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静岡県立富士山麓山の村
静岡県立富士山麓山の村 団体指導者の皆様へ この「利用の手引」は、富士山麓山の村において充実した研修を行え るよう、施設の概要、利用手続、利用上の注意事項などを中心に説明 してあります。 利用計画書を作成する前に必ずお読みください。 1 物質的豊かさの中で育ちながら生活体験に乏しい生徒達に、 大自然のもとでの活動をとおして心身を鍛える場を与え、たく ましい人間の育成を目指す。 2 集団生活をとおして社会性や責任感を養い、自己を深く省察 させ、心豊かな人間の育成を目指す。 3 教育課程の一環として位置づけられた「勤労にかかわる体験 学習」や野外活動・科学芸術活動等を展開する。 目 次 1 「富士山麓山の村」の位置 (1) 位置 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (2) 交通経路 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2 施設の概要 (1) 敷地面積 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (2) 施設規模 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (3) 生活棟平面図 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3 山の村の特色 (1) 活動の展開 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (2) 宿泊施設 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (3) 食事 4 利用の申込みと手続 (1) 対象 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (2) 申込みの時期と手順 (3) 経費 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5 準備と計画 (1) 組織と運営 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (2) 活動プログラムの作成 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (3) 利用計画書の提出 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (4) 事前打合せと下見 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (5) 人数変更に伴う食事数の変更期限 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6 入所(退所)と施設の利用説明 (1) 入所と退所 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (2) 施設の利用説明 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7 利用上の注意事項 (1) 全般的な事項 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (2) 勤労体験活動、野外活動の実施に伴う事項 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (3) 給食と自炊 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8 安全対策に関わる基準 (1)野外活動に関わる天候の基準 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (2)活動に関わるその他の基準 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9 緊急体制 (1) 救急医療 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (2) 濃霧対策 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (3) 雷対策 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (4) 有害(毒)動植物等 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (5) 緊急連絡 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (6) 災害(事故)対策 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ (7) 東海地震に関連する情報が発表された場合の対応 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10 その他 補助犬及びペットの受入れについて ‥‥ 別表1 管理棟等への連絡通報(フローチャート) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 別表2 活動一覧表 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 別表3 各種用具等受取り・返納及びゴミ処理場所案内図 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 別表4 富士山麓山の村の利用取消しに伴う利用団体の費用負担 ‥‥‥‥‥‥ 1 1 2 2 3 4 4 4 5 5 5 6 6 6 7 7 9 9 13 13 15 18 18 19 19 19 20 20 20 21 21 22 23 25 26 1 「富士山麓山の村」の位置 (1) 位 置 富士山南麓一合目の国有林(富士箱根伊豆国立公園)内にあります。 