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レーザパワー・エネルギー・メータ ラボマックス 日本

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レーザパワー・エネルギー・メータ ラボマックス 日本
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
レーザパワー・エネルギー・メータ
ラボマックス
日本語ユーザマニュアル
LabMaxTM-TOP/TO Japanese User Manual
-1-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
本マニュアルの注意点
このマニュアルは、英文マニュアルを元に作成されていますが、
原文を意訳したり、割愛したりした部分がありますのでご了承く
ださい。
このマニュアルは、英文マニュアルのすべてを翻訳したものでは
なく、主に操作方法について記述しています。
ホストインターフェースやコマンドの詳細や、仕様、エラーメッ
セージなどにつきましては、英文マニュアルを参照ください。
このマニュアルは、LabMax-TOP と LabMax-TO の両モデル
を包括するマニュアルです。一部、エネルギー測定などは
LabMax-TO でできない項目がありますのでご注意ください。
このマニュアルは、2010 年 3 月現在のファームウェアに基づ
き作成されています。今後の機能追加により、記述された内容と
異なる場合は、現物の機能を優先するものとします。
最新のマニュアルにつきましては、下記のサイトを参照ください。
英文: http://www.coherent.com/
和文:
http://www.coherent.co.jp/Products/measure/
meter/labmax.php
連
絡
先
本マニュアルの記載内容や本製品の操作方法等に関しましての
お問い合わせは下記までご連絡ください。
コヒレント・ジャパン株式会社
東京都江東区東陽 7-2-14 東陽 MK ビル
レーザ計測機器営業グループ
電話:(03)5635-8680 FAX:(03)5635-8681
メール:[email protected]
URL: http://www.coherent.co.jp/
-2-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
ページ
安全のために
7
クイックスタート
9
概
要
説
サーマル/光学センサーでのパワー測定
10
パイロセンサーでのエネルギー測定
11
本体へのデータの保存
12
USB メモリへのファイル転送
13
14
明
製品の概要
14
製品の特徴
15
メニュー構造
16
フロント・パネル
17
ボタン類
17
ソフトキー
18
電源のオン・オフ
18
ロータリー・ノブ
18
サイド・パネル
USB メモリ専用コネクタ
19
ミニ USB コネクタ
19
RS-232 コネクタ
19
センサー・コネクタ
20
電源コネクタ
20
リア・パネル
20
外部トリガ入力コネクタ
21
アナログ出力コネクタ
21
GPIB コネクタ
21
バッテリ・インジケータ
21
バッテリの充電方法
22
ディップ・スイッチ(OEM モード)
23
バッテリの交換
24
バッテリの適合指令
24
バッテリの廃棄
24
AC アダプタ
操
作
方
19
25
26
法
単位について
26
測定モード
26
測定画面と測定レンジの選択
-3-
27
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
ページ
パワー測定
27
サーマルセンサー
27
サーマル・クアッド・センサー
29
光学センサー
30
エネルギー測定
31
サーマルセンサーを使ったロングパルス測定 31
ホストポートからのデータコレクション
32
パイロセンサー
35
パイロセンサーのワット測定モード
37
トリガについて
38
内部トリガモード
38
トリガの状況とトリガの表示
39
パルスのサンプリング
40
統計機能
41
詳細な操作方法
48
ビームポジション安定性
48
チューン・モード
50
スプリット・チャート
50
バー・チャート
52
トレンド・モード
53
測定中のトレンド表示
56
データ取得後のトレンド表示
57
ログファイルの名称
59
ファイルの管理
62
トレンドの設定
68
ZERO 機能
設定画面
70
71
スムージング機能
72
スピードアップ機能
74
面積補正機能
75
ゲイン補正機能
77
波長補正機能
79
波長選択リストの編集
80
波長の追加
81
波長の削除
82
パワー測定の単位
-4-
82
La
abMax-TOP
P/TO Japaneese User Manual
Ma
ペー
ージ
測
測定解像度の
の設定
83
8
ア
アナログ出力
力の設定
84
8
トリガの設定
定
85
8
通
通信の設定
87
8
日
日付/時刻の
の設定
89
8
省
省エネルギー
ー設定
91
9
画
画面のコント
トラストの設
設定
93
9
シ
シリアル番号
号の確認
95
9
フ
ファームウェ
ェアの確認
95
9
設定画面の
のソフトキー
ー
環
環境設定の保
保存
96
9
環
環境設定の管
管理
98
9
ヘルプ機能
能
10
01
文
文脈依存型の
のヘルプ機能
能
10
01
リ
リスト型のヘ
ヘルプ機能
10
02
バックライ
イト
その他
他項目
95
9
10
02
<< 以下の項
項目は英文マ
マニュアルに
に記載されてい
います。 >>
-5-
LabM
Max-TOP/T
TO Japanesee User Man
nual
-6-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
安全のために
事故によるけが等の防止、本体や本体に接続された機器の損傷を
防いで、安全にお使い頂くために、以下の安全に関する指示を遵
守して頂きますようお願いいたします。なお、本機には保守用の
消耗部品はバッテリ以外にはありません。
レーザを取扱うことやこれを測定することは、潜在的に危険な
作業です。この計測装置は不可視のレーザ波長を包括して動作
しますので、特に細心の注意が必要です。
製造者が推奨する適切なレーザの操作に熟練することが極めて
重要です。
法律や規則に従って、保護メガネや他の防具を必ず正しく使用く
ださい。
正しい操作に確信が持てない場合には、レーザ製造者や貴方のレ
ーザ安全管理者に相談ください。
この計測装置は、緊急的で不安定な医療現場での使用しないでく
ださい。
本機に付属する電源アダプタ及びケーブル以外のケーブルを使
用しないで下さい。また、本機の電源アダプタ及びケーブルは、
本機専用ですので、他の機器に使用しないで下さい。ケーブル
のアース線は必ず接地してお使い下さい。
本機を分解しないで下さい。また、内部回路を露出した状態で
使用しないで下さい。
本機を水に濡らしたり、結露した状態で使用したり、劣悪な環
境で使用しないで下さい。
-7-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
本機は指定された電圧レンジでお使いください。指定された入
力範囲外の電圧を入力しないで下さい。
不明なエラーが発生した場合には、本機の使用を中止し、すぐ
に弊社へご連絡ください。
WEEE 指令,
2002
欧州 WEEE 指令(2002/96/EC)は、図1の蓋の閉じたゴミ箱
にバツ印がついたラベルで表示されます。この製品の廃棄に関し
ては、各地域の法律、法令や各事業体の指針に従ってください。
図1.WEEE のラベル表示
-8-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
クイックスタート
この章では簡単な操作法として、センサーの接続方法や簡単に測
定を始める方法やデータの保存や呼び出し方法を示しました。
・ サーマルセンサーや光学センサーでのパワー測定
・ パイロセンサーでのエネルギー測定
・ 本体へのデータ保存
・ USB メモリへのデータの移行
各項目の詳細については、操作方法を参照ください。
レーザの安全取扱い基準を遵守ください。この章で記載されて
いる取扱い方法を開始する前には、必ずレーザを遮断するかレ
ーザ光源の電源をオフにしてください。
この章で記載されている LabMax の取扱い方法を開始する前に
は、必ず LabMax の電源を切ってください。
センサーのパワー/エネルギー密度の限界以上のレーザを入射
しないでください。
-9-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
サーマル/光学センサーで
この項ではサーマルセンサーや光学センサーを使ったパワー測
のパワー測定
定について述べます。
① センサーを本体の左横のパネルの 25 ピンコネクタに接続
し、本体上面パネル左下の電源を入れる。
注意:センサーが BNC コネクタタイプのものは 25 ピンア
ダプタが必要です。アダプタがない場合にはご連絡ください。
② MEASURE ボタンを押す。
③ RANGE ソフトキーを押し、ロータリー・ノブでパワーのレ
ンジを選択する。AUTO を選択すると、自動的に適切なレ
ンジが選択される。
④ レーザビームを遮断し、ZERO ボタンを押してベースライン
をリセットする。
⑤ ビームをセンサーに入射し測定を行い、画面上の結果を読み
取る。
図2.クイックスタート:サーマルセンサーや光学センサーを
使ったパワー測定
-10-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
パイロセンサーでのエネル
この項でパイロセンサーを使ったエネルギー測定について述べ
ギー測定
ます。
(LabMax-TOP のみ)
① センサーを本体の左横のパネルの 25 ピンコネクタに接続
し、本体上面パネル左下の電源を入れる。
注意:センサーが BNC コネクタタイプのものは 25 ピンア
ダプタが必要です。アダプタがない場合にはご連絡ください。
② MEASURE ボタンを押す。
③ ワット・モードが選択されているときには、UNITS ソフト
キーを押してジュール・モードを選択する。
④ RANGE ソフトキーを押し、ロータリー・ノブでパワーのレ
ンジを選択する。AUTO レンジ機能はありません。
⑤ TRG
LEV ソフトキーを押し、ロータリー・ノブでトリガ
閾値を調整する。トリガ閾値は測定しようとするエネルギー
値より低い値かつ、ノイズレベルより大きい値で設定する。
⑥ ビームをセンサーに入射し測定を行い、画面上の結果を読み
取る。
図3.クイックスタート:パイロセンサーを使ったエネルギー
測定
-11-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
本体へのデータの保存
この項では本体のローカルドライブ(/loc)へのデータファイル
の作成方法について述べます。USB メモリに直接データを保存
したい場合には、下記の②を参照ください。
① TREND ボタンを押す。
② FILE MANAGER ソフトキーを押し、/loc を選ぶ。USB メ
モリに保存したい場合には、/usb を選ぶ。注意:ドライブ
(/loc や/usb)は USB メモリが接続していない場合以外
には、最後にアクセスしたドライブが選ばれています。
③ EXIT ソフトキーを押す。
④ TREND SETUP ソフトキーを押す。
⑤ ファイルとして保存したいサンプル数を、DURATION の値
で設定する。
⑥ SAVE ソフトキーを押す。
⑦ CREATE FILE ソフトキーを押す。
⑧ TREND モードの Name Log File 画面でファイル名を作成
する。
⑨ SAVE ソフトキーを押す。
⑩ START ソフトキーを押す。
⑪ データの補足が完了したら RESET ソフトキーを押す。デー
タは⑧で作成したファイルに保存される。
図4.クイックスタート:本体へのデータ保存
-12-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
USB メモリへのファイル
この項では本体のローカルドライブ(/loc)から、本体に接続され
転送
た USB メモリ(/usb)へのファイル転送の方法について述べま
す。
① USB メモリを本体左横のコネクタに接続する。
② TREND ボタンを押す。
③ FILE MANAGER ソフトキーを押し、/loc を選ぶ。USB メ
モリに保存したい場合には、/usb を選びます。注意:ドラ
イブ(/loc や/usb)は USB メモリが接続していない場合
以外には、最後にアクセスしたドライブが選ばれています。
④ 転送したいファイルを選ぶ。
⑤ COPY MOVE ソフトキーを押す。
⑥ ロータリー・ノブを使ってフォルダを選択し、MOVE ソフ
トキーを押す。
⑦ ロータリー・ノブを押して転送完了のダイアログ・ボックス
を消す。
これで、④で選択されたファイルは本体ドライブ(/loc)から
USB メモリ(/usb)に転送されました。
図5.クイックスタート:USB メモリへのファイル転送
-13-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
概
要
説
明
この度は LabMax-TOP レーザパワー/エネルギーメータ
(LabMax-TO レーザパワーメータ)をご購入いただきまして
誠にありがとうございます。本マニュアルは LabMax-TOP と
LabMax-TO の共通マニュアルとして記述されておりますが、
LabMax-TO では一部対応していない機能がございますのでご
注意ください。
この章には以下の内容が含まれます。
・ 製品の概要
・ 製品の特徴
・ メニュー構造
・ フロント・パネル
・ サイド・パネル
・ リア・パネル
・ バッテリ表示
・ ディップ・スイッチ
・ バッテリの交換
・ AC アダプタ
製品の概要
LabMax-TOP レーザパワー/エネルギーメータは本体のメモ
