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ICTサービスが創出する持続可能な企業経営

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ICTサービスが創出する持続可能な企業経営
事業活動を通じたCSRの取り組み
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グリー 省電力活動 が一層高まりつつ 量の増
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してい
日本ユニシスグループのICTサービスの提供を通じて──
ICTサービスが創出する持続可能な企業経営
キーワードは
「クラウドコンピューティング」
日本ユニシスグループは、ICTサービスを通じて、
「社会」
「経済」
「環境」の観点から、新たな価値を創出しています。
ています。さらに昨今では、企業の社会的責任の
ICTサービスの本格展開とグリーンICT
ICT技術の進展にともない、情報システムは社会
観点から、大規模災害などの発生時に備えたBCP
のあらゆるシーンで活用されるようになり、
その重
(事業継続計画)策定が重視されており、いかに
要度はますます高まっています。
しかし一方で、
企業
情報システムを止めずに運用し続けられるかも
にとってはいくつかの課題も浮上してきています。
問われています。
例えば、システム運用にかかるコストや業務負
これらの解決に向けた有効な手段として、いま
担が増大しているほか、システム上の膨大な情
注目を集めているのが「クラウドコンピューティン
報を保護するためのセキュリティ強化も求められ
グ」
です。
クラウドコンピューティングとは、
インター
クラウドコンピューティングが実現する次世代型企業システム
従来の企業システム
次世代型データセンターを活用した企業システム
データセンターの
電力消費量削減に向けた取り組み
データセンター
B社
C社
A社
A社
C社
データセンター
B社
9
日本ユニシスグループCSR報告書2009
データセンター
環境に配慮した
最新のマシンで
省エネを実現
最新の技術で
サーバを効率的
に稼動
自然エネルギー
を 利 用し た 冷
却化
電力利用効率の
向上
ICTサービス部門のメンバー
ネットを介して、
ハードウェアからソフトウェア、
アプ
リケーション、
運用・保守サービスまで、
あらゆるICT
リソースを サービスとして 利用できる仕組みのこ
とです。
これらICTリソースはすべてサービス供給
側の複数のデータセンターに集約され、
データセン
ターは相互にネットワークで結ばれます。
これによって、災害や障害が発生したときも止ま
日本ユニシスグループのICTサービス全体像
サービス提供事業
アウトソーシング事業
ビジネスパーク®※1
共通ホスティング
業務特化型
サービス
業種特化型
サービス
ICTホスティング
SaaS※2プラットフォーム
らないシステムを構築できるほか、情報を複数に
分割して保管することで、高度なセキュリティ環境
業務運用/システム運用サービス
を確保します。
また、企業側でICTリソースを所有・
維持せずに済むことから、そのためのコストや業
ICT基盤サービス/IDC基盤
務負担を軽減できるほか、
「グリーンICT」の観点で
は、社会全体の重要課題である
「地球温暖化防止」
にも大きな効果を発揮すると言われています。そ
れぞれの企業がシステム稼動のために電力を常
※1 SaaSの利用と提供を支援し、
ビジネスを創出する場
※2 Software as a Service : ネットワークを介してソフトウェア機能を提供するサービス
http://www.unisys.co.jp/services/ict/
時消費し続ける必要がなくなり、サービスを利用す
るときだけ使うようになるからです。
しています。
日本ユニシスグループでは、
「ICTサービス」
とし
同時に、設備や機器を多数設置するデータセン
て各種のICTリソースを提供。2008年4月にはICT
ターでは、
とくに省エネルギー化を推進する必要
サービス本部を設置し、本格展開に向けた体制を
があるため、仮想化・自動化などの最新技術を駆
確立しました。
使してサーバやネットワークの稼動・運用の高効
現在では、最新鋭の技術と機器を搭載したデー
タセンター群から、ネットワークを通じて多くのお
率化を図るほか、空調制御の最適化など省エネ技
術も積極的に採用しています。
客さまに多彩なICTサービスを提供しており、お
これからも日本ユニシスグループは、
クラウド
客さまのコスト削減や業務効率化はもちろん、セ
コンピューティングのさらなる実現に向けてICT
キュリティ対策、事業継続、環境負荷削減にも寄与
サービスの強化に取り組んでいきます。
グリーンICT推進担当者から
パッケージ としてのグリーンICT
ICTと環境との関係には2つの観点がありま
事業者としての環境配慮です。例えば、冷却装
す。一つは、データセンターへのサーバの集約
置などの既存技術以外にも、冷気・地下水・雪な
化によって消費電力削減をめざすことであり、
どの自然エネルギーを利用した冷却化により、
日本ユニシスグループでもすでに実践してい
電力消費量の低減が期待できます。
こうした取
ます。今後は、お客さま企業でサーバを設置す
り組みを通じてデータセンターの電力利用効率
る場合とデータセンターを利用した場合の電
(PUE:Power Usage Effectiveness)向上に努め
力消費量を実測・比較し、データセンター利用
の効果について情報提供するサービスを提供
していく予定です。もう一つは、データセンター
ICTサービス本部
るとともに、
データセンターの環境改善を含めた サービス商品企画部 部長
「 パッケージ としてのグリーンICT」を提供して 廣田 博美
いきたいと考えています。
日本ユニシスグループCSR報告書2009
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