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奈良県 宿泊施設開業 マニュアル Opening manual for accommodations 奈良県 in NARA はじめに 奈良は、世界遺産など豊富な⽂化・観光資源を有し、年間約3,500万人もの人々が訪れる 有数の観光地です。しかし、奈良の宿泊施設客室数が全国最下位であることが象徴するように、 奈良観光の定番は、⽇中に奈良公園周辺を巡り、⼣⽅には⼤阪や京都のホテルに帰って⾏く⽇帰 り観光です。 ⽇帰りの観光・来訪では、せっかくの奈良の良さを⼗分に味わっていただく時間はありません。 奈良での観光滞在時間を伸ばし、来訪者が⻑く滞在できる奈良としていくためには、受け皿とな る宿泊施設の整備は欠かせません。滞在に適した多様な宿泊施設が提供され、地域の人々との心 の交流を通じ、何度も訪れたくなる地となることを目指して、県では宿泊施設を開業しようとさ れる皆様に、様々なサポートをしていきたいと考えています。 本書は、奈良県で宿泊施設(主にゲストハウス、B&B等)を開業しようとされる皆様を対象 に、計画から開業までの流れに沿って必要な⼿続きの概略を解説し、併せて県によるサポート制 度を紹介しています。 本書が、開業手続きをスムーズに進める一助となることを願っています。 本書は概略を⽰したものです。実際に許可申請をされる場合は、「資料編」に 記載している、各担当機関に詳細をご確認ください。 1 宿泊施設の開業フロー 1 計画をたてる 旅館?ゲストハウス?どんな宿泊施設にするか考えよう ...P.3 ターゲットを決めて、何処で開業するか考えよう ...P.4 ⾃⼰資⾦?それとも融資?資⾦はどうする? ...P.4 2-1 許認可関係の確認 開業するにあたっての必要な許可を確認しておこう ...P.5 2-2 物件を決める 宿泊施設を建築できない地域があるって知ってた? 既存の建物を宿泊施設にすることってできるの? ...P.6 ...P.6 2-3 宿泊施設としての整備 宿泊施設として必要な設備ってなにがあるんだろう 3 ...P.7 許認可関係の申請 よし、申請しよう!でも、その前にチェックしよう ...P.10 許認可取得 4 開 業 いよいよ、開業!さて何からはじめようかな ...P.12 宿泊施設をよくするために、 奈良県の⽀援制度を知っておこう ...P.13 開業したけど、経営についてアドバイスがほしいな ...P.14 2 1 計画をたてる 旅館?ゲストハウス?どんな宿泊施設にするか考えよう 宿泊施設のタイプを考える 宿泊施設と一言で言っても、比較的大規模な「ホテル」や「旅館」と呼ばれる宿泊施設から、比較的 ⼩規模で、いわゆる「⺠宿」や「ペンション」「B&B」「ゲストハウス」と呼ばれる、簡易な宿泊施 設まで、非常に多種多様な形態があります。そして、これらの宿泊施設を営業するためには、すべて旅 館業法の許可が必要となります。 それぞれのタイプによって、施設の構造や設備の基準(P.7参照)が定められています。先ずどの ようなタイプの宿泊施設にしたいのかをイメージすることが⼤切です。 また、メインターゲットとしてどのようなお客様に宿泊いただくかということも、宿泊施設の物件探 し等に必要な要素ですので、事前に明確にしておく方が良いでしょう。 参考 小規模宿泊施設の種類(例) 民 宿 ペンション ⺠家が許可を得て営む簡易な宿泊施設を通称「⺠宿」と呼んでおり、旅館業 法では「簡易宿所」として許可されるのが⼀般的です。 ⺠宿の洋式施設を、「ペンション」と称している場合が⼀般的です。 B&B 「Bed & Breakfast」の略称。部屋(寝室)と簡単な朝⾷を提供するだけの宿、 すなわち「1泊朝⾷」の形態のものです。⼀般的には、それらのうち⺠宿や ペンション程度の⼩規模のものを指します。ヨーロッパで普及している宿泊 形態ですが、洋式である必要はありません。 ゲストハウス ⽐較的安価な料⾦で利⽤出来る、バックパッカー向けの宿泊施設を「ゲスト ハウス」と呼ぶことが⼀般的です。宿泊者同⼠が交流できる談話室などの共 同スペースや、相部屋(ドミトリー)等の施設もあることも特徴の一つです。 3 1 計画をたてる ターゲットを決めて、何処で開業するか考えよう 開業場所はどうするか 「⾃宅を改修して」「観光資源の側で」「昔からの町家を改修して」「駅近でアクセスの良さを活か して」「ビジネス需要を⾒越して」・・・・ メインターゲットとする宿泊客層、施設の雰囲気など、どのような特徴を持った宿にするかという ことが、⽴地場所の決定に⼤きく影響しますし、また⽴地場所は宿泊事業に大きな影響を与えます。 宿泊事業として、⻑く継続させるためには、事前に様々な想定や計画を⽴てておくことが必要です。 ⾃⼰資⾦?それとも融資?資⾦はどうする? 大切なのは事業性 初期投資にかかる費⽤(物件の購⼊費、改修費等)及び当⾯の運転資⾦と、準備できる⾃⼰資⾦、 調達(銀⾏借⼊)できる資⾦のバランスがとれているか。予定している宿泊客室数や定員と稼働率等 から算定される売上⾼や、⼈件費や家賃等の販管費の事業収⽀に無理がないかなど、事業計画を⽴て てシミュレーションしておくことも必要です。 