リだけでなく、USB メモリにも直接データを保存し、このデー
タを解析、統計用に活用できます。ディスプレイの角度を柔軟に
調整できるので、制限の多いベンチでの作業にも最適です。
LabMax はほとんどのコヒレント社のサーマルセンサー、光学
センサーやパイロセンサーをアダプタなしで接続でき、一部のセ
ンサーを使ってビームポジションの測定が可能です。特に、非常
に微小なエネルギーの測定や高解像度を要求されるパワー測定
が大幅に改善されています。
-14-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
製品の特徴
・ LM、PM、PS シリーズなどのサーマルセンサーや OP-2、
LM-2 シリーズなどの光学センサーがアダプタなしで使え
ます(LM-1 を除く)。
・ LM シリーズ(LM-2 シリーズ除く)を使ってビームポジショ
ンの測定ができます。
・ サーマルセンサーでの測定では、5 桁の解像度があります
(桁数を変更可能)
。
・ EnergyMax や J-シリーズなどのパイロセンサーを使って
1000 pps までの繰り返しではすべてのパルスの捕捉が可
能です。また、1000 pps から 10,000 pps では、1000
pps でのサンプリング測定が可能です。注:LM-P シリーズ
は互換性がありません(LabMax-TOP のみ)。
・ バックライト付き大型画面装備。直感的操作が可能なように、
頻繁に使用する機能を独立したボタンとして配置しました。
・ デジタル・チューニング表示:水平バーとトレンド・チャー
トのピーク表示により、簡単にチューニングが可能。
・ 統計機能:最小値、最大値、中間値、標準偏差、範囲、3 種
の安定性パラメータ、ドーズ測定*、ミスパルス数*の中から
同時に最大 6 個の統計パラメータを選択的に表示可能。(*
は LabMax-TOP のみ)
・ データを本体メモリ(最大 400,000 ポイント)や、USB
メモリに逐次保存可能。本体のファイル管理機能でファイル
名の作成、変更が可能。繰り返しデータ取得を行った際には、
ファイル名の末尾の数字が自動増分にて決定される。本体メ
モリから USB メモリへのデータ転送可能。
・ USB、RS-232 デジタルインターフェース標準装備。GP-IB
はオプションモデルを設定。VisualBasic と LabVIEWTM の
フルホストコントロールとドライバをサポート。
・ PC 用のアプリケーション・ソフトウェアを標準添付。最新
版はコヒレント社のウェブサイトより無償ダウンロード可
能。
・ アナログ出力は 1V、2V、4V を選択可能。アナログ出力端
子は RCA で RCA-BNC コネクタ標準添付。
・ 外部トリガ入力はスロープやディレイを選択可能。
・ 本体のファームウェアはユーザが更新可能で、コヒレント社
のウェブサイトより最新版を逐次入手可能。
-15-
LabM
Max-TOP/T
TO Japanesee User Man
nual
・ リチウ
ウムイオン・バッテリ(44
400 mAh 標
標準)および、標準
AC アダプタ(PS
ア
SE/UL 適合)
)での駆動可
可能。AC アダ
ダプタ
を接続
続中にバッテリを充電可能
能。バッテリの充電レベル
ルをイ
ンジケ
ケータで画面表示。
・ USB、
、RS-232、GPIB
G
インタ
ターフェース用
用の LabVIE
EW ド
ライバ
バを提供。
・ 各種イ
インターフェースに対応し
した PC 用ア
アプリケーショ
ン・ソ
ソフトウェア CD を標準添
添付。PC に
にインストール
ルし
LabM
Max を接続す
するだけで、波
波形の保存、解析、リモ
モート
コント
トロールなどが可能。最新
新版はウェブ
ブサイトより入
入手可
能。
メニュ
ュー・レイア
アウト
下記に La
abMax のメニ
ニュー構造を
をチャートで示しました。
図6.メニ
ニュー構造
-16-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
フロント・パネル
フロント・パネルには大型液晶ディスプレイ、各種ボタン、ロー
タリー・ノブやソフトキーが配置され、メニューの切り替え、モ
ードの選択やレンジなどの切り替えを行います。
図7.フロント・パネル
ボタン類
LabMax のフロント・パネルには以下のボタンが配置されてい
ます。
・ SETUP
・ HELP
・ BACKLIGHT
・ MEASURE
・ TUNE
・ TREND
・ ZERO
・ Power On/Off
・ ロータリー・ノブ(左右に回すことで数値や項目の変更を行
い、押すと設定を決定します)
詳細は 26 ページ以降の「操作方法」の各項目を参照ください。
-17-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
ソフトキー
5 つのソフトキーがディスプレイの下に配置され、以下のような
機能を持ちます。
・ 画面表示の切り替え:POSITION STABILITY や TREND
SETUP など。
・ 機能の実行:START や RESET など。
・ 選択可能なリストから選択:RANGE や UNITS など。
詳細は 26 ページ以降の「操作方法」の各項を参照ください。
電源のオン・オフ
Power On/Off ボタンを押すことで、電源のオン・
オフを行います。
なんらかのセンサーが接続された状態で電源を入
力した際には、最後に電源を切った状態が再現されます。接続さ
れたセンサーの波長範囲が、以前に接続されたセンサーの波長範
囲外の場合には、選択されていた波長は自動的に校正波長に切り
替わります。
センサーが接続されていない状態で電源を入れると、
”Searching for sensor”というエラーメッセージが画面に現れ
ます。詳細は英文マニュアル、191 ページの「Errors」の項を
参照ください。
ロータリー・ノブ
数値を変更する際には、まず、ロータリー・ノブ
を回して設定したい数値に合わせて、それからロ
ータリー・ノブを押して数値を確定します。
-18-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
サイド・パネル
下図に LabMax のサイド・パネルに配置されたコネクタ類を示
しました。各コネクタについての詳細は各項を参照ください。
図8.サイド・パネルのコネクタ類
USB メモリ専用コネクタ
USB(FAT16)メモリ専用のコネクタです。
注:PC との接続には使用できません。
ミニ USB コネクタ
標準添付のケーブルをミニ USB コネクタに接続し、反対側の
USB コネクタを PC に接続します。
LabMax をコンピュータと接続する前に PC 用ソフトウェアを
インストールしてください。ソフトウェアのインストールにつ
いては英文マニュアル、5 ページの「Software installation」
をご覧ください。
RS-232 コネクタ
RS-232(メス、DIN 小型 6 ピン)のコネクタで PC との接続
に使用します。ピンアサインについては英文マニュアルの 187
ページを参照ください。
-19-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
RS-232 ケーブルの接続法:
1. オープンポジションで Cable Locking Sheath を開けた状
態で保持する。
2. メータのサイド・パネルの RS-232 コネクタにケーブルを
挿入する。
3. ケーブルを固定するために Cable Locking Sheath を元に
戻す。
センサー・コネクタ
このコネクタはコヒレント社製のサーマルセンサー、光学センサ
ー、パイロセンサー(LabMax-TOP のみ)の接続用です。
電源コネクタ
標準添付の AC アダプタ用のコネクタです。
リア・パネル
下図に LabMax のリア・パネルに配置されたコネクタ類を示し
ました。各コネクタについての詳細は各項を参照ください。
図9.リア・パネルのコネクタ類
-20-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
外部トリガ入力コネクタ
外部トリガ信号源を入力するためのコネクタです。トリガ信号源
(LabMax-TOP のみ)
の仕様については英文マニュアル、185 ページの「Trigger」
の項を参照ください。
アナログ出力コネクタ
電源を投入するとアナログ出力コネクタから測定レンジに合わ
せた電圧範囲で、測定結果を電圧として出力します。パワーやエ
ネルギーの測定結果が 0 あるいはそれ以下のときには、アナロ
グ出力電圧は 0 V です。最大出力電圧は測定電圧のレンジのフ
ルスケールに合わせて設定されます。最大出力電圧は 1 V、2V、
4V を SETUP 画面で選択できます。
パイロセンサーのアナログ出力は、次のパルスが入ってくるま
で、最後に取り込んだエネルギー値に相当するアナログ電圧が
出力されます。
GPIB コネクタ
LabMax-TOP/GPIB 付きモデルには IEEE-488 のコネクタが
付属します。
バッテリ・インジケータ
この項では内蔵バッテリの充電状態を示す 3 つの
表示について述べます。これらの表示はディスプレ
イの左上に表示されます。
バッテリ・インジケータは、バッテリの充電状態を視覚的に表示
します。表1にアイコンとバッテリの残りの状態を示しました。
バッテリ・インジケータは、完全にバッテリが無くなる前に、
短い点滅を始めますので、データの消失を回避するために、す
ぐにデータを保存するか、AC アダプタを接続ください。
表1.バッテリ・インジケータ
-21-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
このインジケータはバッテリが充電中であること
を示します。このインジケータは AC アダプタが
接続されていて、バッテリの充電状況が 100%未
満の時のみに表示され、充電が完了したら消えます。
このインジケータはバッテリの充電に何か問題が
あるときに表示されます。これが表示された場合
には以下の手順で問題が解決するかを試してくだ
さい。
1. バッテリを取り外して、再度装着する。
2. AC アダプタを取り外して、再度接続する。
3. インジケータが消えなければ、バッテリを一旦すべて使い切
って、再充電を行う。
4. まだ、インジケータ消えなければ、コヒレント社か購入いた
だいたコヒレントの販売店まで連絡ください。
放電・充電方法の詳細については、下記の「バッテリの充電方法」
を参照ください。
バッテリの充電方法
下記の方法でバッテリ・インジケータをより正確に表示させる
ことができます。この方法は新しいバッテリを使い始める度に
行なうことをお勧めします(新しいメータ購入し使用を開始す
る時を含む)。また、バッテリ・インジケータをリセットしたい
場合には、いつでも実施してください。
1. バッテリを LabMax に装着する(新規購入時には装着済で
す)。バッテリの装着方法については、25 ページの「バッ
テリの交換」を参照ください。
2. AC アダプタを接続して、少なくとも 8 時間かけてフル充電
する。
3. AC アダプタを外し、バッテリ駆動で LabMax を使用して、
バッテリを完全に放電させる。
4. 再びバッテリをフル充電する(要 8 時間)。
-22-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
バッテリ・インジケータを更新するために、新しいバッテリの
装着や AC アダプタの接続後に、1分程度をお待ちください。
ディップ・スイッチ(OEM
ディップ・スイッチを OEM モードに設定すると、AC 電源と
モード)
LabMax の電源が連動します。たとえば、LabMax をシステム
に内蔵したとき。システムの電源と連動して LabMax の電源の
On/Off ができます。
OEM モードを入れるには、ディップ。スイッチの Switch 1 を
ON に切り替えます(下図参照)
。
バッテリの放電を早めないために(測定結果に影響します)、
Switch 2 はそのままの状態(ON と逆側)でお使いください。
図 10. ディップ・スイッチ(OEM モードへの切り替え)
-23-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
バッテリの交換
次ページの図 11 に LabMax の標準バッテリの交換方法を示し
ました。バッテリの仕様については英文マニュアルの 185/\ペ
ージの「Appendix A:Specifications」を参照ください。
バッテリの適合指令
本製品に使用されているバッテリは EU 指令
2006/66/EC(“EU Battery Directive”)を遵守しています。
さらに、Fourth Revised Edition of UN Manual of Test and
Criteria, Sec38.3, Lithium Batteries
(ST/SC/AC.10/11/Rev.4)(一般には UN T1-T8
Transportation test として知られる)への適用について評価・
検査を行い、これに適合していることを確認しています。
表2.本製品に使用されているバッテリ
バッテリの廃棄は各地域の規制に従って行って
バッテリの廃棄
ください。通常のゴミと同じように廃棄しないで
ください。廃棄方法が不明な場合には、各地域の
専門家にご相談ください。
-24-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
① 平らで安定した場所で本体を裏返しにおいて、
スタンドを開く。
② バッテリカバーを開ける。
③ バッテリを注意深く持ち上げてバッテリのコネ
クタを露出させる。バッテリ・コネクタの外側
に付いている線を引っ張らないこと。
④ ソケットのタブを押し下げて、バッテリ・コネ
クタをソケットから引っ張り出す。
⑤ バッテリを取り出す。新しいバッテリを装着す
るには、ソケットにバッテリ・コネクタを押し
入れて、線をバッテリの下側に置く。
図 11.バッテリの交換方法
