第二種特定鳥獣（イノシシ）管理計画の概要

第二種特定鳥獣（イノシシ）管理計画の概要
本県における野生鳥獣による農作物や生活環境の被害額は、減少傾向にあるものの地域
によっては増加し、また、人家近くにまで出没するなど生息域の拡大がみられており、そ
の中でもイノシシについては、農作物被害の約半分を占めており、特に被害の軽減を図る
必要があります。
このため、佐賀県では鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律（以下「鳥獣保護法」
という。）及び環境大臣が定めた鳥獣の保護及び管理を図るための事業を実施するための
基本的な指針（以下「基本指針」という）に即して、「第１１次鳥獣保護管理計画（以下
「１１次計画」という）」や「特定鳥獣保護管理計画」（以下「特定計画」という）を策
定（現在、第３期（平成２４～２８年度））し、イノシシの有害捕獲や侵入防止柵の設置
などに取り組んでいるところです。
このたび、鳥獣保護法及び基本指針が改正されたことから、「１１次計画」を見直すと
ともに第３期の「特定計画」を廃して、新たに「第二種特定鳥獣（イノシシ）管理計画」
（以下「第二種計画」）を策定します。
１．策定の基本的な考え方
「１１次計画」の具体的な事項の見直しについては、「第１２次鳥獣保護管理計画
（以下「１２次計画」）」策定時（平成２９年度）としていることから、新たに策定
する「第二種計画」においても第３期「特定計画」の具体的な記載内容及び計画期間
を継承する。
２．管理すべき鳥獣の種類
イノシシ
３．計画期間
平成２７年５月２９日～平成２９年３月３１日
４．第二種特定鳥獣の管理が行われるべき区域
佐賀県全域
５．計画策定の目的
・農作物等や生活被害の軽減
・地域個体群の適正な維持
６．特定鳥獣保護管理計画からの主な変更点
（１）計画の名称
・特定鳥獣保護管理計画 → 第二種特定鳥獣管理計画
（２）計画の内容
・保護管理 → 保護及び管理
（３）計画期間
・計画を管理する上において、１１次計画の見直し時期にあわせて管理計画の見直
しを進めたほうが整合性を図りやすく効果的と考えられるため、１１次計画の終
期とあわせた期間とする。
※改正された鳥獣保護法の施行日から平成２９年３月３１日
（第３期「特定計画」の残期間）
７．計画変更予定日
平成２７年５月２９日（改正された鳥獣保護法の施行日から適用。）