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福岡市の教育改革がめざす姿
5 掴岡市の教育改革がめざす姿 これからの福岡市の教育では、本市におけるそ子どもの現状や学校・家庭等の課題、歴史・伝統・地 域の特性等を踏まえ、ミ子どもの発達段階に応じた社会的自立の墓匝を培う教育を一層重視し、知・ をはぐくむことが求められています。 徳・体の調和のとれた「生きる力 J 福岡市の予どもたちは、明るく素直で、思いやりののがあります。また、初対面の外国の人とも物 怖じせずコミュニケーションを図ろうとする聞かれたのも持っています。 しかし、各種調査結果から、基本的生活習慣や掌習習慣が十分に定着していないこと、掌習意欲、 規範意識や自分に対する肯定的な意識(自信や自尊感情)が十分高まっていないことが明らかにな ってきました。 また、教育改軍プログラムでは、「郷土福岡を語りとし、 2 1世紀に夢や目標を抱きながら、豊かな I D ¥とたくましく生きる力を持った吾どもをはぐくむJ というミ子ども像を設定していましたが、やや 具体性を欠き、市民全体に浸透しているとは言えませんでした。 今回、めざすミ子ども像として設定した I塁本的生活習慣を身につけ、自ら掌J~意欲と志を持ち、 ID\ 豊かにたくましく生きる予ども J は、予どもの現状や課題を踏まえ、舎後 10年聞にわたってはぐく む目標を明確にしたものです。それは、「墓本間生活習慣 jの育成を墓盤とし、その上に「確かな掌 力(知 )H 豊かな I D ¥( 徳 )H 健やかな体(体)J とI 市民として積極的に社会へ参画する態度jを育成す るというものです。 世界と深いつながりを持ち国際化した社会を生きる吾どもたちには、日本だけでなく、アジア・ 世界という視点を持ちながら、共生していくことが求められます。そのためには、諸外国に対する 理解を深めるとともに、これまで以上に郷土福岡や日本の自然、歴史、伝統・文化に対する理解を深 める必要があります。 ミ子どもたちに I 生きる刀 jをはぐくむためには、教育に携わる告主体がそれぞれの責任や役割を 果たしながら、相互に連携する必要があります。そ乙で、本教育計画のサブタイトルとして「共育創 とは、学校・家庭・地域社会等のミ子どもを取り巻く各主体が、「共 jにミ子ど 造jを掲げました。「共育 J もを「育 jむこと、「創造 jは、社会全体でよりよい教育を「劃る J ことを意昧し、二つを併せて「共育 劃造 J としています。 -12- 〈めざす子ども像〉 基本的生活習慣を身につけ、自ら学ぶ意欲と志を持ち、 J D ¥豊かにたくましく生きるミ子ども 自律と共生 O 確かな学力・豊かな0・健やかな体などの生きる力を身につけ、社会の一員としての由貿 を持って行動できる吾ども 郷土福岡や日本の自然、歴史、伝統・文化を愛し、守り伝える吾ども アジア・世界の申の福岡という視点をもって様々な価値観を認め合い、他者や社会、自然 や環境とともに生きる乙とのできるそ子ども 0 0 (一……(導く 全 る守る)各主…役 『 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 圃 可E 〈望まれる家庭の役割〉 〈求められる教員像〉 創造﹂ 〈めざす学校像〉 ﹁ 立ハ育 J D ¥身ともに健康で、予どもへの愛情と 豊かな人間性や感性を持つ人 教育公務員としての自貨と高い備理観、 教育者としての情熱と強い使命感を持つ人 広く豊かな教養と社会性を備え、教育 専門家としての確か芯力量を持つ人 予どもが基本的な生活習慣をきちんと 身につけることができる家庭 愛情と自信を持って吾どもの成長を見 守り、予どもとともに成長する家庭 家族が協力して家事やミ子育てに取り組 む家庭 地域の行事などに親予で参加し、地域 とともに吾どもをはぐくむ家庭 〈望まれる地域・企業等の役割〉 児童生徒一人ひとりが大切にされ、寄在 感を実感できる「魅力あるよりよい掌校J 児童会、生徒会活動等を通して、ラども たちがよりよい学校づくりに参画し、協力 しあう学校 校長のリーダーシツプの下、すべての教 踏員が一丸となって課題に対応する掌授 保護者や地域・企業等との共働を進める ことができる組織風土を持った学校 吾どもが健全に成長するよう守り、は ぐくむという観点から、積極的に教育活 動に協力し、参画する地域・企業等 地繊の特性を生かし、多様な吾どもや 家庭を受け入れ共生する地域 金 / 企 〈教育委員会事務局の責務〉 学校現場とともに課題解決に積極的に取り組む教育委員会事務局 家庭や地戚の取り組みを支援する教育委員会事務局 掌校や家庭が必要とする支援に柔軟に対応できるよう組織体制を整備するとと もに、市の他の部局や関係機関等とも連携し、情報発信を行う教育委員会事務局 a ' q u