1 2 創 業 支 援 資 金( 利 率 0 % 、 保 証 料 無 料 ) や 、 既存事業者による宿泊施設開業支援資金 ( ⽀ 払 利 ⼦ を 県 が 5 年 間 補助)等の融資制度をご⽤意しております。 詳しくは、P.13をご参照ください。 宿泊施設のタイプ、事業性の確認、宿泊施設のイメージ、⼤まかな⽴地希望場所等が決まれば、い よいよ物件探しとなりますが、法律等によって宿泊業ができる地域が決まっていたり、賃貸では貸し 主の意向で用途を制限されている場合など、物件を探す際に留意しなければならない事項(P.6参 照)があります。不動産会社や市町村役場、保健所等に相談しながら、イメージに合った物件を探し ましょう。 4 2-1 許認可の確認 開業するにあたっての必要な許可を確認しておこう 開業に必要な手続き 宿泊施設を営業するためには、旅館業法の許可(当該地域を所管する保健所より交付)が必要です。 ただし、宿泊施設として許可を得るためには建築・消防等の各法令に適合している必要があり、その 許可や確認を受けることも必要となります。それぞれの事項に留意しながら、⼿続きを進めることが 必要です。 規制等内容 法令名 担当機関 旅館業営業許可 旅館業法 管轄の県保健所 (奈良市域は奈良市保健所) 建築確認済証 検査済証 用途変更 建築基準法 都市計画法 管轄土木事務所又は県建築課 奈良市・橿原市・⽣駒市域は 当該市の建築指導課等 消防法適合通知書 消防法 管轄の消防本部・消防局・消防署 飲食店営業許可 食品衛生法 管轄の県保健所 (奈良市域は奈良市保健所) ※この他にも、計画の場所、内容によっては様々な規制等法令も関係しますので、県や市町村、保健所等で 確認して下さい。 Point 1 旅館業営業許可申請には、当該物件の建築確認済証(写)、検査済証(写)の添付が必要です。町家・古⺠家 など古い建物の場合には、この検査済証等が無いことがありますので、物件を決められる際には注意が必要です。 添付できない場合は、基本的に旅館業の許可を受けることが出来ません。当該地域を所管する土木事務所等で確 認してください。 Point 2 ⽤途変更の際に必要な建築確認済証、検査済証を取得するためには、現在の建築基準法に合致している必要が ありますが、町家・古⺠家など古い建物を活⽤しようとする場合等では、大規模な改修が必要な場合があります。 この改修にかかる費用等についても、物件の購入費とともに初期投資額として事前に計画しておくことが必要で す。 5 2-2 物件を決める 宿泊施設を建築できない地域があるって知ってた? 物件を探す前に、用途地域を確認しよう まず物件を決める際に留意しなければいけないのが「⽤途地域」と呼ばれるものです。以下のと おり、宿泊業を営める地域は限られており、その区域は各市町村によって定められています。具体 的な確認は、市町村役場(都市計画担当課)、県都市計画室等へ問い合わせてください。 ※市街化調整区域では基本的に宿泊施設の新規⽴地は出来ません。(ただし、宿泊施設に関する開 発許可基準の規制緩和により⽴地出来る場合があります。詳しくは、資料編で確認していただけま すが、手続きには、専門的な資料及び、複数の協議と所要の期間が必要となります。) 建築することのできる用途地域 ・第一種住居地域(床面積 3,000㎡以下) ・第二種住居地域 ・準住居地域 ・近隣商業地域 ・商業地域 ・準工業地域 建築することのできない用途地域 ・第一種低層住居専用地域 ・第二種低層住居専用地域 ・第一種中高層住居専用地域 ・第二種中高層住居専用地域 ・工業地域 ・工業専用地域 その他に、学校施設等(児童福祉施設、社会教育施設等を含む)から100m以内の場所で開業 したい場合は、教育委員会(学校⻑)等への照会が必要です。 既存の建物を宿泊施設にすることってできるの? 物件購入の前に・・・ 新築であれば、建築基準法、消防法、旅館業法等の基準に沿った建築設計をすることになります が、町家など、既存建築物件を活用する場合は、建築基準法上は⽤途変更の⼿続きが必要となりま す(延面積100㎡以下の場合は⼿続き不要ですが、基準に適合することは必要です)。 ただし、物件によっては、予定している予算の範囲内で許可を得ることが出来ない物件かもしれ ませんし、そもそも、上記のように宿泊事業が営めない用途地域かもしれません。また、どんなリ フォームをしても検査済証が無いなど、宿泊事業が営めない物件かもしれません。購入してからで は取り返しがつきません。物件を購入する前に、建築の専門家や、公的機関に確認しましょう。 6 2-3 宿泊施設としての整備 宿泊施設として必要な設備ってなにがあるんだろう 旅館業法について 旅館業法上、宿泊施設は「ホテル」「旅館」「簡易宿所」と、⼤きく3つの形態に区分けされていま す。(下記表参照) それぞれの区分毎に必要な設備等が決められており、基本的に旅館業の許可を取得するには、これら の各項目を満たす必要があります。思い描いた宿泊施設がどの区分にあたるのかを確認し、計画に沿っ て、必要な建設、改修、設備の設置等をすすめていきましょう。 (下記表に記載されている以外にも設備等の基準がありますので、早めに当該地域を所管する保健所で 確認してください。) 