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平成23年度中国公式訪問事業について

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平成23年度中国公式訪問事業について
報道機関配布資料
(件名)平成23年度
(瀬戸市広報)
中国公式訪問事業について(報告)
(資料の概要)
瀬戸市は、友好都市である中国景徳鎮市で開催された「2011中国景徳鎮国際陶磁博覧会」
への開幕式および「世界陶磁器都市市長サミット」に参加するため、瀬戸市長を団長とする瀬
戸市公式訪問団を10月17日(月)∼10月24日(月)に派遣しました。
この「世界陶磁器都市市長サミット」においては、9カ国12都市が「世界陶磁器都市市長
サミット景徳鎮宣言」に署名しました。
また景徳鎮市訪問後、寧波市、杭州市、臨安市を訪問しましたが、これは、陶祖 800 年祭の
開催にあたり、陶祖である加藤四郎左衛門景正(春慶翁)や道元禅師と係わりが深い地を訪れ、
加藤四郎左衛門景正(春慶翁)の偉業や足跡を検証するために訪れたものです。
詳細は、別紙のとおりです。
資料の公表日
平成23年10月26日(水)
添付資料
有
担当課名
交流学び課
写
真
有
担当者職氏名
交流係
図
面
無
問い合わせ先
交流学び課
奥村
交流係
0561−97−1336
イラスト
無
平成23年度
中国公式訪問事業について(報告)
1 概要
瀬戸市の友好都市である中国景徳鎮市で開催される2011中国景徳鎮国際陶磁
博覧会への開幕式および世界陶磁器都市市長サミットへの招待を受け、これらに参加
するため、瀬戸市長を団長とする瀬戸市公式訪問団を派遣しました。
また、世界陶磁器都市市長サミットにおいて世界陶磁器都市市長サミット景徳鎮宣
言が提案され、これに署名しました。(英語・中国語版)
また、景徳鎮市訪問後、瀬戸の更なる発展を目指すことを目的に行う陶祖 800 年祭
の開催を前に、陶祖である加藤四郎左衛門景正(春慶翁)の偉業や足跡を検証するた
め、加藤四郎左衛門景正(春慶翁)や道元禅師と係わりが深い地(寧波市、杭州市、
臨安市)を訪問しました。
2
訪中日程 2011年10月17日(月)∼10月24日(月)
主な行程
10月18日(火) 2011中国景徳鎮国際陶磁博覧会開幕式・博覧会
及び市内視察(景徳鎮陶瓷学院新校舎・法藍瓷有
限公司・古窯民族博覧区)、表敬訪問
10月19日(水)
世界陶磁器都市市長サミット参加
10月20日(木)
寧波市 道元禅師入宋の碑視察、杭州市人民対外
友好協会関係者面談
10月21日(金)
杭州市 浄慈寺・南宋官窯博物館等視察、杭州市
長表敬訪問、杭州市関係者面談
10月22日(土)
臨安市 天目山・禅源寺視察、臨安市表敬訪問、
臨安市関係者面談、杭州市余杭区・径山寺視察
3
訪問団メンバー
団長 瀬戸市長 増岡 錦也
団員 瀬戸市議会議長 水野 勝美
瀬戸商工会議所会頭 成田 一成
愛知県陶磁器工業協同組合理事長
瀬戸市 文化課長 服部 文孝
加藤
庄平
4
2011中国景徳鎮国際陶磁博覧会及び世界陶磁器都市市長サミットについて
1)2011中国景徳鎮国際陶磁博覧会開幕式参列及び展示室見学
別紙 写真資料参照
2)世界陶磁器都市市長サミット
別紙 資料1参照
景徳鎮宣言文
3)要旨
世界の陶磁器生産地は、協力し、共に発展していくことを目的に、各都市間の国
際交流活動を通して、技術、芸術、観光、文化、経済などの分野で行政・市民間
の往来を促進する。また、情報交換・共有を進め都市間交流、相互理解を促進す
ると共に陶磁器の展示会や国際会議に参加をしていこうというもの。
4)「景徳鎮宣言」署名都市(9カ国12都市)
中国 景徳鎮市
日本 瀬戸市・有田町・加賀市
ベルギー ラ・ルビエール市
ナイジェリア マクルディ市
フランス リモージュ市・オーバーニュ市
オランダ デルフト市
韓国 利川市
ポルトガル アヴェイロ市
イタリア ファエンツァ市
○その他参加者
AFCC(フランス陶磁器都市協会)
AICC(イタリア陶磁器都市協会)
フィリピン 駐アモイ フィリピン総領事館
シンガポール 駐アモイ シンガポール総領事館
5
陶祖 800 年祭の開催に係る寧波市・杭州市・臨安市への訪問について
<寧波市>
道元禅師入宋の地碑視察
以下の碑の銘文を視察
「南宋の嘉定十六年(1223)四月、日本僧道元禅師は海を渡りこの
明州慶元府(現 寧波市)に到着し、商舡内で阿育王寺の老典座と相見
された。宝慶元年(1225)道元禅師は仏持如浄禅師と相見し、その
膝元で一生参学の大事を成就された。日本に帰国された道元禅師は、永
