する相談窓口(HP)
(普及センター)
・畜産農家の経営に対する資金等による支援
家畜防疫及び関連対策に関すること
・発生農場の清浄化及びまん延防止活動
畜産課
・鶏、うずら、あひるの病気に関する相談窓口(HP)等
(家畜保健衛生所)
防疫資材の調達、購入
要員運搬用バスの手配
土地改良課
初動防疫時の防疫施設の設置に関すること。
(土地改良事務所) 埋却時の土木関係に関すること。
土木部
(土木部長)
防疫施設班
土木監理課
(土木事務所)
教育委員会
(教育長)
学校対策班
(公立)
高校教育課
保健体育課
警察本部
(本部長)
公安班
生活環境課等
初動防疫時の防疫施設の設置に関すること。
消毒ポイントの設置・運営
公立学校の児童生徒の指導に関すること
・各学校への情報提供及び情報収集
・幼児児童生徒及び保護者の不安解消のための説明、指導
犯罪の捜査、治安に関すること
拾得鶏等の対応に関すること
*各部の主管課は、要員確保と幹事課の所管事務を補完する
6
(3)香川県鳥インフルエンザ対策本部総括班及び家畜防疫対策班の分掌事務
農政課
担当者
総括班
班長
業 務
副班長
(政策主幹)
総務班総括、県防疫対策会議の進行
(課長補佐) 現地事務所との連絡調整、広報資料の確認
連絡調整係
係員
県対策本部との連絡調整
市町との連絡調整
要員調整係
係員
県職員の要員調整
畜産課
担当者
家畜防疫対策班
班長
(畜産課長)
副班長
(副課長)
防疫対策係、広報係、庶務係総括
四国四県畜産課長間連絡担当
中国四国農政局高松地域センター連絡担当
四国地方整備局連絡担当
係員
現地情報収集・整理・取りまとめ、
国等関係機関への連絡調整、告示
農林水産省、県外畜産課等の対応
移動制限区域設定、告示等の事務、手当金等
の支出事務、市町との連絡窓口
係員
防疫情報の授受と収集、状況記録
家畜防疫対策班内部の情報の授受と収集を含
む。
総括
(生産流通GL)
広 報 係
備 考
防疫対策係総括
防疫方針の策定、情勢分析
現地家保、各家保との連絡調整
総括
(衛生環境GL)
防疫対策係
業 務
広報係総括
報道対応
広報資料は、総括班と調整を行う。
係員
対策会議の資料作成
広報資料の作成・HPの作成
係員
総括
(総務・経営GL)
庶務係総括
所要経費の確保と支出事務
補正予算編成
係員
病性鑑定材料の輸送係
県民からの相談窓口
関係団体等との連絡窓口
病性鑑定材料を現地家保(病鑑)で受取り、動
物衛生研究所に輸送する。
係員
県外等庁外要員者の手配と対応
業者との契約等の事務
土木工事請負、消毒業務委託、バス・トラッ
ク契約、弁当契約等
係員
病性鑑定材料の輸送係
病性鑑定材料を現地家保(病鑑)で受取り、動
物衛生研究所に輸送する。
庶 務 係
7
(4)現地における防疫対策組織及び分掌事務
◎現地事務所(現地家保に設置)
○責任者:畜産課家畜防疫主幹
係長・係員
その他の係員
業 務
1連絡調整係
畜産課員
市町職員
県対策本部総括班、市町策本部との連絡調整、
焼却施設、埋却地に関する調整、資料作成、現
地活動の記録、農家への情報提供
2要員調整係
〃
〃
防疫従事者の手配・調整等、超勤管理、一次・
二次集合場所での県職員等の受入、飲食料の手
配
◎現地家畜保健衛生所
○責任者:家畜保健衛生所長
係長・係員
≪初動防疫班≫
その他の係員
家保職員
業 務
異常家きん等発生時の初動防疫
≪施設・補給班≫
○施設・補給班長 :家保庶務課長
係長・係員
家保、土地改良事務所、土
木事務所職員
1防疫施設係
2資材調整係
家保、畜試職員
3経理係
家保庶務課員
その他の係員
業 務
市町職員、民間等
現地作業場の設置、埋却に関する事務
農業改良普及センター、市
町職員
必要資材の手配等
経理全般
≪発生地班≫
○発生地班長
:家保家畜防疫主幹
○発生地副班長 :家保防疫課長
係長・係員
その他の係員
業 務
1消毒係
家保職員
県、市町職員等
発生農場の消毒
2評価係
〃
団体職員、市町職員等
3殺処分係
〃
県、市町職員等
4搬出係
畜試職員
〃
患畜及び疑似患畜、汚染物品の評価
患畜及び疑似患畜の殺処分、処分家きんの農場
からの搬出
処分家きんの農場からの搬出
5汚染物品回収係
〃
〃
汚染物品(卵、飼料、鶏糞等)の回収
6埋却係
〃
〃
汚染物品の埋却処分
7立入制限係
〃
〃
発生農場への通行制限
8搬送焼却係
〃
〃
処分家きんの処理施設までの搬送及び焼却処理
◎東部家畜保健衛生所 病性鑑定室
○班長:病性鑑定室長
係長・係員
≪病性鑑定班≫
その他の係員
病性鑑定室職員、家保職員
業 務
異常家きん等の病性鑑定
◎各家畜保健衛生所
≪防疫班≫
○防疫班長 :家保家畜防疫主幹
係長・係員
1消毒ポイント・
移動規制係
2追跡係
3検診係
その他の係員
業 務
家保職員
県、市町職員等
消毒ポイントの設定と設置、監督・管理
〃
〃
家保、畜試職員
農業改良普及センター、
県、市町職員等
疫学関連農場等の立入検査
発生状況検査、家きん卵ひな出荷監視検査
GPセンター等の再開のための確認、清浄性確
認検査
◎現地保健福祉事務所
≪現地・健康対策班≫
○現地・健康対策班長 :保健福祉事務所長
係長・係員
1総務係
2疫学調査係
3相談係
4衛生対策係
その他の係員
保健福祉事務所員
業 務
連絡調整、人員・資材等の確保等
〃
〃
〃
養鶏従事者等関係者の積極的疫学調査
近隣住民の相談対応
食鳥処理施設への立ち入り調査等
5着脱指導係
〃
防護服着脱指導
6健康調査係
〃
防疫作業従事者の作業中の健康調査
7環境対策係
〃
環境対策に関すること
8
第3
Ⅰ
1
発生時の防疫対応
異常家きん等の届出から簡易検査結果判明までの対応
家畜保健衛生所(現地家保)の対応
異常家きん等の届出を受けた家畜保健衛生所(以下「現地家保」という)は、以下の対応を
行う。(モニタリング検査で発見された場合は、国防疫指針第4の5に基づき対応する。)
(1)現地家保の対応
1) 現地家保は、異常家きん等の届出を受けた場合は、届出者等に対し、全ての家きんと物
について、当該農場からの移動自粛等の必要な指導を行う。(「異常家きん等の届出を受け
た際の報告(様式1)の8項」、国防疫指針第4の1の(2)参照)
2) 現地家保は、様式1を畜産課にFAX等で報告し、電話で随時追加報告する。
3) 現地家保は、東部家畜保健衛生所病性鑑定室(以下「病性鑑定室」という。)に病性鑑定
の準備を依頼する。
4) 当該農場に初動防疫班(家畜防疫員)を派遣し、立入検査を実施する。
(2)当該農場での初動防疫班の対応
1) 初動防疫班は、当該農場に到着した後、車両を農場の敷地外に置き、防護服等を着用し
て農場内に入る。
2) 家きんの状況及び死亡羽数の推移を確認するとともに、臨床検査と併行し、死亡家きん
及び異常家きん(異常家きんがいない場合には、生きた家きん)のそれぞれ複数羽を対象
とした簡易検査を行う。
3) 簡易検査が終了次第、家きんの状況、死亡羽数の推移及び簡易検査の結果(民間獣医師等
が行った簡易検査や血清抗体検査により陽性となったことが確認できた場合を含む)を現
地家保に電話で報告する。
(注意事項)簡易検査陰性の場合
初動防疫班は、現地家保所長等と電話で協議し、総合的な判定を行う。(立入検
査の臨床症状、法第13条の2で指定する症状、国防疫指針の第4の1の(1)
の③の症状等を考慮する)
協議の結果、「鳥インフルエンザの否定が困難」と総合判定した場合は、簡易検
査陽性の場合の対応を行う。「鳥インフルエンザを否定」と総合判定した場合は、
通常の病性鑑定等の対応を行う。
(3)施設・補給班(資材調整係)の対応
1)
資材調整係は、当該農場の既存の防疫計画書に基づき、必要資材機材の数量を確認
し、以下の①~④を確認する。
①家保の備蓄品一覧
②市町の備蓄品一覧
③班別配送リスト
④資材取扱業者・単価契約リスト
2) 資材調整係は、畜産課からの異常家きん発生の連絡を受け、畜産試験場の係員とトラ
ックの確保を行う。
2
病性鑑定班の対応
病性鑑定班は、現地家保から異常家きん等の届出があった旨の連絡をうけ、病性鑑定の準
備を開始する。
9
3
畜産課の対応
畜産課は、現地家保から異常家きん等の届出の報告により、防疫対応の準備を行う。
(1) 現地家保以外の家畜保健衛生所(以下「各家保」という。)と畜産試験場へ連絡し、家畜
防疫員の確保、備蓄資材の点検、消毒ポイント設置等の防疫対応の準備を指示する。
(2) 現地家保、各家保と協議して、Ⅱの3の(1)の1)の④及び2)に係る情報収集を開始
する。
(3) 評価人の任命準備
家畜防疫員、家畜防疫員以外の地方公務員で畜産の事務に従事するもの及び地方公務員
以外の者で畜産業に経験のあるもののうちからそれぞれ1名以上選定する。
(4) 家畜等の移動の制限の告示、通行の制限又は遮断の手続きの準備を行う。
4
各家保の対応
各家保は、畜産課から異常家きん等の届出の連絡を受けた後、家畜防疫員の確保、備蓄資
材の点検、消毒ポイント設置等の防疫対応の準備を開始する。
10
Ⅱ
簡易検査陽性決定から遺伝子検査結果判明までの対応
1 現地家保の対応
(1)現地家保の対応
1) 初動防疫班から簡易検査陽性の報告を受けた現地家保は、当該農場に、病性鑑定材料
の輸送要員の派遣を行う。同時に、必要に応じて緊急消毒機材の搬送を行う。
2) 畜産課へ報告するとともに、病性鑑定班へ病性鑑定を依頼する。
3) 初動防疫班からの死亡羽数の推移及び簡易検査の状況等の報告から、以下の①~⑤に
ついて、作成出来次第、畜産課に報告する。
① 異常家きんが所在する農場等に関する疫学情報(現地調査票)(様式2)
② 様式2関連調査
ア 農場の飼養及び死亡の推移(様式3)
イ 人・車両の出入り(様式4)
ウ 生産物等の出荷先状況(様式5)
③ 農場従事者等名簿記入用紙(様式6)
④ 疑似患畜及び患畜となるおそれがある家畜が飼養されている農場(発生農場を除く。
以下「疫学関連農場」という。)及び食鳥処理場等の施設(疫学関連農場を除く。以下
「疫学関連施設」という。併せて以下「関連農場等」という。)の名称(様式7)
⑤ 防疫計画(素案)
