「高等学校総合体育大会 総合開会式」［PDFファイル／763KB］

第６８回 長崎県高等学校総合体育大会
超えろ限界 起こせ感動 つかめ勝利
「第６８回 長崎県高等学校総合体育大会」の総合開会式が、６月３日（金）
、初夏の薫り漂う長崎県立総合運
動公園陸上競技場で開催されました。県内各地から１万１千名を超える高校生が集い、全国大会や九州大会の切
符をかけた熱い戦いが繰り広げられる本大会は、名実ともに本県の高校スポーツ最高の舞台です。
総合開会式では、若さあふれるエネルギッシュな高校生の姿に、スタンドに詰めかけた多くの方々が心を躍ら
せました。大地を力強く踏みしめる入場行進のたくましい一歩には、これまでの練習に裏打ちされた自信がみな
ぎっており、一瞬にかける集中力と意気込みを感じました。
本大会は、これまでも多くの先輩たちが数々の熱い戦いと感動のドラマを繰り広げてきましたが、
「超えろ限界
起こせ感動 つかめ勝利」をスローガンに掲げた今年の大会も、大会史に残る素晴らしいものになることと思い
ます。
優勝旗返還
安部大会会長あいさつ
激励のことば（池松教育長）
選手の皆さん、ただ今の堂々たる入場行進は、日頃、心と体を鍛え抜い
た自信と、母校を代表する誇りに満ちあふれた立派なものでありました。
今、皆さんの姿は、燃え上がる強い心とみなぎる闘志を胸に、仲間と支え
あい、励ましあいながら努力してきた成果を、本大会で全て出し切ろうと
いう気迫にあふれています。大会スローガンである、
「超えろ限界 起こ
せ感動 つかめ勝利」にふさわしい、高校総体の幕開けとなりました。
皆さんのその姿は、この度の熊本地震により大きな被害を受け、今も不
自由な生活を強いられている方々へも届き、県の壁を越えて元気づけるこ
とができるものと信じています。皆さんとともに被災地の一日も早い復興
を祈りたいと思います。
大会では、二度と戻ることのない一瞬一瞬に集中し、その鍛え抜いた身
体と決して折れることのない強い心をもって、この最高の舞台で堂々と戦
ってほしいと思います。そして、それぞれの競技にかける熱い思いを、高
校生らしい、はつらつとした姿で表現し、これまで培ってきた競技力や精
神力を遺憾なく発揮してください。
出場する選手と、運営を支える多くの補助員の皆さん、そして応援する
皆さんが心を一つにしてこそ、大会が成功します。本大会に参加するすべ
ての高校生諸君が、自らの役割に誇りを持って取り組み、各会場がさわや
かな拍手で包まれることを期待します。そして、選手も、補助員も、応援
者も互いに、敬意と感謝の心で結び合う友情を育んでください。
祝辞（中村知事）
本日は、このあふれるような新緑の中で、県内各地から、１万１千名を
超える高校生の皆さんが集い、
「超えろ限界 起こせ感動 つかめ勝利」
をスローガンに掲げ、第６８回長崎県高等学校総合体育大会が盛大に開催
されますことを、心からお祝い申し上げます。
先ほど、皆さんの入場行進を拝見させていただきましたが、大変清々し
く、堂々と行進されており、これから始まる大会が情熱に満ちあふれたも
のになるのではないかと大変頼もしく感じました。
今年で６８回目を迎える本大会は、これまでに数え切れないほどの多く
の感動が生まれますとともに、優秀な選手を数多く輩出してきた大会でも
あります。この大会を経験した諸先輩の皆様方は、スポーツで培われた体
と精神力をもって、様々な分野で活躍しておられます。
どうか選手の皆さん、日頃の厳しい練習の成果を十分に発揮され、共に
汗を流した仲間や、これまで支えていただいた多くの皆様のため、力の限
り正々堂々と戦ってください。そして、本大会を契機に更なる飛躍を遂げ
られますことを期待しております。
また、本大会が、選手の皆さんだけではなく、大会の運営関係者の皆様
をはじめ、スタンドから一生懸命応援してくださる皆様や、この大会を支
えてくださる全ての皆様方の熱い思いが一つになり、多くの県民の皆様に
夢と感動を与えていただく大会となりますことを期待いたしております。
さて、今年は、リオデジャネイロオリンピックが開催されます。選手の
皆さんの先輩である本県出身のアスリートも、活躍が期待されているとこ
ろであります。また、皆さん方の中からも、４年後の東京オリンピックに
向けて、世界を目指す選手が出てきて欲しいと願っております。
歓迎のことば
ただ今、第６８回長崎県高校総合体育大会の幕が開きま
した。選手の皆さんの自らの限界に挑む戦いが始まります。
私たち高校生は、一人一人は頼りない存在ですが、仲間
と協力し支えあうことで大きな力を生み出せます。選手の
皆さん、どうぞこの晴れの舞台で競技できることに感謝し
て、最高のパフォーマンスを見せてください。その姿は、
必ず多くの方々に感動と勇気を与えると信じています。
今大会が、選手の皆さんにとって思い出に残る最高の大
会になることを心から願っています。
（西陵高校 生徒会長 北村 賢史）
選手宣誓
今、地震などの自然災害に見舞われ、多くの方々が不
安な日々を過ごされています。次世代を担う私たちが、
そのかけがえのない一瞬一瞬を大切に全力でプレーする
姿を見せることで、復興へ向けて多くの方に希望と勇気
を与えることができると強く信じています。
今、私たちにできること。それは目の前の試合に全力
で臨みあきらめないこと。どんなにつらい練習にも耐え
乗り越えてきた仲間とともに、そして、どんなときでも
支えてくれた家族や先生方への感謝を胸に、最高の舞台
で最高のプレーをすることをここに誓います。
（長崎日大高校 柔道部主将 真鍋 颯）
選手の皆さんが、厳しい練習を通して身につけた体力と集中力、技術、そして大切に育まれた仲間との絆を
十分に発揮することを願っています。
また、本大会は、運営に携わる多くの補助員と応援する皆さんによって支えられています。出場する選手と、
応援する生徒や大会運営を支える生徒の皆さんが一体となって、高校生の若さと感動に満ちた青春の祭典にな
ることを大いに期待しています。
平成２８年 ６月 ３日
長崎県教育委員会教育長 池松 誠二