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国際関係研究科
立命館大学大学院 国際関係研究科 2014-2015 Ritsumeikan University Graduate School of International Relations WHERE TO NEXT? GO GLOBAL. プログラム Global and Japanese Perspective Program 多文化共生 プログラム WHERE TO NEXT? GO GLOBAL. 1 20 年以 上の実 績 19 92 年の創 設以 来、 20 年余にわたる取 組みは、 「 国 際 関 係 学」学問 領 域の牽引者として国内外で高い評 価を受けてきました。 2 充 実 の 新 カリキュラム GJP Introduction 立命 館大学国 際関 係 研 究 科は ユニークな 5つのプログラムで 国 際社 会の諸問題に様々な角度からアプローチします あ な た の 思 い 描 く「 G l o b a l」 を 実 現 す る、 国 際 関 係 研 究 科 の 特 徴 と 実 績 を 紹 介 し ま す。 Facts and History Global Cooperation Program クロス履修システム グローバル・ガバナンス 国際協力開発 多文化共生 現代のグローバル化の進展は、国家のガバナンス 世界の圧倒的多数の人々は貧困と飢餓に苦しんで 情報通信技術(ICT)の飛躍的な進歩によって、 「世 能力の危機を生み出しています。本プログラムは、 おり、今ほど「南北 問 題 」の解決と、新たな国 際 界は一つ」になりつつあります。本プログラムは、 各地で勃発する民族・宗教紛争、テロや麻薬など 経済システムの構築が求められているときはあり 世界の一体化が、各国・各社会の文化にどのよう の国際犯 罪、環 境破壊や感 染 症などの 一 国では ません。本プログラムは、持続的な開発政策、貧 な影響を与えているのか、文化の変容をどう考え 対処不可能な課題に、国際社会はどう取り組み、 困削減、国際援助、地 域 経済 統合、市場 経済の ればよいのか、文化の衝突ではなく共生のために、 平和と正義と民主主義を保障していくべきかを研 展開を研究し、それらの政治的・社会的背景とイ 我々は何を努力していくべきか、について研 究し 究し、グローバル・ガバナンスの全体 構造と動態 ンパクトを理 解することで、21世紀の世界の行方 ます。 を政治・経済・社会の側面から迫ります。 を総合的に追究していきます。 プログラム プログラム プログラム クロス履修 システム 2015 年 4 月より新プログラムを開 設 。 日本から世界への 発 信を担う真のグローバ ル人材の育成を目指します。 3 高 い 研 究 力と 教 育 力 グローバル・ ガバナンス プログラム Faculty 国際協力開発 プログラム 多文化共生 プログラム 高い 研 究 力を誇る教 員 陣が充 実した論 文 指 導・教 育プログラムを展開し 、 GCP 日本語 英語 開講 Global Cooperation Program 開講 研 究 報告 会 から修 士論 文 執 筆・進 路支 援まで の 体系 的な指 導を行います。 日本語+英語 4 海 外大 学 との 共 同 修 士 学 位 開講 DMDP GJP Global and Japanese Perspectives Program 立命 館 大学大学院に所属しながら提 携する海 外 の大学院に1年間留学する ことにより、最 短 2 年間で 2 つの大学院 の 修 士 号を同 時に取 得できる制 度です。 5 豊 富 な キ ャリア サ ポート Career 豊富なキャリアサポートで 国 際社 会を舞 台に活 躍する人材を輩出しています。 2 GCP GJP Global Cooperation Program Global and Japanese Perspectives Program グローバル化を通じて、世界にはこれまでにはないかたちで様々なボーダーを グローバル化の進展にともなって、実践的な英語の力や多文化的な組織で活 超える結びつきが生まれています。それは国際的な諸問題に新しい次 元の複 躍する素養をもつ人材を求める社会のニーズが高まっています。学部までの学 雑さをもたらすとともに、そうした問題を解決するための新しい協力の可能性 びからもう一歩踏み込んで「グローバル人材」を目指したい。本プログラムは、 を開いてもいます。本プログラムでは、世界約 20カ国以上の人たちが「国際協 そんな方に向けて英語でのコア科目と演習を主体としつつ、日本語による科 力と開発」をキーワードに英語で国際関係学を学んでいます。既に開設から10 目を組み合わせて無理なくステップアップできる「育成志向」のカリキュラムで 年以上の実績があり、世界各国の行政官など国を代表するリーダーとして多く 構成されています。日本から世界への発信を担う真のグローバル人材の育成を の修了生が活躍しているほか、多くの日本人学生も本プログラムを経て実務家 目指し、多文化時代に必要とされる国際関係学の基礎と、国際社会を日本の として活躍しています。 視点から捉える能力を身につけます。 3 1 Facts and History 1 20 年以 上の実績 19 92 年の創設以 来、 20 年余にわたる取組みは、 「 国 際関 係 学」学問 領 域の牽引者として国内外で高い評 価を受けてきました。 50%以上 60 名 50 APSIA 約50科目を英語で開講 21カ国に渡る留学生が在籍 | | | | | | | | | | | | | || | | | 99 :1 2 | | | | | | | | | | 99 :1 3 || | | | | 99 :1 | | | | 4 | | | | | | | | | | 5 99 1 : | | | | | 99 :1 | 6 | | | | || | | | | | | | | : 97 9 :1 20 19 || | | | : 98 | | | | | 19 | | | | | : 99 || 2 | | | | | | | | 0 00 | | | | | :2 | | | | | 2 1: 0 0 || | | | 2 00 | | | | | : | 20 3件 | | | | | : 03 | | | | 20 | | | | | : 04 1992年研究科設立・ 日本語3プログラム開設 20年以上の実績 2014年3月「国費外国人留学生の 優先配置を行う特別プログラム」採択 | | | | | 20 | | | | | : 05 || 2 | | | | | | | | 6 00 || :2 | | | | | | | | 7: 00 2 || | | | | 8 00 | | | | : | | | | | 0 20 9: 10 | | | || | : 0 1 20 | | | | | | : 11 0 2 | | | | | | | | | | : 12 0 2 GJP 年 | | | | | GP | | | | | | | | || : 14 0 2 | : 15 0 2 2プログラム 2つ目の英語基準修士学位プログラムである GJP(Global and Japanese Perspectives Program)を2015年に開設 GCP グローバル || : 3 1 20 2003 年に英語基準修士学位プログラム・ GCP(Golbal Cooperation Program)を開設 10年以上の実績 3件の文部科学省 GP 採択 年 校 2件の文部科学省国費プログラム採択 APSIA:Association of Professional School of International Relations 国際関係大学院協会 Harvard University、Yale University をはじめとした | | | | 国際関係の高度な実務家を養成する | | 大学院の世界的ネットワーク。 | | 科目 21カ国 2件 日本で唯一のAPSIA 正会員 約60名の教員による 充実した教学体制 約50% 以上が留学生(正規生のみ) Create Nex t Stage with You! 30 20 回 直近2年間で国際機関所属の 外部講師を招聘した英語による 国際セミナーを約20回開催 GLOBAL 30 2009年度文部科学省よりグローバル30に採択 2011年度には国際関係学部でも英語基準学士学位プログラムを開設 25 年 1700 名 70 名 1988年に国際関係学部を設立 25年以上の実績 約1700名の修了生を 輩出(非正規生含む) 約70名の共同修士学位 プログラム(DMDP)修了生を輩出 DMDP ※ DMDPとは最短 2年間で2つの大学院の修士学位を取得するプログラムです *データは全て2014年3月時点の情報です。 4 5 2 GJP Global and Japanese Perspectives Program 充 実 の 新 カリキュラム 2015 年 4 月より新プログラムを開 設 。 日本から世界への 発 信を担う真のグローバル人材を育成します。 英語で国際関係学の基礎を 身につけるコア科目とゼミ での演習を主体とし、日本 語による科目を組み合わせ 修 了 後 を イメ ー ジ し た 育成 志向型の カリキュラム て無理なくステップアップで 国 際 開 発・協力 分 野を 中心とした 将 来 のキャリアパスに 繋がる知 的基 盤や 研 究プロジェクトへの 参 画を通じて リサーチスキルが 修 得可能 ! きる「育成志向」のカリキュ ラムで構成されています。 