4) 当該市町へ状況を連絡し、以降の当該市町との連絡窓口は県対策本部家畜防疫対策班
となる旨を伝える。
5) 防疫措置を行う動員者(以下「防疫作業従事者」という。)の健康調査会場の選定、必要
な設備の準備を含めた防疫計画(素案)を作成し、畜産課に報告する。
6) 畜産課、各家保と協力して消毒ポイントの設置場所等の検討を行う。
7) と殺指示書を作成する(国防疫指針様式7)。
8) 家きん等の移動の制限
現地家保は、畜産課からの指示を受け、初動防疫班に以下の①~③を指示する。
① 法第32条第1項の規定に基づき、当該農場の生きた家きん、家きん卵、家きんの
死体、敷料、飼料、排せつ物等及び家きんの飼養器具の移動を制限する。
② 当該農場への関係者以外の者の立入りを制限する。
③ 当該農場の出入口及び当該農場で使用している衣類・飼養器具を消毒する。
9) 当該市町、土地改良事務所、農業改良普及センター、土木事務所、民間等に防疫施設
係員、資材調整係員の参集を依頼する。
(2)現地家保
施設・補給班の対応
各係は、以下の業務を行う。
1)防疫施設係
①
当該農場に、立入制限ポイント、現地作業場等を設置する。
2)資材調整係
①
資材調整係(家保)は東部家保の備蓄資材の輸送を資材調整係(畜産試験場)に要請す
る。
② 資材調整係(畜産試験場)は、東部家保の備蓄資材の輸送を開始する。
③ 資材の取扱業者に在庫確認と夜間の連絡先を確認する。
④ 各種書類(注文請書、物品購入伺、受払台帳等)を準備する。
(3)当該農場での初動防疫班の対応
1)
検査等
採材等
初動防疫班は、気管スワブ、クロアカスワブ、血液及び死亡家きんの臓器を検体とし
て採材する。血液は、死亡家きんの同居家きん10羽から採材する。家きんの臓器は、
①
11
死亡家きん5羽、異常家きん5羽、計10羽の以下ア~ウのものとする。なお、臓器を
採材した場合、気管スワブ、クロアカスワブは病性鑑定室にて採材する。
ア 呼吸器系(喉頭、気管、肺)
イ 心臓および腹腔内臓器(肝臓、脾臓、腎臓、腺胃からクロアカにかけての消化器)
ウ 神経系(頭部)
検体は、個体ごとにアとイウの2組に分けてビニール袋等に入れ密閉し、外側を
消毒する。クーラーボックス等に収容し、外側を消毒する。
② 検体の輸送
現地家保から派遣された輸送要員は、当該農場出入口でクーラーボックス等を受け
取り、ビニール袋等で包装し、徹底したウイルスの散逸防止の措置を施し、病性鑑定
室に搬送する。
③ 初動防疫班は、検査概況等を現地家保に報告する。
2) 農場管理者への指導
初動防疫班は、病性鑑定結果が判明するまでの間、当該農場を監視下に置くとともに、
本病の発生に備え、農場管理者に対し、以下の①~⑥を指導する。
① 生きた家きん、汚染物品(家きん卵、家きんの死体、敷料、飼料、排せつ物等及び
家きんの飼養器具等)の移動の自粛
② 人、車両の農場の出入自粛
③ やむなく車両等が農場内に入る場合、出入りに際しての徹底した消毒
④ 従業員の農場外の家きん等の飼育場所への立入りの自粛
⑤ 飼料会社、集卵業者、食鳥業者、廃鶏業者等に連絡し、来場しないよう要請
⑥ 農場の出入口及び当該農場で使用している衣類・飼養器具を消毒
なお、現地家保から法32条第1項の規定に基づく移動制限の告示完了の連絡を受
け次第、移動制限を実施
また、法15条の規定に基づく通行制限の手続き完了の連絡を受け次第、通行制限
を実施
3) 状況調査
初動防疫班は、以下の①~④について、調査し、現地家保に報告する。
① 異常家きんが所在する農場等に関する疫学情報(現地調査票)(様式2)
② 様式2関連調査
ア 農場の飼養及び死亡の推移(様式3)
イ 人・車両の出入り(様式4)
ウ 生産物等の出荷先状況(様式5)
③ 農場従事者等名簿記入用紙(様式6)
④ 疑似患畜及び患畜となるおそれがある家畜が飼養されている農場(発生農場を除く。
以下「疫学関連農場」という。)及び食鳥処理場等の施設(疫学関連農場を除く。以下
「疫学関連施設」という。併せて以下「関連農場等」という。)の名称(様式7)
4) 農場(鶏舎外)の緊急消毒
① 初動防疫班は、ウイルスの散逸を防止するため、農場敷地内の鶏舎、飼料倉庫、関
連施設の外部等の消毒を実施する。
② 敷地の出入口付近に消毒設備を設置し、当該敷地から出る車両等は、逆性石鹸製剤
を用いて噴霧消毒を行う。
5) 既存防疫計画の確認
家畜防疫員は、状況調査をもとに殺処分、焼埋却等の既存防疫計画の修正案を現地
家保に報告する。これを基に現地家保が次に掲げる事項を内容とするⅡの1の(1)
の3)の⑤の防疫計画(素案)を作成する。
・予想される防疫対応に必要な人員、資材等
・殺処分の方法
・殺処分家きん及び本病のウイルスに汚染された恐れのある物品(以下「汚染物品」と
いう。)の処理量
・殺処分家きん及び汚染物品の処理方法及び処理場所
12
・農場の消毒に必要な設備
2 病性鑑定班の対応
(1)検査
病性鑑定班は、検体到着後直ちに以下の検査を行う。
1) 簡易検査
2) H5又はH7亜型に特異的な遺伝子を検出する遺伝子検査(PCR検査及びリアルタ
イムPCR検査、以下「遺伝子検査」という)
3) 寒天ゲル内沈降反応による血清抗体検査
4) ウイルス分離検査
これらの検査は、国防疫指針別紙1や最新の家畜伝染病早期診断体制整備委託事業鳥
インフルエンザ遺伝子検査用試薬リアルタイムPCR法(Probe法、SYBR法)
操作マニュアル(以下、
「操作マニュアル」という。)等、適切と認められた方法による。
(2)結果の報告等
病性鑑定班は、それぞれの結果を随時、現地家保及び畜産課へ報告する。
1) 分析データの送付
病性鑑定班は、以下のデータを畜産課へ電子メールで送付する。
(畜産課は、病性鑑定
班から送付された以下のデータについて、農林水産省消費・安全局動物衛生課(以下、
「動物衛生課」という。
)とあらかじめ協議した上で、独立行政法人農業・食品産業技術
総合研究機構動物衛生研究所(以下、「動衛研」という。)に電子メールで送付する。)
①リアルタイムPCR検査によりH5又はH7亜型に特異的な遺伝子が検出された場合
の生データ
②操作マニュアルに記載の解析結果画像ファイル
③PCR検査によりH5又はH7亜型に特異的な遺伝子が検出され、リアルタイムPC
R検査が未検出の場合は、畜産課が動物衛生課と協議した結果、必要とされるデータ
2) 遺伝子増幅産物及びウイルスの送付
次のいずれかに該当する場合は、遺伝子増幅産物及び分離されたウイルスを独立行政
法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所に送付する。
送付は、あらかじめ畜産課が動物衛生課と協議した上で決定する。
病性鑑定班は、送付の準備及び病性鑑定依頼書(国防疫指針様式第5)を作成する。
(動衛研へ搬送は、畜産課担当が行う)
① 遺伝子検査の結果、H5又はH7亜型に特異的な遺伝子が検出された場合
② ウイルス分離検査の結果、赤血球凝集能があるウイルス(赤血球)凝集抑制反応試験
(以下HI試験」)により、ニューカッスル病ウイルスではないことを確認したものに
限る。)が分離された場合
3 県対策本部の対応
(1)畜産課(家畜防疫対策班)の対応
畜産課は、現地家保から簡易検査陽性の報告を受け、県対策本部幹事長(農政水産部長)に報
告後、家畜防疫対策班を組織して以下の防疫対応を開始する。
県対策本部幹事長(農政水産部長)は、県対策本部長(知事)に、簡易検査陽性と防疫対応を開
始した旨を報告する。
1)動物衛生課への報告・協議
① 動物衛生課あて、死亡羽数の推移及び簡易検査の結果の状況等の情報(様式1、2)を
報告するとともに、報道機関への公表について協議する。
② 動物衛生課と協議の上、直ちに法第32条第1項の規定に基づき、当該農場の生き
た家きん等の移動の制限を現地家保へ指示する。
③ 法第15条(通行の制限)による当該農場への関係者以外の者の立ち入りを制限する。
④ 遺伝子検査陽性判定時に備えた準備として、以下のア~カについて措置を講じ、動
13
物衛生課に報告する。
ア 当該農場における家きん舎等の配置の把握
イ 周辺農場における家きんの飼養状況の整理(様式8、9)
ウ 家きんの殺処分に当たる人員及び資材の確保
エ 患畜又は疑似患畜の死体の埋却地又は処理施設の確保(農林水産省の保有する移
動式焼却炉の利用の有無を含む。)
オ 消毒ポイントの設置場所の検討
・マップシステムにより消毒ポイントをリストアップし、現地家保、各家保と検討
カ 当該農場の所在する市町、隣接県及び関係機関への連絡
2) その他の情報収集
① 当該農場が生産物を出荷しているGPセンター及び食鳥処理場等の取引状況の把握
② 想定される制限区域内の家きん飼養農場から生産物を出荷しているGPセンター及
び食鳥処理場等の出荷状況の把握
3)県対策本部幹事課への連絡・指示
① 各家保、畜産試験場へ防疫対応の開始を指示
② 農政課へ総括班の設置と防疫対応の開始を依頼
ア 防疫措置に必要な要員確保(各部に動員予定者の参加可否の確認)
イ 動員名簿の作成
③ 健康福祉総務課:健康対策班の設置と防疫作業従事者の安全確保対策の準備開始を
依頼
④ 土地改良課:現地防疫施設の設置と埋却工事の協力依頼
⑤ 土木監理課:消毒ポイント立ち上げの協力依頼
4) 県対策本部の設置
ア 県対策本部室の確保(19F農政水産部会議室)
イ 電話、FAXの引き込み
ウ 庁内LANの引き込み(情報政策課)
5) 現地事務所の設置
・現地家保内に現地事務所を設置する。
発生場所
現地事務所
東部家保本所管内
東部家保本所
小豆支所管内
小豆総合事務所
西部家保本所管内
西部家保本所
西讃支所管内
西讃支所
6) 関係機関等への連絡・要請
① 当該市町への連絡・要請
・異常家きんの発生状況
・防疫対策時の集合場所(健康調査会場等)の提供
・市町対策本部の設置準備
・評価人の選定準備
・防疫機材等の手配準備
・焼却施設との協議
・埋却候補地の検討
② 制限区域のかかる隣県に連絡
③ 中国四国農政局高松地域センター、国土交通省四国地方整備局、四国運輸局に連絡
