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EMS(電子機器製造サービス受託会社)が 米シスコシステムズ社向けの

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EMS(電子機器製造サービス受託会社)が 米シスコシステムズ社向けの
EMS(電子機器製造サービス受託会社)が
米シスコシステムズ社向けの
プリント配線基板組み立て管理に
RFID を利用!
生産性を改善した仕組みは、米シスコシステムズ社と製品組立てを担当する米ジェイビル社の協力の賜物である。
記者 Clair Swedberg
(日本語訳、株式会社村田製作所)
2012 年 5 月 25 日-電機メーカーの米ジェイビル社は、米シスコシステムズ社向け製品のいくつかのプリント配線基板
組み立て(PCBAs)に RFID を利用している。米シスコシステムズ社のサプライチェーンマネージャーB.J. Favaro と、ジェイ
ビル社のグローバルプロセスマネージャーの Bill Hajje によると、ジェイビル社は製造工程の効率を約 80%向上させ、こ
れは両社も恩恵をもたらした。
2008 年、シスコシステムズ社のハードウェアエンジニアはジェイビル社と共同で、ホスト基板のデータを保存するプリン
ト配線基板に RFID を採用することに取り組んだ。当時、ジェイビル社では、選抜した配線基板のそれぞれに 512 ビットの
ユーザーメモリーを持つ EPC Gen2 規格・パッシブ・UHF の RFID タグを搭載し始めた。その目的は、デザイン段階におい
て配線基板 ID やリリースバージョンや試験結果の情報の記録に要する紙とペンを置き換えるというものだ。ジェイビル社
は(株)村田製作所のマジックストラップ® RFIDタグ(プリント配線基板搭載用)を配線基板端面近くに搭載しグラウンド
部につなげている。外部業者が RFID ソフトウェアと、システムインテグレーションサービスを提供した。
昨年、ジェイビル社は、プリント配線基板データの保存を超えた RFID タグの利用を提
案した。それは、生産ライン上の製品(WIP)が様々な製造段階を通過する際に、素早く
そして透視的に基板を識別するのに活用できるかもしれないというものだ。ジェイビル社
はその情報をシスコシステムズ社にシェアすることもできる。加えて、このソリューション
はシスコシステムズ社の為にジェイビル社が製造したとの認証目的のために利用する
こともできる。当初、シスコシステムズ社は生産ライン上の製品の為だけに技術を選択
している、と Favaro は言う。RFID タグによる認証はシスコシステムズ社の直近の計画の
一部ではない、何故なら同社では効果的な認証プログラムが既に整っているからと彼
は説明する。
Jabil's Bill Hajje
ジェイビル社は上海にある主な製造設備内 14 ヶ所で Alien Technology ALR-9650 と ALR-9900 RFID リーダーの設置
を開始した。これにはシスコシステムズ社に出荷する用意ができたプリント配線基板の一時保管場所も含んでいる。配
線基板の組み立てが始まると、マジックストラップ®タグは他の部品とともに配線基板に取り付けられ、タグ識別番号
(TID)が読まれ、データベースに記録される。配線基板のシリアルナンバーと組み立てナンバーはこのタグ ID に紐付けさ
れる。組み立ての間、配線基板は一連の工程を通過する。それぞれの工程で Alien Technology 社の固定式読取装置が
先程の ID 番号をとらえ、工程の位置識別子とタイムスタンプとともにバックエンドソフトウェアに送られ、PCB の到着記録
を作る。配線基板は検査時に暗箱に収納される。そこでは、ATID AT870 ハンドヘルドリーダーが固有 ID ナンバーをとら
える。配線基板を検査する小さなスペースには固定式リーダーは適さないためと Hajje は説明する。
http://www.rfidjournal.com/article/view/9550
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EMS(電子機器製造サービス受託会社)が
米シスコシステムズ社向けの
プリント配線基板組み立て管理に
RFID を利用!
組み立てが終わりシスコシステムズ社への出荷準備ができると、配線基板は一時保管場所を通過して、Sirit Infinity
510 リーダーで、タグに基板シリアル、アッセンブリーID ナンバー、シスコシステムズ社のヘッダーが書き込まれる。情報
はタグに固定され、問い合わせや変更するためにはパスワードを要求される。
製造中のすべての配線基板の位置情報の収集と把握により、組み立て工程で発生しているかもしれない障害や必要
以上に無駄な時間をとっている場所を特定することで、製造効率の改善に成功したとジェイビル社は報告している、と
Favaro は言う。操業をより効率的にし、製造コストと時間を削減することで、ジェイビル社はシスコシステムズ社にも還元
が可能と彼は加える。
現在、このRFIDソリューションは、データセンターで使用される特定のサーバーの配線基板を製造するひとつの組み
立てラインのみに設置されている、と Favaro は言う。Hajje によると、ジェイビル社はシスコ社製品向け製品のさらにいく
つかのプリント配線基板組み立てラインに RFID リーダーを設置する計画があるが、その具体的日程は決定されていな
い。
RFID を組み立てラインに設置することによって、ボトルネックを識別する役に立つだけでなく、組み立て工程上では手
作業でやっていたバーコードによる認識作業を削減できた。ジェイビル社は約 80%の効率改善をしたと Hajje は言う。同
社はこの計画を他の製品や組み立てラインでも続ける計画があり、電子製品の組み立てに RFID を活用することに興味
を持っていそうな少なくとも他の一つの企業とも話をしていると彼は言う。
組み立て工程において金属筐体内に取り付けられると、プリント配線基板はもう読みとることができなくなる。とはいえ、
もし製品が戻され PCB が修理のためにアクセスされると、シスコシステムズ社は再び配線基板の RFID チップ(マジックス
トラップ®)を読むことができるので、その基板の起源や製造日データを提供することができる。しかし、この目的ではまだ
利用されていない。
ジェイビル社にある間、RFIDタグ(マジックストラップ®)は数メートルの読取距離を持つと Hajje は言う。沢山の配線基
板をカートに乗せてリーダーから読めなくなるまで引き離し試した、と彼は言う。
ジェイビル社とシスコシムテムズ社が合同で資金拠出したこのシステムが導入されて以来、ジェイビル社はシスコシス
テムズ社に生産中の製品を報告し続けている。
http://www.rfidjournal.com/article/view/9550
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