簡易宿所 旅館 ホテル 多人数で共用する構造及び 設備を主とする施設 和式の構造及び設備を主とする 洋式の構造及び設備を主とする 施設 施設 ・1客室7㎡以上 (客室延床面積合計33㎡以上) ・洋室9㎡以上(6帖) (出入口と窓は鍵がかけられる構造) ・和室7㎡以上(4.5帖) ・洋室9㎡以上(6帖) (出入口と窓は鍵がかけられる構造) ・和室7㎡以上(4.5帖) ・2.4㎡以上/人 ・3.2㎡以上/2人 (※階層式寝台を設ける場合) ・洋室4.5㎡以上/人 ・和室3.2㎡以上/人 ・洋室4.5㎡以上/人 ・和室3.2㎡以上/人 規定無し 5室以上 (洋室の数が総数の2分の1以上) 規定無し ・施設の規模に応じた適当な 広さのロビー ※靴を脱ぐ場合は、床面積5㎡以上の 玄関広間と靴の保管設備 ・施設の規模に応じた適当な 広さのロビー ・いす及びテーブル式の食堂 並びに調理室を有すること 玄関帳場 施設の規模に応じた玄関帳場 ・面接に適する玄関帳場 ・床面積3.3㎡以上 ・宿泊者のすべてが必ず 通過する場所に設けること ・面接に適する玄関帳場 ・床面積3.3㎡以上 ・宿泊者のすべてが必ず 通過する場所に設けること 入浴施設 ・需要を満たす入浴設備 ・需要を満たす入浴設備 ※近隣に公衆浴場がある場合等を除く ・男⼦⽤及び⼥⼦⽤の区分が あること ・洋式の浴室又はシャワー室 を設置 ・男⼦⽤及び⼥⼦⽤の区分が あること 適当な数(P.9参照) ・水洗式、かつ洋式のものが あること ・共同の場合は男⼥別 ・トイレを有しない客室が 属する階毎に共同用のもの を設置 定義 客室 床面積 定員 客室数 ロビー等 トイレ ※近隣に公衆浴場がある場合等を除く 適当な数(P.9参照) 10室以上 7 宿泊施設としての整備 2-3 客室について 「客室」とは、睡眠、休憩等宿泊者が利⽤し得る場所(客室に附属する浴室、便所、洗⾯所、板間、 踏込み等であって、床の間、押入れ、クローゼット等は除きます。)をいいます。なお、その床面積は 壁、柱等の内側で測定する方法(いわゆる内法)によって測定します。 洋室 和室 定員4.5㎡以上/人 (床面積)は、9㎡以上(13㎡以上推奨) 部分は、原則床面積には含みません。 定員3.2㎡以上/人 (床面積)は、7㎡以上(9㎡以上推奨) 部分は、原則床面積には含みません。 幅員2.5m以上推奨 窓は鍵がかけられる構造 窓は鍵がかけられる構造 天井2.4m以上推奨 板の間 床 の 間 0.75m以上推奨 寝具を収納する保管設備 1m 以上推奨 ク ロ ー ゼ ッ ト 押入 2.1m以上推奨 造付机 出入口は鍵がかけられる構造 8 原則として洋式浴室又は シャワー室を設置 座便式(洋式)トイレ 出入口は鍵がかけられる構造 簡易宿所の客室について ・1客室7㎡以上 ・客室延床面積合計33㎡以上 ・幅2m以上推奨 ・階層式寝台の場合は2段までで、上段下段の間隔は1m以上 (階層式寝台の場合幅員1m以上、⻑さ2.1m以上推奨) ・階層式寝台を設置する場合、天井2.5m以上推奨 2-3 宿泊施設としての整備 共同のトイレを設置する場合 旅館業法では、ホテル営業の場合「便所は⽔洗式であり、かつ、座便式のものがあり、共同⽤のもの にあっては、男⼦⽤及び⼥⼦⽤の区分があること」と規定されています。また、旅館営業及び簡易宿所 営業については、「適当な数の便所を有すること」と規定されています。 参 考 旅館業における衛生等管理要領〔厚生労働省〕 ※ 施 設 整 備 時 の 目 安 で す の で 、 詳 し く は 各 保 健 所 ( P.資4参照) で 確 認 し て 下 さ い 。 旅館業における衛⽣等管理要領では、客室にトイレを設置せず、共同トイレを設ける場合には、下 記の表により得られる数以上であることが望ましいとされています。トイレを設置していない客室の 定員合計数を各階ごとに計算し、設置すべきトイレ数を間違わないようにしましょう。 収 容 定 員 便 器 数 大 便 器 小 便 器 1 ~ 5 1 1 6 ~ 1 0 2 1 1 1 ~ 1 5 2 2 1 6 ~ 2 0 3 2 2 1 ~ 2 5 3 3 2 6 ~ 3 0 4 3 その他に... ・調理室及び配膳室から3m以上離れた場所であること ・座便式トイレはトイレ出⼊⼝から0.4m以上離れた 場所であること ・⼤便所の広さ(幅0.9m・奥⾏1.2m以上) ・⼩便器を隣接させる場合の間隔(0.7m以上) 等の設備となるように心がけましょう。 共同の洗面所を設置する場合 共同の洗面設備を設ける場合、その給水栓は、客室に洗面設備を設置していない収容定員に応じて 設けるようにします。旅館業における衛⽣等管理要領では、5人当たり1個以上の割合で、ただし、 30人を超える場合においては10人当たり1個以上の割合が望ましいとされています。 (1給水栓当たり、幅0.6m・奥⾏0.5m以上推奨) 共同の浴室を設置する場合 共同の浴室⼜はシャワー室を設ける場合、原則として男⼥別に分け、各1ヶ所以上のものを設置す るようにします。また、浴室(脱⾐所)の内部が、外から⾒えない構造にしましょう。 9 3 許認可関係の申請 よし、申請しよう!でも、その前にチェックしよう 旅館業法 根 拠 法 令 旅館業法(第3条)、旅館業法施⾏令、 旅館業法施⾏規則、旅館業法施⾏条例 制度の概要 旅館業を経営しようとする場合は、旅館業法の営業許可を受けなければなりません。 