AC アダプタ
バッテリの寿命を延ばすためにも、なるべく AC アダプタをお
使いください。LabMax は AC アダプタが接続されたら自動的
に感知します。
-25-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
操
作
方
法
この章は下記の内容について述べます。
・ 単位について
・ 測定モード
・ チューン・モード
・ トレンド・モード
・ ゼロ・リセット
・ セットアップ
・ ヘルプ機能
・ バックライト機能
単位について
測定に使われる単位について以下の表に示します。
表3.ジュールとワット
注:面積補正を行うときには、すべての単位は/cm2 で表され
ます。
測定モード
測定モードには、パワー測定、エネルギー測定
(LabMax-TOP のみ)と統計機能の 3 つの主
要な測定モードがあります。各々の測定モード
の詳細について以下に説明します。
-26-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
測定画面と測定レンジの選
測定画面での測定結果の数値は 3Hz で更新されます。
択
測定レンジは 10 倍ステップで選択されます。また、測定レンジ
はユーザの指定よりは、センサーの仕様に依存します。
LabMax のレンジ設定は「3」の法則を使っています。これは、
表示上のルールで、3、30、300 を超える数値を表示しないと
いうものです。
例えば、測定レンジが3W の場合、3.5W の測定結果になった
場合、オーバーレンジになるか、オートレンジ設定の場合には上
のレンジ(30W)に切り替わります。
オーバーレンジは設定したレンジを超えた入射や、センサー自体
の測定レンジを超えた入射があった場合に起こります。
このとき、
「OVR」という警告が表示されます。オーバーレンジ
のデータは無効となります。
パワー測定
サーマルセンサー
図 12 はサーマルセンサーが接続されたときのパワー測定画面
の一例です。LM シリーズのサーマルセンサーを接続した場合に
ついては、29 ページの「サーマル・クアッド・センサー」の項
を参照ください。
図 12.パワー測定画面:サーマルセンサー
-27-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
この画面は現在測定中の結果の表示と以下の情報が表示されて
います:補正波長(Wavelength)、ゲイン(Gain)やスムージング
(Smoothing)の有無。
注:図 12 の例では面積補正(Area Correction)はオフです。こ
れがオンの場合には画面が若干異なります。詳細は英文マニュア
ルの 193 ページ、Appendix C ”Onscreen Indicators”、を参
照ください。
ソフトキー
この画面例では、RANGE、UNITS と STATS の 3 つのソフト
キーがあります。
RANGE:
・ 選択可能な値:
サーマル/光学センサー:Auto(初期設定)および、
接続されたセンサーの仕様による。
パイロセンサー:接続されたセンサーの仕様による。
設定するには、
1. RANGE ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して範囲を変更する。
3. 値を選択したら RANGE ソフトキーを押すか、ロータリ
ー・ノブを押す。
UNITS:
UNITS ソフトキーを何度か押して Watts と Joules を選択する。
STATS:
詳細は 41 ページの「統計機能」の項を参照ください。
センサーの過大温度上昇(サーマルセンサーのみ)
LabMax がセンサーの温度が上がりすぎたことを検知すると、
「Sensor Over Temp」の警告が画面に表示されます。
「Sensor Over Temp」のメッセージが表示されたら、即座に
レーザを遮断し、センサーを冷却してください。
-28-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
サーマル・クアッド・セン
図 13 はサーマル・クアッド・センサーが接続されたときのパワ
サー
ー測定画面の一例です。通常の画面に加えて、右上にセンサーの
どの位置にビームが当たっているかを黒丸で表示し、測定前の調
整に有効です。この二重円の外側がセンサーの外側に相当します。
内側の円内にポジションが入っていることをお勧めします。
図 13.
パワー測定画面:サーマル・クアッド・センサー
この画面は現在測定中の結果の表示と以下の情報が表示されて
います:補正波長(Wavelength)、ゲイン(Gain)やスムージング
(Smoothing)の有無。詳細は英文マニュアルの 193 ページ
Appendix C ”Onscreen Indicators”、を参照ください。
ソフトキー
この画面例では、ターゲット(TARGET)、範囲(RANGE)、単位
(UNITS)、ポジション安定性(POSITION STABILTY)と統計
(STATS)の 5 つのソフトキーがあります。
TARGET:
選択可能な設定:Small と Large
TARGET ソフトキーを何度か押して、ターゲットの大きさを切
り替えます。
RANGE:
・ 選択可能な値
サーマル/光学センサー:Auto(初期設定)および、
接続されたセンサーの仕様による。
-29-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
パイロセンサー:接続されたセンサーの仕様による。
設定するには、
1. RANGE ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して範囲を変更する。
3. 値を選択したら RANGE ソフトキーを押すか、ロータリー・
ノブを押す。
UNITS:
UNITS ソフトキーを何度か押して Watts と Joules を選択する。
POSITION STABILTY:
48 ページの「ビームポジション安定性」の項を参照ください。
STATS:
41 ページの「統計機能」の項を参照ください。
光学センサー
図 14 は光学センサーが接続されたときのパワー測定画面の一
例です。
図 14.
パワー測定画面:光学センサー
この画面は現在測定中の結果の表示と以下の情報が表示されて
います:補正波長(Wavelength)、ゲイン(Gain)やスムージング
(Smoothing)の有無。各表示の詳細は英文マニュアルの 193 ペ
ージ、Appendix C ”Onscreen Indicators”、を参照ください。
-30-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
ソフトキー
この画面例では、範囲(RANGE)と統計(STATS)の 2 つのソフ
トキーがあります。
RANGE:
・ 選択可能な値:Auto(初期設定)および、接続されたセン
サーの仕様による。
設定するには、
1. RANGE ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して範囲を変更する。
3. 値を選択したら RANGE ソフトキーを押すか、ロータリ
ー・ノブを押す。
STATS:
41 ページの「統計機能」の項を参照ください。
エネルギー測定
サーマルセンサーを使った
サーマルセンサーを使って、パルス発振レーザや CW 発振レー
ロングパルス測定(ロング
ザの発振持続時間を限定することで、エネルギーの測定が可能で
パルスレーザのみ)
す。
(一般的にはサーマルセンサーはレーザのパワー測定に使用さ
れ、パワー測定信号を生成するのに使われるレーザのパルス幅に
比べて、非常にゆっくりとした応答時間をもっています。)
次ページの図は、パルスの開始からある限定された時間までの、
センサーからの典型的な出力パワーの曲線です。最終的なエネル
ギー値はピークパワーを検出した後に、アルゴリズムに則って速
やかに計算されます。
トリガはパワーの閾値から決まるのではなく、パワーの傾きの
変化によって決まります。
-31-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
図 15. ロングパルスモードのパワー出力曲線
ホストポートからのデータ
PC からのロングパルスモードのデータの取得は、
コレクション
1. UNIT ソフトキーかホストコマンドの
CONFigure;MEASure を使って Joule モードにする。
2. FETCh:NRECords のクエリを使って測定値をと合わ
せる。
詳細は英文マニュアル、161 ページ“Date Query”、
の項を参照ください。
捕捉されるデータの種類はどの測定モードを選んでいるかに依
存します:ジュール・モードではジュールのデータが、ワット・
モードではワットのデータのみ取得できます。
サーマルセンサーでのロン
サーマルセンサーを LabMax に接続し、ジュール・モードに切
グパルス測定
り替えて次ページのような画面を表示させます。このモードは 1
ミリ秒から 10 秒の持続時間で、5 mJ から数 100 J のエネル
ギー値のパルスおよびパルス列のエネルギー測定を行います。小
さなロングパルス(mJ)を測定するには、感度の高いサーマル
センサー(PS19Q など)が必要です。
-32-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
サーマルセンサーでエネルギー測定を行う際には、測定できる
エネルギーの範囲はセンサーの仕様に依存し、LabMax に接続
した段階で自動的に決まりますので、エネルギーの測定レンジ
は手動で変更はできません。
図 16.エネルギー測定画面:サーマルセンサーを使ったロング
パルスモード(待機中)
このモードでは、Smoothing や Speedup 機能は使えません。
信号を受けたときに、画面の左上の READY の表示は
CALCULATING に代わり、LM センサーが接続されている場合
には、ビームの当たった位置が画面右上に表示されます。
-33-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
図 17.エネルギー測定画面:サーマルセンサーを使ったロング
パルスモード(測定中)
計算が終了すると、新しいエネルギー測定値が表示され、
「CALCURATING」の表示は「READY」に切り替わります(図
18)
。この時点で、LabMax は次の測定が可能です。
図 18.エネルギー測定画面:サーマルセンサーを使ったロング
パルスモード(測定終了し待機中)
ソフトキー
この画面例では、トリガ(TRIGGER)、単位(UNITS)と統計
(STATS)の 3 つのソフトキーがあります。
-34-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
TRIGGER:
・ 設定可能な値:Low(初期値)、Medium、High
TRIGGER の設定の目的は環境ノイズを除去することです。
Low は最も感度が高く、最小限のノイズを除去します。測定結
果が明らかにおかしい時は、Medium や High に設定し、さら
にノイズを除去します。
TRIGGER を何度か押して 3 つの値から選択します。
UNITS:
UNITS ソフトキーを押して Watts に変更すると、パワー測定の
画面に戻ります。
STATS:
41 ページの「統計機能」の項を参照ください。
パイロセンサー
パイロセンサーを LabMax に接続して MEASURE ボタンを押
(LabMax-TOP のみ)
すと下図のような画面が現れます。
測定中に表示される単位は UNITS ソフトキーを使って選択さ
れた測定のタイプによって、Joules か Watts となります。
図 19.エネルギー測定画面:パイロセンサー
-35-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
この画面は現在測定中の結果(エネルギー値と繰返しレート)の
表示と以下の情報が表示されています:補正波長(Wavelength)、
ゲイン(Gain)やスムージング(Smoothing)の有無。各表示の詳
細は英文マニュアルの 193 ページ、Appendix C ”Onscreen
Indicators”を参照ください。
ソフトキー
この画面例では、範囲(RANGE)、単位(UNITS)、トリガ・レベ
ル(TRIG LEV)かトリガ・ディレイ(TRIG DLY)と統計(STATS)
の 4 つのソフトキーがあります。
RANGE:
・ 選択可能な値:接続されたセンサーの仕様による。
設定するには、
1. RANGE ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して範囲を変更する。
3. 値を選択したら RANGE ソフトキーを押すか、ロータリ
ー・ノブを押す。
UNITS:
UNITS ソフトキーを何度か押して Watts と Joules を選択する。
トリガ・レベル(TRIG LEV):内部トリガソース使用時
設定可能な値:2%(初期値)から 20%
設定するには、
1. TRIG LEV ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して値を変更する。設定の変更は
測定中の画面に反映される。トリガ・レベルはレーザを
入射していない状態のノイズレベルでトリガがかから
ないようにして、なるべく小さく設定する。
3. 値を選択したら TRIG LEV ソフトキーを押すか、ロー
タリー・ノブを押す。
TRIG DLY(TRIGger DeLaY):外部トリガ信号を使用時
設定可能な値:0(初期値)から 1000
設定するには、
1. TRIG DLY ソフトキーを押す。
-36-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
2. ロータリー・ノブを回して範囲を変更する。
3. 値を選択したら TRG DLY ソフトキーを押すか、
ロータリー・ノブを押す
.
