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フィリピン・ミンダナオ島訪問、貧困の子供たちに贈呈
フィリピン・ジェネラルサントスを訪問して、支援物資を配布 NPO法人 アジアキッズケア 2015 年の年末、フィリピン・ミンダナオ島の南端・ジェネラルサントス(GS)を訪問。農業と漁業 の貧しい地域。ルソン島マニラから約 1000km 南下。友人エドワードさん(国立ミンダナオ大学准教授・ 日本留学)によれば、フィリピンは南下するほど貧しくなる。北緯 6 度、気温は 35 度を超え、直射日光 が肌を焼くように熱く感じる。 フィリピンは、アジアキッズケアからGSの貧困の子供たちに支援物資を今まで計 13 回届けてきた。 GSでは、8 年前から、エドワードさんと義兄のアウレリオ氏とともに、サポートを始めた。 今回、エドワードさんと共に自動車で、GS僻地の子供たちの家に向かうが、時間の経過とともに道が 狭くなり、水道、電気、ガス等のない茅葺様の小さな家が点在する。一軒ずつ、子供たちの生活や学習状 況を聞きながら、持参した文房具等を手渡す。でも、子供たちや家族の表情は明るく活気がある。エドワ ードさんは、 「彼らは貧しいが、皆がハッピーだ」と言う。日本人が失った心の豊かさを教えてくれる。 彼らの父親(母親)は、プランテーション農業(とうもろこし、パイナップル、ココナツ、バナナ等) に従事し、一生懸命働いて大家族を支えるが、日給は約 200~250 ペソ(600~700 円程度)で、生活する のがやっとの状態という。子供が多くて学費を払うのが困難なため、進学が難しい。 こうした子供たちのために、アジアキッズケアから教育援助をしているが、必要な子供が多くて自分の 無力さや限界を感じる。サポートしている子供たちの学習成績を聞くと、エクセレント(優秀)な子が多 い。 「将来何になりたい?」の質問に、 「教師、スチュワーデス」などと答える。彼らの夢が実現するよう にサポートしたい。それによって、家族や地域をも支えることになる。 アウレリオ氏は、GS に隣接するサランガニの貧しい村に生まれたが、大学まで進学して地元小学校の 教師になった。彼は小学校校長を経て、現在サランガニ州(約 50 万人、7 町)の教育オフィス(日本の教 育委員会)のトップリーダーである。彼は、ずっとGS僻地の貧しい子供たちをサポートし、週末は牧師 として地域の人々も支え続けている。また、故郷サランガニでも貧しい子供たちを支え続けている。今回、 このサランガニの小学校にも行って、子供たちや家族に学用品や衣類等を一緒に手渡した。 「彼は、なぜそこまで貧しい人々を救済し続けるのだろうか。」私ごときが理解や真似のできるもので はないが、彼と一緒に活動する中で、彼の貧しい出自や生い立ちから育まれた隣人同胞意識を感じるとと もに、彼の貧しい人々に対する愛と責任感とリーダーシップを強烈に感じた。彼は、山岳の貧しい村の誕 生会にも私を連れて行って、村人と一緒に昼食を食べ彼らを祝福した。 彼は、私に感謝状を手渡すとともに、別れる時に「私のパートナーだ」と言って、握手をして抱き合っ た。彼と共に子どもサポート活動ができることを本当に嬉しくて感謝に思う。私は、逆にたくさんのクリ スマス・プレゼントを彼らからもらった。フィリピンの皆様ありがとう。サラマポ!! I visit Philippines General Santos for the first time. In this area, agriculture and fishery are prosperous, but are poor. The Asian Kids Care sent support supplies to children of the poverty 13 times in total so far. I began support at eight years ago with Ps. Aurelio and Mr. Edward. I hand them stationery and clothing or playing equipments this time. Edward said, "they were poor, but everybody is happy". He taught me the richness of the heart. Ps. Aurelio is a top leader of the education office of the Sarangani Province now. He supports poor children, and he continues supporting the local people on the weekend at his church. At the time of parting, he said, "you are my partner" and we shook hands and embraced each other. I got many Christmas presents from them. I thank all Philippine people heartily. I love Philippines and them. See you again. Salamat Po!!