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結果概要(報道発表)

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結果概要(報道発表)
平成 19 年7月 11 日
周波数割当計画の一部変更及び電波法関係審査基準の一部改正に係る意見募集の結果
~1.2GHz 帯を使用した画像伝送用携帯局の導入~
総務省は、1.2GHz 帯を使用した画像伝送用携帯局の導入に係る周波数割当計画の一部変更案につい
て、本日、電波監理審議会(会長:羽鳥 光俊 中央大学 理工学部教授)から原案を適当とする旨の答
申を受けました。
また、これに先立ち、周波数割当計画の一部変更案及び電波法関係審査基準の一部改正案に対して、
平成 19 年6月1日から7月2日までの間、意見募集を行ったところ、21 件の御意見を頂きました。
つきましては、総務省の考え方と併せて公表します。
1 改正の背景、理由
近年、建築物の眺望撮影、竣工写真撮影、文化財撮影、地震・土砂崩れの被災地の状況把握等に役
立てるため、高い高度からの空中撮影ではなく、低い高度からの空中撮影のニーズが高まっています。
このため、低空からの撮影が可能となるよう、カメラや送信機を小型化して、ラジコンヘリコプタ
ー等に搭載した 1.2GHz 帯の実験局により伝送実験が行われてきました。
その結果、画像品質が確保でき、他の無線局への電波干渉も無いことが確認されたことから、今般、
実用局として免許するための規定の整備を行うものです。
システムの概要は、別紙1のとおりです。
2 変更等を行う告示及び訓令
・周波数割当計画(平成 12 年郵政省告示第 746 号)
・電波法関係審査基準(平成 13 年1月6日総務省訓令第 67 号)
3 意見募集の結果
提出された御意見及び御意見に対する総務省の考え方は、別紙2のとおりです。
4 今後の予定
総務省は、提出された御意見を踏まえ、原案どおり速やかに規定の整備を行います。
問い合わせ先
・周波数割当計画について
連絡先 : 総合通信基盤局電波部電波政策課
担当
: 大野周波数調整官、棚田第二計画係長
電話
: (直通)03-5253-5875
(代表)03-5253-5111 内線 5875
FAX : 03-5253-5940
E-mail : frequency-plan_atmark_ml.soumu.go.jp
※スパムメール対策のため、「@」を「_atmark_」と表示しております。
送信の際には、「@」に変更してください。
・電波法関係審査基準について
連絡先 : 総合通信基盤局電波部移動通信課
担当
: 中村(治)補佐、工藤第二技術係長
電話
: (直通)03-5253-5893
(代表)03-5253-5111 内線 5893
FAX : 03-5253-5946
E-mail : landmobile_2ndtech_atmark_ml.soumu.go.jp
※スパムメール対策のため、「@」を「_atmark_」と表示しております。
送信の際には、「@」に変更してください。
【関係報道資料】
周波数割当計画の一部変更及び電波法関係審査基準の一部改正に係る意見募集
~1.2GHz 帯を使用した画像伝送用携帯局の導入~
(平成 19 年5月 31 日報道発表)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/070531_1.html
別紙1
システムの概要
1.2GHz帯画像伝送装置による空中撮影
ラジコンヘリコプター
1.2GHz帯画像伝送装置
(主に航空写真撮影のモニタリング用として使用)
伝送距離
最大2km程度
地上受信機にてモニタリング
「周波数割当計画の一部変更案及び電波法関係審査基準の一部改正案」に係る意見募集」に対する
意見と総務省の考え方
No.
