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電源立地地域対策交付金 1,097.5億円(1,117.3億円)
電源立地地域対策交付金 1,097.5億円(1,117.3億円) ○発電用施設等の設置及び運転の円滑化を図るため、電源地 域における住民の福祉の向上を目的として行われる公共用 施設の整備や各種の事業活動など、ハード・ソフト両面に 亘る支援策を実施することとし、これに要する費用に充て るため地方公共団体に対して交付金を交付します。 資源エネルギー庁 電力基盤整備課 03-3501-1749 ○複合文化施設 整備事業 ○あわび種苗生産 施設維持運営事業 条件(対象者、対象行為、補助率等) 都道府県 国 交付金 都道府県 立地市町村 間接 補助 隣接市町村 ○電源立地の推進等のため、 ①原子力発電所等が立地する県、市町村に対して、 ②出力、発電電力量等によって算出される交付限度額の 範囲内で、 ③これらの自治体が創意工夫を活かして申請するハード・ ソフトの事業に対して支援 ※具体例:公共用施設の整備、福祉サービス提供事業、地場 産業支援事業等 ○人材育成事業 ○ケーブルTV管理 運営事業 266 資源エネルギー庁 原子力立地・核燃料サイクル産業課 広報・安全等対策交付金 11.5億円(12.2億円) ○目的 地元住民に対する原子力発電に係る知識の普及及び安 全の確保に関する調査等を地元自治体が自ら行うことに より、原子力発電施設に関する理解の向上、不安の解消 を図り、新規電源の開発への意思決定の迅速化や、地元 住民との共生を実現します。 ○事業概要 ①原子力発電施設等の周辺の地域の住民に対する原子 力発電に関する知識の普及等に関する事業、②原子力発 電施設等の周辺の地域の住民に対する原子力発電に関す る知識の普及の用に供する施設の整備に関する事業、③ 温排水の周辺水域における拡散の状況、温度変化の状況 等の調査に関する事業等に要する費用に充てるため、立 地及び立地予定の都道府県に交付金を交付します。 03-3501-6291 ○広報・安全等対策事業 国 都道府県 交付金 (定額10/10) 市町村 間接交付 (定額10/10) ○原子力広報研修施設整備事業 国 都道府県 交付金 (定額10/10) 法人 間接交付 (定額10/10) 交付金 (定額10/10) 条件(対象者、対象行為、補助率等) ○対象者・対象行為 ・原子力発電施設等が設置され、又はその設置が予定されてい る都道府県及び市町村(その隣接市町村も含む)等 ○補助率 ・定額(10/10) ○温排水影響調査等事業 国 都道府県 交付金 (定額10/10) 267 交付金事務等交付金 0.8億円(1.0億円) ○電源地域の公共施設の整備、地域活性化事業の実施による 電源地域の自立的発展を図る電源立地地域対策交付金等の 交付に要する事務費に交付金を交付し、都道府県の同事務 に対する負担を緩和することによって電源立地の円滑化に 寄与します。 資源エネルギー庁 電力基盤整備課 03-3501-1749 ○交付対象 ①公共用施設整備計画等の作成 ②電源立地地域対策交付金等に 関する市町村への間接交付事務 ③電源立地地域対策交付金等に 関する有識者等との検討 条件(対象者、対象行為、補助率等) ○交付対象 ①公共用施設整備計画等の作成等に要する費用 ②電源立地地域対策交付金等、市町村への間接交付事務に 要する費用 ③電源立地地域対策交付金等に関する有識者等との検討に 要する費用 実施体制 国 交付金 都道府県 268 原子力発電施設立地地域共生交付金 12.3億円(11.0億円) ○運転年数が30年を経過している原子力発電施設、いわゆ る高経年化炉が所在している都道府県が行う、持続的な地 域振興に資する事業の経費に対して交付金を交付し、高経 年化炉の長期的な運転の円滑化を図ります。 資源エネルギー庁 電力基盤整備課 03-3501-1749 ○実施事業 ・道路整備事業 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 交付金 都道府県 間接補助 市町村 ○運転年数が30年を経過している原子力発電所が所在してい る都道府県 1)公共用施設に係る整備、維持補修及び維持運営措置 2)企業導入・産業活性化措置(企業の導入の促進のための 事業、地域の産業の近代化及び活性化のための事業) 3)福祉対策措置(社会福祉施設、教育文化施設又はスポー ツ・レクリエーション施設の整備及び運営) 4)地域活性化措置(地域の産業振興に資する事業、地域の 特性を活用して当該地域の魅力を向上する事業、地域の自 然環境等の維持・保全及び向上を図る事業) ○交付額 1振興計画につき25億円 ・幼保園整備事業 269 核燃料サイクル交付金 40.5億円(32.1億円) ○電力の安定的な供給を確保するため、核燃料サイクル施設の 立地やプルサーマルの実施を促進する必要があることから、 核燃料サイクル施設の立地やプルサーマルの実施がなされた 都道府県又はこれらが見込まれる都道府県に対して、交付金 を交付します。 資源エネルギー庁 電力基盤整備課 03-3501-1749 ○実施事業 ・森林等の環境保全事業 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 交付金 都道府県 間接補助 市町村 ○核燃料サイクル施設の立地やプルサーマルの実施がなされた 都道府県又はこれらが見込まれる都道府県 1)公共用施設に係る整備、維持補修及び維持運営措置 2)企業導入・産業活性化措置(企業の導入の促進のための 事業、地域の産業の近代化及び活性化のための事業) 3)福祉対策措置(社会福祉施設、教育文化施設又はスポー ツ・レクリエーション施設の整備及び運営) 4)地域活性化措置(地域の産業振興に資する事業、地域の 特性を活用して当該地域の魅力を向上する事業、地域の自 然環境等の維持・保全及び向上を図る事業) ○交付額:1振興計画につき60億円 ・薬用植物の栽培開発研究事業 270 原子力発電施設等立地地域特別交付金 10.4億円(31.0億円) ○原子力発電施設等の設置及び運転の円滑化に特に資する 場合に、原子力発電施設等の設置がその区域内において 行われ、又は行われることが予定されている都道府県又 は市町村における住民の福祉の向上を目的として行われ る公共用施設の整備や事業活動など、ハード・ソフト両面 に亘って支援を行うため、交付金を交付します。 資源エネルギー庁 電力基盤整備課 03-3501-1749 ○実施事業 ・柏崎フロンティアパーク 条件(対象者、対象行為、補助率等) 交付金 国 都道府県 間接補助 ・うみんぴあ大飯(複合型交流施設) 市町村 交付金 ○原子力発電施設の設置及び運転の円滑化に特に資すると認め られる事業を行う都道府県等 1)公共用施設に係る整備、維持補修及び維持運営措置 2)企業導入・産業活性化措置(企業の導入の促進のための 事業、地域の産業の近代化及び活性化のための事業) 3)福祉対策措置(社会福祉施設、教育文化施設又はスポー ツ・レクリエーション施設の整備及び運営) 4)地域活性化措置(地域の産業振興に資する事業、地域の 特性を活用して当該地域の魅力を向上する事業、地域の自 然環境等の維持・保全及び向上を図る事業) ○交付額:原則として、1振興計画につき25億円 ・美浜中学校施設整備事業 271 電源地域振興指導事業 (電源地域復興・風評被害対策) 0.2億円(0.3億円) ○中越沖地震等の自然災害による原子力発電所の運転停止や 核燃料サイクルの進展を踏まえ、原子力地域等の復興や、 顕在している風評被害への対策を以下のとおり実施します。 資源エネルギー庁 電力基盤整備課 03-3501-1749 ○観光誘客キャンペーン ・被害のあった物産品に係る調査及び販売促進支援 ・被害のあった観光事業に係る調査及び観光客誘致支援 ・災害により継続困難な事業の事業種転換に係る支援 ○風評被害・復興支援を実施し、観光客数や水産物の販売増 加を図ることは 目に見える形での復興が把握できること 加を図ることは、目に見える形での復興が把握できること、 また、実感できることとなり、地元住民の原子力発電所の 運転や核燃料サイクルの推進への不安感を払拭するために 大きな効果を与えることが可能となり、原子力発電所等の 運転の円滑化を図ることが期待されます。 参考:中越沖地震後の新潟県での影響 条件(対象者、対象行為、補助率等) ○交付条件 対象者:交付先としてのポテンシャルを有する民間団体等 補助率:定額(委託) 国 18年度 19年度 海水浴客 1,037 168 宿泊数 327 285 中心市街地商店街売り上げ状況(5月) − 100 20年度 749 (単位:千人) - (単位:千人) 85.6 (指数) 民間団体等 委託 272 電源地域振興特別融資促進事業費補助金 3.1億円(4.2億円) ○電源立地地域の自立的かつ持続的発展を図るために株式会 社日本政策投資銀行、沖縄振興開発金融公庫及び株式会社 日本政策金融公庫が行った、電源立地地域に立地した企業 に対する低利融資に対し、利子補給相当の補助金を交付し ます。 ○当該融資事業にて、電源地域における企業の設備投資に対 する貸付けがスムーズに行われ、企業への設備投資及び雇 用創出効果が図られることとなります。 ○こうした原子力発電施設等立地地域における自立的・持続 的な発展を支援することにより 地域住民の電源開発に対 的な発展を支援することにより、地域住民の電源開発に対 する理解促進に繋がり、新たな発電施設の立地及び既設の 発電施設の運転の円滑化に資するものです。 ○現在は、既交付分に係る後年度負担分の支払いを行います。 資源エネルギー庁 電力基盤整備課 03-3501-1749 国 補助金交付 補助先 (日本政策投 資銀行等) 返済 ○交付条件 対象者 :低利融資を行う金融機関 対象行為:大臣の推薦を受けて行う設備資金の貸付け ※新規融資は平成19年度をもって終了 補助率 :定額(最大利子補給幅0.7%) 国 元 本 条件(対象者、対象行為、補助率等) 利 子 分 補助金 ※0.7%以内 の利子補給 を実施 企業が負担す べき返済分 企業 (株)日本政策投資銀行 等 補助(定額(10/10) 273 原子力発電施設等周辺地域企業立地支援 事業費補助金 71.0億円(76.7億円) ○電源地域のうち、原子力発電施設等の周辺地域で、雇用を 生む新規立地や設備の増設を行った企業に対し、実質的な 電気料金の割引となる補助金を8年間交付します。 ○また、製造業等においては、新規の雇用人数に応じて算定 した額を加算します。 条件(対象者、対象行為、補助率等) ○交付条件について 対象者 :原子力立地地域に立地する企業 対象行為:①3人以上の新規雇用者の増を伴う設備投資。 ②新増設に伴い電力契約の増があること。 補助率 :定額(立地地点、契約電力、雇用者数等により 補助金額を算定) 国 都道府県 補助(定額(10/10) 03-3501-1749 原子力 立地地域 企業 新規立地又は増設 新規立地企業の 支払電気料金 ○ 原子力発電施設等立地地域における企業の新規立地及び増 設を促進し、当該地域での新たな雇用創出を図ることで、 原子力発電施設等立地地域の地域振興に資するものです。 ○こうした原子力発電施設等立地地域における自立的・持続 的な発展を支援することにより 地域住民の電源開発に対 的な発展を支援することにより、地域住民の電源開発に対 する理解促進に繋がり、新たな発電施設の立地及び既設の 発電施設の運転の円滑化に資するものです。 資源エネルギー庁 電力基盤整備課 特例 加算 補 助 金 給付 金 ※製造業等の 場合、雇用者 数に応じて加 算。 ※支払電気料 金に応じて 算定される。 企業 274 電源地域産業関連施設等整備費補助金 0.9億円(2.0億円) 地域経済産業グループ 産業施設課 03-3501-1677 ○企業立地促進法の規定に基づき国の同意を受けた「基本計画」の対象地域内において、当該計画に 位置づけられた企業立地等の円滑化に資する産業関連施設等の整備事業を支援します。 スキーム図 補助対象事業 国 都道府県 市町村 第3セクター 国 都道府県 国 都道府県 ○電源地域であり、国の同意を受けた「基本 計画」の対象地域内において、企業立地促進 及び産業集積の活性化のために必要と認めら れる施設・設備等の整備事業。 市町村 PFI事業者 第3セクター 補助対象施設等 ○研究開発施設、試験施設、貸工場、貸事業 場、人材育成施設、情報提供施設、製販一体 型施設、展示販売施設物流施設、及びこれら の施設に付帯する施設並びに研究機器及び情 報機器。 補助率 1/2又は1/4 補助対象者 (※:一般社団法人及び一般財団法人を除く) 直接補助事業者:都道府県、市町村、第3セクター(※) 間接補助事業者:市町村、第3セクター(※)、PFI事業者 275 原子力発電施設等周辺地域大規模工業基地 企業立地促進事業費補助金 0.7億円(0.8億円) 地域経済産業グループ 産業施設課 03-3501-1677 特に地域振興の必要な原子力地点をその区域とする市町村内の5,000haを超える大規模工業基地へ の企業立地促進を図るため、一定期間内での操業開始と雇用創出効果が見込まれる企業による当該 工業基地内の用地取得に対し、1㎡あたり2,500円を限度とし、予算の範囲内で補助金を交付します。 原子力発電施設等の周辺地域への企業導入を促進させ、継続的な雇用を創出することで、電源地 域の自律的・持続的発展を図ります。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 民間企業等 補助金 1㎡あたり2,500円 新規立地のた めの用地取得 国 原子力発電施設等周辺地域 大規模工業基地 276 電源地域工業団地造成利子補給金 0.04億円(0.1億円) 地域経済産業グループ 産業施設課 03-3501-1677 電源立地施策の一環として、発電施設等の周辺地域において地方公共団体等が行う工業団地造成事業に ついて、その資金調達コストの一部として利子補給金を交付します。 これにより低廉な価格での工業用地を提供することが可能となり、企業立地が促進され、当該地域にお ける生産の拡大及び継続的な雇用創出等により発電施設等の周辺地域の振興を図ることができます。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 公的金融機関、民間金融機関 資金調達コスト低減 のための利子補給金 (補給率:最大1.7%) 借入、債券 発行による 資金調達 国 工業団地 造成中 地方公共団体等 低廉な 価格で の分譲 造成完了 民間(立地)企業 277 深地層研究施設整備促進補助金 4.1億円(4.7億円) 資源エネルギー庁 放射性廃棄物等対策室 03-3501-1992 ○岐阜県瑞浪町、北海道幌延町にある深地層研究施設を活用 し、活断層地域における地震の発生機構、堆積岩の特性に 関する研究等を実施します。 ○当該研究施設がそのまま処分場になってしまうのではない かとの懸念による反対意見もあることから、地域住民等に 対して、深地層研究施設を活用した研究に関する理解促進 活動を積極的に行います。 ○本研究は、上記のような地元の懸念を払拭し、信頼を得る ○本研究は 上記のような地元の懸念を払拭し 信頼を得る 上で不可欠。地層処分のための深地層研究の円滑な実施に 大いに貢献。地層処分事業の推進は、原子力推進の原動力 となり、低炭素社会の実現を可能とするものです。 深地層研究施設を活用した地震観測技術の研究 及び地域の地震防災に関する調査研究(岐阜県) 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 補助(定額(10/10)) (財)地震予知総合研究振興会 (財)北海道科学技術総合振興センター 深地層研究施設を活用した微生物研究及び地下 水やガスの地中移行に関する研究(北海道) 278 地層処分実規模設備整備等事業 0.8億円(2.9億円) 資源エネルギー庁 放射性廃棄物等対策室 03-3501-1992 ○高レベル放射性廃棄物地層処分への理解を深めるため、北 海道幌延町にある(独)日本原子力研究開発機構の深地層 研究施設を活用して地層処分実規模設備の整備と、これを 利用した実証試験を進め、地層処分研究開発の成果を得る とともに、国民の理解を深めます。 ○地層処分実規模設備は、地層処分の概念や工学的実現性、 長期挙動等を実体験を通じて理解できる実規模の実証設備 を整備するもので、平成20年度から開始。これまで、地 上での実証設備の整備を行ってきており 平成21年度は 上での実証設備の整備を行ってきており、平成21年度は、 建屋の整備を行うとともに人工バリア可視化装置や定置・ 施工装置の整備を開始しました。 地上部分のイメージ ○平成22年度は地上での設備の整備を進めるとともに、地 下での人工バリア実証装置の準備を行います。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 民間団体等 委託 279 総合エネルギー広聴・広報・教育事業 2.6億円(3.2億円) ○原子力を始めとする電源立地に対する国民の合意形成の推進 に向け、エネルギー政策基本法等の趣旨を踏まえ、国民に対 するエネルギーに関する知識の普及を図ります。特に、次世 代を担う子供たちには、早い段階からエネルギーに関心を持 ち正確な知識を身に付けてもらうため、エネルギーに関する 教育の充実を図ります。 具体的には、 1.エネルギーに関する教育の充実 各地域において、大学を中心とした学校、行政、企業及び NPO等のエネルギー教育関係者の連携を促進しつつ、学校 等の ネルギ 教育関係者の連携を促進し 、学校 のエネルギー教育実践研究を支援(学習指導要領の改訂を踏 まえた教材・資料等の提供及び教員研修会の開催等) 2.エネルギー政策等広報 エネルギー全般に関する基礎的情報を紹介するパンフレット 「日本のエネルギー」の作成・配布。 3.作文コンクール 小学校4∼6年生を対象とした作文コンクールの実施。 資源エネルギー庁 総合政策課 エネルギー情報企画室 03-3501-5964 (日本のエネルギー) (小学生用副読本) (授業風景(エネルギー教育実践校)) 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 民間団体等 委託(入札) 学校等 事業実施 *ペアガラスと普通ガラスの断熱効果の実験の様子 280 原子力発電所等立地広報事業(個別地点広報) 1.5億円(1.7億円) ○目的 原子力発電所等の立地及び円滑な運転並びにプルサーマル の促進を図るため、立地地域又は立地予定地域において、原 子力発電の必要性・安全性等についての理解促進を図ります。 