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落葉果樹等を中心とした先端的な栽培技術と果樹産地支援の取組方策
~各地域の先端的な栽培管理技術や果樹産地支援の取組~
平成28年3月
中国・四国地域果樹農業課題検討会
目 次
果樹農業課題検討会 平成27年度 検討方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1-(1) 企業委託による農作業支援の取組(JAびほく) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
しんかんせん
2-(1) 「新甘泉」のジョイント栽培の取組(鳥取県園芸試験場)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
2-(2) 米子市別所地区なし等生産農家(杉村照夫・律子夫妻) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
3-(1) 甘平裂果対策実証の取組(JAにしうわ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
3-(2) 団地型マルドリ方式とICTを活用した営農支援実証の取組
(JA越智今治) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
4-(1) 農業用アシストスーツ実証の取組(JA山口大島) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
4-(2) 山口県内果樹産地のモデルとなる樹園地整備
(山口県柳井農林事務所) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
まとめ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
果樹農業課題検討会 平成27年度 検討方針
管内の果樹産地の現状
急傾斜地に園地が分布、生産者の高齢化が顕著、担い手の不足
→ 栽培面積が減少、生産量の減少、産地の維持が困難
課題解決のための取組についてかんきつ産地主体の取組を調査
25年度 傾斜地でも省力化が可能となる園地整備
26年度 労働力支援、園地の集積
2年間の調査の中で、各産地の取組を確認し、産地維持に対する危機感が存在。今後
も積極的に農家を支援する体制の整備が必要。
27年度は、かんきつ産地の取組に限定せず、省力・軽労栽培や担い手の規模拡大、新
規就農者の確保のために必要な先端的な栽培管理技術等の取組を調査。
1
1-(1)企業委託による農作業支援の取組(JAびほく)
【農作業を企業委託する支援体制を整備】
・ JAびほく管内のぶどう等の農家では、高齢化や過疎化の進展により雇用労働力の確保が困難となっており、栽培管理の
維持や規模拡大のネックとなっている。
・ そこで、主要な農作業を企業(間口ウエストロジ(株))に委託する支援体制の整備に向けた取組を行っている。
【JAびほくの管轄区域】
【作業支援の内容】
ピオーネの花穂整形(27年度サービス開始)
・生産者が一番求めていた作業支援。
・花穂数が多いので(3千個/10a以上)、時間を要する作業。
・適期作業ができなければ品質が低下するので、大規模農家に
対して有効な作業支援。
ももの袋掛け(25年度サービス開始)
・26年度に作業料金設定(1袋あたり単価)を見直し、取組を
行っている。
はくさいの委託事業
・はくさいは、耕作放棄地対策として25年度から開始。定植、収
穫を企業が行い、農家は栽培管理のみ。約4haで実施。
【間口ウエストロジ(株)の概要】
農作業
委託の
流れ
作業実施
企業(間口ウエ
ストロジ(株))
企業の
社員
指揮・
命令
農
家
委託契約
雇用契約
業務管理を委託しているJAびほ
くぶどう選果場
JAびほく
申込
・ 物流センター運営等をサポートす
る総合物流会社。本社は広島市。
・ 岡山県内などで収穫や選果場の
管理などの業務を受託するなど、農
作業支援事業にも取り組んでいる。
【課題】
適正な料金の設定
→ 農家、企業の両者が納得できるよう、
作業の量・質や条件等の調査と試験によ
り関係者と協議を重ねていくこととしてい
る。
作業の定形化と農家への理解促進
→ 農家からの依頼内容の定形化を図る
必要がある。また、派遣労働との違いの
周知を徹底していく。
地元雇用による受託企業の体制整備
→ 企業が継続的にサービスを提供でき
るよう地元雇用の体制を整備。また、雇
用者の中から就農希望者が出てくるよう