トリガ・ディレイはトリガ設定画面でも変更可能です。詳細は
38 ページの「トリガについて」の項を参照ください。
STATS:
41 ページの「統計機能」の項を参照ください。
パイロセンサーのワット測
LabMax-TOP はパイロセンサーを使って、連続するパルスか
定モード(LabMax-TOP
ら「平均パワー」の測定ができます。UNITS ソフトキーを押す
のみ)
と、エネルギー表示と平均パワー表示に切り替わります。
平均パワーはパルスのエネルギー測定値とパルス間の間隔から
計算されますので、最低でも2つのパルスの測定が必要です。連
続する各パルスは前のパルスと最新のパルスの周期を定義でき
ます(図 20 参照)
。パルスのバーストのうち、最後のパルスは、
次のパルスが入ってくるまでは周期が不確定なので、計算には使
われません。この手法により、より正確な平均パワーの測定が可
能となります。
図 20.平均パワーの概念図
レーザ・バーストや連続するパルス列の平均パワーを測定するに
は、1Hz 以上でパイロセンサーの最大繰返しレート以下である
ことが必要です。1 秒以下にわかれた複数のバーストは、ひとつ
のバーストとして扱われるため、結果としてバースト間のギャッ
プにより平均パワーは小さくなります。
-37-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
1000Hz を超える繰返しレートをもつ短いバーストは、平均パ
ワーの測定はできません。
トリガについて
LabMax-TOP は各レーザパルスに正確にトリガをかける必要
があります。
LabMax-TOP は外部トリガ入力を使って外部からトリガをか
けることができます(85 ページの外部トリガの項を参照)
。こ
れはノイズの多い環境では非常に有効です。トリガの極性は正負
のどちらにも対応可能です。
信頼できる外部トリガがない場合には、入力されるレーザ信号自
体でトリガをかけるように設定します。これが内部トリガ入力で
す。詳細は 38 ページの「内部トリガモード」の項を参照くださ
い。
内部トリガモードは入力信号からトリガを自動的に生成します。
内部トリガをきちんと生成するために、メータのエネルギー測定
レンジを入力信号のフルスケールの少なくとも 5%に設定しま
す。また、トリガ・レベルはノイズレベルの少なくとも 2%以上
で、測定予定のフルスケールの少なくとも 2%以下に設定します。
内部トリガモード
たとえば、約 300 mJ の測定を見込む場合、測定レンジは 3J
に設定します。ピークはフルスケールの 10%が想定され、5%
以上は確実にあります。この場合、トリガ・レベルは 8%以上に
設定してはいけません。もし、ノイズレベルがフルスケールの
5%(約 150mJ)であれば、トリガ・レベルは 7%以下に設定し
てはいけません。ノイズでトリガをかけないレベルを判断するに
は、レーザを遮断した状態でトリガ・レベルを徐々に下げていき
ます。ある時点で、トリガかかかるようになり、エネルギーの測
定結果が表示されます。これをノイズレベルとみなします。セン
サーや選択されたレンジにより、レンジのフルスケールの 2%以
上で、ノイズでトリガかかったり、かからなかったりするかもし
れません。
-38-
La
abMax-TOP
P/TO Japaneese User Manual
Ma
図 21 では
は、内部トリガの閾値が 8%に設定さ
8
されています。
。パル
ス A はトリガがかかり
りません。パル
ルスBはトリ
リガは不安定
定です。
パルス C//D では安定してトリガが
がかかります
す。
内部トリガの閾値
図 21.内
10%より小さなレベル
ルに設定しな
ない限り、あるレンジでフ
フルス
ケールの信
信号は、次の
の大きなレンジ
ジではトリガ
ガはかかりま
ません。
たとえば、300mJ のレンジでフル
の
ルスケールに
に近い 280m
mJ の
信号は次の
の大きなレン
ンジ(3J)では、
、フルスケー
ールの 10%以
以下と
なるため、10%のトリ
リガ・レベル
ルには反応しません。この
の場合
には、8%
%以下でトリガ
ガ・レベルを
を設定する必
必要があります
す。
トリガはパ
パルスのはじ
じめのエッジに
に同期します
すが、実際のピ
ピーク
はアルゴリ
リズムを使っ
ってトリガ近く
くの入力信号
号をサンプリング
することで
で決定されま
ます。トリガ点
点から先はピ
ピークを探し
し出し、
トリガ点か
から前はベー
ースラインを探
探します。
トリガ
ガの状況とト
トリガの表
トリガの状
状態は、パイ
イロセンサーが
が接続され、内部トリガ
ガモー
示
ドの時には
は常に画面上
上に表示されま
れます。
トリガの状
状態を示す 2 種のアイコン「TRGGE
ER」と「?」
」があ
ります。
パイロセン
ンサーを使う
う場合には、トリガの状態
態に 2 つの可
可能性
(トリガが
がかかってい
いる状態とトリガを待って
ている状態)があり
が
ます。TRIIGGER はメータがレーザ
ザパルス(あ
あるいはノイズ
ズ)を
取り込んで
でいることを
を示しています
す。 ?はパル
ルスのトリガ
ガが来
ていないこ
ことを示して
ています。パル
ルスが捕捉されると TRIG
GGER
が表示され
れ、最後のパ
パルスから 2 秒経過しても
もパルスが来
来ない
と、 ?が表
表示されます
す。
-39-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
パルスのサンプリング
パルスのサンプリングはパルス列の中に読み込まれた時間当た
りのパルス数に依存します。たとえば、1 秒間に 2500 パルス
を受けるとき、パルスのサンプリング 3 パルスごとにサンプリ
ングを行います。表 4 は1秒間に入ってくるパルス数によって、
何パルス毎にサンプリングを行うかを示しました。
表4.入力パルス数によるサンプル数
-40-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
統計機能
測定画面から STAT ソフトキーを押すと、サーマル/光学セン
サーを接続していると図 22 のような画面、パイロセンサーの場
合には図 23 のような画面となります。
図 22.統計機能:サーマル/光学センサー接続時
図 23.統計機能:パイロセンサー接続時
STATS 画面の初期設定では、測定中の最小値(Min)、中間値
(Mean)、最大値(Max)および標準偏差(Std Dev)が表示されま
す。表示させる統計パラメータは任意で最大 6 個を表示できま
す。
STATS 画面の左上隅に「Duration」表示があり、上の例では、
各々10 秒、10 パルスの設定ですが、この数値は変更可能です。
-41-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
インジケータの意味についての詳細については、詳細は英文マニ
ュアルの 193 ページ、Appendix C ”Onscreen Indicators”
を参照ください。
ソフトキー
5 つのソフトキー、START、RANGE、RESTART、STATS
SETUP と CHANGE STATS があります。
START:
START ソフトキーを押してデータの捕捉を開始します。指定の
バッチを取り込んで画面に表示されます。
図 24.統計画面:データの取り込み中の画面
STOP ソフトキーを押すと、取り込みを終了します。
RANGE:
・ 選択可能な値:接続されたセンサーの仕様による。
設定するには、
1. RANGE ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して範囲を変更する。
3. 値を選択したら RANGE ソフトキーを押すか、ロータリ
ー・ノブを押す。
-42-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
RESTART:
RESTART ソフトキーを押し Manual モード(初期値)か Auto
モードを選択する。
図 25.統計画面:統計値の読出し
マニュアル・モード
マニュアル・モードでは、START ソフトキーを押してデータを
取り込みます。取り込みの終了は、
・ STOP ソフトキーを押す(START ソフトキーと入れ替わっ
て表示される。)
・ 設定されたデータ取り込み数に達する(41 ページの「統計
機能」の項を参照ください。)
オート・モード
オート・モードはマニュアル・モードと似ていますが、設定した
取り込み数に達すると、次のバッチが自動的に開始されます。
STOP ソフトキーを押すと直ちにデータの取り込みを終了しま
す。
STATS SETUP:
41 ページの「統計機能」の項を参照ください。
-43-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
CHANGE STATS:
CHANGE STATS ソフトキーを押すと図 26 のような画面が
現れます。
図 26.統計画面:統計パラメータの変更
Dose パラメータはパイロセンサー接続時でエネルギー測定モ
ード時のみ有効です。Missed Pulses はパイロセンサー接続時
に外部トリガモードでエネルギー測定モード時のみ有効です。
両パラメータは LabMax-TOP のみ有効です。
STATS 画面には最大 6 個の任意のパラメータを選択して表示
できます。パラメータを選択するには、
1. ロータリー・ノブを回してハイライト部分を上下に動か
す。
2. 選択あるいは選択を外したいパラメータを選んでロー
タリー・ノブを押す。
3. EXIT ソフトキーを押して内容を保存して設定モードを
抜ける。
STATS SETUP について
統計のバッチサイズは画面に表示されます。全体の時間やデータ
取得の間隔を調整可能です。パイロセンサーでエネルギー測定を
行う際のバッチサイズは、時間ではなくパルスの数で決まります。
-44-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
初期設定では、サーマル/光学センサーは 1 秒間に 10 回のサン
プルになっており、これが最大の設定可能なサンプルレートです。
パイロセンサーのサンプルレートの初期設定はレーザパルス毎
に1回となりますが、STATS Setup で毎パルスのサンプル設
定を変更できます。
設定の変更は STATS Setup ソフトキーを押します。図 27 か
ら図 29 のような画面が現れます。
・ サーマル/光学センサー:
図 27
・ パイロセンサーによるパワー測定:
図 28
・ パイロセンサーによるエネルギー測定:
図 29
図 27.統計画面:設定画面(サーマル/光学センサー)
図 28.統計画面:設定画面(パイロセンサー:パワー測定、
LabMax-TOP のみ)
-45-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
図 29.統計画面:設定画面(パイロセンサー:エネルギー測定、
LabMax-TOP のみ)
ソフトキー
この画面では、<<- 、->> 、SAVE と CANCEL の 4 つのソフ
トキーがあります。
<<- 、->>
(矢印ソフトキー)
この画面のパラメータは以下の手順で変更できます。この手順は
変更したいパラメータの種類によって若干の違いがあります。
シングル・パラメータの設定方法
この種のパラメータ、例えば Display units など、は変更できる
フィールドはひとつです。
1. 変更したいパラメータがハイライトされるまで、ロータ
リー・ノブを何度か押す。
2. ロータリー・ノブを回してパラメータを変える。
3. ロータリー・ノブを押して、次のパラメータに移る。
4. 以上を繰り返す。
5. すべて終了したら SAVE ソフトキーを押して、設定を
保存し、STATS 画面に戻る。
-46-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
マルチ・パラメータの設定方法
この種のパラメータ、たとえば持続時間など、はいくつか変更で
きるフィールドがあります。
1. 変更したいパラメータがハイライトされるまで、ロータ
リー・ノブを何度か押す。
2. ロータリー・ノブを回してパラメータを変える。
3. 同じ統計パラメータのなかで、他の変更可能なフィール
ドに移るために、<<- か ->> のソフトキーを押す。
4. 以上を繰り返す。
5. ロータリー・ノブを押して、次のパラメータに移る。
6. すべて終了したら SAVE ソフトキーをおして、設定を
保存し、STATS 画面に戻る。
SAVE:
SAVE ソフトキーを押して設定を保存し、STATS 画面に戻る。
CANCEL:
CANCEL ソフトキーを押すと設定した内容をキャンセルし、最
後に保存されている設定となり、STATS 画面に戻る。
-47-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
詳細な操作方法
簡単に前述した項目について詳細を説明します。
ビームポジション安定性
ビームポジション測定機能付きのサーマルセンサー(LM シリー
ズ)を接続し、パワー測定画面で POSITION STABILITY ソフ
トキーを押すと下記のような画面が現れます。
図 30.パワー測定:ポジション安定性
グラフの X 軸は時間を Y 軸はセンサーの有効面の直径となりま
す。
画面左上隅の「Duration」の表示はデータをどれだけの時間だ
け測定するかを示しています。画面右上隅の「Elapsed」の表示
は START ソフトキーを押したときにカウントを始めます。
X と Y の実際の値はデータが捕捉されるごとに更新されます。
ソフトキー
この画面では、START、VIEW、CHANGE、DURATION と
EXIT の 5 つのソフトキーがあります。
START:
START を押すとデータの取得が開始され、START の表示が
STOP に変わります。STOP 押すと止まり START に変わりま
す。再度 START を押すと取得されたデータをクリアしてデー
タの取得を再開します。
-48-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
