...

キム・ヘジョン環境運動連合 原発特別委員会委員長

by user

on
Category: Documents
20

views

Report

Comments

Transcript

キム・ヘジョン環境運動連合 原発特別委員会委員長
キム・ヘジョン 環境運動連合
原発特別委員会委員長
フクシマ 以降の 世界の変化





原子力廃棄を決定: ドイツ, スイス, イタリア
13基の原発 永久中断: 日本(4), ドイツ(8), イギリス(1)
中国: 27基 新規原発建設について再検討
ベルギー, フィリッピン, ベネゼーラ: 原発放棄方針
ヨーロッパ連合: 27カ国 143基 原発のストレステスト
フクシマ以後の韓国
質問1 原子力発電所に賛成しますか?
賛成 39%
反対 61%
質問2 フクシマ以後に原子力に反対するようになりましたか?
はい 66% 以前から反対 31% その他 3%
質問3 新規原発の建設に賛成されますか?
賛成 32% 反対 68%
フクシマを再跳躍の機会に!

「福島事故が起きても原発は放棄してはならない、原発拡大は
不可避.. 来年、ソウル核安保サミット会議を通じて、原子力の
平和利用増進に寄与する」 (李明博大統領、9.22 国連演説)

原子力3大強国の目標: 原子力造船、IT産業につづく代表的
な輸出産業として育成-第4次原子力総合振興計画(キム・フ
ァンシク国務総理、2011.11.22)

「原子力の安全は事業者の韓国水力原子力が責任を負うこと
であり、私たちの責任ではない」(カン・チャンスン原子力安全委
員会委員長、2011.11.28)








世界での原子力3大強国を目標
フクシマ核事故を韓国原子力産業飛躍の機会として利用
原子力を緑色エネルギーと規定し、成長の新けん引事業として
推進
原子力を造船・IT産業に次ぐ代表的輸出戦略産業として推進
2030年までに、原子力発電の比率を59%に拡大、42基の
原子力発電所を保有
使用済み核燃料再処理施設および高速増殖炉建設を通じて、
「核燃料循環サイクル」の完成を推進
2030年までに韓国型原発 80基を輸出目標
スマート原子炉など、中小型原子炉開発および700基を輸出
目標
原子力発電比率を2008年35.5%から2030年59%に拡大することに
決定(国家エネルギー基本計画、2008.8.27)
 韓国はOECD諸国中、電力料金が最も安く、GDP比の電力使用量が
OECD平均の1.7倍
 値段が安い電気料金を通じて人為的な電気需要増加の助長を通じて原
子力発電所増設の名分とするということ
 電気料金が暖房用軽油や灯油より安く、電気暖房および電力需要が急
増(2010年24%分)
 電力消費90%増加(1998年-2008年)、同期間ドイツ5%、デンマーク/
日本6%、英国7%、フランス18%増加
 ドイツ、フランス、日本より国民1人当り電力消費量が高いが、反してエネ
ルギー効率は日本に比べ3倍も悪い
原価より安い電力販売により生ずる損失は、国民の税金で充当か?







アラブ首長国連邦(UAE)に韓国型原子力発電所4基輸出
契約(2009.12)
原子力輸出産業化戦略発表:2030年までに総80基の原
発輸出目標(大統領、2010.1)
インド、インドネシア、ベトナム、タイ、マレーシア、アフリカ、
中東国家などを対象輸出国の主力
韓国-インド原子力協定締結(2011.7.25)
韓国-マレーシア原子力発電所技術協力MOU締結
(2011.9.27)
李明博大統領、原発拡大の国連総会演説(2011.9.22)
中小型原子炉であるスマート原子炉700基の輸出計画






李明博政府、UAEに原発輸出代価で裏契約
国軍派兵および駐留経費を毎年100億ウォン提供
工事費中100億ドルを韓国輸出入銀行を通じて貸し出し
高水準核廃棄物、国内へ再回収疑惑
競争会社のフランス・アレバサ入札価格360億ドルの半額
に該当する186億ドルで ダンピング受注契約
設計核心コード、原子炉冷却材ポンプ、原発計測制御シ
ステムなど3大核心基礎技術がないので、基礎技術業者
(Westinghouse)に工事費48%を提供しなければならない






ナトリウム冷却高速増殖炉建設
使用済み核燃料再処理施設建設:パイロプロセシング
未来型原子炉基礎および基礎技術開発
完全被動概念原子炉
超高温水素生産原子炉
スマート原子炉:2050年まで700基建設
2011年に設計承認→建設→試験運転→検証
原子力利用の永久化および施設集中化






2028年までに、使用済み核燃料再処理施設(パイロ乾燥式
処理方式)および高速増殖炉建設を決定(2008.12.22)
韓国政府はPyroprocessing (乾燥式処理方式)を通じて抽出
したプルトニウムは核兵器の原料として使用は難しいと主張
米国国務部はPyroprocessingも再処理と公式確認
韓国は1956年の締結された韓米原子力協定により、米国の
同意なしに核燃料を濃縮したり再処理できない
韓国政府は何回も核兵器開発を計画したことがある
米国の再処理同意を得るためにロビー活動中、3月のソウ
ル核安保サミット会議を通じてロビー活動を集中する計画




国際原子力機構(IAEA)が勧告した原発閉炉計画書
がない
すべての原発を寿命延長する計画、原発閉炉に関す
る研究および関連手続きが全く準備されていない
閉炉費用(原発1基あたり3,250億ウォン)を非常に低
く策定、国際エネルギー機構(IEA)は1基あたり閉炉
費用を1兆5千億ウォン
古里原発1号機(2007年に寿命延長)、月城原発1号
機の寿命延長を推進中(2012年)




古里(コリ)
原発: 3,223,919名
月城(ウォルソン)原発: 1,094,788名
霊光(ヨンガン) 原発:
145,163名
蔚珍(ウルチン) 原発:
58,807名

再生可能なエネルギー比率 OECD国家中最下位、この2年間再
生可能エネルギー市場の規模が減少傾向

李明博政府は「低炭素緑色成長」をスローガンに掲げて以後、国
際社会に面目を立てる式の新再生エネルギー事業を推進、2030
年まで11%に拡大目標

発電差額支援制度(FIT)を廃止し、大規模発電事業者に有利な新
再生エネルギー義務割当制導入(2012年)

大規模潮力発電建設(防潮堤の長さ最大18km)を通じて新再生
エネルギー拡大推進



ソウル、蔚山、釜山、光州など大都市および全国規模脱核連帯
機構結成
原子力クラスター対応 東海岸脱核連帯結成
脱核を公約として前面に打ち出す緑色党の推進

脱核教授の会、反核医師の会、脱核法律家の会、インターネッ
ト カフェなど多様な集団の反核運動が活発

天主教脱核連帯、原発反対キリスト者の会など、宗教界の脱
核運動展開
専門家集団のエネルギー転換シナリオ作成の推進など
脱核候補支持など、2012年総選挙(4月)および大統領選挙
(12月)時期の脱核政治イシュー化運動を推進中








脱核運動の大衆化
新規原発候補地および原子力クラスター阻止活動
エネルギー代案シナリオ提示活動
3月フクシマ核事故1周年、大規模集中行動
生活放射能汚染対策活動を通した大衆キャンペーン
脱核候補支持および核賛成候補落選運動を通した政
治イシュー化活動
Fly UP