北には、富士山頂(標高 3,776m)が眼前にそびえ、東に愛鷹山、西に南アルプス、南に駿 河湾が一望できる場所です。 ア 位 置 イ 住 所 等 標高 1,100m 東経 138°43′45" 北緯 35°17′20" 〒418-0011 富士宮市粟倉2745番地 電 話 富士局 0545-36-2236 FAX 富士局 0545-36-2239 (2) 交 通 経 路 ア 車利用の場合 (ア) 東名高速道路富士インターチェンジ → 西富士道路→ 富士宮市街地→富士山スカ イライン(富士宮⇔御殿場)表富士グリーンキャンプ場手前 →富士山麓山の村 距離 約30㎞、 時間 約50分 (イ) 新東名高速道路富士インターチェンジ → 西富士道路→ 富士宮市街地→富士山ス カイライン(富士宮⇔御殿場)表富士グリーンキャンプ場手前 →富士山麓山の村 距離 約25㎞、 時間 約45分 (イ) 東名高速道路御殿場インターチェンジ → 国道138号線 → 国道246号線 → 富士山スカイライン(御殿場⇔富士宮)→ 富士山麓山の村 距離 イ 約29㎞、 約50分 鉄道利用の場合 JR身延線 距離 ウ 時間 富士宮駅下車 約20㎞、 時間 タクシー 約40分 (7,000 円程度) 路線バス利用の場合(富士山新五合目行・富士急静岡バス) 新富士駅 → 富士駅 → 富士宮駅 → グリーンキャンプ場前 バス停から距離 ※ 運行期間 2.4㎞、 徒歩 約40分 7月10日 ~ 9月10日 -1- 下車 2 施設の概要 (1) 敷 地 面 積 建物敷地 12ha 活動エリア 500ha (2) 施 設 規 模 施 管 設 理 名 棟 構 造 内 1階 事務室・所長室・応接室・保健室・宿直室・ 工作室・資材室・外便所2 2階 会議室(洋室50人 木造2階建 A 型 木造平屋建 (4棟) 容 和室40人) 建物名(コルリ・もみは車イス可能) コルリ・もみ・西臼塚・宝永山 ホール・指導員室・宿泊室6・かまど・調理室・ 洗面所・便所2(西臼塚・宝永山) 便所3(コルリ・もみは車イス用 最大 生 活 棟 定員 500人 ( 50 人 × 10棟) B 型 木造2階建 (3棟) C 型 木造2階建 (3棟) 各1) 建物名 ぶな・かえで・剣ヶ峰 1階 ホール・指導員室・宿泊室2・かまど・ 調理室・洗面所2・便所2 2階 指導員室・宿泊室2 建物名 キビタキ・ひのき・二子山 1階 ホール・指導員室・宿泊室・かまど・ 調理室・洗面所2・便所2 2階 指導員室・宿泊室2 多目的ホール 定員600人 木造平屋建 ホール(バレーボールコート2面・ステージ・器具庫2) 放送室・会議室・便所3(車イス用1) 作業準備棟 木造平屋建 事務室・警備仮眠室 浴 室 棟 木造平屋建 浴槽2(各25人用)・薪乾燥室・便所2 給 食 棟 木造平屋建 調理室・事務室・リネン室 野外炊飯棟 木造平屋建 炊飯施設・かまど10ヵ所(50人程度) 野 外 便 所 木造平屋建 構内 野 外 便 所 木造平屋建 野外活動エリア 広 大駐車場(バス22台)・多目的広場(1,900㎡)・ 交流広場(1,100㎡)・第1緑陰広場(西)・第2緑陰広場(東) 場 等 3棟(3ヵ所) -2- 3棟(3ヵ所) ( (3) 生活棟平面図 ア A型(コルリ・もみ) 身障者 炊飯場 用トイレ 2名 玄関 (2組) 指導員室 宿泊室3 8人(7組) イ ホール A型(西臼塚・宝永山) 炊飯場 2名 玄関 (2組) 指導員室 男子トイレ 宿泊室1 8人(7組) ※45組 女子トイレ 調理室 暖炉 宿泊室2 8人(7組) 組)表示は寝具組数 宿泊室6 8人(8組) 宿泊室3 8人(7組) 宿泊室5 8人(7組) 宿泊室2 8人(7組) 宿泊室4 8人(7組) 宿泊室1 8人(7組) 男子トイレ 調理室 宿泊室6 8人(8組) 暖炉 宿泊室5 8人(7組) ホール 宿泊室4 8人(7組) バルコニー ウ 女子トイレ バルコニー B型(ぶな・かえで・剣ヶ峰) 炊飯場 1名 (1組) 玄関 男子 トイレ 女子 トイレ 指導員室1 UP 宿泊室3 12人(8 組) DN 宿泊室1 14人 (14組) 調理室 指導員室2 1名(1組) UP 宿泊室2 14人 (14組) 宿泊室4 8人(7 組) 暖炉 吹抜 ホール 1階 バルコニー エ DN 2階 C型(キビタキ・ひのき・二子山) 炊飯場 女子 トイレ 男子 トイレ 調理室 玄関 宿泊室2 18人 (18組) 指導員室2 1名 (1組) バルコニー バルコニー 宿泊室3 4人(4組) 指導員室1 1人(1組) 宿泊室1 26人 (21組) DN UP 暖炉 吹抜 ホール 2階 1階 -3- 3 山の村の特色 (1) 活動の展開 各団体が、活動計画の立案及び諸活動の指導を行い、参加者の実態に基づいた、独自の展 開をすることができます。 (2) 宿 泊 施 設 500人(学校の場合最大10ホームルーム)が同時に利用できます。 例えば学校行事では、独立した生活棟で、ホームルームごとに、生徒と先生が寝食を共に した生活ができることが大きな特色です。 (3) 食 事 ア 食事は、給食を依頼するか、あるいは各生活棟の調理室や野外炊飯棟で自炊するかを選 択します。給食や自炊材料は、給食用リヤカーで利用者が運びます。生活棟及び野外炊 飯棟には、炊事設備が整っているので、自炊を取り入れることをお勧めします。燃料は、 薪を使用します。