国 際関 係 学の 基 盤を養 成 世界中から集う 多様なバックグラウンドを持 つ 仲 間と共 同学 修 2 015 年 度 新プ ロ グ ラム NEW 実践的な英語の力や多文化的な組織で活躍 できる素養をもつ人材を求める社会のニーズ に応えるため、2015年度から新しくスタートす るプログラムです。 授業は少人数のディスカッ ション形式で行い、日常の 英 語 ・日 本 語 2言語開講 日本から 世界 へ の 発 信 を担う 真 の グ ロ ー バ ル人 材 へ 学修 者の 学 知 的 背景・関 心 の 多様 性を前 提とした 国 際 関 係 学の 教養 の 修 得 生活や授業に多文化環境が 専攻学問だけに限定しない 語学科目や英語ライティング科目、 世界各国における地域研究や 国際機関を中心とした 産学連携授業のような 多彩なメニューを提供 組み込まれています。 修了に必要な30単位のうち、英語による履修 を16単位から30単位まで選択できるオーダー メイドなカリキュラムです。 Curriculum 修了要件 GJP では、Core Courses(基幹科目)から8単位以上、Advanced Seminar(ゼミ)4単位以上を英語で履修し、その他残りの単位を Program Courses(プログラム科目)、 自由選択科目より英語もしくは日本語で履修し、計30単位以上を取得することとしています。 ※上記単位取得に加え、2年以上の在学と修士論文の提出を要件としています。 GJP の代表的な科目 Core Courses Theories of International Relations International Political Economy International Sociology Global Politics Global Civil Society Special Studies on International Relations Program Courses GJP Platform(E) 本科目は、英語基準による学部教育を経ていない方 を対象として、英語で実施されます。国際関係の現 代的論点を取り上げて、討論形式および演習形式で 授業を行い、国際関係学への導入を行います。それ Development Studies International Security Globalization and Environmental Issues Globalization and Multicultural Issues Globalization and Media International Organization [トレーニング科目] [地域研究科目] Reading & Discussion 科目 Research Training Area Studies 本科目は、研究プロジェクトに院生が参画し、研究の進 アフリカ、ラテンアメリカ、北米、中東、東ア 能力の向上を図る科目です。中国、朝鮮、スペイン、 め方、共同研究プロジェクトの運営手法等、将来研究者 ジア、東南アジア、ヨーロッパの研究はもちろ ドイツ、フランス、ロシアを選択可能です。 として求められる基礎的な能力の獲得を目指します。 ん、その他の地域も幅広く対象とし、研究す ることの出来る科目です。 地域研究の基礎スキルとしての実践的な外国語運用 Academic Writing により現代国際関係の基礎的知識を修得し、あわ 開発経済論研究 せて英語による討議およびプレゼンテーションの技 地域開発論研究 Professional Training 法を習熟します。 グローバリゼーションとジェンダー研究 本科目は、将来国際開発・協力分野の専門人材を志す を科目の目的としています。 方を対象に、日本の経験を踏まえながら理論と実践的知 論文執筆の手順、適切な様式の選択、研究成果の 見双方を学ぶことを目的とします。将来のキャリアパス 文章化の方法、草稿の検討および推敲などといった に繋がる知的基盤やスキルを獲得することができます。 スキルについて学びます。 環境経済論研究 メディアと国際社会研究 など 6 自由選択科目(その他の特徴的な科目) 英語による論文執筆の前提となる技法の習得・習熟 7 3 Faculty 高 い 研 究 力と教 育 力 高い 研 究力を誇る教 員陣が充 実した論文 指 導・教育プログラムを展開し、 研 究報告 会から修士論文 執 筆・進 路支 援までの 体系的な指 導を行います。 足立 研幾 通貨統合を始めとするヨーロッパ固有の要因も存在し ワーク)の現状と課題について研究しています。その 国際政治学、軍縮・軍備管理論、グロー バルガバナンス論、市民社会論 たと考え、包括的な視点から今回の危機の分析を試み 際狭義の福祉の領域を研究するだけでなく、アジア各 ています。 国の社会・文化的背景をふまえた「地域創造としての 世界政 府が存在しない国際社会に置いて、いかに秩 石原 直紀 まちづくり運動」に強い関心を持っています。また最 序を構築、維持すればよいのでしょうか。この難題に 近ではアジア各国の「平和博物館の地域創造に果たす 役割についての研究」もはじめています。 国際連合論 ついて、国際政治学の諸理論を用いて事例分析を通し 松田 正彦 歴史的傾向の理論的考察(資本主義経済はどのように 小木 裕文 農業・農村開発、農業生態学、 東南アジア(ミャンマー)地域研究 機能し,人類に何をもたらしてきたか)、②社会経済 文学、華人社会研究 望ましい社会とその実現方法をめぐって、これまでど 東南アジア、とりわけシンガポール・マレーシアの華 研究関心は東南アジアの農業や農村にあります。主な のような論争が行われてきた)、という二つの研究課 人社会における華文教育、華文文学、華人文化など 題に取り組んでいます。 を華人社会の意識変容を軸に研究してきました。現在 フィールドはミャンマーです。人々の生業や生活と生 体制、とりわけ社会主義をめぐる思想史の探求(より は改革開放以降の世界に拡がる中国新移民の潮流や 態・社会・経済環境との係わり合いを現地の視点か て考察しています。事例分析は軍縮問題を中心に行っ 国連を中心とした国際機関の平和活動、人道支援が ていますが、加えて国際刑事裁判所設立、医薬品特 研 究テーマです。 予 防外交、 平和 創 設、 平和 維 持、 許問題等、非国家主体が秩序形成・維持に大きな役 平和構築といった一連の平和支援活動における国連 割を果たした事例も取り上げています。 君島 東彦 ら解きほぐし、それぞれの地 域が望ましい将来 像を 文 京洙 憲法学、平和学 構築するための情報発信や実践活動(開発事業への関 政治学、韓国現代史 機関や地域機構の連携について、冷戦後の地域紛争 憲法を国際政治学、国際関係論、平和学の視点から 化にも関心があります。 与)をおこないたいと考えています。農耕文化や食文 現代韓国の政治社会について研究しています。といって 華人ネットワーク、僑郷などを研究しています。この他、 関心のある領域としては、東アジアの大衆文化、食の 文化、台湾社会のアイデンティティなどがあります。 の事例を中心に考察しています。人道支援分野では、 考察しています。とりわけ、日本国憲法の平和主義を もわき道にそれることも多く、日韓関係、北 朝鮮、済 大田 英明 原 毅彦 国際社会の難民支援の変容や人道介入といった課題 平和学の視点、東アジアの文脈、NGO 活動との関連 文化人類学、日本民俗学、 ラテン・アメリカ史 について、人間の安全保障の視点も含めて取り組んで でとらえなおすこと、グローバルな立憲主義について 南野 泰義 州島、在日外国人と国民国家、住民自治とちょっと焦 います。また、こうした実務に関わる国際協力の人材 考察することが課題です。自分自身で NGO 活動もし る多様な論点を、市民社会や公共性という考え方を軸 育成も関心テーマの一つです。 ています。また毎年ノーベル平和賞の候補者をノミネー 比較政治学、ナショナリズム論、 北アイルランド政治 国際金融論、国際経済論、国際開発金融、 開発マクロ経済学、各国経済 トしています。 南アメリカ、日本をフィールドとする文化人 類学。前 者はペルー、ボリビアの低地先住民社会の民族誌的 板木 雅彦 研究、歴史研究。とくに16世紀以降のイエズス会の 国際経済学、国際過剰資本論 布教史とのかかわりで、グアラニ社会を考えています。 研究の主たる問題意識は、ヨーロッパや日本をはじめ 小山 昌久 国際開発協力論、メコン流域国開発研究 銀 行貸付、債券 投 資、株式投 資を包括する「国際 過 前史につながっており、文化 人 類学思 想 史も大きな 剰資本」という独自の概念に基づき、世界経済の歴史 ベトナム、ラオス等のメコン流 域 地 域に焦 点を当て、 テーマの一つです。 展開を研究しています。最近では、サブプライム・ロー 市場経済移行国の開発問題を研究対象とします。開 ンに端を発する世界金融危機にも強い関心を持ってい 発は、物的なインフラ整備だけでなく、制度創りや人 ます。また、社会科学の研究方法論として、弁証法の 材開発も含む広範な概念です。また、伝 統的な社会 研究にも長らく取り組んでいます。 構造や自然環境の変容を伴います。途上国の多様性 本名 純 比較政治学、東南アジア研究 主に2つの研究を進めています。ひとつは、インドネ シア政治で、特に民主化、政軍関係、選挙政治、地 比較文化論、日中社会比較 方政治、犯罪と政治の関わりがメインテーマ。二つ目 とえばテロ、越 境 犯 罪、感 染 症、環 境破壊など)に す。衣・食・住・行(交通)に見る両国の生活習慣・行 対する国家の対応や地域協力がメインテーマ。 動様式・思考様式の異同を探求したり、中国の覇権大 私の主な研究関心は、20世紀の国際関係史、とりわ 国化の可能性を軍事面や国民性から分析したりして来 け英米関係および米欧関係の変遷の歴史、ヨーロッ ましたが、最近は「東アジア共同体」、 「東北アジア共 パ 統 合史、そして植 民 地帝国 解 体過 程の歴 史です。 