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問題用紙 - 日本損害保険協会
3級 損 害 保 険 登 録 鑑 定 人 電気・機械 試 験 問 題 用紙 (2015年7月) 注 意 事 項 1.試験責任者の指示があるまで開かないで下さい。 2.解答用紙は試験問題用紙の最初の頁に入っています。試験開始の合図があったら解答 用紙があることを確認して下さい。解答用紙がない場合は直ちに申し出て下さい。 3.解答用紙には受験地、受験番号、氏名を必ず記入して下さい。また、受験番号は正確 に記入して下さい。間違った受験番号を記入すると採点できないことがあります。 4.解答はすべて解答用紙に記入し、解答用紙のみ提出して下さい(問題用紙は持ち帰っ て結構です) 。 5.解答は楷書で記入して下さい。 6.試験時間は正味50分です。 7.試験問題の内容に関する質問は、いっさい受け付けません。 8.試験時間中の私語は禁止します。 9.資料等の使用は認められませんので、筆記用具、電卓以外はすべてしまって下さい。 10.試験時間中は、携帯電話等の使用はいっさい認められません。あらかじめ電源を切っ て下さい。 11. 「受験票」および「写真が貼付されている公的本人確認書類」は机の上の見やすいとこ ろに置いて下さい。 12.問題用紙、解答用紙の印刷に乱丁・落丁があれば申し出て下さい。 一般社団法人 日本損害保険協会 3・電 【問題1】 次の1~5の記述は、電気全般について述べたものです。空欄にあてはまる最も適切な ものを下の選択肢から選び、その記号を解答用紙に記入して下さい。 1.電磁誘導による誘導起電力の大きさは( ( 2 )の法則で求められ、その向きは )の法則から判断できる。 2.抵抗の逆数は( 3 )とよばれ、単位には( 3.接地抵抗計に用いる電源は( ( 1 6 5 4 )が使用される。 )電圧を用いる。これは電極付近で生じる )を防ぐためである。 4.空気亜鉛電池はおもに( 7 )に、リチウム一次電池はおもに( 8 )に用いら れている。 5. ( 9 )メータは、電気回路を通電状態のままで電線のまわりに生じる( 10 )を はかることで電流が測定できる計測器である。 《選択肢》 ア.クーロン イ.家庭用火災警報器 ウ.ウェーバ エ.サセプタンス オ.レンツ カ.ジュール キ.交流 ク.ファラデー ケ.クランプ コ.直流 サ.コンダクタンス シ.磁気作用 ス.時計 セ.電界 ソ.補聴器 タ.分極作用 チ.LCR ツ.磁界 テ.ジーメンス ト.ポータブルオーディオプレーヤ - 1 - 3・電 【問題2】 次の1~3の記述は、屋内配線工事用自動遮断器について述べたものです。その内容が 正しいものには○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。 1.配線用遮断器は、開閉器と過電流遮断器とを兼ねており、過電流によって生じる電磁 力で接点を切り離すようになっているため、ヒューズのように交換の必要がなく、簡 単に手動で復帰できる。 2.ヒューズは、過電流遮断器の最も簡単なもので、スイッチと併用して用いられる。 3.漏電遮断器は、漏電を検知すると赤ボタンが凸になる。 【問題3】 次の1~4の記述は、電気工事業法について述べたものです。その内容が正しいものに は○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。 1.電気工事業の登録有効期限は5年である。 2.業務を行う営業所ごとに主任電気工事士を置かなければならない。 3.営業所ごとに帳簿を備え、記載の日から3年間保存しなければならない。 4.営業所ごとに絶縁抵抗計、接地抵抗計および力率計の器具を備え付けなければなら ない。 - 2 - 3・電 【問題4】 次の1~4の記述は、変圧器の構造について述べたものです。その内容が正しいものに は○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。 1.変圧器の鉄心には、銅損の少ない電磁鋼板が用いられる。 2.変圧器の巻線には、軟銅線が用いられている。 3.大容量の変圧器には、絶縁を施した平角裸銅線の巻線が用いられている。 4.