なお、自炊用の米・副食材料は、提示されたメニューの中から、生活 棟ごとの選択により提供されます。 イ 夜食(希望制 別料金) メニューの中から、生活棟ごとに提供されます。 ※ 食べ物等の持込みは、食中毒の恐れ及び設立の趣旨(耐乏生活の体験)から禁止してい ます。 -4- 4 利用の申込みと手続 (1) 対 象 ア 教育課程の一環として、宿泊研修を行う県内の小・中学校、高等学校及び特別支援学校。 イ 部活動等の一環として、宿泊研修を行う県内の小・中学校、高等学校及び特別支援学校。 ウ その他、県教育委員会が認めた団体。(日帰りでの利用を含む。) (2) 申込みの時期と手順 ア 翌年度利用の申込み (ア) 県内の学校 2月上旬 4月下旬 5月~6月中旬 6月下旬 6月下旬以降 (イ) その他団体 利用申込み案内送付、受付開始 利用申込み締切り(一括調整分) 調整、承認 利用決定通知発送(一括調整分) 山の村で随時受付 県内の小・中学校、高等学校及び特別支援学校の一括調整による 申込み決定通知送付後から山の村で随時受付 イ 当年度利用の申込み 山の村で随時受付 ウ 打合せの時期 利用1か月前 利用2~3週間前 利用計画書提出(別紙様式1~6・食物アレルギーに関する確認について 事前打合せ日程連絡(別紙様式7 FAX可) 事前打合せ (3) 経 費 ア 食事料(消費税込) 朝食432円 昼食648円 夕食810円 (自炊の場合も同額) その他特別食及び夜食については、別料金にて申し受けます。 イ 寝具及びリネン代(消費税込) 1泊 ※ 料金は、請求書を確認のうえ、食事料と寝具及びリネン代を別々に指定銀行へ振り込 んでください。(振込み手数料は団体負担)。 -5- 453円 5 準備と計画 (1) 組織と運営 利用団体は、山の村利用にあたっての組織をつくり、指揮系統や各担当責任者を明確にし て、円滑な運営ができるように計画してください。活動の運営は、利用団体の責任におい て行ってください。 (2) 活動プログラムの作成 ア 利用団体がそれぞれのねらいに基づいて、創意工夫に努め、指導のための事前研修を十 分に行うことが必要です。 なお、活動プログラムは、晴天用及び雨天用を作成してください。 晴天時は勤労体験活動や野外活動を積極的に取り入れることをお勧めします。 (活動内容については 23 ページを参照) イ 時間の設定について (ア) 生活棟の利用は、初日は午後1時から、最終日は午前11時までが基準です。 ただし、利用日前後に他団体の出入りがなければ、調整可能です。 (イ) 食事の形態(自炊、給食)によって、プログラムの作成に留意が必要です。 (16 ページを参照) (ウ) 入浴時間は通常、午後3時から11時までの間です。 燃料や水の節約のため、短時間で効率よくお願いします。 ウ 清掃美化は、構内の活動場所すべてが対象です。 ハイキング等の野外活動では、ゴミの持ち帰りの指導をお願いします。 (3) 利用計画書の提出 運営組織や活動プログラムの検討とともに、様式1~6・食物アレルギーに関する確認に ついてにより利用計画書を作成し、原則として利用日の1か月前までに、山の村へ提出し てください。 山の村では、この計画書に基づいて生活棟・多目的ホール・工作室等の利用時間の割当、 給食や活動用具の準備等を行います。なお、活動の展開及びそれに伴う施設の利用等につ いて、修正や変更が必要な場合は電話で連絡します。 講師の依頼が必要な場合は、事前に山の村へ連絡してください。 -6- (4) 事前打合せと下見 ア 利用団体側の準備や活動の具体的な進め方、同一期間に利用する他団体との調整、指 導の方法等について、利用計画書に基づき、原則として利用日の2~3週間前に事前 打合せをします。 イ 事前打合せの日程は、あらかじめ電話で調整し、 「山の村訪問について(下見・打合せ)」 (様式7)を提出してください。(FAX可) ウ 野外活動(オリエンテーリング、ウォークラリー、ハイキング等)を計画している場 合は、安全確保のため、下見が必要です。利用する施設、設備についても下見をお願 いします。 エ 事前打合せの主な確認事項は下記のとおりです。 (ア) 活動プログラムの内容 (イ) 食事計画 (ウ) 生活棟の配分 (エ) 施設利用の開始と終了の時間 (オ) 清掃美化の分担 (カ) 入浴の時間 (5) 人数変更に伴う食事数の変更期限 ア 人数変更に伴う食事数の変更は、土・日・祝日を除いた入所日の2日前の午後3時ま でにお願いします。 イ 食事数の数量変更に伴う料金については下記のとおりです。 変 更 時 期 食事料金 入所日の2日前まで な し 入所日の前日以降 請 求 (※非常時の利用取消しに伴う費用負担 P26 参照) -7- ※ 時 刻 2泊3日の活動計画(参考) 第1日目 月 日( 曜日) 晴 第2日目 月 日( 曜日) 第3日目 月 日( 曜日) 雨 晴 6 6 7 7 8 8 9 9 10 10 雨 山の村到着 12 13 昼 食 (交流広場) 始めの式 (交流広場) 始めの式 (多目的ホール) 入棟・清掃・ (同 リネン受領 清掃・活動準備 オリエンテーリング 創作活動 16 17 18 19 夕 食 (給 食) 天体観測 入 浴 22 23 11 12 昼 食 (むすび) ハイキング バレーボール大会 14 (西臼塚) (多目的ホール) 15 15 16 夕 食 (自 炊) 17 17 18 18 19 キャンプファイア キャンドルファイア (多目的広場) (多目的ホール) 20 (同 左) 21 20 各HR研修 入 浴 (同 左) 22 消灯・就寝 (同 左) 23 床 起 床 朝 食 (自 炊) 大 掃 除 (同 左) 10 創作活動 14 (多目的ホール) 各HR研修 9 13 ビデオ鑑賞 19 20 21 (同 左) 13 16 起 雨 8 左) 14 15 7 朝 食 (給 食) 11 昼 食 (バスの中) 12 6 起床 起床 朝の集い 朝の集い (多目的広場) (多目的ホール) 育林作業 11 晴 21 22 消灯・就寝 -8- (同 左) 23 退 棟 退 棟 終わりの式 終わりの式 (交流広場) (多目的ホール) 昼食(弁当) (交流広場) 昼食(弁当) (バスの中) 山の村出発 6 入所(退所)と施設の利用説明 (1) 入所と退所 ア 始めの式(終わりの式)は、交流広場・多目的ホール・多目的広場等で行うことができ ます。 