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豊川市人事行政の運営等の状況

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豊川市人事行政の運営等の状況
平成 23 年度豊川市人事行政の運営等の状況について
平成 24 年 11 月 15 日
豊川市企画部人事課
平成 16 年6月に地方公務員法が改正され、人事行政の運営等の状況の公表について規定が設けられま
した。本市では、これに基づき、平成 17 年3月に「豊川市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例」
を制定、同年4月に施行しました。
この法改正とそれに基づく条例は、市職員の勤務条件や服務の状況、研修・福利厚生など、職員に関す
る幅広い情報を皆さんにお知らせし、人事行政の公正性と透明性を高めることを目的としています。これ
に従い、平成 17 年度から、人事行政の運営等についての詳細をお知らせしています。
そこで、今回は、平成 23 年度の人事行政の運営等の状況についてお知らせします。
1
職員の任免と職員数について
平成 23 年度の採用・退職者数は表1のとおりです。
技術職員には、土木・建築・化学などの種類があります。医療職とは、医師、医療技術職員、看護師
などです。技能労務職とは、用務員、調理員、運転手などです。いずれの職種も、競争試験又は選考に
より採用しています。
退職は、定年が 60 歳(医師は 65 歳)です。勧奨とは定年前の早期退職で、職員の新陳代謝に資する
など一定の要件に当てはまる場合の退職の形態です。自己都合等には、死亡退職を含みます。なお、懲
戒行為や分限処分などを事由とした退職はありませんでした。
なお、平成 19 年4月1日より再任用制度を導入し、再任用短時間勤務職員(地方公務員法第 28 条の
5に規定する短時間勤務の職を占める職員)を採用しています。再任用制度とは、60 歳代前半に公務内
で働く意欲と能力のある定年退職者等を対象として、本格的な高齢社会の到来に対応し、高齢職員の知
識と経験を活用するものです。
平成 23 年度に実施した職員採用試験の状況は表2のとおりです。実施した職種は、事務職員、技術
職員(土木・建築・化学)、保育士(新卒者等対象)、保育士(経験者対象)、消防士、薬剤師、診療
放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、医療ソーシャルワーカー、助産
師・看護師です。
各試験の実施方法としては、受験者が公務員としての職務遂行能力を有するか否かについて適正に判
断するため、筆記試験のほか、面接試験、適性検査、実技試験(保育士)、体力測定(消防士)などを
行っています。
1/21
平成 23 年度中の昇格及び降格の状況は表3のとおりです。昇格は、勤務成績又はその他の能力の実
証に基づいて行っています。降格には、地方公務員法第 28 条による分限処分としての降任のほか、本
人が希望する場合に降格することができる「降格申し出制度」によるものがあります。
平成 23 年度から平成 24 年度にかけての職員数の増減は表4のとおりです。診療体制の充実を図るた
め、医療職は 31 人増加しましたが、それ以外の職種は、定員適正化に努めていましたので、医療職を
除く職員数では 21 人を削減することができました。
なお、職員数を適正に管理するため、定員適正化計画を策定しています。
平成 23 年6月、平成 27 年度までを計画期間とする「豊川市少数精鋭計画
~コンパクトでホスピタ
リティあふれる行政を目指して~(豊川市第4次定員適正化計画)」を策定し、定員の適正化に努めてい
ます。本計画における平成 24 年4月1日の職員数の目標値である 1,152 人(教育長を含む。市民病院の
職員を除く。)に対し、実人数は 1,147 人であり、目標は達成していますが、引き続き、管理職機能の
スリム化、退職者の補充抑制、再任用短時間勤務職員・臨時職員の活用等により、職員数を削減する一
方、新しい勤務評定制度の効果的な運用、接遇向上推進施策の充実等により、市民サービスの維持、向
上に努めていきます。
【参考】
「豊川市少数精鋭計画
~コンパクトでホスピタリティあふれる行政を目指して~(豊川市第4
次定員適正化計画)」は、こちらからご覧いただけます。
http://cms.city.toyokawa.lg.jp/shisei/jinnjishokuinsaiyo/jinji/shosuseuei.html
障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく障害者の雇用状況(6月1日現在)については、表5の
とおりです。市町村の法定雇用率は 2.1%に対し、平成 23 年度の本市雇用率は 2.13%であり、法定雇用
率を達成しています。
表1
区
採用・退職の状況
分
単位:(人)
採
用
退
定
職
年
事務職員
技術職員
保育士
保健師
消防士
医療職
技能労務職
計
再任用短時間勤務職員
勧
奨
自己都合等
計
16
23
2
6
3
2
0
1
14
3
4
6
0
0
0
3
3
1
0
0
66
3
2
30
0
6
0
0
102
38
8
46
-
-
-
73
※ 採用 23.4.2~24.4.1 退職 23.4.1~24.3.31 再任用短時間勤務職員の任期は1年間
2/21
31
3
13
3
1
35
6
92
-
表2
採用試験の実施状況
職
種
応募者数(人)
受験者数(人)
合格者数(人)
128
92
11
11.64
技術職員(土木)
9
8
1
9.00
技術職員(建築)
11
7
1
11.00
技術職員(化学)
7
6
0
-
保育士(新卒者等対象)
51
49
15
3.40
保育士(経験者対象)
10
9
0
-
消防士
41
32
3
13.67
薬剤師
6
6
3
2.00
診療放射線技師
18
16
2
9.00
臨床検査技師
19
18
2
9.50
臨床工学技士
7
7
1
7.00
理学療法士
15
15
1
15.00
作業療法士
3
3
1
3.00
医療ソーシャルワーカー
1
1
1
1.00
41
41
40
1.03
事務職員
助産師・看護師
倍
率
※ 採用 23.4.2~24.4.1
表3
昇格・降格の状況