その営業区分については、営業形態や構造設備によって、「ホテル」、「旅館」、「簡易宿所」、「下宿」の 4つの区分があり、その区分に応じて、営業許可を受ける必要があります。 (⺠宿は、「簡易宿所」として許可を受けるのが⼀般的です。) 許可等の基準 ここでは、簡易宿所(⺠宿、ペンション等)についての主な基準を示します。 ① 構造設備の基準 ア 営業施設全般 (ア)適当な換気、採光、照明、防湿及び排水の設備を有すること。 (イ)出入口及び窓を除き、客室と他の 客室、廊下等とは、壁又は板その他これに類するもので区画されていること。 イ 客室 (ア)客室の延床面積は、33㎡以上であること。(イ)1客室の床面積は、7㎡以上であること。(ウ)階層式 寝台が設けられている場合は、上段と下段の間隔は、おおむね1m以上、1寝台の大きさは幅0.9m 以上、⻑さ1.8m以上であり、2段までであること。 ウ 玄関帳場 施設の規模に応じた玄関帳場その他これに類する施設が設けられていること。 エ 浴室又はシャワー (ア)営業施設に近接して公衆浴場がある等入浴に支障をきたさないと 認められる場合を除き、宿泊者の 需要を満たすことができる規模 の入浴設備を有すること。(イ)外部から⾒通されない構造であること。 (ウ)男⼦⽤及び⼥⼦⽤のものが隣接して設けられている場合は、相互に⾒通すことができない構造で あること。 オ 洗⾯所、便所 (ア)宿泊者の需要を満たすことができる適当な規模の洗面設備を有すること。(イ)適当な数の便所を有 すること。(ウ)共同⽤の洗⾯設備が共同⽤の便所と隣接して設けられている場合は、その便所とは、 扉等で区画されていること。 ② 衛生措置の基準 開業後は、条例で定める「衛⽣措置の基準」を遵守し、施設を衛⽣的な状態に保たなければなりません。 入浴施設の衛生措置(構造設備に関する部分抜粋) ア 原湯を貯留する貯湯槽内の温⽔の温度は、60℃以上に保つこと。ただし、レジオネラ属菌が繁殖しな いように貯湯槽内の温水を消毒する場合は、この限りではない。 イ ろ過器を使用している浴槽にあっては、塩素系薬剤は、ろ過器の直前に注入し、又は投入すること。 ウ 回収槽の湯水は、浴用に使用しないこと。ただし、回収槽を頻繁に清掃し、及び消毒するとともに、 レジオネラ属菌が繁殖しないように、回収槽内の湯水を塩素系薬剤等により消毒する場合は、 この限りでない。 エ 浴槽に気泡発⽣装置、ジェット噴射装置等微少な液体の粒⼦を発⽣させる設備を設置している場合は、 24時間以上完全に換水しないで使用している浴槽水は、使用しないこと。 オ ろ過器を使用している浴槽にあっては、打たせ湯及びシャワーには、浴槽水は、使用しないこと。 カ 屋外の浴槽水は、屋内の浴槽水に混じることのないようにすること。 申請先 フロー図 必要書類等 問合せ先 10 営業許可の申請 担 当 課 担 当 係 消費・生活安全課 営業指導係 各 保健所(P.資4参照) 事 前 相 談 許 可 申 請 現 地 調 査 営 業 許 可 営 業 開 始 ※宿泊施設の図面等を準備して、 管轄の保健所にご相談下さい。 (1)申請書(各保健所で、お渡しします) (2)客室の概要(申請書に書ききれないとき添付) (3)各階施設平面図(各部屋等の状況が把握できる平面図) (4)⽴⾯図(建物の外壁、屋外の広告物、屋外照明設備等の形状及び⾊彩を明⽰した四⽅からの平⾯図) (5)付近⾒取図(周囲おおむね250mの区域内の施設等の確認できる⾒取図) (6)消防法令適合通知書 (7)建築確認済証の写し (8)建築確認検査済証の写し (9)法人の登記事項証明書(申請者が法人の場合) (10)定款⼜は寄附⾏為の写し(申請者が法⼈の場合) (11)⽔質検査成績書(上⽔道⽔、簡易⽔道⽔以外の⽔を使⽤する場合) (12)他法令による認可証の写し(他の法令の規定により許認可等を要する場合) 各保健所(P.資4参照) 3 許認可関係の申請 消防法 消防法令適合通知書の申請 旅館業法の営業許可申請には、「消防法令適合通知書」を添付することになっています。消防法令適 合通知書は、消防署所定の様式により申請しますが、下記の設置基準に従って、必要な設備が設置され ており、収容人員が30人以上の場合は、防火管理者が選任されていることが必要です。 なお、消防法令適合通知書は、旅館業の営業許可申請書の添付書類となっていますが、平⾏して⼿続 きを進めることで期間短縮が図れます。保健所や各消防機関で確認しながら、効率的に⼿続きをすすめ ましょう。 設備名 消火器具 屋内消火栓設備 設置基準 ・延べ面積150㎡以上 ・少量危険物、指定可燃物を貯蔵し、 または、取り扱うもの ・地階、無窓階または3階以上の階で、床面積が50㎡以上 ・延べ面積700㎡以上 ※準耐⽕建築物で、内装不燃の場合は、延べ⾯積 1,400㎡以上 ※耐⽕建築物で、内装不燃の場合は、延べ⾯積 2,100㎡以上 自動火災報知設備 ・全て必要 消防機関へ通報する 火災報知設備 ・延べ面積500㎡以上 非常警報設備 ・収容人員20人以上 避難器具 ・2階以上の階または地階で、収容人員が30人以上 誘導灯、誘導標識 ・全て必要 防炎物品の使用 ・全て必要(カーテン、絨毯等) お問い合わせ先は、県内各消防機関まで(P.資4参照) 11 4 開業 いよいよ、開業!