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「革新的な技術で新しい価値を提供する化学会社」

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「革新的な技術で新しい価値を提供する化学会社」
「革新的な技術で新しい価値を提供する化学会社」
証券コード:
証券コ
ド:
4114
2012年6月
IR・広報室
Copyright 2012 NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.
目次
1. はじめに
1
2. 日本触媒とは
3 主要事業
3.
3-1.アクリル事業
3 2 EO(酸化エチレン)事業
3-2.EO(酸化エチレン)事業
4. 新規事業
5. CSRの取り組み
6. 利益還元策
用語解説
SAP:
AA:
AES:
EO:
EG:
NAII:
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高吸水性樹脂
アクリル酸
アクリル酸エステル類
酸化エチレン
エチレングリコール
NA Industries, Inc.(米国)
2
1.はじめに
機能性化学品の時代
日本の機能性化学品は
 世界で高いシェアを誇る
 機能性化学品における日本企業の世界シェアは
自動車・電子機器・電子部品よりはるかに高い
 世界のイノベーションをリードする
 機能性化学品の進化がセットメーカー(自動車や
電機メーカー)のイノベーションを生み出す
 世界の産業と暮らしを支える
 機能性化学品はあらゆる製造業の基礎素材となり、
暮らしに生きている
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3
1.はじめに
日本触媒の場合
日本触媒の製品と技術は
 世界で高いシェアを誇る
 高吸水性樹脂(SAP):世界トップシェア(25%超)
高吸水性樹脂(SAP) 世界ト プシ ア(25%超)
 アクリル酸:世界の生産能力の約半分が当社技術採用
 世界のイノベーションをリードする
 SAPは、「通液性」により、紙おむつの薄型化に寄与
 電材製品は、ディスプレーの薄型化、高精細化に寄与
 世界の産業と暮らしを支える
 幅広い需要分野 → 業績安定力
 日常品向けの比率が高い → 不況抵抗力
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4
2.日本触媒とは
会社概要
名称:
株式会社日本触媒
NIPPON SHOKUBAI CO., LTD.
創業:
1941年(昭和16年)8月
売上高:
3,207億円
(2012年3月期連結)
資本金:
250億円
(2012年3月末)
従業員数:
3,779人
(2012年3月末連結ベース)
上場:
上場
東証1部、大証1部
創業71年
事業所:
国内
大阪本社、東京本社、姫路製造所、川崎製造所、
吹田工場、吹田地区研究所、筑波地区研究所
海外
米国、インドネシア、シンガポール、ベルギー、
中
中国、韓国、台湾
韓
台湾
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5
2.日本触媒とは
触媒とは?
 触媒とは?
≪例:自動車のマフラー≫
自身は変化せず、化学反応を促進させる物質
 触媒の実用例
1、化学品製造
・アクリル酸製造用
2、環境浄化
・自動車:排気ガス浄化触媒
排気ガス
自動車触媒
無害ガス
 日本触媒の由来
「触媒」は化学製品の製造には不可欠なも
の。触媒を自ら開発し、その性能を磨き上げ
て ゆくことで、発展しようとの思いが込め
られている。
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2.日本触媒とは
沿 革
<技術革新>
1941
1943
1949
① 創立 今年71周年
・ヲサメ合成化学工業株式会社設立
1959
1960
1967
・川崎工場(現
川崎工場(現 川崎製造所千鳥工場)開設
1988
1991
1996
1999
・わが国で初めて無水フタル酸の工業化に成功
・吹田工場開設
・社名を「日本触媒化学工業株式会社に改称
1952 ・ベンゾール酸化による無水マレイン酸の量産化成功
1959 ・自社技術によるわが国初の酸化エチレン工業化
② EO 企業化50年
企業化50年~戦略商品に
戦略商品に
・姫路工場(現 姫路製造所)開設
・川崎第二工場(現 川崎製造所浮島工場)開設
・米国テネシー州に「NA Industries, Inc.」設立
⑤ この年以降 海外展開進む
【SAP、アクアロック】
・社名を「株式会社日本触媒」に改称
・インドネシアに「 PT. Nisshoku Tripolyta Acrylindo」(現
PT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIA )設立 【AA、AES】
・ベルギーに「NIPPON SHOKUBAI EUROPE N.V.」設
立 【SAP】
2003
・中国に「日触化工(張家港)有限公司」設立【SAP、
中
「 触
家港 有
立【