区
単位:(人)
昇 格
係長級
分
事務・技術
保育士
保健師
消防士
医療職
20
5
0
0
8
課長補佐級
13
1
0
0
5
課長級
次長級
13
0
0
0
5
降
部長級
10
0
0
0
1
格
5
0
0
0
0
0
0
0
0
0
※ 任用 23.4.2~24.4.1
表4 職員数の状況(平成 24 年4月1日現在)
単位:(人)
議
会
職員数
23 年度
10
総
務
203
200
6
9
▲3
税
務
56
56
0
0
0
民
生
270
272
5
3
2
衛
生
80
76
0
4
▲4
労
働
1
1
0
0
0
区分・部門
普 通
24 年度
10
対前年増減数
増員 減員 差引
0
0
0
会 計
3/21
主な増減理由
災害派遣、旅券事務開始による増。
管理職機能の収れん、再任用短時間勤務職員の活
用による減。
生活保護業務の増加、保育行政充実のための保育
士の増員による増。
再任用短時間勤務職員・パートタイム職員の活用
による減。
パートタイム職員の活用による減。
農林水産
21
20
0
1
▲1
商
工
17
17
2
2
0
土
木
124
114
1
11
▲10
一般行政
部門計
教 育
788
766
14
30
▲16
92
88
1
5
▲4
消
184
185
1
0
1
1,058
1,039
16
35
▲19
〈参考〉人口1万人当たりの職員数 57.75 人(類
似団体の人口1万人当たりの職員数 68.39 人)
593
(529)
628
(560)
36
(31)
1
(0)
35
(31)
道
41
37
0
4
▲4
下水道
26
25
0
1
▲1
医師・医療技術職員・看護職員の増員、新市民病
院開院に向けた事務職員の増員。
派遣職員の活用による減。
管理職機能の収れん、再任用短時間勤務職員の活
用による減。
パートタイム職員の活用による減。
介護保険
11
11
0
0
0
その他
20
20
0
0
0
691
721
36
6
30
15
14
0
1
▲1
1,764
1,774
52
42
10
1,235
1,214
21
42
▲21
防
公営企業等会計部門
普通会計
計
病 院
水
公営企業等
会計部門計
他団体派遣
合
計
医療職を除く
合 計
※
管理職機能の収れんによる減。
B-1グランプリ業務の増加による増。
管理職機能の収れんによる減。
大木区画整理業務の増加による増。
課の統合、管理職機能の収れんによる減。
〈参考〉人口1万人当たりの職員数 42.57 人(類
似団体の人口1万人当たりの職員数 47.55 人)
県費派遣指導主事の合併特例期間の終了に伴う補
充。
指定管理者制度、パートタイム職員の活用による
減。
防災業務の増加による増。
地域包括支援センターの統合による減。
〈参考〉人口1万人当たりの職員数 98.60 人
職員数は、市長等の特別職、教育長、再任用短時間勤務職員、臨時職員及び非常勤職員を除く。
▲は減少。(
)内は医療職。
表5 障害者の雇用状況(平成 23 年6月1日現在)
法定雇用障害者の算定の
基礎となる職員数(人)
障害者数(人)
1,528
32.5
※
雇用率(%)
2.13
不足数(人)
0
豊川市は、市長部局、市民病院、教育委員会の人的関係が緊密であるため、厚生労働大臣の特
例認定を受け、市長部局、市民病院、教育委員会で、一元的に障害者雇用を行っています。
法定雇用障害者の算定の基礎となる職員数とは、総職員数から特定職種の人数に応じた割合を
除いたものです。
4/21
2
職員の給与の状況について
平成 23 年4月1日現在の職員の給与の状況については、こちらをご覧ください。
http://cms.city.toyokawa.lg.jp/shisei/jinnjishokuinsaiyo/kyuyo/23nendokyuyo.html
なお、一般会計及び特別会計決算における正規職員・臨時職員の人数と、人件費の状況は次のとおり
です。
平成 19 年度
正規職員の
1,102(212)
人数(人)
嘱託・パート
685(143)
の人数(人)
正規職員の
8,137,959,664
人件費(円) (1,139,348,000)
※
平成 20 年度
平成 21 年度
平成 22 年度
平成 23 年度
1,064
1,202(165)
1,159
1,131
763
953(148)
1,003
985
7,938,794,463
8,732,850,095
(867,036,134)
8,541,221,942
8,410,437,403
正規職員と嘱託・パートの人数は各年4月1日現在の数字です。
平成 19 年度の正規職員、嘱託・パート職員数には旧音羽町・御津町の職員数を含み、括弧内がそ
の人数です(平成 20 年1月 15 日合併)。
同じく正規職員の人件費には、平成 19 年4月~平成 20 年1月 14 日までの旧音羽町・御津町人件費
(退職手当組合負担金を除く。)を含み、括弧内はその額です。
平成 21 年度の正規職員、嘱託・パート職員数には旧小坂井町の職員数を含み、括弧内がその人数で
す(平成 22 年2月1日合併)。
同じく正規職員の人件費には、平成 21 年4月~平成 22 年1月 31 日までの旧小坂井町人件費(退職
手当組合負担金を除く。)を含み、括弧内はその額です。
一般会計・特別会計決算における正規職員・臨時職員の人数及び人件費の状況
10,000,000,000
9,000,000,000
8,000,000,000
7,000,000,000
6,000,000,000
5,000,000,000
4,000,000,000
3,000,000,000
2,000,000,000
1,000,000,000
0
1,300
1,200
1,100
1,000
900
800
700
600
500
400
H19 H20 H21 H22 H23
5/21
正規職員の人数
嘱託・パートの人数
正規職員の人件費(退職手
当を除く)
3
職員の勤務時間その他の勤務条件の状況について
職員の勤務時間は、原則として午前8時 30 分から午後5時 15 分までの週 38 時間 45 分勤務です(正
午~午後1時まで休憩)。休日は、週休日(土・日曜日)、国民の祝日、年末年始(12 月 29 日~1月
3日)です。ただし、病院の診療部門や消防など変則勤務体制の職場はこの限りではありません。
