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ぽこ・あ・ぽこ通信第77号(2013年1月15日発行)

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ぽこ・あ・ぽこ通信第77号(2013年1月15日発行)
1994 年 10 月 17 日第 3 種郵便物認可(毎月 3 回 5 の日) 2013 年 1 月 15 日 HISK 通巻 656 号
広島県障害者団体定期刊行物協会
代表者 池田正則 福山市引野町南 1 丁目 6 番 11 号
ジョイ・ジョイ・ワーク引野内
第 77 号
【2013 年1月15日】
特定非営利活動法人 ぽでーる 多機能型事業所 ぽこ・あ・ぽこ
連絡先:〒737-0154 広島県呉市仁方桟橋通 10-3
Tel:0823-79-5119 Fax:0823-79-5179
E メール:[email protected]
年間購読料
1,000 円
昨年中は大変お世話になりました
今年はさらに成長するべく努力していきます
本年もご指導の程お願い申し上げます
平成二十五年 元旦
0
ぽこあぽこ活動報告
11 月 2 日(金)☀
秋の大運動会
メンバーさんが大好きな行事の一つ。
宝探しあり、二人羽織あり、綱引き、玉入れなど
など 1 日かけて楽しみます。今年のおやつは
石焼き芋。ほくほくといただきました。
借り物競争では、「美人なスタッフ」という紙を
見て、本当に容赦なく選ぶメンバーさん、気を
使って、それなりのスタッフを選ぶ方…。当然
ですが誰からも当然選ばれなかった D 﨑でし
た。とほほ(―_―)!!年々出番が減っている気
がする…。
パン食い競争は、大人気の種目の 1 つ。基本自由
参加なので、走りたくない方は参加しない競技も
ありますが、これだけは別!全員参加しました。
大玉ころがしでは、一緒にボールと転ぶ方も…。
どっちが玉かわからん…。
運動会の最後は表彰式で
す。一人ひとりに賞状が手
渡されました。
お疲れ様でした!!!
12 月です。ぽこのメンバーは大忙し。
そう、飲み会が多いこの季節。しっかり飲んで歌いました。
12 月 8 日(土)☀
ふれあいコンサート
今年もふれあいコンサートに参加しました。な
んと!今年は司会を任され、ぽこのメンバー
「手柳幸恵さん」と「長尾和子さん」がこの大役
を担いました。かっちょええでしょ!
家族会を行いました
12 月 26 日毎年恒例、利用者、家族、職員で家族会と忘年会
を行いました。今年は、第三者委員の「ほっとさん」が家族会
に来られ、家族会からぽこへの要望を話し合う際、同席して
いただきました。
その後「ほっとさん」から、家族の思い、要望を聞くこと
ができ、とても参考になりました。
職員間で話し合い、通信は 2 か月に 1 回作って配布している
けど、家族用に、
「家族会便り」を作成したらどうかという意見がでました。素晴らしい。そうし
よう!ということになり、不定期ですが家族会だよりを家族と話し合いながら作って行こうと思い
ます。
事業所への苦情を紙面に残すことは大変勇気がい
以下は家族会便りからの抜粋です。
ります。
でも敢えて書くことで、職員一同意識統一を図り、
オープンな事業所を目指して行きたいと思います。
ショートステイの迎えの時、「迎えに行っ
てやるんだ」と言う口調の職員がいる。
上から目線の言い方が気になる。
「ぽこ」は行動障害をもっていても、障
害が重くても受け入れてくれる貴重な
施設。しかし、障がいの重いわが子を受
け容れてくれた施設には、なかなか言
いたいことがあっても言えない現状が
あることを知ってほしい。
「ひやりはっと」の
ようなミスがあっ
たとき、きっと当事
者には連絡がある
のだろうけど、当
事者でなくてもど
んなことがあった
のか知りたい。
申し訳ありません。職員の意識の持ち方を変えてま
いります。先日接遇、マナー研修を行いました。心
地よく利用できるよう努力して行きます。
障がいは、重い、軽いではありません。障がいの
ある方を支援していくのが我々の仕事です。遠慮
なく何でも言ってください。本人にとっていちば
ん良い方法を一緒に考えていきましょう。
「ぽこ」では、ヒヤッとしたこと、ハッとしたことをノートに記載し
て、職員会議で話し合っています。12 月の「ひやりはっと」を紹介し
ます。
12/9 エアコンつきっぱなし
12/19 車をカキ袋で擦ってしまい、車に傷がついた
