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これからICT メディア市場で何が起こるのか これからICT・メディア市場で何が起こる
第184回NRIメディアフォーラム これからICT メディア市場で何が起こるのか これからICT・メディア市場で何が起こるのか ~ 今後5年の市場トレンドを予測 ~ 2012年11月30日 株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部 ICT・メディア産業コンサルティング部 主席コンサルタント 桑津 浩太郎 上級コンサルタント 石綿 昌平 上級コンサルタント 寺田 知太 上級コンサルタント 阿波村 聡 〒100‐0005 東京都千代田区丸の内1‐6‐5 丸の内北口ビル 目次 1 はじめに 1.はじめに 2.デバイス市場 3.ネットワーク市場 4.プラットフォーム市場 5 ンテンツ配信市場 5.コンテンツ配信市場 6.本日のまとめ 7.参考資料(各市場規模予測) Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 1 1 はじめに 1.はじめに 2.デバイス市場 3.ネットワーク市場 4.プラットフォーム市場 5 コンテンツ配信市場 5.コンテンツ配信市場 6.本日のまとめ 7.参考資料(各市場規模予測) Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 2 1.はじめに 「ITナビゲーター2013年版」では、19の市場規模予測のほか、ビッグデータ の活用動向についても掲載しています。 活 動向に 掲載 第1章 これからICT・メ ディア市場で何 が起こるのか 第2章 デバイス 市場 第3章 ネットワーク 市場 位置情報活用 の拡大 家庭のエネルギー データ活用の 機会と課題 購買情報の活用 によるマーケ ティングの進化 ビッグデータに 絡むプライバ シー保護の 課題と機会 携帯電話端末 市場 タブレット・ 電子書籍専用 端末市場 スマート“イン ターフェース” テレビ市場 デジタルカメラ 市場 車載情報端末 市場 固定 ブロードバンド 回線市場 法人ネットワーク・ データセンター・ SaaS/ASP市場 モバイルキャリア・ ワイヤレス ブロードバンド市場 ブロ ドバンド市場 合理と官能 に挑む ビッグデータ 第4章 プラットフォ ム プラットフォーム 市場 第5章 コンテンツ配信 市場 BtoC EC市場 ソーシャル ゲーム市場 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 【新設】 【新設】 O2O市場 スマート ト ペイメント市場 電子書籍市場 音楽配信市場 【新設】 M2M市場 インターネット 広告市場 デジタル サイネージ市場 サイネ ジ市場 動画配信 (VOD)市場 放送市場 3 1.はじめに 本 本日は12の注目市場の動向についてご紹介します。 注 市場 動向に ご紹介 第1章 これからICT・メ ディア市場で何 が起こるのか 第2章 デバイス 市場 第3章 ネットワーク 市場 位置情報活用 の拡大 家庭のエネルギー データ活用の 機会と課題 購買情報の活用 によるマーケ ティングの進化 ビッグデータに 絡むプライバ シー保護の 課題と機会 携帯電話端末 市場 タブレット・ 電子書籍専用 端末市場 スマート“イン ターフェース” テレビ市場 デジタルカメラ 市場 車載情報端末 市場 固定 ブロードバンド 回線市場 法人ネットワーク・ データセンター・ SaaS/ASP市場 モバイルキャリア・ ワイヤレス ブロードバンド市場 ブロ ドバンド市場 合理と官能 に挑む ビッグデータ 第4章 プラットフォ ム プラットフォーム 市場 第5章 コンテンツ配信 市場 BtoC EC市場 ソーシャル ゲーム市場 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 【新設】 【新設】 O2O市場 スマート ト ペイメント市場 電子書籍市場 音楽配信市場 【新設】 M2M市場 インターネット 広告市場 デジタル サイネージ市場 サイネ ジ市場 動画配信 (VOD)市場 放送市場 4 1 はじめに 1.はじめに 2.デバイス市場 3.ネットワーク市場 4.プラットフォーム市場 5 コンテンツ配信市場 5.コンテンツ配信市場 6.本日のまとめ 7.参考資料(各市場規模予測) Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 5 2.デバイス市場の動向 デ 市場 動向 電話の枠組みを越え 他端末を侵食するスマ トフォン 電話の枠組みを越え、他端末を侵食するスマートフォン zスマートフォンは、携帯電話販売の60%を越え、加入者開拓が飽和しつつある携帯 電話市場 質的 転換し 電話市場を質的に転換していく く z車載情報端末やデジタルカメラ、タブレット端末との連携等で、他端末を取り込み、 市場の境界を「浸食」していく 地デジ後を模索するテレビ z地デジ特需の反動で販売台数が低迷するものの、ネットとの融合を新たな切り口とし たテレビのスマ ト化が進む たテレビのスマート化が進む z2017年には500万台相当のスマート“インターフェース”テレビ(ゲーム機、セットトッ プボック 含む)販売が期待される プボックス含む)販売が期待される ネットワーク・サービスとの融合へのビジネスモデル転換 zソフトウェア、コンテンツ、機器監視・管理・メンテナンス、販売(EC)等を一体化した ソフトウ ア、コンテンツ、機器監視 管理 メンテナンス、販売(EC)等を 体化した ビジネスモデルが更に強まる Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 6 2.1 携帯電話端末市場(世界市場) 新興国の経済成長による携帯電話普及と、スマートフォンの需要拡大に より、2017年度の携帯電話端末の販売台数は18億台近くに達する。 年度 携帯 話端末 売台数 億台近くに達 フィ フィーチャーフォン(従来型の携帯電話)の販売台数が落ち込む一方 チャ フォン(従来型の携帯電話)の販売台数が落ち込む 方、スマ スマートフォンの販売はこれまで飽和 トフォンの販売はこれまで飽和 状態に近かった北米、西欧などの先進国市場でも好調に推移している。 2012年度の販売台数の5割以上をスマートフォンが占める見通しである。 世界の携帯電話端末の販売台数予測(国、地域別) (百万台) 2,000 1,739 1,800 1,631 1,600 1 468 1,468 1,399 1,400 1,249 1,200 165 129 58 1,000 800 193 122 82 26 600 400 193 140 156 56 224 149 72 30 256 1,529 189 1,796 1,666 184 142 219 267 アジア・その他 アジア その他 アフリカ 190 211 225 234 79 85 88 76 81 インド 229 229 240 260 237 中南米 カナダ 中南米、カナダ 160 176 177 182 127 85 30 177 韓国 87 30 95 31 99 31 96 31 97 31 中国 308 307 311 313 315 323 179 176 177 178 107 44 2014 110 44 2015 112 44 2016 114 44 2017 (年度) 157 172 165 61 213 中東 東欧 西欧 アメリカ 日本 200 145 174 176 179 0 100 36 2010 101 41 2011 102 43 2012 104 44 2013 (出所) NRI Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 7 2.1 携帯電話端末市場(日本市場) 国内市場では、これまで複数の専用端末に求められていた機能が、スマー トフォン1台で代替される傾向が顕著に。 台 代替 傾向が 著に スマ スマートフォンは10代~30代の若年層を中心に利用が増加している トフォンは10代~30代の若年層を中心に利用が増加している。 スマートフォン利用者では、フィーチャーフォン利用者と比べて、カメラやゲーム、音楽・動画再生、地図・ナ ビゲーションといった機能の利用率が高く、スマートフォンの利用シーンが多様になってきている。 日本における携帯電話端末の販売台数予測 (万台) 5,000 4,500 4,140 4,301 4,362 4,406 4,430 4,424 4,378 1,558 1,539 1,511 1,463 1,406 4 000 4,000 3,590 3,500 1,739 1,890 フィーチャー フォン 3,000 2,500 スマートフォ ン 2,790 2,000 1,500 2,250 1,000 500 2,562 2,804 2,867 2,919 2,961 2,972 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) 800 0 (出所) NRI 2010 2011 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 2012 8 2.2 タブレット・電子書籍専用端末市場(世界市場) タブレット端末は、先進国ではノートパソコンの代替品、新興国では1台目 パソコンとして利用が進み、2017年には約2.2億台が販売される。 利 が進 年に 約 億台が 売 電子書籍専用端末については、電子書籍コンテンツと端末ラインナップの充実により、普及と利用が進む。 電子書籍専用端末については 電子書籍コンテンツと端末ラインナップの充実により 普及と利用が進む また、ディスプレイ技術の向上などにより、電子書籍専用端末市場はタブレット端末市場と融合していく。 世界のタブレット・電子書籍専用端末の販売台数予測(国、地域別) (百万台) 200 173 11 149 150 8 118 5 100 78 4 17 50 28 1 5 20 1 0 2010 (出所) NRI 1 0 0 0 0 0 0 2 1 1 0 1 1 2 3 10 1 1 1 4 2 7 4 5 15 28 3 3 2 11 7 5 19 31 4 4 3 224 209 17 193 15 14 6 6 5 16 8 7 7 10 9 9 20 アジア・その他 23 アフリカ 9 6 12 6 14 6 21 22 23 中東 中南米、カナダ インド 東欧 31 32 韓国 32 中国 24 西欧 アメリカ 63 70 73 74 74 74 4 2013 5 6 6 7 2014 2015 2016 2017 日本 48 2 2011 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 3 2012 (年) 9 2.3 スマート“インターフェース”テレビ市場(日本市場) 新しいユーザーインターフェースで、新たな映像視聴・情報利用体験を提供する 「スマート“インターフェース”テレビ」が2017年には約470万台出荷へ。 据置型ゲ 据置型ゲーム機や海外テレビメーカーにけん引される形で市場拡大は進み ム機や海外テレビメ カ にけん引される形で市場拡大は進み、2017 年には、日本国内で利 2017 年には 日本国内で利 用されているテレビの約5%に相当する約470 万台のスマート“インターフェース”テレビ(ゲーム機、セット トップボックス含む)の出荷が見込まれる。 日本におけるスマート“インターフェース”テレビの出荷台数予測 日本におけるス ト インタ フ ス テレビの出荷台数予測 (万台) 500 473 450 417 86 400 74 350 333 300 59 237 250 179 セットトップボックスなど 179 ゲーム機 40 200 150 155 130 17 テ ビ テレビ 123 208 100 164 82 50 0 (出所) NRI 119 75 31 2013 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 2014 2015 2016 2017 (年) 10 1 はじめに 1.