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資料4 理化学研究所 玉尾グローバル研究クラスタ長発表資料 (PDF

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資料4 理化学研究所 玉尾グローバル研究クラスタ長発表資料 (PDF
資料4
科学技術・学術審議会
国際戦略委員会
(第4回)
H26.2.19
Beyond
disciplinary, organizational and national boundaries
科学技術・学術審議会 国際戦略委員会(第4回)
2014年2月19日
「科学技術・学術分野の国際戦略について」
国際関連の取組の現状と課題について
計画
理研に頭脳循環のマザーハブを構築する
理化学研究所
研究顧問・グローバル研究クラスタ長
玉尾皓平
1
NOYORI Initiative:
RIKEN’s Policy for International Cooperation
A world-class RIKEN that creates science
for the future of global society
1. Attract and connect the best minds
Provide an excellent research environment where scientists
from around the world can meet and work together
2. Work together for scientific innovation to solve global problems
3. Invest in the next generation
1. 最高の人材を引き寄せる
世界の研究者に出会いと相互啓発の最高の研究環境を提供する
2. 世界的課題を解決するための科学イノベーションに向けて共に働く
3. 次世代への投資を行う
2
Copyright © RIKEN All rights reserved
国外の他機関との協定・覚書(平成24年度末締結数)
研究協力協定・覚書、共同研究契約の延べ分布(平成24年度末で46ヵ国・地域と437件)
North America
Partner
countries
2
Collaboration
agreements
68
South America
4
12
Oceania
2
21
Asia
11
161
Middle East
2
3
Europe
21
165
Africa
4
7
Total
46
437
Region
(重複あり)
包括協定・覚書一覧(平成24年度末で16ヵ国・地域と29件)
ASIA
Chinese Academy of Sciences (CAS)
China
Korea
The Shanghai Branch of the Chinese Academy of Sciences
Shanghai Jiao Tong University (SJTU)
Xi'an Jiaotong University (XJTU)
Korea Institute of Science and Technology (KIST)
Korea Research Institute of Chemical Technology (KRICT)
Korea Research Institute of Bioscience and Biotechnology (KRIBB)
Seoul National University (SNU)
Taiwan
Academia Sinica (Taiwan)
University of Malaya (UM)
Malaysia
Universiti Sains Malaysia (USM)
Agency for Science, Technology and Research (A*STAR)
Singapore Nanyang Technological University (NTU)
National University of Singapore (NUS)
The Agency for the Assessment and Application of Technology of
Indonesia
The Republic of Indonesia (BPPT, Indonesia)
India
Department of Science and Technology (DST)
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Canada
Brasil
Australia
Israel
Sweeden
England
Germany
France
NORTH AERICA
National Research Council Canada (NRC)
McGill University
SOUTH AMERICA
Amazonas State University (UEA)
OCEANIA
Australian Commonwealth Scientific and Industrial Research
Organization (CSIRO)
MIDDLE EAST
Weizmann Institute of Science
EUROPE
Karolinska Institutet (KI)
University of Liverpool (UoL)
Max Planck Society (MPG)
Technische Universität München (TUM)
Institut Pasteur
Centre National De La Recherche Scientifique (CNRS)
Universite de Strasbourg (Unistra)
Switzerland Swiss Federal Institute of Technology Zurich (ETH Zurich)
3
An Introduction to RIKEN
北米
カナダ、米国
中南米
コロンビア、チリ、ブラジル、
ペルー、メキシコ
ヨーロッパ
60
在籍外国人研究員・テクニカルスタッフ・
訪問研究員・学生等の出身国・地域
2012年10月1日現在
外国人研究者率30%=
(総数636名の外国籍研究系スタッフの
350人増
内、理研直雇用研究員・テクニカルス
タッフ等は386名)
(スペース確保も最重要課題)
アジア
9
イスラエル、イラン、インド、インドネシア、
シリア、シンガポール、タイ、ネパール、
パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、
ベトナム、マレーシア、モンゴル、台湾、
香港、韓国、中国、北朝鮮
192
アルメニア、ウクライナ、イタリア、
オランダ、ギリシア、クロアチア、スイス、
スウェーデン、スペイン、スロバキア、
デンマーク、ドイツ、トルコ、ハンガリー、
フィンランド、フランス、ブルガリア、
ベラルーシ、ベルギー、ポーランド、
モルドバ、ラトビア、リトアニア、
ルーマニア、ロシア、英国
360
現在の外国人研究者率
17%
在籍人数上位7カ国
1. 中国
141
2. 韓国
88
3. 米国
45
4. インド
39
5. フランス
33
6. ドイツ
29
7. 英国
27
オセアニア 11
オーストラリア
アフリカ
4
エジプト、ケニア、スーダン
TOTAL 636 people, 56 countries and regions
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4
理研の外国人向けプログラム
RIKEN’s Programs for Students and Junior Scientists
• Initiative Research Unit (IRU) Program
for potential leaders in their field
2013年4月以降、廃止、准主任制度に合流(研究費をつける方向)
• Foreign Post-doc Researcher (FPR) Program
for young postdoctoral researchers
(50 人/ 5 years)
• International Program Associates (IPA)
for doctoral students (100 人/ 5 years)
2011 Research Report Session
Noyori Summer School
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5
課題
研究者レベルの共同研究に留まる
理研は、世界的な人材獲得競争に勝ち残れるか?