12/20 送りの際、左折したときに車を傷つけてしまった
12/22 送りの時間が 17 時なのに、勘違いして 17 時 30 分到着した
12/25 ○○さん、ご利用だったのに、スケジュールに記入忘れ
―こんなにたくさんあって申し訳ないです―
事故報告については、家族会だよりには掲載しました。ここでは紙面の都合上割愛させてい
ただきます。どんな事故があったのか、気になる方は、
「ぽこ」の家族会に入っている方まで
お問い合わせを…。改めて読み返し、猛省する内容です。
施設外研修会参加報告
38
10月31日 就労支援に向けて
~11月1日 全て自分で出来るようにするための支援を考えて行く。
切り替えの困難さ…First~Then~(まずは~、それが終わったら
中島 満江 ~)
終わりを伝える→次を伝える
〈整理統合〉
時間…4時ではなく4時ごろ(幅を持たせる)
空間…休憩する場所を決める
道具・材料…どこに置くかというルールの明確化
〈視覚的構造化〉
①具体的 ②材料・道具を整理 ③明瞭化
11 月 19 日 安心して子離れしたい障がいをもつ子どもの親の切実な気持ちを
聞くことができた。呉市には事業所が点在しているが、どこの事業
丸子 公利 所も特色がある。この特色を生かし、連携し合い、ライフステージに
出﨑 直美 応じて事業所が役割分担し、呉市の中で安心して生きていける、そん
な呉市を目指して行きたいと思った。
11 月 18 日 虐待は《防止》が大切。早期発見、早期対応
芦谷 敦子 虐待はなぜ起こるのか。
増井佳代子 ・小さなミスに気づかない。気付いても、「このくらいいいか…。」と
見過ごす。
原 佳恵
沖崎 勝己 ・少しずつエスカレートしても、
植田 耕二 自分たちの異常に気付かない。
大森 輝男 ・見て見ぬふりの恐怖
上瀬 鈴恵 ・虐待についての無知
石橋 尚美 ・主観の過信
・利用者の思いを汲み取れない感性
・無意識の内に責任転嫁
※職員間で「これってどうなの?」と言える環境作り
12 月 1 日 利用者も年齢を重ね、病気をし医療ケアも必要になる。看取りが必要
中島 満江 になってくる現実。ぽこでケアホーム等居住系のサービスを展開す
出﨑 直美 る時にはこのような視点を見据えて検討して行かなければならな
い。新潟の取り組みとして、24 時間緊急コールサービスはとても興
味深かった。ぜひ見学に行きたい。
12 月 18 日~ 参考書より(長野県西駒郷地域移行検証調査大阪府立大学三田優子)
19 日 支援者が留意したいこと
・障害のある方の「働く力」を正当に評価しているか。
出﨑 直美 ・障害のある方の能力の限界を一時的な場面・状況だけで決めつけ
ていないか。
・うまくいかない理由を、何でも「障がい」のせいにしていないか。
・指示や説明する側のコミュニケーションは適切か。
・過去に失敗しても、今日はできるかもしれない。
・小さな成功体験の積み重ねで、人は成長する。
聴くことこそ、最大の権利擁護
施設内研修会参加報告
11 月 19 日 情報を集め、整理・分類することで、様々なやり方を考えることが
できるようになる。ロッキング(体を前後する運動)を、前庭覚や
職員全員 固有受容覚への刺激と考えることで、バランスボールなどの代替手
段を考えられるようになる。この知識を実践に活かせるようになれ
ばと思う。
11 月 19 日 5年後に、全国紙の新聞の一面に『ぽこ』についての記事が掲載さ
職員全員 れたらどんな記事かということをグループに分かれて考えた。
社会福祉法人化が目標だが、自分の中では、現実的なビジョンが明
確化されていなかった。
一人では考え付かない色々な案がでてきて未来に向け夢が大きく膨
らみ希望とやる気がでてきた。
まだ、今できていない点、次の課題、目標が見つかって明確化され
たと思う。
11 月 19 日 「笑顔の支えになってください」障がい者虐待防止法ハンドブック
12 月 17 日 ~事業所編~を参考に1つ1つの事例を基に職員全員で話し合っ
職員全員 た。職員間でその行為が障がいを持つ方々にとって不利益なのか否
か、その行為はエスカレートしていくと虐待となるのではないかと
常に話し合える環境が職場内に必要であることを再認識した。
よどみは必ず腐る。第三者の活用は目から鱗であるので、風通しの
良い職場を目指したい。
12 月 17 日 日ごろ何気なく応対している電話や来客の言葉遣いや、尊敬語、謙
職員全員 譲語について教わった。
「ぽこ」で統一した応対で、感じの良い事業所だと思っていただけ
