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ブルガリア共和国ソフィア市等への職員派遣
横 浜 市 記 者 発 表 資 料 平成 24 年 11 月 27 日 保土ケ谷区地域振興課 ブルガリア共和国ソフィア市等への職員派遣 保土ケ谷区では、平成 19 年度(2007 年)の区制 80 周年に、文化、教育、スポーツ、観光 をテーマに、ブルガリア共和国首都ソフィア市とパートナー都市協定を締結しています。 本年5月にソフィア市に隣接するペルニック市においてM5.8の地震が発生し、公共施設を 含む多くの建物で損壊被害が出ました。この地震により当地において防災に対する関心が高まっ ていることから、在ブルガリア共和国日本国大使館、ソフィア市、ペルニック市、JICA訪日 研修生同窓会組織が共催し「市民防災セミナー」をブルガリア共和国内で開催することとなりま した。 ブルガリア共和国日本国大使館等から専門職員の派遣依頼を受け、このセミナーに本市職員2 名を派遣しましたのでその内容についてお知らせします。 市民防災セミナーには200名を超える方が参加しました。 1 派遣職員 (1) 消防局危機管理室危機管理部危機対処計画課長 (2) 建築局住宅部住宅整備課長 2 3 大場 小野寺 勝(消防職) 重雄(建築職) 市民防災セミナー日程等 (1) 平成 24 年 11 月 20 日 ペルニック市講演会 会場:ペルニック市文化宮殿 (2) 平成 24 年 11 月 21 日 ソフィア市講演会 会場:ソフィア市役所会議室 講演内容等 (1) 市民への防災教育等 ア 横浜市が整備している防災センターの働きについて イ 横浜市が行う防災訓練などの市民防災教育について (2) 公共施設整備や耐震技術等 ア 災害から建物を守る耐震技術について イ 横浜市が取り組む災害に強いまちづくりについて (3) ブルガリア国営テレビインタビュー (4) ブルガリア共和国専門家会合 ソフィア市におけるセミナーの様子 ブルガリア国営テレビインタビュー(中央は通訳) 4 ブルガリア共和国防災セミナー派遣講師のコメント (1) 消防局危機管理室危機管理部危機対処計画課長 小野寺 勝(消防職) 震源地である、ペルニック市では築年数の古い煉瓦造りの建物に被害が見られ、視察した専門 学校の校舎は外観に比べ内部被害が多く、壁や天井が崩落していました。ブルガリアでは、避難 訓練などの日頃からの事前対策が不足しており、発災時間が深夜ではなく昼間の授業中であった ら、負傷者が発生していたと思われます。今回のセミナーでは防災訓練や教育などについて、本 市の取組を中心に話し、参加者の皆さんに事前対策によって人を救うことができることを理解い ただけたと感じています。 (2) 建築局住宅部住宅整備課長 大場 重雄(建築職) セミナーでは、日本の建築事情やこれまでの地震災害と建築関係法令の変遷について説明し、 その後、地震対策として横浜市が行っている、公共施設への耐震対策や木造住宅耐震診断士派遣 事業、特定建築物耐震改修等事業。地震発生の後の対応として応急危険度判定士派遣制度などに ついて説明しました。特にペルニック市では住宅が被災したことから、木造住宅耐震診断士派遣 事業については関心が高く、補助制度について幾つか質問がありました。また、被災した幼稚園 や小学校を視察しましたが、どこでも子供たちの明るい笑顔で迎えていただきました。 お問い合わせ先 保土ケ谷区役所 地域振興課 学校支援・連携担当課長 小泉 信義 Tel 045-334-6380 2