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ゼロベースからPPM体制を構築中のC金融会社
ケース 0 3 まずはスモールスタートでプロジェクトデータの収集からスタート
おそらく多くの企業が「PPMの導入・活用メリットは
分かるが、何から手をつけていいのか…」と感じてい
るのではないだろうか。そんな企業にとって大いに参
ここが スモールスタートで早くデータの蓄積を開始
することが重要! SaaS版を活用すれば、
ポイント!
世界のリーディングカンパニーが次々と採用
PPMの導入がより迅速化
考になるのは、まずはSaaS版を簡易に導入し、プロ
スモールスタートでも構わないので、Microsoft Excelでのレ
ジェクトの実績工数の蓄積を進めているC金融会社
ポーティングから脱却し、PPMでのデータの蓄積をいち早く開
のケースだろう。
始することが、PPM活用の重要なポイントだ。
PPMの導入は、ただ単にシステムを導入すればいいというもので
C社は、プロジェクト・チケットのコスト、リソース、ス
はなく、導入効果を最大化するには、現状の業務プロジェクトが
ケジュールなどの情報を収集し、経営陣がプロジェク
どのように管理されているのかといった調査・分析から始まり、
トの状況をより正確に把握できることをPPM導入の目
データの収集・蓄積、PPMでの業務遂行モデルのフレームワーク
的に掲げ、現状は実績工数データの収集・蓄積をして
などが必要となる。とは言え、実際にPPMの手法を活用するまで
いる段階だ。地 道で遠回りに見えるこの 作 業も、モ
1年も2年もかかっていたのでは…という企業も少なくないだろう。
ジュール拡張が容易にできる「CA PPM」であれば、
「CA PPM」ならモジュール拡張が簡単にできるので小さく始め
作業手順や導入効果などを検証しつつ行えるので、
て大きく広げることもできる。また、より迅速なPPM導入を望む
これからPPMの導入を検討している企業にとっては、
企 業に 最 適なのが、SaaS版 の活用だ。
「CA PPM」には、SaaS
得策の1つであろう。C社では、コスト管理モジュール・
アプリケーション管理モジュールを今後拡充し、より
版「CA PPM SaaS」もラインナップされており、部門導入などの
スモールスタートで、まずはデータの蓄積など、PPMの活用をすぐ
に始められる。
「戦略的に使える」システムを目指している。
ケース 0 4 ソフトウェア開発会社D社では、タイトル管理・リソース管理に活用
変更リスクへも柔軟に対応
最後にご紹介するソフトウェア開発会社D社は、
「CA PPM」の
活用が進んでいるケースだ。開発を進行しているソフトウェアの
タイトル管理・リソース管理を目的にPPMシステムを活用。
「CA
PPM」を導入したことで、全プロジェクトを統合した進捗管理
を効率的に行うことが実現されている。
開発工程ではアジャイル開発などの新しい手法を取り入れてお
り、アジャイル開発のプロジェクト情報と連携した統合的なプロ
ジェクト進捗管理も行っている。また、今後は「CA PPM」に個別
プロジェクトで発生する変更事象を積み上げ、全体でのリソー
ス配置バランス・リリースタイミング・利益など自動計算する機
ここが CA PPMは、アジャイル開発など新しい
手法にも対応!そのデータを蓄積する
ポイント!
プロジェクト&ポートフォリオ
マネジメントを導入するには?