取り組んでいくこととしている。
【花穂整形作業とは】
蕾の先端部分約3~3.5㎝程度を残し、他の蕾
は取り除く。満開前の1週間で処理を行う必要
があり、栽培面積を制限する要因となっている。
(JAびほく資料抜粋)
2
しんかんせん
2-(1)「新甘泉」のジョイント栽培の取組(鳥取県園芸試験場)
【容易な方法で新規就農者等への普及を図る】
・ 鳥取県では、なし「新甘泉」の普及に力を入れており、現在約75haで栽培されている。
・ さらなる面積の拡大に向けて、新規就農者等への普及を図るため、栽培管理が比較的容易なジョイント仕立ての技術を推
進している。
【鳥取県園芸試験場位置図】
【ジョイント栽培の特徴】
・ 栽培管理の簡易化・省力化
【なし「新甘泉」の概要】
・ 筑水×おさ二十世紀
・ 鳥取県が育成した品種
で、平成20年(2008年)
2月に品種登録。
・ 糖度13度から14度と甘みが強く、良食
味。
・ 成熟時期は、8月下旬から9月上旬。
鳥取県園芸試験場
北栄町
琴浦町
青谷町
湯梨浜町
倉吉市
三朝町
↑ 側枝が一直線に並ぶため、作
業動線が単純でわかりやすい。
← 作業時間が1/3に削減。
【取組概要】
神奈川県で幸水を中心に行わ
れたジョイント栽培の研究を、鳥
取県で育成した新品種「新甘泉」
に応用して鳥取県版の栽培マ
ニュアルを取りまとめた。
また、県単事業でジョイント栽培
のモデル園地を作り、各方面から
の視察に対応することで栽培技
術の普及に取り組んでいる。
・ 早期成園化・多収効果
2年目から
結実
【課題】
・ 育苗期間が長く、場所や設備(やぐ
らや、かん水)が必要となるため、通
常の苗木より高価となっている。(通
常苗:約1,500円、ジョイント用苗:約
3,500円)
・ 慣行栽培より苗木の本数が多く必
要(163本/10a)であり、初期の生産コ
スト増の要因となっている。
ジョイント2年目
ジョイント1年目
・ 樹勢の均一化
3.3m以上にな
るまで、2年間
育苗する必要
がある。
(データ及び写真の一部は、鳥取県HPより引用)
3
2-(2)米子市別所地区なし等生産農家(杉村照夫、律子夫妻)
【ジョイント栽培はなし産地維持に必要な技術(生産者談)】
・ 平成26年に就農し、鳥取県の「新甘泉ニューモデル園事業」を活用して、なし「新甘泉」のジョイント栽培に取り組んでいる。
・ 予め就農前の25年1月に定植したジョイント栽培のなしは27年に結実。今後も経営の安定化を図るためジョイント栽培の面
積を拡大。
・ ジョイント栽培は難しい技術がなく、省力的なため、就農直後から一定レベルの果実生産が可能。
【鳥取県米子市】
【なしジョイント栽培の様子】
境港市
大山町
米子市
伯耆町
南部町
【取組概要】
ジョイント栽培には、ほ場への
直植え(水が不可欠)と育成苗の
移植の方法があるが、杉村照夫
氏は、用水の確保が容易だった
ため、直植えを行い育苗した。
植付けの1年後にジョイントに十
分な長さの4m以上に成長したも
のから順にジョイントを行った。
平成25年に植付けた苗木は、
ジョイント栽培の効果により、27
年に着果しており、早期成園化の
効果が見られている。
(直植えした2年生苗)
(結実した3年生苗)
【栽培の感想】
・ ジョイントの作業は慣れれば簡単であ
り、ジョイント栽培の面積をどんどん広げ
たいと考えている。
・ 作業動線が直線のため、作業の進捗
状況が一目でわかることも利点。
・ ジョイント栽培を始めた頃は、周りから
懐疑的な見方をされたが、結果後は徐々
にジョイント栽培が認められてきた。
・ せん定技術にこだわりを持つ農家に
は向かない栽培方法だと思う。
・ 初期は育苗施設等の費用が必要だが、
管理がしやすく、早期の収入確保が可能。
・ 柿の輝太郎でもジョイント栽培を開始。
栽培結果を楽しみにしている。
【生産者から見る課題】
・ 苗木の植付け後、ジョイントできる長さ
(慣行栽培のなし)
までの育苗に時間を要すること。
・ かん水施設などの設備投資が必要な
ため、県の事業や普及所等のバックアッ
プが必要である。
【柿(輝太郎)ジョイント栽培の様子】
杉村照夫、律子夫妻
とジョイント仕立ての
なし園地
(ジョイント栽培)
(慣行栽培の柿)
4
3-(1)甘平裂果対策実証の取組(JAにしうわ)
【ICT技術を活用した甘平の裂果対策技術の開発】
・ JAにしうわは、うんしゅうみかんの生産が盛んな地域だが、近年、高品質な甘平の栽培面積も増加。
・ 甘平は、生産過程において夏秋期に裂果が発生しやすく、裂果が多発することで収量が減少するなどの影響があった。
・ そのためJAでは、愛媛県やPCシステム関連会社等と連携して、裂果の原因を探り裂果対策の技術を開発する取組を開始。