意見提出者
意
見
総務省の考え方
1
個人
アマチュア無線への配慮をして頂きたい。
本件無線局の使用周波数については、アマチュア業
(理由)
務の使用区分の状況を踏まえ割り当てる予定です。
1.2GHz は多くのアマチュア無線局が免許され運用されている。
したがって、本件無線局の導入に伴って、使用区分
実験局の運用で大きな問題は出ていないが本格的運用となると混信等が考えられる。 の改正などアマチュア局に新たな運用制限を設ける
アマチュア局の運用が制限される事がない様に配慮をお願いしたい。
予定はありません。
ついては、周波数使用区分等を含めて配慮されたい。
2
個人
アマチュア局との運用調整を。
(理由)
局の優先度の問題はあるが臨時に、特定の場所で運用する事から運用調整が必要と思
われる。
実験局運用について実験局という事で今まで運用調整の話はなかった。
お互いに調整する事で十分に電波の共用が可能と思われるので免許について運用調整
の配慮を頂きたい。
3
個人
本件無線局は、同周波数帯域のアマチュア業務と同
等の二次業務として周波数割当することとしていま
す。
本件無線局の免許人に対しては、使用周波数帯が、
アマチュア業務のほか、一次業務として無線標定業務
の無線局が開設・運用されている旨を周知し、これを
理解したうえで必要な調整を図りつつ運用するよう、
指導することとします。
通信の相手方に関する事項。
本件無線局は、上空で撮影した映像を、模型飛行機
(理由)
に取り付けられた送信設備から、地上に設置された免
通信の相手方は「免許人の受信設備」となっている。
許人所属の受信設備へ伝送することを目的として開
1に上げた通り、アマチュア局等と周波数を共用する事となる。
設・運用されるものです。
運用調整等を考えると「該当周波数を受信できる受信設備」
「該当周波数の免許を持つ
したがって、周波数はアマチュア局と共用していま
無線局の受信設備」とされる事を希望したい。
すが、アマチュア局と通信することを目的としていま
せんので、通信の相手方は、「免許人所属の受信設備」
と定めています。
4
個人
5
個人
6
個人
7
個人
不法局の排除を。
これは、本件に直接関係しないが参考までに記する。
現在、1200MHz 付近を使用するビデオ送信機器が店頭、インターネット等で格安に販
売されている。
微弱電波の範囲を超えているのも関わらず無免許で使える印象を与えて販売されてい
る。
このような不法無線局が混信を与えると事は、今回の周波数共用についても大きな障
害になると思われる。
積極的な対応をお願いしたい。
周波数割当計画について
建築物の眺望撮影、竣工写真の撮影、文化財撮影、地震・土砂崩れの被災地の状況把
握等の目的に効果的な施策と考え、賛成します。
ただし、目的外通信(一般民家等の上空からの撮影、盗撮 etc)に対する予防措置が
必要と考えます。
電波法関係審査基準について
飛行先で、既に行われている通信への有害な混信が発生した場合、免許人(または操
縦者)が、直ちに電波の発射を止められるような機能が必要と考えます。
総務省では、クリーンな電波環境の維持のため、電
波利用ルールの周知啓発、使用すると電波法違反とな
る機器を製造、販売している業者への指導等、不法無
線局対策などに取組でいるところであり、今度とも積
極的に対応していくこととします。
本改正案を支持する意見と考えます。
本件無線局の運用に際しては、高度は 100m 程度で
あり、操縦者からの距離も見通し範囲(~400m)程度
と想定されますので、有害な混信が発生した場合であ
っても、飛行中の模型飛行機を帰還させ、迅速に本件
無線局の運用を停止することが可能と考えられます。
従いまして、御指摘の機能については必ずしも必要
ではないと考えます。
このシステムは、施行され次第、早速導入を図りたいと考えます。
本件無線局の無線設備は、周波数変調又は位相変調
現時点で導入する場合、映像関連装置(カメラ、受像機)はいわゆる NTSC 方式準拠の による簡易な小型設備を想定しており、審査基準案に
もので揃えることになります。
おいて、NTSC 方式に限定するものではありません。
2011 年以降にも、システムの保守が行えるよう、NTSC 機器の市場への供給を続けられ
従いまして、ご懸念の点には及ばないものと考えま
るよう関連部門との調整をされていただけると幸いです。
す。
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10
