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用語解説(PDF:338.3KB)

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用語解説(PDF:338.3KB)
<資料①>用語解説(50音順)
用語
(あ行)
解説
アドボカシー
権利の代弁や擁護。
エンパワメント
個人のもともとある力を発揮し、自己の権利や自尊心を回復す
ることにより、経済的のみならず、政治的・社会的な意思決定
に参画し、さまざまな場面において自分自身で決定できる力を
持つこと。
加害者更生プログラム
暴力をふるってしまう暴力加害者のために、自分のDV行動に気
づき、暴力を使わない関係性をつくるためのプログラム。
危機介入
問題に直面し困難な状況に置かれている個人および家族に対し
て、積極的・直接的に介入し危機状況から回復を目指すための
援助方法。
苦情処理
行政上の事項について不満をもつ関係者からの苦情の申し出
を、当該事項を所掌する機関又は他の行政機関において受け付
け、行政不服審査などとは異なる簡易、迅速・柔軟な方法で処
理すること。
サポートグループ
同じ悩みをもつ人同士が集まって、お互いに支え合い、それぞ
れの問題解決を図り、健康を取り戻し、維持することを目的に
するグループ的相談。
自助グループ
同様の困難や問題、悩みを抱えている当事者同士が、支え合い
回復を目指す集団。
女性相談員
この計画における女性相談員とは、売春防止法第35条に基づ
き、都道府県知事又は市長の委嘱を受け、要保護女子等の発見
に努め、相談に応じ、必要な指導をするものことで、法的に
は、「婦人相談員」という。配偶者暴力防止法により、配偶者
からの暴力の被害者の相談に応じ、必要な指導を行うことがで
きることになっている。
スーパービジョン
専門的な対人援助を行う場合に,スーパーバイジー(経験の浅
いワーカー)がスーパーバイザーから受ける、専門職としての
資質向上のための専門的援助過程。
ステップハウス
一時入居住宅のこと。自立意欲がありながら住まいを確保でき
ない被害者に対し、恒久住宅へ移行するまで一時的に提供する
住宅。
ストーカー行為
特定の者に対する恋愛感情その他の好意感情又はそれが満たさ
れなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、その特
定の者又はその家族などに対して行われたつきまとい、交際の
要求、無言電話、名誉・性的羞恥心を害する事項を告げること
等の行為を「つきまとい等」といい、同一の者に対し「つきま
とい等」を反復して行うことをストーカー行為という。
セクシュアル・ハラスメント
男女共同参画会議女性に対する暴力に関する専門調査会報告書
「女性に対する暴力についての取り組むべき課題とその対策」
(平成16年3月)では、セクシュアル・ハラスメントについ
て、「継続的な人間関係において、優位な力関係を背景に、相
手の意思に反して行われる性的な言動であり、それは、単に雇
用関係にある者の間のみならず、施設における職員とその利用
者との間や団体における構成員間など、様々な生活の場で起こ
り得るものである。」と定義してる。
なお、「人事院規則10-10」では、セクシュアル・ハラスメン
トを「他の者を不快にさせる職場における性的な言動及び職員
が他の職員を不快にさせる職場外における性的な言動」と定義
している。
また、「事業主が職場における性的な言動に起因する問題に
関して雇用管理上配慮すべき事項についての指針」(平成10年
労働省告示第20号)では、「職場において行われる性的な言動
に対する女性労働者の対応により当該女性労働者がその労働条
件につき不利益を受けるもの」を対価型セクシュアルハラスメ
ント、「当該性的な言動により女性労働者の就業環境が害され
るもの」を環境型セクシュアルハラスメントと規定している。
ソーシャルワーク
さまざまな社会福祉制度・政策上において専門的な技術・知識
を相互活用し、クライエントを援助するための技術。
(か行)
(さ行)
39
用語
(た行)
解説
代理受傷
被害者から深刻な被害状況等を数多く聞くうちに、自らも同様
の心理状態に陥ること。
男女共同参画社会
男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会
のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もっ
て男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受
することができ、かつ、共に責任を担うべき社会。
固定的な性別役割分担の意識
男女を問わず個人の能力等によって役割の分担を決めることが
適当であるにもかかわらず、男性、女性という性別を理由とし
て、役割を固定的に分けることをいう。
「男は仕事・女は家庭」、「男性は主要な業務・女性は補助的
業務」等は固定的な考え方により、男性・女性の役割を決めて
いる例。
デートDV
親密な関係にある婚姻関係にない恋人間に起こるDVのこと。
二次的被害
配偶者からの暴力により心身ともに傷ついた被害者が、保護、
捜査、裁判等の過程において、DVの特性や被害者の置かれた立
場を理解しない職務関係者の不適切な言動で、更に傷つくこと。
バーンアウト
燃え尽きること。心身のエネルギーが尽き果てること。職務に
没頭していた人が慢性的で絶え間ないストレスが持続すると、
意欲を無くし、社会的に機能しなくなってしまう症状。
ハーグ条約実施法
「 国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関す
る法律(平成25年法律第48号)」。国境を越えた子の不法
な連れ去り等がされた場合において、子を元の居住国に迅速に
返還することを定めた「ハーグ条約」を的確に実施するため、
必要な手続き等を定めたもの。平成26年4月1日から施行。
非暴力プログラム
対人関係において、危機的な状況が発生しても暴力を用いず、
かつ相手にも暴力を使わせずに問題解決を図ることができる力
を身につけるプログラム。
フェミニストカウンセリング
カウンセラーによる女性を対象としたカウンセリング。女性の
心理的問題の現状とその社会的背景を考え、またその問題の解
決やそれからの回復を援助しようとする。
保護命令
配偶者からの身体に対する暴力又は生命等に対する脅迫を受け
た被害者が、配偶者からの身体に対する暴力により、その生命
又は身体に重大な危害を受けるおそれが大きいときに、裁判所
が被害者からの申立てにより、配偶者に対して発する命令。(1)
被害者への接近禁止命令、(2)被害者への電話等禁止命令、(3)
被害者の同居の子への接近禁止命令、(4)被害者の親族等への接
近禁止命令、(5)被害者と共に生活の本拠としている住居からの
退去命令、の5つの類型がある。また、生活の本拠を共にする
交際相手からの暴力を受けた被害者についても保護命令の制度
の対象となった。
民間シェルター
民間団体によって運営される被害者が一時的に避難できる施設。
被害者の一時保護だけに止まらず、相談への対応、被害者の自
立に向けたサポートなど、被害者に対する様々な援助を行って
いる。また、配偶者暴力相談支援センターから委託を受けて被
害者を一時保護する場合もある。
面会交流
離婚後または別居中に子どもを養育、監護していない方の親が
子どもと面会等を行なうこと。
平成24年4月1日から施行された改正後の民法第766条で
は,父母が協議上の離婚をするときに協議で定める「子の監護
について必要な事項」の具体例として「父又は母と子との面会
及びその他の交流」(面会交流)が明示された。
(な行)
(は行)
(ま行)
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