原子力発電所の新増設、プルサーマルの実施には地元の理 解が必要不可欠であり、立地広報事業を行うことにより、新 増設等が円滑に進み、CO2の削減につながります。 ○事業概要 立地地域において、原子力等に関する広報誌の作成・配布 を行うほか、シンポジウム・講演会等を行います。 資源エネルギー庁 原子力立地・核燃料サイクル産業課 03-3501-6291 プルサーマルシンポジウムの開催 (平成20年8月31日、北海道泊村) 立地地域の次世代向け 立地地域住民向け 情報誌「ドリーマー」 情報誌「夢」 (平成20年度4回配布) (平成20年度6回配布) 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 民間団体等 委託 281 原子力発電所等立地広報事業(全国広報事業) 3.4億円(4.2億円) ○目的 原子力政策の推進のため、広く国民に対し、原子力発電の必 要性・安全性等についての理解促進を図ります。 原子力発電所の新増設、プルサーマルの実施には国民的理解 が必要不可欠であり、立地広報事業を行うことにより、新増設 等が円滑に進み、CO2の削減につながります。 ○事業概要 電力生産地と消費地との交流事業やパンフレットの作成、 電力生産地と消費地との交流事業や ンフレットの作成、 NPO活動の支援等を行います。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 資源エネルギー庁 原子力立地・核燃料サイクル産業課 03-3501-6291 電力生産地・消費地交流事業(平成20年度全国8ヶ所 約300人参加、事業実施後に新聞広告を実施) 体験型移動展示館 (平成20年度4ヶ所 32 840人参加) 32,840人参加) パンフレット作成 (平成20年度6種類 各20 000部作成) 各20,000部作成) 原子力ポスターコンクール(平成20年度8,289点応募) 民間団体等 委託 282 核燃料サイクル施設立地広報事業 4.2億円(4.4億円) ○目的 核燃料サイクルの理解の促進、立地地域住民との信頼関係の 構築を進め、施設の円滑な立地に資するために、きめの細かい 広聴・広報活動を行います。 再処理を含む核燃料サイクルの円滑な実施により、CO2の削 減につながる原子力発電の安定稼働に寄与します。 資源エネルギー庁 原子力立地・核燃料サイクル産業課 03-3501-6291 理解促進番組 ○事業概要 核燃料サイクル施設の立地地域の住民及び全国を対象に、核 燃料サイクルを中心とした原子力 燃料サイクルを中心とした原子力、エネルギーについてのシン ネルギ に いてのシン ポジウム、核燃料サイクル施設の見学会等を開催します。 また、理解促進のためのテレビ番組の制作・放送、定期刊行 物の発行等メディアを利用した広報活動を実施します。 立地市町村広報事業 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 民間団体等 委 託 定期刊行物広報 283 放射性廃棄物等広報事業 3.8億円(3.8億円) 資源エネルギー庁 放射性廃棄物等対策室 03-3501-1992 ○放射性廃棄物の処分事業を円滑に実施していくため、シン ポジウムの開催等を行い、処分事業の必要性、緊急性を広 く国民に周知するとともに文献調査の応募があった地域に ついては、地域住民及び周辺地域住民に対し地層処分の理 解を求めるための広聴・広報を実施します。 ○平成22年度は、これまで都道府県単位で実施した説明会の結 果を踏まえ、原子力の賛成派、慎重派が参加した双方向型シン ポジウム等を開催することにより、一層の相互理解促進を図り ます。 ○これを踏まえ、国民に処分事業の必要性、安全性及び処分 地の選定手続きについて国民に対し正確な情報を提供し、 理解増進を図ります。 シンポジウムの様子 ○国民理解を得て、早期に文献調査に着手し、地層処分事業 を推進することは、原子力推進の原動力となり、低炭素社 会への実現を可能とします。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 民間団体等 地層処分模型展示車(実物大の多重バリアシステム等の模型を搭載) 委託 284 地層処分概念理解促進等事業 0.6億円(0.8億円) 資源エネルギー庁 放射性廃棄物等対策室 03-3501-1992 ○高レベル放射性廃棄物等の地層処分の概念や超長期の安全 性等について、最新の地層処分研究開発成果に基づく可視 化シュミレーション等を行い、その結果を分かりやすく理 解するため、バーチャルリアリティ技術を活用した動画や ソフト、説明資料等を作成し、システム化します。(平成 20年度から) ○本事業では、技術開発成果を踏まえたバーチャル処分場等 の設計の他、地層処分後に断層が処分場を切ったときに、 千年、万年という長い年月をかけて放射性核種が地下水に 年 年 う 年 を 放射性核種が地 水 溶けて流れる様子の解析(安全評価シュミレーション)を 行っているところです。 バーチャルリアリティー技術を用いた映像素材 (オーバーパック定置の様子) ○平成22年度は、処分場の全体システムを構築するととも に、安全評価シュミレーション等を充実します。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 民間団体等 委託 285 原子力教育推進事業 0.8億円(新規) 資源エネルギー庁 原子力立地・核燃料サイクル産業課 03-3501-6291 ○目的 原子力や放射線といった事柄について、次世代層が正確な知 識に基づき主体的な判断を行えるようにします。 ○事業概要 文部科学省と連携して、以下の事業を行います。 ①原子力に関する副教材等の作成・普及 ・21年度に作成した副読本を活用するためのカリキュラム やワークシートの作成します。 ・希望する学校に対して副読本と合わせて配付します。 ・副読本の活用・実践方法等の普及活動を行います。 ②教員セミナーの実施 ・副読本を活用した原子力教育に関する教員研修会等の実施 します。 文部科学省で実施した 教員セミナーの様子 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 民間団体等 委託 286 原子力関係人材育成事業等委託費 0.3億円(0.4億円) ○原子力関連施設を安全・安定に運転していくためには、メンテナン スの質の向上させて安全性、信頼性を確保することが重要です。 ○しかしながらメンテナンス企業は多層構造で一貫した訓練システム が構築されておらず、また、特に現場技能者が所属している工事 施工請負会社の多くは経営基盤が弱い中小企業に属するため、多 面的な教育訓練を受けることや技術継承が困難な状況です。 ○そのため、国が民間企業に委託を行い、関連企業や専門家の協力 を得ながら、現場技能者の更なる質的向上を図るための取組を行 います。 ○具体的には、メンテナンスにかかる基礎知識の習得、実習訓練、資 格制度創設などを行います。 特に、2010年以降のプルサーマル 導入を見据え、MOX燃料取扱いの保守研修(プルサーマル研修) など、緊急かつ重要な課題を中心に実施します。 (参考:これまでの実績) 平成18年度から3年間で3地域(福井、青森、福島・柏崎)で約960回の研修 を実施し延べ約16,300人が受講しました。本事業により、研修のための教 材・テキストやカリキュラムが整備されるとともに、受講者からは有用であるとの 評価を得ているとともに、事業者が自ら技能者研修を有効に行い得る基盤が整 備されつつあります。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 委託事業 資源エネルギー庁 原子力政策課 03-3501-1991 実施風景(例) 座学研修 (資格取得に向けた 研修) 研修センターにおける モックアップ訓練 (原子炉容器上蓋の ボルト締付訓練) 発電所における現 場研修 (タービン建屋内復 水真空ポンプの電 源回路の検査) 民間企業等 287 原子力人材育成プログラム委託費 ~原子力地域人材プログラム~ 0.2億円(新規) 目的・概要 ○本事業(原子力地域人材プログラム)は、問題意識が高い原子 力立地地域の大学等に焦点を当て、産業界や自治体の協力を 得ながら人材育成を実施することで、人材育成のみならず、地 元や自治体への原子力に対する理解、地域原子力産業の強化 等の波及効果を目指すものです。 必要性 ○我が国の原子力産業の維持・強化という観点からは、技術開発 支援と同時に、原子力にかかる技術者・研究者を育成していくこ とが極めて重要です とが極めて重要です。 ○しかしながら、近年、大学等の原子力学科は、学科そのものが 廃止されたり、他の学科と統合されたりするなど、「学習の場」自 体が減少傾向にある。さらには、教科書やカリキュラムも時代遅 れになるなど「学習の道具」も老朽化しております。 ○今後、大量の技術者が退職を迎えること、海外での原子力ニー ズの増加すること、国内の原子力のリプレース等が始まること等 を踏まえれば、国が積極的に関与して、早急に原子力人材育成 のための土台作りを行う必要があります。 資源エネルギー庁 原子力政策課 03-3501-1991 原子力地域人材プログラム 原子力の立地を推進するためには、電力 会社、立地地域の関連産業、自治体、立 地地域の大学等が、原子力分野に貢献で きる人材の育成に向けて連携を強化する ことが有効です。 ①立地地域での良質な雇用の創出、②産 学連携による電力会社と関連産業の高度 化の推進、③大学等への貢献を通じた原 推進 ③ 学等 献を 子力に対する理解の促進、を目指し、立 地地域の大学等における原子力分野の 人材育成に向けた取組を支援します。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 委託事業 大学、大学院等 シミュレーター実習 施設見学 288 原子力発電導入基盤整備事業補助金 1.3億円(1.3億円) 資源エネルギー庁 原子力政策課 03-3501-1991 ●原子力専門家の招聘 ○新たに原子力発電を導入しようとする国々において、核不拡散体 制の整備、原子力安全規制体系の導入等、原子力発電導入の ための基盤整備が適切に実施されるよう、原子力専門家の派遣 や受入等により、法制度整備や人材育成等を行います。 ○各種制度整備の段階から積極的な協力支援を行うことを通じ、当 該国への我が国原子力産業の参入も促進します。 ○今後原子力発電を導入する各国が、核不拡散・原子力安全等に 関する体制を適切に整備した上で原子力の平和利用を行うこと は、我が国を含めた世界の原子力発電の推進、国際的なエネル ギー安定供給、地球環境対策に有効です。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 (我が国原子力発電所の視察) ●我が国専門家の派遣 (原子力セミナー 約500名が参加) 民間事業者等 補助率(定額、1/2) 導入初期段階国向け:定額 導入決定段階国向け:1/2 (原子力展示会 約6000名が参加) 289 原子力安全・保安院 原子力発電検査課 原子力発電検査基盤整備事業 2.4億円(2.4億円) ○検査基盤の充実を通じてより実効的・効率的な検査及び安 全性の向上に資するものです。平成21年1月施行の新検 査制度に対しては保安活動総合評価の運用支援や運用改善 の調査分析を実施します。また、今後の課題であるリスク 情報の活用につきオンラインメンテナンスや原子炉運転開 始以降の健全性を確認する検査(供用期間中検査)への適 用検討・整備を実施します。併せてより効果的・効率的な 検査制度の継続的な検討、検査に関する最新知見の調査検 討等を実施します。 【期待される効果】 【期待される効 】 ○検査基盤の整備充実により、より実効的・効率的な検査を 実現し、もって原子力の安全性向上が図られます。当面の 目標は新検査制度の有効性評価及び検査へのリスク情報の 活用を推進することにより検査の実効性・効率性を向上す ることです。 03-3501-9547 検査制度の継続的見直し 国の検査制度 保安検査 検査手法の 高度化調査 定期検査 検査手法の 開発 定期安全管理検査 検査データベース 検査共有情報 条件(対象者、対象行為、補助率等) 運営費交付金 国 海外調査・事業者の実態 (独)原子力安全基盤機構 290 原子力安全・保安院 原子力発電検査課 原子力プラント機器健全性実証事業 16.0億円(21.7億円) 【期待される効果】 ○原子力プラントの安全上重要な機器構成材料の健全性評価 がより確実になり、原子力発電所の健全性の確保、安全性 の更なる向上が達成できます。 の更なる向 が達成できます。 ○これらの成果は電力事業者の実施した評価結果の妥当性を 判断する際に活用される他、学協会の策定した民間規格の 技術評価に活用されます。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 高経年化 照射 非照射 照射量(dpa) ステンレス 運営費交付金 国 原子力プラントの高経年化により溶接部のき裂進 展速度が大きくなることを考慮して機器の健全性を 評価します。 き裂進 進展速度 ○原子力発電所の安全上重要な機器(炉内構造物、原子炉(圧 力)容器、圧力境界部、配管等)に使用されている材料の 脆化、応力腐食割れ等の機器健全性評価に係るデータベー スを構築するとともに、評価線図、評価式、評価手法等を 策定し、機器健全性評価ガイドラインとしてまとめます。 03-3501-9547 (独)原子力安全基盤機構 シュラウド溶接部の 応力腐食割れ(SCC) によるき裂例 き裂 溶接金属 291 原子力安全・保安院 原子力発電検査課 原子力用機器材料の非破壊検査技術実証事業 4.5億円(6.0億円) ○原子力プラントの定期検査に用いられている非破壊検査手法 の欠陥検出性能、寸法測定精度を評価します。特に、ニッケ ル基合金溶接部で発生した深い応力腐食割れに対する非破壊 検査データの取得を行います。さらに、PWRプラントの一 次冷却材管に使用されているステンレス鋳鋼の欠陥を対象と した超音波探傷性能の実証データを整備します。これらの結 果に基づき、民間規格の技術評価に必要な非破壊検査ガイド を作成するとともに、事業者が定期検査等で実施する非破壊 検査結果の妥当性を判断するための非破壊検査データベース を構築します。 【期待される効果】 ○非破壊検査による欠陥の検出が、より確実となり原子力発電 所の健全性及び安全性が向上します。 ○学協会の策定した民間規格の技術評価に活用されるほか、事 業者の実施した非破壊検査の妥当性を判断する際にも活用さ れます。 03-3501-9547 原子力用機器材料の非破壊検査技術 実証事業の主な実施内容 ①定期検査に用いられる非破壊検査手法 の欠陥検出性能や寸法測定精度の実証と データの収集整備 ②非破壊検査が難しいPWR一次冷却材 管の超音波探傷試験による欠陥検出性能 の実証 ステンレス鋳鋼探傷画像 条件(対象者、対象行為、補助率等) 送信波 コーナエコー 欠陥エコー 運営費交付金 ノイズ 国 (独)原子力安全基盤機構 A PWR 一次系機器 A 292 原子力安全・保安院 原子力発電検査課 高経年化対策関連技術調査事業 6.9億円(7.9億円) 03-3501-9547 ○高経年化技術評価を実施する上において必要な 判断根拠となる技術情報の収集と整備及び電気・ 計装設備の健全性評価技術調査研究を実施します。 【期待される効果】 ○高経年化対策が、より適切に実施され、高経年 化プラントの安全性・信頼性が向上します。 ○各プラントの高経年化対策評価を実施する際に 必要な最新の技術的知見が整備され、長期健全性 評価手法の妥当性確認が可能となります。 電気・計装設備の健全性評価 技術調査研究事業 現状の安全系電気・計装設備の 高経年化技術評価(長期健全性評価) 最新知見(ケーブル研究)に基づく 長期健全性評価方法の課題 通常運転期間中相当の劣化の付与 現在の加速劣化による通常運転期間中相当の 劣化付与は、必ずしも実機条件に即していない。 熱劣化:(例)180℃×100 時間 機械劣化:開閉操作、加震 課題に対するニ ズ 課題に対するニーズ 逐次加速劣化 放射線照射:数 kGy/h×2∼3 日 + 条件(対象者、対象行為、補助率等) 運営費交付金 国 (独)原子力安全基盤機構 LOCA 時相当の劣化の付与 LOCA 時相当の放射線照射 +蒸気暴露 ケーブル研究の成果を踏まえ、通常運転期間 中相当の劣化模擬性を向上させる。 [研究目的] 実機条件に即した電気・計装設備の 長期健全性評価手法を構築する。 + 判定:性能試験 米国 IEEE 規格等を準用して 長期健全性試験を実施し、そ の結果に基づき評価 [成果の活用] 高経年化技術評価の審査 民間規格の高度化 293 原子力発電施設等緊急時対策技術等 32.3億円(37.8億円) ○事業の概要 平成12年6月に施行された原子力災害対策特別措置 法に基づき整備された緊急事態応急対策拠点施設(オフ サイトセンター)を中心とした防災体制の実効性の向上 を目指し、国、自治体、防災関係機関等が連携した防災 対策を実施するための事業を行います。 ○事業の内容 ・テレビ会議システム、通信機器等の防災資機材の改良 及び維持管理 ・事故進展予測システム(ERSS)の改良及び維持管 事故進展予測システム(ERSS)の改良及び維持管 理 ・国の原子力総合防災訓練での基礎資料の整備、訓練シ ナリオの作成等の支援 ・地方自治体の防災訓練の実行支援の実施 ・防災関係者に対する防災活動研修の実施 ・避難シミュレーション手法の開発、避難対策手法の検 討 原子力安全保安院 原子力防災課 03-3501-1637 本事業で整備する機器類 機能強化 耐災害性 条件(対象者、対象行為、補助率等) 運営費交付金 国 (独)原子力安全基盤機構 294 原子力発電施設等核物質防護対策 0.8億円(0.9億円) ○事業の概要 核物質防護規定認可に係る審査や遵守状況検査など、 国が行う核物質防護規制への支援を目的として、妨 害破壊行為等による施設への影響評価、審査・検査 の支援等を実施するとともに、原子力先進国の核物 質防護に関する規制動向及び技術動向を把握するた めの事業を行います。 原子力安全・保安院 原子力防災課 03-3501-1637 国の審査・検査 ・設計基礎脅威の提示 ・防護規定遵守状況の検 査 ○事業の内容 ・原子力施設への妨害破壊行為によるプラントの安全 性に係る影響評価の検討を実施します 性に係る影響評価の検討を実施します。 ・国際原子力機関(IAEA)の会合参加による核物 質防護に関する基本文書等の情報収集・分析、規制 当局との意見交換等に基づく規制概要の実情把握等 を行います。 