さて何からはじめようかな 宿泊施設を宣伝しよう さあ、営業許可が取得できれば、いよいよ開業となります。 宿泊業を営むには、多くの方や、関係機関等に施設を知ってもらうことから始めます。最近では、 HPの開設やSNSを使った広報、各種旅⾏会社や予約サイトへの登録など、様々な⼿法が考えら れます。ターゲットとする宿泊者への広報にはどのような手段が有効かを検討することが重要です。 税金について確認しておこう 更に、今回初めて創業される⽅は個⼈事業主となることから、別途以下の税⾦がかかる可能性が ありますので、必要に応じて税務署や、県・市町村の担当課へお問い合わせ下さい。 建設にかかる税金 営業にかかる税金 事業継承にかかる税金 ・消費税等(建設費等に付随) ・登録免許税(旅館業法の営業許可時に必要) ・不動産取得税(建物等の取得に応じて) ・所得税 ・事業税 ・(消費税) ・相続税 ・贈与税 ・(消費税) 万一の事故に備えよう また、万一の事故等に備え、保険や共済等の補償措置も検討しておくと安心です。 宿泊者の責任によるもの ・宿泊者の怪我や食中毒 ・⾞やカメラ等、宿泊者の所有物に対する損壊 など ・宿泊客の不注意による怪我 ・宿泊客の不注意による宿泊施設の備品の損壊 など その他 ・火災、自然災害 など 宿泊施設側の責任によるもの 12 4 開業 宿泊施設をよくするために、奈良県の⽀援制度を知っておこう 融資制度 1 創業支援資金(宿泊施設認定枠) 利率0%、保証料無料、担保や連帯保証人も原則不要 奈良県内で、宿泊施設を創業する際に必要な「施設改修費⽤」や「運転資⾦」にご利⽤頂ける、 無利⼦の融資制度(要認定)をご⽤意しています。 対 象 者 県内で宿泊施設を創業しようとする、次のいずれかに該当し、知事の認定を受けた方 (1)事業を営んでいない個⼈で、借⼊額と同額以上の⾃⼰資⾦を有し、1か⽉以内に県内で新たに事業を 開始する、あるいは2か⽉以内に新たに会社を設⽴し、具体的計画を有する⽅ (2)中小企業者である会社が自らの事業の全部又は一部を継続しつつ、県内で新たに中小企業者である会社 を設⽴し、設⽴される会社が事業を開始する具体的計画を有する⽅ 資金使途 設備資⾦・運転資⾦ (運転資⾦については、融資対象とならない場合もあります) 融資限度額 2 1,500万円 ※ 有利⼦の「創業⽀援資⾦」(年1.575%)と併⽤し、2,500万円までお申し込み可能です。 融資期間 設備資⾦・運転資⾦:7年以内 (内据置:1年以内) 融資利率 年0% 【 H28年3⽉までの借受者に限る】 担保・保証人 奈良県信⽤保証協会の保証が必要 保証料率:0% 担保:不要 連帯保証⼈:原則不要(法⼈の場合は代表者の 保証が必要) 既存事業者による宿泊施設開業支援資金 支払利子全額を県が5年間補助、H27年度より保証料負担も大幅軽減 現在、他事業を⾏っている事業者が、新たに奈良県内で宿泊施設事業に進出や転換を⾏われる場合 の「設備資⾦」や「運転資⾦」にご利⽤頂ける、低利の融資制度をご⽤意しています。 対 象 者 県内で宿泊施設を開業しようとする、次のいずれかに該当する方で、その事業計画について知事の認定を受けた方 (1)県内で宿泊施設事業に進出しようとする方で、次の(A)か(B)に該当する方 (A)現在⾏っている事業を廃業し、宿泊施設事業を開始することにより、事業の転換を図ろうとする⽅ (B)現在⾏っている事業を継続しながら、宿泊施設事業を開始することにより、経営の多角化を図ろうとする⽅ (2)県内の既存宿泊施設事業者であって、新たに宿泊施設を開業しようとする方 資金使途 設備資⾦・運転資⾦ (運転資⾦については、融資対象とならない場合もあります。) 融資限度額 融資期間 融資利率 2億8,000万円以内 設備資⾦ 15年以内 (内据置:1年以内) 運転資⾦ 7年以内 (内据置:1年以内) 年1.975% ※平成27年4⽉時点 【H28年3⽉までの借受者には、5年間 担保・保証人 県が年 2.0%の利⼦を補給 (但し、利率が年 2.0%を下回る場合 はその利率)】 奈良県信⽤保証協会の保証が必要 保証料率: 経営状況に応じた所定の料率(年0 〜0.9%) 担保: 必要な場合あり 連帯保証人: 原則不要 (法人の場合は代表者の 保証が必要) 13 4 開業 優遇税制 宿泊施設の新設、または増設した事業者の⽅を対象に、事業税及び不動産取得税の軽減を⾏います。 1 事業税の軽減 次の要件をいずれも満たす宿泊施設を新設又は増設した方 A.客室数30室以上または収容人員100人以上 (移転、改築の場合は、客室数30室以上増加または収容人員100人以上の増加が必要) 要件 B.宿泊施設を事業の用に供した方の県内の事業所において、 ・新規雇用 (雇用期間の定めのない者等であって、県内に住所を有する者に限る)が5人以上 ・かつ、増加する県内の総従業者数が5人以上 所得⾦額部分を3年間、通常の3/4 に軽減 軽減措置 (年間軽減額は、1億円以内) 2 不動産取得税の軽減 次の要件を満たす宿泊施設を新設又は増設した方 A.客室数30室以上または収容人員100人以上(移転、改築の場合は、客室数30室以上増加または 要件 収容人員100人以上の増加が必要) B.3年間宿泊施設以外の⽤途に変更しないこと 宿泊施設およびその敷地※(水平投影)部分について、課税標準額を通常の3/4 に軽減 (軽減額は、1億円以内) 軽減措置 ※敷地については、取得⽇の翌⽇から1年以内に建設に着⼿する必要等があります。 