11
社団法人日本ア
1.2GHz 帯を使用した画像伝送用携帯局の導入に必要な整備を行う場合には、次に示す
マチュア無線連 理由により 1273MHz から 1290MHz の周波数を使用するように電波法関係審査基準で規定
盟
して頂きたい。
アマチュア無線は様々な電波形式を使用することができます。
占有周波数帯幅が数十Hzから10MHzを超えるものまであり電波型式により電力密度は
大きく異なります。
様々な電波型式や異なる運用形態による通信を円滑に行うために、アマチュア無線局
は、
「アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」
(総務省告示第 508
号)により運用を行っています。
画像伝送用携帯局とアマチュア無線局のテレビジョンや高速データ伝送の電波は、
送信電力密度が同等であり干渉の発生が低いと思われる「テレビジョン、高速データ(占
有周波数帯幅 9MHz 以上)
」の使用区分である 1273MHz から 1290MHz とするように規定の
整備を希望します。
個人
今回ラジコンヘリに搭載された画像伝送に 1.2GHz 帯を割り当てるとのことですが、実
用局として免許を付与される際、既存のアマチュア局と電波干渉を起こさないように現
在の使用区分で割り当てられている「画像」の区分に割り当てていただくようお願いし
たい。
個人
周波数 1260-1300MHz においては、既にアマチュア無線に割り当てられていて、リピー
ター等が動作しております。
しかし、アマチュアテレビはあまり利用されておらないように思えます。
従って、お互いの電波障害をなるべく避けるために、帯域の広い、アマチュアテレビ
にも割り当てられている『1273-1290MHz』を、画像伝送用として、なるべく割り当てて
頂きたいと思います。
個人
1.2GHz帯画像電送装置との周波数の共用は、アマチュア局の免許人として心から歓迎
できるものではありませんが、既に実験局として運用の実績を重ねていることから、実
験局として運用の実績のある範囲に限っての実用化を許容することはやむを得ないと考
えます。
本件無線局の使用周波数については、アマチュア業
務の使用区分の状況を踏まえ、これまで実験局向けに
割り当ててきた 1281.5MHz を引き続き割り当てる予定
であり、貴連盟の御指摘事項を満足するものと考えま
す。
本件無線局の使用周波数については、アマチュア業
務の使用区分の状況を踏まえ、これまで実験局向けに
割り当ててきた 1281.5MHz を引き続き割り当てる予定
です。
本件無線局の使用周波数については、アマチュア業
務の使用区分の状況を踏まえ、これまで実験局向けに
割り当ててきた 1281.5MHz を引き続き割り当てる予定
です。
本改正案を支持する意見と考えます。
12
個人
13
個人
周波数割当表の変更案については、移動業務の使用できる範囲を不必要に広げすぎて
おり適当ではありません。現在実験局が周波数の指定を受けている 1281.5MHz を中心と
して、占有周波数帯幅の許容値である 15MHz 幅(すなわち 1274~1289MHz)に限って移
動業務が使用できるように変更すべきであると考えます。
周波数割当計画の一部変更及び電波法関係審査基準の一部改正に反対します。
【理由】
この周波数帯は二次業務ではありますがアマチュア用として許可されており、低高度
であっても重大な混信を引き起こす事は明白であり、空中撮影の伝送のために許可する
のは反対します。
この周波数帯の利用状況はその特徴から山岳等の高所からの運用が多く、またレピー
ター局も山上付近の高所に設置されており、空中撮影の伝送のための電波の発射が低高
度であっても混信を引き起こします。
私が開設している移動局の常置場所は海抜約70mの地点にありますが、この程度の
高度でも大阪平野のほぼ全てのアマチュア局と交信可能であります。
ましてやレピーター局の場合は更に高所に設置されているためお互いに干渉する事は
必至であります。
この周波数帯はEME(月面反射通信)や衛星通信にノイズの少ない場所として世界
的に使用されています。これらが科学技術の振興に寄与している事は言うまでもありま
せん。
このような弊害を無視してまでこの周波数帯で許可する合理的な理由はありません。
1.2GHz帯はアマチュア無線にとってUHF帯のほぼ中心に位置する貴重な周波数帯で
あります。
特に関西地方に於いては極めて活発に利用されており、ご提案の移動体に許可される