技術支援 ・妨害破壊行為による影響評価 ・海外の規制動向、技術動向調査 ・テロ事例の調査 ・IAEA勧告文書改訂に係る対応状況調査 文書の策定作 業に参画 条件(対象者、対象行為、補助率等) 事業者 文書の国内反映 に関する調査・ 検討 運営費交付金 国 (独)原子力安全基盤機構 IAEAセキュリティ文書のシリーズ 295 原子炉施設のアクシデントマネージメントに係る調査研究 原子力安全・保安院 原子力防災課 2.3億円(2.5億円) 03-3501-1637 ○事業の概要 我が国で導入が進められている新型炉(改良型P WR、敦賀3、4号機)のアクシデントマネージ メント(AM)*1策について、国際協力試験研究に よりデータを取得し、解析技術及び知的基盤を整 備します。 また、シビアアクシデント(SA)*2発生時におけ る住民避難・退避の解除の目安となる技術的知見 を蓄積していくため、種々の試験及び解析を実施 します。 ○事業の内容 ・OECDにおけるAMの国際協力試験研究プロ ジェクトに参画します。 ・SA晩期における技術的課題である、格納容器内 の水の処理や放射性物質(ガス状ヨウ素)の封じ 込めについて、実証試験を行います。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 運営費交付金 (独)原子力安全基盤機構 国 シビアアクシデントの例 格納容器雰囲気直接加熱 放射性 物質 非凝縮性ガス蓄積 水素燃焼 原子炉 圧力容器 *1 アクシデントマネージメント(AM)とは? シビアアクシデント(SA)*2になるおそれのある事態が万が一発生しても、 現状の設備などを有効に活用することによって炉心の損傷を防止し、また、 SAに至った場合であっても、その影響を緩和する措置 *2 シビアアクシデント(SA)とは? 設計基準事象を大幅に超える事象であって、炉心が重大な損傷に至る 事象 貫通部過温 溶融物直接接触 水蒸気爆発 冷却水/デブ リ相互作用 コンクリート浸食 296 原子力安全・保安院 原子力安全技術基盤課 発電用原子炉の技術基準に関する調査及び評価事業 1.3億円(1.3億円) ○発電用原子炉施設に係る規制基準の体系的整備を 進めるため、国内外の法令・基準・学協会規格の 動向を総合的に調査、分析し、規制基準への反映、 取込みのための評価を行います。 03-3501-0621 国内外の法令・ 基準・学協会規 格の調査・分析 国際機関にお ける基準類の 調査・分析 ○国際安全基準を調査・分析することにより、国内 規制の高度化を図るとともに、国際基準の整備に 貢献します。 ○軽水炉及び研究開発段階炉に係る調査 試験を行 ○軽水炉及び研究開発段階炉に係る調査・試験を行 い、その成果を規制基準の整備に反映します。 学協会 軽水炉及び研 究開発段階炉 に係る調査・ 試験 米国機械学会 安全規制に係る基準類整備支援 学協会規格 の技術評価 国際基準整 備への提言 審査基準内 規等の策定 条件(対象者、対象行為、補助率等) IAEA 運営費交付金 国 (独)原子力安全基盤機構 ○規制基準の体系的整備 ○学協会規格の活用 297 原子力安全・保安院 原子力安全技術基盤課 人間・組織等安全解析調査等 0.7億円(0.5億円) ○原子力発電施設等の高い安全性、信頼性を確保し ていくためには、設備、機器等のハード面だけで なく、人間や組織といったソフト面に対する対応 を充実させる必要があります。そのために 事業 者から報告される不具合事象等や、海外情報を基 に、人的要因、組織要因の観点から調査・分析を 継続的に行います。 等々 不具合 発生 原因は? ソフト的なもの 情報分析 (1)デジタル制御技術の規制要件整備 (2)人間・組織面に関する技術基盤の整備 (3)保安活動における人間・組織面の分析・評価に 係る基盤の整備 機械的なもの・配管の破断 ・燃料棒に穴 海外情報 事業者情報 ○この分析から得られた教訓・情報を国内外へ発信、 活用できるよう継続的にデータを蓄積するととも に 安全規制への反映事項について検討を行うべ に、安全規制への反映事項について検討を行うべ く以下の事業を行います。 03-3501-0621 事故・トラブル・不適 合情報の人的要因、組 織要因の調査分析 ・ソフト的なものを抽出 反 映 事 項 の 検 討 条件(対象者、対象行為、補助率等) プログラムのバグ? モラルの低下? 運営費交付金 国 (独)原子力安全基盤機構 デジタル制御技術の 規制要件整備 ・海外情報収集 ・分析 保安活動における分析 ・評価に係る基盤の整備 ・安全文化の定量化 298 原子力安全・保安院 原子力安全技術基盤課 原子力安全情報に係る基盤整備・分析評価事業 7.5億円(7.8億円) ○原子力施設の事故、故障等のトラブルの未然防止、 また再発防止は、公衆の安全等を守るために重要 です。 ○このため、国内外の事故・故障等の原子力安全に 関する情報を幅広く収集し、データベースに整備 します。 ○収集整備した情報を、分析・評価し、その結果に 応じ、規制への反映など具体的な対応を検討しま す。 情報の収集・整備 国内外の 事故・故 障情報 (独)原子力安全基盤機構 検査情報 放射線管 理情報 安全情報データベース デ (∼98万件) データの蓄積・整備 情報の評価及び活用 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国 海外安全 規制情報 等 ○また、収集整備した情報については、原子力の安 全確保のため技術冊子等にとりまとめ、原子力事 業者等に幅広く情報を発信します。 運営費交付金 03-3501-0621 情報の分析・評価 情報の公 開と共有 化 設備保全 対策の評 価 指針・基 準への反 映 安全研究 等の実施 規制措置/規制制度への反映 299 原子力安全・保安院 原子力発電安全審査課 原子力施設等の耐震性評価技術に関する試験及び調査 21.4億円(16.7億円) 03-3501-6289 1.耐震安全性審査の高度化に関する調査 ○耐震設計審査指針の改訂に伴い、原子力施設の耐 震安全性に関する審査の確度を高めると共に、新 活断層 海域活断層等の調査 指針に基づく耐震安全性の評価結果を厳正に評 手法の高度化 価・確認する必要があります。 また、新潟県中越沖地震を踏まえた耐震安全性 の評価に係る対応も求められています。 本事業では耐震安全規制に関連する知見を試験、 調査等を通じて収集・整理・評価し、耐震性評価 活断層及び地震動特性に 技術の高度化や新指針に照らした審査の高度化に 関する調査 資する調査を実施します。 面 断層 地震波 断層 面 地震波 面 断層 地震波 震源断層 微小地震 ○本事業により、①耐震安全性に関する審査に必要 な判断材料の整備、②機器及びシステムの耐震裕 2.耐震裕度に関する試験及び調査 度の明確化、③機器設備の耐震評価技術の高度化、 ④海域及び陸域に存在する活断層調査の精度及び 地震規模の予測精度の向上が期待できます。 (2) 施設損傷の 原因・対策 深部地震動 観測システム 機器・配管系 地 表 工学基盤 Vs:400m/s程度 条件(対象者、対象行為、補助率等) 条件(対象者、対象行為、補助率等 運営費交付金 国 (独)原子力安全基盤機構 建屋 解放基盤 Vs:700m/s程度 (1) 深部地盤 の増幅特性 詳細化 地震基盤 Vs:3,000m/s程度 (3) サイト近傍 直下地震の 検知手法の 向上 地盤 地震発生上限層 Vs:3,500m/s程度 震源断層 ポンプ 深部地震動観測 システム 機器設備耐震機能 限界試験及び評価 300 燃料及び炉心安全性確認試験 6.5億円(8.0億円) ○大間原子力発電所について原子力安全委員 会からの「炉心内の中性子のふるまいに関 する研究等から得られる技術的知見を取り 入れ、安全設計手法及び安全評価手法の向 上を図ることが肝要」等の指摘を踏まえ、 今後のMOX燃料等の高燃焼度に対する安 全審査を的確に執行するために試験を実施 します。 ○本事業により、今後の安全審査において申 請者の提示するデ タの妥当性を判断する 請者の提示するデータの妥当性を判断する 技術データを整備し、的確な安全審査の遂 行が期待されます。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 原子力安全・保安院 原子力発電安全審査課 03-3501-6289 1. 全MOX炉心核設計手法信頼性実証試験 全MOX炉心について核設計手法の信頼性を実証するため、 炉物理試験や燃焼後燃料の核種組成測定により試験データ を取得し、得られたデータの解析評価を行う。 2. 高燃焼度燃料破損限界試験 使用済み燃料から採取した 燃料被覆管試料を用いて、 クラック発生・進展試験を 行い、貫通クラックの発生 条件を明確化する。 3. 高燃焼度等混合酸化物燃料特性評価試験 高燃焼度MOX燃料照射試験 高富化度 中間部 高富化度MOX燃料照射試験 運営費交付金 国 (独)原子力安全基盤機構 高燃焼度MOX燃料の安全審査 Pu MOX照射試験により挙動を定 量的に明らかにする。 Ce Xe 20 m 301 原子力施設等安全実証解析等事業 5.5億円(5.5億円) ○原子力施設等で事故・トラブルが発生した場合やプ ラント出力の増加等の原子炉利用の高度化の際は、 事業者が自ら試験及び解析等を行うだけでなく、国 が独自のコードを用いて妥当性を確認することが必 要です。 