職員が取得できる休暇の主なものは、下表のとおりです。
なお、年次休暇の平成 23 年度の平均取得日数は、8.2 日(非現業の一般職員)でした。
(1)休暇の種類(平成 23 年 4 月 1 日現在)
名 称
年次休暇
特 別 休
1公務災害(通勤
災害を含む。)
に係る病気休暇
2私傷病に係る病
気休暇
内
容
付与日数
一の年度につき 20 日を付与する。20 日を超え
ない範囲内の残日数を翌年度に繰り越すことが
できる。
職員の負傷又は疾病が公務又は通勤(地方公務
員災害補償法第2条第2項に規定する通勤をい
う。)に起因する場合
職員の負傷又は疾病が公務災害(通勤災害含
む。)に掲げる場合以外の場合
暇
3選挙権その他公
民としての権利
を行使する場合
4証人等として官
公署へ出頭する
場合
5ドナー休暇
6ボランティア休
暇
職員が選挙権その他公民としての権利を行使す
る場合で、その勤務しないことがやむを得ない
と認められるとき
職員が裁判員、証人、鑑定人、参考人等として
国会、裁判所、地方公共団体の議会その他官公
署へ出頭する場合で、その勤務しないことがや
むを得ないと認められるとき
職員が骨髄移植のための骨髄液の提供希望者と
してその登録を実施する者に対して登録の申出
を行い、又は骨髄移植のため配偶者、父母、子
及び兄弟姉妹以外の者に骨髄液を提供する場合
で、当該申出又は提供に伴い必要な検査、入院
等のため勤務しないことがやむを得ないと認め
られるとき
職員が自発的に、かつ、報酬を得ないで次に掲
げる社会に貢献する活動(専ら親族に対する支
援となる活動を除く。)を行う場合で、その勤
務しないことが相当であると認められるとき
ア 地震、暴風雨、噴火等により相当規模の災
害が発生した被災地又は周辺地域における
生活関連物資の配布その他の被災者を支援
する活動
イ 身体障害者療護施設、特別養護老人ホー
ムその他の主として身体上若しくは精神上
の障害がある者又は負傷し、若しくは疾病
にかかった者に対して必要な措置を講ずる
ことを目的とする施設であって市長が定め
るものにおける活動
ウ ア及びイに掲げる活動のほか、身体上若
しくは精神上の障害、負傷又は疾病により
常態として日常生活を営むのに支障がある
者の介護その他の日常生活を支援する活動
6/21
20 日
その療養のため勤務しないことがやむ
を得ないと認められる必要最小限度の
期間
90 日(結核性の疾病である場合にあって
は、1年)の範囲内でその療養のため勤
務しないことがやむを得ないと認めら
れる必要最小限度の期間
必要と認められる期間
必要と認められる期間
必要と認められる期間
一の年度において5日の範囲内の期間
7結婚休暇
8産前休暇
9産後休暇
職員が結婚する場合で、結婚式、旅行その他の
結婚に伴い必要と認められる行事等のため、勤
務しないことが相当であると認められるとき
8週間(多胎妊娠の場合にあっては、14 週間)
以内に出産する予定である女性職員が申し出た
場合
女性職員が出産した場合
10 育児時間休暇
生後1年に達しない子を育てる職員が、その子
の保育のために必要と認められる授乳等を行う
場合
11 妊娠中又は産
後1年以内の女
性職員が保健指
導や健康診査を
受ける場合
妊娠中又は産後1年以内の女性職員が、保健指
導又は健康診査を受ける場合
12 職員の妻が出
産する場合
職員の妻(届出をしないが事実上婚姻関係と同
様の事情にある者を含む。)が出産する場合
で、職員が妻の出産に伴い必要と認められる入
院の付添い等のため、勤務しないことが相当で
あると認められるとき
13 男性職員の育
児参加休暇
職員の妻が出産する場合であって、その出産予
定日の6週間(多胎妊娠の場合にあっては、14
週間)前の日から当該出産の日後8週間を経過
する日までの期間にある場合において、当該出
産に係る子又は小学校入学前の子を養育する職
員が、養育のため勤務しないことが相当である
と認められるとき
小学校入学前の子(配偶者の子を含む。)を養
育する職員が、その子の看護(負傷し、若しく
は疾病にかかったその子の世話又は疾病の予防
を図るために必要な、その子の世話を行うこと
を言う。)のため勤務しないことが相当であると
認められる場合
日常生活を営むのに支障がある者の介護等の世
話を行う職員が、当該世話を行うため勤務しな
いことが相当であると認められる場合
14 子の看護のた
めの休暇
15 短期介護休暇
7/21
結婚の日から1月を経過する日までの
期間内における連続する7日の範囲内
の期間
出産の日までの申し出た期間
出産の日の翌日から8週間を経過する
日までの期間(産後6週間を経過した女
性職員が就業を申し出た場合において
医師が支障がないと認めた業務に就く
期間を除く。)
次に掲げる職員の区分に応じそれぞれ
に掲げる時間
ア 女性職員は、1日2回各 30 分以
内の時間
イ 男性職員は、1日2回各 30 分以
内の時間から、その子の母が、当該
男性職員が承認を受けようとする
休暇の日において承認されたアに
掲げる時間(これに相当する休暇
の時 間を含む。)又は同日におい
て与えられる労働基準法第 67 条に
規定する育児時間を差し引いた時
間を超えない時間
次に掲げる妊娠週数等の区分に応じ、
それぞれ次に定める期間以内ごとに1
回とし、その1回につき必要と認めら
れる時間。ただし、医師又は助産師が
これと異なる指示をしたときは、その
指示するところによる時間
ア 妊娠 23 週までは、4週間
イ 妊娠 24 週から 35 週までは、2週間
ウ 妊娠 36 週から出産までは、1週間
エ 産後1年が経過するまでは、その
期間
入院の日から出産の日後2週間を経過
する日までの期間内における3日の範
囲内の期間
当該期間内における5日の範囲内の期
間
一の年度において5日(その養育する小
学校入学前の子が2人以上の場合にあ
っては、10 日)の範囲内の期間
一の年度において5日(日常生活を営む
のに支障のある者が2人以上の場合に
あっては、10 日)の範囲内の期間
16 忌引休暇
17 父母を追悼す
る場合
18 夏季休暇
19 現 住 居 が 滅
失・損壊の場合
20 災害、交通機
関の事故等によ
り出勤が困難な
場合
21 通勤途上の危
険を回避する場
合
介護休暇
※
職員の親族が死亡した場合で、葬儀、服喪その
他の親族の死亡に伴い必要と認められる行事等
のため、勤務しないことが相当であると認めら