同体」の構築に関心を寄せ、国際的研究プロジェクト 研究を通じて目指すことは、政治的・経済的意味にお の成果として、2冊の論集を共編著で出しました。 いて、いかにして現代の西洋社会なるものが形成され 星野 郁 国際経済、EU 経済・通貨統合、国際金融 て金融危機並びにユーロ危機がヨーロッパの実体経済 平和学、アジアの社会福祉 や EU 統合の行方に与える影響についてです。ヨーロッ ベトナムとシンガポールの社会福祉、特に家族福祉に 主導の金融のグローバル化の影響だけでなく、経済・ まつわる制度(家族福祉政策)やサービス(ソーシャル 『中国の IT 産業-経済成長方式転換の中での役割-』 ミネルヴァ書房として出版されました。また、それと も関連して中国企業の海外進出、いわゆる「走出去」 1 三宅 正隆 国際ジャーナリズム論、メディア論 中戸 祐夫 メディアの歴史、現状、将来の課題について、私自身 を進めています。言語能力はヒトの脳の特性でもあり、 言語学はいまや脳神経学や生物学、心理学、認知科 学等とならんで学際的な研究分野となっています。こ のような自然科学的なアプローチのほかに、コトバの 獲得は経験的な要素も大きいので、コトバと文化の問 題にも関心を持っています。 森岡 真史 国際政治経済学、日米経済紛争 の新聞記者、海外特派員としての経験も踏まえながら これまで国際政治経済学の視点から日米通商摩擦の もたらした国際政治の枠組みの変化や、情報革命に 研究をしてきました。近年、牛肉問題や米中経済摩 擦、米韓 FTA などが論点として浮上し、アメリカの通 商政策と共にこうした経済摩擦について関心がありま す。最近は関心が広がりすぎて北朝鮮を取り巻く国際 4月 4月入学者 (9月入学者) (9月) 5月 6月 7月 8月 ● 入学、ゼミの決定、受講登録 9月 10月 11月上旬 (4月) (5月) 12月 1月下旬 2月 (7月) 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月上旬 (5月) ● M1研究レポート提出 1月下旬 2月中旬 ● 修士論文提出 ● M1論文提出 ● 口頭試問 ● 修了式 科目履修 論文指導 推奨される 活動・履修 (基幹科目・専門科目などの履修) (ゼミでの個別指導) 国際機関ワークショップ (専門科目の履修) (修士論文執筆のため の指導) DMDP 「修士(国際関係学)」取得 中逵 啓示 エネルギー利用と環境問題について環境経済学に基 国際関係史、東アジアの国際関係 づきつつ研究しています。最近の主な研究対象は、再 第二次大戦後の東アジア国際関係を研究テーマにし の政策です。このほかにアジアのエネルギー問題や軍 …… 1回生の夏休みごろから2回生の夏休みごろまでの期間に、希望者は国内・海外インターンシップ(1ヵ月~6ヵ月) 生可能エネルギーの普及政策、とくにヨーロッパ諸国 事活動による環境問題、地方自治体の温暖化防止対 策についても研究を進めています。 興を見逃すことができません。そのため現在の研究 末近 浩太 テーマはアジア太平洋地域の経済統合や日本の再生 中東・イスラーム地域研究 西村 智朗 中東地域研究、国際政治学、比較政治学を専門にし ています。特にイスラーム政治思想・運動に注目し、 国際法学、国際環境法 その実証分析を通して中東の政治変動や国際政治の 京都議定書や生物多様性条約といった多数国間環境 ける「イスラーム」の意味と意義を今一度きちんと検討 協定における法システムを研究しています。現在の研 究テーマは持続可能な発展に関する国際法です。特 動態を描き出すことをめざしています。現代世界にお し、21世紀の国際社会のあり方を構想していきたいと 考えています。 に国際社会に併存する主権国家が、地球環境保護や 将来世代の人権など、国際社会全体の利益を確保す 高橋 伸彰 るための理想と現実のギャップをどう埋めようとして 日本経済論 いるかに関心を持っています。 国内・海外インターンシップ ています。 環境経済学、環境政策 3月下旬 (7月) (7月下旬) (9月) ● 修士論文中間報告会 ● 修士論文構想報告会 年間の 行事予定 12月 ア、特にタイとインドについては、継続的にフォローし 大島 堅一 に関するものになっています。 (9月) よる伝達手段の発達に強い関心を持っています。アジ ら様々な事例をみています。 戦後の東アジアにおいては東アジア諸国の経済的勃 年目 研究しています。東西冷戦の終焉と9.11米同時テロが 関係にも目移りしています。国際政治経済学の視点か 湾海峡危機や朝鮮戦争について調査してきました。冷 2 めた研究 岡田 滋行 2 年間の履修・修士論文執筆までのスケジュール 修士 しい経済発展の方策・諸政策につき開発金融面を含 行いました。 ①資本主義経済の再生産を支える機構とその進化の 年目 フレームワークの提供に資する研究;⑤適切かつ望ま 司編『中国発・多国籍企業』同友館という形で出版を ています。冷戦期は安全保障が重要であったので、台 修士 ム及び運営改革;④国際金融体制の安定化のための 係を検討しています。 経済学、経済理論・思想史 パの場合、深刻な金融危機の背景には、単にアメリカ 点を中心に研究をしています。その成果は2007年に の為替・資本 取引に関する適切な管理・規制の枠組 にも関心を寄せており、2008年に丸川知雄・中川涼 専門は言語学、ヒトが生得的に持つ言語能力の解明 一次資料として用いて再構成することです。 桂 良太郎 み;③国際通貨基金(IMF)・世界銀行の経済プログラ 民主主義の関係、政治権力と民主主義が織りなす関 てきたのかというプロセスを、公文書館収蔵史料類を る金融危機(とりわけユーロ危機)の現状と背景、そし ここ10 数年は中国の IT 産業の発展モデルとその問題 民主主義論、闘技民主主義論などを中心に、自由と 国際関係史、イギリス政治外交史 現在取り組んでいる研究テーマは、ヨーロッパにおけ 論と実証面から検 証;②先進国・途 上国・新興国で ぐって、①ナショナリズムと民主主義の関係、②参加 益田 実 日中の文化・社会・政治・経済を幅広く研究していま ジア危機等)発生リスク抑制のための方策について理 開発経済論、中国経済論 語学学、生成理論 は東南アジアの安全保障で、特に非伝統的な脅威(た 動の急速な拡大に伴う影響について資本収支危機(ア とその正当性のあり方にあります。現在は、北アイル 研究科では、 「現代民主主義研究」を担当。統治をめ り方を考察していきます。 夏 剛 主な研究内容については以下の通り。①国際資本移 とした諸国の政治とナショナリズムの関係、政治権力 ム、民主主義制度などを中心に研究をしています。本 を理解しながら、世代を超えた持続可能な開発のあ に深める、といったところでしょうか。 中川 涼司 ランド紛争をめぐる政治的暴力の構造、ナショナリズ このテーマはヨーロッパにおいて成立した文化人類学 点が定まりません。しいて言えば、朝鮮・韓国にまつわ 日本経済について深く、そして広く研究することが私の モットーです。深くとは自らが興味を抱くテーマについて 力の及ぶ限り問い続けること、広くとは自分の専門外の 8 9 Faculty 分野でも遠慮せずに踏み込んでいくことです。最近関心 を抱いているのは、公正(正義)、格差(社会的排除)、 および貧困をめぐる諸問題です。 龍澤 邦彦 国際関係法、宇宙法、 先端科学技術の国際法 国際公役務の縮小と宇宙商業化に伴う宇宙法の変化 と私法化の可能性、ナノテクノロジー及びバイオ技術 に変わる国際関係法制度、グローバル・ガバナンスと グローバル法並びにトランス・コンスティテューショナ リズムのオートポイェシスの観点からの研究。 徳丸 浩 金融論、国際金融論 教 員の 研 究 内容と指 導 実 績 は 特 設 サイト「 7 Ke y F e a t u r e s 」で 詳しく紹 介しています http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsir/features/ related to explicating the linkage and dynamics of law and globalization. DE ANTONI, Andrea M y r e s e a r c h f o c u s e s o n s p i r i t u a l i t y, s p i r i t possession and exorcism in contemporary Japan, from an anthropological perspective. My previous research on places connected to death and the af terlife in contemporar y Japan investigated processes of construction of identit y, memor y, touristification of places and tourists’ experiences. My present research analyses practices and ex p e r i e n c e s r e l a te d to s p i r i t p o s s e s s i o n a n d exorcism in late capitalist societies (Japan, Italy and Austria), where “Western” medical science is grounded and institutionalized. FRENCH, Thomas William 務を指向した研究テーマを追究しています。