原子力安全・保安院 原子力発電安全審査課 03-3501-6289 (1)事故・トラブル解析 (2)個別課題の検討・解析 (3)安全解析コードの整備 (4)リスク情報活用(RIR) ○本事業では、これら安全実証解析を行うとともに、 原子力施設等の設計データや事故・トラブル等の原 因を含む最新の知見を反映するために安全解析コー ドを整備します。 ○本事業により、国独自の解析コードを用いて安全実 証解析を行うことが可能となることにより、原子力 の安全や安心の確保といった社会的要請に一層応え るものです。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 運営費交付金 国 (独)原子力安全基盤機構 美浜3号機配管破損事故解析例 302 原子力安全・保安院 核燃料サイクル規制課 再処理施設保守管理技術等調査事業 1.6億円(1.6億円) 03-3501-3512 ○再処理事業者は、施設に係る定期的な高経年化に関す る評価が義務づけられています。 ○本事業では、国が事業者の報告書の妥当性の確認に必 要な調査及び試験研究等を行い、「評価の手引き」の 作成、「技術評価マニュアル」及び「技術データ」の 整備を実施します。 事業の実施 ○事業者が実施した高経年化の評価及びその結果に基づ き策定した長期保全計画の妥当性を国が評価する必要 があります。 既存研究成果 の調査 出所:(独)原子力安全基盤機構 試験研究 + ○事業者の報告書に対する国の評価については、外部有 識者から構成される高経年化対策評価ワ−キング等に おいて審議を行い妥当性を確認します。 評価の手引き 技術評価マニュアル 成果の活用 運営費交付金 国 (独)原子力安全基盤機構 成果の活用 条件(対象者、対象行為、補助率等) 事業者の報告書を審議 事業者 高経年化対策報告書 妥当性の確認 (原子力安全・保安院) 303 核燃料施設火災防護等調査・試験 1.2億円(1.2億円) 原子力安全・保安院 核燃料サイクル規制課 03-3501-3512 <核燃料施設での作業風景> ○原子力施設での火災は、周辺住民等の原子力に対する 不安を助長する可能性があり、防火対策や初期消火等 が重要です。 ○中越沖地震による柏崎刈羽原子力発電所の火災を契機 とした原子力安全委員会による火災防護審査指針等の 見直しがありました。 ○事業者の火災防護対策に係る国の審査の明確化を図る ために、核燃料施設内の火災の挙動データを取得し、 火災防止、火災検知及び火災の影響軽減に係る設計・ 設備に関する考え方等のガイドラインを整備します。 ○MOX燃料加工施設については建設操業を目前として おり、事業成果は当該施設の火災防護の安全性評価等 に利用します。 出所:(独)原子力安全基盤機構 <火災試験の風景> ※核燃料施設を模擬し た装置を使用し、火災 試験を行う。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 運営費交付金 国 (独)原子力安全基盤機構 304 出所:(独)原子力安全基盤機構 原子力安全・保安院 放射性廃棄物規制課 廃止措置に関する調査 1.2 億円(1.6億円) 03-3501-1948 ○今後、東海発電所及びふげんの廃止措置の本格化、軽 水炉の廃止措置、加工施設等の核燃料サイクル施設に 係る廃止措置が予定されており、現行の廃止措置規制 の定着、多様化する廃止措置施設に向けた安全規制の 高度化を図っていく必要があります。 ○本事業の成果は、今後の多様な施設の廃止措置に関し て、有効かつ効率的な安全確保手段を講ずることによ り、国民の安全を確保します。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 運営費交付金 国 運転終了 廃止措置計画の 認可 廃止措置 ○本事業は、このような状況を踏まえ、廃止措置に対す る的確な安全規制を実施するための以下の調査等を実 施します。 ・核燃料サイクル施設の廃止措置計画に係る安全評価手 法 ・原子炉施設に係る廃止措置計画認可審査に資する知見 整備 ・廃止措置終了確認に関する確認手法整備 ・解体廃棄物の管理要領整備 日本原子力発電(株) 東海発電所での解体 作業 原子炉領域の 安全貯蔵 原子炉領域の 解体撤去 原子炉領域以外の 除染を行いつつ 除染を行いつつ、 順次解体撤去 放射線量や放射性 廃棄物の低減のた め、5∼10年程 度減衰させる。 放射能が減衰した ところで実施。 廃止措置終了確認 (独)原子力安全基盤機構 跡地利用 305 原子力安全・保安院 放射性廃棄物規制課 クリアランス制度に関する調査 0.7億円(1.0億円) 03-3501-1948 (単位:ミリシーベルト) ○本事業は、既に運用が開始されている原子炉 施設の廃止措置によるクリアランスに加え、 今後、運転中原子炉のクリアランス、核燃料 サイクル施設のクリアランスについても実施 が予想されるため、以下のクリアランス制度 に関する調査を行い、適切なクリアランス規 制に資することとします。 ①クリアランス確認技術高度化調査 ②核燃料サイクル施設におけるクリアランス 確認技術調査 ③クリアランス制度運用状況調査 0.6 胃のX線集団 検診(1回) 0 01 0.01 クリアラ クリアランスレベ ル算出の線量目安 値(年間) クリアランス制度運用の流れ 事業者による 測定・判断 大型機器等 建屋、建屋一体 型機器等 搬出 小型機器、コン クリート等 保管・管理 (独)原子力安全基盤機構 年間1人当たり 自然放射線 一般に、放射性物質の放射能濃度 が極めて低く人の健康への影響が 無視できることから、放射性物質 として扱わないことを「クリアラ ンス」といい、その基準を「クリ アランスレベル」といいます。 原子力発電所の解体等で発生する 資材等のうち、クリアランスレベ ルを用いて、国の認可・確認を経 ることで、普通の産業廃棄物とし て再利用、又は処分ができる制度 です。 国による結果の確認 国 2.4 < クリアランス制度とは > 保管・管理 運営費交付金 500 全身被ばく 末梢血中の リンパ球減少 事業者による設定等 条件(対象者、対象行為、補助率等) 全身被ばく 死亡 国による測定判断方法認可 ○多様な施設の種々の対象物のクリアランスに 対し適切な認可審査、確認検査を行うための 検討を行うことで、クリアランスの安全を確 保します。 10,000 306 国際原子力発電安全協力推進事業 0.8億円(0.8億円) ○原子力安全の維持・向上のためには、国際的な技術情報等 の共有・交換が重要となっています。このため、二国間及び 多国間の協力枠組み等を活用し、原子力の安全規制、安全技 術等に係る情報収集、原子力安全条約等のレビューに必要な 情報収集等を行います。また、北東アジアで原子力発電所を 有する中国、韓国の規制機関及び規制支援機関との3カ国で 協力したプロジェクトを実施します。 原子力安全・保安院国際室 03-3501-1087 海外の原子力の安全規制に関する 調査・情報収集等 各国の規制機関 各国の規制支援機関 国際機関 条件(対象者、対象行為、補助率等) 運営費交付金 国 (独)原子力安全基盤機構 我が国の原子力安全レベルの更なる 向上に寄与。 各国とのネットワーク構築・維持に より、我が国の原子力の安全確保の ために重要な各国の安全情報の迅速 な入手。 307 原子力発電所安全管理等国際研修事業 1.1億円(1.1億円) ○背景 中国では、現在11基900万kWの原子力発電所を、20 20(平成32年)年までに4000万kWに大幅かつ急激な拡 大を計画しており、ベトナムでは、プレFS調査が終了し、 発電所建設に向けたFS調査を開始予定となっています。 また、2007(平成19年)年の新潟県中越沖地震が柏崎 刈羽原子力発電所に与えた影響から教訓が得られたところで す。 ○事業の概要 中国等のアジア諸国の規制当局の職員を対象として、原子 力規制支援機関として経験と能力のあるJNESが、研修事 業、現地セミナー等を実施します。 また、アジア諸国向けに、耐震安全性に関する研修を実施 します。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 運営費交付金 国 (独)原子力安全基盤機構 原子力安全・保安院国際室 03-3501-1087 最近の研修実績(人数) 年度 18年度 19年度 20年度 中国 12 9 4 ベトナム 4 5 14 合計 16 14 18 21年度より上記研修に加えて、中国、ベト 21年度より上記研修に加えて 中国 ベト ナム等のアジア諸国を対象に耐震安全性に関 する研修を開始 現地セミナー開催回数 年度 18年度 19年度 20年度 中国 1 1 1 ベトナム 1 2 1 合計 2 3 2 308 原子力発電施設等緊急時安全対策交付金 23.2億円(30.2億円) ○事業の概要 平成11年のJCO臨界事故などを踏まえ、原子力発 電施設等の緊急事態の社会的影響の大きさに鑑み、周辺 地域住民の安全確保対策として、自治体の行う原子力防 災対策の実効性の向上を図ります。 ○事業の内容 ・放射線測定器等の防災資機材の整備・維持・管理及び 被ばく医療設備の整備・維持・管理費 ・緊急時における国−道府県−市町村を結ぶ専用回線網 等の整備費 ・地方自治体が実施する防災計画策定、訓練等に係る経 費 ・地方自治体が整備する緊急事態応急対策拠点施設の整 備・維持・管理費 原子力安全保安院 原子力防災課 03-3501-1637 交付金で整備する資機材 例 空気呼吸器 条件(対象者、対象行為、補助率等) 条件(対象者、対象行為、補助率等 交付金 国 道府県 ※19道府県(北海道、宮城、福島、茨城、 新潟、静岡、石川、福井、京都、島根、愛媛、 佐賀、長崎、鹿児島、青森、神奈川、大阪、 岡山、鳥取) サーベイメータ (放射線測定器) 309 原子力発電施設等緊急時対策技術等委託費 0.6億円(0.6億円) ○事業の概要 我が国では、JCO臨界事故を契機として、原子力 災害対策特別措置法が平成12年6月に施行されま した。国・地方自治体・原子力事業者等の連携した 防災対策の確立を図るため、個々人の能力を向上さ せる研修を行い人的基盤を涵養するとともに、防災 体制に関する調査を行い体制の充実を図ります。 ○事業の内容 ・国、地方自治体、防災関係機関等の職員を対象とし て、原子力災害発生時に最善の対応策を選択するな ど危機管理能力の向上を目的に「緊急時対応研修」 を実施します。 ・国、地方自治体、防災関係機関等の職員を対象とし て、原子力災害発生時にプレス対応を想定した演習 を行うなど危機管理能力の向上を目的に「緊急時広 報研修」を実施します。 ・我が国原子力防災体制の政策、訓練計画の立案、緊 急時応急対策拠点(オフサイトセンター)の施設整 備のあり方などの見直しに資する調査を行います。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 委託 国 民間団体等 原子力安全・保安院 原子力防災課 03-3501-1637 <緊急時対応研修> 国の職員、自治体の職員は2∼3年 程度で異動 原子力緊急事態に適切に対応するた めの要員の能力維持が必要 緊急時対応研修、緊急時広報研修を 定期的に実施 <防災体制の動向調査> 原子力防災体制の実効性向上が必要 体制見直しに資する調査(訓練の計 画立案、オフサイトセンターの施設 整備等)を実施 310 原子力発電施設等核物質防護対策委託費 0.9億円(1.0億円) 原子力安全・保安院 原子力防災課 03-3501-1637 ○事業の概要 我が国の原子力発電施設等における核物質 防護の水準を国際的に遜色のない水準に維持 するため、我が国の核物質防護に関する技術 解説書や基準・指針の高度化に資する不法侵 入、破壊行為等に関する基礎技術データ等の 収集を行います。 ○事業の内容 原子力施設への不法侵入を想定した防護設備 等の有効性を確認するため検知に関する性能評 検 関 価試験・検討及び基礎技術データ等の収集を行 います。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 条件(対象者、対象行為、補助率等 委託 国 民間団体等 311 原子力安全・保安院 原子力安全技術基盤課 軽水炉燃材料詳細健全性調査 16.0億円(17.5億円) ○本事業は、原子力発電における①燃料の高燃焼度 化、②運転年数の長期化による高経年対策、③制 御棒の信頼性向上といった課題を踏まえ、実機の 環境を模擬した燃料・材料試験等を実施します。 ○この試験により、上記課題に対する、安全審査、 機器の健全性評価及び高経年化評価等の国の規制 判断に必要な技術的知見を収集・整備し、規格基 準等に反映します。 ○本事業で整備される施設、技術、人材基盤を活用 することにより、事故トラブル等の原因究明など、 国として必要な対応の迅速化が期待できます。 03-3501-0621 材料試験炉 燃料照射試験装置 水環境 調整 設備 試験燃料 条件(対象者、対象行為、補助率等) 条件(対象者、対象行為、補助率等 材料照射試験装置 材料 キャプセル 水環境 調整 設備 燃料キャプセル 委託 国 民間団体等 ○材料試験炉とは 発電炉の異常時に対応した高出力での燃料の健 全性や、長期間発電炉で使用される材料の脆化等 による劣化を期間を短縮して調べることができる 試験炉。 312 発電設備耐震性能調査 0.7億円(0.5億円) 原子力安全・保安院 電力安全課 03-3501-1742 主な水力発電設備 ○ケーススタディ等を行い、大規模地震に対する水力 発電設備の耐震性能を動的解析手法により検証する 方法を検討します。 ○本事業において得られた知見を基に、電気事業法に 基づく技術基準等の見直しを検討します。 ○これにより、水力発電設備の耐震安全性が向上する ことが期待されます。 ダム(ゲート) 水圧鉄管 条件(対象者、対象行為、補助率等) 委託 国 民間団体等 取水塔 放流ゲート 主要な水力発電設備の動的解析手法を調査 水力発電設備の耐震安全性向上 313 原子力安全規制情報広聴・広報事業 2.4億円(2.7億円) 原子力安全・保安院 原子力安全広報課 03-3501-5890 1.ニュースレター発行事業 ○原子力安全について国民の信頼を獲得するためには、自らの 規制活動を説明することによる透明性の確保が不可欠です。 このため、国の組織や規制制度、原子力施設の安全対策等 の原子力安全規制行政にかかる情報を、国民、特に原子力施 設立地地域の住民に対して、わかりやすく広報すると共に、 国民の疑問や不安、要望を積極的に受け止め、これに応えて いく広聴活動を行います。 ○また、緊急時における情報配信を整備し、風評被害などの防 止に努めます。 2.住民説明会事業 条件(対象者、対象行為、補助率等) 委 託 国 民間団体等 3.緊急時原子力安全情報提供事業 ○ニュースレターやパンフレットなどを作成し、立地地域の 住民等へ配布します。また、住民説明会やシンポジウム等 を開催します。さらに、CATV番組を作成し放送すると ともに、ラジオ等を活用したマスメディア広報を行います。 ○大規模震災などの緊急時情報配信システムの保守・運営等 を行うと共に、緊急時のマスメディア広報も行います。 314 原子力安全・保安院 原子力発電安全審査課 燃料等安全高度化対策委託事業 7.7億円(7.3億円) ○事業者は、主に通常運転時の性能向上を目的とし て改良型燃料を26年度に実用化する計画です。 しかしながら、改良型燃料について、国の安全審 査の判断材料となる事故時の挙動や高燃焼度で顕 著となる現象に関する知見やデータは、現在のと ころ十分に得られていません。 03-3501-6289 欧州の発電炉で試験的に照射した改良型高燃焼 度燃料を入手し欧州内輸送基地へ集約 欧日海上輸送 ○原子炉等規制法に基づく安全審査を適正に執行す るために、改良型燃料に対する試験を実施して、 燃料の健全性や安全裕度に係るデータを整備し国 燃料の健全性や安全裕度に係るデ タを整備し国 の安全審査の判断材料として活用します。 ○本事業により、改良型燃料の導入に係る安全審査 が適正に実行されると共にその信頼性を確保しま す。 条件(対象者、対象行為、補助率等) RIA模擬試験 LOCA模擬試験 改良合金の 照射成長試験 委託 国 民間団体等 破損限界、破損影響など、安全審査に必要な改良 型高燃焼度燃料の事故時安全性等に関するデータ取 得と知識基盤整備 315 原子力安全・保安院 原子力発電検査課 高経年化対策強化基盤整備事業 14.0億円(17.1億円) ○原子力発電所における高経年化対策の強化に資するため、 発電所立地地域に存在する大学、研究機関を中心とした産学 官連携の下、材料物性試験等の実施により、経年劣化事象の 原因やメカニズム究明を進めるとともに、経年劣化事象の進 展予測技術や検知・モニタリング技術の高度化を図り、経年 劣化事象に対応した保守・管理技術等の確立を目指します。 また、現在、産学官のそれぞれにおいて散在している高経 年化対策を支える技術情報基盤(データベース)を整備し、 産学官連携の下での安全研究の推進を図ります。 【期待される効果】 ○研究成果等の知見や 高経年化対策に関する国内外の技術 ○研究成果等の知見や、高経年化対策に関する国内外の技術 的知見等をデータベース化し、産学官・学協会で活用できる よう体系的整備を行うことにより、事業者の保守管理活動及 び国の安全規制等の高度化に寄与します。 国 委託、請負 民間団体等 大学、試験 研究機関 ○本事業は多数のテーマを4事業に集約し、関連機関が集積する 地域を中心に4件の事業を構成し、各地域の原子力関連研究施設 や各大学の専門性、施設、研究資源等を考慮して、自立・分散・ 協調的な研究体制を整備し、事業を実施します。 機械設備 ①中性子照射脆化 ②応力腐食割れ ③疲労割れ ④配管減肉 電気・計装設備 ⑤絶縁低下 コンクリート構造物 ⑥コンクリートの強度低下 最新技術を導入して 行なう高経年化対策 経年劣化事象の 予測評価 検査・モニタリング 等による監視 必要に応じた補修・ 取替え ・ 技術的知見の整備 ・ 安全基盤研究の推進 委託 原子力発電所の 主な経年劣化事象 技術情報基盤の整備 条件(対象者、対象行為、補助率等) 03-3501-9547 316 火力・原子力関係環境審査調査委託費 1.4億円(1.9億円) ○原子力発電所や火力発電所の設置の際の、環境影響 評価に係る海生生物への影響予測の手法を調査する とともに、温排水の水産動植物(海生生物)への影 響等について調査を行います。 原子力安全・保安院 電力安全課 03-3501-1742 排出される微量物質の把握、 評価手法の開発 ○本事業の調査結果の活用により、事業者は一層充実 した環境影響評価を行うことが出来ます。 ○国が行う環境審査にも反映させることにより、電気 事業法等に基づく国による環境審査を着実に実施す 事業法等に基 く国による環境審査を着実に実施す ることができます。 ○これにより、環境保全に対する地域住民等の不安を 解消し、発電所の設置の円滑化が図られます。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 委託 国 民間団体等 温排水による海生生物への影響の 把握、評価手法の開発 317 電力設備電磁界情報調査提供事業委託費 0.3億円(0.3億円) 原子力安全・保安院 電力安全課 03-3501-1742 ○近年、電力設備等から生じる50∼60Hzの周波数 の電磁界による人体への悪影響の可能性に対する懸 念が高まっています。 ○このような懸念に対し、国による的確な情報の収 集・整理と国民への情報提供・コミュニケーション を行います。 架空送電線 架空配電線 ○調査結果を活用しつつ、電磁界の健康影響に係るコ ミュニケーションを行うことで、リスクに対する正 確な 解を促す 確な理解を促すことができます。 が きます 条件(対象者、対象行為、補助率等) 変電所 委託 国 民間団体等 路上変圧器 諸外国における電磁界の規制動向、研究動向、 発表された報告書等の最新動向の調査 電磁界に係る正確な情報をシンポジウム、講演会を 開催し、電磁界について不安を抱える国民に提供 318 原子力発電所安全管理等人材育成事業 1.4億円(1.4億円) ○中国及びベトナムにおいて原子力発電の運転・保守管理 に携わっている、又は、将来携わる人を対象として、我 が国において原子力発電所の運転シミュレータを利用し た研修等を実施するほか、我が国の原子力発電の運転管 理等の専門家を中国及びベトナムに派遣し、現地でセミ ナーを開催し、より一層の原子力発電の安全運転管理技 術等の習得を促すことを目的としています。 ○中国、ベトナムの安全管理に関する人材育成により、こ れらの国の原子力発電所の安全確保、事故の頻発や大事 故発生の防止が期待できます。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 委託 国 原子力安全・保安院国際室 03-3501-1087 研修実績人数 年度 18年度 19年度 20年度 中国 4 56 56 ベトナム 0 16 16 合計 4 72 72 中国現地セミナーの開催回数 年度 18年度 19年度 20年度 中国 0 4 4 合計 0 4 4 民間団体等 319 国際原子力機関原子力発電所等安全対策拠出金 1.7億円(1.7億円) ○国際原子力機関(IAEA)の特別拠出金事業として、アジ ア地域の国々を対象として、安全レビューや人材育成、コン ピュータネットワークであるANSN(Asian Nucl ear Safety Network)による安全情報共有 等の他、原子力発電所の大事故発生時における、国際社会への 早期情報発信・共有に関する検討等を実施します。 ○新潟県中越沖地震での東京電力㈱柏崎刈羽原子力発電所の事 例を教訓として、多国間協力の枠組みを活用して、耐震安全性 の知識共有、評価活動等に関する事業への拠出を行います。 知識共有 評価 動等 関する事業 拠出を行 ます 原子力安全・保安院国際室 03-3501-1087 Thailand Supporting Countries Korea Indonesia IAEA Master Index Viet Nam Japan Malaysia China Philippines 条件(対象者、対象行為、補助率等) ANSNの概念図 拠出金 国 国際原子力機関(IAEA) 320 経済協力開発機構原子力機関拠出金 0.6億円(0.6億円) ○経済協力開発機構/原子力機関(OECD/NEA)の場 において、原子力発電、核燃料サイクル、放射性廃棄物、 原子力安全規制等、国際的に取り組むべき共通の課題につ いて専門家会合で議論し、その成果を我が国の原子力政策 に反映します。 ○なお、本拠出金については、我が国がOECD/NEAに 参加するための分担金として扱われており、継続的に支払 うことが必要です。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 経済産業省 (エネ庁、原子力安 全・保安院) OECD NEA 資源エネルギー庁 原子力政策課 03-3501-1991 ・欧米等、28カ国が参加。各国による分担 金によって運営。 ・以下の委員会による活動を実施。わが国 もこれに参加 原子炉規制活動委員会(CNRA) 原子力施設安全委員会(CSNI) 放射性廃棄物管理委員会(RWMC) 放射線防護公共保健委員会(CRPPH) 原子力分野の第三者賠償についての政 府専門家Gr 原子力開発・核燃料サイクル技術経済 性研究委員会 原子力科学委員会(NSC) メンバー国 文部科学省 拠出金 ※エネ庁(1/4)+保安院(1/4)+文部科学省(1/2) 321 原子力発電安全基盤調査拠出金 0.5億円(0.8億円) 原子力安全・保安院国際室 03-3501-1087 ○原子力発電を取り巻く多くの課題は、原子力発電所を有す る先進工業諸国で共通性を持つものであることから、こうし た課題への対応についても、先進工業諸国が協調して対応を 検討する等の情報の共有化が重要となっています。 このため、OECD/NEAにおける、原子力発電の安全 を確保する高経年化対策等の技術基盤、産業基盤についての 調査・検討等の活動に拠出し、これに参画します。 条件(対象者、対象行為、補助率等) Management Board WG WG 拠出 国 経済協力開発機構原子力機構(OECD) 322 国際原子力機関拠出金 1.1億円(1.2億円) 資源エネルギー庁 原子力政策課 03-3501-1991 国際原子力機関(IAEA) ○国際原子力機関(IAEA)への特別拠出を通じ、我が国か ら派遣する専門家を中心として、セミナーやワークショッ プの開催、IAEA等の原子力専門家の派遣等を行い、原 子力発電導入検討国における、原子力平和利用に関する正 しい知識の普及、そのための広報スキルの向上や、基盤整 備支援を行います。 ○また、IAEAの場に各国の知見を収集分析し、その成果 を我が国の原子力政策立案に活用します。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 国際原子力機関 (IAEA) 国 拠出金 セミナー 専 専門家派遣 遣 インフラ整備支援 ・原子力発電導入検 討国、原子力発電導 入国、メーカー等が 参加するセミナー等 を実施 コミュニケーションス キル向上 ・放射性廃棄物に関 する利害関係者との コミュニケーションに 関するセミナー等を 実施 インフラ整備支援 ・原子力規制枠組み 整備 支援 ・人材育成支援 等 コミュニケーションス キル向上 ・原子力広報担当者 の育成支援 等 323 経済協力開発機構原子力機関拠出金 0.6(0.6億円) ○経済協力開発機構/原子力機関(OECD/NEA)の場 において、原子力発電、核燃料サイクル、放射性廃棄物、 原子力安全規制等、国際的に取り組むべき共通の課題につ いて専門家会合で議論し、その成果を我が国の原子力安全 規制行政に反映します。 ○なお、本拠出金については、我が国がOECD/NEAに 参加するための分担金として扱われており、継続的に支払 うことが必要となっています。 条件(対象者、対象行為、補助率等) 経済産業省(エネ庁、 原子力安全・保安院) 文部科学省 OECD NEA 原子力安全・保安院国際室 03-3501-1087 ・欧米等、28カ国が参加。各国による分担 金によって運営。 ・以下の委員会による活動を実施。わが国 もこれに参加 原子炉規制活動委員会(CNRA) 原子力施設安全委員会(CSNI) 放射性廃棄物管理委員会(RWMC) 放射線防護公共保健委員会(CRPPH) 原子力分野の第三者賠償についての政 府専門家Gr 原子力開発・核燃料サイクル技術経済 性研究委員会 原子力科学委員会(NSC) メンバー国 拠出金 ※エネ庁(1/4)+保安院(1/4)+文部科学省 (1/2) 324 自由化影響調査委託費 0.2億円(0.2億円) 資源エネルギー庁 電力市場整備課 03-3501-1748 これまでの実績 ○「安定供給」、「環境適合」、「競争・効率性」を 同時に達成する電気事業制度の実現に資するため、 これまでの制度改革の効果を適切に評価すると共に、 電気事業を取り巻く環境変化に対応しうる制度の在 り方を検討できる体制の構築が必要です。 ○こうした検証・検討の際の基礎情報として、諸外 国における取組についての最新状況を把握すること を目的としています。その際、民間の持つ知見や経 験といったリソースを活用することにより効率的・ 合理的に事業を実施します 合理的に事業を実施します。 ○当該事業の成果は、電気事業政策立案における検 討の基礎材料となり、ひいては国民・産業界等の需 要家利益の増大に資するものです。 平成21年度 ○欧米等における電気事業制度に関する調査 ○アジア・中東等における電気事業制度に関する調査 平成20年度 ○欧米等における電気料金制度に関する調査 ○スマートメーターの活用における費用対効果に関す る調査 平成19年度 ○欧米における卸電力市場および需要反応に関する調査 ○電気事業における電力の安定供給及び環境適合の効率 的な達成に資する制度のあり方に関する調査 対象者、実施方法 非自由化州 自由化州 検討中 国 民間団体等 委託 2テーマ程度 (参考)アメリカにおける自由化州、非自由化州 325