し、疑似患畜(遺伝子検査陽性)決定に備え、防疫対応の応援を依頼
【3の(2)の3)の県対策本部会議(幹事会議)の後、以下の対応を実施】
④ 四国3県及び近県、県内市町に連絡
⑤ 香川県建設業協会、JA等関係業者に連絡し、防疫対応を要請
⑥ 獣医師会等の関係団体に連絡し、疑似患畜(遺伝子検査陽性)決定に備え、防疫対
応の応援を依頼
14
7)疑似患畜決定までの対応
疑似患畜決定時、即時に防疫活動が実施できるよう、県対策本部各班と連携し、準備
を行う。
① 状況に応じて、市町及び畜産関係者等を参集した緊急防疫会議を開催する。
② 消毒ポイント設置に当たっての対応
・消毒ポイントは、家畜防疫対策班がマップシステムにより選定し、家畜防疫対策班、
現地家保との協議により決定する。
・飼料運搬車両等の畜産関連車両を消毒するために、飼料販売及び運送業者等を参集
するなど、消毒ポイントの設置場所等について周知する。
・消毒ポイントの設置にあたっては、道路使用許可及び道路一時占用許可等を申請す
る。
・消毒ポイントの設置、運営、機材の手配を調整する。(直営、民間委託等)
・消毒ポイントを設置するまでの間、飼料工場及び発生農場での消毒を徹底して実施
するよう飼料販売及び運送業者を指導する。
・高速道路等を利用する車両について、各インターチェンジにおける消毒マットの設
置等による車両消毒を実施する必要があれば、高速道路等の道路管理者に施設の利
用を依頼する。
③ 防疫施設班に農場入口の更衣・休憩等の簡易施設等の設置を指示する。
④ 県内の家畜防疫員では対応が困難と判断される場合には、国に対して、不足員数、
派遣要請期間及び予定活動内容を連絡し、他都道府県の家畜防疫員及び関係機関の人
員の派遣について調整を依頼する。
(2)農政課(総括班)の対応
1)
県対策本部の対応準備
総括班は、県対策本部会議(幹事会議)の開催準備を行う。
2) 県庁内防疫作業従事者への連絡
① 総括班連絡調整係は、県庁内各幹事課担当者に連絡し、各班の対応準備を依頼する。
② 農政課政策主幹に連絡し、各部防疫作業従事者の参加準備を要請する。
動員予定者の参加可否の確認
県対策本部
(農政水産部政策主幹)
動員(人数)要請
動員名簿報告
各部局 政策主幹
部 局 内
各 課
通知、動員確認
動 員 予 定
可否報告
者
15
3)
香川県対策本部会議(幹事会議)の開催
香川県鳥インフルエンザ対策本部設置要綱に基づき、県対策本部会議(幹事会議)を開催
する。
県対策本部会議(幹事会議)議題
・疑い事例確認の状況報告
・国との協議結果報告
・防疫計画の決定
4)
報道機関への情報提供(公表)
報道機関に県対策本部会議(幹事会議)開催の情報提供(国防疫指針様式6)。
① 簡易検査陽性の公表(農林水産省と同時公表)
② 発生状況報告
③ 防疫計画の内容
5)県対策本部会議(幹事会議)の後、直ちに動員予定者に対し、動員要請を行う。防疫計画に基
づき、県職員の動員計画を作成し、集合場所、時間等を指示する。
動員予定者への通知
県対策本部総括班
動員要請
(集合場所、時間等)
各部局 政策主幹
部 局 内 各 課
動 員 予 定 者
6)自衛隊への派遣要請
県動員者での対応が困難と判断される場合には、危機管理課を通じ、自衛隊の災害担当窓
口に対し、発生状況、派遣を希望する期間、区域、活動内容について連絡する等の手続きを
行う。
(3)健康福祉総務課(健康対策班)の対応
1) 健康福祉総務課は、家畜防疫対策班から簡易検査陽性の連絡を受けた後、県・健康対策
班の設置と現地・健康対策班の設置による防疫作業者の安全確保対策の対応を開始する。
16
4 各家保(防疫班)の対応
(1)防疫対応の開始
防疫班は、家畜防疫対策班からの指示を受け、資材調整係と連携し、防疫対応を開始する。
1) 防疫資材の確保
2) 動力噴霧器の確保
3) 想定される移動制限区域内及び搬出制限区域内の農場等の確認(様式8、9)
4) 想定される移動制限区域内及び搬出制限区域内の農場等から出荷しているGPセンター
及び食鳥処理場等への生産物の出荷状況の確認
5) 職員の担当班への配置
6) 当該市町、農業改良普及センターに検診係員参集を依頼
7) 消毒ポイント・移動規制係は、県土木事務所と協力して消毒ポイントの設置を実施
(2)移動自粛等の要請
1)
想定される移動制限区域内及び搬出制限区域内の養鶏農家、家きん以外の鳥類の所有
者、畜産関係者への連絡と移動自粛を要請
2) 関連農場等の管理者に対し、同居歴による疑似患畜の隔離の要請
3) 関連農場等の管理者に対し、生きた家きん、家きんの卵、糞及びたい肥等の移動の自粛
要請
4) 関連農場等への人や車両の立入制限及び消毒の徹底の要請
5) 関連農場等への立入検査を実施し、異常の有無の確認
6) 飼料会社、集卵業者、食鳥業者、廃鶏業者等に配送の自粛を要請
5
現地事務所の対応
防疫計画に基づく防疫活動を円滑に進めるため、現地事務所長(畜産課家畜防疫主幹)の指示
のもと、防疫作業完了まで、情報の収集・管理の徹底、市町関係団体との連絡調整を行う。
また、防疫活動が進むにつれて、発生地班の防疫活動など複数の業務が同時に進行すること
から、各班係の進行管理を行い、県対策本部総括班に報告する。
(1)連絡調整係
1)
2)
県対策本部、市町対策本部、警察署、市町、関係団体との連絡調整を行う。
焼却処分場との調整
・焼却処理のため、市町に一般焼却処分場の使用を求める。
・処理を急ぐ場合は、産業廃棄物処理施設を活用することも検討する。
・一般焼却施設が複数必要な場合は県対策本部総括班に調整を依頼する。
3) 埋却地の調整
・市町及び環境対策係と協議し、現地調査(水源、飲用井戸、地下水、土質、地理条件、面
積)を市町に依頼する。
・市町と共同で、発生農場周辺の地元住民に対して説明を行い、正確な情報を提供すると
ともに防疫活動への支援と協力を要請する。
・埋却地の候補が決定すれば、市町と共同で地元住民に対する現地説明会を開催し、理解
を得る。埋却地が決まらなければ、引き続き調整を行う。
(2)要員調整係
1) 県対策本部総括班から、動員名簿の提出を受け、各班から提出された必要人員を配置調整
した配置名簿を発生地班の各係長に通知する。また、配置名簿、集合時間・場所を総括班に
返送する。
2) 市町、現地健康対策班と協力し、集合場所に健康調査会場を設営する。
17
6
保健福祉事務所(現地・健康対策班)の対応
(1)現地・健康対策班は、健康福祉総務課からの連絡により、安全・安心対策班を中心に、速
やかに所内健康危機管理対策会議を開催し、体制整備と活動方針を決定する。
(2)健康調査会場を設営し、健康調査を開始する。作業概要については、
「香川県高病原性鳥
インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザ防疫マニュアル(保健福祉事務所編)」に記
載する。
18
Ⅲ
疑似患畜(遺伝子検査陽性)決定後の対応
1 県対策本部の対応
(1)家畜防疫対策班
1)報告及び連絡
① 家畜防疫対策班は、病性鑑定班から遺伝子検査陽性の報告を受け、直ちに動物衛生課
に報告する。
② 農林水産省において病性を判定し、動物衛生課より疑似患畜であると判定する旨の連
絡(法第13条の2 第5項)を受け、県対策本部長、本部員、幹事会員にその結果を
報告し、対策本部各班に対応の開始を要請する。
③ 現地事務所、現地・各家保、畜産試験場へ疑似患畜であると判定された旨の連絡を行
う。
④ 疑似患畜であると判定された旨及び発生農場の所在地について、以下のア~エに連絡
を行う。
ア 当該家きんの所有者
イ 県内の市町
ウ 獣医師会、生産者団体その他関係団体
エ 近県
2)業務
① 現地家保に防疫計画に基づく防疫対応を指示する。
② 疑似患畜の発生について公表する。
・患畜または疑似患畜の公表は、国と県が同時に行う。(国防疫指針様式6)
③ 移動・搬出制限区域設定
・本病のまん延を防止するため、生きた家きん、その死体又は家畜伝染病の病原体を
ひろげるおそれがある物品の区域内での移動、搬出を法32条に基づき制限する。
(国防疫指針第9参照)
④ 法の規定に基づき以下の告示を行う。
・本病の発生の告示(法第13条)
・家畜等の移動の制限の告示(法32条及び規則第7条)
・家畜集合施設の開催等の制限の告示(法33条及び規則第7条)
・放牧等の制限(ふ卵の停止等)の告示(法34条及び規則第7条)
⑤ 移動制限区域内の農場管理者への対応(現地事務所・連絡調整係に指示)
・移動制限区域内の農場において家きんを飼養する者及びその家族は外出及び帰宅の
際、その都度着替え並びに手指及び靴底等の消毒を徹底することとし、作業着及び
作業靴での外出を禁止する。農場の従業員についても同様とする。
・複数の畜舎を有する農場に対して、畜舎間の家きんの移動を禁止する。
⑥ 消毒ポイントの公表及び飼料運搬車両等を運行する業者に通知する。
⑦ 埋却溝の工事等の契約事務を行う。
19
(2)総括班
1)対策本部会議の企画調整
2)県対策本部各班との連絡調整
3)広報資料の確認(広報班と調整)
4)新聞、牛乳、宅配、郵便事業者等への消毒等の協力要請
5)各班の対応状況の報告を受け、家畜防疫対策班、広報班と協力して、広報班を通じ随時
報道機関に情報提供を実施
6)要員班と協力して、国が派遣する調整員、疫学専門家、緊急支援チーム、疫学調査チー
ム、他県の家畜防疫員を受入
(3)健康対策班
1)
関係機関との連携
・県民からの健康相談に対応する。
・収集した情報や対策本部で決定した内容を保健福祉事務所(以下「保健所」という)等
関係機関に速やかに提供する。
・患者発生に備え、医師会等関係機関及び関係部局との連携を図るとともに、県内の
医療機関等へ情報提供する。
・県医師会に対し、ヒトの感染が疑われる者を診察した場合は、直ちに最寄の保健所
に届け出るよう周知を行う。
・患者の入院が必要な場合は、十分な感染対策を講じることが可能な医療機関(第二
種感染症指定医療機関)への入院を勧める。
・高病原性鳥インフルエンザに関する県民の関心が高く、正確な情報を伝達すること