ことで新たな業務改善へつなげられる
様々な業種のリーディングカンパニー・企業などの経 営層は「タイムリーに現場の状況把握ができず、スピー
ビジネスの変革に合わせて生じる変更リスクへ迅 速
ディな投資判断ができない」、プロジェクトマネージャは「多数プロジェクトのリソースの最適配分ができ
な対応を行うべく、アジャイル開発といった新しい手
ない」などという課題を抱えている。特に、長期間に及ぶプロジェクトにおいては、投資の継続判断や現場のプロジェ
法の採用を検 討する企業も増えてきているが、「CA
PPM」は日本でまだまだ浸透していないアジャイル開
クト管理情報の蓄積と可視化が重要となる。
「他企業は、どのような対応をしているのか?」「具体的には、
発であってもプロジェクト情報の連携が可能だ。
どのように管理・運用をしているのか?」という思いを抱いている経営者やプロジェクト担当者も少なくないだろう。
更に、そのプロジェクトデータを「CA PPM」に蓄積す
ることで、次なるプロジェクトの改善へとつなげてい
そこでご紹介したいのが、プロジェクト情報をシステムによって一元管理できるプロジェクト& ポートフォリオ
くこともできる。
ジメント(PPM)という手法である。過去のプロジェクトを含め、全プロジェクト情報の一元管理や現場の各プロ
能を活用。変更リスクへ、より柔軟な対応を行っていく計画だ。
この記事はキーマンズネットに掲載(2015.11.25)されたものを編集したものです。
マネ
ジェクト情報を可視化。プロジェクトごとの状況把握によって、日本企業にありがちな属人性からの脱却が図れるだけ
でなく、経営層にまで紐付けれることで、BIツールのように経営指標のデータ蓄積・分析基盤として活用できるという
大きなメリットがある。
CA Technologies
新日鉄住金ソリューションズ株式会社
プライスウォーターハウスクーパース株式会社
http://www.ca.com/jp/intellicenter/ca-ppm.aspx
http://www.nssol.nssmc.com/
http://www.pwc.com/jp/ja/advisory.html
経営層、現場、双方の課題を一気に解決できるPPM活用のポイントを導入事例とともに解説しよう。
まず始めに、
プロジェクト&ポートフォリオ マネジメント(PPM)とは
どのようなプロジェクト管理手法なのか?
経 営層も現場も、全プロジェクトの状況をリアルタイムで可視化でき
戦略的案件 へのスピーディな判断、投資の集中を実 現できる
では、日本企業はどのようにPPMを導入・活用しているのか?
化学品製造の研究開発プロジェクトでグローバルに活用するA化学品製造会社
ケース 01 約10年間のプロジェクト情報をデータで蓄積
米国を始め世界では主流となりつつあるPPM。日本企業
での導入・活用は進んでいるのだろうか?国内でも多数の
大規模PPMシステムの導入実績がある「CA PPM」の導入
「タイムリーに現場の状況が把握できず、スピーディな投資判断ができない」という課題を抱えた経 営層…
「進捗 状況分析に時間がとられる」
「人によって実行精度にバラつきがある」といった状況から抜け出せな
いプロジェクトマネージャ(PM)層…
事例をとりあげ、PPM導入のポイントを探っていきたい。
まず最初は、化学品製造の研究開発プロジェクトでPPM
をグローバルに活用しているA化 学 品 製 造 会 社のケー
経 営層、現 場、双 方の課 題を 一 気 に解 決できるとして世界 中の 企 業から大きな注目を集 めているのが、
ここが PPMを経営指標の分析基盤として
活用するにはプロジェクト情報の
ポイント!
「蓄積」が鍵を握る!