はじめに 2.デバイス市場 3.ネットワーク市場 4.プラットフォーム市場 5 コンテンツ配信市場 5.コンテンツ配信市場 6.本日のまとめ 7.参考資料(各市場規模予測) Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 11 3.ネットワーク市場の動向 ネ 市場 動向 日本は再ガラパゴス化 z携帯電話のデータトラヒックは急増するも、全体ARPUの減少傾向は変わらず ▪ 日本はiPhoneが世界で最も安い国。そのツケは毎月の割引という形で、携帯電 話ARPUへ跳ね返る z極めて流動性の低い市場で、激しい目先の顧客獲得競争は果たして健全か? たかがネットワーク、されどネットワーク zスマートフォンの急増、LTEの開始で、ネットワーク力が再び競争力の源泉へ z固定・モバイルの区分を超えたネットワーク全体として、優良な顧客エクスペリエンス をどう提供するか ネットワークの中立性 ネ トワ クの中立性 z通信事業者とOTT(Over The Top)プレイヤー の「競合」と「協業」 zレイヤ 間 事業者間の公平な費用負担 公正な競争再考の時期 zレイヤー間、事業者間の公平な費用負担、公正な競争再考の時期 ※LINEやSkypeなどのコミュニケーションサービスを提供する事業者 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 12 3.1 固定ブロードバンド回線市場 (市場規模予測) 固定ブロードバンド回線市場は、無線インターネットへの移行増加を受け、 2014年度以降、減少傾向に転じる。 年度 降 減少傾向に転 無線インタ 無線インターネットと固定ブロードバンドの速度の差は縮まりつつあり ネットと固定ブロ ドバンドの速度の差は縮まりつつあり、ユ ユーザーがインターネットを利用す ザ がインタ ネットを利用す る際に使う端末もパソコンからモバイル端末へと変わりつつある。 固定ブロードバンド回線の事業者は、これまでのサービスに加えて、Wi‐Fiなどを活用した無線サービスも含 む固定・無線の一体的なサービスの提供を迫られている。 む固定 無線の 体的なサ の提供を迫られて る。 (億円) 固定ブロードバンド回線の市場規模予測(回線の種類別) 20,000 18,000 , 17,145 16,000 1,733 17,803 1,407 14,000 3,476 18,129 18,168 18,040 1 156 1,156 958 801 17,815 674 17,532 571 3,546 3,569 3,564 3,539 3,502 3,375 ADSL 12,000 CATVイン ターネット 10,000 8,000 6,000 12,037 12,920 13 42 13,427 13 641 13,641 13 676 13,676 13 601 13,601 13 459 13,459 2012 2013 2014 2015 2016 2017 光ファイバー 4,000 2,000 , 0 2011 (年度) (出所) NRI Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 13 3.3 モバイルキャリア・ワイヤレスブロードバンド市場 (携帯電話・PHS事業者の契約回線数予測) 携帯電話回線数はモバイルデータ通信や通信機能が組み込まれた機器の 増加 台 保有等に 増加、2台目保有等により、2017年度には約1.5億回線に成長。 年度に 約 億 線に成 回線数増の主要因は、 回線数増の主要因は ①モバイルデ ①モバイルデータ通信回線(データカード端末 タ通信回線(デ タカ ド端末、ポ ポータブルWi‐Fiルーター)の増加 タブルWi‐Fiル タ )の増加、 ②通信機能を組み込んだ機器(タブレット・電子書籍専用端末、デジタルフォトフレーム、車載情報端末な ど)やM2M市場の増加、③子どもや高齢者層における保有率の増加や、2台持ちユーザーの増加、である。 携帯電話・PHS事業者の契約回線数予測 携帯電話 PHS事業者の契約回線数予測 (万回線) (万回線) 16,000 2,000 14,000 12,000 375 456 486 505 520 531 539 545 1 600 1,600 1,523 1,430 10,000 1,314 6,000 11,954 12,419 824 14,326 14,652 1,000 13,982 800 13,619 13,238 600 642 4,000 PHS 携帯電話 12,838 1,005 1,400 1,200 1,172 8,000 1,800 内通信モ ジュール (右軸) 400 477 2,000 200 0 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 0 2017 (年度) (出所) 2011年まではTCAによる実績、それ以降はNRI予測値 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 14 3.3 モバイルキャリア・ワイヤレスブロードバンド市場 (携帯電話ARPU予測(通信モジュール含む)) スマートフォン普及によりデータARPUは増加するものの、音声利用の減少 をカバーしきれず、携帯電話の総合ARPUは減少傾向が続く。 ず 携帯 話 総合 減少傾向が続く ARPU(Average Revenue Per User)とは、1契約あたりの月間平均収入のこと。 ARPU(Average Revenue Per User)とは 1契約あたりの月間平均収入のこと スマートフォンの普及により、OTTサービス(LINEやSkypeなど、携帯電話事業者以外が提供するコミュニケー ションサービス)が急速に普及しつつあり、携帯電話事業者の音声ARPU低下に大きな影響を及ぼしている。 今後、携帯電話に比べてARPUの低い回線(2台目利用、通信モジュール等)が増えることも影響。 今後 携帯電話に比べてARPUの低い回線(2台目利用 通信モジュール等)が増えることも影響 携帯電話ARPU予測(通信モジュール含む) (円/月) 6,000 5,000 4,708 4,439 4,179 3,914 4,000 3,768 3,686 3 623 3,623 3 577 3,577 総合ARPU 3,000 2,449 2,000 2,459 2,597 2,642 2,650 2,604 2,576 2,546 音声ARPU デ タARPU データARPU 2,357 2,087 1,690 1,377 1,224 1,194 1,163 1,151 1,000 0 (出所) NRI 2010 2011 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) 15 3.3 モバイルキャリア・ワイヤレスブロードバンド市場 (携帯電話事業者の電気通信事業収入予測) 携帯電話事業者の電気通信事業収入の微減傾向は、各社の割引の影響 が大 が大きい2014年度まで続き、その後はわずかに増加傾向に転じる。 年度 続 後 ず に増加傾向に転 増加傾向に転じる要因は、モバイルデ 増加傾向に転じる要因は モバイルデータ通信や通信モジュールが組み込まれた機器の増加 タ通信や通信モジュ ルが組み込まれた機器の増加、2台目保有 2台目保有 等による回線数増が続くこと(P.14)に加えて、スマートフォン普及に伴い各社の割引施策(月々サポート等) の影響が弱まり、携帯電話の総合ARPUの減少が落ち着くこと、である。 携帯電話事業者の電気通信事業収入予測 (億円) 69,000 68,000 67,562 67 000 67,000 66,232 66,000 65,000 64,374 64,000 62,892 63,000 62,279 62,181 61,585 62,000 61,841 61,000 60,000 59,000 58,000 0 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) NRI Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 16 3.4 M2M市場 (分野別) 国内のM2M市場は、スマートグリッド等エネルギー領域の成長にけん引され る形で、2017年には8,000億円を超える規模になる。 形 年に 億 超 規模に 2011年度時点では、監視カメラやホ 2011年度時点では 監視カメラやホームセキュリティを中心としたセキュリティ領域が市場の約4割を占めて ムセキュリティを中心としたセキュリティ領域が市場の約4割を占めて いる。また、デジタルサイネージやPOSハンディターミナルを中心とした流通領域も、市場の2割強を占める。 今後は、スマートグリッドを中心としたエネルギー領域や、セキュリティ領域が市場を大きく牽引する。 (億円) M2M市場規模予測(分野別) 10,000 9,000 8,684 8,000 1,303 7,000 6,629 384 427 6 000 6,000 876 54 4,000 3,000 2,255 2,000 1,034 1 000 1,000 0 (出所) NRI 252 416 2011 72 1,310 2 175 118 270 495 2012 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 104 3 288 235 579 202 236 3,247 , 333 204 310 273 6 670 10 562 334 318 766 971 17 その他 医療・ヘルスケア 359 369 4,828 5,000 31 流通 867 自動車 セキ リテ セキュリティ 5,545 エネルギー 4,129 2,831 1 652 1,652 944 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) ※M2Mとは、モノ(機械)同士が通信する仕組み 17 3.4 M2M市場 (事業階層別) M2M市場は、通信費が安定して成長。システム構築・運用費は、スマート グ グリッド関連の成長に伴い、急速に拡大。 連 成 に伴 急速に拡大 通信事業者は、契約数の純増に向けた戦略としてM2Mへの取組みを推進している。 通信事業者は 契約数の純増に向けた戦略としてM2Mへの取組みを推進している 国内のITベンダー各社も新しい事業領域として、従来の業務データを中心に扱う情報システムに加えて、多 種多様なセンサーから得られるデータを活用した、M2Mアプリケーションの発掘と事例作りに注力している。 (億円) M2M市場規模予測(事業階層別) 10,000 9,000 8,684 8,000 1 122 1,122 7,000 6,629 6,000 933 通信費 4,828 5,000 769 4,000 7,562 3,247 3,000 2,255 2,000 1,034 1,000 0 370 664 2011 1,310 429 627 システム構築・ 運用費 5,696 4,059 522 2,620 1,733 881 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) NRI Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 18 1 はじめに 1.はじめに 2.デバイス市場 3.ネットワーク市場 4.プラットフォーム市場 5 コンテンツ配信市場 5.コンテンツ配信市場 6.本日のまとめ 7.参考資料(各市場規模予測) Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 19 4.