で県民の安心感を与えるためにも、患者発生時には、個人情報に十分留意しつつ迅
速に情報提供を行う。
・保健所の健康調査の実施状況等について報告を求める。
2) 高病原性鳥インフルエンザ発生養鶏場の従事者等に対し、積極的疫学調査を実施す
る。
・経営者、経営者の家族、養鶏業の従事者、従事者の家族で高病原性鳥インフルエン
ザに感染し、又は感染した疑いのある家きん又は愛玩鳥又は家きん以外の鳥類(以
下「感染家きん」という。)や汚染された場所・物件等に接触のあった者
・感染家きんを殺処分したり、その殺処分されたばかりの鶏肉を加工した者
・その他感染家きんと接触があり、健康調査が必要であると保健所長が認める者
(4)防疫施設班
①
②
消毒ポイントの業務開始
埋却時の土木関係事務
・工事請負契約(契約事務は家畜防疫対策班経理係)
・家きん、飼料等汚染物品の運搬業務委託
・トラック・重機等のレンタル事務
(5) 要員班
①
②
県職員の動員調整
国が派遣する調整員、疫学専門家、緊急支援チーム、疫学調査チーム、他県の家畜防
疫員の受入準備
③ 作業時間の把握
(6)経営対策班
①
②
③
畜産農家の経営に関する相談窓口の設置
畜産農家の経営に対する資金等による支援等
想定問答集の作成(事前に)
20
(7)広報班
①
②
③
④
報道発表を行うための調整
取材活動の調整
総括班の指示により、県の活動状況を集めての広報活動
風評被害防止対策等の広報活動
(8)予算班
①
防疫対策に係る予算の確保
(9)県民生活班
①
②
③
消費者からの相談窓口の設置
問い合わせへの対応
想定問答集の作成(事前に)
(10)学校対策班
①
②
③
各学校への情報提供と情報収集
幼児児童生徒及び保護者の不安解消のための説明指導
作成済み学校対策マニュアルによる農業高校への対応
(11)危機管理班
①
②
自衛隊等の派遣要請
国土交通省四国地方整備局への応援要請
(12)野鳥調査班
①
②
死亡野鳥等の検査
野鳥に関する相談窓口
(13)水質検査班
①
飲用水及び水環境の保全
・埋却場所周辺の公共用水域及び飲用井戸の水質検査
(14)廃棄物処理班
①
廃棄物処理施設の確保と調整
・廃棄となる汚染物品の埋却処分が困難な場合の処理施設の確保と連絡調整等
(15)食の安全班
①
食の安全に関すること
・食品に関する相談窓口
② 動物愛護に関すること
・ペットの相談窓口
(16)関連業者経営対策班
①
②
③
④
経営に関する相談窓口
中小企業制度融資による支援等
問い合わせへの対応
想定問答集の作成(事前に)
(17)公安班
①
立入制限、消毒ポイント設置の支援
21
②
通行の制限又は遮断措置に対する支援
2 現地事務所の対応
(1)連絡調整係
1)
通行制限又は遮断を行う際の住民説明等
・制限及び遮断されるべき場所を管轄する警察署長に通報し、協力を得る。
・関係住民への説明は市町に依頼する。
2) 市町を通じ、発生農場周辺の地元住民、自治会へ情報を提供するとともに、苦情・要
望等に対応する。
3) 養鶏農家、愛玩鳥飼養者等への情報提供は各家保(防疫班)へ指示する。
4) 学校関係者への情報提供については、学校対策班へ協議・依頼する。
5) 報道機関からの問い合わせに対しては、情報の一元化を図るために、家畜防疫対策班
広報係に転送する。
(2)要員調整係
1) 防疫作業従事者の勤務時間を把握し、作業終了後、勤務表を手渡す。(様式12)
2) 集合場所において、防疫作業従事者の誘導、防護服等の配備、配車計画、弁当、飲料水
の手配を行う。
3) 防疫作業従事者の事故、けが等の対応は健康対策班に依頼する。
4) 新たに動員の必要が生じたときには、総括班と協議する。
3
現地家保の対応
(1)現地家保所長は、家畜防疫対策班から動物衛生課が疑似患畜であると判定した旨の連絡を
受け、以下の事項に着手する。
1)患畜又は疑似患畜は、当該農場内で、原則として病性の判定後24時間以内に殺処分を
完了する。
2)患畜又は疑似患畜の死体については、原則として、患畜又は疑似患畜と判定した後72
時間以内に焼却し、又は発生農場若しくはその周辺において埋却する。
3)防疫計画に基づく防疫措置の開始を各班長に指示する。
4)保健所長等への届出
① 現地家保の獣医師は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平
成10年法律第114号)第13条に基づき、感染症発生届(動物)を提出する(保健所
長を経由して都道府県知事に届出)。
② 農場従事者等(鳥インフルエンザに感染した疑いのある家きんとの接触者、感染家き
んを殺処分したり、その殺処分されたばかりの鶏肉を加工したもの)の名簿(様式6)
を作成し、最寄りの保健所(感染症担当)に届出る。
(2)施設・補給班
各係は、以下の業務を行う。
1)防疫施設係
①
②
③
土地改良事務所と協力して埋却工事の執行を行う。
埋却溝の工事、汚染物品等の運搬等の契約を締結後、工事を開始する。
埋却溝の進捗状況の確認を行い、埋却処理の計画を調整する。
2)資材調整係
①
防疫計画に基づき、必要資材機材の数量の調整を行い、不足する資材を直ちに調達す
る。
22
②
各班からの必要資材の購入依頼をとりまとめ、随時見積もりを行うとともに発注す
る。資材の発注、納品がわかるように台帳(注文請け書)を整備し、発注は班長が一括
して行う。注文請け書を基に経理係と連携し、物品購入伺の作成を補助する。
③ 納入された資材は現地家保で納品確認した後、業者に指定の場所への配送を指示する。
原則として、二次集合場所へ配送し、要員の移動の際に現地に輸送する。
④ 不要物は、排出場所毎に一ヶ所に集めておき、市町または産業廃棄物処理場で処理す
る。
3)経理係
①庶務関係書類の作成
ア 消耗品の保管、受払い及び台帳
イ 備品の保管、受払い及び台帳
ウ 物品購入伺の作成、支払い事務
4
各家保(防疫班)の対応
防疫班は、家畜防疫対策班からの指示に従い、以下の対応を行う。
1)県対策本部で決定した防疫計画に基づき、防疫施設班(土木管理課、土木事務所)と協力し、
消毒ポイントの業務を開始する。
2)養鶏農家、家きん以外の鳥類の所有者、畜産関係者に本病発生、移動制限区域設定、当
該区域の食鳥処理場の業務の停止、ふ卵業務の停止等を連絡する。
3)状況により、各家保は市町及び畜産関係者等を参集した緊急防疫会議を開催するととも
に、市町に、対策窓口の設置を要請する。
23
Ⅳ
1
発生農場等の防疫対応
発生農場での対応
発生農場の防疫措置は、現地家保が国防疫指針、本マニュアル及び防疫計画に基づき実施す
る。防疫作業従事者の詳しい作業概要については、香川県鳥インフルエンザ防疫マニュアル(現
地要員編)に記載する。
一日に一度は、各班長及び各係長による班長会議を開催し、各班の防疫措置状況報告、問題
点の整理と解決、翌日防疫措置予定、要員計画の変更等の報告、県対策本部からの情報伝達等
を行い、防疫活動の進捗状況の把握及び情報の共有化を図る。
(1)発生地班
1)発生地班長
①
発生地班長は、家畜の所有者に対し、以下について説明した後、作業に着手する。
ア 高病原性鳥インフルエンザ又は低病原性鳥インフルエンザの概要、関係法令の内容、
所有者の義務及び防疫方針を説明するとともに、家畜伝染病予防法(昭和26年法律
第166号)第52条の3の規定により行政不服審査法(昭和37年法律第160号)
に基づく不服申し立てをすることができないことについて遺漏なく説明する。
イ と殺の義務(法第16条)と殺指示書交付
ウ 死体の焼却等の義務(法第21条)
エ 汚染物品の焼却等の義務(法第23条)
オ 畜舎等の消毒の義務(法第25条)
カ 家畜防疫員は、家畜伝染病のまん延を防止するため緊急の必要があるときは、ア~
オについて、所有者への指示に代えて自らこれを実施することができる。
② 発生地副班長に防疫活動等の写真、動画の記録を指示する。
2)消毒係
ウイルスの撲滅、発生農場外への散逸防止、作業者の感染防止のために消毒を行う。
① 防疫作業従事者数及び資材数量の確保状況を確認し、器材を点検する。
② 要員調整係から配置名簿をもらう。
③ 緊急消毒作業従事者(初動防疫班)と協力して、農場の緊急消毒を継続する。
・消毒薬、殺鼠剤、殺虫剤等を的確かつ迅速に使用し、昆虫、小動物等による病原体の
拡散防止を徹底する。
・農場周辺の道路に消毒薬を散布する。
・散水車を用いて周辺道路を消毒する際は、市町に協力を求める。
④ 防疫作業前後の消毒
⑤ 殺処分した家きん等の消毒
3)評価係
鶏舎別にその鶏種、日齢等を考慮した評価基準表を作成し、適切な価値を評価する。
① 防疫作業従事者数及び資材数量の確保状況を確認し、器材を点検する。
② 要員調整係から評価人名簿をもらう。
③ 作業手順を確認する。
④ 患畜、疑似患畜、汚染物品の評価を行う。
⑤ 殺処分に先立ち、家きんの評価額の算定の参考とするため、殺処分の対象となる代表的
な個体について、体格が分かるように写真を撮影する。
4)殺処分係
殺処分は、動物福祉の観点から、二酸化炭素による安楽死を行う。また、その後の搬出
作業と連携できるように搬出担当と調整しておく。
24
①
②
③
④
要員調整係から配置名簿をもらう。
防疫作業従事者への作業内容(従事者に当日配る資料)及び説明事項を作成する。
防疫作業従事者数及び資材数量の確保状況を確認し、器材を点検する。
殺処分、搬出及び搬送焼却作業ごとの集合時間・場所と誘導方法などを現地事務所・要
員調整係と打合せするなどして、一連の流れをシミュレーションしておく。
⑤ 殺処分係長は、防疫作業従事者に対し、作業手順を説明する。
⑥ 必要があれば、発生農場及び近隣農場の外周部をビニールシートで遮蔽すること等に
より、病原体の散逸を防止する。
⑦ 炭酸ガスにより、患畜、疑似患畜の殺処分を行う。
⑧ 殺処分された家きんをプラスチックの梱包容器に投入して搬出する。
5)搬出係
殺処分した家きんを入れた密閉容器や汚染物品の搬出にあたっては、ウイルスの拡散防止
に努める。
① 要員調整係から配置名簿をもらう。
② 防疫作業従事者への作業内容(従事者に当日配る資料)及び説明事項を作成する。