と混乱をきたすのは間違いありません。
これらが社会問題化するのは目に見えております。
そのような予測が明らかであるにも関わらず敢えて許可をする事は決して得策とは言
えないと思います。
他の周波数での検討を希望するものであります。
以上の事から周波数割当計画の一部変更及び電波法関係審査基準の一部改正に反対し
ます。
今般の追加分配については、携帯局ではなく移動業
務として行うため、アマチュア業務等と同様に既存の
周波数区分と同一帯域として支障ないと判断したも
のであり、原案のとおりと致します。
今般の移動業務への分配については、アマチュア業
務等との共用を踏まえ、実験局として 1281.5MHz を運
用してきた実績から、他の無線局への電波干渉につい
ては支障ないものと判断したものであり、原案のとお
りと致します。
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ウィンテル株式
会社
ご提案の周波数割当計画の一部変更案及び電波法関係審査基準の一部改正案に賛成。
当社は、映像伝送事業と通信事業を主体とした各種情報サービスを提供しております。
特に、航空事業者と共同したリアルタイム災害情報の提供は、初動における状況把握
の重要性ともあいまって鋭意取り組んで来たところです。
その際、小型・軽量な送信機の開発が無人航空機には不可欠であり、従来から 1.2GHz
帯の占有幅 11MHz 無線機を供給し、更に 6MHz 狭帯域でも他の無線局への電波干渉も無く
高画質を確保した無線機を提供して伝送実験を繰り返してきました。
これまでの、実験局から実用局に運用が変更され狭帯域でも利用できることが可能に
なれば、電波の有効利用が大幅に拡大されます。
更に、電波法審査基準に明確に規定されたことで、適法な免許を保有した撮影業者に
よる無人機空撮業界の秩序が構築されるものと認識いたしております。
今回の改正はこうした理由からも、適当な措置であると考えています。
無人ヘリテレ推
提案の改正案に賛成いたします。
進協議会
当協議会は、無人ヘリコプターなどの無人航空機を用いた空中撮影関係者の団体です。
平成 11 年 6 月「空中撮影に使用する無線局について」の通達以後、電波法の実験局によ
る伝送実験に取り組んでおります。
近年では、無線操縦機器による低空からの映像情報が、災害・防災・文化財調査・その
他建設分野まで広く活用され迅速な情報収集手段として必要不可欠と認識しておりま
す。
今般の改正はこうした理由から、法令遵守の撮影秩序の構築や業界育成のためにも必
要と考えます。
本改正案を支持する意見と考えます。
本改正案を支持する意見と考えます。
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株式会社ピクセ
ル・デザイン
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徳島大学大学院
ソシオテクノサ
イエンス研究部
三輪昌史
18
徳島大学大学院
ソシオテクノサ
イエンス研究部
三輪昌史
公表の周波数割当計画の一部変更及び電波法関係審査基準の一部改正に賛成です。
当社は、空中撮影された画像を図化処理し情報として提供するサービスを行っていま
す。
画像処理技術は、ますますその分野を拡大し災害現場や文化財調査などへのきめ細な
状況分析に有効に活用されています。
その本データである画像品質も、実機航空機による高い高度からの空中撮影ではなく、
無人航空機等での低い高度からの情報ニーズがますます重要となってきております。
今回、画像品質も確保できる 1.2GHz 帯の無線局が、実験局から実用局に指定されれば、
違法電波による撮影が抑制され適法に情報が提供されることになります。
撮影データを扱うサービス業としても安心して事業に専念できる今回の改正は、是非
必要と考えています。
周波数割当計画の一部変更案について
実験局を運用した経験からすると、1.2GHz 帯を使った映像伝送ではノイズが少なく、
申し分のない画質での伝送ができます。
また、安全確認をするため、RC ヘリコプタの受信機と映像伝送の受信機との干渉を実
験的に確認したところ、他からの干渉・他への干渉もなく、使用に十分耐えられます。
この実験局で実績のある周波数を割り当てるのは妥当だと考えます。
電波法関係審査基準の一部改正案について
実験局を運用した経験から判断すると、この審査基準は実際の模型航空機を用いた空