PPMを導入・活用することで、現場のPMは、過去情報
を組織の共有知として活用でき、人による実行精度のバ
ラつきを抑制、プロジェクト管理において、日本企業に
ありがちな属人性からの脱却が図れるというメリットが
ス。化学品製 造会社の場合、研究開発プロジェクトは長
あるが、同時に、経営層にとってはあたかもBIツールを
期間に及ぶことがほとんど。「この研究プロジェクトをこ
活用するように、重要な経営判断を下すための分析基盤
全プロジェクトの情報をPPMシステムにより一元管理。プロジェクト状況を経 営層にまで紐 付け、投資を行
れまで通りのコストをかけて継続すべきか否か」は、企業
として活用できるという大きなメリットがある。
う際の判断材料をリアルタイムに提 供するソリューションで、最大のメリットは「ヒト・カネの選 択と集中」
の未来を左右するほど極めて重要な経営判断であろう。
PPMを単にプロジェクト管理をスムーズに行うためだ
が実現すること。全プロジェクトの状況が可視化できることで、要員などリソースの余 剰状況を容易に把握
A社では「CA
けのツールではなく、経営指標のデータ蓄積・分析基
でき、最適配分に役立てることができる。更に投資候補のプロジェクトテーマに対してスコア付けを行い分
ロジェクト情報をPPMシステムへ忠実に蓄積。それが、
析することで、優先付けや戦略的案件への投資の集中などが可能となる。
プロジェクト担当者自身も気づかないうちに"宝の山"とな
PPMというプロジェクト管理手法だ。
PPMの活用は、経営層・現場の双方に大きなメリット
経営層・部門長
ヒト・カネの選択と
集中の実現
投資効果の高い案件の
判断基準が分からない
違う部署で同じ内容の
研究をしていることがある
プロジェクト進捗状況の
分析に時間がとられる
製品・サービスの統廃合を
判断するための情報が集まらない
プログラム
マネジメントの
実現
プロジェクトの期待効果を
どうとらえるべきなのか?
確な経営判断を行うための"BIツール"として、PPMを有
的案件を取捨選択するために欠かせないツールとして活
効に活用できる。
成 功確率向上と
属人性からの脱却
ケース 0 2 多数進行するプロジェクトを一元管理できるツールとして活用
次にご 紹 介 するのは、国 内 大手 金 融 会 社であるB社の
IT開発プロジェクトの進捗状況などを一元管理し、生産性
の向上を実現するために、PPMシステムを活用している。
PPMの活用によって、組織内案件に対する公正な優先付けが可能に
分析軸
評価
独自性・新規性
高
競合度
中
市場 規模
中
…
…
例:戦略整合 性vs実行リスク
PPMの活用で鍵となるプロジェクト情報データ収集のため
の仕組みは、全プロジェクトにオーソライズされており、各
テーマ単位で設問に
回答し、数値化
例:技術的成 功vs商業的成 功
パワー配分状況を
リアルタイムで確 認
必要なプロジェクト情報の蓄積があれば、経 営層が的
り、即座に分析できる環境が整い、今では経営陣が戦略
「CA PPM」導入事例。B社では、常時300件以上進行する
ポートフォリオ分析軸の設定
集・蓄積する仕組み作りを行うことがポイント。分析に
常時30 0件以上のIT開発プロジェクトが進行するB金融会社
プロジェクト実行精度が
実行者によって大きく異なる
投資候補となるテーマ群に対して、スコア付けをし、分析することで、
どのテーマに投資すればよいのかを公正に判断できる。
盤としても活用するには、まずはプロジェクト情報を収
用しているという。
現場(PM)
実行中案件への予算の
再配分を半期でしか見直せない
PPM」を導入後、約10年間に渡り、全プ
ここが 基本的なデータ収集基盤が確立されて
いれば新しいデータを収集しようと
ポイント!
した時に、容易にトライできる!
どの導入企業のケースでもそうだが、PPM導入におい
ては、まずプロジェクト情報データを収 集するための
しっかりとした仕組み作り、収集 基盤の確立から始め
ることになる。先にポイントとして挙げたように、PMが
プロジェクトが遂行する業務の標準化、進捗状況の可視
プロジェクト実行精度を上げるためにも、経 営層が重
化などを実現。プロジェクトの進捗管理、品質管理、コスト
要な経営判断をスピーディに行うためにも、すべてはプ
管 理など で の 活 用を 進 め 、生 産 性 の向 上などに「C A
ロジェクト情報のデータがベースとなるからだ。
PPM」がその効力を発揮しつつある段階だ。今後は、IT
基本的なデータ収集基盤が確立していれば、例えば経
開発プロジェクトの更なる生産性向上を目指し、リソース管
営層から「もっと違う角度からプロジェクトの状況が
理などへPPM活用の幅を広げていく計画だ。
見たい」などの 要 望にも迅 速な対応が 可 能 。新しい
データを収集する際でも、容易にトライすることがで
きるのだ。
まず始めに、
プロジェクト&ポートフォリオ マネジメント(PPM)とは
どのようなプロジェクト管理手法なのか?