プラットフォーム市場の動向 プ 市場 動向 O2OによるECの非連続的成長 zサービス業のEC化 zリアル消費の50兆円規模もネット商流へ ネット vs リアル 電子決済白地層がスマートペイメントを利用 電子決済白地 が ト ト 利 zスマホPOS等で中小・個人が利用進む リアル広告におけるネットアドテクノロジーの普及 zネット広告はパソコンからスマートフォンへシフト ネット x リアル (ネットがリアルを 飲み込む? zリアル広告の計測テクノロジーの普及 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 20 4.2 O2O (Online to Offline)市場 ネットサービスを通じて消費者がリアル店舗へ誘導されて購入する“O2O 消費” 市場規模 消費”の市場規模は、2017年度には50兆円へと拡大する。 年度に 兆 拡大 今後は、「スマ 今後は 「スマートフォンの普及」や「ソーシャルメディアの普及」 トフォンの普及」や「ソ シャルメディアの普及」、「無線LANを活用したロ 「無線LANを活用したローカルサービスの カルサ ビスの 提供企業拡大」、「NFC(近距離無線通信)に対応した携帯電話端末の普及」といった要因によって、消費者 がO2O消費を増やすための環境が徐々に整備される。 (兆円) O2O市場規模予測 60 50.9 50 47.6 43.8 39.6 40 34.9 29.8 30 24.4 20 10 0 2011 (出所) NRI 2012 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) 21 4.3 スマートペイメント市場 BtoCの決済手段は、“現金”から、電子的な決済手段である“スマートペイ メント”への移行が続き、クレジットカードや電子マネーの市場成長が続く。 ” 移行が続 ジ ネ 市場成 が続く 対面決済では、現金以外の手段を利用するキャッシュレス化の傾向が継続し、またスマ 対面決済では 現金以外の手段を利用するキャッシュレス化の傾向が継続し またスマートフォンを活用し トフォンを活用し た決済手段が成長。非対面決済分野においても、EC市場の成長により、同市場は拡大する。 今後は、スマートフォンやシンクラインアント端末といった、安価かつ簡易な店舗用の決済端末の普及が、さ らに市場を後押しする。 スマートペイメント市場規模予測(決済手段別) (兆円) 70 58.8 60 56.3 51.4 48.6 50 41.4 40 19 1.9 0.6 0.8 0.7 46.2 43.9 0.5 2.2 0.9 2.4 0.6 0.9 06 0.6 2.8 0.8 0.8 0.6 3.4 53.8 0.9 0.8 0.6 3.6 1.1 0.8 0.6 3.8 1.4 0.7 0.6 1.7 4.0 キャリア収納代行 0.6 電子マネー 30 20 0.7 0.6 プリペイドカード 37.4 39.6 41.6 43.6 45 7 45.7 47.7 49.7 51.8 デビ デビットカード クレジット 10 0 (出所) NRI 2010 2011 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) 22 4.4 インターネット広告市場 インターネット広告市場の成長領域はスマートフォン向けへシフトし、 リアルの販促・広告市場に手を広げる 促 広告市場に手 広げ パソコン向けのインタ パソコン向けのインターネット広告市場は2014年に飽和し ネット広告市場は2014年に飽和し、その後ゆるやかに下降する その後ゆるやかに下降する スマートフォン向けのインターネット広告は、リアルの消費に関連する広告を取り込んで成長する ターゲティング広告には限界があり、単なる「広告」から「経験」へ変化させることが重要である (億円) インタ ネ ト広告市場規模予測 インターネット広告市場規模予測 10,000 9,000 8,000 6,702 7,000 6,077 7,191 6,189 6,000 1,484 1,201 7,003 1,766 1,976 7,299 2,129 7,345 2,232 7,354 2,305 1 168 1,168 5,000 携帯電話(ス マートフォン含 む)向け パソコン向け 4,000 3,000 4,876 5,021 5,217 5,237 5,215 5,170 5,113 5,049 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) 2,000 1,000 0 (出所) NRI Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 23 1 はじめに 1.はじめに 2.デバイス市場 3.ネットワーク市場 4.プラットフォーム市場 5 コンテンツ配信市場 5.コンテンツ配信市場 6.本日のまとめ 7.参考資料(各市場規模予測) Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 24 5.コンテンツ配信市場の動向 信市場 動向 スマ トフォンによる市場の変化 スマートフォンによる市場の変化 zポジティブ:ソーシャルゲーム、電子書籍、動画配信(VOD) zニ zニュートラル:放送 トラル:放送 zネガティブ:音楽配信、(専用ゲーム) 消費者の利用端末の多様化とコンテンツ流通網の変化 zマルチデバイス対応CMS(Contents デ 対応C S(C Management S System)が重要 )が重要 コンテンツを消費者に直接選んでもらうための取組み zマスとしての消費者→個々の消費者との接点 z消費者へのプッシュ→消費者からのプル Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 25 5.1 ソーシャルゲーム市場 ソーシャルゲームの利用者数は、ほぼ頭打ち。有料ユーザーの増加により、 市場規模 市場規模は2017年度で約7,700億円となる。 年度 約 億 ソ ソーシャルゲーム未利用者のほとんどに利用意向はなく シャルゲ ム未利用者のほとんどに利用意向はなく、利用可能性のある層(若年層など)は既に利用し 利用可能性のある層(若年層など)は既に利用し ており、ゲーム人口の面でも飽和傾向がみられる。 一方、無料ユーザーの有料での利用意向が増加しており、市場の成長源泉となる。 ソーシャルゲーム市場規模予測 ソ シャルゲ ム市場規模予測 (億円) 9,000 8,000 7,220 7,526 7,679 6,761 7,000 6,150 6,000 5,385 5 000 5,000 4,000 3,270 3,000 2,000 1,746 1,000 0 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) NRI Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 26 5.2 電子書籍市場 電子書籍市場は、スマートフォンの普及とコンテンツの拡充を受け、2017 年度に 約 年度には約3,700億円にまで成長する。 億 に 成 現在、日本においては、出版社側の取り組みにより、電子書籍コンテンツが継続的に供給される環境が整 現在 日本においては 出版社側の取り組みにより 電子書籍コンテンツが継続的に供給される環境が整 いつつあるため、今後は米国と同様、電子書籍コンテンツが拡充され、これまで紙で書籍を購入していた層 を電子書籍利用者として取り込んでいくとみられる。 電子書籍市場規模予測 (億円) 4,000 3,696 3,500 3,317 1,249 3,000 2,760 1,176 2,500 2,282 1,023 2,000 1,780 902 書籍コンテンツ 1,372 1,500 793 1,141 1,000 電子雑誌 新聞 電子雑誌・新聞 コンテンツ 2,447 2 141 2,141 675 512 1,737 1,380 500 987 629 697 2011 2012 0 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) 書籍コンテンツ:2011年度はインプレスR&D「電子書籍ビジネス調査報告書2012」、2012年以降はNRI予測値 雑誌・新聞コンテンツ:NRI推計・予測値 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 27 5.3 音楽配信市場 音楽配信市場は、ライトユーザーの音楽離れ、配信サービス各社のスマート フォン対応の遅れなどにより、2009年をピークに市場は減少傾向。 対応 遅 どに 年 に市場 減少傾向 これまでは、フィ これまでは フィーチャーフォン向けの音楽配信(着うたフル等)が市場をけん引してきたが チャ フォン向けの音楽配信(着うたフル等)が市場をけん引してきたが、スマ スマートフォン トフォン の普及により、同サービスの利用者が減少し、市場が縮小している。 現在、定額制の音楽配信サービスが各社から提供されているが、音楽好きのユーザーのみに訴求してお り、市場拡大の起爆剤になっていない。 音楽配信市場規模予測 (億円) 700 643 600 109 623 105 541 501 500 470 129 451 438 432 426 158 400 178 196 213 300 534 226 237 518 200 スマートフォン・パ ソコン向け市場 フィーチャーフォン フィ チャ フォン 向け市場 411 344 292 254 100 225 206 189 2015 2016 2017 (年) 0 2009 2010 2011 2012 2013 2014 (出所) 2011年までは社団法人日本レコード協会の実績値、2012年以降はNRI予測値 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 28 1 はじめに 1.はじめに 2.デバイス市場 3.ネットワーク市場 4.プラットフォーム市場 5 コンテンツ配信市場 5.コンテンツ配信市場 6.本日のまとめ 7.参考資料(各市場規模予測) Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 29 6.本日のまとめ ICT市場の成熟化が進む中、現在もしくはこれまで主流であった事業モデ ルから、新たな事業モデルに転換する動きが起きている。 新 事業 デ に転換 動 が起 ICT市場における事業モデルの転換 現在主流の事業モデル 新たな事業モデル デバイス 多様な専用端末の併存 「スマートデバイス+アプリ」 への集約 ネットワーク 固定インフラと無線インフラ の対立 無線インフラをサポートする 固定インフラ プラットフォーム ネットのみ・リアルのみ (ビジネスの分離) ネットとリアルのビジネス融合 コンテンツ配信 プラットフォーム事業者 プラットフォ ム事業者 に依存 消費者接点の直接保有 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 30 6.本日のまとめ ICT産業では、ユーザー側のニーズ多様化が進む一方、企業側の技術・サー ビス革新が加速。今こそ企業とユーザーとの距離を縮めることが重要。 革新が加速 今 企業 ザ 離 縮 が重 「企業側の変化」 ・ICT技術・サービスの高度化 ・ICTトレンドサイクルの高速化 C 高速化 ・レイヤーを超えた事業モデルへの転換 ICT企業 サービス 提供 企業とユーザー 間の距離短縮 が重要 サービス 利用 ユーザー Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 「ユーザー側の変化」 ・ICTインフラの浸透 ICTイン ラ 浸透 ・様々な機器・サービスの利用 ・ニーズの多様化 31 6.本日のまとめ ICT産業の高付加価値化とイノベーション創出には、顧客の行動や反応、 主 主観を意識する等、顧客理解のアプローチを変革していくことが必要。 