イ 利用責任者との打合せ 活動が順調に展開できるよう、利用開始前に管理棟で山の村職員と確認のための打合せ を行います。 ウ 利用開始(終了)日の引渡(返納)物品 (ア)指導用ファイル(生活棟玄関鍵付) (イ)鈴 (ウ)防虫スプレー等 (2) 施設の利用説明 ア 管理棟 (ア) 事務室 a 構内一斉放送ができます。(緊急用) b 無線機を設置してあり、野外活動用携帯無線機と相互連絡に使用します。 c 夜間は、警備員2名が警備にあたっています。 午後5時から午前0時までは、事務室(内線 201)に待機しながら構内を巡回警備し ます。その後は作業準備棟(内線 309)で仮眠します。 緊急の場合は、直ちに警備員に連絡してください。 (イ) 保健室 a 応急手当等は、利用団体の救護担当者が行ってください。 b 薬品等は、学校の保健室に準じて用意してありますが、参加者に常備薬を持参させ てください。保健室を利用した場合や、医療機関にかかった場合には、保健記録簿 に記入し、最終日に事務室に提出してください。 c ベッドは、利用者用2室5床、養護教諭用1室1床(学校教育団体のみ利用可能) あります。 d 救急カバンが、貸出用として10個あります。 e AED が1台設置してあります。なお、作業準備棟にも1台ありますので、緊急の場 合は連絡してください。(内線 309) (ウ) 資材室 a 勤労体験活動・創作活動等の用具の受取・返納を行います。(団体指導者立会い) b 使用後は数量・破損等の確認をお願いします。 -9- (エ) 工作室 イ a 創作活動で使用します。定員は40人程度です。 b 使用後は、後片付け・清掃を行ってください。 多目的ホール (ア) 始め(終)の式、全体集会・キャンドルファイア・スポーツ等に使用します。 (イ) 利用時は、体育館シューズを使用してください。 (ウ) キャンドルファイアを行ったり、机・イスを使用したりする場合は、必ずフロアシー トを敷いてください。 (エ) 使用後は後片付け・清掃を行ってください。 ウ 浴室棟 (ア) 男女浴室とも、同時利用定員は25人です。 (イ) 節水に心がけてください。(お湯の量が限られています。) (ウ) タオルは、浴槽の中で使わないでください。 (エ) 風呂桶・腰掛は、もとの場所へ整理整頓してください。 (オ) 脱衣室には、身体をよく拭いてからあがってください。 (カ) 団体指導者は、入浴終了後の確認と管理棟への連絡をお願いします。 エ 給食棟 (ア) 調理室 a 給食または自炊材料及び食器等の受取り・返納を行います。(団体指導者立会い) b 給食や自炊活動の手順については、15 ページの給食と自炊の項を参照。 (イ) リネン室 シーツ・枕カバー・掛布団カバー及び富士宮市指定ゴミ袋(10枚)の受渡しを行い ます。(団体指導者立会い) オ ゴミ置場 各生活棟や野外炊飯棟のゴミは、①残飯 ②割箸 ③可燃物 ④ペットボトルの種類ごと にゴミ袋に入れて指定場所へ置いてください。 カ 作業準備棟 (ア) 勤労体験活動の活動補助や、施設設備の各種管理業務等を行う「職員」が、常駐する 事務所です。 - 10 - (イ) キャンプファイア・キャンドルファイア用具、追加のゴミ袋及びトイレットペ ーパー等の受渡しを行います。 キ 生活棟 (ア) 指導員室の備品は、懐中電灯・メガホン・ラジオ・時計・双眼鏡・担架等です。 (イ) ホールの備品は、電子ピアノ、ビデオ専用テレビ、座卓、ヘルメット・フロア シート・ 碁・将棋・オセロ・書籍等です。 (ウ) 利用者への指導事項について a b 雨天や霧が発生している時は、室内の湿気を防ぐため、ガラス戸を閉めてく ださい。また、開放する時は、野ネズミや虫の侵入防止のため網戸を使用して ください。 寝具について (a) 必ずシーツとカバーを使用してください。 (b) 活動中は、下図のようにたたみ、整理整頓してください。 枕 毛布(四つ折) 掛布団(四つ折) (注) 押入れに収納する時は羽根布団の 空気を押し出して薄くしてください 敷布団(三つ折) (c) 最終日は、①押入れの表示どおりに収納してください。 ②シーツと掛布団カバーは10枚を一包みとし、枕カバーは袋 になっているので、中に詰めて返納してください。 (エ) 暖房について a 宿泊室のヒーターは、管理棟で集中制御(午後5時から翌朝7時まで)して います。 b ヒーターの温度調節用のつまみが、指導員室の壁の目線より高い位置にあり ますので、温度は団体指導者が調節してください。 c ホールのガスストーブ(2台)は、気温に応じ使用してください。 (オ) 団体指導者は、就寝前及び自炊活動後には、生活棟内外の火気消火や施錠等に ついて、安全確認をお願いします。 - 11 - ク 野外炊飯棟 バーベキュー等に使用します。定員は50人程度です。 ケ 多目的広場・交流広場(災害時の避難場所となります。) (ア) 全体集会、キャンプファイア等ができます。 (イ) 外部コンセントがあります。 多目的ホール コンセント 交流広場 もみ ひのき かえで 多目的広場 コ コンセント その他 (ア) 進入路の門扉は、管理上午後7時から翌朝7時まで施錠します。 (緊急時は、警備員に連絡してください。) (イ) 電話について a 山の村に公衆電話は設置されていませんので、必要な時は管理棟事務室まで申し出 てください。 