③ 防疫作業従事者数及び資材数量の確保状況を確認し、器材を点検する。
④ 殺処分、搬出及び搬送焼却作業ごとの集合時間・場所と誘導方法などを現地事務所・要
員調整係と打合せするなどして、一連の流れをシミュレーションしておく。
⑤ 搬出係長は、防疫作業従事者に対し、作業手順を説明する。
⑥ 殺処分された家きんをプラスチックの梱包容器に投入して搬出する。
6)汚染物品回収係
家きんの卵、糞、飼料等の汚染物品は、フレコンバッグに詰めて埋却するため、回収する
必要がある。量が少ない場合は焼却することもある。作業動線が重なるため、殺処分係とス
ケジュールを調整する。
① 要員調整係から配置名簿をもらう。
② 防疫作業従事者への作業内容(従事者に当日配る資料)及び説明事項を作成する。
③ 防疫作業従事者数及び資材数量の確保状況を確認し、器材を点検する。
④ 防疫作業従事者の集合場所を確認し、誘導方法などを現地事務所・要員調整係と打合
せするなど一連の流れをシミュレーションしておく。
⑤ 農場内の汚染物品の回収を行う。
⑥ 防疫作業従事者等が使用した防護服等の回収を行う。
(防疫作業従事者等が用いたうが
い薬の廃液を含む)
7)埋却係
疑似患畜と決定された後、直ちに防疫施設係(工事施工業者を含む)、立入制限係、消毒
係、殺処分係と連携を図り、迅速に埋却地場所の検討(試掘調査)及び運搬ルートの検討を行
う。原則として現地又はその近くにおいて埋却する。
① 要員調整係から配置名簿をもらう。
② 防疫作業従事者への作業内容(従事者に当日配る資料)及び説明事項を作成する。
③ 埋却場所の選定
④ 工事施工業者が機材を保有していない場合は、レンタル機器及び資材を施設・補給班
資材調整係に依頼する。
⑤ 防疫作業従事者数及び資材数量の確保状況を確認し、器材を点検する。
⑥ 埋却場所の確認及び運搬ルートの検討及び試掘調査
⑦ 埋却の手順
ア 必要があれば、埋却溝の外周部をシート等で遮蔽し、病原体の散逸を防止する。
イ 石灰の散布
ウ ビニールシートの設置
エ 石灰の散布
25
オ 家畜の投入
カ 石灰の散布
キ 土の被覆と石灰散布
8)立入制限係
疑似患畜又は患畜と決定された後、警察や道路管理者の地方公共団体と協力して、発生農
場及びウイルスに汚染された場所への侵入道路で、ロープ等を張って、人、車両の往来を制
限する。やむなく車両等が農場内に出入りする場合、徹底的な消毒を実施する。
① 要員調整係から配置名簿をもらう。
② 防疫作業従事者数及び資材数量の確保状況を確認し、器材を点検する。
9)搬送焼却係
搬出係が積み込んだ密閉容器を焼却処理施設へ搬送し、焼却処理を行う。業者や付近住民
との協議が整えば、化製処理場に搬送し、レンダリング処理を行う。
① 要員調整係から配置名簿をもらう。
② 防疫作業従事者への作業内容(従事者に当日配る資料)及び説明事項を作成する。
③ 防疫作業従事者数及び資材数量の確保状況を確認し、器材を点検する。
④ 運搬中は必ず家畜防疫員が随行し、万が一に備えて消毒機器を準備する。
2 発生農場以外での対応
(1)各家保(防疫班)
基本的には、管内で鳥インフルエンザが発生していない家保(各家保)が対応する。
1)消毒ポイント・移動規制係
①
②
要員調整係から配置名簿をもらう。
消毒ポイント・移動規制係は、本病の発生の確認後速やかに、土木事務所、民間団体
とともに市町村、管轄の警察署、道路管理者等の協力を得て、発生農場周辺の感染拡大
を防止すること並びに移動制限区域の外側及び搬出制限区域の外側への感染拡大を防止
することに重点を置き、消毒ポイントを運営する。
③ 畜産関係車両や防疫作業車両については、農場出入りの度に運転手及び車両内部を含
め厳重な消毒を徹底するとともに、必要に応じて、一般車両の消毒も実施する。
(国防疫指針第11参照)
2)追跡係
初動防疫班が聞き取りした調査内容を基に、疫学関連家きんを調査し、ウイルス浸潤状況
の確認のため検査を実施する。
(国防疫指針第12の1参照)
3)検診係
①
制限区域内の周辺農場のウイルス浸潤状況の確認のため以下の検査を実施する。
ア 発生状況確認検査
イ 清浄性確認検査
(国防疫指針第12の2参照)
② 制限区域内の制限の対象となった生きた家きん、家きん卵等の出荷のための検査、及
び制限区域内の食鳥処理場、GPセンター等の再開のため以下の検査、確認等を実施
する。(国防疫指針第9の5参照)
ア 移動制限区域内の家きんの食鳥処理場への出荷
イ 移動制限区域内の家きん卵(種卵を除く))のGPセンターへの出荷のための検査
ウ 移動制限区域内の種卵のふ卵場への出荷と当該種卵から生まれたひなの出荷
エ 移動制限区域内のふ卵場のひな(移動制限区域外の農場から出荷された種卵から生
まれたものに限る。)の出荷
26
オ
搬出制限区域内の家きん・家きん卵(種卵を含む。)・ひなの食鳥処理場・GPセン
ター・ふ卵場・農場への出荷
カ 搬出制限区域外の家きん・家きん卵(種卵を含む。)・ひなの食鳥処理場・GPセン
ター・ふ卵場・農場への出荷
キ 敷料等の処分のための移動
ク 制限区域外の家きんの死体の処理施設への移動
ケ 制限区域外の家きん等の通過
コ 異常発見時の処置
④ 移動制限区域内及び搬出制限区域内の農場への指導を行う。
高病原性鳥インフルエンザの発生が確認された場合は、移動制限区域及び搬出制限区
域内の全ての農場を対象に、毎日の健康観察を徹底するよう指導するとともに、法第5
2条の規定に基づき、当日の死亡羽数については毎日報告を求める。(管轄家保が受け
る)
次に掲げる異状を確認した場合については、直ちに、報告を求める。
・同一の家きん舎内における1日の死亡率が過去3週間の平均の2倍以上になってい
る場合(圧死等本病による死亡でないことが明らかな場合を除く。)
・飼養家きんに鶏冠、肉垂等のチアノーゼ、沈うつ、産卵率の低下等、高病原性鳥イ
ンフルエンザウイルス又は低病原性鳥インフルエンザウイルスの感染家きんが呈す
る症状を確認した場合
・5羽以上の飼養家きんが、まとまって死亡(圧死等本病による死亡でないことが明
らかな場合を除く。)し、又はまとまってうずくまっていることを確認した場合
第4
ワクチン
本病の防疫措置は、早期の発見と患畜等の迅速な殺処分を原則とし、平常時の予防的なワクチ
ン接種は行わない。
しかし、発生農場におけると殺及び周辺農場の移動制限のみによっては、感染拡大の防止が困
難と考えられる場合には、農林水産省が、まん延防止のための緊急ワクチン接種の実施を決定す
る。(国防疫指針第13参照)
第5
家きん以外の鳥類の所有者及び学校等への対応
(1)学校対策班及び家畜防疫対策班は、必要に応じて本病に関する資料等を配布し、家きん以
外の鳥類の所有者及び学校等の不安解消に努める。
(2)防疫班検診係は、本病を疑う異常を示す連絡があった場合、立入調査し、必要に応じて病
性鑑定を実施する。
(3)防疫班検診係は、必要に応じて立入調査(調査票:様式10、11)を実施し、本病のまん
延の有無を確認する。
第6
死亡野鳥等への対応
(1)死亡野鳥等への簡易検査の実施
県対策本部野鳥調査班は、ウイルスの感染状況を把握するため、香川県高病原性鳥インフ
ルエンザ対応マニュアル(野鳥編)に基づいて簡易検査等を実施する。
(2)県民からの死亡野鳥等の問い合わせに対する対応
県対策本部は、県民の不安を解消するため、死亡野鳥等について県民から問い合わせがあ
った場合には、「県民からの死亡野鳥等の問い合わせに対する対応」(別記1)に基づき、対応
する。
27
第7 野鳥で高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染が確認された場
合の対応
(1)防疫措置
みどり保全課、家畜防疫員は、当該鳥類(その死体を含む。)を確保した場所又は飼養して
いた場所を消毒する。また、家きんへの感染防止の観点から必要と認める場合は通行制限・
遮断を行う。
(2)立入検査
家畜防疫員は、発生地点を中心とした半径3kmの区域内にある家きん飼養農場に対し、
速やかに立入検査を実施し、死亡率の増加、産卵率の低下等の異状の有無及び飼養衛生管理
基準の遵守状況を確認する。
(3)注意喚起
渡り鳥の飛来するため池や河川周辺への養鶏関係者の立入自粛等を注意喚起する。(参照:
別記2)
(4)保健所長等への届出
獣医師は、異常家きん等の発見時と同様に、最寄りの保健所(感染症担当)に届け出る。
28
別記 1
29
別記 2
ガンカモ類の等の飛来地一覧
NO.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
調査地点名
岩谷
吉田ダム
田浦権現鼻沖
中山池・新中山池
長浜
山田ダム
伝法川河口・塩田跡
屋形崎沖
小海川河口
与田川河口
松崎上池・松崎新池
湊川河口
番屋
相生
小路池
五名ダム
馬宿川河口
北山
川田池
才の池
原間池
宮池-東かがわ
馬篠
大内ダム
松原
野間池
双の池
津田川河口
新池-さぬき
鴨庄長浜
青木海岸
東・中王田池
鴨部川下流
宮池-さぬき
猪塚
前坂
瀬ノ下
幸田池
小田池
橘池
市宮池
神内池
高月池
奈良須池
神内上池
引妻池
平池-高松
羽間上池
新川,春日川河口
坂瀬池
新池-高松
渡池-高松
香東川-河口1
本津 川-河口から2km
三郎池
城池
詰田川河口
竜満池
相引川河口
友常池
公渕池
新川中流
久米池
大池-高松
内場ダム
御殿貯水池
長池
衣懸池
春日川中流
船岡池
鮫池
長尾池
沖ノ池
前池
市町村名
小豆島町
小豆島町
小豆島町
小豆島町
土庄町 土庄町 土庄町 土庄町 東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
東かがわ市
さぬき市
さぬき市
さぬき市
さぬき市
さぬき市
さぬき市
さぬき市
さぬき市
さぬき市
さぬき市
さぬき市
さぬき市
さぬき市
高松市
高松市
高松市
高松市
高松市
高松市
高松市
高松市
高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 高松市 NO.