アクアロック】
2004
・シンガポールに住友化学との事業交換により
「SINGAPORE ACRYLIC PTE LTD. およびSINGAPORE
GLACIAL ACRYLIC PTE LTD.」設立
設立 【AA】
【 】
・電子情報材料事業部新設
⑦
電材事業部新設~一つの柱に育成
2006
1941
③
AA/AES 40年来のコア製品
アクリル酸エステルをわが国で初めて工業化
1970 ・プロピレン酸化法による、アクリル酸及び
・高吸水性樹脂(SAP)製造開始
1985 ・コンクリート混和剤用ポリマー「アクアロック」
④
SAP 30年来のコア中のコア
製造開始
1997
・ダイオキシン類分解触媒製造開始
・機能性色素製造開始
電材事業 芽生え
2000 ⑥
2006
・光学材料用アクリル樹脂製造開始
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2.日本触媒とは
チャレンジの歴史
 自社技術にこだわる
・「日本」触媒
→自社開発の純国産技術にこだ
わる
・海外技術導入に頼らない
海外技術導入に頼らない
 製造技術力
・製品だけでなく生産プロセス
も自社で作り上げる
・現場の地道な改善による進化
 日本触媒法アクリル酸
・世界技術シェア 50%以上
・技術ライセンス先の企業が有
力なアクリル酸メーカーに
 高吸水性樹脂との出会い
・1985年、本格生産を開始
・主用途:紙おむつ
半 紀後 今
高 成長
・四半世紀後の今日も高い成長
が続く
 選択と集中
・2002年、アクリル酸とメタ
クリル酸メチル※①を住友化学
酸
①を住友化学
と事業交換
・2003年、「無水フタル酸」
販売終了
・2007年、「不飽和ポリエス
テル樹脂」※②生産終了
・コア事業の拡大と世界展開
アクリル酸プラント
※①:水族館の大型水槽や自動車のブレーキランプカバーなどに使わ
れる透明性の高い樹脂
※②:小型ボート、ヘルメットなどに使われる樹脂
※②:小型ボ
ト、ヘルメットなどに使われる樹脂
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酸化エチレンプラント
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2.日本触媒とは
原料~製品の流れ
原料
製品の流れ
日本触媒
本触媒 原料
原料から製品への流れ図
製
流
石油
日本触媒は、「川下」の製品群を充実
させることで収益基盤の多様化と安定
化を図り続けてきた。
ナフサ
原料
プロピレン
エチレン
※「川上」製品:
基礎化学品
アクリル酸
酸化エチレン
・生産量が大きい
川上
・売上高が大きい
高吸水性樹脂
・付加価値が低い
コンクリート混和剤用ポリマー
・価格が市況に左右されやすい
機能性化学品
アクリル酸特殊エステル
粘・接着剤用樹脂
川下
※「川下」製品:
他の産業へ…
消費財となる
食品添加物
一般医薬品
印刷インキ
家庭用洗剤
・個々の製品の売上高が小さい
・付加価値が高い
・利益が安定的に確保しやすい
トイレタリー
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2.日本触媒とは
セグメント別売上高比率
2011年度
基礎化学品
機能性化学品
環境・触媒
7%
43%
50%
コア事業
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2.日本触媒とは
社 長
池田 全德
代表取締役社長
 東京大学工学部卒、コーネル大学にてMBA取得
 2003年取締役、2006年常務、2009年専務、
2010年副社長、2011年現職
 NAIIを始め多くの海外案件を先導。当社グローバル
展開に重要な役割
 主に経営企画に従事。ERP(統合型基幹業務シス
テム)導入や日本乳化剤の買収等に手腕を発揮。
事業全般 豊富な経験を活
事業全般の豊富な経験を活用し社業隆盛に貢献。
社業隆盛
献
 現在の路線を踏襲。テクノアメニティ2015を数値
だけでなく中味も含め充実・達成する
 CSRの充実により社会からの信頼を磐石なものに
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2.日本触媒とは
業 績
2010年度、2011年度
2期連続
最高益更新
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2.日本触媒とは
長期経営計画
スローガン:
テクノアメニティ2015
未来への挑戦 夢の実現
未来への挑戦、夢の実現
企業理念
経営理念
私たちはテクノロジーをもって
人と社会に豊かさと快適さを提供します
将来像
 人間性の尊重を基本
 社会との共生、環境との調和
 革新的な技術に挑戦
 世界を舞台に活動
革新的な技術で新しい価値を提供する化学会社
2010~2015年、6か年計画
AA/SAP世界展開
AA/SAP世界展開 を着実に実行する
既存製品の収益改善 を図る(収益改善委員会)
新規事業(電材、新エネ、電池材料)を 軌道に乗せる
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2.日本触媒とは
