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温暖化対策と再生エネルギー
温暖化対策 と再生エネルギー チョー・タン・アング 公共清掃/汚染コントロール部長 ヤンゴン市開発委員会 埋立地でのメタン発酵による発電とCO2削減 埋立地CDMプロジェクトは、ヤンゴン市北部のHlaingtharyar郡 区で実施される予定である。 この埋立地の広さは300エーカーで、1日700トン以上の廃棄物 が蓄積される。 メタンガスから8メガワットの電力を生み出し、CO2の削減を 目指す。 結果的に、電力の供給と炭素クレジットの販売による利益が確保 される。 1 自動車排ガス規制 道路輸送管理局から得られたデータ(2007年2月28日)によれば、 ミャンマーでは合計993,960台の自動車が登録されている。 そのうち173,321台(17.44%)がヤンゴンにあり、126,302台 (72.9%)が乗用車である。 ミャンマーで登録されている自動車993,960台のうち、804,204台 (80.9%)がガソリンエンジン車、181,274台(18.2%)がディーゼルエン ジン車、その他がCNG/LPG車である。したがって、自動車の99.1%が 石油燃料タイプであり、最も無害な化合物(O2、H2、CO2 、H2O)と有 害な化合物(CO、HC、NO2、SO2、Pb化合物)を排出している。 ミャンマーは開発途上国であるため、国民の便宜のために10年 前の旧型自動車の輸入を認めてきた。従って、いまだに極めて古 い自動車が路上を走行している。 その理由は、免許更新のために毎年厳しい点検手続が義務づ けられていることにある。 したがって、所有者は、更新許可を受けるために各自の自動車 を修理しなければならない。このことは現実として、自動車排ガス の削減に重要な役割を果たしている。 2 電力使用の最小化 ヤンゴンの発電源は以下の通りである。 ガスタービン HSDエンジン 建設および運用開始から10年以上経過した水力発電 (長距離ケーブルによる) したがって、ミャンマーのような発展途上国にとって、 使用量の節約または最小化は不可欠である。 以下の全国キャンペーンが実施されている。 i) 日中の就労時間には、すべての庁舎で自然光を 利用する。 ii) すべての家庭でエネルギーの使用を最小限に抑える。 iii) (i)・(ii)によって節約されたエネルギーを必要な工業地帯 に供給する。 iv) 電力の不法使用を摘発し、適正に処分する。 3 再生可能エネルギーの導入 再生可能エネルギーを導入するため、実験段階または試験工場の建設 が進められている。 水力発電 ほとんどの丘陵地帯で広く実施され、近隣に電力を供給している。 太陽光発電 いくつかの関係省庁によって試験的な装置(機器)が設置 されている。 風力タービン発電 沿岸地域に設置され、近隣の必要を満たしている。 原子力発電 適切な計画によって効果を上げている。 バイオマス発電 穀皮を用いた発電所が既にデルタ地帯で稼動している。 堆肥発酵によるバイオガスを転換した照明・暖房エネルギーは、 農村部 で極めて一般的に使用されている。 廃棄物発電 既に埋立地CDMプロジェクトが立案され、近い将来に発電が 開始される予定である。これにより、電力供給網が更に強化 されることになる。 バイオディーゼル 既に国内全域において、ヤトロファ・クルカスの大規模な栽培 が 行われている。(ヤンゴン地域では84,150エーカー) 4 美しい緑の都市 YCDCは、毎年の雨季に少なくとも129,302本の樹木と971,917本の 植物を植えている。 緑樹は主要な炭素吸収源であり、健康にとって有益であるのみならず、 美しい緑の環境を提供することで社会的にも利益をもたらす。 また、環境を維持するためには適切な排水システムも必要である。 5 6 都市開発は環境に プラスの影響を与 える。 7 Kantawgyi湖の 緑地帯 8 公園・造園局はヤンゴン市全 域にチークを植林している。 9 「美しい緑の都 市づくり」 公園・造園局は、ヤンゴ ン市全域に129,302本 の緑陰樹と971,917本 の顕花植物を植えてい る。 10