意識 等 客 解 プ 変革 く が必 顧客理解を深めるアプローチ 客 解 プ ビッグデータ活用 ビ グデ タ活用 “顧客の行動を知る” 顧客理解を深め、 ビジネスに 結びつける デザインシンキング アプローチ “主観や人の共感を重視” リーンスタートアップ “顧客の反応を見る” Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 32 ITナビゲーター 2013年版 年版 発売中 売中 2012年11月23日より書店にて発売中 電子版も年内に配信予定 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 33 1 はじめに 1.はじめに 2.デバイス市場 3.ネットワーク市場 4.プラットフォーム市場 5 コンテンツ配信市場 5.コンテンツ配信市場 6.本日のまとめ 7.参考資料(各市場規模予測) Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 34 2.1 携帯電話端末市場 (百万台) 2,000 1 800 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 携帯電話端末の販売台数予測(国、地域別) 1,249 1,399 1,468 1,529 1 631 1,631 1 666 1,666 1,739 , 1,796 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 1,249 1,399 1,468 1,529 1,631 1,666 1,739 1,796 アジア・その他 165 140 157 142 189 184 219 267 アフリカ 129 156 165 172 190 211 225 234 世界合計 【市場の定義】 (世界市場) 中東 58 56 61 76 79 81 85 88 インド 193 224 213 229 229 240 260 237 中南米、カナダ 122 149 127 160 177 176 177 182 東欧 82 72 85 87 95 99 96 97 韓国 26 30 30 30 31 31 31 31 中国 193 256 308 307 311 313 315 323 西欧 145 174 176 179 179 176 177 178 アメリカ 100 101 102 104 107 110 112 114 日本 36 41 43 44 44 44 44 44 (年度) (出所) NRI 世界市場:全世界で販売される携帯電話(スマートフォンを含む)端末の市場。PHSなどは除く。本節でのスマートフォンとは、iPhoneやBlackBerry、主要Android端末などの高機能 y 機 携帯電話端末を指す。通信事業者が技術仕様を策定していない、いわゆるオープンOSを利用したものを対象とする。 日本市場:日本国内で販売される携帯電話(スマートフォンを含む)端末の市場。PHS、WiMAXなどは除く。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 35 2.1 携帯電話端末市場 (日本市場) 日本における携帯電話端末の販売台数予測 (万台) 5 000 5,000 4,500 4,140 4,301 4,362 4,406 4,430 4,424 4,378 1,558 1,539 1,511 1 463 1,463 1,406 4,000 3 590 3,590 3,500 1,739 1,890 フィーチャー フォン 3,000 2 500 2,500 スマートフォ ン 2,790 2,000 1,500 2,250 1,000 500 2 562 2,562 2,804 2,867 2,919 2,961 2,972 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) 800 0 【市場の定義】 (出所) NRI 2010 2011 2012 世界市場:全世界で販売される携帯電話(スマートフォンを含む)端末の市場。PHSなどは除く。本節でのスマートフォンとは、iPhoneやBlackBerry、主要Android端末などの高機能 y 機 携帯電話端末を指す。通信事業者が技術仕様を策定していない、いわゆるオープンOSを利用したものを対象とする。 日本市場:日本国内で販売される携帯電話(スマートフォンを含む)端末の市場。PHS、WiMAXなどは除く。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 36 2.2 タブレット・電子書籍専用端末市場 (百万台) (世界市場) タブレット・電子書籍専用端末の販売台数予測(国、地域別) 250 200 173.2 118.3 100 0 【市場の定義】 224.1 149.2 150 50 193.0 209 3 209.3 78.3 28.0 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 合計 28.0 78.3 118.3 149.2 173.2 193.0 209.3 224.1 アジア・その他 05 0.5 20 2.0 47 4.7 80 8.0 11 1 11.1 13 7 13.7 15 5 15.5 16 7 16.7 アフリカ 0.2 0.6 1.4 2.6 4.3 6.2 8.2 10.1 中東 0.2 0.6 1.4 2.5 4.0 5.7 7.4 8.9 インド 0.2 0.5 1.1 2.1 3.5 5.2 7.2 9.2 中南米、カナダ 0.3 1.3 3.6 7.1 11.4 15.7 19.7 22.9 東欧 0.2 0.8 2.1 4.2 6.7 9.3 11.7 13.7 韓国 0.3 1.6 3.3 4.6 5.4 5.7 5.9 5.9 中国 0.7 4.2 10.0 15.4 18.9 20.9 22.0 23.1 西欧 5.1 16.7 23.8 28.4 30.5 31.4 31.8 32.1 アメリカ 19 6 19.6 47 9 47.9 63 5 63.5 70 2 70.2 72 6 72.6 73 5 73.5 73 8 73.8 74 1 74.1 日本 0.8 2.1 3.4 4.1 4.8 5.8 6.3 7.3 (年) (出所) NRI タブレット端末:画面サイズが5インチ以上で、主にユーザーインターフェースとしてタッチパネルを採用し、アプリケーション開発環境が公開されているOS(基本ソフト)が搭載さ れ、自由にアプリやソフトをインストールできるコンピュータ機器を指す。 電子書籍専用端末:画面サイズが5インチ以上で、タブレット端末と類似した形態をもつが、主に電子書籍を読むために用いられる専用の端末を指す。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 37 2.2 タブレット・電子書籍専用端末市場 (万台) 900 (日本市場) 日本におけるタブレット・電子書籍専用端末の販売台数予測 800 730 700 630 580 600 500 410 430 400 340 300 210 200 100 80 0 2010 【市場の定義】 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年) (出所) NRI タブレット端末:画面サイズが5インチ以上で、主にユーザーインターフェースとしてタッチパネルを採用し、アプリケーション開発環境が公開されているOS(基本ソフト)が搭載さ れ、自由にアプリやソフトをインストールできるコンピュータ機器を指す。 電子書籍専用端末:画面サイズが5インチ以上で、タブレット端末と類似した形態をもつが、主に電子書籍を読むために用いられる専用の端末を指す。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 38 2.3 スマート“インターフェース”テレビ市場 (日本市場) 日本におけるスマート“インターフェース”テレビ関連機器の出荷台数予測 (万台) 500 473 450 417 86 400 74 350 333 300 59 237 250 179 セットトップボックスなど 179 ゲーム機 40 200 150 155 130 17 テレビ 123 208 100 164 82 50 0 【市場の定義】 (出所) NRI 119 75 31 2013 2014 2015 2016 2017 (年) スマートテレビには明確な定義が存在していないが、NRIでは「新しいインターフェース(リモコン、EPG(電子番組表)、メニュー画面など)とともに、デジタルテレビ放送だけでは実 表 現しなかった映像視聴・情報利用体験を提供する機器」をスマート“インターフェース”テレビと定義する。 従来のテレビと異なり、消費者が「ながら」ではなく、「能動的に」映像視聴を楽しむ体験の実現や、誰にでも気軽に利用できる直感的な操作という点で「スマート性」をもつ。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 39 2.4 デジタルカメラ市場 (世界市場) デジタルカメラの販売台数予測(国、地域別) (百万台) 160 145.2 139.1 140 136.8 136.0 134.9 134.2 133.2 131.9 23.6 25.2 26.3 27 5 27.5 28 2 28.2 29.2 20.9 22.8 120 100 14.5 12.6 15.9 11.4 80 16.5 11.4 17.3 10.6 その他 17.5 10.1 18.8 9.4 19.3 19.1 91 9.1 87 8.7 44.3 42.9 60 41.0 40.8 40.5 39.6 38.6 37.6 中国 日本 欧州 北米 40 52.9 20 46.1 44.3 42.1 40.5 38.9 38.0 37.3 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年) 0 2010 【市場の定義】 (出所) NRI CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を用いて、静止画の撮影を主目的とするものをデジタルカメラと定義し、動画 撮影機能が付属しているものも含める。デジタルカメラ市場は、コンパクトデジタルカメラと、一眼デジタルカメラに区分され、また、一眼デジタルカメラは、一眼レフデジタルカメラ 撮影機能 付属し るも も含める。デジタルカ ラ市場は、 ン ク デジタルカ ラ 、 眼デジタルカ ラ 区分され、また、 眼デジタルカ ラは、 眼 デジタルカ ラ と、ミラーレス一眼デジタルカメラとに分かれる。 本市場には、携帯電話に付属しているデジタルカメラ機能など、静止画の撮影以外を主目的とする機器にデジタルカメラ機能が付属しているものは含まない。また、動画撮影を 主目的とするデジタルビデオカメラ、カムコーダ、マルチカメラと呼ばれる動画撮影と静止画撮影の機能をあわせ持ったハイブリッド型のものも含まない。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 40 2.4 デジタルカメラ市場 (日本市場) 日本におけるデジタルカメラの販売台数予測 (百万台) 14 12.6 12 11.4 11.4 10.6 10.1 10 9.4 9.1 8.7 8 6 4 2 0 2010 【市場の定義】 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年) (出所) NRI CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を用いて、静止画の撮影を主目的とするものをデジタルカメラと定義し、動画 撮影機能が付属しているものも含める。デジタルカメラ市場は、コンパクトデジタルカメラと、一眼デジタルカメラに区分され、また、一眼デジタルカメラは、一眼レフデジタルカメラ 撮影機能 付属し るも も含める。デジタルカ ラ市場は、 ン ク デジタルカ ラ 、 眼デジタルカ ラ 区分され、また、 眼デジタルカ ラは、 眼 デジタルカ ラ と、ミラーレス一眼デジタルカメラとに分かれる。 