経 営層も現場も、全プロジェクトの状況をリアルタイムで可視化でき
戦略的案件 へのスピーディな判断、投資の集中を実 現できる
では、日本企業はどのようにPPMを導入・活用しているのか?
化学品製造の研究開発プロジェクトでグローバルに活用するA化学品製造会社
ケース 01 約10年間のプロジェクト情報をデータで蓄積
米国を始め世界では主流となりつつあるPPM。日本企業
での導入・活用は進んでいるのだろうか?国内でも多数の
大規模PPMシステムの導入実績がある「CA PPM」の導入
「タイムリーに現場の状況が把握できず、スピーディな投資判断ができない」という課題を抱えた経 営層…
「進捗 状況分析に時間がとられる」
「人によって実行精度にバラつきがある」といった状況から抜け出せな
いプロジェクトマネージャ(PM)層…
事例をとりあげ、PPM導入のポイントを探っていきたい。
まず最初は、化学品製造の研究開発プロジェクトでPPM
をグローバルに活用しているA化 学 品 製 造 会 社のケー
経 営層、現 場、双 方の課 題を 一 気 に解 決できるとして世界 中の 企 業から大きな注目を集 めているのが、
ここが PPMを経営指標の分析基盤として
活用するにはプロジェクト情報の
ポイント!
「蓄積」が鍵を握る!
PPMを導入・活用することで、現場のPMは、過去情報
を組織の共有知として活用でき、人による実行精度のバ
ラつきを抑制、プロジェクト管理において、日本企業に
ありがちな属人性からの脱却が図れるというメリットが
ス。化学品製 造会社の場合、研究開発プロジェクトは長
あるが、同時に、経営層にとってはあたかもBIツールを
期間に及ぶことがほとんど。「この研究プロジェクトをこ
活用するように、重要な経営判断を下すための分析基盤
全プロジェクトの情報をPPMシステムにより一元管理。プロジェクト状況を経 営層にまで紐 付け、投資を行
れまで通りのコストをかけて継続すべきか否か」は、企業
として活用できるという大きなメリットがある。
う際の判断材料をリアルタイムに提 供するソリューションで、最大のメリットは「ヒト・カネの選 択と集中」
の未来を左右するほど極めて重要な経営判断であろう。
PPMを単にプロジェクト管理をスムーズに行うためだ
が実現すること。全プロジェクトの状況が可視化できることで、要員などリソースの余 剰状況を容易に把握
A社では「CA
けのツールではなく、経営指標のデータ蓄積・分析基
でき、最適配分に役立てることができる。更に投資候補のプロジェクトテーマに対してスコア付けを行い分
ロジェクト情報をPPMシステムへ忠実に蓄積。それが、
析することで、優先付けや戦略的案件への投資の集中などが可能となる。
プロジェクト担当者自身も気づかないうちに"宝の山"とな
PPMというプロジェクト管理手法だ。
PPMの活用は、経営層・現場の双方に大きなメリット
経営層・部門長
ヒト・カネの選択と
集中の実現
投資効果の高い案件の
判断基準が分からない
違う部署で同じ内容の
研究をしていることがある
プロジェクト進捗状況の
分析に時間がとられる
製品・サービスの統廃合を
判断するための情報が集まらない
プログラム
マネジメントの
実現
プロジェクトの期待効果を
どうとらえるべきなのか?