るように心がけて行きたいと思った。学んだことを少しずつ実践で
きるように努力したい。
12 月 17 日 事業所を利用している方について、「目覚めのコントロール」ベー
職員全員 スシート作りを職員全員で考えて行った。行動を 1 つ 1 つ付箋に
書き出し、「前庭覚」「触覚」「固有受容覚」「視覚」「聴覚」「味
覚・嗅覚」に分類していった。
思いつきで支援をしないように、1 つ 1 つの支援に根拠をもって支
援していくことが大切だと教えていただき、「その通りだ」と思っ
た。
東日本大震災ボランティアへ、スタッフ 2 名参加
未曾有の震災から 2 年が経とうとしています。まだ何も終わっていない、
支援を必要としている方がたくさんいらっしゃいます。ぽこのスタッフは
相馬市の障がい者施設にボランティアとして入りました。
職員会議で報告してもらい、話し合い、「ぽこ」でも緊急時の対応を考え
ようということになりました。
振り返りノート(毎週職員が目標を掲げ達成していくノート)より抜粋
難波 みづき
目標:ボランティアで少しでも成長する
達成に向けた行動:福島の方、ボランティアの方の話を色々聞く。メンバーさんと少しでも良
い関係が作れるようにコミュニケーションをとる。
評価:今の福島の現状を聞いたり作業所の話を聞いたりした。1 週間なので慣れる前に終わる感
じだったが、帰る時に泣いてくれる人がいたり、「また来てね。」と言ってくれたり感動した。
教訓:行ってよかったです。出﨑さんの言われたように、自分が行って何か変わるとかではな
く、何もできなかったと思うけど、いろいろ感じれて自分は幸せだと思った。幸せと思える環
境にいて、気づけて少しは成長できたと思う。
行かせていただきありがとうございました。
「ぽこ」でもっと頑張ろうと思えたし、
メンバーさんに早く会いたくなりました。
泣けるねー。日々成長している姿まぶし
いです(出﨑)
自分を幸せと思えるあなたが素晴らし
い。若いときにいろんなことをどんどん
吸収してください。(中島)
ボランティア報告書より抜粋
植田 耕二
障がい者施設に支援に入りました。そこで、施設長から災害時の様子を伺いました。
障がい者の避難先での問題はたくさんありました。突然の避難勧告の際に、歩いて避難場所
に行かなければならなかった状態では、当然避難が遅れます。
避難先では、最初に壁際が埋まっていくそうです。当然障がいを持つ方はもたれることがで
きる壁のない、中央で生活することになります。そこは通路にもなり不便です。思うように動
けないから障がいのない方々に、「なんでお前らはここにいるのか。」という目で見られたそ
うです。仕方なく、外の通路で生活した障がい者がたくさんいらしたとのことでした。震災が
あってみんなが困っていても、障がい者はどこでも弱者なのだということを痛感しました。
原発の問題は深刻でした。家があってもそこには住めないのです。障がい者施設の職員は震
災前に 27 人いました。いまの『ぽこ』と同じ規模です。しかし、震災後 3 人になったそうです。
無理もない話です。放射能が蔓延した地域で小さな子供を持ったお母さんは子供を守らなけれ
ばならないからです。
私は、沖縄と京都のボランティアの方が一緒の時期でした。
3 人でよく話をしました。ボランティアとは彼らの文化に入る
ことだ、利用者さんのことを深く理解するには信頼関係が大切
だ、どんな時にどんな表情を見せるのか、お互いが理解できる
瞬間は必ずあるという話が出て、絶対この話は、自分の事業所
で活かせると思いました。
最後の日は、利用者さんとの別れがつらく、涙がとまりません
でした。貴重な経験ができて良かったです。
今後この経験を活かして行きたいと思いました。
ボランティアとは、自らが進んで公共福祉などの社会事業に参加し、活動することですが、
その中で多くの人と出会い、自分を見つめる時間があったことはこれからの大きな財産に
なることでしょうね。(岡本)
素晴らしい職員でしょ?手前味噌ですが自慢なんです。
ちなみに D 﨑さんも昨年行ってきました。
昨年の mixi 日記より抜粋しました。かなりふざけています。
タイトル:石巻ボランティア
明後日から行ってくる。事前書類には寝袋持ってこい、シャワーしかない、洗濯できないといろいろ書かれてあり
かなりブルー。 こりゃ禁酒禁煙かなー。昔タンザニアの教会とめてもらったときは、袖からビールが落ちて慌て
たものじゃが、今回もかいなと覚悟。 今、前任者に電話したら温泉帰りらしい。書類は建前らしい。