本市場には、携帯電話に付属しているデジタルカメラ機能など、静止画の撮影以外を主目的とする機器にデジタルカメラ機能が付属しているものは含まない。また、動画撮影を 主目的とするデジタルビデオカメラ、カムコーダ、マルチカメラと呼ばれる動画撮影と静止画撮影の機能をあわせ持ったハイブリッド型のものも含まない。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 41 2.5 車載情報端末市場 (日本市場) 日本における車載情報端末の出荷台数予測 (万台) 700 600 534 547 561 572 582 590 597 508 500 純正品 400 311 326 367 387 404 418 430 440 300 市販品 PND 200 113 107 115 116 117 117 117 116 70 65 60 54 49 44 2012 2013 2014 2015 2016 100 84 101 2010 2011 0 【市場の定義】 2017 (年度) (出所) NRI カーナビゲーションシステム端末(カーナビ)の国内出荷台数。自動車用品店などで一般消費者に販売される「市販品」と、国内の自動車メーカーに納入され、完成車の一部とし カ ナビゲ シ ンシステム端末(カ ナビ)の国内出荷台数 自動車用品店などで 般消費者に販売される「市販品」と 国内の自動車メ カ に納入され 完成車の 部とし て国内販売される「純正品」を合計した台数である。また、簡易型で持ち運び可能なポータブルナビゲーション端末(PND)の国内出荷台数も含む。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 42 3.1 固定ブロードバンド回線市場 (万回線) (加入件数予測) 固定ブロードバンド回線の加入件数予測(回線の種類別) 3,500 3,161 3,000 538 2 500 2,500 3 220 3,220 3 232 3,232 3 218 3,218 3,191 3,156 3,116 440 363 302 254 215 182 628 635 638 639 638 614 ADSL 591 2,000 CATVイン ターネット 1 500 1,500 1,000 2,241 2,281 2,299 2,302 2,297 2,032 2,166 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) 光ファイバー 500 0 【市場の定義】 (出所) NRI 一般家庭で利用される、以下の3つのインターネット回線(有線)サービスで構成される市場とする。なお、市場規模予測においては、固定ブロードバンド回線の料金に加え、インターネットサービス プロバイダ料金も含めて行っている。 光ファイバー回線市場:一般家庭向けの光ファイバー回線サービスは、戸建住宅向けと集合住宅向けのサービスがある。戸建住宅に対しては、直接光ファイバーが屋内まで引き込まれる。一方、集 合住宅においては、建物までは光ファイバーを直接引き込み、建物内は既設の電話線を用いた高速通信技術(VDSLなど)を利用するか、もしくはイーサネットケーブルなどを敷設し、各戸までつなぐ ケースがほとんどである。通常、ユーザーが支払う月額利用料金は、戸建住宅向けのサービスの方が、集合住宅向けよりも高く設定されている。市場予測にあたっては、戸建住宅向けと集合住宅 向けの両方を合わせた市場を 光ファイバ 回線市場と定義している 向けの両方を合わせた市場を、光ファイバー回線市場と定義している。 DSL市場:既存の電話線(銅線)を用いて、高速データ通信を実現する技術の総称がDSL(Digital Subscriber Line)である。家庭向けにサービス提供されている技術のほとんどが、ADSL(Asymmetric DSL)であり、本節では、一般家庭で利用されるADSLの回線サービス市場を対象としている。 CATVインターネット市場:光ファイバーないし同軸ケーブルを用いた有線テレビ放送配信システムがケーブルテレビ(CATV)であるが、そのCATVネットワークを用いて提供されるインターネット回線 サービスを総称して、CATVインターネットという。本節では、家庭で利用されるCATVインターネットの回線サービス市場を対象としている。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 43 3.1 固定ブロードバンド回線市場 (億円) (市場規模予測) 固定ブロードバンド回線の市場規模予測(回線の種類別) 20,000 18,000 17,145 17,803 1,407 16,000 14 000 14,000 18,129 18,168 18,040 1,156 958 801 17,815 674 17,532 571 3,546 3,569 3,564 3,539 3,502 1,733 3,476 3,375 ADSL 12,000 CATVイン ターネット 10,000 8,000 6,000 12,037 12,920 13,427 13,641 13,676 13,601 13,459 2012 2013 2014 2015 2016 2017 光ファイバー 4,000 2,000 0 2011 【市場の定義】 (年度) (出所) NRI 一般家庭で利用される、以下の3つのインターネット回線(有線)サービスで構成される市場とする。なお、市場規模予測においては、固定ブロードバンド回線の料金に加え、インターネットサービス プロバイダ料金も含めて行っている。 光ファイバー回線市場:一般家庭向けの光ファイバー回線サービスは、戸建住宅向けと集合住宅向けのサービスがある。戸建住宅に対しては、直接光ファイバーが屋内まで引き込まれる。一方、集 合住宅においては、建物までは光ファイバーを直接引き込み、建物内は既設の電話線を用いた高速通信技術(VDSLなど)を利用するか、もしくはイーサネットケーブルなどを敷設し、各戸までつなぐ ケースがほとんどである。通常、ユーザーが支払う月額利用料金は、戸建住宅向けのサービスの方が、集合住宅向けよりも高く設定されている。市場予測にあたっては、戸建住宅向けと集合住宅 向けの両方を合わせた市場を 光ファイバ 回線市場と定義している 向けの両方を合わせた市場を、光ファイバー回線市場と定義している。 DSL市場:既存の電話線(銅線)を用いて、高速データ通信を実現する技術の総称がDSL(Digital Subscriber Line)である。家庭向けにサービス提供されている技術のほとんどが、ADSL(Asymmetric DSL)であり、本節では、一般家庭で利用されるADSLの回線サービス市場を対象としている。 CATVインターネット市場:光ファイバーないし同軸ケーブルを用いた有線テレビ放送配信システムがケーブルテレビ(CATV)であるが、そのCATVネットワークを用いて提供されるインターネット回線 サービスを総称して、CATVインターネットという。本節では、家庭で利用されるCATVインターネットの回線サービス市場を対象としている。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 44 3.2 法人ネットワーク・データセンター・SaaS/ASP市場 (億円) 法人ネットワーク・データセンター・SaaS/ASP市場規模予測 30,000 25,000 22,151 20,000 19,019 2,391 19,786 2,953 22,955 23,434 4,788 5,358 20 747 20,747 4,103 24,411 5 840 5,840 25,107 6 249 6,249 SaaS/ASP 3,559 データセン タ ター 15,000 7,902 8,408 8,980 10,147 10,563 10,764 11,528 12,059 法人ネット ワーク 10,000 5,000 8,725 8,424 8,209 7,901 7,603 7,312 7,043 6,799 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) 0 【市場の定義】 (出所) NRI 本節では、法人企業が社内外とのデータ通信で利用する「法人ネットワーク市場」、クラウドサービスの利用増加に伴って拡大が予想される「データセンター市場」、ネットワークを介してソフトウェア サービスを提供する「SaaS/ASP(Software as a Service / Application Service Provider)市場」の3つを取り扱う。 法人ネットワーク市場:「従来型専用線」、「イーサネット専用線」、「FR・CR(フレームリレー・セルリレー)」、「広域イーサネット」、「IP‐VPN」、「エントリーVPN」、「インターネットVPN」などの、国内にお ける回線サービスの利用料を対象とする ける回線サ ビスの利用料を対象とする。 データセンター市場:狭義では「ホスティングサービス」と「コロケーションサービス」に大別されるが、広義にとらえると「アウトソーシングサービス」「マネージドサービス」がこれらに加わる。ここでは、 国内における、ホスティング、コロケーション、アウトソーシングサービス、マネージドサービスまでの利用料を対象とする。なお、企業内データセンターは市場に含めない。 SaaS/ASP市場:ネットワークを介して、CRMやグループウェアなどのさまざまなシステム機能を提供するサービス、およびそのカスタマイズを行うSI(システムインテグレーション)サービスの国内にお ける利用料を対象とする。なお、海外事業者が提供するサービスの利用料も市場に含める。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 45 3.3 モバイルキャリア・ワイヤレスブロードバンド市場 (携帯電話・PHS事業者の契約回線数予測) 携帯電話・PHS事業者の契約回線数予測 (万回線) (万回線) 16 000 16,000 2 000 2,000 14,000 12 000 12,000 375 456 486 505 520 531 539 545 1,600 1,523 1,430 10,000 1,314 6,000 11,954 12,419 824 14,326 1 000 1,000 800 13,619 13,238 600 内通信モ ジュール (右軸) 400 477 2,000 200 0 2010 【市場の定義】 14 652 14,652 13,982 642 4,000 PHS 携帯電話 12 838 12,838 1,005 1,400 1,200 1,172 8 000 8,000 1,800 2011 2012 2013 (出所) 2011年まではTCAによる実績、それ以降はNRI予測値 2014 2015 2016 0 2017 (年度) 携帯電話・PHS契約回線数:国内の携帯電話事業者、PHS事業者の総契約回線数。WiMAX 携帯電話・PHS契約回線数:国内の携帯電話事業者 PHS事業者の総契約回線数 WiMAX 、PHSを高速化したデータ通信であるAXGPの回線数は含まない。タブレット端末、電子 PHSを高速化したデータ通信であるAXGPの回線数は含まない タブレット端末 電子 書籍端末やデジタルフォトフレームなどの端末や自動車・自動販売機などへの組み込み(モジュール)型の回線を含む。