長期経営計画
事業・技術ポートフォリオ
事業
技術ポ トフォリオ
6年累計設備投資:1,500億円【含戦略投資(M&A等)300億円】
電材・新エネ:200億円、AA・SAP:700億円、その他:300億円
電材
新 ネ 200億円、AA SAP 700億円、その他 300億円
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3-1.アクリル事業
アクリル事業:製品の流れ
酸化
酸化エチレン
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3-1.アクリル事業
アクリル酸(AA)主用途
塗料(アクリル酸エステル)
紙おむつ(アクアリック® CA)
粘・接着剤(アクリル酸エステル)
印刷インキ(アクリル酸エステル)
園芸用保水材(アクリホープ® )
自動車塗料(アクリル酸特殊エステル )
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3-1.アクリル事業
世界トップシェア
世界シェア
SAP
No 1
No.1
高吸水性樹脂
(SAP)※
主用途「紙おむつ」
※アクリル酸を主原料にした粉末状の樹脂。
わずか1gの樹脂が最大1000gの水を吸収。
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3-1.アクリル事業
SAP
夢の用途「砂漠化防止」
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3-1.アクリル事業
紙おむつの構造
表面材:
・直接肌に接する部分
・着用中の快適性を向上させる
漏れ防止の立体ギャザー:
・不織布と伸縮性素材で作られたギャザー
・尿や便をせき止め、漏れを防止する
高分子吸水剤
吸水材:
・吸収紙、綿状パルプ、高分子吸水剤
から成る
・尿を吸収する
尿を吸収する
防水材
防水材:
・紙おむつの外側を覆う防水シート
・尿などのもれを防止する
(出所)社団法人日本衛生材料工業連合会ホームページ
(http://www.jhpia.or.jp/product/diaper/data/structure.html)
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3-1.アクリル事業
高吸水性樹脂(SAP)とは




SAP=
A
Super
p A
Absorbent Polymer
y
小さな粒状の物質
吸水力は自重の50~1000倍
一度吸水すると後戻りさせない工夫がされている
度吸水すると後戻りさせない工夫がされている
SAPが水を吸い込むしくみ
SAPの作り方
網目が膨らむ→水を蓄える
浸透圧で水を吸い込む
(出所)夢・化学―21委員会ホームページ( http://www.chemuseum.com/beginner/report/9/index.html )
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3-1.アクリル事業
SAP:日本触媒の強み
トップクラスのシェア維持、収益力確保
トップクラス
シ ア維持、収益力確保
<当社SAPの強さの源泉>
①製品 プロセスに関するR&Dの力
①製品・プロセスに関するR&Dの力
②原料AAからの一貫生産
③日米欧中の生産拠点による安定供給体制
④技術を有効に守る知財戦略
⑤成長力に富む優良な顧客
<リスクと対策>
①新興国、新規参入メーカー品の台頭
・製品の性能・品質による差別化
・AAを含むプロセス革新 生産の効率化 物流合理化などによる総合的コストダウン
・AAを含むプロセス革新、生産の効率化、物流合理化などによる総合的コストダウン
・知財戦略の的確な実行
②円高による価格競争力低下
・円高リスクを回避できる拠点での生産拡大
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3-1.アクリル事業
AA/SAP:需給動向
AA
需要:5%成長を想定
市場規模:410万トン(2011年推定)
戦略:SAPを支える生産量確保、
市場の伸びを捉えた外販拡大
SAP
需要:7%成長を想定
市場規模:180万トン(2011年推定)
見通し:2011年度後半、調整局面があったが
中期的に需要は成長
戦略:強みを活かし、製品差別化でシェアを維持・拡大
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3-1.アクリル事業
AA/SAP:世界展開
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3-1.アクリル事業
AA/SAP:当社ポジショニング
出典) 自社調べ
AA生産能力
SAP生産能力
 世界生産能力:500万トン超
 世界生産能力:200万トン超
万トン/y
万トン/y
59万トン/y
(2014年末予定)
150
60
50
78万トン/y
(2013年末予定)
100
12
40
16
30
50
20
62
47
10
0
0
A社
B社
当社
C社
D社
その他
当社