b 携帯電話は、会社によっては圏外となって使用できない場合がありますので、事前 に確認してください。 - 12 - 7 利用上の注意事項 (1) 全般的な事項 山の村は国有林内(富士箱根伊豆国立公園・鳥獣保護区・水源涵養保安林)に位置してい ます。すべての自然については、愛護の気持で接してください。 歴史ある大自然を守るため、火気の取扱いには、特別の注意をはらってください。 ア 個人で用意する物 体育館シューズ・傘・雨合羽・懐中電灯・水筒・軍手(すべり止め付き) ・長袖シャツ・ 長ズボン・就寝用衣類・洗面用具・石けん・保険証(コピー) ・雑巾・季節に応じて防寒 衣・その他利用団体が必要と認めた物。 イ 持込みを禁止している物 (ア) 食べ物‥‥‥食中毒の防止 (イ) 電気製品(音楽機器類・ドライヤー等)‥‥‥耐乏生活の体験 (活動に必要な器具は、山の村に用意してあります。) ウ 指導者について (ア) 構内(生活棟方面)への車輌の乗入れは、原則としてできません。緊急の場合は管理 棟に連絡し許可を得てください。 (イ) 構内での喫煙は禁止です。 (ウ) 同時利用の団体がある場合は、あいさつの励行を指導してください。 エ 清掃美化 清掃は、次の利用者のために徹底して行い、 「来た時よりも美しく」を指導してください。 (2) 勤労体験活動、野外活動の実施に伴う事項 気象条件が活動に支障をきたすと考えられる場合、活動1時間前に管理者と利用団体と協 議 し、活動の可否を決定します。 事故防止のため、事前の安全指導と活動中の目配りを、お願いします。 ア 勤労体験活動 (ア) 指導にあたっては、生活棟指導員室のメガホンを必要に応じて使用してください。 (イ) 軍手及び生活棟備付けのヘルメットを着用してから、活動に入ってください。 (ウ) 刃物等道具の取扱いには、十分注意するよう指導をお願いします。 (エ) 活動補助は、作業指導員が必要に応じて行います。 - 13 - イ 創作活動 (ア) 創作活動には、基本的に作業指導員がつきます。活動内容については、山の村の利用 の手引(資料編)を参考にしてください。 (イ) 道具類は、管理棟《資材室》で受取り、運搬には作業用リヤカーを使用します。 受領時・返納時は、団体指導者が数量を直接確認願います。(団体指導者立会い) (ウ) 生活棟ホールを使用する場合は、必ずフロアシートを敷いてください。 (エ) 刃物等道具の取扱いには、十分注意するよう指導をお願いします。 (オ) 活動後の清掃時間も、組み込んでください。 ウ 野外活動 (ア) 安全な活動を行うため、下見が必要です。(入所後の実施でも可) (イ) 利用団体が、特別に設置したものについては、活動終了後速やかに撤去してください。 (ウ) 利用者への事前指導について a 弁当のから等のゴミは、山の村へ持ち帰ってください。 b 事故防止のため、標識・案内板には手をふれないでください。 エ キャンプファイア(多目的広場・交流広場) (ア) 山の村で準備できる物 薪・消火器・バケツ・スコップ・針金・ペンチ・トーチ棒・灯油・赤布・白布・杖・ アンプ一式 (イ) 薪の積み上げ(井げたで8段以内)は利用団体が行ってください。 (薪は「ひのき棟」または「多目的ホール」階下) (ウ) 道具の受取りは、午後4時から5時まで、返納は翌朝午前8時30分から9時までの 間です。(作業準備棟)(ただし、アンプ一式は管理棟《事務室》です。) (エ) 使用後のトーチ棒は、ファイアと共に焼却してください。 (オ) 終了後は燃え残りを水で消火し、火が完全に消えたことを確認してください。翌日多 目的広場の灰・残木捨場へ捨ててください。 交流広場の灰・残木については、ゴミ置場南側の灰・残木捨場へ捨ててください。 ※ 風の強い日は、火災予防のため計画を変更していただきます。 オ キャンドルファイア(多目的ホール・生活棟) (ア) 山の村で準備できる物 ローソク(大・小)・アルミカップ・燭台・手燭・杖・赤布・白布 (イ) 道具の受取りは、午後4時から5時まで、返納は翌朝午前8時30分から9時までの 間です。(作業準備棟) (ウ) 多目的ホールの機器の取扱いは、巻末「多目的ホール利用の手引」にあります。 打合せ時に、操作の確認をしてください。 (エ) フロアシートを敷いて行い、終了後は付着したロウなどを竹べらで取り除き、元の位 置へ整理整頓してください。 - 14 - (3) 給食と自炊 ア 事前打合せで確認された食事計画によって進めます。 イ 給食と自炊の手順はおよそ次の図のようになります。 ◎ 給食の場合 (団体指導者立会い) 《給食棟》 《生活棟》 食器類受領 調 理 等 運 食 缶 受 領 搬 配 膳 (給食用リヤカー) 食 洗 浄 消 毒 食器食缶返納 運 搬 事 食器食缶洗浄 (給食用リヤカー) 《ゴミ置場》 可・不燃物仕分 運 搬 残 飯 整 理 (作業用リヤカー) ◎ 自炊の場合 《給食棟》 (団体指導者立会い) 《生活棟・野外炊飯棟》 食器類受領 材料等準備 運 材 料 受 領 洗 浄 消 毒 搬 調 理 膳 食 事 (給食用リヤカー) 食器類返納 運 搬 食器類洗浄 (給食用リヤカー) 《ゴミ置場》 可・不燃物仕分 運 搬 残 飯 整 理 (作業用リヤカー) 灰・残 木 捨 場 (最終日) 配 運 搬 (作業用リヤカー) - 15 - カマド内の灰 及び燃え残し. 等消火確認後 ウ 給食と自炊材料の受取り及び食器・食缶返納時刻 給 エ 食 受 領 自炊材料受領 食器・食缶返納 7:30 6:00 ~ 6:30 (米は前日の夕食受領時) 9:00まで 朝 食 昼 食 11:30 ~ 12:30 10:00 ~ 10:30 13:30まで 夕 食 17:00 ~ 18:00 15:00 ~ 15:30 翌日の朝食受領時 夜 食 17:00 ~ 18:00 15:00 ~ 15:30 翌日の朝食受領時 6:30 ~ 食事の方法 (ア) 基本的事項 生活棟では、ホールで食事をします。