最近では、 日本史、日本政治論、日米関係史 関心を有しています。 若菜 マヤ 英米文学、ミクロ社会学 人間は「表舞台」や「裏舞台」で自分や相手の位置づけ をその場で定義しながら自らを演出し、現実は舞台 定量的分析と、インタビュー調査による定性的分析を 融合させた実証研究を行っています。 M y c u r re nt re s e a rc h fo c u s e s o n th e c re ati o n, cha racte r a nd evolution of the National Polic e Reserve( 警 察 予 備 隊 ), the precursor to today's Japanese Self Defense Forces(自衛隊). As there is little agreement over the true nature of the National Police Reserve and as these varying interpretations of its character have a significant impact on many theories of Japanese security, my research aims to clarify the character of the force. HAYES, Blake Elaine 労働経済学 労働経済、ジェンダーと科学技術を研究しています。 最近は労働差別の観点から支配文化と社会の中で周 辺に追いやられた人々との関係を探っています。ジェ ンダーによる意志決定とリーダーシップのとらえ方の 違い、それが教育現場や職業選択に与える影響、そ こで科学技術が果たす役割など、これらを考えること によって個人の形成に関わる社会学的要素が文化的 背景の中でいかに収束し分岐するのかを研究していま す。 池田 淑子 カルチュラル・スタディーズ、記号学 カルチュラル・スタディーズの分野における私の研究 の関心は、他者の表象と自国のナショナル・アイデン ティティとの関係にあります。これまで第二次世界大 戦から現在にいたるまで日米映画に形成されてきた他 者イメージを調査し、イメージ形成のプロセスを日米 間で比較・対照してきました。特に歴史的に重要な岐 路においてこうした他者イメージを創り出した両国の par ticularly the production of the images used in television news. I also have broader interests i n J a p a n's m a s s m e d i a – f r o m t h e e f f e c t s o f te c h n o l o g i c a l s h i f t s s u c h a s d i g i t a l i s a t i o n o n television networks to the ways newspapers are s o l d - a n d i n b ro a d e r i s s u e s re l ate d to v i s u a l communication in its various forms. 南川 文里 社会学、アメリカ研究 アメリカ合 衆国における日系 人の歴史的経 験を題材 に、エスニシティ概念の社会学的な可能性を理論的・ 実証的に研究しています。また、現代社会における日 本人および日系人の国際移動にも関心があります。現 在、アメリカ都市における多民族・多人種によるコミュ ニティ形成と多文化主義の成立をめぐる歴史社会学的 研究に取り組んでいます。 MOOREHEAD, Robert Steven 社会学、国際移民研究 M y re s earch fo c us e s o n t h e in co r p o r at i o n o f Jap an es e Per u v ian immigr ant s into Jap an es e s o c i e t y. I n p a r t i c u l a r, I f o c u s o n t h e s e co n d generation’s e ducational at tainment, and the broader social integration of Peruvian families into their local communities. My primary field site for social, cultural, linguistic studies. By having established various international research hubs, I am currently conducting research studies in both fields. One refers to an international study of (pre-) modern China's relationship with her neighbouring countries, while another one pertains to the study of the social transformation of socialist and postsocialist societies (so-called transitional societies) such as China, Vietnam, as well as East-European countries. TAILLANDIER, Denis カルチュラル・スタディーズ、日本 SF 研究 政治学、東南アジア研究 I began my research career as primarily a Vietnamologist, focusing specifically on agrarian issues and ethnic relations. I soon ventured beyond the borders of V ietnam to examine changes in h u m a n & n at u re l a n d s c a p e s i n t h e S o u t h e a s t Asian Massif, with a special interest in the roles of r a i l way s, a n d m o r e r e c e n t l y, i n d e ve l o p i n g L i f e S to r i e s a s a M e t h o d o f I n q u i r y to s t u d y environmental change. A more scholarly aspect of my research can be found in the long-term devotion to uncovering the values of Asian Ethnographies of the inhabitants of the Southeast Asian Massif. 福海 さやか 岩田 拓夫 children. I focus on the structural barriers to the 国際関係学、安全保障論 国際政治学、アフリカ研究 安全保障の中でも「新しい脅威(非伝統的脅威)」に分 アフリカ政治・国際関係について研究を続けてきまし 類される国際組織犯罪が専門です。麻薬産業を事例 た。主な研究テーマは、民主化、地方分権化、自治 に、脅威が「作られる」過程、麻薬産業が国や国際関 山下 範久 体の国際協力、国境、象徴権力、政治における ICT、 係 に与える影響、そして国の麻薬規制政策などを研 などです。主にフィールド調査に出かける地域は、フ 歴史社会学、世界システム論 究しています。主な研究地域はラテンアメリカですが、 ランス語圏の西アフリカ諸国です。近年、アジアとア 東南アジアにおける麻薬規制政策に関する研究にも 世界システム論をベースに、マクロな歴史社会学と国 フリカとの関係を勉強するために、アジア諸国にも出 中本 真生子 取り組んでいます。 かけていく機会が増えました。 比較文化論、近代フランス、アルザス史 山根 和代 HASSDORF, Wolf Juergen 河村 律子 フランスとドイツの国境に位置するアルザス地方の近 平和学、平和博物館における平和教育 地域通貨統合論、財政金融論 農村社会学、農業経済学 Currency competition and the international political e conomy of Chine se RMB inte r nationalis ation. Institutional structure and politics of East-Asian monetar y coope ration. Spe cial focus on SinoJapanese cooperation within ASEAN+3. 日本の農村社会研究を出発点として、世界の食糧問題 対面行動的な「ミクロ」な次元の全く別の規範のせめ ぎ合いの中で七転 八倒する。社会学がリアルで文学 が虚構というよりは文学が日常生活の虚構性を正確に 映し出しているという仮説を検証する作業に挑んでい ます。 際関 係 論を架橋する研 究 領域の開拓を目指していま す。現在は、ウェストファリア史観の脱構築という共同 プロジェクトを研究の中心に据え、国際関係学の前提 となる歴史記述の書き換え、および国際関係学のメタ ディシプリン的批判に取り組んでいます。 