れるとき
職員が父母の追悼のための特別な行事(父母の
死亡後、市長が定める年数内に行われるものに
限る。)のため勤務しないことが相当であると
認められる場合
職員が夏季における盆等の諸行事、心身の健康
の維持及び増進又は家庭生活の充実のため勤務
しないことが相当であると認められる場合
地震、水害、火災その他の災害により職員の現
住居が滅失、又は損壊した場合で、職員が当該
住居の復旧作業等のため勤務しないことが相当
であると認められるとき
地震、水害、火災その他の災害又は交通機関の
事故等により出勤することが著しく困難である
と認められる場合
親族の親等に応じ 10 日から1日の範囲
の連続する日数(葬儀のため遠隔の地に
赴く場合にあっては、往復に要する日
数を加えた日数)の範囲内の期間
1日の範囲内の期間
地震、水害、火災その他の災害時において、職
員が退勤途上における身体の危険を回避するた
め勤務しないことがやむを得ないと認められる
場合
職員が配偶者(届出をしないが事実上婚姻関係
と同様の事情にある者を含む。)、父母、子、
配偶者の父母等で、負傷、疾病又は老齢により
2週間以上の期間にわたり日常生活を営むのに
支障があるものの介護をするため、勤務しない
ことが相当であると認められる場合における休
暇。
なお、介護休暇については、その期間の勤務
しない1時間につき、勤務1時間当たりの給与
額を減額する。
必要と認められる期間
一の年度の市長が定める期間内におけ
る5日の範囲内の期間
連続する7日の範囲内の期間
必要と認められる期間
介護を必要とする一の継続する状態ご
とに、連続する6月の期間内において
必要と認められる期間
上記休暇の他に、小学校入学前の子を養育する場合、学童保育等に託児する小学生の子を送迎する
場合、又は親族を介護する場合に、申し出ることにより、勤務時間を前又は後ろの時間にシフトでき
る早出遅出勤務の制度があります。
※ 平成 23 年7月1日より、現住居が滅失・損壊の場合の休暇(特別休暇 19 号)を、職員の現住居が
滅失し、又は損壊した場合で、一時的に避難しているときや職員及び当該職員と同一の世帯に属する
者の生活に必要な水、食料等が著しく不足している場合で、当該職員以外にはそれらの確保を行うこ
とができないときにも取得できるよう改正しました。また、通勤途上の危険を回避する場合の休暇
(特別休暇 21 号)を、交通機関の事故等のため、職員が退勤途上における身体の危険を回避するため
勤務しないことがやむを得ないと認められる場合にも取得できるよう改正しました。
(2)育児休業、育児のための部分休業及び育児短時間勤務の取得状況(平成 23 年度)
育児休業の制度は、子を養育する職員の継続的な勤務を促進し、職員の福祉を増進することと、行
政の円滑な運営に資することを目的として設けられています。また、部分休業・育児短時間勤務は、
職員が育児休業を取得せず、子を養育しつつ勤務する場合、公務に支障のない範囲で、1日の勤務時
間の一部を勤務しないこと、又は短時間勤務を認めることにより、仕事と育児の両立・調和を図るこ
とを目的としています。
8/21
各制度の内容については表1、取得者数については表2のとおりです。
表1
区
制度の内容
分
制 度 の 内 容
職員が3歳に満たない子を養育するために休業をすることができる。休業の
期間、給料は無給となる。
職員が小学校入学前の子を養育しつつ勤務する場合において、1日の勤務時
間のうち2時間を限度として勤務しないことができる。勤務しない時間につ
いては、給料を減額する。
育児休業
部分休業
育児短時間勤務
表2
職員が小学校入学前の子を養育しつつ勤務する場合において、いくつかある
短時間勤務の形態(1週間当たりの勤務時間が、19 時間 25 分、19 時間 35 分、
23 時間 15 分、24 時間 35 分となる勤務時間)から選択し、希望する日及び時
間帯に勤務することができる。給料は勤務時間に応じた額が支給される。
取得状況
単位:(人)
育児休業
取得者数
男性職員
女性職員
計
1
0
26
62
27
62
部分休業
取得者数
育児短時間勤
務取得者数
3
0
12
15
15
15
23 年度中に新たに育児休業等が取得可能となった職員
うち育児短
(育児休業等 うち育児休 うち部分休
時間勤務取
対象者数)
業取得者数 業取得者数
得者数
0
0
13
5
13
5
36
1
0
0
26
26
0
0
62
27
0
0
※ 「育児休業取得者数」、「部分休業取得者数」、「育児短時間勤務取得者数」欄の、上段は平成 23 年
度に新たに育児休業、部分休業又は育児短時間勤務を取得した者の、下段は平成 22 年度以前から引き
続き育児休業、部分休業又は育児短時間勤務を取得している者の数です。
4
職員の分限と懲戒の状況について
分限処分とは、公務能率の維持と適正な運営の確保という観点から職員に対してなされる処分です。
種類には、降任、免職、休職、降給があります。
一方、懲戒処分とは、職員の非違行為に対して職場の秩序を維持・回復するために行われる制裁的な
処分です。種類には、戒告、減給、停職、免職があります。
具体的な処分の事由の例としては、以下の表の項目をご覧ください。
平成 23 年度は、分限処分として、心身の故障により長期の休養を要する者に対し、53 件(14 人)の
休職処分を行いました。懲戒処分は、戒告を5件行いました。内容は、いずれも道路交通法違反に対す
るものです。
9/21
(1)職員の分限処分の状況
単位:(件)
処分の種類
処分の事由
降任
免職
休職
降給
合計
失職
0
0
0
0
53
0
0
0
0
0
53
0
0
0
0
勤務実績が良くない場合
地公法第 28 条第1項第1号
心身の故障の場合
地公法第 28 条第1項第2号
職に必要な適格性を欠く場合
職制、定数の改廃、予算の減少
により廃職、過員を生じた場合
刑事事件に関し起訴された場合
地公法第 28 条第1項第3号
0
0
0
地公法第 28 条第1項第4号
0
0
0
0
0
0
地公法第 28 条第2項第2号
条例で定める事由による場合
地公法第 27 条第2項
0
0
0
0
0
0
0
0
53
0
0
0
0
0
53
0
0
0
合
※
計
地公法とは、地方公務員法のことです。
(2)職員の懲戒処分の状況
①
事由別
単位:(件)
処分の種類
戒告
減給
停職
免職
地公法第 29 条第1項第1号