次のことについて指導してください。 a b 湯飲み・茶葉・割箸・ふきん・調味料・配食ばさみ・給食カードは、 「緑のかごセッ ト」として最初の食事の時に渡すので、最終日に返納する。 ※使用後の割箸は、ゴミ置場に捨てる。 給湯時間は、午前6時から午後8時まで。(給食棟給湯所) c 調理室内では、専用のサンダルを使用する。(屋外で使用しない) d 調理室は常に清潔に保ち、毎食後、調理器具を洗浄し、残飯の処理等を行う。 e かまどを使用した場合は、燃え残りなどを灰捨缶へ入れ、最終日に灰・残木捨場へ 捨てる。 (イ) 給食 a 給食は、主食(米飯) ・副食それぞれ食缶に用意してあります。食器類と共に、給食 用リヤカーで生活棟へ運搬します。 b 食事の盛り付けは、給食棟「展示食」または給食受領時に渡す「配膳例カード」を 参考にする。 (ウ) 自炊 燃料には、薪を使用します。(薪は各生活棟の下にあります。) 焚付け用の新聞紙は、利用団体が用意してください。 詳しくは資料Ⅳ・5ページ参照。 a 生活棟の場合 (a) 給食棟から自炊材料等を受取り、給食用リヤカーで運搬します。 (b) 朝食の自炊材料の受取りは、前日の夕方(米)と、当日の朝(生鮮食料品等)の 2回にわたって行います。 (c) 炊飯に失敗し、食べられない場合は、米に限り実費でお分けします。 - 16 - (d) 給食棟から受領した包丁・米バケツ・野菜かご等は食器類と共に返納します。 (e) 調理室の備品については、最終日に生活棟内物品確認表と照合してください。 b 野外炊飯棟使用の場合 (a) 野外炊飯棟の倉庫の鍵は、管理棟事務室で貸出します。 (b) 倉庫内の物品は、終了時に物品数(倉庫内に表示有)を確認してください。 (c) 給食棟で受取り、返納する物品 食器・包丁セット(5丁)・材料かご(野菜入れ/肉入れ)・米バケツ・調味料・ 自炊セット(しゃもじ大1、小2/フライ返し2/配食ばさみ大1、小2/菜ば し3組) (d) 生活棟から持参する物品 緑のかごセット(湯飲み/茶葉/割箸/ふきん/調味料/配食ばさみ/給食カー ド)・ポット・ゴミ袋・その他必要な調理器具類 (e) 飯ごうは、使用前後洗剤できれいに洗い、テーブルの上に干す。 使用した飯ごうは、倉庫に戻さない。 (f) 鉄板は、使用後きれいに水洗いし、再度火にかけたあと油を引く。 冷えてから、倉庫へ戻す。 (エ) 夜食について オ a 希望により用意します。 b 受渡しは、夕食の受領時に行います。 食事後の片付けについて (ア) 給食棟から運んだ食器・食缶類は水洗いし、拭かずに返納する。 (ただし、カレーまたはシチュー時は洗剤で洗う) 湯飲み・茶葉・余った割箸・ふきん・調味料・配食ばさみ・給食カード(緑のかごセ ット)は、最終日に返納する。 (イ) 残飯は、ゴミ袋に入れ、ゴミ置場へ運ぶ。(10 ページのオを参照) (ウ) 流しの排水口のゴミ取り容器は、使用の都度清掃する。 (エ) 飯釜が焦げついたときは、軽石できれいにする。 鍋が焦げついたときは、金属タワシできれいにする。 ※ 災害用「炊出し訓練」を行う場合は、別途打合せを行います。 - 17 - 8 安全対策に関わる基準 気象情報等、管理棟で収集し得る限りの情報は迅速に提供しますが、利用団体責任者も生活 棟に設置してあるラジオにより情報収集に努めてください。 (1) 野外活動に関わる天候の基準 ア 活動前 (ア) 富士宮市及び富士市に大雨・洪水・暴風の各警報が発表されている場合は、活動を中 止する。 (イ) 富士宮市及び富士市に大雨・洪水・強風の各注意報が発表されている場合も活動を中 止する。 (ウ) その他 勤労体験活動のうち、枝打ちと間伐については、警報や注意報が発表されていなくて も、雨天の場合は活動を中止する。また、晴天であっても、雨や霧による樹木や地面 の状況を目視で判断し、滑落の危険がある場合は活動しない。 イ 活動中 (ア) 富士宮市及び富士市に大雨・洪水・暴風の各警報が発表された場合は、直ちに活動を 中止する。 a 敷地内にいる場合は、最寄りの屋根のある施設へ避難する。 b 敷地外にいる場合は、団体規模や位置を確認し、近隣の他施設とも連絡をとりなが ら、最寄りの屋根のある施設へ避難する。また、救助が必要な場合は管理棟に連絡 し、指示を受ける。 (イ) ウ 富士宮市及び富士市に大雨・洪水・強風の各注意報が発表された場合も速やかに活動 を中止する。 雷について (ア) 富士宮市及び富士市に他の警報又は注意報に合わせ雷注意報が発表された場合は、上記 の気象警報及び気象注意報にかかる基準に従う。 (イ) 富士宮市及び富士市に雷注意報のみ発表された場合は、管理棟の指示に従う。 (ウ) その他 活動中に雷探知機が半径30キロメートル範囲に雷を探知した場合は、直ちに活動を中 断し、屋根のある場所に避難する。 (2) 活動に関わるその基準 ・山の村滞在中は必ず熊避けの鈴を身につける。 ・肌の露出をできる限り少なくするため、長袖、長ズボンで活動する。 - 18 - 9 緊急体制 (1) 救 急 医 療 ア 緊急の場合、利用団体の責任者は事務室(夜間は警備員)に連絡してください。事務室 から、病院に電話し、責任者に転送しますので、医師の指示に従ってください。 イ 救急車を要請する時は、事務室(夜間は警備員)に連絡してください。 ウ 病院の連絡方法は、下記のとおりです。 病院名 フジヤマ病院 (0544-54-1211) 山の村より車で約30分 救急医療センター(0544-24-9999) 保険証のコピーは不可ですが事前に 依頼すれば対応も可。 エ 救急搬送車輌は、各団体で用意することを原則としますが、事情によっては山の村の公 用車の使用を許可します。 (2) 濃 霧 対 策 霧が発生しやすい場所ですので、道に迷わないように十分な注意が必要です。 