安高 啓朗 国際政治経済学、国際金融秩序論 国際金融秩序、とくにブレトン・ウッズ体制の理論的・ 実証的研究に取り組んでいます。同体制を「埋め込ま HATCHER, Pascale Laura れた自由主義」とする従来の見方に対し、経済社会学 国際政治経済学、開発学 の最新の知見を参照しながら、経済が社会に「埋め込 まれる」多様な制度的あり方を探っています。最近は 銀行規制の異なる様式の分類と、銀行システムが「社 会的に埋め込まれる」あり方についての研究を進めて います。 BHANDARI, Surendra Raj 国際法学、国際商取引法 The area of my research interest and specialization is international law, international trade law, human rights, and legal theory. I am focused on analyzing the process of international negotiations and law making, in particular the implication of international law for harmonization of domestic legal systems that I would like to term as law and globalization. Thus, broadly speaking, my research interest is I am currently working on the political economy of minin g acti v i ti e s in A s i a, a nd th e pa r ti cul a r role played by the World Bank Group. While my overall specialization is the political economy of international aid allocation, I am also interested in the issue of civil society building and the rise of what I call the new Social-Development Paradigm, whereby nongovernmental actors are increasingly asked to play key roles in development projects. や農村開発に視野を広げながら食料・農業が現代社 会において持つ意義を考えてきました。最近は食品リ 途上国の環境・エネルギー問題に関して、途上国内の 政策や国際協力が及ぼす影 響に関して研究していま す。主に、インドや中国での再生可能エネルギー普及 children’s academic achievement, including the school’s remedial Japanese language program and the relations between Japanese teachers and Peruvian parents. My nex t project explores the movement of Peruvian teenagers into Japanese high schools, colleges, and the workforce. 現代 史を通して、言 語(少 数 言 語 の問題や国家の強 制)、民族(民族的アイデンティティの創出と国民国家 の関係)、文化(国家による文化統合や、文化融合の 問題)、記憶(地域の記憶・国家の記憶)などの問題 を研究しています。 スクに関する研究にも関わっています。また農村調査 研究分野は平和学で、国際平和研究学会に所属して います。また学校だけでなく地域で平和教育を推進す る平和博物館の研究をしており、 「平和のための博物 館国際ネットワーク」の理事として国際交流をしていま す。英国出版の The Journal of Peace Education や国 連平和大学の Peace & Conflict Review の編集委員を の経験から情報処理技術の利用に興味があり、IT を O'MOCHAIN, Robert 活かした教育実践もテーマのひとつです。 しています。さらにまた核兵器・核実験・原発による ジェンダー、人権、言語と 自己存在意義の関係性 被爆者の内部被曝問題、被爆者の国際ネットワークの 川村 仁子 国際関係学、政治学、規範学 専門は国際関係学、政治思想史(自然法を含む)、政 治学、規範学です。社会学理論(フランス学派とオー トポイエーシス)を用いて、国家間関 係、国際社 会、 グローバル市民社会を理論的および制度的側面から 分析しています。現在は、科学・技術の管理を事例に、 非国家主体の自主規制によるトランスナショナル・ガ ヴァナンスとその規範に関する研究を行っています。 Prev i o u s l y, I h ave ex p l o re d th e ways i n w h i c h hegemonic masculinity af fects the quality of educational experience for students and teachers. I also drew on insights from psycho-social studies a n d c u l t u r a l s t u d i e s to ex p l o r e l a n g u a g e a n d identity issues and the rights of sexual minorities as human rights. In future research, I would like to make connections between Gender Studies, Masculinities Studies and International Relations. RAJKAI, Zsombor Tibor 林 大祐 環境政策学、国際協力論 analyze the school’s efforts to assimilate Peruvian KOGA-BROWES, Scott メディア論、 テレビニュースの映像記号論分析 My primar y interest is in news production, 国際金融論、国際通貨体制研究 長須 政司 国際協力論 竹内 隆夫 社会学、東南アジア社会研究 WASSERMAN, Michel 比較演劇論、日仏文化交流史 英語で実施された主な研究科主催の国際シンポジウム TAN-TANGBAU, Stan BH 文化のメカニズムを解明しようと取り組んでいます。 主張した。そして男も女も、 「マクロ」な次元の規範と 奥田 宏司 My research focuses on the dynamics between science and science fiction in contemporary Japan from the perspective of cultural studies. Science and technology management has become a highly political issue, with scientific discourse permeating the public sphere and public opinion influencing scientific and technological practice. I have been primarily looking at Japanese SF (literature, films, manga) and how it addresses contemporar y c u l t u r a l a n d s o c i a l i s s u e s i n t h e c o n tex t of a technologically-driven globalization. my research was a public elementary school, and I 芸術同様虚構であるとミクロ社会学者 E. ゴッフマンは 10 温暖 化政策に関心があります。統計的手法を用いた 文化人類学、宗教学、日本地域研究 日本銀行、IMF、世界銀行での勤務経験を踏まえ、実 中央銀行のプルーデンス政策、金融危機管理などに 政策や、炭素市場メカニズムや技術移転などの国際 構築に関心があります。 