世界3位
A社
B社
C社
D社
その他
世界1位
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3-2.EO事業
酸化エチレン(EO)事業:製品の流れ
酸化
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3-2.EO事業
EO 主用途
衣料用洗剤(酸化エチレン、
ポ
ポリエステル繊維(エチレングリコール)
グ
台所用洗剤(ソフタノール)
エタノールアミン、ソフタノール)
ペット樹脂(エチレングリコール)
コンクリート混和剤用ポリマー
(アクアロック® )
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3-2.EO事業
EO事業:戦略
市況に左右されない収益基盤の確立
市
な 収
 非EG化:7割台で推移(国内平均〔当社含む〕5割台)
 EOセンター化
EOセ タ 化
 誘導品の拡充
①(メタ)アクリル酸特殊エステルの増設
2013年10月 川崎製造所(2007年取得新規土地) 2万トン/y設備稼働予定
②コンクリート混和剤用ポリマーの増設
2012年4月 川崎製造所(既存敷地) 1.6万トン/y設備稼働開始
③コンクリート用乾燥収縮低減剤の上市
大手ゼネコン3社と共同開発、2011年10月より本格販売
稼働率の向上を最優先課題として柔軟な製品構成を目指す
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4.新規事業
電子情報材料
収益面での柱に
R
 光学材料用アクリル樹脂“アクリビュア ”
 樹脂:高機能化推進
 フィルム:2012年度出荷予定
 球状微粒子
 レジスト用ポリマー
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4.新規事業
新エネルギー材料
新エネルギ
材料
次世代のコア事業に
 燃料電池材料(ジルコニアシート・セル)
<強み> 触媒製造で培った成型・焼成技術
高品質+大量生産
 Bloom Energy(米)社向けを中心に販売を拡大
 製造設備増強:
300万枚/年体制からさらに拡大へ
300万枚/年体制からさらに拡大
製品大型化に対応したプラントの改造
 目標売上高: 2015年度 50億円
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4.新規事業
燃料電池とは
 水素と酸素を反応させることで電気を生み出す装置
※「水の電気分解」の逆の原理を応用
 地球にやさしいクリーンな発電方法
 次世代を担う有力な新エネルギーのひとつ
燃料電池の分類
温度分類
種類
高温作動型
低温作動型
直接メタノール形 固体高分子形
りん酸形
溶融炭酸塩形
固体酸化物形
(DMFC)
(PEFC)
(PAFC)
(MCFC)
(SOFC)
電解質
高分子交換膜
高分子交換膜
りん酸
炭酸塩
固体酸化物
作動温度(℃)
室温
室温~80
180~200
600~700
750~1000
天然ガス等
天然ガス等
石炭ガス化ガス
石炭ガス化ガス
小中規模
小中規模
分散電源
分散電源
燃料
適用分野
特徴
メタノール
水素、天然ガス 天然ガス、LPG
メタノール
バイオガス等
携帯電話
小型コジェネ
オンサイト・
モバイルPC
自動車
PDA、スクータ
可搬型電源
リチウムイオン
低温作動
比較的低温
多様な燃料
多様な燃料
電池の代替
電池の代替
高出力密度
商用化段階
内部改質可能
内部改質可能
コジェネ
大規模集中発電
出典:燃料電池開発情報センター作成
発電効率が高い
大規模集中発電
高い発電効率
高い発電効率
著作権者:燃料電池開発情報センター
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4.新規事業
ジルコニアシートとは
ジルコニアシ
トとは
 ジルコニアを焼成加工※してシ
ジルコニアを焼成加工※してシート状に固めたもの
ト状に固めたもの
 固体酸化物形燃料電池(SOFC)の電解質
※原料を高熱で焼いて性質に変化を生じさせること
≪電解質とは?≫
 イオンを変換させる際の
“橋渡し役”
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4.新規事業
その他の電池材料
 リチウムイオン電池用
リチウムビスフルオロスルホニルイミド(LiFSI)
 特徴:
電池の長寿命化、安全性向上に効果大
電池の長寿命化
安全性向上に効果大
 強み: 独自触媒による新合成技術を確立し、
高純度品を安価に量産可能(世界初)
 生産設備 2013年に年産数百トン級の生産能力確保
 売上高目標 2015年度
20億円
 リチウム電池用固体電解質ポリマー
(ICP:イオンコンダクティブポリマー)
 2012年
プラント稼動 出荷予定
プラント稼動、出荷予定
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5.CSRの取り組み
バイオマスからアクリル酸
新法:グリセリン法(バイオマス資源)
HO
グリセリン
HO
脱水
OH
高性能触媒を
開発!