VIEW:
VIEW ソフトキーで Fit と Scroll を切り替えます。
・ Fit:
持続時間に合わせて 1 画面に表示します。
・ Scroll:
データをページ送りします。
CHANGE DURATION:
CHANGE DURATION ソフトキーを押し、画面左上の
Duration フィールドの数値を変更します(図 31)。
図 31.ポジション安定性:Duration の変更
Duration を変更するには、
1. 左右の矢印ソフトキーでハイライトの位置(秒、分、時
間)を移動する。
2. ロータリー・ノブを回してハイライトの数字を変更する。
3. 以上を繰り返す。
4. Duration を保存するには、ENTER/SET ボタンを押し
て POSITION STABILITY 画面に戻るか、EXIT ソフト
キーを押して POSITION STABILITY モードを抜けて
パワー測定モードを表示する。
EXIT:
EXIT ソフトキーを押すと、パワー測定画面を表示する。
-49-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
本体のフロント・パネル右の TUNE ボタンを
チューン・モード
押すと TUNE モードになります。このモード
はアナログ針の代わりにレーザのチューニン
グや調整の際に、レーザ出力のモニターを行い
ます。測定中のレーザ出力はふたつのチューニング画面(スプリ
ット/バー・チャート)で表示され、測定がリセットされるまで
ピーク位置を破線で表示し、最大パワー値を表示し続けます。
スプリット・チャート
図 32 はサーマル/光学センサー接続時のスプリット・チャート
の表示画面例です。RESET ソフトキーを押すとピーク位置の破
線表示、最大パワー値と縦軸がリセットされます。垂直軸の縮尺
が等倍のとき、RESET ソフトキーを押すと表示はクリアされま
す。倍率が高い場合には表示はリセットされずに、倍率がリセッ
トされ測定中の値が中央にきます。
図 32.チューン・モード:スプリット・チャート(サーマル/
光学センサー接続時)
ソフトキー
ここでは VIEW、RANGE、VERT、HORIZ と RESET の5つ
のソフトキーがあります。
VIEW:
TUEN 画面の下の VIEW ソフトキーを何度か押すと、スプリッ
ト・チャートとバー・チャートに切り替わります。(バー・チャ
ートの詳細は 52 ページの「バー・チャート」の項を参照くださ
い。
-50-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
RANGE:
・ 選択可能な値は接続されたセンサーの仕様による。
設定するには、
1. RANGE ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して範囲を変更する。
3. 値を選択したら RANGE ソフトキーを押すか、ロータリ
ー・ノブを押す。
VERT:
VERT ソフトキーを押すと、Y 軸(垂直軸)の倍率が 1、2、
5、10、20倍にズームできます。ズームを行ってもデータ取
得は中断されません。
変更するには、
1. VERT ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して倍率を選択する。
3. VERT ソフトキーを押すか、ロータリー・ノブを押す。
HORIZ:
HORIZ ソフトキーを押すと、X 軸(水平軸)の倍率が 1、2、
5、10、20倍にズームできます。ズームを行ってもデータ取
得は中断されません。
変更するには、
1. HORIZ ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して倍率を選択する。
3. HORIZ ソフトキーを押すか、ロータリー・ノブを押す。
RESET:
RESET ソフトキーを押すと最大値がリセットされます。
-51-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
バー・チャート
図 33 はサーマル /光学センサーを接続したときのバー・チャー
トの表示例です。RESET ソフトキーを押すとピーク値のインジ
ケータ(▼)と最大値(Max)と垂直軸の倍率がリセットされます。
倍率が等倍より高い場合には、倍率がリセットされ測定中の値が
中央にきます。
図 33.チューン・モード:バー・チャート(サーマル/光学セ
ンサー接続時)
ソフトキー
ここでは VIEW、RANGE、ZOOM と RESET の4つのソフト
キーがあります。
VIEW:
TUNE 画面の下の VIEW ソフトキーを何度か押すと、バー・チ
ャートとスプリット・チャートに切り替わります。スプリット・
チャートの詳細は 50 ページの「スプリット・チャート」の項を
参照ください。
RANGE:
・ 選択可能な値は接続されたセンサーの仕様による。
設定するには、
1. RANGE ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して範囲を変更する。
3. 値を選択したら RANGE ソフトキーか、ロータリー・ノ
ブを押す。
-52-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
ZOOM:
ZOOM ソフトキーを押すと、Y 軸(垂直軸)の倍率が 1、2、
5、10、20倍にズームできます。ズームを行ってもデータ取
得を中断しません。ズームは出力を細かく調整する際に非常に有
効です
倍率を変更するには、
1. ZOOM ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して倍率を選択する。
3. ZOOM ソフトキーを押すか、ロータリー・ノブを押す。
RESET:
RESET ソフトキーを押すと最大値がリセットされます。
トレンド・モード
トレンド・モードでは測定データを本体のメモ
リや USB メモリに逐次保存するとともに、デ
ータのトレンドを画面に表示できます。
トレンド・モードで保存されたデータは、移動、
削除はもちろん、本体のファイル管理機能でファイルに名前をつ
けたり、フォルダを作成したりできます。
接続されたセンサーによって表示される単位は異なりますが、本
体フロント・パネル右の TREND ボタンを押すと、図 34 のよ
うな画面が現れます。
-53-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
図 34.トレンド・モード:サーマル/光学センサー
図 35.トレンド・モード:光学センサー
画面左上隅の Duration の表示は初期設定のバッチサイズが表
示されています。この設定でよければ START を押すとデータ
の捕捉が開始されます。
Duration を変更するには、
1. トレンド表示画面で TREND SETUP ソフトキーを押
して、トレンド設定画面に移る。
2. 左右の矢印ソフトキーでハイライトの位置(秒、分、時
間)を移動する。
3. ロータリー・ノブを回してハイライトの数字を変更する。
4. Duration を保存するには、SAVE ソフトキーを押す。
5. START ソフトキーでデータ捕捉を開始する。
-54-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
データを本体に保存するには、
1. CREATE FILE ソフトキーでデータ捕捉開始前に、ファイ
ルを作成し名前を付けておく。
2. データ捕捉が終了したら CREATE FILE の表示が SAVE
DATA に変わります。この SAVE DATA ソフトキーを使
ってデータ捕捉後にファイルを保存します。これは、データ
捕捉後やトレンド・チャートを閲覧した後にデータの保存を
行うかどうかを判断したい場合に非常に有効です。詳細は
57 ページの「データ取得後のトレンド表示」の項を参照く
ださい。
ソフトキー
TREND のメイン画面には、START、CREATE FILE、FILE
MANAGER、TREND SETUP と VIEW の 5 つのソフトキー
があります。
START:
START ソフトキーを押すとデータ捕捉およびトレンド表示が
開始されます。
CREATE FILE:
59 ページの「ログファイルの名称」の項を参照ください。
FILE MANEGER:
62 ページの「ファイルの管理」の項を参照ください。
TREND SETUP:
68 ページの「トレンドの設定」の項を参照ください。
VIEW:
VIEW ソフトキーで Fit と Scroll を切り替えます。
・ Fit:
持続時間に合わせて 1 画面に表示します。
・ Scroll:
データをページ送りします。
-55-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
測定中のトレンド表示
図 36 は測定中のトレンド表示の 1 例を示しています。
図 36.トレンド・モード:データ測定中
ソフトキー
ここでは STOP、RESET、ZOOM と VIEW の 4 つのソフトキ
ーがあります。
STOP:
STOP ソフトキーを押すと、測定中のバッチをただちに終了し、
57 ページの図 37 のような表示となります。
RESET:
RESET ソフトキーを押すと、バッチ測定を終了し画面をクリア
したうえで、54 ページの図 34 のような表示となります。
ZOOM:
ZOOM ソフトキーはトレンド・チャートの Y 軸(垂直軸)を拡
大・縮小します。ZOOM を行ってもデータ保存は中断しません。
拡大率を変更するには、
1. ZOOM ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して倍率を選択する。
3. ZOOM ソフトキーを押すか、ロータリー・ノブを押す。
-56-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
VIEW:
VIEW ソフトキーは Fit モードと Scroll モードを切り替えます。
データの捕捉中でも両モードの切り替えができます。
・ Fit モード:設定した Duration が全 X 軸に一致しています。
捕捉されたデータはひとつの画面で閲覧できるように圧縮
されて表示されます。
・ Scroll:データをページ送りします。トレンドが終了した後
に、前のデータは閲覧できます。もし、Scroll モードで閲覧
すればロータリー・ノブを左右に回してすべての保存データ
を閲覧できます。
データ取得後のトレンド表
図 37 はデータを取り込んだあとのトレンド画面の例です。
示
図 37.トレンド・モード:データ取り込み後
ソフトキー
ここでは、RESET、SAVE、DATA、ZOOM と VIEW の 5 つ
のソフトキーがあります。
RESET:
RESET ソフトキーを押すとバッチの処理を終了し、画面をクリ
アし、54 ページの図 34 のような画面にもどります。
-57-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
SAVE DATA:
SAVE DATA ソフトキーを押すと以下の画面となります。
図 38.トレンド・モード:ファイル管理(データ保存)
ここでは、SAVE AS、CREATE FOLDER と CANCEL の 3
つのソフトキーがあります。
SAVE As ソフトキーを押すと下記のような TREND: Save
Tmp As 画面が現れます。
図 39.トレンド・モード:Save Tmp As
ファイルを作成するには、
1. ロータリー・ノブを回してファイル名の最初の文字を選択し、
希望の文字・数字がハイライトされたらロータリー・ノブを
押します。文字はただちに入力ボックスに現れます。
-58-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
文字を消去するには BACKSPACE ソフトキーを使います。
2. 入力ボックスにファイル名を打ち込むまでこれを続けます。
3. SAVE ソフトキーを押して、ファイルをコピーするために
ファイル管理ダイアログ画面を表示します。
4. ファイルのコピーが完了したら、ロータリー・ノブを押して
ダイアログ・ボックスを消します。コピーの完了はダイアロ
グ画面のテキストが 100%になることで解ります。
TREND: Create New Folder 画面を表示している TREND:
File Manager 画面で、CREATE FOLDER ソフトキーを押し
ます。
CANCEL ソフトキーを押してメインの TREND 画面に戻りま
す。
ZOOM:
ZOOM ソフトキーはトレンド・チャートの Y 軸(垂直軸)を拡
大・縮小します。ZOOM を行ってもデータ保存は中断しません。
拡大率を変更するには、
1. ZOOM ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して倍率を選択する。
3. ZOOM ソフトキーかロータリー・ノブを押す。
VIEW:
VIEW ソフトキーで Fit と Scroll を切り替えます。
詳細操作
・ Fit:
持続時間に合わせて 1 画面に表示します。
・ Scroll:
データをページ送りします。
この項では以前簡単に述べたトピックスに関しての詳細を述べ
ます。
ログファイルの名称
データ捕捉を行う前にこの画面でファイルを作成します。ログフ
ァイルはファイル管理画面で事前に指定された場所に保存され
ます。
-59-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
もし、ファイル管理で本体に接続した USB メモリを指定し、ロ
グファイルに名前を付けて作成しておけば、ファイルは指定して
おいた USB メモリのフォルダに保存されます。事前に指定して
いなければ、ファイルは本体メモリ内に保存されます。
ファイルを作成するには、
1. トレンド画面で CREATE FILE ソフトキーを押して
TREND: Name Log File 画面を表示します。
図 40.トレンド・モード:Name Log File
2. ロータリー・ノブを回してファイル名の最初の文字を選択し、