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
調査地点名
三条池
五分ヶ池
国下池
山大寺池
男井間池
女井間池
奥の堂池
綾川-下流
綾川-下流中川原
大束川-中流
大束川-河口
大束川-下流
大束川-中流
大束川-河口
大束川-下流
土器川-蓬莱橋
宮池-土器
八丈池
先代池
金丸池
庄ノ池
道池
大池-丸亀
平池-丸亀
太井池
成願寺池
桝池
辻池
金倉川河口
宮池-郡家
中原池
土器川-丸亀大橋
矢野池
瓢池
新池-丸亀
宝幢寺池
大羽茂池
菰池-綾川
一区池
北条池
皿池
宮池-善通寺
中池
買田池
見立
千代池
海岸寺
道福寺新池
菰池-多度津
水附池
満濃池
羽間池・下池
五郷ダム
袂池
仁池-観音寺
井関池
財田川グランド
観音寺池・出作池
柞田川-河口
五月池
キャンプサイト
柞田川-下流
赤土池
亀尾池
豊稔池
花稲港
大池-観音寺
三豊干拓地
勝田池
高瀬川下流
白坂池
国市池
津島
曽保
30
市町村名
高松市 高松市・三木町
三木町
三木町 三木町 三木町 三木町 坂出市 坂出市 宇多津町 宇多津町 宇多津町 宇多津町 宇多津町 宇多津町 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 丸亀市 綾川町
綾川町
綾川町
綾川町 綾川町 善通寺市 善通寺市 多度津町
多度津町
多度津町 多度津町 多度津町 多度津町 多度津町 まんのう町 まんのう町 観音寺市
観音寺市
観音寺市 観音寺市 観音寺市 観音寺市 観音寺市 観音寺市 観音寺市 観音寺市 観音寺市 観音寺市 観音寺市 観音寺市 観音寺市 観音寺市 三豊市
三豊市
三豊市
三豊市
三豊市
三豊市
第8
1
県民の不安解消及び風評被害対策
情報提供
県対策本部は、風評被害を最小限に抑えるため、県のホームページに防疫措置状況及びQ&
A等の本病に関する情報を掲載するとともに、報道機関等を通じて広く県民に情報を積極的に
提供し、本病に関する県民の不安解消に努め、鶏卵や鶏肉の安全性を広報する。
2
相談窓口の設置
県対策本部は、県庁及び各家保等に相談窓口を設置するとともに、相談電話番号等を県のホ
ームページに掲載するなどして、広く県民の相談に応じ、不安解消に努める。
1) 家きんに関すること:家畜防疫対策班、現地事務所
2) 野鳥に関する相談窓口:野鳥対策班
3) 消費者からの相談窓口:県民生活班
4) 人の健康に関する相談窓口:健康対策班
5) ペットの病気と食品に関する相談窓口:食の安全班
6) 経営・融資に関する相談窓口:関連業者経営対策班
7) 畜産農家の経営に関する相談窓口:経営対策班
3
消費者及び鶏卵・鶏肉取引業者等への対応
県対策本部は、発生確認後は直ちに、県内関係団体・市町、都道府県及び全国量販店・商業
関係・外食産業団体等に対し、香川県産鶏卵・鶏肉の安全性の広報及びその利用促進を要請す
る。
4
安心宣言
県対策本部は、移動制限解除後は直ちに、消費者団体等に「香川県産鶏卵・鶏肉の安心宣言」
をするとともに、県内外の鶏卵・鶏肉取引業者等に対して、養鶏協会等と連名で鶏卵や鶏肉の
取引再開を要請する。
第9
1
制限の解除及び終息宣言
制限の解除
県対策本部は、国防疫指針に基づき、発生状況や清浄性の確認状況等を勘案して国と協議の
上、移動制限を解除する。
2
終息宣言
県対策本部は、制限を解除した時、本病の終息を宣言する。
31
様式1(防疫指針様式3)
異常家きん等の届出を受けた際の報告
香川県
1
届出受理年月日時間:
2
届出者
氏 名:
住 所:
3
年
月
日
時
異常家畜等の所在場所
住 所:
所有者氏名:
飼養状況:(種類、用途、頭羽数など)
4
届出事項
異常家畜の頭羽数:
異常の内容:
5
おおまかな症状、病歴、診療歴等
6
既に講じた措置:
7
その他関連事項(疫学情報など)
家畜保健衛生所
分
(職
業:
(電話番号:
)
)
(電話番号:
)
8
届出者への指導事項(疫学情報など):
鳥インフルエンザが疑われるため、届出者に次の事項を指導した。
(1)家畜保健衛生所職員が到着(予定時刻:
)するまではなれて待機すること。
(2)管理者に対し、次の事項を実施するよう指導すること。
①全ての鶏及び生産物(卵等)を移動しないこと(現状維持)。
②人及び車輌の入場を制限すること。
③農場出入口及び鶏舎出入口に踏込消毒槽を設置すること。
④衛生管理簿を整理すること。
9
届出受理者氏名:
10 処 置
(1)通報(時間)
①所長:
(2)現地調査
①調査員氏名:
時
分
②畜産課:
②出発時刻:
32
時
分
時
分
様式2(防疫指針様式4)
異常家畜が所在する農場等に関する疫学情報(現地調査票)
香川県
担当:
1
現地調査(立入検査)
2
異常家きん等の通報
通報日時:
通報者氏名:
通報者住所:
通報内容:
3
農場詳細
名称:
住所:
所有者(管理者):
飼養羽数:
用途:採卵用鶏、採卵用種鶏、肉用鶏、肉用種鶏、その他(
羽数:
羽
家きん舎:
構造:解放、無窓、その他(
)
飼育形態:ケージ、平飼い、その他(
)
(※飼養羽数は用途ごと、家きん舎ごとに報告する)
4
年
月
日
時
家畜保健衛生所
分
)
病歴、症状、病変の概要
5
検査所見
(1)異常家きん、死亡家きん
異常家きん 種類:
週齢:
羽数:
死亡家きん 種類:
週齢:
羽数:
備考
(2)死亡羽数の推移(家きん舎ごと):別紙様式 3
(3)鳥インフルエンザ簡易検査結果(検査材料)
6 疫学情報(判明次第追記すること)
(1) 飼養者が管理する系列農場
(2) 家きんの導入または搬出(過去 21 日間)
(3) 人・車両の出入り(過去 21 日間):別紙様式4
(4) 家きん糞の処理・搬出:別紙様式5
(5) 死亡家きんの処理・搬出:別紙様式5
(6) その他
7
農場への指示事項
8
検査材料の採取(検体数)
気管スワブ、クロアカスワブ、血液、その他(
9
その他参考となる情報
(1)ND ワクチン接種歴(種類)
(2)焼却場所、埋却地の確保状況
(3)周辺農場戸数、羽数(3 ㎞、10 ㎞)
10
備考
33
(うち死亡羽数:
)
羽)
様式3
34
様式4
○人・車両の出入り (過去 21 日間)
聞き取り相手:
訪問者(車両)
日時
詳細
※詳細には農場への訪問目的、農場内の動線、訪問者が前後に立ち寄った場所など記載。
聞き取りは複数の農場従事者から聞き取りをすること。
対象者
獣医師
家きん及び家きんの卵出荷関係者
飼料関係者
堆肥出荷関係者
薬品等資材関係者
養鶏関係者
その他(郵便配達等)
35
様式5
○生産物等の出荷先状況(汚染物品を全てあげること)
<家きんの卵>
月日
出荷量
出荷先
備考
<家きん(死鶏、廃鶏を含む)>
月日
出荷量
出荷先
備考
<堆肥、糞>
月日
出荷量
出荷先
備考
出荷先
備考
<その他(
月日
※上記の移動を証明できる書類を添付すること
36
)>
出荷量
様式6
農場従事者等名簿記入用紙
■農場主
氏
生年
月日
名
T・S・H
年
電話:
勤務先住所
電話:
家族人数
(同居者)
日
(
生
自宅住所
勤務先名
月
歳)
男・女
業務内容:
(
)人
■農場主家族(同居している方のみ)
氏
名
生年
月日
続柄
T・S・H
勤務先住所
名
生年
月日
続柄
T・S・H
生年
月日
続柄
年
月
日
月
日
月
日
生
(
歳)男・女
T・S・H
年
生
(
歳)男・女
(
歳)男・女
電話:
勤務先名
名
歳)男・女
業務内容:
勤務先住所
氏
(
電話:
勤務先名
名
日
業務内容:
勤務先住所
氏
月
電話:
勤務先名
氏
年
生
業務内容:
生年
月日
続柄
T・S・H
勤務先住所
年
生
電話:
勤務先名
業務内容:
37
■農場従業員
氏
名
生年月日
T・S・H
自宅住所
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
年
月
日
生
(
歳)
男・女
(
歳)
男・女
(
歳)
男・女
(
歳)
男・女
(
歳)
男・女
(
歳)
男・女
(
歳)
男・女
(
歳)
男・女
電話:
業務内容
氏
名
生年月日
T・S・H
自宅住所
生
電話:
業務内容
氏
名
生年月日
T・S・H
自宅住所
生
電話:
業務内容
氏
名
生年月日
T・S・H
自宅住所
生
電話:
業務内容
氏
名
生年月日
T・S・H
自宅住所
生
電話:
業務内容
氏
名
生年月日
T・S・H
自宅住所
生
電話:
業務内容
氏
名
生年月日
T・S・H
自宅住所
生
電話:
業務内容
氏
名
生年月日
T・S・H
自宅住所
生
電話:
業務内容
38
様式7
○関連農場等
汚染物品等
市
町
農場名
消毒の状況
家きん
廃鶏
家きんの卵
堆肥(糞)
人、車両等
その他
39
異常鶏の有無
備
考
様式8
○家きん等の飼養状況
<移動制限区域内>
市町
家保
養鶏農家
戸数
飼養羽数
愛がん鳥飼養者
戸数
飼養羽数
学校等
戸数
飼養羽数
愛がん鳥飼養者
戸数
飼養羽数
戸数
<搬出制限区域内>
市町
戸数
養鶏農家
飼養羽数
40
学校等
飼養羽数
様式9
○家きん等の飼養者名簿
<移動制限区域内>
●養鶏農家
番号
氏 名
住
所
電話番号
飼養羽数
備
考
●愛がん鳥飼養者
番号
氏 名
住
所
電話番号
飼養羽数
備
考
●学校等
番号
名
住
所
電話番号
飼養羽数
備
考
<搬出制限区域内>
●養鶏農家
番号
氏 名
住
所
電話番号
飼養羽数
備
考
●愛がん鳥飼養者
番号
氏 名
住
所
電話番号
飼養羽数
備
考
●学校等
番号
住
所
電話番号
飼養羽数
備
考
氏
氏
名
41
様式 10
愛がん鳥飼養者及び学校等聞き取り調査票
年
飼養者氏名:
TEL:
住所:
FAX:
家きんの種類及び飼養羽数
臨床症状
元気消失・沈うつ
有
・
無
死亡率上昇
有
・
無
産卵率低下
有
・
無
異常卵(軟卵・無殻卵)発生
有
・
無
確認事項
1 異常発生時は、直ちに家畜保健衛生所あてに連絡
2 ヒト、車両(家きん・卵・糞・飼料・敷料)の制限、消毒の徹底
3 野鳥の侵入防止
4 後日、巡回調査実施予定
42
月
日( )
様式11
43
様式12
防疫作業従事者
勤
務
表(
班)
平成
NO.