わーい\(^-^)/わーい\(^-^)/
タイトル:活動終了
行って良かった。自分の心の中で東北の震災を風化させないために。ま、お約束の居酒屋での男間違え
られ事件あり。珍しくもなんともない。
思ったより暑く、夜中無意識に全裸になった日は 5 泊中 3 日。雑魚寝の中で中年おっさんの裸。情けな
い。無意識だけに防ぎようがない。片道 55 キロの通勤はまともに行けた日なし。 珍道中となりました。
今から福島!遊んでくる
タイトル:喜多方なう
飯舘村の友達は避難して喜多方に。何年か前に飯舘村に遊びに行ったことあり。なので友達が「デサキ
が遊びにくる!」と伝えたところ子供3人が、 「あのニューハーフの人でしょ」
と覚えていてくれたらしい。確か一緒に風呂入って、「俺は元男だ。でも親には絶対に言うな。ここだ
けの内緒。」と伝えたので信じていたらしい。
タイトル:福島の状況
5 重苦と言われているらしい。地震、津波、原発、風評、そして風化。
忘れてはいけない。原発付近の遺体は放置しなければいけない状況らしい。
マスコミには書かれない悲惨な状況が多々あることを再認識。自分たちに何が
できるか考えなくては。
第三者評価委員ほっとさんより
Q:
9 月 28 日
報告者:倉西 大助
本館2階のスペースには2室あり、特定のこだわりのある行動をする利用者に職員を、1:1 の
比率で配置し、情緒の安定を図ったり、危険な行為を防ぐなど、適切な対応をする意図がみえ
ます。
本館1階部分は3つの作業スペースで別々の作業内容が見られた。作業内容は不断の見直しが
必要となろう。自動車部品製造の係わる作業については安定した受注があり、多くの利用者が
分担して従事している。職員と利用者に会話があり、笑顔もみられた。ただスペースに余裕が
無く、作業に昼食や水分補給、検温等も同一スペースで行っており、雑然とした印象を受ける。
報告者:荒井 優子
みなさん作業に一生懸命楽しんで取り組んでいる様子がうかがえます。すでに職員会議や個別
支援計画で取り組んでいることと思いますが、本人の得意とする作業は現在は難しいが、取り
組み可能と思われる作業項目等を個別に洗い出し、情報共有することは大切だと感じます。
A:
【順不同・敬称略】
冬の陣寄付者
10 月 21 日~分
呉市民クリスマス実行委員会
呉市赤十字奉仕団
(有)カークリニック松本
ふれあいプラザ振興会
小島信也
青木扶美子
田之上晃範
松田
岡田民子
大谷津道子
重村式子
杉山薫
濱本健太
濱本京子
堀中嶽水
新尾昌彦
吉本瑠璃子
中路清久
東優江
国重暁子
石川真理子
内川和樹
宇根本三奈
江口孝子
大石貴之
岡田三鈴
奥田剛史
楠本剛規
小迫聖士
東風瀬菜
古森早紀
佐藤雄
島田和明
城本房江
志和知恵理
新城日平
田中成和
手柳幸恵
長尾和子
中岡摩弥
長島耀宏
中原功二朗
中村剛
中村勝 西綾菜
半田拓也
古満慎
吉川愛
保田暁良
松﨑考
松本健
丸子
房恵
宮下翔
矢下一美
山岡一也
山田守
渡邊健太郎 渡邊健太
安本将
藤本小百合
中村茂美
屋敷叔成
兼平幸生
職員有志
匿名
おかげさまで、土地、建物の負債が 11 月で完済いたしました。みなさまのご協力、ありがとうござ
いました。社会福祉法人化になるためには、安定した運営が求められます。ある程度の貯蓄を必要と
されますので、返済を終え、貯蓄のない「ぽこ」は、今から貯蓄をしていきます。随時報告してまい
ります。
「正会員」と、
「社会福祉法人化応援し隊」の区別がつかない、わかりにくいとの問い合わせがあり
ました。
「正会員」は年会費 1 口 1,000 円。毎年 5 月に募集しますが、1 年中受け付けています。会
員様には、2 ヶ月に 1 回、この通信が配布されます。
「社会福祉法人化応援し隊」は、夏冬募集を行っています。3 年間限定で、すでに、9 か月経過しま
したので、残り 2 年と少しです。正会員の方には、夏冬には通信に、振込用紙が入ります。
正会員ご入会【順不同・敬称略】
福田明美
中島隆二
大谷津道子
堀中嶽水
宇根本勝
立間津多子
ありがとうございます
【順不同・敬称略】
下末かよ子…毎週ボランティア
丸山ちひろ…音楽クラブボランティア
三宅ヤヱコ…服寄贈
平岡…バザー用品
資源回収、廃油回収協力…地域の方々
匿名…お菓子
様々な方々に支えれら
れて、地域で育っている
『ぽこ』です。今後とも
よろしくお願いします。
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