確な経営判断を行うための"BIツール"として、PPMを有
的案件を取捨選択するために欠かせないツールとして活
効に活用できる。
成 功確率向上と
属人性からの脱却
ケース 0 2 多数進行するプロジェクトを一元管理できるツールとして活用
次にご 紹 介 するのは、国 内 大手 金 融 会 社であるB社の
IT開発プロジェクトの進捗状況などを一元管理し、生産性
の向上を実現するために、PPMシステムを活用している。
PPMの活用によって、組織内案件に対する公正な優先付けが可能に
分析軸
評価
独自性・新規性
高
競合度
中
市場 規模
中
…
…
例:戦略整合 性vs実行リスク
PPMの活用で鍵となるプロジェクト情報データ収集のため
の仕組みは、全プロジェクトにオーソライズされており、各
テーマ単位で設問に
回答し、数値化
例:技術的成 功vs商業的成 功
パワー配分状況を
リアルタイムで確 認
必要なプロジェクト情報の蓄積があれば、経 営層が的
り、即座に分析できる環境が整い、今では経営陣が戦略
「CA PPM」導入事例。B社では、常時300件以上進行する
ポートフォリオ分析軸の設定
集・蓄積する仕組み作りを行うことがポイント。分析に
常時30 0件以上のIT開発プロジェクトが進行するB金融会社
プロジェクト実行精度が
実行者によって大きく異なる
投資候補となるテーマ群に対して、スコア付けをし、分析することで、
どのテーマに投資すればよいのかを公正に判断できる。
盤としても活用するには、まずはプロジェクト情報を収
用しているという。
現場(PM)
実行中案件への予算の
再配分を半期でしか見直せない
PPM」を導入後、約10年間に渡り、全プ
ここが 基本的なデータ収集基盤が確立されて
いれば新しいデータを収集しようと
ポイント!
した時に、容易にトライできる!
どの導入企業のケースでもそうだが、PPM導入におい
ては、まずプロジェクト情報データを収 集するための
しっかりとした仕組み作り、収集 基盤の確立から始め
ることになる。先にポイントとして挙げたように、PMが
プロジェクトが遂行する業務の標準化、進捗状況の可視
プロジェクト実行精度を上げるためにも、経 営層が重
化などを実現。プロジェクトの進捗管理、品質管理、コスト
要な経営判断をスピーディに行うためにも、すべてはプ
管 理など で の 活 用を 進 め 、生 産 性 の向 上などに「C A
ロジェクト情報のデータがベースとなるからだ。
PPM」がその効力を発揮しつつある段階だ。今後は、IT
基本的なデータ収集基盤が確立していれば、例えば経
開発プロジェクトの更なる生産性向上を目指し、リソース管
営層から「もっと違う角度からプロジェクトの状況が
理などへPPM活用の幅を広げていく計画だ。
見たい」などの 要 望にも迅 速な対応が 可 能 。新しい
データを収集する際でも、容易にトライすることがで
きるのだ。
ゼロベースからPPM体制を構築中のC金融会社
ケース 0 3 まずはスモールスタートでプロジェクトデータの収集からスタート
おそらく多くの企業が「PPMの導入・活用メリットは
分かるが、何から手をつけていいのか…」と感じてい
るのではないだろうか。そんな企業にとって大いに参
ここが スモールスタートで早くデータの蓄積を開始
することが重要! SaaS版を活用すれば、
ポイント!