希望の文字・数字がハイライトされたらロータリー・ノブを
押す。文字はただちに入力ボックスに現れる。
文字を消去するには BACKSPACE ソフトキーを使います。
3. 入力ボックスにファイル名を打ち込むまでこれを続けます。
4. SAVE ソフトキーを押して、ファイルをコピーするために
ファイル管理ダイアログ画面を表示する。
新しいファイル名がトレンド画面の左下に表示されます。
-60-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
ソフトキー
ここでは、BACKSPACE、Pattern、Sequence、SAVE と
CANCEL の 5 つのソフトキーがあります。
BACKSPACE:
このソフトキーは編集可能なフィールドを一つ戻したり、一文字
を消去したりできます。
Pattern
このソフトキーを押すと、現在の日付をファイル名に付け加える
ことができるので、ファイル管理に便利です。具体的には Name
File ダイアログ・ボックスに入力したファイル名の後に日付が追
加されます。例えば、本日の日付が 2010 年 4 月 1 日で、ファ
イル名が/loc/test.csv の時、Pattern ソフトキーを押すとファ
イル名は/loc/test01-04-10.csv となります。この Pattern
ソフトキーを押すと、Pattern Date にソフトキーが変わります。
Sequence
Sequence ソフトキーを押すと、Auto モードと None モード
(初期設定)に切り替わります。
・ Auto モード:連続的に増分した数字をファイル名の最後に
追加します。同じようなデータをいくつも保存する際に有効
です。Pattern と同時に使用できます。
・ None モード:ファイル名への追加なし。
SAVE:
SAVE ソフトキーを押すと、変更を保存してトレンド画面に戻
ります。
CANCEL:
CANCEL ソフトキーを押すと、最後に保存した後に変更した内
容をすべてキャンセルし、トレンド画面に戻ります。
-61-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
ファイルの管理
この画面ではファイル、ディレクトリの変更や削除、あるいは、
新しいフォルダを作成します。図 41 は TREND: File Manager
画面の例で、トレンド画面で FILE MANEGER ソフトキーを押
すと現れます。
図 41.トレンド・モード:ファイル管理
特定のディレクトリを指定するには、
1. ロータリー・ノブを回して、アクセスしたいフォルダを短点
表示させる。
2. ロータリー・ノブを押す。フォルダが閉じていればロータリ
ー・ノブを押すことで内容を開いたり展開したりします。同
様にして、ロータリー・ノブを押してフォルダを閉じたり開
けたりします。フォルダを開けることで、特定のフォルダ内
のすべてのサブフォルダやファイルを表示します。
本体に接続された USB メモリに保存されたファイルやディレ
クトリのリストを表示するには、ロータリー・ノブを回して、
TREND: File Manager 画面に表示される“..”という一番上の
名前のラインを反転表示させ、ロータリー・ノブを押します。
USB メモリのリストが表示されます。LOC(Local)ドライブは
本体に内蔵のメモリのことです。ローカル・ドライブに保存さ
れたファイルは、本体の電源を切ったでも保持されます。
ソフトキー
ここでは、COPY MOVE、DELETE、RENAME、CREATE
FOLDER と EXIT の 5 つのソフトキーがあります。
-62-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
COPY
ファイルを別の場所にコピーします。元のファイルはそのまま
です。
1. ロータリー・ノブを使ってコピーしたいファイル名を反転表
示させる。
2. TREND: File Manager 画面で COPY MOVE ソフトキーを
押す。
(このソフトキーを押すと COPY と MOVE という表
示に分かれる。)
3. ロータリー・ノブを使ってファイルをコピーしたい場所を指
定します。この作業中に Create Folder ソフトキーを押す
と、新しいフォルダを作成できる。
4. COPY ソフトキーを押すと、ファイルがコピーされたかを
確認するダイアログが現れる。
5. コピーが完了したら(ダイアログ・ボックスの中のバーが
100%にある)、ロータリー・ノブを押しダイアログを消す。
MOVE
ファイルを別の場所に移動します。元のファイルは削除されま
す。
1. ロータリー・ノブを使って移動したいファイル名を反転表示
させる。
2. TREND: File Manager 画面で COPY MOVE ソフトキーを
押す。
(このソフトキーを押すと COPY と MOVE という表
示に分かれる。)
3. ロータリー・ノブを使ってファイルをコピーしたい場所を指
定します。この作業中に Create Folder ソフトキーを押す
と、新しいフォルダを作成できる。
4. MOVE ソフトキーを押すと、ファイルがコピーされたかを
確認するダイアログが現れる。
5. コピーが完了したら(ダイアログ・ボックスの中のバーが
100%にある)、ロータリー・ノブを押しダイアログを消す。
-63-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
DELETE
フォルダのコピー、移動、削除は特定のディレクトリのすべて
のコンテンツ(ファイル、サブフォルダ)が対象となります。
これらの機能は本体メモリや USB メモリのファイル管理を迅
速に行えますが、一度フォルダやそのコンテンツを削除すると
復元はできませんのでご注意ください。ファイルやフォルダの
削除を行おうとすると、削除の確認画面が現れます。
ファイルを削除するには、
1. ロータリー・ノブを使って削除したいファイル名を反転表示
させる。
2. DELETE ソフトキーを押すと、下記の確認画面が表示され
る。
図 42.トレンド:ファイル管理(ファイル削除確認画面)
3. ロータリー・ノブを使って DELETE を反転させる。
4. ロータリー・ノブを押してファイルを削除し、TREND: File
Manager 画面を表示させる。
フォルダを削除するには、
1. ロータリー・ノブを使って削除したいフォルダ名を反転表示
させる。
2. DELETE ソフトキーを押すと、以下の確認画面が表示され
る。
-64-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
図 43.トレンド・モード:ファイル管理(フォルダ削除確認画
面)
3. ロータリー・ノブを使って DELETE を反転させる。
4. ロータリー・ノブを押してファイルを削除し、TREND: File
Manager 画面を表示させる。
RENAME
ファイルやフォルダの名前を変更するには、
1. ロータリー・ノブを使って名前を変更したいファイル名やフ
ォルダ名を反転表示させる。
2. RENAME ソフトキーを押すと、下記のような画面が現れる。
図 44.トレンド・モード:ファイルやフォルダ名の変更画面
-65-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
3. BACKSPACE ソフトキーを使って現在の名前を削除する。
文字を削除するには BACKSPACE ソフトキーを使います。
4. ロータリー・ノブを回して新しいファイル名の最初の文字を
選択し、希望の文字・数字がハイライトされたらロータリ
ー・ノブを押します。文字はただちに入力ボックスに現れる。
5. 入力ボックスにファイル名を打ち込むまでこれを続ける。
6. SAVE ソフトキーを押して、TREDN: File Manager 画面
を表示させる。
ソフトキー
ここでは、BACKSPACE、SAVE と CANCEL の 3 つのソフ
トキーがあります。
BACKSPACE:
このソフトキーは編集可能なフィールドを後方に移動させたり
文字を削除します。
SAVE:
SAVE ソフトキーを押すと最後の設定保存以降の変更を保存し
ます。
CANCEL:
CANCEL ソフトキーを押すと、最後の設定保存以降の変更をす
べてキャンセルし、TREND: File Manager 画面に戻ります。
CREATE FOLDER
この機能で TREND:File Manager 画面で本体メモリや USB
メモリ上にフォルダやフォルダの中にサブフォルダを作成しま
す
-66-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
CREATE FOLDER を押すと下記のような画面が現れます。
図 45.トレンド・モード:新規フォルダの作成
ソフトキー
ここでは、BACKSPACE、SAVE と CANCEL の 3 つのソフ
トキーがあります。
BACKSPACE:
このソフトキーは編集可能なフィールドを後方に移動させたり、
文字を削除したりします。
SAVE:
SAVE ソフトキーを押すと最後の設定保存以降の変更を保存し
ます。
CANCEL:
CANCEL ソフトキーを押すと、最後の設定保存以降の変更をす
べてキャンセルし、TREND: File Manager 画面に戻ります。
EXIT:
EXIT ソフトキーを押すと TREND 画面に戻ります。
-67-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
トレンドの設定
トレンド設定でバッチの持続時間やサンプリングレートを設定
します。
・ サーマル/光学センサーの場合、持続時間は「時間」の単位
となります。
・ パイロセンサーの場合、持続時間は「測定されたレーザのパ
ルス」の単位となります。
サーマル/光学センサーのサンプリングレートの初期設定値(か
つ最大値)は 10 回/秒です。同じくパイロセンサーは1回/1パ
ルスです。
持続時間とサンプリングレートの両方を定義できると、取得する
データ量を制限しながらも、レーザのパフォーマンスをきちんと
測れる設定が可能となります。
例1:サーマルセンサーを使う場合に、7 日間に 1 分に 1 回の
データ保存を設定すれば、10,080 ポイントで済みます。
例2:パイロセンサーを使って 1KHz の繰返しレートのパルス
レーザを測定する場合に、1 日で 1000 パルス毎に 1 ポイント
の設定にすれば、86,400 ポイントで済みます。
使用するセンサーとメータにより多少異なりますが、メインのト
レンド画面で TREND SETUP ソフトキーを押すと下記のよう
な画面が現れます。
図 46.トレンド・モード:設定画面(サーマル/光学センサー)
-68-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
図 47.トレンド・モード:設定画面(パイロセンサー)
ソフトキー
この画面では、<<- 、->> (矢印ソフトキー)、SAVE と
CANCEL の 4 つのソフトキーがあります。
<<- 、->>
(矢印ソフトキー)
この画面のパラメータは以下の手順で変更できます。この手
順は変更したいパラメータの種類によって若干の違いがあり
ます。
シングル・パラメータの設定方法
この種のパラメータ、例えば Display units など、は変更で
きるフィールドはひとつです。
1. 変更したいパラメータがハイライトされるまで、ロータ
リー・ノブを何度か押す。
2. ロータリー・ノブを回してパラメータを変える。
3. ロータリー・ノブを押して、次のパラメータに移る
4. 以上を繰り返す。
5. すべて終了したら SAVE ソフトキーをおして、設定を保
存し、STATS 画面に戻る。
-69-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
マルチ・パラメータの設定方法
この種のパラメータ、たとえば持続時間など、はいくつか変
更できるフィールドがあります。
1. 変更したいパラメータがハイライトされるまで、
ENTER/SET ボタンを何度か押す。
2. ロータリー・ノブを回してパラメータを変える。
3. 同じ統計パラメータのなかで、他の変更可能なフィール
ドに移るために、<<- か ->> のソフトキーを押す。
4. 以上を繰り返す。
5. ロータリー・ノブを押して、次のパラメータに移る
6. すべて終了したら SAVE ソフトキーを押して、設定を保
存し、STATS 画面に戻る。
SAVE:
SAVE ソフトキーを押して設定を保存し、STATS 画面に戻
る。
CANCEL:
CANCEL ソフトキーを押すと設定した内容をキャンセルし、
最後に保存されている設定となり、STATS 画面に戻る。
ZERO 機能
フロント・パネルの ZERO ボタンを押すと接
(サーマル/光学センサー
続されたセンサーの電圧をゼロ・リセットしま
のみ)
す。HELP モードでは使えません。
もしゼロ・リセットできない場合には、パワー入力が大きすぎて
ゼロにならないことを意味し、もっと安定した環境でゼロ・リセ
ットしなおすか、違った入力レンジを選びます。メータは常に接
続されたセンサーのすべてのレンジでゼロ・リセットされます。
ゼロ・リセット中は、これが終了するまで他のボタンは受け付け
られません。ゼロ・リセット中にセンサーが取り外されたりエラ
ーが発生したりした場合には即座にゼロ・リセットは中断されま
す。
通常はレーザがオフか遮断してゼロ・リセットを行います。もし、
ある一定レベルのパワーがあると、ゼロ・リセットできません。
-70-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
メータはある一定レベルのオフセットまでしかゼロ・リセットで
きません。選択したレンジでゼロ・リセットしないとき、画面上
の「Zeroing…」は「Bad zero. The power input is too large
to null. Re-zero in a more stable environment or select a
different range.」というメッセージとなります。