【JAにしうわの管轄区域】
【実証の経過】
25年度
・クラウドシステム導入とセンサーを設置。
※ICT活用モデル産地整備事業(愛媛県事業)にて導入
・作業実績、生育管理、施肥・防除記録の
データを収集、システムに保存。
設置したセンサー
26年度
干ばつ・降雨による急激な肥大によって発生する裂果に対する仮説
(対策)を設定。
実証園地
【設定した仮説】
土壌水分を一定に保つ。特に8~10月の土壌乾
燥を防ぐ(乾燥だけでなく、乾燥・湿潤の急激な変
化を防ぐことが重要)。
葉数の確保に努める。
27年度
仮説に対する、現場圃場データとの比較による評価と見直し。
【検証結果の概要】
実証圃場での裂果割合の推移は、年度によってばらつきがある。
→25年度:約3割、26年度:2割弱、27年度:樹木ごとに裂果割合は異なる。
現場データの解析を進め、さらに仮説を検証。
栽培管理マニュアルを策定。
【課題】
過去データとの比較期間
→ 過去のデータとの比較をどこ
まで行うのか検討中。
裂果した甘平
28年度(予定)
仮説の検証、栽培マニュアルの策定。
【JAにしうわの甘平の栽培状況】
17年頃から栽培が始まり、栽培
面積は26年度40.4ha、27年度
44haと年々増加している。比較
的標高が低いエリアで栽培が盛
ん。また、ほとんどが露地で栽培
されている。
データの整合性
→ 収集したデータと現地のデー
タの整合性が行えるか未定。
実証費用等の負担
→ センサーの保証期間が終了
すれば修繕費用が発生。また、
解析費用も高額であるため、JA
で解析、比較検討することを検討
中。
5
3-(2)団地型マルドリ方式とICTを活用した営農支援実証の取組(JA越智今治)
【産地単位で軽労化及び高品質果実を安定的に生産する技術の実証】
・ JA越智今治管内では、温暖で降水量の少ない気候を利用して、高品質果実のリレー出荷に取り組んでいる。
・ 島嶼部の大三島では、上浦盛マルドリ会を設立し、地区内のほ場に団地型マルドリ方式の施設を導入し、ICTによる生産
支援技術を活用して、産地単位で軽労化及び高品質果実を安定的に生産する技術の実証を行っている。
【JA越智今治管轄エリアと上浦盛地区】
【上浦盛マルドリ会の概要】
26年6月に会を設立。18園地、
129aで団地型マルドリ方式を導入。
会員等で栽培技術情報等の共有を
行い、園地ごとの生産管理の改善と
高品質果実生産の技術の確立を目
指している。
【実証の内容】
複線式送水配管設備の導入
・ 水ラインと液肥ラインに分けた
複線式の送水配管を導入し、品
種ごとの特性や目的に応じた、
園地ごとの栽培管理を実施。
・ かん水量を自動で制御するシ
ステムを導入し省力化も図って
いる。
複線式の送水管
ICTを活用した会員同士の情報共有
・ 園地に設置したセンサー等で
栽培管理に必要なデータ(気象、
土壌水分量、かん水量等)を収集。
・ 会員は収集データを端末機器で
共有。また、端末上でそれぞれの
高度な栽培技術の共有を図って
いる。
【今後の取組内容】
JAでは、産地維持管理の手段とし
て、団地型マルドリ方式を導入し集落
単位での維持管理の仕組み作りと優
良農地の維持管理及び担い手育成
の拠点作りにつながる可能性がある
として期待。
また、少量のかん水量で隔年結果
防止対策(樹勢の維持)と品質向上を
両立した栽培を行うことができる管理
方法であると感じている。
今後の普及のためには、指導者向
け及び生産者向けにそれぞれ、施設
設計・設置マニュアル、品種別の管理
マニュアルの作成に取り組むこととし
ている。
【実証結果の概要】
取り組み初年度から、苗木の生
育促進や「はれひめ」の着果安定
に改善が認められている。
園地データ自動収集装置
(データは自動配信する)
上浦盛マルドリ会の実証圃場
上浦盛マルドリ会の園地全景
6
4-(1)農業用アシストスーツ実証の取組(JA山口大島)
【伝統あるかんきつ産地の維持、発展のための取組】
・ JA山口大島管内は、山口県内のかんきつ出荷量の90%以上を占める県内最大の産地。
・ 生産者等の高齢化が進む中、収穫、運搬等に係る作業労働の軽労化を図るため、農業用アシストスーツの実証に取り組
んでいる。
【山口県周防大島町】
【農業用アシストスーツ】
JA山口大島が実証に使用している
アシストスーツは、和歌山大学と(株)
ニッカリが中心となって開発。
①抱え上げ、②中腰姿勢、③歩行
の動作をアシストする。抱え上げの
アシスト重量は10kg。
27年度に全国の果樹主産県(13
県)で大規模導入実証が行われてい
る。
【実証の内容】
30~40歳代の生産者を対象にした、収穫時の積み降ろ
し作業、家庭選別時の積み上げ作業、コンテナの積み降
ろし作業の実証