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 46 3.3 モバイルキャリア・ワイヤレスブロードバンド市場 (携帯電話ARPU予測(通信モジュール含む)) 携帯電話ARPU予測(通信モジュール含む) (円/月) 6,000 5,000 4,708 4,439 , 4,179 3,914 4,000 3,768 3,686 3,623 3,577 全体 3,000 2,449 2,000 2,459 2,597 2,642 2,650 2,604 2,576 2,546 音声ARPU データARPU 2,357 2,087 , 1,690 1 377 1,377 1,224 1,194 1,163 1,151 1,000 0 2010 2011 2012 (出所) NRI 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) ※ARPUとは、1契約あたりの月間平均収入のこと Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 47 3.3 モバイルキャリア・ワイヤレスブロードバンド市場(携帯電話事業者の電気通信事業収入予測) 携帯電話事業者の電気通信事業収入予測 (億円) 69,000 68,000 67,562 67,000 66,232 66 000 66,000 65,000 64,374 64,000 62 892 62,892 63,000 62,279 62,181 61,585 62,000 61,841 61,000 60,000 59,000 58,000 , 2010 【市場の定義】 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) NRI 携帯電話の通信事業収入:国内の携帯電話事業者の総電気通信事業収入。PHSおよびWiMAX事業の収入は含まない。各年度の契約回線数×年平均ARPU(1契約あたりの月 携帯電話の通信事業収入 国内の携帯電話事業者の総電気通信事業収入 PHSおよびWiMAX事業の収入は含まない 各年度の契約回線数×年平均ARPU(1契約あたりの月 間平均収入)×12から算出している。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 48 3.3 モバイルキャリア・ワイヤレスブロードバンド市場(モバイルデータ通信市場の契約回線数予測) モバイルデータ通信市場の契約回線数予測 (万回線) 2,500 2,009 2,000 2,109 2,175 2,208 1,843 1,627 1,500 1,345 1,013 1,000 500 0 2010 【市場の定義】 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) NRI モバイルデータ通信市場:データカード端末やUSB機器、モバイルWi‐Fiルーターを接続して行うデータ通信サービスの回線数、通信事業収入のうち、W‐CDMA、HSDPA、HSPA+、 イルデ タ通信市場 デ タ 端末や 機器、 イル ル タ を接続し 行うデ タ通信サ 回線数、通信事業収入 うち、 、 、 、 CDMA2000、CDMA 2000 1x EVDO、LTE、PHS、AXGP、WiMAXなど高速で通信が可能なモバイルデータ通信サービスを対象とする。スマートフォンを介して提供されるデータ通信 サービスであるテザリングは含まない。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 49 3.3 モバイルキャリア・ワイヤレスブロードバンド市場 (モバイルデータ通信市場規模予測) モバイルデータ通信市場規模予測 (億円) 9 000 9,000 8,000 7,717 7,895 2015 2016 7,950 7,473 7,022 7,000 6,444 , 5,730 6,000 5,000 4,619 4,000 3,000 2 000 2,000 1,000 0 2010 【市場の定義】 2011 2012 2013 2014 2017 (年度) (出所) NRI モバイルデータ通信市場:データカード端末やUSB機器、モバイルWi‐Fiルーターを接続して行うデータ通信サービスの回線数、通信事業収入のうち、W‐CDMA、HSDPA、HSPA+、 CDMA2000、CDMA 2000 1x EVDO、LTE、PHS、AXGP、WiMAXなど高速で通信が可能なモバイルデータ通信サービスを対象とする。スマートフォンを介して提供されるデータ通信 サービスであるテザリングは含まない。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 50 3.3 モバイルキャリア・ワイヤレスブロードバンド市場 (公衆無線LAN市場の加入者数予測) 公衆無線LAN市場の加入者数予測 (万人) 3 000 3,000 2,398 2,500 2,215 1,986 2,000 1,710 1,415 , 1,500 1,092 1,000 708 500 411 0 2010 【市場の定義】 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) NRI 公衆無線LAN市場:通信事業者やサ ビス事業者が提供する公衆無線LANサ ビスのうち、月額料金および 公衆無線LAN市場:通信事業者やサービス事業者が提供する公衆無線LANサービスのうち 月額料金および一時的な利用に伴い料金が発生するサービス(携帯電話事業者が 時的な利用に伴い料金が発生するサ ビス(携帯電話事業者が スマートフォンのオプションサービスとして、有料または無料で提供しているサービスの回線数、売上も含む)。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 51 3.3 モバイルキャリア・ワイヤレスブロードバンド市場 (公衆無線LAN通信市場規模予測) 公衆無線LAN通信市場規模予測 (億円) 600 532 547 500 500 451 408 400 367 340 300 247 200 100 0 2010 【市場の定義】 2011 (出所) NRI 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) 公衆無線LAN市場:通信事業者やサービス事業者が提供する公衆無線LANサービスのうち、月額料金および 公衆無線LAN市場:通信事業者やサービス事業者が提供する公衆無線LANサービスのうち 月額料金および一時的な利用に伴い料金が発生するサービス(携帯電話事業者が 時的な利用に伴い料金が発生するサービス(携帯電話事業者が スマートフォンのオプションサービスとして、有料または無料で提供しているサービスの回線数、売上も含む)。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 52 3.4 M2M市場 (分野別) (億円) M2M市場規模予測(分野別) 10,000 9,000 8,684 8,000 1,303 54 7,000 6,629 6,000 876 4,000 3,000 2,255 2,000 1,034 1,000 0 252 416 2011 【市場の定義】 72 1,310 2 175 118 270 495 2012 104 3 288 235 579 202 236 3,247 333 204 310 273 6 670 10 562 334 318 766 31 971 17 その他 医療・ヘルスケア 359 369 4,828 5,000 384 427 流通 867 自動車 セキュリティ 5,545 エネルギー 4,129 2,831 1,652 944 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) NRI M2M(マシン・トゥ・マシン)とは、モノ(機械)同士が通信する仕組み、あるいは、そのような通信形態を指す概念である。電話やPHSなどを使って人同士が行う通信や人と機械の 間で行う通信は含まない。 本節では M2Mの仕組みを用いて情報通信システムを構築 運用する費用と通信費用の合計を M2M市場と定義した 本節では、M2Mの仕組みを用いて情報通信システムを構築、運用する費用と通信費用の合計を、M2M市場と定義した。 また、潜在的にはあらゆる端末に対して通信機能が付加され、M2Mシステムの構成要素となっていく可能性がある。そのため、M2Mの適用領域は今後も拡大していくとみられ、 その範囲はまだ流動的であるが、本節では現時点でM2Mが適用されつつある主要な5領域(自動車、エネルギー、流通、セキュリティ、医療・ヘルスケア)を、市場規模予測の対 象とした。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 53 3.4 M2M市場 (事業階層別) (億円) M2M市場規模予測(事業階層別) 10,000 9,000 8,684 8,000 1,122 7,000 6,629 6,000 933 通信費 4,828 5,000 769 4,000 7,562 3,247 3,000 2,255 2,000 1,034 1,000 0 370 664 2011 【市場の定義】 1,310 429 627 システム構築・ 運用費 5,696 4,059 522 2,620 1,733 881 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) NRI M2M(マシン・トゥ・マシン)とは、モノ(機械)同士が通信する仕組み、あるいは、そのような通信形態を指す概念である。電話やPHSなどを使って人同士が行う通信や人と機械の 間で行う通信は含まない。 本節では M2Mの仕組みを用いて情報通信システムを構築 運用する費用と通信費用の合計を M2M市場と定義した 本節では、M2Mの仕組みを用いて情報通信システムを構築、運用する費用と通信費用の合計を、M2M市場と定義した。 また、潜在的にはあらゆる端末に対して通信機能が付加され、M2Mシステムの構成要素となっていく可能性がある。そのため、M2Mの適用領域は今後も拡大していくとみられ、 その範囲はまだ流動的であるが、本節では現時点でM2Mが適用されつつある主要な5領域(自動車、エネルギー、流通、セキュリティ、医療・ヘルスケア)を、市場規模予測の対 象とした。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 54 4.1 BtoC EC市場 (兆円) BtoC EC市場規模予測 20 17.3 15.9 14.4 15 13.0 10 88 8.8 7.7 4.4 モバイル経由 でのEC 3.8 11.5 10.2 5.0 3.2 2.6 2.1 パソコン経由 でのEC 1.7 1.4 5 6.3 7.1 8.0 89 8.9 9.8 10.6 11.5 12.4 0 【市場の定義】 2010 (出所) NRI 2011 2012 2013 2014 2015 2016 年度 2017 (年度) インターネットを経由した、一般消費者向けの商品・サービス販売の市場。携帯電話、スマートフォン、タブレット端末など、無線系のネットワークを用いたインターネット経由の商 品・サービスの販売(モバイルEC)が含まれる。ホテル予約のように、実際の決済が実店舗で行われ、ネット上では完結していない予約型の商品・サービスも市場規模に含む。 ただし、自動車や不動産におけるインターネットを介しての見積りや各種申し込みのように、最終意思決定や契約がネットによって完結しないものは市場規模に含めていない。ま たオンライントレードやオンラインバンキングなど金融サービス市場、インターネット経由で購入するデジタルコンテンツ市場(音楽、映像、eラーニングなど)および公営競技や オークションも含まれていない。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 55 4.2 O2O (Online to Offline)市場 (兆円) O2O市場規模予測 60 50.9 50 47.6 43.8 39.6 40 34.9 29.8 30 24.4 20 10 0 【市場の定義】 2011 (出所) NRI 2012 2013 2014 2015 2016 年度 2017 (年度) O2O(Online to Offline)市場とは、インターネットサービスを通じて消費者がリアル店舗へ送客されることで生まれる消費市場の規模を指す。 