当該宿泊施設を旅館業の⽤に供する宿泊施設の⽤以外の⽤途に変更した場合は、軽減措置を受けられ ません。要件等の詳細については、ご確認ください。(下宿及びいわゆるラブホテル等は対象になり ません。) 開業したけど、経営についてアドバイスがほしいな よろず支援拠点 中小企業・小規模事業者の皆様の売上拡大・経営状態など、経営上のあらゆる悩み の相談に、無料で対応いたします。抱える課題に対し、具体的な解決策をワンストッ プで提供し、成果を出すようサポートします。 お問い合わせ先 奈良県 よろず支援拠点 TEL 0742-81-3840 専門家派遣制度 創業・開業に伴う事業計画の策定や経営課題の解決策に、経験豊かな専門家のアドバ イスを受けることができます。 創業支援、経営革新、マーケティング、ホームページについてなど、まずは面談を通 じて、最適な専門家の選定を⾏います。さらに、専門家派遣⾦額のうち、1/2の負担 でご利⽤頂けます。(無料でご利⽤頂ける場合もございますので、ご相談ください。) お問い合わせ先 公益財団法人 奈良県地域産業振興センター TEL 0742-36-8312 14 資料編 1 建築基準法について 建築確認制度 根 拠 法 令 制度の概要 対象地域 規制内容 建築等の基準 申請先 建築基準法(第6条、第6条の2、第87条、 第87条の2、第88条)、建築基準法施⾏条例 建築主は、一定の要件に該当する建築(工作物の設置も含む)又は床面積が100㎡を超える⽤途変更をしようと する場合は、工事に着手する前に建築基準関係規定に適合するものであることについて、確認の申請書を提出し て建築主事又は指定確認検査機関の確認を受け、確認済証の交付を受けなければならないものです。 県内全域(但し、都市計画区域内と都市計画区域外では確認申請の対象となる建築物が異なる) 1 建築確認の対象 都市計画区域内においては全てのものが対象 都市計画区域以外においては小規模なもの等を除き対象 2 適用除外 防⽕・準防⽕地域外で10㎡以内の増改築・移転は確認申請不要 1 建築基準法令の規定(主な規定) (1)建築基準法第2章 建築物の敷地、構造及び建築設備に関すること (2)建築基準法第3章 都市計画区域等における建築物の敷地、構造、建築設備及び用途に関すること ア 敷地と道路の関係(接道条件) イ 用途地域に関する制限(住居地域や工業地域の建築制限) ウ 建築物の面積、高さ及び敷地内の空地に関する制限 (ア)容積率・・・延べ⾯積の敷地⾯積に対する割合 (イ)建ぺい率・・・建築⾯積の敷地⾯積に対する割合 (ウ)外壁の後退距離・・・第1種・第2種低層住居専⽤地域内の外壁の後退距離 (エ)建築物の各部分の⾼さ・・・絶対⾼さ、道路斜線、隣地斜線、北側斜線、⽇影規制、⾼度地区 エ 防火・準防火地域内に関する制限 オ その他 (ア)地区計画や建築協定による制限 (3)建築基準法施⾏条例 奈良県の独⾃の制限で、全ての区域に適⽤されます。 2 建築基準法令の規定以外のもの 消防法、屋外広告物法、下⽔道法、宅地造成等規制法、都市計画法、⾼齢者、障害者等の移動等の円滑化の 促進に関する法律等の規定に適合させる必要があります。 3 特例的・例外的な建築許可 建築基準法の「基準」に適合しないものでも、公聴会・建築審査会の同意を得たうえで許可を受けて建築 できる場合があります。その場合は、建築確認申請までに許可を受けなければなりません。 奈良市・橿原市・⽣駒市は各市役所、その他の市町村は各県⼟⽊事務所(P.資4参照) ⼜は、奈良県を業務区域とする指定確認検査機関 建 築 計 画 建 築 確 認 申 請 フロー図 構造計算 適合性判定 問合せ先 資1 確 認 済 証 工 事 着 工 工 事 完 了 中 間 検 査 申 請 完 了 検 査 申 請 工 事 完 了 検 査 中 間 検 査 中 間 検 査 合 格 証 検 査 済 証 使 用 開 始 ※一定の高さ以上等の建築物 (鉄骨造4F以上、鉄筋コンク リート造20m以上等) については、建築確認申請と別 に指定構造計算適合性判定機関 による構造計算適合性判定を受 ける必要がある。 奈良県 県土マネジメント部 まちづくり推進局 建築課 建築指導係 TEL 0742-27-7574 各 土木事務所 建築課又は庶務課建築係(P.資4参照) 奈良市・橿原市・⽣駒市については、市役所の建築・開発担当課 2 都市計画法について 開発許可 建物を新築・改築する場合、建築確認に先⽴って都市計画法(以下「法」という。)に基づく開発 許可が必要な場合があります。許可申請の流れは、以下を参照して下さい。 開発許可制度に関する手続フロー(概要) 開発(建築)行為事前協議(市街化調整区域) ※奈良市域は奈良市開発指導課が 審査・許可します。 