brain circulation の Central Hub になりえるか?
グローバル化での課題は何か?
理研グローバル研究クラスタの発足
Missions of RIKEN Global Research Cluster
Strengthen researcher-level cooperation into institutional partnerships
Establish RIKEN facilities overseas
Invigorate research activities at both RIKEN and overseas facilities
Establish a hub at RIKEN for global brain circulation
研究者レベルの共同研究を機関間レベルの連携体制にレベルアップし、
海外に研究拠点を構築し、双方の研究活動を活性化
理研に人材ネットワーク、頭脳循環のハブを構築することを目指す
6
現状
グローバル研究サテライト 【海外における拠点】
RIKEN’s Overseas Facilities and
Joint Research Centers
McGill University
Institute of Modern Physics (CAS)
RIKEN-RAL Muon
Research Facility
(UK)
Institute of Chemistry (CAS)
RIKEN-Max Plank
Joint research Center
RIKEN-XJTU
Joint Research Center
RIKEN-National Center for
Biological Sciences
RIKEN-KRIBB
Joint Research Center
RIKEN-BNL
Research Center (USA)
RIKEN-MIT Center for Neural
Circuit Genetics (USA)
Shanghai JiaoTong University
RIKEN - Shanghai Institute of
Optics and Fine Mechanics
RIKEN-Jawaharlal Nehru Centre
-Indian Institute of Science
RIKEN-USM
Joint Research Laboratory
Established
To be established
Amazonas State University
Research collaboration agreements: about 400
(with more than 330 organizations in 42 countries and regions)
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7
Max Planck – RIKEN Joint Center
on Systems Chemical Biology (2011-)
双方に連携研究センターを設置
双方で約 8,000万円のマッチングファンド方式
長田裕之
谷口直之
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8
課題
海外拠点化だけで十分か?
海外諸国の人材囲い込み政策
中国: 海亀政策や人材流失抑制政策により、トップレベルの大学
から優秀な人材の海外派遣が激減
インド: 欧米への人材流出は加速しているが、日本への認識は希薄
「海外拠点化」だけでは、
理研への人材導入、頭脳還流の効果は期待薄
(特に、海外資金による拠点化は、Brain drain の危険性)
理研を頭脳還流のマザーハブとして強化する
① グローバル研究サテライト 【海外における拠点】
+
② グローバル研究コア 【国内における拠点】
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9
① グローバル研究サテライト 【海外における拠点】
を理研側が設置する要件
・世界トップレベル研究機関・研究者との連携
・相手先機関の人材、施設、設備、資金等の
研究資源を活用し、組織間合意に基づき、拠点を開設
・現地の仕様・ニーズに根付いた研究開発を実施
・拠点を通して、優秀な人材の獲得・育成・研究人材の
ネットワーク形成により、継続的な人材獲得
理研の若手エースを
送り込み、
なくてはならない
海外拠点としての
ブランド力を
確立する
② グローバル研究コア 【国内における拠点】
とする理研側の要件
・海外進出による空洞化(ドーナツ化)を防ぐ
・連携拠点を理研内にも設置、相手拠点からの人材受入れ
・真の国際競争力を維持、強化、海外から魅力ある存在
・常に新たな科学、科学技術、イノベーションを生み出す
人材確保、インフラ整備
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海外から人材を
受け入れ、
理研をCentral Hub化
するための
新たな仕組み、
制度作りが急務
10
計画
理研に頭脳循環のマザーハブを構築する