JA職員等を対象にしたモデル作業と心拍数測定
生産者の評価と実証試験結果の検証
【実証を踏まえた現場の意見等】
実証で使用したアシストスーツでは高齢者が現場で使い
こなすのは工夫や慣れが必要。今以上に軽量化やスーツ
装着の簡素化が求められる。
販売予定価格の低価格化ができないか。
現在のアシストスーツには腕のアシストがないが、現場
ではコンテナを2つ同時に持ち上げることもあるので、腕の
アシストも必要と考えられる。
【JA山口大島の新たな取り組み】
JA山口大島では、27年6月に「大島かん
きつ産地継承夢プラン」を策定。
同プランでは、農地の流動化と基盤整備、
担い手の育成、「せとみ」等の戦略品種の
導入拡大、販売対策の強化等の目標を設
定。
生産者及び関係機関が現状を再認識し、
更に具体的な目標を明確にすることで、今
後も産地として維持・発展していくため、関
係者が一丸となってプランに取り組み、伝
統ある大島かんきつの産地再興の動きを
進めている。
【農政局職員による実演状況(H26年11月撮影)】
アシストスーツを
装着
装着作業中
コンテナの持ち上げ動作
JA管内のかんきつの拠点としてH24年
度に整備したJA山口大島柑橘選果場
7
4-(2)山口県内果樹産地のモデルとなる樹園地整備(山口県柳井農林事務所)
【山口県内果樹産地のモデルとなる樹園地整備の取組】
・ 山口県周防大島町久賀地区では、県下では初めてとなる農地整備事業(耕作放棄地解消・発生防止基盤整備)と併せて、
需要対応型産地育成事業(山口県事業)によりマルチドリップ栽培の整備を実施。
・ 狭小、不整形な園地等の整備とマルチドリップに必要な設備を整備することで、樹園地の作業の効率化、担い手への園地
集積を図ることが可能となっている。
【山口県周防大島町】
【マルチドリップ栽培とは】
シートによるマルチングを行う栽培方法
に点滴かん水施肥を組み合わせ、養水
分を高度かつ制御することにより果実の
高品質化を実現する技術。名称の由来
は「マルチ」と「ドリップ(点滴)による。
点滴灌水
チューブを
設置した園
地(今後マ
ルチシート
を設置)
【整備内容等】
久賀地区(畑能庄工区)では、24年度から26年度にかけて
樹園地整備と併せてマルチドリップ栽培の整備を実施。整備
面積は2.3ha。また、せとみなど中晩柑用のハウス整備も実
施中。
整備以前は狭小な棚田で約70枚の水田であり、そのうち約
6割が耕作放棄地となっていたが、今回の整備によって1区
画10~20aの園地として整備。
マルチドリップ栽培の整備として、ドリップチューブ、自動か
ん水システムを設置し栽培管理の省力化と高品質果実の生
産が可能となっている。
同地区でのマルチドリップ栽培は、複数の生産者が水源と
液肥混入システムを共同利用する「団地型マルドリ方式」を
採用している。
【整備の特徴】
従来の石垣等を活用
したブランチブロック
を採用し栽培面積の
確保と石レキ処分費
を軽減。
県道工事で発生した
残土を利用し事業コ
ストを大幅に低減。
【整備の効果】
整備地区に新規就農者(30歳代)が
参入。(経営面積は1ha)
今回の整備方法は、今後の県内果樹
産地のモデルとなるもの。
主力品種「せとみ」等の中晩柑栽培用
のハウスの設置が可能。
マルチドリップ栽培の導入により、省
力化、高品質化が可能となり、産地間
競争で有利。
省力化栽培を可能
とする自動給水弁
【課題等】
基盤整備を行った園地への新植には果
樹経営支援対策(国事業)※の利用を考
えていたが、要件クリアができず実現しな
かった。
ブランチブロックを採用した畦畔
※28年度から同事業については、基盤整備等
を行った園地への新植に対して要件の緩和が
予定されている。
8
まとめ
27年10月 TPP大筋合意
27年11月 TPP関連大綱決定
→ 果樹産地においては、同一品種の改植や高機能被覆資材等の導入等により、事例
地区を始め各産地において産地収益力の強化を図ることとしている。
しかしながら、現地調査地区を含め、産地では漠然とした懸念や不安、新たな課題(①
改植に当たっての留意点、②資材の効果的な活用、③新たな需要の開拓)の意見が出さ
れている。
このため、今後は、現場において生産者の懸念等を払拭しつつ、果樹産地の維持・発展
のため課題解決策の検討が必要。
9
《 本資料に関するお問い合わせ先 》
中国・四国地域果樹農業課題検討会
事務局:中国四国農政局生産部園芸特産課
〒700-8532 岡山県岡山市北区下石井-1-4-1
TEL:086-224-4511(代表) FAX:086-232-7225
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