対象とするインターネットサービスは、パソコンや携帯電話・スマートフォンを用いて消費者が利用する、すべてのサービスとする。ネット上で店舗や商品を検索・比較するサービ 対象 するインタ ネッ サ は、 ソ ンや携帯電話 ォンを用 消費者 利用する、す サ する。ネッ 店舗や商品を検索 比較するサ スのほか、企業や個人が情報発信をするウェブサイト・ブログ・SNSなどが含まれる。 ネットで得た情報や評判をもとに、消費者が出向いたリアル店舗において購入意思決定が行われる、すべての物品販売とサービス提供を対象市場とする。光熱水道費や教育支 出などは市場推計の対象外とする。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 56 4.2 O2O (Online to Offline)市場 (業種別O2O市場規模、消費支出に対するO2O消費の割合) 業種別O2O市場規模と消費支出に対するO2O消費の割合(2011年度) (兆円) (%) 38 8 40 O2O市場規模 7 6 30 27 5.1 27 26 5 25 20 4 17 2.9 3 17 2.7 2.5 18 20 1.6 1.4 1.3 13 15 10 1.1 1.0 0.8 6 0.5 0.4 0.4 5 0.2 0.2 理美容店 家具・ 雑貨 医療用品・ 医薬品 書籍・ 雑誌・ 新聞 ガソリンスタンド 化粧品・ キッチン・ 洗面 用品 病院 家電 衣料品・ アクセサリー 自動車 通信サービス・ ソフト ウェア 住居 趣味・ 娯楽 旅行・ 交通 飲食店 食品・ 飲料・ 嗜好品 (出所) NRI 20 17 12 1 【市場の定義】 20 18 17 2.3 2 0 35 O2O比率 0 O2O(Online to Offline)市場とは、インターネットサービスを通じて消費者がリアル店舗へ送客されることで生まれる消費市場の規模を指す。 対象とするインターネットサービスは、パソコンや携帯電話・スマートフォンを用いて消費者が利用する、すべてのサービスとする。ネット上で店舗や商品を検索・比較するサービ 象 す 、 携帯電話 費者 す 、す す 。 商 検 較す スのほか、企業や個人が情報発信をするウェブサイト・ブログ・SNSなどが含まれる。 ネットで得た情報や評判をもとに、消費者が出向いたリアル店舗において購入意思決定が行われる、すべての物品販売とサービス提供を対象市場とする。光熱水道費や教育支 出などは市場推計の対象外とする。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 57 4.3 スマートペイメント市場 スマートペイメント市場規模予測 (兆円) 70 58.8 60 56.3 51.4 48 6 48.6 50 41.4 40 1.9 0.6 0.8 0.7 46.2 43.9 0.5 2.2 0.9 2.4 0.6 0.9 0.6 2.8 0.8 0 8 0.8 0.6 3.4 53.8 0.9 0.8 0.6 36 3.6 1.1 08 0.8 0.6 3.8 1.4 0.7 0.6 1.7 4.0 キャリア収納代行 0.6 電子マネー 30 20 0.7 0.6 0 6 プリペイドカード 37.4 39.6 41.6 43.6 45.7 47.7 49.7 51.8 デビットカード クレジット 10 0 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) NRI 【市場の定義】 企業と個人の間で行われる(BtoC)商取引において、現金や銀行での手続きを必要としない電子的な決済手段をスマートペイメントとし、その取扱高を市場規模と捉える。決済手 段のうち、デビットカードは含むが、口座振替や銀行振込のように銀行口座に絡んだ手動操作を伴うものは含まない。また、スマートペイメントに含まれる「電子マネー」「非接触IC クレジット」「キャリア収納代行」の各市場は、以下のように定義する。 電子マネー市場:非接触IC技術によるもの およびサーバー管理型の前払い(プリペイド)式の電子マネーにおける取扱高を市場規模と捉える 鉄道やバスの乗車券 定期券と 電子マネー市場:非接触IC技術によるもの、およびサーバー管理型の前払い(プリペイド)式の電子マネーにおける取扱高を市場規模と捉える。鉄道やバスの乗車券、定期券と して利用できるものについては、乗車運賃以外の買い物などの利用について対象とする。 非接触ICクレジット市場:非接触IC技術を活用した後払い(ポストペイ)式のクレジットカードにおける取扱高を市場規模と捉える。ただし、クレジットカードの利用形態の1つである ためクレジットカード取扱高の内数とし、「クレジットカードの取扱高」という場合には非接触ICクレジットの取扱高を含む。 キャリア収納代行市場:商取引の決済のうち、携帯電話や固定電話など通信事業者(キャリア)の利用料金と一緒に請求を受けて支払う金額を市場規模と捉える。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 58 4.4 インターネット広告市場 インターネット広告市場規模予測 (億円) 10 000 10,000 9,000 8,000 6,702 7,000 6,077 7 003 7,003 7,191 7,299 7,345 7,354 1,976 2,129 2,232 2,305 6,189 1,766 5 000 5,000 携帯電話(ス マートフォン含 む)向け 4,000 パソコン向け 6,000 1,484 1,201 1,168 3,000 4 876 4,876 5 021 5,021 5,217 , , 5,237 5,215 , , 5,170 5,113 5 049 5,049 2014 2015 2016 2017 (年) 2,000 1,000 0 【市場の定義】 2010 2011 2012 2013 (出所) 2011年までは電通による発表値、2012年以降はNRI予測値 ウ ウェブサイトや携帯電話(スマートフォンを含む)向け情報サイトにおける広告掲載、および電子メールによる広告配信など、インターネットおよび携帯電話を利用した通信回線上 サイ や携帯電話( ォンを含む)向け情報サイ おける広告掲載、および電子 ル よる広告配信な 、インタ ネッ および携帯電話を利用した通信回線 のサービスにおいて提供される広告関連市場。なお広告表現としては、テキスト、画像、映像、音声(音楽やナレーション)を使用するもの全般を対象とするが、広告コンテンツ制 作費は含めない。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 59 4.5 デジタルサイネージ市場 (用途別) デジタルサイネージ市場規模予測(用途別) (億円) 2 000 2,000 1,485 1 500 1,500 1,371 1,225 接客 1,085 733 958 1 000 1,000 広告 701 878 670 801 販売促進 646 629 500 617 275 607 337 218 178 0 【市場の定義】 118 145 95 100 142 185 2011 2012 2013 261 2014 336 394 415 2015 2016 2017 (年度) (出所) NRI 接客、広告、販売促進 接客、広告、販売促進のいずれかを目的として、公共の場(ビル、交通機関、店舗など)に設置されるデジタルディスプレイ装置や、そこで映す画像などのコンテンツに関連する ずれ を目的 し 、公共 場( ル、交通機関、店舗な ) 設置されるデジタルディ イ装置や、そ 映す画像な ンテンツ 関連する 市場。「ハードウェア(ディスプレイ、セットトップボックス)関連の費用」、「ソフトウェアの導入および運用費」、「コンテンツ制作費」、「広告売上」を市場規模予測の対象とする。ネッ トワーク型の端末と非ネットワーク(スタンドアロン)型の端末の両方を対象とするが、通信にかかる費用は対象外とする。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 60 4.5 デジタルサイネージ市場 (品目別) デジタルサイネージ市場規模予測(品目別) (億円) 2 000 2,000 1,485 1 500 1,500 1,371 1,225 1 000 1,000 801 49 878 34 81 669 746 798 システム保守 運用 システム保守・運用・ コンテンツ制作費 システム導入費 (ハード、ソフト) 524 455 475 297 430 547 389 504 357 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) 0 【市場の定義】 その他 121 592 487 500 958 45 1,085 63 141 (出所) NRI 接客、広告、販売促進 接客、広告、販売促進のいずれかを目的として、公共の場(ビル、交通機関、店舗など)に設置されるデジタルディスプレイ装置や、そこで映す画像などのコンテンツに関連する ずれ を目的 し 、公共 場( ル、交通機関、店舗な ) 設置されるデジタルディ イ装置や、そ 映す画像な ンテンツ 関連する 市場。「ハードウェア(ディスプレイ、セットトップボックス)関連の費用」、「ソフトウェアの導入および運用費」、「コンテンツ制作費」、「広告売上」を市場規模予測の対象とする。ネッ トワーク型の端末と非ネットワーク(スタンドアロン)型の端末の両方を対象とするが、通信にかかる費用は対象外とする。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 61 5.1 ソーシャルゲーム市場 ソーシャルゲーム市場規模予測 (億円) 9 000 9,000 8,000 7,220 7,526 7,679 6,761 7,000 6,150 6,000 5,385 5,000 4,000 3,270 3,000 2,000 1 746 1,746 1,000 0 2010 【市場の定義】 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) NRI 専用のソフトや機器を必要とせず、ウェブブラウザや携帯電話、スマートフォンなどでSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の要素を楽しみながら遊べるゲームを「ソーシャ ルゲ ム」とする 基本的には無料で遊べるが さらに楽しむためにはアイテムを購入するなど 料金が発生することが多く その売上が市場の中心である なお ブラウザや ルゲーム」とする。基本的には無料で遊べるが、さらに楽しむためにはアイテムを購入するなど、料金が発生することが多く、その売上が市場の中心である。なお、ブラウザや SNSを利用せず、専用のソフトをインストールする必要があるゲームは除く。また、プレイステーション、ニンテンドーDSなどの据置型ゲームや、App Store、iモードでの買い取り ゲームなども除く。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 62 5.2 電子書籍市場 電子書籍市場規模予測 (億円) 4,000 3 696 3,696 3,500 3,317 1,249 3,000 2 760 2,760 1,176 2,500 2,282 1,023 2,000 , 1,780 902 書籍コンテンツ 1,372 1,500 793 1,141 1,000 電子雑誌・新聞 コンテンツ 2,447 2,141 675 512 1 737 1,737 1,380 500 987 629 697 2011 2012 0 【市場の定義】 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) 書籍コンテンツ:2011年度はインプレスR&D「電子書籍ビジネス調査報告書2012」、2012年以降はNRI予測値予測値 雑誌・新聞コンテンツ:NRI 各種端末(パソコン、タブレット・電子書籍専用端末、従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)、スマートフォン)を対象に、コミックや小説などの各種書籍コンテンツ、雑誌コンテン ツ および新聞コンテンツを配信するサ ビスの売上で構成される市場 コンテンツの有料配信に伴う売上のみを対象とし 無料の配信サ ビスで生じる広告の売上やコンテン ツ、および新聞コンテンツを配信するサービスの売上で構成される市場。