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(ぞう組) 主となるテーマ『水』
わー!! すごい!!海や! きれいな 音する! なんで音がちが うんやろー? くま組 3 歳児 水と遊ぶ ☆2014年度 月 主となるテーマ 年間計画☆ きりん組 4 歳児 家の中の水 発達領域 4 受け入れ 個性の発達 5 春 時間の理解 6 大きさ 考えることの発達 7 色と形 考えることの発達 8 水 知覚の発達 ます。また、雨・雪・氷・お風呂の水・遊びの水な 9 数える 考えることの発達 ど多様な姿で現れます。そのため様々な行動と感情 10 からだ 運動面の発達 を引き起こし体験をより豊かな物にしてくれます。 11 交通 社会性を伴った情緒の発達 水の不思議に出会い、疑問が生まれ「あめのみずはど 12 クリスマス 芸術的発達 1 冬 時間の理解 2 衣服 言葉の発達 3 期待 時間の理解 ぞう組 5 歳児 家の外の水 水は触れて感じ、味わう事、見る事、聞く事も出来 こからくるの?」「このみずはなんでこんないろ?」 具体的な体験によって子どもを考えさせ行動させや る気を刺激する為の主題であり、探索の世界を広げ てくれます。 ぞう組 プール遊びと平行に、「水」ついていろんなことを 実験しながら考えていくことにしました。 ① 方向付け (なんだろう?) まずは、4本の同じ花を用意し、「この花を1本ず つ飾りたいけど何が必要かな?」と質問しました。 すると5月のテーマの「春」で花には「水」が必要 と知った子どもたちは、即座に「花瓶と水」と答え 今月のテーマは「水」です。 ていました。そこで少し意地悪をして「じゃお茶は 水は様々なものに使われ、私たちの生活になくては 水からできているからお茶でもいいか」 と言いなが ならない大切なものです。それだけ身近な物です ら、お茶・醤油・ジュース・水を各、花瓶に入れて が、それを何気なく日ごろから当たり前のように使 花を飾りました。子どもたちは「ちがう!ちがう!」 っている水について子どもたちと、3歳児からして と慌てて保育者を止めようとし、驚きの様子でし きたことを振り返りながら、 た。「水からできてるから大丈夫でしょ」と言うと 5歳児ではまた一歩踏み出し 「ちがう、 でもみず う~ん?」 と悩んでいました。 て、 「家の外の水」について 「どれが一番花が長持ちするかで、 花には何が必要 広げていきました。 なのかがわかるね」と、みんなで観察することにし まずは、どのクラスも「水」 ました。 を身体で感じ楽しむプール 遊びです。とにかく全身で 水の感触を楽しみました。 ②見本を見せる (みてみよう!) 2日目に、花に変化が見られてきました。子ども 水を使われている場所を発表してもらいました。 たちも変化に気づき「先生、醤油に入ってる茎の 昨年同様パネルを使って子どもたちと振り返り 色が黒くなってきた」 「花びらも色が変わってる」 ました。その中でも台所は「ご飯をつくる」「洗 と自分たちが発見したことをすぐに報告してくれ い物をする」など一つの場所でもいろんな用途が ます。全ての花びらを比べてみると「水」以外の あることに言葉にすることで気づいていました。 花びらは色がくすんできて そこで、「水を火にかけたらどうなる?」と聞く おり、 「水」に入った花びら と「熱くなる」「お湯になる」との答え。という だけが色が変わらずピンク ことで実際、お鍋に水を入れて子どもたちの目の 色でした。これをみて、花 前で沸かしてみることに…せっかくなので枝豆 が水を吸っていることに気 を茹でました。どんどんお鍋から湯気が出始め熱 づいた子どもたちです。日 くなったのがわかります。枝豆も湯 が経つにつれてしおれてきており10日たちまし がく前は硬くて食べられなかった た。花が長持ちしきれいに咲くには「水」が必要 のが湯がくことで柔らかくなって だとわかりました。 食べられるようになり、食事を作る 昨年きりん組の時に「家の中の水」で、家の中で のも水が必要ななんだということ がここでもわかりました。 ③理解を広げる (どうしてそうなる?) 発見コーナーを始め、各コーナーに水に関するもの を置いていきました。水槽を置いて水に浮くもの・ 枝豆を茹でる際に入れた塩が水に溶けることを知 沈む物はどれかな?と保育者が用意したものとは った子どもたち。他に水に溶ける物は何かな?と 別に実際自分たちが試してみたいものを試みる姿 園庭の砂・畑の土・塩・片栗粉を用意しました。 も見られ、横にして入れるのと、縦にして入れるの では同じものでも浮いたり、沈んだりすることを発 見して驚く子どもの姿をみて、 ひしひしと自分で実 際にやってこそ理解できることはないなと実感し ました。その他に水と光でできる虹コーナー。みん 塩・片栗粉は水に溶けたのがわかり、砂・土は混ぜ なが大好きなラQコーナーではあえて海の生き物 た時は水が濁って「溶けた」と言う子もいました。 をピックアップして貼ることで海の生き物を作る しかし、時間がたつと、下に沈んで「水とわかれた」 子が増えました。 そこで積木コーナーで海を作りラ と驚いている子や「石が混ざっているから重いから Qで作った海の生き物を泳がせようと提案すると 沈んだんや」と教えてあげる姿がみられました。 子どもたちは大喜びで「ここが砂浜」「橋もつくろ 砂・土・塩・片栗粉を実際置いておくことで感触を う」「人魚の世界もつくる」とどんどん構成が広が 楽しみながらいろんな発 り素敵な海ができました。 見を楽しんでいました。 ④理解を深める (もっとしりたい!) 水に溶けるもの、溶けないものがあることがわか った子どもたちに、 「じゃこの汚れた水をどうしよ う?」と聞くと「流したらいい」 「洗ってから流す」 「砂だけ取って流す」など意見がでました。 「どれ も間違えではないけどでも、どれも水は汚れてい るよね。汚れた水を流してこの水はまた水道から 流れてくるんだけど水道をひねると汚い水が出て くるかな?なんで汚い水じゃないんだろう?」と 問いかけてみました。子どもたちは悩んで静まり 「えっなんで」「すげー!」と次は驚きの声が出 ました。この後、グループに分かれて、浄水場の ろ過の仕組みをパソコンで浄水場見学をしまし た。少し難しい内容でしたが、浄水場があり、ろ 過されて自分たちの家にきれいな水がくること はわかったようです。ろ過の仕組みが少しわかっ たところで、水の循環の話を♪雨粒ぼうや♪の歌 に合わせてパネルを使って子どもたちに知らせ ていきました。 かえるほどです。そこで簡易ろ過を目の前で見せ ることにしました。 「水」の性質を知り、また私たちには「水」 がないと生きていけないことを知らせな がら「水」の大切さを感じてくれたのでは ないかと思います。