開発行為がある場合 開発許可(法第29条)の申請 所在の市町村 開発担当課へ 法第32条の協議 (公共施設の管理者同意) ・所在の市町村 ・既存の公共施設の管理者 開発審査会の議 (法第34条第14号適用の場合) 開発行為が無い場合 建築許可(法第43条)の申請 所在の市町村 開発担当課へ 審査 所管の土木事務所又は県建築課 審査 所管の土木事務所又は県建築課 許可の通知 開発⾏為変更の許可申請 開発⾏為変更の届出 開発⾏為廃⽌の届出 開発許可に基づく地位 承継の承認申請 不許可の通知 開発登録簿調製 工事完了検査、公告 建築確認の申請 建築確認 建築 不許可の通知 許可の通知 建築制限緩和申請 (法第37条) 承認 建築確認の申請 建築確認 建築 工事完了検査、公告 資2 3 食品衛生法について 食品衛生法の営業許可 根 拠 法 令 ⾷品衛⽣法(第52条)、⾷品衛⽣法施⾏規則 奈良県⾷品衛⽣法施⾏条例 制度の概要 宿泊施設で⾷事の提供を⾏う場合は、⾷品衛⽣法の飲⾷店営業許可を受けなければなりません。 営業許可には有効期限がありますので、有効期間満了に際し引き続き営業の許可を受けようとする場合は、継続⼿ 続が必要です。 対象地域 建築等の基準 申請先 各 保健所(P.資4参照) 事前相談 宿泊施設の図面等を準備して、 管轄の保健所にご相談下さい。 許可申請 申請書は少なくとも開店の 10日前までには提出して 下さい。 現地調査 営業者が必ず⽴ち合って下さい。 (施設は完成させて下さい) 営業許可 許可証は店内に掲示する必要が あります。 営業開始 継続申請 資3 消費・生活安全課 食品安全推進係 県内全域 1 施設基準 (1)施設は、清潔な場所に位置すること。 (2)施設は、食品等の取扱いに適した広さを有し、営業に直接必要でない場所と区画され、専用であること。 (3)施設は、ねずみ、昆虫等の侵入を防ぐ構造であること。 (4)食品取扱室(⾷品の製造、処理、加⼯、調理等を⾏う室をいう。以下同じ。)の床は、平滑で排⽔が良く 耐水であること。ただし、水を使用しない場所においては、耐水としないことができる。 (5)⾷品取扱室の天井は、ほこりの落下しない構造であること。 (6)作業に適した明るさを確保できる設備を設けること。 (7)換気が⼗分に⾏える設備を設けること。 (8)使用する目的に応じた器具類を備え、衛生的に保管できる設備を設けること。 (9)食品等及び容器包装は、取扱いに応じて衛生的に保管できる設備を設けること。 (10)⾷品、器具等を流⽔で洗浄する設備(⼆槽以上の洗浄槽)を設けること。ただし、⾷品、器具等を 流⽔で洗浄する必要のない営業は、この限りでない。 (11)衛⽣管理に適した専⽤の洗剤及び消毒薬を備えた流⽔式⼿洗い設備を設けること。 (12)汚液及び汚臭を防ぐ構造の廃棄物保管設備を設けること。 (13)使⽤する⽔の給⽔設備は、⽔道⽔⼜は奈良県⾷品衛⽣法施⾏細則で定める⽔質基準に適合する⽔を 豊富に供給できるものであること。なお、水道水以外から使用する水を給水する場合は、殺菌装置等 を設置した給水設備であること。 (14)便所は、衛⽣上⽀障のない場所に位置し、適切な構造であること。 (15)給湯設備を設けること 等 2 管理運営基準 開業後は、条例で定める「管理運営基準」を遵守し、施設を衛⽣的な状態に保たなければなりません。また、 専任の⾷品衛⽣責任者を置かなければなりません。⾷品衛⽣責任者になるには、栄養⼠、調理師などの資格を 有しているか、知事が指定する衛生講習会を受講しなければなりません。 フロー図 問合せ先 担 当 課 担 当 係 およそ6年に1回、継続⼿続きを していただく必要があります。 各 保健所(P.資4参照) 必要書類等 (1)申請書 (各保健所でお渡しします) (2)平面図、設備等の配置図 (3)水質検査成績書(上水道水、 簡易⽔道⽔以外の⽔を使⽤ する場合) (4)食品衛生責任者の資格を 証明する書類等 (5)法人の場合は、登記事項 証明書 4 関係機関問合せ先 建築基準法関係窓口 名称 管轄地 奈良市 建築指導課 橿原市 建築指導課 生駒市 建築課 所在地 奈良市 奈良市⼆条⼤路南1-1-1 橿原市 橿原市八木町1-1-18 生駒市 生駒市東新町8-38 大和郡山市、天理市、⼭添村、平群町、三郷町、 大和郡山市満願寺町60-1 斑鳩町、安堵町 大和高田市、五條市、御所市、香芝市、葛城市、上牧町、大和高田市東中2-2-1 王寺町、広陵町、河合町、野迫川村、十津川村 桜井市、宇陀市、川⻄町、三宅町、田原本町、 橿原市常盤町605-5 曽爾村、御杖村、高取町、明日香村、東吉野村 吉野町、⼤淀町、下市町、⿊滝村、天川村、 吉野郡吉野町上市2150-1 下北⼭村、上北⼭村、川上村 郡山土木事務所 高田土木事務所 中和土木事務所 吉野土木事務所 電話番号 0742-34-4750 0744-47-3517 0743-74-1111 0743-51-0209 0745-52-6144 0744-48-3079 0746-32-4051 消防機関(消防法関係窓口) 名称 奈良市消防局 生駒市消防本部 天理消防署 山添消防署 磯城消防署 桜井消防署 五條消防署 大和郡山消防署 ⻄和消防署 奈 良 宇陀消防署 県 葛城消防署 広 吉野消防署 域 消 橿原消防署 防 高田消防署 組 御所消防署 合 高市消防署 大淀消防署 下市消防署 香芝消防署 広陵消防署 消防本部 管轄地 奈良市 生駒市 天理市 山添村 川⻄町、三宅町、⽥原本町 桜井市 五條市、十津川村 大和郡山市 平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、上牧町、河合町、王寺町 宇陀市、曽爾村、御杖村 葛城市 吉野町、川上村、東吉野村、下北⼭村、上北⼭村 