氏
名
所
属
作業開始
時刻
1
2
3
4
5
6
7
8
9
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
44
作業終了
時刻
年
備
月
考
日
参考資料
保健所コード
感染症発生届(動物)
都道府県知事(保健所設置市長・特別区長) 殿
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第13条第1項(同条第5項において準用する場合
を含む。)の規定により、以下のとおり届け出る。
報告年月日(平成 年 月 日)
獣医師の氏名
印
(署名又は記名押印)
診療に従事する施設の名称
電話( )
上記施設の所在地・電話番号
1
動物(死体)の所有者の氏名
2
動物(死体)の所有者の住所
(施設がない場合は獣医師の自宅の住所・電話番号を記載)
電話( )
3
動物(死体)の所在地
4 動物が出生し、若しくは捕獲された場所又は飼育され、若しくは生息していた場所
8 動物の症状及び転帰
(
① エボラ出血熱のサル
(サルの種類 )
② マールブルグ病のサル
(サルの種類 )
5
感
③ ペストのプレーリードッグ
該
(プレーリードッグの種類 )
染
当
症
す ④ 重症急性呼吸器症候群の
の
名
称
及
び
動
物
の
種
類
(病原体がSARSコロナウイルスであるものに限る)
)
平成 年 月 10 診断(検案※)年月日
平成 年 月 11 死亡年月日(※)
平成 年 月 12 推定される感染時期・感染原因
・推定される感染時期 ① 平成 年 月 ② 注意義務をもっても特定できず
・感染原因
① 日
日
日
② 注意義務をもっても特定できず
③ 実験感染
13 同様の症状を有する他の動物(死体)の有無
① あり ( ) (群の感染の場合その規模; )
② ない 7 獣医師が感染症の発生の予防及びまん延の防止のために
必要と認める事項
14 人と当該感染動物との接触の状況
① あり ( ) ② ない 5、6、12から14欄は該当する番号等を○で囲み、9~11欄は年月日を記入すること。
※は、死亡した動物を検案した場合のみ記入すること。
45
診
断
後
直
ち
に
行
て
く
だ
さ
い
。
1及び2欄は、所有者以外の者が管理する場合においてはその者、又は動物の所有者がない又は明らかでない場合においては占有者の氏名及び住所、所有
者又は占有者が法人の場合は、その名称、代表者の氏名及び主たる事務所の所在地を記入すること。
こ
の
届
出
は
っ
(該当するもの全てを記載すること)
9 初診年月日
、
る
イタチアナグマ、タヌキ、ハクビシン 番 ※いずれかの動物を囲むこと
号
⑤ 細菌性赤痢のサル
を
(サルの種類 )
囲
⑥ ウエストナイル熱の鳥類
む
(鳥の種類 )
こ
⑦ エキノコックス症の犬
と
(犬の種類 )
⑧ 結核のサル
(サルの種類 )
⑨ 鳥インフルエンザ(H5N1)の鳥類
(鳥の種類 )
① 病原体検査(検体 )
(方法 )
6
( 型 )
診
② 血清学的検査(検体 )
断
(方法 )
方
( 型
)
法
③ その他( )
感染症法に基づく獣医師の届出
法的根拠(抜すい)
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 (平成10年 法律第114号)
(獣医師の届出)
第十三条 獣医師は、一類感染症、二類感染症、三類感染症、四類感染症又は新型インフルエン
ザ等感染症のうちエボラ出血熱、マールブルグ病その他の政令で定める感染症ごとに当該感染
症を人に感染させるおそれが高いものとして政令で定めるサルその他の動物について、当該動
物が当該感染症にかかり、又はかかっている疑いがあると診断したときは、直ちに、当該動物
の所有者(所有者以外の者が管理する場合においては、その者。以下この条において同じ。)の氏
名その他厚生労働省令で定める事項を最寄りの保健所長を経由して都道府県知事に届け出なけ
ればならない。
2 前項の政令で定める動物の所有者は、獣医師の診断を受けない場合において、当該動物が同
項の政令で定める感染症にかかり、又はかかっている疑いがあると認めたときは、同項の規定
による届出を行わなければならない。
3~4 (略)
5 第一項及び前二項の規定は獣医師が第一項の政令で定める動物の死体について当該動物が同
項の政令で定める感染症にかかり、又はかかっていた疑いがあると検案した場合について、前
三項の規定は所有者が第一項の政令で定める動物の死体について当該動物が同項の政令で定め
る感染症にかかり、又はかかっていた疑いがあると認めた場合について準用する。
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行令 (平成10年 政令第420号)
(獣医師の届出)
第五条 法第十三条第一項の政令で定める感染症は、次の各号に掲げる感染症とし、同項に規定
する政令で定める動物は、それぞれ当該各号に定める動物とする。
一~八 (略)
九 鳥インフルエンザ(H 五 N 一) 鳥類に属する動物
十 新型インフルエンザ等感染症 鳥類に属する動物
獣医師の届出基準
(平成17年6月20日付け健感発第0620002号厚生労働省健康局結核感染通知 別紙)
(最終改訂平成26年7月16日)
第1~第8 (略)
第9 鳥インフルエンザ(H5N1又はH7N9)
1 定義
A/H5N1型又はA/H7N9インフルエンザウイルスによる感染症である。
2 対象となる動物
鳥類に属する動物
3 動物における臨床的特徴
鳥インフルエンザ(H5N1)は一般に、感染した鶏、七面鳥、うずら等では全身症状を
呈して大量に死亡する。その他の鳥類では種類により無症状又は軽い呼吸器症状から全身症
状まで、様々な症状が認められる。
鳥インフルエンザ(H7N9)は、これまでのところ、感染した鳥類に対して低病原性で
あり、ほとんど、あるいは全く臨床症状を引き起こすことは無い。
4 届出基準
(1) 獣医師は、次の表の左欄に掲げる検査方法により、鳥類に属する動物又はその死体につ
いて鳥インフルエンザ(H5N1又はH7N9)の病原体診断をした場合には、法第13条
第1項(同条第5項において準用する場合を含む。)の規定による届出を行わなければなら
ない。この場合において、検査材料は、同表の右欄に掲げるもののいずれかを用いること。
検査方法
検査材料
PCR法による病原体の遺伝子の検出
総排泄腔拭い液、口腔拭い液、血液又は臓
器
ウイルス分離による病原体の検出
46
(2) 獣医師は、臨床的特徴、血清学的状況若しくは疫学的状況から鳥類に属する動物又はそ
の死体が鳥インフルエンザ(H5N1又はH7N9)にかかっている疑いがあると診断し、
又はかかっていた疑いがあると検案した場合は、(1)にかかわらず、病原体診断を待たず法
第十三条第一項(同条第五項において準用する場合を含む。
)の規定による届出を行わなけ
ればならない。
届出先
名
称
高松市保健所
(保健対策課
感染症対策室)
香川県東讃保健所
(東讃保健福祉事務所
保健対策課)
香川県小豆保健所
(小豆総合事務所
保健福祉課)
香川県中讃保健所
(中讃保健福祉事務所
保健対策第一課)
香川県西讃保健所
(西讃保健福祉事務所
保健対策課)
所 在 地
電話:087-839-2870
FAX:087-839-2879
高松市桜町一丁目 10 番 27 号
電話:0879-29-8261
FAX:0879-42-5882
さぬき市津田町津田 930 番地 2
大川合同庁舎内
電話:0879-62-1373
FAX:0879-62-1384
小豆郡土庄町渕崎甲 2079-5
電話:0877-24-9962
FAX:0877-24-8341
丸亀市土器町東八丁目 526
電話:0875-25-2052
FAX:0875-25-6320
観音寺市坂本町七丁目 3 番 18 号
三豊合同庁舎内
47
所管区域
高松市
さぬき市・
東かがわ市・
木田郡・香川郡
小豆郡
丸亀市・坂出市・
善通寺市・
綾歌郡・仲多度郡
観音寺市・三豊市
鳥インフルエンザ県内発生に関するタイムライン
時間
(日)
事項
農場
0:00 異常家きん等の届出 ・異常家きん等の届出
移動自粛、立入制限等
行動計画
家畜保健衛生所
(現地家保・各家保・現地事務所等)
・異常家きん等の届出の受理
移動自粛、立入制限等の要請
・畜産課に報告
0:30
畜産課
(県対策本部)
・異常家きん等の届出の報告受理
・病性鑑定室に病性鑑定準備依頼
・各家保等に連絡
・防疫対応の準備
・防疫対応の準備
・初動防疫班(家畜防疫員)を派遣
1:00
・立入検査開始
1:30 簡易検査陽性
・簡易検査陽性、現地家保に報告
・簡易検査陽性の報告受理、・畜産課に報告 ・簡易検査陽性の報告受理
・病性鑑定材料採材
・病性鑑定班へ病性鑑定依頼
・県対策本部幹事長(農政水産部長)、
・病性鑑定材料の輸送要員の派遣
・国(動物衛生課)に報告
・緊急消毒機材の搬送
・国に協議
・当該市町へ連絡
当該農場の立入制限
県対策本部長(知事)に報告
・農場(鶏舎外)の緊急消毒
・当該農場の家きん等の移動制限
当該農場の家きん等の移動制限
・当該農場の立入制限
報道機関への公表
・当該市町、土地改事務所、農改センターに ・県対策本部幹事課に連絡、防疫対応開始
防疫施設係員、資材調整係員の参集を依頼
を指示
・県対策本部の設置
・現地事務所の設置
・関係機関に連絡、協力要請
・庁内防疫作業従事者に参加可否確認
・県対策本部会議開催の報道情報提供
・状況調査(疫学情報等)現地家保に報告
・状況調査(疫学情報等)畜産課に報告
・状況調査(疫学情報等)国に報告
・防疫計画(素案)を作成、畜産課に報告
・防疫計画(案)を作成
・既存防疫計画書の確認、修正
現地家保に報告
3:00
・病性鑑定班が遺伝子検査開始
4:00
・県対策本部会議(幹事会議)の開催
・現地防疫施設の設置
・集合場所の設置
疑い事例確認の状況報告
・健康調査会場の設営
国との協議結果報告
・消毒ポイント設置
防疫計画の決定
・制限区域内農場に移動、搬出自粛の連絡
・疑い事例確認の報道情報提供
・警察署長等に連絡、協力要請
・県内市町に連絡、協力要請
・防疫作業従事者の健康調査開始
・近県に連絡
・遺伝子検査陽性、畜産課に報告
・遺伝子検査陽性の報告受理
・庁内防疫作業従事者に動員要請
・関係団体に連絡、協力要請
8:00 疑似患畜決定
(00:00)
・国(動物衛生課)に報告
・国より疑似患畜の判定受理
・県対策本部長、本部員、幹事会員に報告
・対策本部各班に対応の開始を要請
殺処分、死体の処理 ・指示を受け、防疫措置開始
・農場に防疫措置開始を指示
・現地事務所等に防疫措置開始を指示
・鶏舎内の消毒作業
・消毒ポイント作業開始
・国に不足人員の派遣要請
・評価作業
・発生状況確認検査(24時間以内)
・自衛隊に派遣要請
・殺処分作業
・家きん卵出荷検査
・発生の告示
・埋却溝掘削作業
・制限区域内農場、関連施設等に
・家畜等の移動の制限の告示
・汚染物品の処分作業
制限、停止の連絡
・家畜集合施設の開催等の制限の告示
・感染症発生届(動物)を保健所長に提出
・放牧等の制限(ふ卵の停止等)の告示
・工事、消毒業者等の契約事務
(24:00) 殺処分完了
・殺処分完了
1日後
(72:00) 死体の処理完了
・死体の処理完了
3日後
・農場内の消毒作業(1回目)
防疫措置完了
(以降1週間間隔で2回以上実施)
・県対策本部会議(幹事会議)の開催
14日後 周辺農場の
清浄性確認検査
・検診係が清浄性確認検査
(防疫措置完了後10日経過後)
17日後 搬出制限区域解除
・清浄性確認検査で陰性確認
・搬出の制限解除の告示
25日後 移動制限区域解除
(防疫措置完了後21日経過後)
・移動の制限解除の告示
・県対策本部会議(幹事会議)の開催
48
鳥インフルエンザ防疫対応の時間経過
1日目
○
異
常
家
き
ん
の
届
出
移
動
自
粛
要
請
2日目
○
疑
立入制限、移動制限 似
患
畜
病性鑑定
遺 決
伝 定
県 疑
○
子
対 い
簡
検
策 事
易
査
本 例
検
+
部 確
査
会 認
+
制
議 の
限
開 公
区
催 表
域
設
定
疫学関連農場立入検査
立
入
検
査
3日目
○
殺
処
分
完
了
農場内緊急消毒
発
生
農
場
の
防
疫
措
置
開
始
評
4日目
5日目
農場消毒
患
畜
決
定
立入制限、移動制限
価
○
死
体
の
処
理
完
了
農
場
消
毒
○
防
疫
措
置
完
了
殺処分
死体の処理
汚染物品の処理
移動制限、搬出制限(消毒ポイントでの消毒)
発生状況検査
家きん卵・家きん出荷のための検査、GPセンター・食鳥処理場再開のための検査
5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 11日目 12日目 13日目 14日目 15日目 16日目 17日目 18日目 19日目 20日目 21日目 22日目 23日目 24日目 25日目 26日目 27日目
○
防
疫
措
置
完
了
立入制限、移動制限
農
場
消
毒
立入制限、移動制限
防疫措置の完了後10日が経過後
清浄性確認検査
移動制限、搬出制限(消毒ポイントでの消毒)
家きん出荷のための検査
1日
2日
3日
4日
5日
6日
7日
8日
農
場
消
毒
○
立入制限、移動制限
搬
出
制
限
区
防疫措置の完了後21日が経過後
域
解
除 移動制限(消毒ポイントでの消毒)
家きん出荷のための検査
9日 10日 11日 12日 13日 14日 15日 16日 17日 18日 19日 20日 21日
