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DIY オシロスコープのつくり方。 2010/3/14
CrazyCircuit
1.部品を確認する。
部品一覧画像
基板 3 枚 、LCD1 枚
RCA メスジャック(黄色)、RCA オスジャック黒
電源ジャック1個
ミノムシクリップ 2 個(赤、黒 各 1 個)プローブ用
銀のネジ8本
金のネジ大 4 本、金のネジ小 4 本
スライドスイッチ3個
ダイオード 1 本(英語の説明書と回路図では 4 本になってますが、省略されています。)
プローブ用コード(電線赤、黒 同軸コード黒)
熱収縮チューブ(大1本、中2本)
<一番下の列左から>
インダクタ 1mH(黒表記なし)
7805 レギュレータ1個、アルミヒートシンク1個
コンデンサ小 0.1μF(1 個 部品上の表記 104)
コンデンサ中 100μF(5 個)
コンデンサ大 470μF(1 個)
タクトスイッチ 9 個、カバー 9 個(白)
10mm のネジとナット(写ってません。)
2.部品配置図を確認する。
部品配置図
3.部品を半田付けします。
C はコンデンサの略で蛍光マーカー青で書いてあります。(↑の部品配置図参照)
C10 C14 C15 C18 C32 の5箇所に「コンデンサ中 100μF(5 個)」を入れて半田付けして下さい。
極性があります。足の長い方を+側に入るように入れて下さい。
C11 は蛍光マーカー緑で書いてある場所に「コンデンサ大 470μF(1 個)」を入れて半田付けして
下さい。極性があります。足の長い方を+側に入るように入れて下さい。
C 1は「コンデンサ小 0.1μF(1 個 部品上の表記 104)」を入れて半田付けして下さい。
極性はありません。足を左右に開いてから入れると入れやすいです。
D 3にダイオード 1 本を”しるし”にあわせて半田付けして下さい。極性があります。
(英語の説明書と回路図では 4 本になってますが、省略されています。)
D4 にジャンパーを入れます。あまったコンデンサの足等で接続し、半田付けしてください。
(下の写真参考) *D2 と D5 は何も接続しません。
L2 に「インダクタ 1mH(黒表記なし)」をいれて半田付け。極性なし。
U3 に「7805 レギュレータ1個、アルミヒートシンク1個」と 10mm のネジで基板に取り付けて下さい。
ネジ留めしてから半田付けしてください。半田付けしてからだとうまくネジ留めできません。
J4 にピンヘッダ 2×5 を半田付けしてください。長い方が上です。
J2 に「電源ジャック」を半田付けしてください。
J3 に直接電源を供給する場合は写真のように「赤が+黒が-」になるように接続します。
電圧測定箇所
ここまでできたら、「金のネジ大 4 本、金のネジ小 4 本」を基板に付けておきましょう。
机に置いた時に安定して作業が容易になります。
(液晶側が短いネジ CPU 側が長いネジになります。)
4.電源の確認
9V 電池もしくは安定下電源、AC アダプタ電源を接続し、電源を確認します。
(電源は MAX12V 以下にして下さい。)
「GND」と「+5 V」間の電圧を測定して 5V になっていれば OK です。
確認ができたら、J1 を接続(ジャンパ線を半田付け)してください。
J1 を付けたらもう「GND」と「+5 V」間の電圧を測定して5 V である事を確認します。
JP1 の位置
電源付近の画像
5.LCD パネルの取り付け前処理
LCD 取り付け部
LCD パネルを半田付けする前に仮置きして J4 と LCD パネルが干渉(接触)しないか確認しましょう。
接触する場合はきれいに切り取ります。
また、右上のジャンパはアルミヒートシンクと干渉(接触)すると思います。片方のピンを切って
しまいましょ う。上のピンは電気的に接続されていませんので問題ないです。
必ず確認してください。
6.LCD パネルの取り付け
LCD パネル裏面
文字が書いてあるほうが信号 PIN です。上下を間違えると、やり直しが大変です。
一番慎重に作業する必要があります。
LCD を基板に仮置きし、上下の間違いがないか。
干渉がないか確認してから、LCD 正面から 4 隅を半田付けしてください。
裏側も4隅を半田付けして平行に半田付けできたのを確認してから、全部の半田付けをしてください。
7.タクトスイッチの取り付け
OK
OK
スイッチ取り付け図
真ん中のスイッチの様に基板にピッタリ付けます。
右のように浮いた状態では蓋が閉まらないので必ず奥まで差し込んでください。
白いキャップを押し込んで入れてください。
すべてセットしたら裏側を半田付けしてください。
NG
8.スライドスイッチの取り付け
スライドスイッチ取り付け図
決まった方向にしか刺さらないので、簡単だと思います。
浮かないように注意して垂直に半田付けしてください。
心配であれば、パネル部分を駆り組みしてネジを締めた状態で半田付けすると失敗が減ります。
9.RCA コネクタの取り付け
黄色い RCA コネクタを半田付けしてください。
蓋をしてネジを締めれば本体は完成です。
10.プローブの作成
RCA コネクタをねじるとカバーが外れるので同軸コードの被覆を剥き、中心の線をセンターに、外側の線をまとめて
コネクタの外側に半田付けして下さい。
半田付けしたら、その上から「熱収縮チューブ大」を半分に切ったものを同軸コードの反対側から通して、ライターで
あぶって下さい。(燃えない程度にしてください。)半分に切った残りは反対側で使います。
熱を受けて収縮します。
同軸ケーブルの反対側からカバーをつけて RCA 側は完了です。
みのむしクリップはカバーをはずしてから、半田を付けてください。
コードが抜けないようにかしめて下さい。
終わったらビニールを被せてください。
同軸コード側に半分に切っておいた「熱収縮チューブ大」を通しておいて下さい。
同軸ケーブルの外側を GND として黒のクリップにつなぎます。
中心の線は赤のクリップにつなぎます。
線をよじり、半田付けして下さい。
半田付けした部分が接触しないように「熱収縮チューブ中」をかぶせてライターで炙ってください。
最後に「熱収縮チューブ大」で接続箇所全体をかぶせてライターで炙ってください。
11.電源投入!
電源を入れれば画面に波形を表示できます。
プローブの赤いクリップを左上のスイッチの上に 500Hz/5Vpp の基準信号があるのでその波形を見てみましょう。
なにもないと掴みづらいので半田を盛っておくか、
コンデンサの足のあまりを半田付けしておくと掴みやすいです。
設定は「X1」「1V」[AC]にスイッチを設定し、+か-を押して5 Ms くらいにすると波形が出ます。
周波数を測る場合はスイッチを「Freq」にして「OK」を 3 秒押し続けます。
もう一度「OK」を押すと元に戻ります。
動きましたか?お疲れ様でした!!!
12.おまけ
R23(0Ω)を取り去るとバックライトを OFF にできます。
電池のもちが長くなります。
取った抵抗は 0Ω ですので捨てて問題ないです。
スイッチをつければいつでも ON、OFF できるようになります。
CrazyCircuit
http://crazycircuit.blog36.fc2.com/
田中夏樹
初版 2009/12/18
問い合わせ [email protected]
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