特別任用教員 加藤 恒彦 アメリカ黒人文学、イギリス黒人文学、 インド英語文学 松下 冽 社会文化研究、 非西欧文化圏の近代化研究、家族研究 途上国政治論、ラテンアメリカ研究 M y s p e c i a l i z ati o n i n c l u d e s t wo m a i n re s e a rc h areas: pre-modern Asian history, as well as modern アメリカ研究、人文地理学 中野 雅博 国際セミナー「反グローバリズムの系譜学」 ゲスト:小倉和夫客員教授(前国際交流基金理事長) ホスト:山下範久国際関係学部准教授 国際レクチャー「Democrats, Republicans and the Politics of U.S. Foreign Policy」 ゲスト:アメリカン大学・国際学部長ジェームスゴールド ガイヤー教授 国際レクチャー「若者の育成に対する国連ボランティア 計画(UNV)の取り組み」 ゲスト:国連ボランティア計画フラビアパンシエーリ事務 局長 International Organization Open Seminar(World Bank) 「Evolving Role of the World Bank Group and Japan's Partnership 」 ゲスト:林信光氏財務総合政策研究所所長(前世銀理 事) ホスト:小山昌久教授 国際ダイアローグ 「日本外交と東アジア(主要国大使館との対話)」 ホスト:藪中三十二特別招聘教授(アメリカ大使館、オー ストラリア大使館、中国大使館) 国際 UN セミナー「The UN and the environment」 ゲスト:Dr. Mushtaq Ahmed Memon(Programme Officer at the International Environmental Technology Centre, United Nations Environment Programme) International Organization Open Career Seminar 「Introduction to JICA and Japan's ODA -toward Inclusive and Dynamic Development-」 ゲスト:桑島京子氏(JICA) 立命館大学・アメリカン大学 交流20周年記念シンポジウム ゲスト:マークデビッドソン米国大使館広報・文化交流 担当公使、ジェームスゴールドガイヤーアメリカ ン大学国際学部長 ほか ホスト:石原直紀教授 11 4 大学名 基本情報 特徴 DMDP Dual Master's Degree Program 海 外大 学との 共 同 修 士 学 位 立命 館大学大学院に所属しながら提 携する海 外の大学院に1年間留学することにより、 最 短 2 年間で 2 つの大学院の 修士号を同 時に取得できる制度です。 アメリカン大学 国際関係大学院 エラスムス大学 ロッテルダム・社会科学大学院大学 ロンドン大学 ロイヤルハロウェイ校 ヨーク大学 慶熙大学校 School of International Service, American University The International Institute of Social Studies of Erasmus University Rotterdam Lancaster University Royal Holloway, University of London The University of York Kyung Hee University アメリカ ワシントン D.C オランダ ザ ハーグ 1893年創立 1952年創立 イギリス ランカスター イギリス ロンドン イギリス ヨーク 韓国 南楊州市 1964 年創立 1886年創立 1963年創立 1984 年創立 世界政治の中心 ワシントンにある 全米でも最大規模の国際関係の大学院 国際開発を専門領域とする世界有数の大学院 多くの途上国政府官僚を輩出 平和学・紛争解決学のコースが有名 イングランドならではの田園キャンパスも魅力 国際関係学でグローバルに高い評価 理論にも強い国際政治学の新カリキュラム 落ち着いた古都にある緑豊かなキャンパス 平和構築に強い特色あるカリキュラム " 平和教育の拠点 ”として世界的に名高い ・Comparative and Regional Studies ・Agrarian, Food and Environmental Studies (AFES) ・Politics ・Contemporary Political Theory ・Economics of Development (ECD) ・Diplomacy and Foreign Policy ・Elections, Public Opinion and Parties ・Applied Human Rights ・Conflict, Governance and Development ・Peace and Global Governance Studies ・International Peace and Conflict Resolution ・Global Governance, Politics, and Security ・Governance, Policy and Political Economy (GPPE) ・Conflict Resolution and Peace Studies ・Media, Power and Public Affairs ・New Politics and Future Governance Studies ・International Communication ・Human Rights, Gender and Conflict Studies: Social Justice Perspectives (SJP) ・International Relations ・Politics ・Social Policy for Development (SPD) ・Conflict, Development and Security ・International Public Policy ・Diplomacy and International Law ・International Relations ・Diplomacy and Religion ・Transnational Security Studies ・International Political Economy -Critical Theories, Issues and Conflicts ・International Relations ・Political Philosophy ・Political & Legal Theory: Toleration ・Political Research ・Post-war Recovery Studies ・Public Administration and Public Policy ・Master of Public Administration ・United States Foreign Policy ・Global Environmental Policy ・International Economic Relations ランカスター大学 ・Politics, Philosophy and Religion 選択可能 プログラム ・Politics and Philosophy ・Religion and Conflict ・Master of Public Administration - International Development ・Philosophy, Politics & Economics ・Philosophy, Politics & Economics: Economics & Development ・Philosophy, Politics & Economics: Economics & Philosophy ・Philosophy, Politics & Economics: Economics & Politics ・Philosophy, Politics & Economics: Philosophy & Public Affairs ・Philosophy, Politics & Economics: Political Economy ・Philosophy, Politics & Economics: Politics & Development ・International Law and International Relations 学 費 派遣校 での学費 [A 方式]不要 [B 方式]学費納入 立命館 での学費 [A 方式]学費納入 [B 方式]在籍料:10,000円(年間) 諸経費 不要 12,880ポンド(2013 / 14 年度) 13,200ポンド(2013 / 14 年度) 13,580ポンド(2013 / 14 年度) 不要 学費納入 特別在学料:10,000円(年間) 特別在学料:10,000円(年間) 特別在学料:10,000円(年間) 学費納入 [A 方式]入学時諸経費:215ドル Health Insurance:1675ドル 入学時諸経費:515ユーロ 寮費:430ユーロ/月 寮費:約100ポンド~ 150ポンド/週 寮費:約6,000ポンド/年 寮費:117ポンドか128ポンド/週 [B 方式]750ドル(セメスター毎) 保険費:430ユーロ 寮費:約1,500,000KRW /セメスター Health Insurance:170USD(per year) 39単位の場合:1440ドル×39=56,160ドル *アメリカン大学の A 方式は学内選考上位1名のみに採用されます * DMDP 参加学生には立命館所定学費 ( 年間 ) の1/2 相当額を奨学金として給付します。 *73単位(ECTS)以上の受講分については追加費用が必要です *9月入学者は最短 2 年半で2つの大学院の修士号を同時に取得できます。 *上記表の情報は 2014 年3月時点の情報です。変更の可能性があります。必ず大学へ確認してください。 DMDP で築いたネットワークは かけがえのない財産 立命館大学 国際関係学部から研究科に進学し、国際関 Culture Society という学生団 体が国 際 交 流イベントを企 係の理論を中心に学び、なぜ戦争がなくならないのかを研 画しており、私も日本語クラスで毎週の授 業を担当し、日 究しました。また、ことばが政治に与える影 響について考 本を紹介するイベントを企画・実行しました。異なる国の 美濃部 大樹 えるために、政治学と言語学の両方からアプローチをしま 人と広く交流をする中で、 「自分とは何か、日本人とは何か、 した。 