設定画面
フロント・パネル右上の SETUP ボタンを押す
と設定画面になります。
図 48.設定画面
設定画面では、◆印が選択されたアイテムの左側に表示されます。
アイテムの値を変えるには、ロータリー・ノブを回して◆印をリ
ストの上下に動かし、希望のアイテムの左に合わせてロータリ
ー・ノブを押してアイテムを選択します。
アイテムによって多少異なりますが、アイテムの右側に設定可能
な値が表示されたり、新しい画面が開いたりします。
設定画面を抜けるには、
・ EXIT ソフトキー(画面右下)を押すか、
・ MEASURE、TUNE や TREND などのボタンを押します。
接続されたセンサーに設定できないもの以外は、すべての設定
内容は、電源を切っても最後の状態が保持され続けます。
-71-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
スムージング機能
スムージング機能はローリング・ボックスカー(Rolling
Box-car)アベレージング手法を使って表示された測定結果をス
ムージングします。この機能は個々の測定値がノイズが大きい場
合に有効です。スムージング機能はすべての画面のすべての表示
結果に適用できます。ビームポジションの測定可能なセンサーを
使用した場合、スムージングはビームポジションの表示結果にも
適用できます。
図 49.設定画面:スムージング機能
設定可能値: AUTO(初期設定)、MANUAL、OFF
設定値を変えるには、
1. 設定画面でロータリー・ノブを回して◆印を Display
Smoothing に合わせる。
2. ロータリー・ノブを押して、変更可能なフィールドを反転表
示させる。
3. ロータリー・ノブを回してパラメータを変える。
4. ロータリー・ノブを押して値を保存し、設定画面に戻る。
-72-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
スムージングの値として「Manual」を選択した場合、ロータリ
ー・ノブを押すと図 50(サーマル/光学センサーの場合)か図
51(パイロセンサーの場合)が表示されます。この画面では、
取り込んでいるデータに対するスムージングの設定の効果を観
察することができます。以下5.へ。
図 50.設定画面:スムージング機能(サーマル/光学センサー)
図 51.設定画面:スムージング機能(パイロセンサー)
-73-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
ロータリー・ノブを回して秒数(サーマル/光学センサー)やパ
ルス数(パイロセンサー)を変更します。ロータリー・ノブを
使って値を変更する前に、矢印キー(<<- 、->>)を使って、桁
の移動ができます。
5. ロータリー・ノブを押して、あるいは EXIT ソフトキーを押
して、値を保存して元の画面に戻ります。
EXIT ソフトキーを押すといつでも、すべての値を保存して設定
画面に戻ります。
スピードアップ機能
この機能は、ホストインターフェースのデータ出力用のスピード
(サーマルセンサーのみ)
アップモードを選択します。
スピードアップ機能とは、
センサーから出力される電
圧が最終的に安定する前に、
電圧の上昇曲線から安定す
る電圧を計算で予測するこ
とで、より早く測定を終了
する機能です。
図 52.設定画面:スピードアップ
設定可能な値:ON(初期設定)、OFF
スピードアップ機能は ON にすると、Tune、Measure、Analog
Out や Data Store などにこの機能が反映されます。
設定を変更するには、
1. 設定画面でロータリー・ノブを回して◆印を Speedup に合
わせる。
2. ロータリー・ノブを押してスピードアップの設定画面を表示
する。
-74-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
3. ロータリー・ノブを押して、変更可能なフィールドを反転表
示させる。
4. ロータリー・ノブを回してパラメータを変える。
5. ロータリー・ノブを押して値を確定し、次の設定可能なフィ
ールドに移動する。
Data Store を反転表示した後にロータリー・ノブを押したり、
EXIT ソフトキーを押すことで、すべての設定を保存してスピー
ドアップのモードを抜け、設定画面に戻ります。
面積補正機能
面積補正機能を使うと測定値を単位面積当たりで表示できます。
測定値(ワットあるいはジュール)はここで入力された面積デー
タで除算されます。このモードは一般的には、絶対値の測定では
なく、エネルギー密度やパワー密度が非常に重要な場合に使われ
ます。通常、このアプリケーションでは、レーザ光がセンサーの
アパーチャより大きく入力されているか、レーザの形状が円形で
直径が正しく把握されている必要があります。
図 53.設定画面:面積補正
設定可能値:ON、OFF(初期設定)
設定可能範囲:0.01 to 5000.00 cm2 か、0.1 to 250 mm
設定可能単位:cm2 か mm。面積は入射されたレーザ光の具体
的な面積を cm2 単位で入れるか、レーザのビームの半径を mm
単位で入れます。半径を mm 単位で入れる場合には、レーザビ
ームは円形であることが前提となります。
-75-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
通常のコヒレント社のセンサーは円形のアパーチャを使ってい
るので、ビームの半径を mm 単位で入力する機能は、面積を計
算して入力するより簡便な方法です。
面積補正値を変更するには、
1. 設定画面でロータリー・ノブを回して◆印を Area
Correction に合わせる。
2. ロータリー・ノブを押して設定変更可能なフォールドを反転
表示する。
3. ロータリー・ノブを回してパラメータを変える。
4. ロータリー・ノブを押して値を確定する。
面積補正機能が ON のとき、ロータリー・ノブを押すと設定範
囲のフィールド(図 53 では 0001.00 が表示されている)と
測定単位(図 53 では cm2)が表示される。
5. ロータリー・ノブを回してパラメータを変える。
ロータリー・ノブを使って値を変更する前に、矢印ソフトキー
( <<-、 ->> )を使って反転表示の位置を移動させます。
6. ロータリー・ノブを押して値を確定し、面積補正モードを抜
ける。
設定モードで EXIT ソフトキーを押すといつでも設定モードを
抜けることができます。
測定単位を変更するには、
1. 設定画面でロータリー・ノブを回して◆印を Area
Correction に合わせる。
-76-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
2. ロータリー・ノブを押して設定変更可能な最初のフィールド
を反転表示させ、Area Correction を ON にする。
3. ロータリー・ノブを押して Area Correction value フィー
ルドに反転表示を移動させる。これで、Unit ソフトキーが
EXIT ソフトキーの隣に表示される。
4. Units ソフトキーを何度か押して、cm2 か mm に設定する。
5. ロータリー・ノブを押して値を確定する。
センサーのコネクタ部に内蔵される EEPROM に入力されてい
る直径のデータは、LabMax の電源が入ったときの初期設定値
として使われますが、最後に入力された数値が優先します。
ゲイン補正機能
ゲイン補正機能はここで入力されたゲイン係数に従って測定値
を補正することができます。結果は測定値にゲイン係数を掛けて
計算されます。
ゲイン補正機能は下記のような場合に使います。
・ ビームの経路にフィルタや光学減衰系が含まれる場合。
・ ビーム・スプリッタでピックオフされた小さなビームを測定
し、メインビームのパワーやエネルギーを表示してメータを
校正したい場合。
・ メータとセンサーをユーザの校正用システムに基づいて自
己校正をしたい場合。
校正係数としてゲイン補正機能を使うとき、カスタム設定を必
ず保存ください(96 ページの「環境設定の保存」の項を参照く
ださい)。これにより、複数の製造番号のセンサー用の設定を保
存し、これを呼び出すことができるので、簡単に自己校正の設
定で測定を開始できます。
-77-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
図 54.設定画面:ゲイン補正
設定可能値:ON か OFF(初期設定)
設定可能範囲: 0.001 to 100000 (0.001 ステップ)
ゲイン補正値を変更するには、
1. 設定画面でロータリー・ノブを回して◆印を Gain
Compensation に合わせる。
2. ロータリー・ノブを押して設定変更可能な最初のフィールド
を反転表示する。
3. ロータリー・ノブを回して ON にし、次にロータリー・ノブ
を押して Gain Compensation 値の変更フィールドに移動
する。
4. ロータリー・ノブを押して値を確定する。
ロータリー・ノブを使って値を変更する前に、矢印ソフトキー
( <<-、 ->> )を使って反転表示の位置を移動させます。
5. ロータリー・ノブを押して値を確定し、ゲイン補正モードを
抜ける。
設定モードで EXIT ソフトキーを押すといつでも設定モードを
抜けることができます。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
波長補正機能
波長補正機能により、実際のレーザの波長を入力することで、よ
り正確な測定が可能です。
図 55.設定画面:波長補正
設定可能値:OFF、接続されたセンサーの測定可能な波長
波長を変更するには、
1. 設定画面でロータリー・ノブを回して◆印を Wavelength
Correction に合わせる。
2. ロータリー・ノブを押して選択可能な波長の一覧リストを表
示する。
3. ロータリー・ノブを回して反転表示を上下させ、値を選択す
る。
4. ロータリー・ノブを押して値を保存し、このモードを抜ける。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
波長選択リストの編集
この編集機能を使って、選択できる波長の追加や削除ができます。
図 56.設定画面:波長選択リストの編集
取扱い可能な値:プリセットされたすべての波長
編集モードにアクセスするには、
1. 設定画面でロータリー・ノブを回して◆印を Wavelength
Table Edit に合わせる。
2. ロータリー・ノブを押して SETUP: Edit Wavelength
Table 画面を表示させる。この画面から、次に説明するよう
に、波長の追加、削除ができます。
この画面では、1000 nm 未満の波長は nm 単位で、1000 nm
以上の波長はμm 単位で表示されます。また、画面右(図 57)
には、接続されたセンサーの設定可能な波長範囲(Min/Max)、
校正波長(Cal)と選択されている波長(Op)が表示されます。
-80-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
波長の追加
図 57.設定画面:波長の編集
波長の編集を行うには、
1. ADD ソフトキーを押す。
2. ロータリー・ノブを回して新しい波長のリストを表示させる。
波長はリストの一番下に表示される。以下の例では、新しい
波長は 00337 nm 。
ロータリー・ノブを使って値を変更する前に、矢印ソフトキー
( <<-、 ->> )を使って反転表示の位置を移動させます。
図 58.設定画面:波長の編集(波長の追加)
-81-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
3. ロータリー・ノブを押して、新しい波長をリストに追加する。
4. EXIT ソフトキーを押して、波長編集モードを抜けて、設定
画面に戻る。
波長の削除
波長をリストから削除するには、SETUP: Edit Wavelength
Table 画面(図 57)で、
1. ロータリー・ノブを回して削除したい波長を反転表示させる。
2. DELETE ソフトキーを押してリストから削除する。
3. EXIT ソフトキーを押して、波長編集モードを抜けて、設定
画面に戻ります。
パワー測定の単位
パワー測定時の単位を変更します。
図 59.設定画面:パワー測定単位
設定可能値: Watts(初期設定)、dBm
単位を変更するには、
1. 設定画面でロータリー・ノブを回して◆印 を Power
Measure Units に合わせる。
2. ロータリー・ノブを押して値の変更フィールドを反転表示さ
せる。
3. ロータリー・ノブを回して値を変更する。
4. ロータリー・ノブを押して値を保存して、設定画面に戻る。
-82-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
測定解像度の設定
この機能により測定結果の解像度を変更できます。
図 60.設定:解像度の変更
設定可能値:下記の表を参照。
表 5.センサーの解像度の設定可能範囲
解像度を変更するには、
1. 設定画面でロータリー・ノブを回して◆印を Resolution に
合わせる。
2. ロータリー・ノブを押して設定可能な解像度のリストを表示
させる(表 5 を参照)
。
3. ロータリー・ノブを回して設定したい値を反転表示させる。
4. ロータリー・ノブを押して値を保存して、設定画面に戻る。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
アナログ出力の変更
この機能を使ってアナログの出力を変更できます。
図 61.設定画面:アナログ出力の変更
設定可能値:1V、2V(初期設定)、4V
設定を変更するには、
1. 設定画面でロータリー・ノブを回して◆印 を Analog
Output に合わせる。
2. ロータリー・ノブを押して設定可能な値のリストを表示させ
る(図 61 参照)。
3. ロータリー・ノブを回して設定したい値を反転表示させる。
4. ロータリー・ノブを押して値を保存して、設定画面に戻る。
パイロセンサーのアナログ出力は、次のパルスが入ってくるま