撮作業における映像伝送の条件(携帯局・通信方式・移動範囲・変調方式・空中線電力・
空中線利得)を包含しております。
また他の基準も空撮作業の実施条項に合致しております。
この審査基準をみたす携帯局は模型航空機を用いた低高度に置ける撮影に十分適して
いると考えられます。
また、安全面でも妥当だと考えます。
本改正案を支持する意見と考えます。
本改正案を支持する意見と考えます。
本改正案を支持する意見と考えます。
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川惣電機工業株
式会社
本改正案を支持する意見と考えます。
ご提案の周波数割当計画の一部変更案及び電波法関係審査基準の一部改正案に賛成。
空中撮影画像を3次元解析する当社にあっては、近距離からの高品質データが要求
されます。
その要望に応えるシステムが無人ヘリコプターを主体とするラジコン撮影機器であ
り、低価格で移動しながら的確に目標をとらえられることが必要条件です。
従来より、建築物の俯瞰写真や遺跡発掘段階に沿った記録管理撮影には、ラジコン操
縦の無人ヘリコプター搭載の 1.2GHz 帯画像伝送を利用していました。
公表されている通り、これまで撮影現場でも他の無線局への電波干渉も無く円滑に使
えてきましたことからも、このような電波帯を実用局にするのも当然の改正と考えます。
本改正案を支持する意見と考えます。
応用地質株式会
本件改正に賛成。
社
当社は、地盤・地形・水質等の調査解析から対策施工までの地質調査業や河川・砂防・災
害の建設コンサルタントを主業務とした技術会社です。
自治体に地震・土砂崩れなどの被災地災害復旧対策を立案するためには、迅速な状況把
握と非難指示等の情報伝達が重要です。
しかしながら、低空からの情報収集を担う撮影事業者の使用するリアルタイム映像伝
送は、実験局として規制されていたこと等により、適法に取り扱う業者数も限定されて
いたのが現実です。
そのため、総務省から空中撮影業務を委託する際には、正式に無線局免許を取得した
業者に委託することが指導されていたところです。
今回の改正により、実用局として運用する事業者が増加することが可能になり、更に
一層電波法を遵守した業界秩序育成が促進され、使用者にとっても適正な業者選定に寄
与するためにも当然と考えます。
株式会社コスモ
ウェーブ
周波数割当計画の一部変更案及び電波法関係審査基準の一部改正案に賛成。
当社は映像伝送事業として、映像無線機の開発、製造、販売を行っております。
近年では、雲仙普賢岳、有珠山、三宅島での噴火災害では、災害現場に人が立ち入る
ことが出来ず、災害状況の把握が非常に困難となっております。
そのような状況下においては、1.2GHz 帯の映像送信機は災害地の状況を把握する為に
は、必須となっております。
現在までは実験局として免許申請を行っておりますが、災害はいつ起こるかわからず、
また事前に免許を取得することは、実験局の性格上困難でした。
本改正案を支持する意見と考えます。
また、本件無線局の使用周波数については、アマチ
ュア無線等との共用を踏まえ、これまで実験局向けに
割り当ててきた 1281.5MHz を引き続き割り当てる予定
です。
なお、将来における多チャンネル化に関しまして
は、狭帯域化により実現可能と考えておりますが、共
用しない専用周波数については、周波数利用効率の観
また、遺跡調査等の航空からの撮影にも映像のリアルタイム性を必要としますので、 点から、今回の改正の対象としていません。
1.2GHz 帯映像送信機は必需であります。
現状では、正規な免許を取得せず運用している例も有り、電波法審査基準に明確に規
定されたことで、適法な免許を保有し運用されることが望まれます。
今回の周波数割当計画ではアマチュア無線局との同一な周波数帯でもありますので、
混信の可能性を考えますと、指定周波数を 1273MHz~1290MHz に指定して頂く事を望みま
す。
また、災害時の緊急性、リアルタイム映像の必要性、遠隔からの映像データの必需性
から、多くの公共団体からも要望が高まっております。
その為に将来的には、その必需性から現状の共用周波数ではなく、多チャンネルで使
用が可能な専用周波数も割り当てが必須ですので、合わせてお願いを申し上げます。
以上により、改正案に賛成いたします。
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