...

10 ISAコラボインタビュー

by user

on
Category: Documents
18

views

Report

Comments

Transcript

10 ISAコラボインタビュー
名補佐役、大いに語る!
編集局インタビュー
⑩
―自分の描いたものが実現しつつある-
鳥毛
敬三(とりげ
けいぞう)
株式会社オリオネット・テクノロジー 営業部長兼北陸支社長
企業PR
当社では、実務経験豊富な人材が数多く登録しております。お客様のご要望に即した最適な
人材を、必要なときに必要な期間だけ派遣します。お客様に役立つ即戦力として、その日か
ら業務の遂行にあたります。派遣後はお客様とスタッフの円滑なコミュニケーションをはか
り、万全のフォロー体制でのぞみます。
人材に関する問題はぜひ一度当社にご相談ください( HP よ り )
鳥毛さんのプロフィール
出身地:輪島市門前町
年齢:57 歳
家族構成:妻、息子 1 人、娘 2 人
IT ビジネスプラザ武蔵(武蔵が辻)のインキュベーションオフイスに(株)オリオネット・
テクノロジー北陸支社がある。北陸支社開設から 3 年目を迎えた鳥毛支社長をお訪ねし、約
1 時間のインタビューをさせて頂きました。(以下は要約)
編集局 お仕事の内容を教えてください。
鳥 毛 事業の主なものとしては、業務の請負・人材紹介・IT システム販売になります。
3 年前に金沢で人材派遣をやるために北陸支社を開設しましたが、金沢の人は人材派遣を好
まないらしく派遣業は難しいと実感しています。
私自身が IT 系と設計をやっていたので、そこを見極めることができると自負しているので
すが人が集まらなければ何も始まりませんからね。苦労していますよ(笑)
愚痴ばかり言っていても始まらないので、今は IT 系のシステム販売を中心に行っています。
セミナーなども開催して、多くの人にいいものを提供できるように頑張っています。
TRIZ(トゥリーズ)をご存じですか?
ロシア生まれの問題解決システムのことなのですが、これは大企業だけでなく中小企業や町
工場にも応用できる理論です。製造業に携わる方には是非知って頂きたいと思っています。
このセミナーも随時開催しています。
※ TRIZ (トゥリーズ) は旧ソ連で生まれた発明的問題解決理論である。ロシア語の
Teoriya Resheniya Izobretatelskikh Zadatch (Теория решения изоб
ретательских задач) の頭字語である。
3D モデルを活用したシステムは、技術職に携わる方ならきっと興味を持たれるだろうと思い
ます。ただ担当者は皆さん忙しいので、中々説明を聞いてもらえる時間がありません。是非
そういう機会を増やしてほしいですね。
ちょっと PR させてもらうと「DigitalEngineerring の実現」というタイトルで、製造業の
競争力に貢献する情報処理・DigitalEngineerring の実務と課題・企業の生産技術現場を根
本から支える最新技術(GP4)・企業の製品開発力を根本から変える方法論(TRIZ)という内容
でお話をさせてもらっています。ものづくりの技術者ならば興味がある内容だと思うのです
が・・・。
編集局 休日は何をされていますか?
鳥 毛 実は門前の実家がお寺なんです。父が亡くなってから住職という肩書を持っていて、
休日はそちらの仕事をこなしています。平日は 80 歳を過ぎた母が寺を守ってくれています。
地元の皆さんとも長いおつきあいですから、町内では
ちょっとした有名人かもしれませんね。
奥能登ですから檀家の方達も金沢へ出ておられる方が
多いです。そういう方達とのお付き合いも継続させて
いかなければと思っています。
そういう事情で石川県に帰りましたが、家族はまだ横
浜にいます。こちらが落ち着いたら呼び寄せよせたい
ですね。ただ、田舎暮らしに慣れてない妻がきてくれ
るかどうか(笑)
能登半島地震があった時にはちょうど門前にいまして、うちも壁が落ちたりして被害を受け
ました。ですから地域の復興にも役に立ちたいと思っています。文化財保護は維持費がかか
るので、将来は地元に還元できる事業が展開できればいいなとも考えています。
門前の地場産業だった林業も今は衰退してますし、村おこしも大変のようです。私が今まで
に得た知識をそういう地域の活性化へと繋げられれば嬉しいですね。
編集局
鳥 毛
ご趣味は何ですか?
下手の横好きでゴルフです。こちらへ来てからはなかなか行けませんが・・
編集局 今後のビジョンをお聞かせ下さい。
鳥 毛 人材派遣の方もようやく起動に乗り始めました。
今までの地道な活動で人脈も増えましたので、今後は良いものを提供してこの地域の企業が
元気になることを目指したいと思います。
3 年目にしてようやく自分の描いたものが実現しつつあるといったところです。
個人的には、今年は金沢に居を構えて女房にきてもらう予定でいます。
ここが一番大変かもしれませんがね(笑)
編集局 最後に ISA へ一言お願いします。
鳥 毛 ホテル百万石での新年互礼会を楽しみにしていますよ(笑)
冗談はさておき、製造業でのシステム部門の方を交えた交流がもっとしたいですね。
ものづくりの現場を経験したシステム屋さんは少ないです。今後はそういう人材育成も必要
なのではないかと思います。
IT ビジネスプラザ武蔵に入ったことで、インキュベーションでのコラボレーションの大切さ
を実感しています。
こちらへ戻って ISA へ加入することで、ある程度の人脈を広げることが出来ましたが、IT ビ
ジネスプラザ武蔵のようなコラボレーションはまだまだです。
今後は ISA でも鉄工機電協会様なども含めたコラボレーションが実現できるといいですね。
<編集局ブログ>
船の設計から CAD の専門家、そして実家のお寺の住職と面白い(失礼)経歴をもたれていま
す。門前・東京・金沢と 3 つの暮らしでの人脈づくりは、大変でしょうが得ることも大きか
ったのではないかと思います。
温和で優しい声のトーンは、1/Fゆらぎのような心地よさを与えてくれます。満腹時のセ
ミナーは避けた方がよさそうですね(笑)
御住職という肩書から、地域の活性化を担わなければという責任感も感じられますが、反面
資金がなければ何もできないという経営者の資質も見え隠れします。
能登活性化のシンクタンクも、この方ならやれるかもしれませんね。
大きなハードルがひとつあるとすれば、奥様が高島屋のない金沢へ来てくれるかどうかとい
うことでしょうか(笑)
Fly UP