団体指導者は、野外活動中に道に迷ったことに気付いたときは、 ・先ず無線機で管理棟と交信し、指示をうける。 ・いたずらに動き回らず、仲間と連絡を取り合う。(笛や大声) ・霧の晴れ間を見て、道路を探す。 ・山の村の野外活動コースには、必ず標識が設置してあるので、方向を確認する。 (3) 雷 対 策 山の天気は変わりやすく、併せて雷の発生を伴うことがあります。特に夏季は、発生しや すいですが、山の村の建物内(野外便所は除く)は避雷装置が設置されているので安全で す。野外活動中の避難方法については下記のとおりです。 ア 集団の場合は、分散して避難し、木や電柱から4m以上離れる。 イ 大木等の頂を45°以上の角度で見上げる範囲は、比較的安全なので、そのような位置 に移動し、大木等から4m以上離れる。 ウ 周囲に大木や建物等がない場合は地面に伏せる。 エ 活動に出掛ける時は、あらかじめ不要な金属類を外す。 - 19 - (4) 有害(毒)動植物等 ア 蛇類に噛まれた場合には、毒の広がりを避けるために、安静の保持と局所を清潔に保 つよう心がけ、傷より心臓に近い部分を縛り、毒が全身に回らないようにする。毒を口 で吸い取ったりせず直ちに管理棟に連絡をする。管理棟から医療機関に連絡し、専門医 の指示を仰ぐ。その際に、局所を観察し、出血の有無、腫れ具合等を、具体的に伝える。 イ クマ・イノシシ・野犬・ハチ等に出会ったときは、急に逃げ出したり、威嚇等の刺激を 与えたりせず遠ざかる。特にハチの場合、黒い色や動くものを攻撃の目標にする習性が あるので注意する。ハチに刺された場合は、以前ハチに刺された経験があるか確認する。 ショック症状が見られる場合は直ちに医療機関に搬送する。 ウ 毒きのこ・毒草・うるしの木等に注意する。 (5) 緊 急 連 絡 生活棟・管理棟から離れて活動する場合には、無線機を必ず携帯してください。 コールサインは、「山の村○○号から山の村○○号へ」、管理棟は「山の村1号」です。 (地形によって交信できない場所もあります。この場合は、他のグループと交信を経由し て、連絡を取り合ってください。) なお、一般的なグループ間の相互連絡は、最小限にとどめてください。 (6) 災害(事故)対策 事前打合せの時に、緊急避難路と避難場所の確認をお願いします。また、事前研修で利 用者に徹底してください。 ア 火災発生 (ア) 警報装置による発報(ベル)がありますので、管理棟へ連絡願います。 (イ) 管理棟では火元について、非常放送により、お知らせします。 (ウ) 消火器具については、消火器・防火用水・バケツが全施設に配置してあるので、初期 消火に努めてください。併せて利用者を避難場所へ誘導してください。 (エ) 山の村職員が直ちに出動し、消火活動にあたります。 イ 地震発生 (ア) 地震に関連する情報が発表された場合は、非常放送にてお知らせします。 (イ) 直ちに、利用者を避難場所へ誘導してください。 (ウ) 火気を使用していた場合は、直ちに消し止めてください。 (エ) 水道の蛇口を締めてください。 - 20 - ウ 断水事故 (ア) 非常放送でお知らせします。 (イ) 水道の蛇口を締めてください。 (ウ) 便所の使用については、管理棟から説明します。 エ その他 台風・集中豪雨等については、必要に応じて情報提供します。 (7) 東海地震に関連する情報が発表された場合の対応 情 報 名 入 所 前 入 所 中 東海地震 観測情報 東海地震の前兆 現象と直ちに判 断されない場合 や、しばらく様子 を見守る必要が ある場合に出さ れる情報です。 原則として、平常どおり運営します。 また、情報収集・連絡体制を整え万一に備えます。 危 険 東海地震 注意情報 度 東海地震の前兆 現象が起きてい る可能性が高い 場合に出される 情報です。 利用団体に対して、適切な 情報提供と退所準備等の支 援を行います。 一時的に受入を停止します。 利用者の人員確認は、利用 団体が責任を持って行って ください。 東海地震 予知情報 東海地震が発生 するおそれがあ る場合に出され る情報です。 同時に“警戒宣 言”が発令されま す。 10 警戒宣言が解除されるまで受入を停止します。 その他 補助犬及びペットの受入について 補助犬は、身体障害者の自立と社会参加の促進に寄与することを目的として、平成 14 年に制定された「身体障害者補助犬法」に規定された犬であり、障害のある方のからだの 一部であるので、本所でも受入れることを原則とするが、その方法については山の村と事 前に協議するものとする。 ただし、ペットについては、富士箱根伊豆国立公園内にある公共施設であるため、施設 内での散歩はもちろんのこと持ち込みは禁止とする。 - 21 - 別表1 管理棟等への連絡通報 (1) ケガ・体調不良の発生時(網掛け部分は、山の村が担当する事項) ケガ・体調不良の発生 報告 山の村 連絡 報告 利用団体責任者 治療レベルの判断(利用団体の責任において行う) 山の村内で処置可能 保健室の利用 を希望 利用団体で処 置可能 医療機関での処置が必要 緊急用車両で 搬送可能 救急車による搬 送が必要 山の村 保健室利用許可 医療機関へ連絡 救急車出動要請 緊急用車両での搬送 山の村所内での処置 救急車での搬送 医療機関での処置 利用団体から山の村への事後報告 (2) 救助の必要な事故、行方不明等の発生時(網掛け部分は、山の村が担当する事項) 救助の必要な事故、行方不明等の発生 報告 利用団体責任者 連絡 報告 山の村 状況確認 救助の要請 消防・救急車 119 富士宮市消防本部 0544-22-1198 富士市消防本部 0545-51-0123 警察 110 富士宮警察署 0544-23-0110 富士市警察署 0545-51-0110 フジヤマ病院 0544-54-1211 救急医療センター 0544-24-9999 静岡森林管理署 050-3160-6015 高校教育課 054-221-3113 救助・捜索活動 救出 -22- 高校教育課へ報告 活 1 動 一 覧 表 別表2 勤労体験活動(※基本的に作業指導員が補助としてつきます。) 