平寺を創建し、日本曹洞宗の開祖と仰がれている。
謹んでここの記念碑を建て、日中両国の文化交流と人民の伝統文化友誼
の証とする。」
※道元は、加藤四郎左衛門景正と共に入宋したと言われている。
<杭州市>
浄慈寺視察
浄慈寺監院 案内
道元禅師の師である如浄禅師が住職をつとめた寺。如浄禅師の墓がある。
道元禅師も訪れた寺でもある。954 年創建。
如浄禅師(1163∼1228)は道元禅師が法を継いだ師。越州(現在の浙
江省)の出身。世俗的な地位名誉を求めない高潔な人柄で、曹洞宗の奥
義を極めた。63 歳になっても坐禅修行に日々励むなど真の禅者であり、
その指導は大変厳格なものであったという。
径山寺視察
径山寺法師 案内
東南第一禅寺と称される、杭州市余杭区にある名刹。日本臨済宗の祖庭
で、日本茶道の発祥の地でもある。唐時代に開山し、南宋時代が一番栄
えていた。日本の僧が多く訪れており、確認できるだけでも100名く
らいいる。その中に道元禅師も含まれている。法師の話によれ道元禅師
の従者として加藤四郎左衛門が当寺を訪れ、四郎左衛門はこの近くの
「瓶窯」で陶器製法を勉強し身につけたという記録を読んだ記憶がある
とのこと。
<臨安市>
天目山風景区視察
禅源寺視察 禅源寺住持 案内
約 1700 年前に開山、西天目山の入り口に立地。
多くの日本の僧が来ている。南宋時代が最隆盛時期。
天目会館にて臨安市人民政府副市長 陳伝民氏らと会談
・発掘遺物の調査について
北宋時代から南宋時代の頃は青磁を中心に焼かれており、その中に黒釉
(鉄釉)のものが含まれてくる。窯跡は省の保護単位となっており、国
により管理され、市独自での調査は出来ない。天目窯は省を代表する窯
と言える。福建省の建窯と似ているが、胎土の違いで区別できる。天目
山窯の胎土は白く、瀬戸の粘土と同じであり、技術的な類似点も見るこ
とができる。
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資料1−2
世界陶磁器都市市長サミット
景徳鎮·2011
景徳鎮宣言
陶磁器は人類の歴史と文明の貴重な記憶である。
長期の貿易往来と文化交流の中で、それぞれの国家や地区の間に陶磁器の経済、文化は共存して共に融合する国
際情勢を形成している。経済のグローバル化、全世界の情報化、工芸技術の科学技術化、材質応用の新型化、創作
理念の個性化及び世界文化の多様な発展という趨勢などに伴って、この協力と促進はさらに緊密となり広くなって、
全世界の陶磁器の発展と繁栄のために広い展望を提供していると同時に世界陶磁器業界の交流と発展のために重
要な舞台を造っている。
ここに鑑みて、2011 年 10 月 19 日、世界各地の陶磁器生産都市からの代表たちが中国景徳鎮に集まり、共同宣言
に署名して、長期的な協力及び交流を促進する。
主旨:交流を促進し、協力を推進し、共に発展する。
提議:それぞれの商業活動の中に競争と共有を基礎とする交流空間を形成する。2 年ごとに一つの陶磁器生産国
の都市でサミットを開催し、異なる地域の陶磁器文化を展示して、地域の協力と交流を検討する。また以下の分野
で共有を実現することを提議する。
1、定期的にサミットを開催する上で、国際的な陶芸研修及び交流の基地を基礎として、国際交流活動を催し、
各地は技術、芸術、観光、文化、経済などの分野での政府間及び市民間の往来を発展する。
2、各陶磁器生産都市の間で、情報と資源の相互交換を強化し、各自の陶磁器専門雑誌、ウェブサイトなどの
宣伝メディアを提供して、無料で宣伝し、各都市間の交流と理解を促進する。
3、各陶磁器生産都市は積極的に当地の企業と陶芸家を組織して、互いの陶磁器の展示会や国際的な討論に参
加する。
4、各陶磁器生産地は自身の専門的な連絡部門を指定して、連絡方法を提供し、お互いの疎通や連絡に責任を
負って、時を移さず情報の疎通を促進する。
サミットに出席するメンバーは世界の陶磁器生産都市であり、今後現地の文化特色、産業状況、経済構成などに
ついて、検討と交流を行い、最大限度の資源と情報の共有を実現する。
意義:私たちは、世界陶磁器産業の発展する中で、重要な役割を果たしている各陶磁器生産地が、交流と貿易
を強め、互いに資源を共有し、世界の異なる国と地区間の交流を共に高めることを希望する。
サミット組織を通して、世界陶磁器生産地は共に挑戦に応じ、互いに協力を推進し、共に発展することを実現
すると確信する。
写真資料
「2011中国景徳鎮国際陶磁博覧会」開幕式
「世界陶磁器都市市長サミット
杭州市長(邵占維氏)表敬
景徳鎮宣言」
臨安市副市長(陳伝民氏)表敬
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