H2C
H2C
OH
酸化
アクロレイン
O
O
アクリル酸
重
合
現行法:プロピレン法(石油資源)
現行法 プロピレン法(石油資源)
H 2C
プロピレン
CH3
酸化
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高吸水性樹脂
粘接着剤
塗料
その他
33
5.CSRの取り組み
環境保全への取り組み
1)「地球温暖化防止と日中友好の森」づくり

地球温暖化に伴い、深刻な砂漠化が進行
→砂漠化を食い止めるため、植林の際にSAPの保水力を利用
【所在地】
中国 内モンゴル自治区エジンホロ旗
【活動内容】植林作業、維持管理作業など
【活動実施】2008年~
2)砂漠化防止技術研究プロジ クトへの参画
2)砂漠化防止技術研究プロジェクトへの参画

中国 新疆林業科学院と共同研究で、SAPを使用した植林実地試
験を実施
【目的】
防風・砂漠固定化システムの技術研究と試験モデルの構築
【所在地】中国 新疆ウイグル自治区
【活動実施】2008年
【活動実施】2008年~
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5.CSRの取り組み
CSR経営の推進
防災投資
全社で、地震・津波に対する安全対策を実施
姫路:護岸設備・生産設備地震対策
姫路:護岸設備
生産設備地震対策
川崎:生産設備地震対策
本社:データセンター二重化
安全とBCPを強化
※BCP:企業が安定的な業務遂行の
ために取り決めた管理運営方針
環境投資
姫路および川崎:廃液燃焼設備建設
DBJ格付
日本政策投資銀行(DBJ)の環境格付および防災格付で
化学メーカー初の最高ランク同時受彰
→ 低利資金を調達し上記投資を実施
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6.利益還元策
配当の基本姿勢と今期予想
事業拡大や企業体質強化等を総合的に勘案しつつ、
連結業績動向を見通し、中長期的水準向上を目指す
コア事業の拡大投資
内部留保を厚く
2011年度配当
2012年度配当(予想)
当期純利益 213億円
当期純利益195億円
22円/株
22円/株
円/株
中間
期末
合計
円/株
中間
期末
合計
普通配当
11
11
22
普通配当
11
11
22
%
2006-12年度
7ヵ年平均
2008-12年度
5ヵ年平均
平均配当性向
26 3
26.3
27 7
27.7
平均総還元率
37.4
30.8
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36
株式の状況(平成24年3月31日現在)
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37
まとめ
日本触媒
日本
触媒は
は
1. 日本のリーディング産業「機能性化学品」の会社
2. 紙 お む つ 原 料 S A P で 世 界 N o . 1 シ ェ ア
3. 電材、電池、新エネルギーでユニークな製品を持つ
Copyright 2012 NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.
38
おことわり
本資料は 投資判断の参考となる情報提供を目的としているものであり
本資料は、投資判断の参考となる情報提供を目的としているものであり
投資勧誘を目的としたものではありません。また、記載されている内容
は、資料作成時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した内容を含んで
が
おり、記載された内容を確約したり、保証するものではありません。
実際の業績は、様々な要因により、異なる結果となる場合があります。
お問合せ先:
株式会社日本触媒
IR・広報室
東京都千代田区内幸町1-2-2 日比谷ダイビル
TEL:
03-3506-7477
03-3506-7598
FAX:
URL:
http://www.shokubai.co.jp
Copyright 2012 NIPPON SHOKUBAI CO., LTD. All rights reserved.
39
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