活動プログラム 活動区分 活 動 の 内 容 枝 打 ち 高 ・ 中 鋸・枝打鋸で下枝を切り取る 育林作業 間 伐 高 ・ 中 人 員 活動時間 (最 大) 2~3 時間 225 立木を間引き伐採し道まで運び 出す 〃 225 〃 135 薪 作 り 高 ・中 丸太を切り、斧・手斧で割って束 ねる そ の 他草 刈 り 高 ・中 生活棟エリア内の草を手鎌でか 1~2 時間 200 る 草 取 り 高・中・小 2 多目的広場及び交流広場の草取 り及び石拾い 〃 参 考 500 創 作 活 動 (雨天メニュー) (※基本的に作業指導員が補助としてつきます。 ) 活動プログラム 活動区分 ベ ン チ 高校生のみ (中 型) ベ ン チ 高校生のみ (小 型) 間伐材を利用し、グループで作 る 人 員 活動時間 (最 大) 考 3時間 90 1校最大 12 台 〃 90 1校最大 18 台 〃 90 1班最大2個まで 焼 き 杉 高 ・ 中 杉材を焼いて木目を出し、鍋敷 き・状差し・壁掛けを作る 〃 135 鍋敷きは小学生も可 〃 405 札 高 ・ 中 しゃもじ 高 ・ 中 ペンダント 木の形・木目・材質を生かし、 2~3時間 135 創意工夫して作る 高 ・ 中 〃 405 〃 225 竹とんぼ 高・中・小 〃 225 花 〃 225 〃 225 箸・箸置き 高・中・小 ※小学生は箸のみ 〃 225 ゴリゴリとんぼ 高 ・ 中 〃 225 〃 405 (円・角材) 芸 七宝焼き 高・中・小 キーホルダーを作る 器 高・中・小 竹の性質を利用して作る 竹 細 工 貯 金 箱 高・中・小 工 参 間伐材を利用し、グループ又は 個人で作る 表 陶 動 の 内 容 箱 高 ・ 中 巣 木 工 作 活 作 紐 か ご 高 ・ 中 平紐を編んで小物入れ等を作る 小学生が実施する場 合は、要事前確認 注)入所団体の状況によって作業指導員がつけられない場合もあります。 (事前打合せ時に確認してください。) - 23 - 3 野 外 活 動 活動プログラム 活 動 の 内 容 活動時間 人員(最大) 山の村~西臼塚駐車場~ふれあいの森 3時間 500 山の村~西臼塚駐車場 2時間 500 5~6時間 500 2時間 500 参 考 西臼塚コース ハイキング 大渕コース 山の村~大渕林道 天照教コース 山の村~天照教~大渕林道~吉原林道 オリエンテーリング 山の村周辺(A・B・Cコース スコア) 2~3時間 500 ウ ォ ー ク ・ ラ リ ー 山の村周辺(A・B・C・Dコース) 2時間 500 〃 500 追 跡 ハ イ ク 山の村敷地内 自 然 観 察 山の村敷地内を散策 天 体 観 測 キ ャ ン プ フ ァ イ ア 多目的広場・交流広場で行う 2~3時間 活動プログラム 活 動 の 内 容 多目的ホールで行う バレーボール コート2面、ボール10個 多目的ホールで行う バドミントン コート2面、ラケット30本 多目的ホールで行う 卓 球 卓球台23台、ラケット40本 スポーツ 多目的ホールで行う ドッチボール コート2面、ボール10個 多目的ホールで行う 綱 引 き 3本 多目的ホールで行う 長縄跳び 5本 縄の長さ20m 多目的ホールで行う 500 外部講師招請可 90 外部講師招請可 500 活動時間 人員(最大) 参 考 500 500 500 500 バレーボールコートを兼用 500 500 2~3時間 500 〃 45 キャンドルファイア 生活棟で行う そ の 他 多目的ホールで行う ビデオプロジェクター1台 ビデオ鑑賞 生活棟で行う 各生活棟に1台テレビデオ設置 500 暗幕設備あり 45 <参考> その他山の村周辺でできる野外活動(※利用団体負担でのガイドを紹介することができます。) 活動プログラム 活 動 の 内 容 活動時間 人員(最大) 富 士 登 山 新5合目まで貸切バス利用(利用団体で借り上げ) 1 登 日 500 山 富士山ハイク 〃 6コース有り 24 〃 500 参 考 各種用具等受取り・返納及びゴミ処理場所案内図 N キャンプファイア及びキャンドルファイア用具 トイレットペーパー・ゴミ袋・汚物用ポリ袋 ゴミ置場 創作活動用具 -25- 工作室 乾燥薪 キャンプファイア用薪 キャンプファイア用薪 給食・自炊材料 リネン室 灰・残木捨場 別表3 別表4 非常時の利用取消しに伴う利用団体の費用負担 1 自然災害の発生、警報発令、交通機関の運休、不可効力による渋滞等の場合です。 2 3 4 事前取消しとは、土曜日、日曜日、祝祭日を除いた前日までのことです。 金額に円未満の端数が生じた場合は、その都度端数を切り捨てます。 食事料の利用取消しに伴う費用負担については、食事計画(様式5)の全日程の、 全食数が対象になります。 事前の取消し 当日の取消し 入所後の取消し 20% 50% 50% 無料 無料 取消し日以降無料 前日の12:00まで 12:00以降の場合 食事料 (税込) 無料 寝具及びリネン代 (税込) 無料 ★利用を取り消す場合は、必ず電話で山の村へ連絡してください。 TEL(0545)-36-2236 - 26 - 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 5年 2月 6年 2月 8年 2月 10 年 2月 12 年10月 16 年 4月 20 年 4月 21 年 4月 22 年 4月 23 年 4月 24 年 4月 26 年 4月 27 年 4月 改訂 改訂 改訂 改訂 改訂 改訂 改訂 改訂 改訂 改訂 改訂 改訂 改訂