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2013年3月11日 特別セミナー/ 準天頂衛星システムの利用促進に係る期待と課題 準天頂衛星システムによる 農業のイノベーション 北海道大学大学院農学研究院 野 口 伸 1.日本農業の現状 2.農業自動化・ロボット化の現状 3.準天頂衛星への期待 4.G空間プロジェクト社会実証事業提案 「IT農業確立に向けた統合型農業情報 システム とスマートロボットによる次世代農業の社会実証 事業」 農家人口の減少 農林水産統計(2010センサス結果の概要)2010.9.7 自動化・ロボット化 経団連:未来都市モデルプロジェクト 農林水産省委託プロジェクト 農作業の軽労化に向けた農業自動化・ アシストシステムの開発 稲麦大豆作等土地利用型農業における 自動農作業体系化技術の開発 中核機関 国立大学法人北海道大学大学院農学研究院 (研究開発責任者:野口 伸) GNSS/GISに基づく 統合型農作業ロボット ロボット作業管理システム 耕うん N 90° 0' 0" E 2.750' 中耕・除草 ° 26' 6" E 4' 3.35 S 0° 0' 0" E 4.750' E S 5° 11' 40" 2.761' N 63 防除 N 90° 0' 0" E 作業時モニター 作業履歴記録 播種 6.875' 収穫 情報交換 有線LAN 流通業者 農協 共同乾燥施設 ロボット作業 管理システム 農家 作業情報取得 無線LAN パケット通信 ロボットトラクタ ロボットコンバイン・田植機 現地担当者 ロボットの作業風景 耕うん 除草 種まき 農薬散布 GNSSのナビゲーションセンサとしての 課題 現状では24時間体制で農業利用 できるシステムでない。 衛星数が十分でないことによる 低い信頼性・安定性 高精度測位補正情報の受信方法 測位衛星の補完&補強として 準天頂衛星に対する期待が大きい HOKKAIDO UNIVERSITY, SAPPORO, JAPAN HOKKAIDO UNIVERSITY, SAPPORO, JAPAN 準天頂衛星システム利用による ロボットトラクタの夜間作業 NHK/総合テレビ「地球イチバン」(2012年10月11日) Department of Bio-Production Engineering, Graduate School of Agriculture, Hokkaido University 夜間作業した圃場の作業計画・結果 ロボットコンバインの作業 Department of Bio-Production Engineering, Graduate School of Agriculture, Hokkaido University NewScientist (27, Oct., 2012) Robots are needed for future agriculture in the world ! 世界の農業ロボット開発動向 米国 ロボットトラクタ コンバイン追走システム(CNH) 果樹園作業のロボット化(ジョンディア-CMU-WSU) 中国 ロボットトラクタ (華南農業大学など) ロボット田植え機(華南農業大学など) 韓国 ロボットトラクタ (LS mtron) EU ロボットトラクタ(Massey Ferguson, AGCO) ロボットコンバイン(Massey Ferguson, AGCO) ブラジル 農薬散布自走ロボット(JECTO) G空間プロジェクト 社会実証事業提案 IT農業確立に向けた統合型農業情報 システムと スマートロボットによる次世代農業の社会実証事業 期待される成果 G空間情報の高度利活用により、農業技術にイノベーティブな展開が図られ、「攻めの農業」が実現する。 先端農業支援システムが提供する営農ノウハウにより、熟練農家の減少による農業技術の消失を防止する とともに新規就農が期待できる。 ロボットによる農業生産の低コスト化及び6次産業化を進めることで、地域経済が活性化し、新規雇用が 創出される。 IT農業技術、農業ロボットなどの輸出産業化を実現する。 IT農業やロボット農業に精通したグローバル人材を育成することで農関連産業を成長産業に転換できる。 ご清聴ありがとうございました。