5
0
0
0
5
地公法第 29 条第1項第2号
0
0
0
0
0
地公法第 29 条第1項第3号
0
0
0
0
0
5
0
0
0
5
処分の事由
法令に違反した場合
職務上の義務に違反して職
務を怠った場合
全体の奉仕者たるにふさわ
しくない非行のあった場合
合
②
計
行為別
単位:(件)
処分の種類
処分の具体的事由
一般服務関係
道路交通法違反
信用失墜行為
職務命令違反
職務遂行中
その他
公務外非行関係
監督責任
合
5
合計
計
戒告
減給
停職
免職
0
0
0
5
0
0
5
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
合計
0
0
0
5
0
0
5
職員の服務の状況について
すべて職員は、「全体の奉仕者」として公共の利益のために勤務し、職務遂行にあたっては全力で専
念しなければなりません。「全体の奉仕者」としての職務を忠実に実行するため、職員には、さまざま
な義務が課せられています。特に、秘密を守る義務や争議行為等の禁止規定に違反した場合は、懲役刑
や罰金刑に処せられ、その他の服務義務に違反した場合でも懲戒処分の対象となります。
(1)職務専念義務免除の状況(平成 23 年度)
地方公務員法第 35 条は、「職員は、法律又は条例に特別の定がある場合を除く外、その勤務時間及
び職務上の注意力のすべてをその職責遂行のために用い、当該地方公共団体がなすべき責を有する職
10/21
務にのみ従事しなければならない。」としています。
一方、特別に必要と認める場合のため、条例で定めた内容に限り、職員はあらかじめ承認を得て、
職務に専念する義務を免除することができるようにしています。
平成 23 年度における、許可した内容とその許可数の概要は次のとおりです。
単位:(人)
許可した内容
許可数
職員が特別職の職を兼ね、その事務に従事する場合(豊川市消防団員、愛知県議会議員一般選挙
期日前投票の投票管理者、豊川市長選挙期日前投票の投票管理者、豊川市議会議員一般選挙期
日前投票の投票管理者)
職員が国家公務員又は他の地方公共団体の地方公務員の職を兼ね、その事務に従事する場合(愛
知県立豊川養護学校学校医)
職員が市行政の運営上その地位を兼ねることが特に必要と認められる団体等の地位を兼ね、そ
の事務に従事する場合(豊川市土地開発公社、豊川市施設管理協会、豊川市体育協会、豊川市シ
ルバー人材センター、日本赤十字社豊川市地区、豊川市土地改良区、豊川市観光協会、一宮大
木土地区画整理組合、豊川流域下水道推進協議会など)
職員が地方公務員法第 46 条の規定による勤務条件に関する措置の要求をし、若しくは法第 49 条
の2第1項の規定による不服申立てをし、又はこれらの要求若しくは不服申立ての審理に出頭
する場合
職員が地方公務員法第 55 条第5項又は第6項の規定により豊川市の当局と交渉をする場合(団
体交渉)
職員が地方公務員法第 55 条第 11 項の規定による不満の表明をし、又は意見の申出をする場合
職員が市長が行う総合健康診断を受診する場合(人間ドック)
その他、職務に専念する義務を免除することが必要と認める場合
45
1
157
0
0
0
1,167
0
(2)営利企業等従事許可の状況(平成 23 年度)
地方公務員法第 38 条は、「職員は、任命権者の許可を受けなければ、営利を目的とする私企業を営
むことを目的とする会社その他の団体の役員その他地方公共団体の規則で定める地位を兼ね、若しく
は自ら営利を目的とする私企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはな
らない。」としています。
平成 23 年度における、許可した内容とその許可数の概要は次のとおりです。
単位:(人)
許可した内容
許可数
30
1
8
56
6
56
6
56
3
4
2
1
豊川市消防団員
愛知県立豊川養護学校学校医
愛知県議会議員一般選挙期日前投票所の投票管理者
愛知県議会議員一般選挙の投票管理者
豊川市長選挙期日前投票所の投票管理者
豊川市長選挙の投票管理者
豊川市議会議員一般選挙期日前投票所の投票管理者
豊川市議会議員一般選挙の投票管理者
豊川市体育指導委員
株式会社本宮役員
豊川市開発ビル株式会社職員
豊川工業高校部活動専門指導員
11/21
(3)職員倫理規程(平成 23 年度)
豊川市職員倫理規程及び豊川市病院事業職員倫理規程を定め、利害関係者との禁止行為、許される
行為、許可又は報告を行うべきことを定めて職員の倫理を保持し、職務執行の公正さに対する住民の
疑惑や不信を招くような行為を防止し、住民の信頼を確保するようにしています。
①
利害関係者との間における禁止行為
ア)利害関係者から、金銭、物品若しくは不動産の譲与(せん別、祝儀その他これらに類するもの
としてされるものを含む。)又は便宜の供与を受けること
イ)利害関係者から、金銭の貸付け(業として行われる金銭の貸付けにあっては、無利子のもの又
は利子の利率が著しく低いものに限る。)を受けること
ウ)利害関係者から、又は利害関係者の負担により、無償で物品又は不動産の貸付けを受けること
エ)利害関係者から、又は利害関係者の負担により、無償で役務の提供を受けること
オ)利害関係者から、未公開株式を譲り受けること
カ)利害関係者から、供応接待を受けること
キ)利害関係者とともに飲食をすること
ク)利害関係者とともに遊技又はゴルフをすること
ケ)利害関係者とともに旅行(公務のための旅行を除く。)をすること
②
例外規定として行うことができる行為
ア)利害関係者から、宣伝用物品又は記念品で広く一般に配布するためのものの贈与を受けること
イ)多数の者が出席する会合において、利害関係者から記念品(出席者全員に配布されるもの)の
贈与を受けること
ウ)職務として利害関係者を訪問した際に、利害関係者から提供される物品を使用すること
エ)職務として利害関係者を訪問した際に、利害関係者から提供される自動車を利用すること(当
該利害関係者の事務所等の周囲の交通事情等から当該自動車の利用が相当と認められる場合に限
る。)
オ)職務として出席した会議その他の会合において、利害関係者から茶菓の提供を受けること
カ)多数の者が出席する立食パーティー(飲食物が提供される会合であって立食形式で行われるも
の)において、利害関係者から飲食物の提供を受け、又は利害関係者とともに飲食をすること