研 究を深 めるため、DMDP 先として言 語 学で 世界 日本とは何か」ということを日常的に考えておくことの重要 的に有名なランカスター大 学 の Diplomacy and Foreign 性を感じました。 Policy というプログラムを選択し、国際関係、とりわけ外 さん 2014 年3月修了 長江大学勤務 DMDP 先 Lancaster University, Depar tment of Politics, Philosophy & Religion 授業で学んだアプローチ理論を 開発現場で実践へ ヨーク大 学 で は Center for Applied Human Rights に していたことなど授 業にお いて学んだ内 容 を現 地で の 活 所 属し、 ル ワンダ に お ける 紛 争 後コミュニティ再 建 につ 動を通じてより深く理 解することが可能となりました。ま いて 研 究をしています。 授 業で は主に途 上 国で 活 動 する た、住宅問題に関わる様々な人々へのインタビューを通し、 吉岡 朋亮 Human Rights Defender の取り組み、途上国開発現場で 立場による問題の捉え方やアプローチの異なりを知りまし 採用されている Rights Based Approach など様々なトピッ た。授業の課題や年間を通して取り組む南アフリカのプロ クを実践的な視点で学んでいます。 ジェクトはとても大変ですが、世界中から集まるクラスメイ 立命館大学国際関係 研究科は他大学と比べて学生間の 私 の 研 究 分 野、 移 行 期 正 義 は ま だ 十 分 に 確 立 さ れ ト、教授との距離も近く、理想的な環境で自分を鍛えるこ 交に関する理論や実践について専門的に学びました。様々 交流密度が高く、ラウンジや共同研究室では日常的に留学 て い な い 新し い 分 野 で す が、 著 名 な 専 門 家 で あ る Lars とができています。 な国籍、バックグラウンド、年齢層の方と出会うことで築く 生と英語で会話をする機会がある点が大きな魅力です。私 Waldor f 講師に研究指導をしていただく機会に恵まれ、授 フィールドワークで得た経 験、人権という日本ではまだ ことができた人的ネットワークは一番の留学の成 果と言っ も立命館に学びに来た留学生に日本語を教えており、これ 業でも移行期正義を構成する重要なテーマについて基本か 十分に馴染みのない分野の NGO 職員、研究科を訪れてく ても過言ではありません。ランカスターで 過ごした一年は らの経 験を通じて以前からの夢を実現し、4月からは海外 ら学べる充実した研究環境に満足しています。グループで る Human Rights Defender の方々との日常的な交流を通 僕の人生にとって大きなものとなりました。 で日本 語教 師として一歩を踏み出します。ゆくゆくは日本 取り組むフィールドワークでは南アフリカ、ケープタウンに じ、修了後は大学院での学習を実 践 へと活かすため、途 多様な国籍の学生が出席する授業のディスカッションで に戻り社会科の教員をする予定です。仕事を通じて、日本 おける住宅問題改善を目指す市民社会組織のプロジェクト 上国で活動を行う NGO において実務的な手法を学びたい は、それぞ れの国や地 域の意 見 が反映され、また多くの 史を深く勉強し、修士論文のテーマを日本に当てはめ、議 に参加しました。組織の活動家が利用している手法は自分 と考えるようになりました。そのためにも、経 験 豊富な教 点で意 見の対立があり、国際問題の解決が一筋縄ではい 論を発展させたいと考えています。 たちが授業において学んだ理論そのものであったこと、彼 授や講師達、そして、Ph.D の学生などからアドバイスをも らはその理 論 が 抱える問題を現 地の文 脈に合わせて対応 らうことができる現在の環境は大きな魅力と言えます。 かないということを肌で感じることが出 来ました。 また、 12 ・Asia-Pacific Studies さん DMDP 先 The University of York, Depar tment of Politics 13 5 Career 科目名が日本 語 名のものは日本 語で、 英 語 名は英 語で 開 講される科目となります。 豊 富 な キ ャリア サ ポ ート 豊富なキャリアサポートで 国 際社 会を舞 台に活躍する人材を輩出しています。 日本語による3プログラム 基幹科目 多文化共生の知識や 語学力を活かし、 日本のモノづくりを 世界へ発信 大江 真利恵 各プログラムの履修 科目一覧 現地の人々と共に考え 開発課題を解決に導く 竹中 正典 さん 2011年3月修了 三菱自動車工業株式会社 海外計画部勤務 さん 2005 年3月修了 国際協力機構(JICA) タイ事務所勤務 GJP(Global and Japanese Perspectives Program) 基幹科目 GCP(Grobal Cooperation Program) 基幹科目 グローバル・ガバナンス史研究 Theories of International Relations Theories of International Relations グローバル市民社会研究 GJP Platform(E)I Development Studies 開発経済論研究 GJP Platform(E)II Development Strategy 国際マクロ経済学研究 GJP Platform(J)I International Political Economy 国際関係論研究 GJP Platform(J)II Global Politics 国際社会論研究 International Political Economy International Sociology 国際法研究 Global Politics International Organization 多元文化論研究 International Sociology Professional Training 世界経済研究 Global Civil Society プログラム科目 プログラム科目 プログラム科目 International Security 従来からクルマが好きだったことに加え、フランス留学の際に日本はモノづくり 学生時代に、東南アジア地 域の発展の経 緯、成り立ちを学ぶ中で、日本の貢 ■ グローバル・ガバナンス プログラム Globalization and Gender Issues Introduction to Economic Theory の国であることを再認識し、日本製品を世界に広める仕事に就きたいと思ったこ 献が大きな役割を果たしていることを知ったことがきっかけで、国際協力の仕事 グローバル・ガバナンス特講 Globalization and Environmental Issues とが現在の仕事を選んだきっかけでした。なかでも、大学院で学んだ多文化共生 を選びました。現在は国際協力機構(JICA)タイ事務所にて、事業関係の中で主 国際環境法研究 Introduction to Economic Theory Statistics, Research Design, and Research Methods の知識や語学力を生かすには、何かを伝える仕事が一番向いていると思い、広告 に教育、防災、ガバナンス分野の事業を担当し、実施されているプロジェクトの 宣伝を希望しました。 進捗管理(相手側と日本側で決めた活動が予定 通りに行われているかを確認)や 国際機構論研究 Japanese Economy 現在は海外市場向けカタログ、T VCM をはじめとするプロモーション用映像、ポ 相手国が今後協力を必要としている分野の新たな案件形成に従事しています。ま 地域統合論研究 Japanese Diplomacy スター、WEB サイトの企画立案・制作に携わり、開発部門や商品企画部門の戦略 た当該分野の情報収集や、事業に関係する予算管理や広報関係を行っています。 国際金融論研究 Japanese Politics and Foreign Relations をベースに様々な言語でのバリエーションを作っています。三菱自動車や車種のイ 時には、プロジェクトを実施している相手側の関係者と顔を突き合わせてプロ メージは販売されている世界中の国々で異なる一方、どの国でも効果的に活用出 ジェクトで 起こっている問題等を話しあい、解決 方法を一 緒に考え、そして彼ら ■ 国際協力開発 プログラム 来る広告・宣伝に仕上げていくことが重要です。どのあたりに着地点を見つけるか が実行しプロジェクトの成 果 が出た、もしくは想像 以 上の 効果 が生じたときは、 途上国政治論研究 は感覚的で苦労する部分でもあり、広告宣伝に携わる醍醐味だと感じています。 うれしさ、やりがいを感じます。 日本経済研究 お客さまに三菱自動車の魅力を知ってもらうきっかけを作るという責任の重い仕 国 際 関 係 研 究 科で は、Dual Degree Program を 利 用してアメリカン 大 学 へ マイグレーション研究 事ですが、制作に携わったものが実際に海外で使われているところを見た時や良 留学をしました。また、衣笠のキャンパスにおいても少人数のゼミや専門科目の 現代平和論研究 い反響を頂いた時には、頑張った甲斐があったとやりがいを実感できます。 授 業では指 導 教 員や多様なバックグラウンドを持つ留学生等との議論を通して、 国際協力開発特講 また、日本企業で働く一員として、常に日本の政治状況や経済に目を向け、日 様々な価値観や考え方を学ぶことができました。こうした経験から一方的に自分 国際協力政策研究 本人としての視点を培うようにしています。