で、最後に取り込んだエネルギー値に相当するアナログ電圧が
出力されます。
トリガの設定
トリガ設定では、パイロセンサーを使ってパルスレーザのエネル
(LabMax-TOP のみ)
ギーを測定する際に、外部トリガと内部トリガの切り替えを行い
ます。レーザからトリガ出力が出ているときは、これを使うこと
でより正確な測定が可能です。メータはトリガ信号自体を探さな
いので、測定結果は実際のレーザパルスです。また、外部トリガ
出力を使うと、統計モードで「ミスパルス」をモニターできるの
で、レーザに問題があるときの診断に有効です。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
外部トリガは極性を正と負から選択でき、外部トリガの発生から
あとにレーザのハルスが発生する場合に、トリガ遅延を入力でき
ます。
図 62.設定画面:トリガ
設定可能値:下記の表参照。
表 6.トリガの設定範囲と初期設定
設定値を変更するには、
1. 設定画面でロータリー・ノブを回して◆印 を Trigger に合
わせる。
2. ロータリー・ノブを押して SETUP: Trigger 画面を表示さ
せる(図 63)。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
図 63.設定画面:トリガ(設定値の変更)
3. ロータリー・ノブを回してトリガ信号源を変更する。
4. Internal(内部トリガ)を選択したら、EXIT ソフトキーを
押して設定を保存しトリガ設定モードを抜けて、設置画面に
戻る。Internal には他の設定項目はありません。
5. External(外部トリガ)を選択したら(図 63)、
さらに Delay、
Trigger Edge のフィールドが現れる。
6. ロータリー・ノブを回して Delay のフィールドを反転表示
させる。
7. ロータリー・ノブを回して値を変更する。
ロータリー・ノブを使って値を変更する前に、矢印ソフトキー
( <<-、 ->> )を使って反転表示の位置を移動させます。
8. ロータリー・ノブを押して Delay の値を確定し、Trigger
Edge のフィールドを反転示威させる。
9. ロータリー・ノブを回して値を選択する。
10. EXIT ソフトキーを押してすべての値を保存して、トリガ設
定モードを抜けて設定画面に戻る。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
通信の設定
通信の設定では、PC との通信に使うホストインターフェースの
種類を設定できます。初期設定は USB です。PC との通信がで
きないほとんどのケースでは、この設定モードで通信の種類を正
しく設定できていないことが理由です。
図 64.設定画面:通信の設定
設定可能値:下記の表参照。
表 7.通信に関する設定値と初期設定値
設定値を変更するには、
1. 設定画面でロータリー・ノブを回して◆印を
Communications に合わせる(図 64)。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
2. ロータリー・ノブを押して、SETUP: Communications の
画面を表示させる(図 65)。
図 65.設定画面:通信(設定値の変更)
3. ロータリー・ノブを回して設定したい値を反転表示させる。
RS-232 や GPIB をホストとして選択すると図 65 のような追
加の選択フィールドが表示され、4 に進みます。USB では表示
されません。
4. ロータリー・ノブを押して設定値を確定し、次の設定フィー
ルドを反転表示させる。
5. 画面のすべての設定値を変更する。
6. ロータリー・ノブを押して値を保存して、設定画面に戻る。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
日付/時刻の設定
ここで本体に内蔵のクロックの日付と時刻を設定します。日付/
時刻はファイル名への追加や、Windows OS のファイル管理に
のみ使われます。
図 66.設定画面:日付/時刻
設定可能な値:以下の表を参照ください。
表 8.日付/時刻の範囲を初期設定
値を変更するには、
1. 設定画面で、ロータリー・ノブを回して◆印を Date/Time
に合わせる(図 66)。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
2. ロータリー・ノブを押して、SETUP: Date の画面を表示さ
せる(図 67)。
図 67.設定画面:日付/時刻(数値の変更)
3. ロータリー・ノブを回して値を変更する。
4. ロータリー・ノブを押して設定値を確定し、次の設定フィー
ルドを反転表示させる。
5. 画面のすべての設定値を変更する。
6. ロータリー・ノブを押して値を保存して、設定画面に戻る。
設定モードで EXIT ソフトキーを押すといつでも設定モードを
抜けることができます。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
省エネルギー設定
図 68.設定画面:省エネルギー設定
設定可能な値:下記の表を参照ください。
表 9.省エネ設定の範囲と初期設定
値を変更するには、
1. 設定画面で、ロータリー・ノブを回して◆印を Energy
Saving に合わせる(図 68)。
2. ロータリー・ノブを押して、SETUP: Energy Saving の画
面を表示させる(図 69)
。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
図 69.設定画面:省エネルギー設定(値の変更)
3. ロータリー・ノブを回して値を変更する。
SETUP: Energy Saving 画面で ON を選択すると、編集可能な
フィールドが表示され(図 69)、横に設定されている値も表示
されます。
4. ロータリー・ノブを押して設定値を確定し、次の設定フィー
ルドを反転表示させる。
5. ロータリー・ノブを回して値を変更する。
ロータリー・ノブを使って値を変更する前に、矢印ソフトキー
( <<-、 ->> )を使って反転表示の位置を移動させます。
6. ロータリー・ノブを押して設定値を確定し、次の設定フィー
ルドを反転表示させる。
7. 以上繰り返して、画面のすべての設定値を変更する。
8. ロータリー・ノブを押して値を保存して、設定画面に戻る。
設定モードで EXIT ソフトキーを押すといつでも設定モードを
抜けることができます。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
画面のコントラストの設定
図 70.設定画面:画面のコントラスト
設定可能な値:1 to 99
値を変更するには、
1. 設定画面でロータリー・ノブを回して◆印 を Screen
Contrast(図 70)に合わせる。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
2. ロータリー・ノブを押して SETUP: Contrast 画面を表示さ
せる(図 71)。
図 71.設定画面:画面のコントラスト(値の変更)
3. ロータリー・ノブを回して値を変更する。
ロータリー・ノブを使って値を変更する前に、矢印ソフトキー
( <<-、 ->> )を使って反転表示の位置を移動させます。
4. ロータリー・ノブを押して値を保存して、設定画面に戻る。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
シリアル番号の確認
このフィールドは本体のシリアル番号を表示します。
図 72.設定画面:シリアル番号
ファームウェアの確認
このフィールドは本体のファームウェアのバージョン番号を表
示します。
図 73.設定画面:ファームウェアのバージョン
設定画面のソフトキー
設定画面には、SAVE CONFIG、MANAGE CONFIG と EXIT
の 3 つのソフトキーがあります。
SAVE CONFIG:
96 ページの「環境設定の保存」の項を参照ください。
MANAGE CONFIG:
98 ページの「環境設定の管理」の項を参照ください。
-95-
LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
EXIT:
EXIT ソフトキーを押すと、設定画面を抜けて、設定画面に入る
前の画面に戻ります。
詳細操作
この機能は下記の表にまとめた LabMax の設定を記録したカス
タム環境設定を保存できます。
環境設定の保存
表 10.カスタム可能な環境設定の項目一覧
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
表 10.カスタム可能な環境設定の項目一覧(つづき)
設定画面で SAVE CONFIG ソフトキーを押すと以下のような
画面が現れます。
図 74.設定画面:現在の環境設定の保存
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
新しい環境設定のファイル名を作成するには、
1. ロータリー・ノブを回して変更したいファイル名の最初の文
字を選択し、希望する文字や数字を反転表示させてロータリ
ー・ノブを押す。文字(数字)はすぐさま空欄に表示される。
文字を削除するには BACKSPACE ソフトキーを使います。
2. これを繰り返してファイル名を作成する。
3. 新しいファイル名を保存するにはロータリー・ノブを押し、
このモードを抜けて元の画面に戻る。
設定モードで EXIT ソフトキーを押すといつでも設定モードを
抜けることができます。
環境設定の管理
この画面で以前に作成した環境設定を管理できます。設定画面や
前述の環境設定の保存画面で MANEGE CONFIG ソフトキーを
押すと下記のような画面が現れます。
図 75.設定画面:環境設定の管理
ソフトキー
ここでは、LOAD FACTORY、DELETE、RENAME、LOAD
と EXIT の 5 つのソフトキーがあります。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
LOAD FACTORY:
LabMax の出荷時の環境設定ファイルを読み込むには、LOAD
FACTORY ソフトキーを押すと、初期設定を読み込んでこのモ
ードを抜けます。
DELETE:
ファイルを削除するには、
1. ロータリー・ノブを回して削除したいファイル名を反転表示
させる。
2. DELETE ソフトキーを押すと、以下のメッセージが表示さ
れる:
図 76.設定画面:環境設定の管理(ファイル削除の確認画面)
3. ロータリー・ノブを回して DELETE を反転表示させる。
4. ロータリー・ノブを押してファイルを削除し、環境設定の管
理画面に戻る。以降、削除されたファイルは環境設定のリス
トには表示されない。
RENAME:
環境設定ファイルの名前を変更するには、
1. ロータリー・ノブを回して変更したいファイル名を反転表示
させる。
2. RENAME ソフトキーを押すと次ページのような画面が現
れる。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
図 77.設定画面:環境設定ファイル名の変更
3. BACKSAPACE ソフトキー押して古いファイル名を消す
(上図の例では元のファイル名は、original_name)。
4. ロータリー・ノブを回して変更したいファイル名の最初の文
字を選択し、希望する文字や数字を反転表示させてロータリ
ー・ノブを押す。文字(数字)はすぐさま空欄に表示される。
文字を削除するには BACKSPACE ソフトキーを使います。
5. これを繰り返してファイル名を作成する。
6. 新しいファイル名を保存するには SAVE ソフトキーを押し、
このモードを抜けて元の画面に戻る。名前を変更したファイ
ルは環境設定のファイルリストに表示される。
LOAD:
すでに保存されている環境設定ファイルを呼び出すには、
1. ロータリー・ノブを回して保存されている環境設定のリスト
で、呼び出したいファイルを反転表示させる。
2. LOAD ソフトキーを押して反転表示したファイルを呼び出
し、設定画面に戻る。
EXIT:
EXIT ソフトキーを押すと、環境設定の管理画面を抜けて設定画
面に戻ります。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
ヘルプ機能
LabMax には、文脈依存型のヘルプ機能と通常のリスト表示型
の 2 種類のヘルプ機能があります。
フロント・パネルの右上に配置されたこのボタ
文脈依存型のヘルプ機能
ンを押すと、その画面に関係する情報が表示さ
れます。たとえば、チューン・モードのときに
HELP ボタンを押すとチューンに関するヘルプ
が表示されます(下図)。
図 78.ヘルプ機能:文脈依存型のヘルプ
ヘルプの情報が 1 ページ以上にわたるときは、ロータリー・ノ
ブを回してページを送ります。
ソフトキー
ここでは二つのソフトキー、VIEW ALL TOPICS と EXIT があ
ります。
VIEW ALL TOPICS:
このソフトキーを押すと表示可能なトピックスのリストを表示
します。
EXIT:
EXIT ソフトキーを押すと、ヘルプ画面を抜けて元の画面に戻り
ます。
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LabMax-TOP/TO Japanese User Manual
リスト型のヘルプ機能
文脈依存型のヘルプ画面で VIEW ALL TOPICS ソフトキーを
押すと表示可能なヘルプのトピックスの一覧が表示されます。
図 79.ヘルプ機能:トピックスのリスト
ロータリー・ノブを回してアイテムを反転表示させ、ロータリ
ー・ノブを押すと選択したヘルプの内容が表示されます。
ソフトキー
ここでのソフトキーは EXIT だけです。
EXIT:
EXIT ソフトキーを押すと、元の画面に戻ります。
バックライト
このボタンを押すと画面のバックライトの
ON/OFF の切り替えができます。
<< 以下空白 >>
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