コンテンツの有料配信に伴う売上のみを対象とし、無料の配信サービスで生じる広告の売上やコンテン ツ配信のためのシステムなどの市場は含めていない。また、スマートフォン、タブレット端末やアマゾンのキンドルをはじめとする電子書籍専用端末などの端末自体(ハードウェ ア)については、本市場に含まない(これらついては、「2.1 携帯電話端末市場」および「2.2 タブレット・電子書籍専用端末市場」を参照)。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 63 5.3 音楽配信市場 音楽配信市場規模予測 (億円) 700 643 600 109 623 105 541 501 500 470 129 451 438 432 426 158 400 178 196 213 300 534 226 237 518 フィーチャーフォン 向け市場 411 200 スマートフォン・パ ソコン向け市場 344 292 254 100 225 206 189 2015 2016 2017 (年) 0 2009 【市場の定義】 2010 2011 2012 2013 2014 (出所) 2011年までは社団法人日本レコード協会の実績値、2012年以降はNRI予測値 インターネットや携帯電話回線経由で、パソコンやオーディオ機器、携帯電話に楽曲をダウンロード販売するサービスに対して、消費者が支払う金額で構成される市場。楽曲全 インタ ネ トや携帯電話回線経由で パソコンやオ ディオ機器 携帯電話に楽曲をダウンロ ド販売するサ ビスに対して 消費者が支払う金額で構成される市場 楽曲全 体を配信するサービスを対象としており、カラオケ用のデータ配信や、「着メロ」、「着うた」など楽曲の一部のみを配信するサービスは含まない。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 64 5.4 動画配信(VOD)市場 動画配信(VOD)市場規模予測 (億円) 1 600 1,600 1,368 1,400 1,298 1,220 1,200 1 127 1,127 1,034 1,000 929 799 800 600 400 200 0 2011 【市場の定義】 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) NRI 消費者がパソコン、テレビ、携帯電話(スマートフォンなどを含む)などの端末で、インターネットやケーブルテレビなどのネットワークを経由し、自分がリクエストした映画、アニメ、 海外ドラマ、アダルトビデオ・グラビアなどの映像コンテンツを視聴するために、動画配信(VOD:ビデオオンデマンド)サービスを提供する事業者に支払う金額の合計値を動画配 信市場と定義する。 動画配信サービスには、一定期間(1週間程度)番組を視聴する権利を有することができるサービスと、映像コンテンツをハードディスクなどにダウンロードし、期間の制限なくそ のまま消費者が保持可能なサービス(ダウンロード販売)が存在するが、両方を対象とする。また、ニコニコ動画におけるプレミアム会員など、動画配信サービスを利用するため に視聴者が支払う会費も含む。ただし、GyaO!など、無料で動画配信を提供しているサービスにおいて、スポンサー企業が動画配信サービス提供事業者に対して支払う広告・ 宣伝・販促費用は含まない。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 65 5.5 放送市場 (BSデジタル放送受信世帯数予測) BSデジタル放送受信世帯数予測 (万世帯) 4,500 4,000 3,500 3,499 3,324 3,811 3,790 3,757 3,703 3, 03 3 620 3,620 BSデジタル放送 受信世帯数 3,000 2 500 2,500 2,000 1,780 1,920 2,034 2,134 2,225 2 317 2,317 うち高帯域BSデ ジタル放送受信 世帯数 1,632 1,500 1,000 500 0 2011 【市場の定義】 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) (出所) NRI <BSデジタル放送>戸建住宅の屋上や集合住宅のベランダなどにパラボラアンテナを設置し、直接BSデジタル放送波を受信する「直接受信が可能な世帯」、集合住宅におけ る「共聴設備経由で受信が可能な世帯」、有線経由で放送波を受信する「ケーブルテレビ経由での受信が可能な世帯」の3つを対象に、BSデジタル放送の受信可能世帯数を把 握・推計する。 握 推計する。 BSデジタル放送の受信可能世帯数については、NHK BS放送や各民放BS放送のような低帯域のBSデジタル放送と2011年10月以降に開始された高帯域BSデジタ BSデジタル放送の受信可能世帯数については NHK BS放送や各民放BS放送のような低帯域のBSデジタル放送と2011年10月以降に開始された高帯域BSデジタ ル放送のそれぞれについて、視聴可能な世帯数を推計している。高帯域BSデジタル放送については、BSデジタル放送の視聴可能世帯の中で、高帯域BSデジタル放送まで視聴 できる世帯数を推計している BSデジタル放送市場:広告放送を主体とする民放の「広告収入」を対象に推計する。有料放送として提供されているBSデジタル放送も広告収入があるが、ここでは含まない。ま た、NHKの放送受信料は含まない。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 66 5.5 放送市場 (BSデジタル放送市場規模予測) (億円) BSデジタル放送市場規模予測 700 600 570 590 605 614 620 623 2014 2015 2016 2017 (年度) 541 500 400 300 200 100 0 2011 【市場の定義】 2012 2013 (出所) NRI <BSデジタル放送>戸建住宅の屋上や集合住宅のベランダなどにパラボラアンテナを設置し、直接BSデジタル放送波を受信する「直接受信が可能な世帯」、集合住宅におけ る「共聴設備経由で受信が可能な世帯」、有線経由で放送波を受信する「ケーブルテレビ経由での受信が可能な世帯」の3つを対象に、BSデジタル放送の受信可能世帯数を把 握・推計する。 握 推計する。 BSデジタル放送の受信可能世帯数については、NHK BS放送や各民放BS放送のような低帯域のBSデジタル放送と2011年10月以降に開始された高帯域BSデジタ BSデジタル放送の受信可能世帯数については NHK BS放送や各民放BS放送のような低帯域のBSデジタル放送と2011年10月以降に開始された高帯域BSデジタ ル放送のそれぞれについて、視聴可能な世帯数を推計している。高帯域BSデジタル放送については、BSデジタル放送の視聴可能世帯の中で、高帯域BSデジタル放送まで視聴 できる世帯数を推計している BSデジタル放送市場:広告放送を主体とする民放の「広告収入」を対象に推計する。有料放送として提供されているBSデジタル放送も広告収入があるが、ここでは含まない。ま た、NHKの放送受信料は含まない。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 67 5.5 放送市場 (多チャンネル放送サービス加入世帯数予測) 多チャンネル放送サービス加入世帯数予測 (万世帯) 1,600 1,400 , 1,200 1,216 1,228 1,236 1,239 1,238 1,234 1,229 109 120 128 133 135 136 137 370 370 369 368 367 366 364 1,000 IP放送 800 衛星多チャンネ ル放送 600 ケーブルテレビ 400 737 739 739 738 736 732 728 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) 200 0 【市場の定義】 (出所) NRI <有料多チャンネル放送>同軸ケーブルや光ファイバーを用いて提供される多チャンネルサービス(地上デジタル放送やBSデジタル放送の再送信プランを除く)を利用する 「ケーブルテレビ加入世帯」、衛星を利用して提供される多チャンネルサービス(東経110度CSデジタル放送、東経124/128度CSデジタル放送、BSデジタル放送)を利用する「衛星 多チャンネル放送加入世帯」、および光ファイバー網など閉域のIPネットワーク網を利用して放送を提供される多チャンネルサービスを利用する「IP(Internet Protocol)放送加入 世帯」のそれぞれの世帯数を把握・推計する。 多チャンネル放送市場:視聴者から受け取る「料金収入」(初期加入料金、月額有料番組視聴料金、セットトップボックスのレンタル料金、PPV(ペイパービュー)視聴料金)と、「広 告料収入」から構成される。料金収入は、多チャンネルのプラットフォーム市場のみを対象としており、NHKの放送受信料は含まない。多チャンネル放送サービスに加え、電話 サービスやインターネットサービス(光ファイバーなどの回線利用料とISP(インターネット・サービス・プロバイダー)利用料などが必要)、VOD(ビデオオンデマンド)サービスなど、 双方向サービスによる収益が拡大しつつあるが、それらは含まない。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 68 5.5 放送市場 (多チャンネル放送サービス市場規模予測) (億円) 多チャンネル放送サービス市場規模予測 8,000 7,000 6,000 5,000 6,171 6,197 6,198 6,182 6,146 6,098 6,046 515 567 604 629 640 644 649 1,625 1,585 1,545 1,507 1,469 1,432 1,396 IP放送 4,000 , 衛星多チャンネ ル放送 3,000 2,000 4,031 4,045 4,049 4,046 4,037 4,022 4,001 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 (年度) ケーブルテレビ 1,000 0 【市場の定義】 (出所) NRI <有料多チャンネル放送>同軸ケーブルや光ファイバーを用いて提供される多チャンネルサービス(地上デジタル放送やBSデジタル放送の再送信プランを除く)を利用する 「ケーブルテレビ加入世帯」、衛星を利用して提供される多チャンネルサービス(東経110度CSデジタル放送、東経124/128度CSデジタル放送、BSデジタル放送)を利用する「衛星 多チャンネル放送加入世帯」、および光ファイバー網など閉域のIPネットワーク網を利用して放送を提供される多チャンネルサービスを利用する「IP(Internet Protocol)放送加入 世帯」のそれぞれの世帯数を把握・推計する。 多チャンネル放送市場:視聴者から受け取る「料金収入」(初期加入料金、月額有料番組視聴料金、セットトップボックスのレンタル料金、PPV(ペイパービュー)視聴料金)と、「広 告料収入」から構成される。料金収入は、多チャンネルのプラットフォーム市場のみを対象としており、NHKの放送受信料は含まない。多チャンネル放送サービスに加え、電話 サービスやインターネットサービス(光ファイバーなどの回線利用料とISP(インターネット・サービス・プロバイダー)利用料などが必要)、VOD(ビデオオンデマンド)サービスなど、 双方向サービスによる収益が拡大しつつあるが、それらは含まない。 Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 69