グローバル研究コア 【国内における拠点】
ノーベル賞受賞者級研究者、若手リーダーの招へい
「世界トップ20研究者(仮称)」 による拠点設置
理研内異分野連携促進制度
“Trans-RIKEN Exchange Program” の導入
・世界のトップ研究機関からのスーパー人材受入れ
・真の国際競争力を維持、強化、海外から魅力ある存在に
・イノベーションを生み出す人材確保、インフラ整備
Beyond disciplinary, organizational and national boundaries
の実現に向けた総合的取り組み
新たな「国立研究開発法人」での制度設計:受け入れ期間、給与待遇など
研究棟の新設、住環境の整備、国際化対応事務体制の整備
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11
「理研グローバル研究クラスタ」での取り組み
現状
グローバル研究サテライト 【海外における拠点】
世界トップレベル研究機関と連携研究拠点を設置
・相手先機関のリソースを活用=外部資源の内部化
・現地の仕様・ニーズに根付いた研究開発
・優秀な人材の獲得・育成
・研究人材のネットワーク形成、継続的な人材獲得
計画
+ グローバル研究コア 【国内における拠点】
ノーベル賞受賞者級研究者、若手リーダーの招へい
「世界トップ20研究者(仮称)」 による拠点設置
理研内異分野連携促進制度
“Trans-RIKEN Exchange Programの導入
海外での理研ブランド確立、ネットワーク構築による継続的人材獲得、真の国際競争力強化
理研が頭脳循環のマザーハブになる
グローバル研究サテライト
【海外における拠点】
理研-IMP連携研究センター
理研-マックスプランク
連携研究センター
理研-清華大学連携講座
理研-ICCAS連携研究センター
理研-XJTU
連携研究センター
理研-RAL
ミュオン研究施設
理研-MIT
神経回路遺伝工学研究センター
グローバル研究コア
【国内における拠点】
理研-JNCASR-IISc
連携研究センター
理研-KRIBB
連携研究センター
理研-NCBS連携研究セン
ター
理研-USM
連携研究室
※ 海外拠点は設置予定含む
理研-BNL研究センター
理研-SIOM連携
研究室
理研-SJTU連携研究
センター
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伊丹敬之
グローバリゼーションの時代といえども、
国内での大型投資の重要性を
見落としてはならない。
ドーナツ化を防ぎ、
ピザ型グローバリゼーションで活性化するために
常に中央に魅力あるトッピングを準備せよ。
伊丹敬之(東京理科大学イノベーション研究科教授)
「日本企業は何で食っていくのか」日経プレミアシリーズ202、
2013年5月24日、日本経済新聞出版社
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まとめ(案)
◎「グローバルリソースの活用(外部資源の内部化)」
・優秀な人材(人材大国)や研究資源(資金、バイオリソースなど)のグローバルな活用
・海外拠点(連携研究センター)を設置し、現地仕様の連携研究の推進
・現地政府からの資金導入
・上記拠点を核とした人材獲得、理研への人材派遣
← 理研人材育成プログラム(IPA, FPR, IRU)の有効活用
・RIKEN DAYの開催などを通した長期的な連携関係作り
・連携研究センター設置によるブランド力の強化、継続的な人的交流ルートの確保
◎「国家戦略に基づいた国際研究協力体制の迅速な構築(トップダウン化)」
・政府の国際戦略に基づいた国際研究協力の体制構築
・重点国の指名・要請によるトップダウン型の研究協力を迅速に実施するための体制構築
・JST、JSPSなどのファンディング機関との一体的な活動
◎「研究システムの輸出(システム化・パッケージ化)」
・日本、理研の研究システムの輸出、システム作り、パッケージ化
◎「空洞化を防ぐ国際的なハブ拠点の構築(ハブ化・ネットワーク化)」
・上記取り組みとともに空洞化を防ぐ、国際的なハブとしての研究拠点の運営・整備
・日本各地の大学・研究機関・企業とネットワーク化し、共同研究補助・地域産業クラスタ
振興補助を加速(マックスプランクの国内連携モデルの導入)
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まとめ概念図(案)
日本政府
相手国
トップダウン化
国家戦略・国際戦略
国立研究
機関
理研
センタ
地域
産業
地域
大学
理研
マザーハブ
システム化・パッケージ化
理研
センタ
研究システム輸出
連携センター設置
トップ
研究機関
連携センター設置
理研
地域コア
共同研究補助
(マックスプランクモデル)
資金導入
理研
センタ
理研
センタ
優秀な人材や研究資源
グローバルリソースの活用
外部資源の内部化
ハブ化・ネットワーク化
人類存続に向けた地球規模課題への取組へ
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