橿原市 大和高田市 御所市 高取町、明日香村 大淀町 下市町、⿊滝村、天川村 香芝市 広陵町 野迫川村 所在地 奈良市八条町5-404-1 生駒市山崎町4-10 天理市富堂町10-3 ⼭辺郡⼭添村⼤⻄942-5 磯城郡田原本町八尾72 桜井市粟殿432-1 五條市今井4丁目3-23 大和郡山市本庄町300 北葛城郡王寺町王寺1-1-3 宇陀市榛原萩原1230 葛城市中⼾475 吉野郡吉野町宮滝17-1 橿原市慈明寺町149-3 大和高田市大中19-7 御所市蛇穴250-1 高市郡高取町観覚寺614 吉野郡大淀町土田187 吉野郡下市町善城152 香芝市本町1462 北葛城郡広陵町⽦相374-1 橿原市慈明寺町149-3 電話番号 0742-35-1192 0743-73-0119 0743-62-3322 0743-85-0304 0744-33-2461 0744-42-4119 0747-22-3310 0743-59-1191 0745-73-1001 0745-82-3199 0745-69-7171 0746-32-1011 0744-22-0119 0745-25-0119 0745-62-0119 0744-52-4499 0747-52-1199 0747-52-2299 0745-76-4119 0745-55-4123 0744-26-0117 保健所(旅館業法・食品衛生法関係窓口) 名称 奈良市保健所 管轄地 奈良市 所在地 奈良市三条本町13-1 電話番号 生活衛生課 0742-93-8395 郡山保健所 大和郡山市、天理市、⽣駒市、山添村、平群町、 大和郡山市満願寺町60-1 三郷町、斑鳩町、安堵町 奈良県郡山総合庁舎内 衛生課 (食品衛生法) 0743-51-0192 (旅 館 業 法) 0743-51-0193 中和保健所 大和高田市、橿原市、桜井市、御所市、香芝市、 葛城市、宇陀市、川⻄町、三宅町、⽥原本町、 橿原市常盤町605番地の5 曽爾村、御杖村、高取町、明日香村、上牧町、 奈良県橿原総合庁舎内 王寺町、広陵町、河合町 食品衛生課(食品衛生法) 0744-48-3031 生活衛生課(旅館業法) 0744-48-3033 吉野町、⼤淀町、下市町、⿊滝村、天川村、 下北⼭村、上北⼭村、川上村、東吉野村 五條市、野迫川村、十津川村 吉野郡下市町新住15-3 衛生課 0747-64-8131 五條市本町3-1-13 地域生活課 0747-22-3051 吉野保健所 内吉野保健所 資4 5 規制緩和 市街化調整区域における開発許可基準の規制緩和 奈良県では、宿泊施設の新規⽴地や既存施設リニューアルの促進を図るため、市街化調整区域の規制 緩和を⾏っています。敷地が下記の対象区域内にあることに加えて、「一定の要件」を満たす場合は、宿 泊施設の⽴地が認められる可能性があります。(奈良市の区域を除きます) 各審査基準の「一定の要件」は奈良県建築課のホームページの「開発許可制度に関する審査基準(⽴地基 準編)」(右記アドレス参照)からダウンロードできます。[http://www.pref.nara.jp/3981.htm] なお、他法令の規制についてもご留意下さい。 小規模宿泊施設(延べ面積:原則500㎡以下)の対象区域 [都市計画法第34条第2号] ・対象観光資源の最寄りの鉄道駅、バス停留所、観光駐⾞場から対象観光資源まで徒歩により通常利⽤する 道路の沿道から概ね500m以内の区域(対象観光資源の敷地から50m以内の区域を除く) ・対象観光資源から概ね500m以内の区域(対象観光資源の敷地から50m以内の区域を除く) 中規模宿泊施設(延べ面積:原則2,000㎡以下)の対象区域 [都市計画法第34条第14号 開発審査会提案基準29「観光ゾーン等に位置づけられた区域内の宿泊施設」] ・観光ゾーンとして市町村の総合計画又は都市計画マスタープラン等に位置づけられた区域 ・宿泊ゾーンとして県産業・雇用振興部局が設定した区域(次の2つを満たす区域) ①対象観光資源から概ね500m超〜1kmの区域(対象観光資源の敷地から50m以内の区域を除く) ②対象観光資源から概ね1km以内にある幹線道路または鉄道駅から概ね500m以内の区域 ※「対象観光資源」とは・・・下記事項の全てに該当する施設 ①歴史的・文化的資源であり、かつ、重要文化財(国宝を含む)、国指定の史跡(特別史跡を含む) ⼜は県若しくは市町村指定の有形⽂化財若しくは史跡に指定されているもの ②年間を通じ来訪者が相当数ある⼜は相当数の⾒込みがあるもので、かつ地元市町村の観光政策上 その活用が有効であると認められるもの ※「幹線道路」とは 国道、主要地⽅道または2⾞線以上の幅員を有する県道若しくは広域的な道路。 資5 5 規制緩和 ●⽴地可の模式図 BUS 幹線道路 P 沿道から500m 幹線道路 から500m 観 光 ル ー ト 幹線道路 から500m 対象観光資源 から50m以内 は⽴地不可 観光資源 対象観光 資源から1km 凡例 小規模の基準が 適用される区域 中規模の基準が 適用される区域 小規模・中規模いずれかの 基準が適用される区域 資6 奈良県 産業・雇用振興部 企業立地推進課 630-8501 TEL ホテル誘致係 奈良県奈良市登大路町30 0742-27-8873 FAX 0742-27-4473