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平成 24 年度教育実習報告書〔市立S高等学校 地理歴史〕 氏名:I.S ①

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平成 24 年度教育実習報告書〔市立S高等学校 地理歴史〕 氏名:I.S ①
平成 24 年度教育実習報告書〔市立S高等学校 地理歴史〕 氏名:I.S
①教育実習で学んだこと
私は、2 週間の間母校である市立S高等学校で実習に行ってきました。私は、将来教師を
目指しているので、教師の日常の仕事内容であったり、生徒指導や教科指導の方法などに
注目して実習に取り組みました。
教育実習を通じて学んだことは、教師は本当にやりがいのある仕事であり、それと同時
にとてもきつい仕事でもあると感じました。早朝からその日の授業の準備をしたり、学校
に登校する生徒を校門で見届けたり、朝から本当に忙しかったです。そして、なによりも
気をつかったのが「授業」です。これは、事前に自分で授業計画を立てて教材研究を入念
に行った上で行うもので、一番労力を必要としました。
しかし、それらを一瞬にして吹き飛ばしてくれるのが生徒達でした。授業中に生徒達か
らされる質問や発表の 1 つ 1 つが新鮮であり、勉強になることばかりでした。授業回数を
重ねるごとにそのクラスの生徒達の習慣がわかってくるので、各生徒 1 人 1 人に対して違
ったアプローチの方法を考えて、生徒達が良い環境で勉強できる授業になるように工夫し
ていきました。
②授業の中で大事だと感じた点、難しかった点
授業をするにあたって大事だと感じた点は、一方通行の授業にならないように注意して
やりました。また、間違った知識を教えることがないように教材研究をよく行いました。
そして、日本史の授業は教科書を読んで黒板の文字をノートに写すだけの単調な内容にな
りやすいので、視覚教材や様々な出来事に対するエピソードを調べて授業を楽しくするよ
うに心がけました。授業の中で難しかった点は、寝ている生徒ややる気のない生徒をいか
にして授業に参加させるかが難しかったです。特に寝ている生徒を授業に参加させるため
に担当教員の先生と相談しながら最善の策を模索したりし、これも教師の大事な仕事であ
ると実感しました。
③担当教員から指摘されたこと
私が実習を通して常に指摘されたことは、板書の字の丁寧さです。チョークを使用して
字を書くのがどうしても苦手でした。そのため、放課後に誰もいない教室で板書の練習を
したり、授業中に板書をするときに意識してきれいに書くように心がけました。もう一つ
よく注意されたのが、生徒の方を見てしゃべることが出来ていないと言われました。自分
があらかじめ用意した指導案や教科書を見ながらしゃべりすぎだとよく注意されました。
これを直すために、事前に授業の内容をほぼ覚えるように家で何回も授業の練習を行った
り、休み時間に少しでも内容を覚えるように努力しました。
④生徒とつながりをつくるときに大切だと思ったこと
生徒とつながりをつくるなかで大切だと思った点は、生徒と教師という立場をしっかり
と保つことが重要だと感じました。そのためには、ある程度の境界線を自分の中で設定し、
なれ合いにならないように心がけました。どれだけ仲良くなった生徒でも、校則に違反し
た場合は指導を行わなければならないし、それが出来なければ教師は務まらないと感じま
した。この実習の中で、生徒と私は年齢が近い分馴れ馴れしく話しかけられることも多く
ありました。そこで、そのままにしておくのではなくきちんと注意出来る教師になりたい
と感じました。
⑤部活動などの課外活動に対して
私は、高校時代から空手道部に所属していました。そのため、部活動の指導は空手道部
に行きました。私が教師になりたい理由の 1 つである部活動指導を実際の高校で行った感
想は、とてもやりがいのあるものだと思いました。実習期間にインターハイ予選があり、
その大会に向かって部員と一緒に汗を流せたのは、最高の思い出になりましたし、良い経
験になりました。部活動をやっていると土日も休みがなくなりますが、それでもやりたい
と思えるくらい有意義な時間でした。
⑥私にとって教育実習の意味
私にとっての教育実習の意味は夢を再確認する期間であったと考えます。この 2 週間を
通じて、より教師になりたいと感じましたし教師という仕事のすばらしさを知ることが出
来ました。それとは逆に、教師の仕事の大変さも知れたと思っています。教師は、生徒に
夢を与えることが出来る唯一の職業であると思っています。その理由は、生徒は一日の半
分を学校で過ごします。その中で関わることのできる大人は、教師しかいません。つまり、
教師は生徒の先頭にたち、常に前を見続けなければなりません。それを違う側面からとら
えると、教師が生徒に夢を与えることができなければ生徒は将来を楽しく生きることが出
来ないと考えられます。実際に私は高校まで夢はありませんでした。大学に進学する気も
ありませんでした。しかし、ある 1 人の社会科教師の授業が今まで受けた授業の中でもず
ば抜けて面白かったのです。その教師に憧れたのが教師になりたいと思った理由なのです
が、私も教師から夢を与えてもらったので、私自身も夢を与えられる教師になりたいです。
教育実習は教師になるための第一歩であると思います。今その第一歩を歩き始めたので、
このまま夢に向かって歩き続けたいと思います。
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