キ)職務として出席した会議において、利害関係者から簡素な飲食物(1,500 円以内)の提供を受
け、又は利害関係者とともに簡素な飲食をすること
ク)利害関係者とともに自己の費用を負担して飲食をすること。ただし、職務として出席した会議
その他打合せのための会合の際における簡素な飲食以外の飲食にあっては、倫理監督員が公正な
職務の執行に対する住民の疑惑や不信を招くおそれがないと認めて許可したものに限る。
ケ)倫理監督員の職務は、市民病院職員に係る許可については市民病院長が、病院以外の職員に係
る許可については企画部長が行う。
12/21
③
講演等に関する規制
職員は利害関係者からの依頼に応じて報酬を受けて、講演、討論、講習若しくは研修における指
導若しくは知識の教授、著述、監修、編さん又はラジオ放送若しくはテレビ放送の放送番組への出
演)をしようとする場合は、あらかじめ倫理監督員の承認を得なければならない。
④
贈与等の報告
職員は、事業者等(利害関係者に限らない)から金銭等の贈与その他の財産上の利益の供与若し
くは供応接待を受けたとき、又は人的役務に対する報酬の支払を受けたときは、報酬の額が1件に
つき 5,000 円を超える場合は贈与等報告書を提出することとしている。
⑤
平成 23 年度における、利害関係者との飲食の許可等の状況
ア)関係団体別飲食許可申請の状況
関係団体
農業関係団体
商業関係団体
福祉関係団体
医療関係団体
スポーツ振興関係団体
社会教育団体
文化振興団体
消防・防災関係団体
その他
合 計
単位:(件)
許可件数
28
18
11
3
4
7
2
4
3
80
イ)関係団体別講演等承認申請の状況 単位:(件)
関係団体
医療関係団体等における講演等
合 計
ウ)関係団体別贈与等報告の状況
関係団体
医療関係団体等における講師謝礼
その他
合 計
許可件数
49
49
単位:(件)
許可件数
34
6
40
(4)ハラスメント対策
◎パワー・ハラスメントについて
平成24年2月22日、元市職員に係る公務外災害認定処分取消請求事件について、最高裁判所は、
地方公務員災害補償基金側の上告を棄却し、公務災害を認めた名古屋高裁判決が確定しました。
判決においては、元市職員が、新たな職場に異動してからの、難度が高くトラブルが発生していた
13/21
公務の状況と、上司による部下へのパワー・ハラスメントの心理的負荷によってうつ病を発症し、自
殺するに至ったことが認められました。
この判決を受け、豊川市として再発防止の取り組みを実施しています。
取組み内容については、こちらをご覧ください。
http://cms.city.toyokawa.lg.jp/shisei/jinnjishokuinsaiyo/kenshu/komugaisaigai.html
◎セクシュアル・ハラスメントについて
「職場におけるセクシュアル・ハラスメントの防止に関する基本方針」及び「職場におけるセクシ
ュアル・ハラスメントの防止等に関する要綱」を定めています。
なお、平成 23 年度においては、セクシュアル・ハラスメントの発生はありませんでした。
①
基本方針
ア)職員は、職場におけるセクシュアル・ハラスメントが個人の尊厳や名誉、プライバシーなどの
人格を害し、その勤務能率を低下させることや、職場の人間関係を悪化させ、勤務環境を害する
ことを自覚し、お互いの人格を尊重し、職務を遂行するよう努めるものとする。
イ)各職場の所属長は、職場におけるセクシュアル・ハラスメントを防止するために常に注意を払
い、良好な勤務環境の形成に努めるものとする。
ウ)職場におけるセクシュアル・ハラスメントの防止に関する苦情又は相談に対応するため、「苦
情相談処理窓口」を設置する。なお、苦情又は相談に対しては、申し出をした者が不利益になら
ないよう配慮するとともに、苦情又は相談に関してのプライバシーを保護するものとする。
エ)
「苦情相談処理窓口」に苦情又は相談があった場合は、事務局は速やかに事実の調査等を行い、
必要と認められる場合は「苦情相談処理委員会」にその処理を依頼するものとする。
オ)セクシュアル・ハラスメントの行為を行った者については、必要に応じ懲戒処分を含む措置を
講ずるものとする。
②
要綱の内容
ア)所属長の責務として、セクシュアル・ハラスメントを防止するため、次に掲げる措置を講じな
ければならない。
・
所属職員がお互いの人格を尊重しあい、職務に専念できる良好な勤務環境を確保するこ
と
・
所属職員の言動に注意し、セクシュアル・ハラスメント又はこれを誘発する言動の防止及び
排除に関し、必要な措置を講ずること
・
所属職員から相談又は苦情があった場合は、直ちにこれに対応するとともに、苦情相談窓口
と必要な連絡調整を行うこと。
・
所属職員が職務の遂行にあたり、行政サービスの相手方からセクシャル・ハラスメントを受
けた場合等には、良好な職場環境を確保すべく適切な対応を行うこと。
イ)職員の責務として、セクシュアル・ハラスメントをなくすために職員が認識すべき事項につい
14/21
ての指針の定めるところに従い、セクシュアル・ハラスメントをしないように注意しなければな
らない。
ウ)任命権者は、セクシュアル・ハラスメントの防止等を図るため、職員に対し、必要な研修等を
実施するよう努めなければならない。
6
職員の人材育成及び勤務成績の評定の状況について
(1)人材育成基本方針について
職員育成のための指針として「豊川市人材育成基本方針」を策定しています。基本方針は、「求め
られる職員像」として以下のとおり“5C”を定め、この目標に向けて各種施策を展開しています。
・ 市民感覚あふれる職員“Citizen Satisfaction”
市民のために、市民の視点で、市民と共に、市民満足の最大化を目指します。
・ 経営感覚あふれる職員“Civic Management”
市政を市経営として捉え、市民ニーズ達成と適正コストの両立を目指します。
・ 笑顔あふれる職員“Concierge”
高い品質の市行政サービスを、いつも笑顔でお届けします。
・ 豊川市の魅力をアップする職員“Charming”
「豊川市が好き」を言われる魅力あるまちをつくります。
・ 自己変革できる職員“Change”
そのために、わたしたちは努力し、変わります。
職員像“5C”を達成するため、職員が向上すべき具体的な能力、意識、行動を各“C”ごとに示
すと、以下の①から⑤のとおりとなります。
①
