05_ISAコラボインタビュー

名補佐役、大いに語る！
編集局インタビュー⑤
―輝く才能を結集して、可能性を無限に広げたい－
今牧
一盛
（いままき
かずしげ）
株式会社ユーコム 代表取締役社長
企業理念
誠心誠意の企業理念の下、多くのお客様と Win－Win の関係を築いて
いきたい・・・ユーコムは人と情報を結ぶ架け橋になれるよう、これから
もチャレンジし続けてまいります。
（HP より）
今牧さんのプロフィール
出身地：富山県射水市
年齢：35 歳
家族構成：母、妻
金沢の金融証券が並ぶ百万石通り南町の野村證券ビル 5 階に、株式会社ユーコム金沢支社
オフィスを訪ね、今牧一盛様から約 1 時間のインタビューをさせて戴きました。
（以下は要約
です）
編集局 お仕事の内容は？
今 牧 当社は受託開発をメインにやっている会社です。社員の平均年齢は 33 歳です。創業
して 25 年経ちます。今年の 6 月に私が社長に就任し、社長であった母が会長に就任しました。
私の業務としては、2004 年に東京から富山へ戻ってからは、プライバシーマークや ISMS（情
報セキュリティマネジメントシステム）取得に力を注いできました。
編集局 若くして社長に就任されたことで、良かったこと、悪かったことは何ですか？
今 牧 現在金沢に 68 名、富山に 58 名、東京に 86 名の社員がいます。
それぞれの責任者として 3 人の部長がいるのですが、皆さん 40 代です。世代的には私より少
し上で、頼もしいブレーンだと思っています。
そういう環境の中で社長に就任できたことはとてもラッキーでした。
悪かったことと言えば、経験が少ないことですね。社長同士の会合などに顔を出すと、後で
自分の振る舞いが正しかったのかどうか悩むこともあります。
私の父親世代の社長が多いですから、色々なアドバイスも頂きます。そういう点では得して
いるのでしょうね。
編集局 ご趣味は何ですか？
今 牧 最近は趣味の時間がとれませんが、健康とお付き合いを兼ねたゴルフですね。
スポーツは好きで、冬はスノボーやショートスキーなんかもやっていました。
映画鑑賞も好きですね。時間が出来たら「24 -TWENTY FOUR」を観たいと思っています。
女優さんでは藤原紀香さんが好きですね。スタイル良くてカッコイイですよね（笑）
編集局 休日はどのように過ごされますか？
今 牧 妻と買い物へ行くことが多いですが、妻は歴史的建造物が好きなので一緒に観光し
たりすることもあります。
その他には、ヘルシオ（シャープのウォーターオーブン）を使って料理をしたりします。
「マニュアルを読みながらの調理は、理系のあなたにお任せします」と妻に上手く使われて
いますよ。（笑）
編集局 奥様のどこが好きですか？
今 牧 男っぽくてさっぱりしているところがいいです。母親とも上手くやってくれていま
すし、頼りになるパートナーですね。
編集局 会長（お母様）から受け継いだことはありますか？
今 牧 母は 60 歳になりますが、現役で経理面をみてくれ
ています。
母からは、堅実な経営と社員への心配りを学びました。
わが社では毎月誕生月の人に社長からメッセージカードを
贈りますが、それには社員のことを分かっていないと書けませ
ん。経営者としても大切なことだと思っています。
今年の 6 月からは、私がそれを引き継ぎました。
それから会長が女性ということで、女性の雇用にも力を入れています。
現在の女性社員は全体の約 1 割ですが、今後はもっと増やしたいと考えています。
編集局 今後のビジョンをお聞かせください。
今 牧 先ずは技術力を磨くことです。将来的には、海外との価格競争に打ち勝つ技術が必
要になってくると思います。
顧客の様々な声に応えられる SE を戦力として育てたいと思います。社員教育の一環として研
修などにも積極的に社員を派遣しています。多くの社員が情報処理技術者資格を取得（取得
率 70％）しています。社員だけでなく私自身も PMP（プロジェクト マネジメント）の資格を
取得しました。
様々な点で向上心を忘れないようにしたいと思っています。
編集局 どのような分野に興味がありますか？
今 牧 二つあります。一つはエコです。2050 年の脱温暖化社会には、欠かすことの出来な
いキーワードだと思います。もう一つは、Google がやっているような Web サービスです。今
は SaaS などの分野に興味があります。
これらの新しい分野から、わが社の核と呼べる商品を研究開発していきたいと思います。
編集局 ISA への希望は？
今 牧 ISA に入会して間もないので、まだ会員企業にどのような方がいらっしゃるか分かり
ません。金沢の地場でお付き合いをしたいと思っていますので、何かお手伝いできるような
ことがあればお声をかけて頂いて、わが社の技術力を知って頂きたいと思っています。
e-messe kanazawa では多くの出展企業様と顔つなぎが出来て大変嬉しく思いました。
金沢支社には、関（35 歳）という若い課長をはじめ、若手リーダーもいます。そういう若手
リーダー達が交流できる場を設けて欲しいと思います。
リーダーや主任クラスの方が良いアイディアを持っているかもしれません。
そういう交流を通して新しいビジネスが生まれることを期待しています。
―編集局ブログー
登場した若きプリンスは、韓国ドラマの主人公のようにさわやかな印象です。
４代目として母親が築いた会社を存続発展させなければいけないという使命感もあり、自分
なりのやり方でやっていきたいという情熱が感じられました。
富山の堅実な母は、素晴らしい子育てと世代交代を実践されたようです。
情報システム業界で直面している創業者世代から２世世代への世代交代の成功モデルとして
期待したいものです。