日本らしさを前面に出した企画を考え だけが話すのではなく、相手の言うことに耳を傾け、理解することの重要性に気 る際には、留学や日常の留学生との交流を通して鍛えた日本を外から捉える力を づき、今もタイ人を含む外国の人と議論をする際、気をつけています。 社会開発論研究 活かし、海外の方が持つ日本らしさを意識して制作を進めています。 ほか 今後特に海外で勉強や仕事をすることを検討しているのであれば、自分の言い 先進国政治論研究 地域開発論研究 ほか約20科目 Development Economics Globalization and Gender Issues Japan in East Asia Macro Economics Japanese Business Management Micro Economics Policy Evaluation Policy Evaluation Professional Training Research Training Research Training Area Studies Area Studies 社会開発論研究 地域研究特殊研究 現代民主主義研究 開発計画論特殊研究 グローバリゼーションとジェンダー研究 環境経済論研究 今後は海外駐在にチャレンジし、これまで自分が制作に携わった T V コマーシャ たい事はしっかり言う、ただし相手の言うことも理 解するといったセンスが大 切 ルなどを各国のマーケットで効果的に活用する経 験を積みたいと思います。いつ であり、国際関係研究科がそうした最良の学びの場であると思います。 グローバリゼーションと宗教研究 メディアと国際社会研究 か、海外広告宣伝なら「大江に聞けばわかる」と思ってもらえるようなプロとして グローバリゼーションと地域文化研究 地域研究科目 世界中を飛び回る広告宣伝担当者になることが夢です。 メディアと国際社会研究 フィールドリサーチ ほか プログラム共通科目 先進国政治論研究 ■ 多文化共生 プログラム Globalization and Multicultural Issues Globalization and Media Japan in World History ほか約20科目 Globalization and Environmental Issues 国際協力・開発特殊研究 Field Research ほか ほか30科目 異文化間コミュニケーション論特講 プログラム共通科目 国際言語文化研究 グローバル人材養成プログラム 様々な国籍の留学生・学部 / 研究科・文系 / 理系が 混合されたダイバシティなチームでプロジェクトに取 り組み、多国籍組織でのキャリア形成を図るプログ ラムです。企業や経済団体と連携し、グローバルに 活躍する、次世代のリーダー育成を行っています。 博士課程前期課程の主な進路・就職先 14 地域研究特殊研究 比較社会史研究 国際機関、開発協力分野、民間企業の海外部門など国際社会を舞台に活躍する人材を輩出しています。 外務省 共同通信社 新日本製鐵 経済産業省 毎日新聞社 島津製作所 厚生労働省 読売新聞社 ダイキン工業 地方公務員 中日新聞社 三菱東京 UFJ 銀行 講談社 UFJ 総合研究所 教員(滋賀県、愛知県、八尾市等) リクルート アクセンチュア 国際協力機構(JICA) パナソニック 野村アセットマネジメント 日本貿易振興機構(ジェトロ) 富士ゼロックス ニッセイ同和損害保険 国際交流基金 富士通 明治安田生命保険 三菱商事 マイクロソフト 三井住友カード 住友商事 日本アイ・ビー・エム 関西 NGO 協議会 伊藤忠商事 日本サムスン テラ・ルネッサンス 三井物産 キリンビール 日本工営 日本放送協会(NHK) 三菱自動車工業 他 (大阪府、兵庫県、高知県等) グローバル人材養成プログラム http://www.ritsumei.ac.jp/career/global/ 多文化共生特講 文化人類学研究 開発計画論特殊研究 ほか約30科目 国際協力・開発特殊研究 Field Research ほか 以上は主な履修可能な科目となります。また各プログラム共通で、中国、朝鮮、スペイン、ドイツ、フランス語から選択可能な Reading & Discussion 科目や、 ライティング科目、インターンシップ、情報処理などのリテラシー科目、留学へ参加した際の認定科目が履修可能です。 15 インターンシップ フィールドリサーチ 国際関係研究科では、1992年度より立命館大学は勿 国際関係研究科では、院生が実際に現地(フィールド)に赴いて調査・研究を行うことを支援しています。科目 論のこと、日本でも先駆ける形でインターンシップを 「フィールド・リサーチ」は2011年度より発展的に展開し、経験豊富な講師を通じて、平和構築や復興・開発の 行っております。国内外の国際機関を中心とする受入 途上にある地域その他、それぞれの院生の研究地域において、フィールドリサーチを行うための調査方法等の 先との協定に基づき、単位授与を行う充実したプログ 教授や、実施に向けた計画作りを支援しています。 ラムとなっています。インターンシップを通じ、高度 な実践的力量および研究能力の養成や、国外での社 フィールドリサーチ先 会生活経験から国際人としての基礎的素養を習得し ます。 インターンシップ先 国内 独立行政法人 国際交流基金 国内 独立行政法人 日本貿易振興機構 国内 国際連合人道問題調整事務所(OCHA)神戸 国内 アジア防災センター 国内 日本スペイン文化経済交流センター 国内 国連大学 ドイツ・ボン 国際連合ボランティア計画 タンザニア 中国の対アフリカ援助 -経済発展に伴う目的の変容と今後の課題- 訪問先:JICAタンザニア事務所、Ministry of Energy and Minerals(TANZANIA), Panasonic Energy Tanzania Co. Ltd. ドイツ ナチス映画 -ファシズム政権による映像扇動と国民の受容からの考察- 訪問先:ユダヤ博物館、国立図書館、バーベスベルク映画撮影所 アメリカ アメリカのアイデンティティと対テロリズム認識の変遷 訪問先:国立公文書館、国立議会図書館 東京 陸上自衛隊における将官人事-キャリアパスの変化に関する考察- 訪問先:国立国会図書館 バングラディシュ バングラディシュにおける教育開発 -BRACの役割と位置づけおよび持続可能性の探求- 訪問先:Mennonite Central Committee Bangladesh, Bangladesh Rural Advancement Committee(BRAC) , JICA バングラディシュ事務所 タイ タイ山岳少数民族の同化意識とその支援の現状 訪問先:タイ山岳少数民族の NGO 支援団体(ミラー財団、さくらプロジェクト) カンボジア王国 観光による地域振興を目指すカンボジア農村社会の持続可能性 ~コンポンスプー州チャンボックコミュニティの事例研究~ 訪問先:JICA カンボジア事務所、国連 NGO(UPF Cambodia:Universal Peace Federation)、 NPO 法人Caring for Young Khmer(CYK) 博士課程後期課程 奨学金 社会の高度化とともに、高度な学識を持った人材が 報告や学術雑誌への論文投稿を促すとともに、毎年、 要請されています。博士学位取得者は、高度な専門 研究報告書の提出を義務付けて、博士論文の執筆へ 性と問題解決力を有する人材として、大学その他の研 向けて着実な進歩がみられるかどうかを客観的に判 究機関をはじめ、国際機関などでの活躍が期待され 断し、個々の院生に対するサポート体制の充実を図っ ます。本研究科博士課程後期課程では、一人あたり ています。 複数の専任教員(主担当・副担当)が指導を行う複数 立命館大学全体の取り組みとして、 「博士キャリアパス 指導体制をとっているほか、年に2回、後期課程院生 推進室」を中心にキャリアオフィスや研究部等の機関 の研究報告会を開催し、指導教員以外の教員から研 が教授職・研究職を博士学位取得後のキャリアを支 究に対して助言を受けられる機会を設けています。ま 援する各種セミナーを開催しています。 ①大学院進学奨励奨学金 入試合格時に約半数に奨学金を給付 割合 給付額 期間 奨励 A 入学予定者の 上位20% 48万円給付 1年間 奨励 B 入学予定者の 上位30% 24万円給付 1年間 *2 年目以降は、進学奨励奨学金と同程度の給付を引き継ぐ、別 途奨学金を用意しています。 た、博士課程後期課程院生には、関連学会での研究 ②学内進学者向け 進路・就職例(教授職・専門職) 学内進学予約採用型奨学金 立命館大学(産業社会学部、国際関係学部、衣笠総合研究機構研究員 等) 東京大学、筑波大学、千葉大学、北九州市立大学、関東学院大学、Indonesia University、中国安徽省国際貿易学院(財経大学)等 ジェトロアジア経済研究所、立命館大学 国際部専門職員、その他専門職等 入学前決定奨学金(日本人・留学生) 留学生対象奨学金 (在留資格「留学」取得者および取得予定者の新入生・在校生) 全員:授業料年額の20% 減免 博 士キャリアパ ス推 進 室 http://www.ritsumei.ac.jp/ru_gr/g-career/ 立命館大学大学院 国際関係研究科 〒 603-8577 京都市北区等持院北町 56 -1 TEL: 075- 4 65-1211 E-mail: [email protected]. ac.jp 2014 年 3 月発行 入試実施時の成績上位者数名:授業料年額の100% 減免 *2014 年 3月末時点の情報です。最新の情報は国際関係研究科 HP でご確認ください。 http://www.ritsumei.ac.jp/gsir/ 国際関係研究科のニュース、イベント情報、詳しいカリキュラムや指導教員からのメッセージをご覧いただけます