世界のリーディングカンパニーが次々と採用
PPMの導入がより迅速化
考になるのは、まずはSaaS版を簡易に導入し、プロ
スモールスタートでも構わないので、Microsoft Excelでのレ
ジェクトの実績工数の蓄積を進めているC金融会社
ポーティングから脱却し、PPMでのデータの蓄積をいち早く開
のケースだろう。
始することが、PPM活用の重要なポイントだ。
PPMの導入は、ただ単にシステムを導入すればいいというもので
C社は、プロジェクト・チケットのコスト、リソース、ス
はなく、導入効果を最大化するには、現状の業務プロジェクトが
ケジュールなどの情報を収集し、経営陣がプロジェク
どのように管理されているのかといった調査・分析から始まり、
トの状況をより正確に把握できることをPPM導入の目
データの収集・蓄積、PPMでの業務遂行モデルのフレームワーク
的に掲げ、現状は実績工数データの収集・蓄積をして
などが必要となる。とは言え、実際にPPMの手法を活用するまで
いる段階だ。地 道で遠回りに見えるこの 作 業も、モ
1年も2年もかかっていたのでは…という企業も少なくないだろう。
ジュール拡張が容易にできる「CA PPM」であれば、
「CA PPM」ならモジュール拡張が簡単にできるので小さく始め
作業手順や導入効果などを検証しつつ行えるので、
て大きく広げることもできる。また、より迅速なPPM導入を望む
これからPPMの導入を検討している企業にとっては、
企 業に 最 適なのが、SaaS版 の活用だ。
「CA PPM」には、SaaS
得策の1つであろう。C社では、コスト管理モジュール・
アプリケーション管理モジュールを今後拡充し、より
版「CA PPM SaaS」もラインナップされており、部門導入などの
スモールスタートで、まずはデータの蓄積など、PPMの活用をすぐ
に始められる。
「戦略的に使える」システムを目指している。
ケース 0 4 ソフトウェア開発会社D社では、タイトル管理・リソース管理に活用
変更リスクへも柔軟に対応
最後にご紹介するソフトウェア開発会社D社は、
「CA PPM」の
活用が進んでいるケースだ。開発を進行しているソフトウェアの
タイトル管理・リソース管理を目的にPPMシステムを活用。
「CA
PPM」を導入したことで、全プロジェクトを統合した進捗管理
を効率的に行うことが実現されている。
開発工程ではアジャイル開発などの新しい手法を取り入れてお
り、アジャイル開発のプロジェクト情報と連携した統合的なプロ
ジェクト進捗管理も行っている。また、今後は「CA PPM」に個別
プロジェクトで発生する変更事象を積み上げ、全体でのリソー
ス配置バランス・リリースタイミング・利益など自動計算する機
ここが CA PPMは、アジャイル開発など新しい
手法にも対応!そのデータを蓄積する
ポイント!
プロジェクト&ポートフォリオ
マネジメントを導入するには?
ことで新たな業務改善へつなげられる
様々な業種のリーディングカンパニー・企業などの経 営層は「タイムリーに現場の状況把握ができず、スピー
ビジネスの変革に合わせて生じる変更リスクへ迅 速
ディな投資判断ができない」、プロジェクトマネージャは「多数プロジェクトのリソースの最適配分ができ
な対応を行うべく、アジャイル開発といった新しい手
ない」などという課題を抱えている。特に、長期間に及ぶプロジェクトにおいては、投資の継続判断や現場のプロジェ
法の採用を検 討する企業も増えてきているが、「CA
PPM」は日本でまだまだ浸透していないアジャイル開
クト管理情報の蓄積と可視化が重要となる。
「他企業は、どのような対応をしているのか?」「具体的には、
発であってもプロジェクト情報の連携が可能だ。
どのように管理・運用をしているのか?」という思いを抱いている経営者やプロジェクト担当者も少なくないだろう。
更に、そのプロジェクトデータを「CA PPM」に蓄積す
ることで、次なるプロジェクトの改善へとつなげてい
そこでご紹介したいのが、プロジェクト情報をシステムによって一元管理できるプロジェクト& ポートフォリオ
くこともできる。
ジメント(PPM)という手法である。過去のプロジェクトを含め、全プロジェクト情報の一元管理や現場の各プロ
能を活用。変更リスクへ、より柔軟な対応を行っていく計画だ。
この記事はキーマンズネットに掲載(2015.11.25)されたものを編集したものです。
マネ
ジェクト情報を可視化。プロジェクトごとの状況把握によって、日本企業にありがちな属人性からの脱却が図れるだけ
でなく、経営層にまで紐付けれることで、BIツールのように経営指標のデータ蓄積・分析基盤として活用できるという
大きなメリットがある。
CA Technologies
新日鉄住金ソリューションズ株式会社
プライスウォーターハウスクーパース株式会社
http://www.ca.com/jp/intellicenter/ca-ppm.aspx
http://www.nssol.nssmc.com/
http://www.pwc.com/jp/ja/advisory.html
経営層、現場、双方の課題を一気に解決できるPPM活用のポイントを導入事例とともに解説しよう。
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