市民感覚あふれる職員を目指すために、市民との間で建設的なコミュニケーションができる資質
を高めます。
ア)地域に愛着を持ち、市民と協働し、市民に貢献する意識を高めます。
イ) 市民から信頼される高い倫理観と使命感を持ちます。
ウ) 折衝・調整能力、説明・説得能力を高めます。
エ) 男女共同参画社会の実現を意識して行動します。
②
経営感覚あふれる職員を目指すために、効果的、効率的に事業を実施する職務遂行能力を一層向
上します。
ア) 常にコスト意識を考えて職務を遂行します。
イ) 職務遂行により達成された成果を分析し、評価します。
ウ) 環境の変化を読みとり、迅速・柔軟に対応します。
15/21
③
笑顔にあふれ、高い品質の市行政サービスを提供する職員を目指すために、職員のモチベーショ
ンの向上に努めます。
ア) 職場の目標・課題について共通認識を持ち、情報を共有し、自分の目標を明確にします。
イ) 自らが設定した目標の達成を目指し、意欲を持って取り組みます。
ウ) 親切、丁寧で温かい応対ができる接遇能力を養成します。
エ) 提案や意見が自由に言える、明るく風通しのよい職場をつくります。
④
豊川市の魅力をアップする職員を目指すために、時代を先取りし、地域の特性を生かした政
策を立案、実施できる政策形成能力を強化します。
ア) 市独自の主体的なまちづくりを行うための企画力を向上します。
イ) 先見性と独創性を発揮するための、豊かな発想力を養成します。
ウ) 地域の将来像を総合的、中長期的な視野から考えます。
⑤
自己変革できる職員を目指すために、自らを人材育成しようとする意識を醸成します。
ア) 新しい分野に挑戦し、未来を切り開く意欲を養成します。
イ) あらゆる機会を捉え、積極的に成長しようとする自己啓発意識を高めます。
ウ) 広い視野を持って問題点や課題に気付く感性を磨き、情報リテラシー(利用能力)を身につけ、
時代の流れにあった人材を目指します。
人材育成基本方針の全文については、こちらをご覧ください。
http://cms.city.toyokawa.lg.jp/shisei/jinnjishokuinsaiyo/jinji/ikuseikihonhoshin.html
(2)勤務成績の評定について
人材育成の重要な手法である勤務評定を年3回実施しています。
平成 22 年度から、これまで以上に職員一人ひとりの能力開発を図り、市役所の業務が一層効果的
に行われるよう、新勤務評定制度を施行しています。
新勤務評定制度は、管理職を対象に施行している目標管理制度と、管理職以外の職員を対象に施
行している業績評価制度により、職員の仕事の成果を詳細に評価するとともに、職員の人材育成ニ
ーズを見出すことに重点を置いています。評定にあたっては、自己評価を取り入れ、被評定者が自
分を振り返る機会を設けました。また、年度初め、年度途中、年度終わりと、年3回の面談を行う
ことで、上司とコミュニケーションをとり、職員の人材育成ニーズの発見や、組織の活性化につな
げることとしています。
①
勤務評定の種類、実施時期及び評定期間
種 類
定期評定
特別評定
実施時期
毎年 10 月1日
毎年 6月1日
毎年 12 月1日
評定期間
前年の 10 月2日から評定実施時期までの期間
前年の 12 月2日から評定実施時期までの期間
当年の 6月2日から評定実施時期までの期間
16/21
②
定期評定の被評定者の範囲
常勤の職員のうち、課長級以下の職員を対象として実施します。
③
定期評定の評定者
評定者は、第一次評定者、第二次評定者及び第三次評定者とし、評定者の区分は次のとおりとし
ます。
被評定者
課
長
課長補佐
係
長
一般職員
労務職員
第一次
次
長
課
長
課長補佐
係
長
係
長
第二次
部
長
次長又は部長
課
長
課長補佐
課長補佐
第三次
課
課
長
長
※評定の際、係長又は課長が兼務等で不在の場合はその上司が記入します。
④
定期評定の項目
評定項目
業績評定
態度評定
能力評定
⑤
評定の要素
成果(できばえ)、行動評価(問題解決、業務改善、業務管理)
規律性、責任感 、協調性、積極性、経営意識
基本能力、指導力、統率力、理解力、判断力、決断力、応対力、
折衝力、調整力、企画力、体力
定期評定の業績、態度及び能力の評定
評定者は、各評定項目について、それぞれの着眼点・行動事例に着目し、被評定者の行動を評価
基準に照らし合わせて評定します。「評定」欄に「5」から「1」の評定点数を記入し、各評定項
目の係数をかけて、素点を記入します。
⑥
定期評定のその他の項目
・「現在の職務の適性」欄の記入
・「人事異動」欄の記入
・「本人自己評価に対する意見、人材育成を行った指導の内容、適性、人事異動に関するコメント
等」欄の記入
※
市民病院の医療職給料表適用職員については、被評定者の範囲、評定者、評定項目等が異な
ります。
(3)目標管理制度について
勤務評定制度の他に、管理職を対象とした目標管理制度を施行しています(医療職、消防職の一部
を除く)。年度当初に部及び課の組織目標を立て、それに沿った個人の目標を5月末日までに上司と
面談の上作成し、6月から1月末までを評価期間として、目標による自己管理を行い、2月にその自
己評価を行った後、上司と面談をして評価の確定を行うものです。
17/21
(4)職員研修の実施状況について
勤務評定により明らかになった人材育成ニーズは、職場の上司・先輩職員による職場研修(OJT)、
本人の自己啓発、人事課等が主催する各種職員研修により、必要な研鑚を行っています。
平成 23 年度の職員の研修の状況については、こちらをご覧ください。
http://cms.city.toyokawa.lg.jp/shisei/jinnjishokuinsaiyo/kenshu/24nendokenshugaiyo.html
また、平成 21 年4月には、職場研修の活性化と自己啓発の促進を図るため、「OJT推進マニュア
ル」を作成し、全職員に配布・配信しています。(平成 24 年 10 月一部改正)
http://cms.city.toyokawa.lg.jp/shisei/jinnjishokuinsaiyo/kenshu/ojtsuisin.html
7
職員の福祉及び利益の保護の状況について
「福祉の保護」とは、福利厚生の制度及び共済制度、ならびに公務災害補償制度などの諸制度による
職員の保護を指します。また、「利益の保護」とは、勤務条件に関する措置要求に関する制度及び不利