49
○
移
動
制
限
区
域
解
除
鳥インフルエンザ発生時の防疫対応の考え方
会議
段 階
レベル1
レベル2
レベル3
レベル4
野 鳥
発生地域
近隣国
(韓国等)
国 内
(岡山県、四国以外)
隣接県(岡山県、四国)
本県または制限区域
が本県にかかる場合
本 県
①対策連絡会議の開催
○
○
-
-
○
PCR検査陽性の場合
②対策本部幹事会議の開催
-
-
○
○
-
③対策本部会議の開催
-
-
-
○
○
確定検査陽性の場合
①FAX等による情報提供
異常家きんの早期通報の徹底の指導
消毒の徹底等の指導
○
○
○
○
○
②電話等による家きんの異常確認
-
○
○
○
制限区域内は毎日の報告確認
○
③立入検査による家きんの異常確認
(防疫指針第12の2*)
-
-
-
○
半径3Km以内の農場
-
○
(備蓄で対応)
○
○
○
確定検査陽性の場合
⑤制限区域の設定
-
-
-
○
確認場所の通行制限・遮断
⑥消毒ポイントの設置
-
-
-
○
確認場所の消毒
防疫対策の徹底指導
防疫対策の徹底指導
開催自粛要請
開催自粛要請
制限区域内は開催禁止
開催自粛要請
防疫対策 ④消毒薬の配布
⑦畜産関係イベントへの指導
*①高病原性鳥インフルエンザの場合、移動制限区域内の農場、②低病原性鳥インフルエンザの場合、制限区域内の農場
50
鳥インフルエンザ発生時の基本動員計画
1 採卵鶏7万羽
日
≪発生地班≫
1消毒係
2評価係
3殺処分係
4搬出係
5汚染物品回収係
6埋却係
7立入制限係
8搬送焼却係
≪防疫班≫
1消毒ポイント・
移動規制係
合計
動員者/班 必要班数
6
家保職員(家畜防疫員)
動員者
小計
動員者/班 必要班数
10
家保職員(家畜防疫員)
動員者
小計
動員者/班 必要班数
33
家保職員(家畜防疫員)
動員者
小計
動員者/班 必要班数
必要人員
11
動員者
動員者/班 必要班数
必要人員
11
動員者
動員者/班 必要班数
必要人員
25
10
動員者
動員者/班 必要班数
3
必要人員
動員者
動員者/班 必要班数
14
必要人員
動員者
小計
人/班
4
必要班数
必要人員
動員者
家保職員(家畜防疫員)
動員者
合計
1
2
3
4
6
1
36
37
2
2
20
22
8
3
264
267
4
44
44
6
66
66
3
75
75
3
9
9
3
42
42
562
6
1
36
37
6
1
36
37
6
66
66
3
75
75
3
9
9
3
42
42
229
6
66
66
3
30
30
3
9
9
3
42
42
184
30
120
120
6
676
682
30
120
120
1
348
349
30
120
120
1
303
304
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
6
1
36
37
18
19
20
21
22
23
24
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
9
9
9
9
9
9
46
9
9
9
9
9
9
46
9
9
9
9
9
9
9
30
5
180
185
2
2
20
22
8
3
264
267
4
44
44
18
198
198
9
180
180
72
216
216
9
126
126
1,238
30
120
120
0
129
129
30
120
120
0
129
129
30
120
120
0
129
129
30
120
120
0
129
129
30
120
120
0
129
129
30
120
120
0
129
129
30
120
120
1
165
166
30
120
120
0
129
129
30
120
120
0
129
129
30
120
120
0
129
129
30
120
120
0
129
129
15
60
60
0
69
69
15
60
60
0
69
69
15
60
60
1
105
106
15
60
60
0
69
69
15
60
60
0
69
69
30
120
120
0
129
129
15
60
60
0
69
69
15
60
60
0
69
69
15
60
60
0
69
69
15
60
60
0
69
69
585
2,340
2,340
10
3,568
3,578
51
6
1
36
37
班
名
名
名
班
名
名
名
班
名
名
名
班
名
名
班
名
名
班
名
名
班
名
名
班
名
名
名
班
名
名
名
名
名
2 採卵鶏10万羽
日
≪発生地班≫
1消毒係
2評価係
3殺処分係
4搬出係
5汚染物品回収係
6埋却係
7立入制限係
8搬送焼却係
≪防疫班≫
1消毒ポイント・
移動規制係
合計
1
動員者/班 必要班数
6
家保職員(家畜防疫員)
動員者
小計
動員者/班 必要班数
10
家保職員(家畜防疫員)
動員者
小計
動員者/班 必要班数
33
家保職員(家畜防疫員)
動員者
小計
動員者/班 必要班数
11
必要人員
動員者
動員者/班 必要班数
必要人員
11
動員者
動員者/班 必要班数
必要人員
25
10
動員者
動員者/班 必要班数
必要人員
3
動員者
動員者/班 必要班数
必要人員
14
動員者
小計
6
1
36
37
2
2
20
22
12
3
396
399
6
66
66
6
66
66
3
75
75
3
9
9
3
42
42
716
必要班数
必要人員
動員者
家保職員(家畜防疫員)
動員者
※不足人員
合計
30
120
120
6
700
130
836
人/班
4
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
6
1
36
37
18
19
20
21
22
23
24
6
1
36
37
6
1
36
37
6
1
36
37
30
5
180
185
2
2
20
22
12
3
396
399
6
班
名
名
名
班
名
名
名
班
名
名
名
班
6
66
66
3
75
75
3
9
9
3
42
42
229
6
66
66
3
30
30
3
9
9
3
42
42
184
3
9
9
3
42
42
51
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
9
9
9
9
9
46
9
9
9
9
9
9
46
9
9
9
9
9
9
168 名
9 1,434 名
30
120
120
1
348
30
120
120
1
303
30
120
120
0
171
30
120
120
0
129
30
120
120
0
129
30
120
120
0
129
30
120
120
0
129
30
120
120
0
129
30
120
120
1
165
30
120
120
0
129
30
120
120
0
129
30
120
120
0
129
30
120
120
0
129
15
60
60
0
69
15
60
60
0
69
15
60
60
1
105
15
60
60
0
69
15
60
60
0
69
30
120
120
0
129
15
60
60
0
69
15
60
60
0
69
15
60
60
0
69
349
304
171
129
129
129
129
129
166
129
129
129
129
69
69
106
69
69
129
69
69
69
66 名
18 班
198 名
9班
※不足人員については、県庁外への出動要請を行う
52
180 名
72 班
216 名
12 班
15
585 班
60
60 2,340 名
0
10 名
69 3,634 名
130 名
69 3,774 名
3 採卵鶏65万羽(県内最大規模)
日
≪発生地班≫
1消毒係
2評価係
3殺処分係
4搬出係
5汚染物品回収係
6埋却係
7立入制限係
8搬送焼却係
≪防疫班≫
1消毒ポイント・
移動規制係
合計
動員者/班 必要班数
6
家保職員(家畜防疫員)
動員者
小計
動員者/班 必要班数
10
家保職員(家畜防疫員)
動員者
小計
動員者/班 必要班数
33
家保職員(家畜防疫員)
動員者
小計
動員者/班 必要班数
11
必要人員
動員者
動員者/班 必要班数
11
必要人員
動員者
動員者/班 必要班数
25
必要人員
10
動員者
動員者/班 必要班数
3
必要人員
動員者
動員者/班 必要班数
35
必要人員
動員者
小計
人/班
4
必要班数
必要人員
動員者
小計
家保職員(家畜防疫員)
動員者
※不足人員
合計
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
6
1
36
37
2
2
20
22
8
5
264
269
4
44
44
6
66
66
3
75
75
3
9
9
3
105
105
627
6
1
36
37
2
2
20
22
8
5
264
269
4
44
44
6
66
66
3
75
75
3
9
9
3
105
105
627
6
1
36
37
2
2
20
22
8
5
264
269
4
44
44
6
66
66
3
30
30
3
9
9
3
105
105
582
6
1
36
37
2
2
20
22
8
5
264
269
4
44
44
6
66
66
3
30
30
3
9
9
3
105
105
582
6
1
36
37
2
2
20
22
8
5
264
269
4
44
44
6
66
66
3
30
30
3
9
9
3
105
105
582
6
1
36
37
2
2
20
22
8
5
264
269
4
44
44
6
66
66
3
30
30
3
9
9
3
105
105
582
6
1
36
37
2
2
20
22
8
5
264
269
4
44
44
6
66
66
3
30
30
3
9
9
3
105
105
582
6
1
36
37
2
2
20
22
8
5
264
269
4
44
44
6
66
66
3
30
30
3
9
9
3
105
105
582
6
1
36
37
2
2
20
22
8
5
264
269
4
44
44
6
66
66
3
30
30
3
9
9
3
105
105
582
6
1
36
37
2
2
20
22
3
5
99
104
2
22
22
6
66
66
3
30
30
3
9
9
3
105
105
395
30
120
120
120
8
700
39
747
30
120
120
120
8
700
39
747
30
120
120
120
8
692
2
702
30
120
120
120
8
692
2
702
30
120
120
120
8
692
2
702
30
120
120
120
8
692
2
702
30
120
120
120
8
692
2
702
30
120
120
120
8
692
2
702
30
120
120
120
8
692
2
702
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
28
29
30
30
30
30
6
1
36
37
6
1
36
37
6
66
66
3
30
30
3
9
9
6
66
66
3
30
30
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
3
9
9
142
142
9
9
9
9
9
9
46
9
9
9
9
9
9
46
9
9
9
9
9
9
9
30
120
120
120
8
507
30
120
120
120
1
261
30
120
120
120
1
261
30
120
120
120
0
129
30
120
120
120
0
129
30
120
120
120
0
129
30
120
120
120
0
129
30
120
120
120
0
129
30
120
120
120
0
129
30
120
120
120
1
165
30
120
120
120
0
129
15
60
60
60
0
69
15
60
60
60
0
69
15
60
60
60
0
69
15
60
60
60
0
69
15
60
60
60
0
69
15
60
60
60
1
105
15
60
60
60
0
69
15
60
60
60
0
69
15
60
60
60
0
69
15
60
60
60
0
69
15
60
60
60
0
69
15
60
60
60
0
69
15
60
60
60
0
69
515
262
262
129
129
129
129
129
129
166
129
69
69
69
69
69
106
69
69
69
69
69
69
69
※不足人員については、県庁外への出動要請を行う
53
6
1
36
37
27
6
1
36
37
84
14
504
518
20
20
200
220
75
50
2,475
2,525
38
418
418
72
792
792
36
450
450
99
297
297
30
1,050
1,050
6,270
0
795
3,180
3,180
3,180
84
9,274
92
9,450
班
名
名
名
班
名
名
名
班
名
名
名
班
名
班
名
名
班
名
班
名
班
名
名
班
名
名
名
名
名
名
54
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