益処分に関する不服申し立て制度を指します。
(1)福利厚生事業の内容
①
職員の保健に関する事項
定期的な健康診断の実施、メンタルヘルス電話相談の実施、人間ドックへの補助、休憩室の設置、
保養所の設置、講習会・講演会の実施。
②
職員の元気回復に関する事項
スポーツ大会の実施、スポーツクラブとの団体契約、職員のクラブ活動への補助。
③
職員の生活援護に関する事項
食堂、売店、病院内保育所の設置。
④
職員の共済金融に関する事項
慶弔、資金貸付、生命・損害保険などの団体取扱い。
(2)福利厚生事業の体系
①
共済組合制度
共済組合制度には、短期給付事業、長期給付事業、福祉事業があり、地方公務員とその家族の生
活の安定と福祉の向上に寄与し、公務の能率的運営に資することを目的としています。豊川市は、
愛知県都市職員共済組合に加入しています。(正規職員)
18/21
②
健康保険
健康保険は、被保険者や被扶養者の健康を支援するため、保険給付や各種保健事業を実施してい
ます。豊川市は、協会けんぽに加入しています。(再任用短時間勤務職員)
③
厚生年金
厚生年金は、労働者とその遺族の生活の安定と福祉の向上に寄与するため、年金事業を実施して
います。(再任用短時間勤務職員)
④
職員互助会
地方公務員法第 42 条に基づき、職員の保健、元気回復その他厚生に関する事項について計画を
樹立し、実施するために豊川市職員互助会を設置しています。
⑤
労働安全衛生
職場環境の保健衛生を保持するために、安全衛生委員会を設置しています。また、職員が公務上
の災害又は通勤による災害を受けた場合に、その災害によって生じた損害を補償するため、公務災
害補償制度があります。
(3)共済組合、健康保険組合、互助会における事業の実施状況(平成 23 年度) 単位:(千円)
区
分
事業名
短期給付事業
共済組合
長期給付事業
(正規職員)
福祉事業
協会けんぽ
(再任用短時
間勤務職員)
保険給付
保健事業
厚生年金
(再任用短時 年金事業
間勤務職員)
実施事業
組合員とその家族の病気・ケガ・出産・死亡・休業
又は災害に対して、必要な給付を行う。
組合員の退職・障害又は死亡に対して年金又は一時
金の給付を行う。
組合員とその家族の健康教育、健康相談、健康診査
などの健康の保持増進事業、保健施設の運営などを
行う。
被保険者の業務外の疾病、負傷、死亡及び出産、そ
の被扶養者の疾病、負傷、死亡及び出産について、
保険給付を行う。
被保険者や被扶養者の疾病の予防や健康の増進のた
め、特定健康診査及び特定保健指導などを行う。
市費負担額
1,693,705
28,244
被保険者の老齢、障害、死亡といった保険事故に対
して、保険給付を行い、労働者とその遺族の生活の
安定と福祉の向上に寄与する。
弔慰供花など
給付事業
3,134
互 助 会
指定保養所宿泊補助金
宿泊事業
19/21
職員スポーツ大会、職員クラブ活動補助、施設利用
助成、人間ドック
福祉事業
※ 内容及び市費負担額は、豊川市における平成 23 年度の実績です。
※
互助会事業については、平成 17 年度に、財政検討委員会を設置して事業内容の見直しを行いまし
た。これは、厳しい財政状況や行財政改革、自治体職員厚遇に対する世論の批判などを背景に、事業
を抜本的に点検し、市民に理解を得られる事業内容とするべく行ったものです。
また、平成 22 年度においても、さらに見直しを行っています。
詳細については、こちらからご覧いただけます。
http://cms.city.toyokawa.lg.jp/shisei/jinnjishokuinsaiyo/kyuyo/gojokaiminaoshi.html
(4)職員安全衛生管理体制の状況
職員の安全、衛生、公務災害及び交通事故防止に関する教育や啓発を効率的に行うため、安全衛生
委員会を設置し、活動を行っています。
①
安全衛生委員会の設置
一般事業所、一宮事業所、音羽事業所、病院事業所、消防事業所のそれぞれに委員会を設置して
います。
②
安全衛生委員会の構成員
産業医、総括安全衛生管理者、安全衛生管理者、職員団体及び職員組合からの選出職員
③
安全衛生委員会の事業
職場巡視、メンタルヘルス予防事業の実施、健康講演会、交通安全研修、安全衛生委員会の開催
など。
(5)定期健康診断ほか主な健康管理の実施状況(平成 23 年度)
健康診断の種類
一般行政職健康診断
結核精密検査
B型肝炎検査・予防接種
胃検診
大腸検診
C型肝炎検査
結核対策ツベルクリン
レンジャー隊員健康診断
潜水救助隊員健康診断
市民病院職員健康診断
人間ドック
※
単位:(人)
対 象
一般行政職員、消防職員、労務職員
一般行政職員、消防職員、労務職員のうち必要とする者
一般行政職員、消防職員、労務職員のうち必要とする者
一般行政職員、消防職員、労務職員のうち必要とする者
一般行政職員、消防職員、労務職員のうち必要とする者
一般行政職員、消防職員、労務職員のうち必要とする者
一般行政職員、消防職員、労務職員のうち必要とする者
消防職員のうちレンジャー隊員
消防職員のうち潜水救助隊員
市民病院の全職員
全職種共通
人数は延人数です。
20/21
受診者数
669
0
2
43
42
5
0
0
21
1,104
1,167
(6)公務災害補償の状況(平成 23 年度)
①
公務災害の状況
前年度末現在
未認定件数
0
②
申請件数
認定件数
公務上
18
公務外
15
取り下げ
年度末現在
件数
未認定件数
0
1
通勤災害の状況
前年度末現在
未認定件数
3
8
単位:(件)
2
単位:(件)
申請件数
8
認定件数
通災該当
通災非該当
6
0
取り下げ
年度末現在
件数
未認定件数
0
2
勤務条件に関する措置の要求の状況及び不利益処分に関する不服申し立ての状況
職員は、公平委員会に対して、給与・勤務時間その他の勤務条件に関して適当な措置がとられるよう
要求することや、懲戒その他の不利益処分を受け、その処分に対し不服がある場合に審査請求又は異議
申し立てをすることができます。
公平委員会は、これらの要求や処分が適当であるか審査し、必要な場合は勧告・指示することができ
る独立した機関です。
平成 23 年度において、公平委員会に対する措置要求や不利益処分に対する不服申し立てはありませ
んでした。
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