柱上変圧器の二次巻線には、二次電圧調整用のタップが設けられている。 【問題5】 次の1~5の構内電気設備の配線用図記号について、それぞれが表している名称を下の 選択肢から選び、その記号を解答用紙に記入して下さい。 1 2 3 4 《選択肢》 ア.ジョイントボックス イ.シャンデリア ウ.コンデンサ エ.プルボックス オ.蓄電池 カ.接地端子 キ.接地極 ク.屋外灯 ケ.電流制限器 コ.漏電遮断器 - 3 - 5 3・電 【問題6】 次の1~3の記述は、三相誘導電動機の運転について述べたものです。その内容が正し いものには○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。 1.全電圧始動法は、3.7kW以下の小容量の誘導電動機に直接定格電圧を加えて始動する が、始動電流は定格電流の5~7倍程度となる。 2.容量 11kW程度までの三相かご形誘導電動機に用いられるY-△始動法の始動電流 1 は、定格電流の 1.5~2倍程度であるが、始動トルクは に減少する。 3 3.三相巻線形誘導電動機は整流器を通して、二次側に始動抵抗器を接続して始動する。 - 4 - 3・電 【問題7】 次の1~3の記述は、回路について述べたものです。空欄にあてはまる最も適切なもの を下の選択肢から選び、その記号を解答用紙に記入して下さい。 1.交流の電圧・電流・インピーダンスを複素数で表して交流回路の計算を行う方法は ( 1 )と呼ばれている。 《選択肢》 ア.零位法 イ.偏位法 ウ.記号法 2.交流回路にインダクタンスを接続すると、電流の位相は電圧に対して 90°遅れる。 この回路の電流を制限するものを( 2 )リアクタンス[Ω]という。 《選択肢》 ア.誘導性 イ.容量性 3.図のような回路で、回路電流Iは( 3 ウ.導電性 )[A]である。 《選択肢》 ア.1 イ.2.5 - 5 - ウ.4 3・電 【問題8】 次の1~4の記述は、機械材料とその加工性について述べたものです。その内容が正し いものを2つ選び、その番号を解答用紙に記入して下さい。 1.機械材料の硬さ試験には多種多様なものがあるが、JISに規定されているのはビッ カース硬さ試験・ブリネル硬さ試験・ロックウエル硬さ試験の3種類である。 2.一般に、アルミニウム合金の溶接性は、炭素鋼の溶接性に比べてすぐれている。 3.炭素鋼のうちSS材ともよばれる一般構造用圧延鋼材は、最低引張強さで区別されて いる。 4.サブゼロ処理は、焼入れした鋼を0℃以下に冷却し、マルテンサイト変態を終了させ る熱処理操作である。 【問題9】 次の1~4の記述は、機械材料について述べたものです。空欄にあてはまる最も適切な ものを下の選択肢から選び、その記号を解答用紙に記入して下さい。 1.次の工具用合金鋼のうち、鍛造型に用いられるのは( 1 )である。 《選択肢》 ア.炭素工具鋼 イ.合金工具鋼 2.ばね材やダイヤフラムなどに用いられる( 2 ウ.高速度工具鋼 )は、冷間加工後に熱処理を施すこ とで、弾性限度や疲れ限度が高くなる特徴がある。 《選択肢》 ア.真ちゅう 3. ( 3 イ.青銅 ウ.りん青銅 )材料は、リニアモータのような強力な磁界を必要とする装置への応用が期待 されている。 《選択肢》 ア.超伝導 イ.高透磁率 - 6 - ウ.永久磁石 3・電 4. ( 4 )は、成形ののち冷却されて固化した製品は再び熱を加えても軟化することが なく、溶媒に対しても溶解することなどがないので、廃棄されたのちの再利用が困難 である。 《選択肢》 ア.エンジニアリングプラスチック イ.熱硬化性樹脂 ウ.熱可塑性樹脂 【問題 10】 次の1~4の記述は、鋳造・溶接・塑性加工・表面処理について述べたものです。空欄 にあてはまる最も適切なものを下の選択肢から選び、その記号を解答用紙に記入して下さ い。 1.鋳造でつくった品物を鋳物と呼び、これには鉄瓶や風鈴などの伝統工芸品のほかに、 カメラボディーや( 1 )などの大量生産品がある。 《選択肢》 ア.クランクシャフト イ.アルミサッシ 2.下図は、管の継目の接合に用いられる( 2 ウ.スパナ )溶接を表したもので、これによって 作られた管を電縫管という。 《選択肢》 ア.アプセット イ.フラッシュ ウ.バットシーム 3.型鍛造に用いられる金型のうち、型の中に素材が完全に満たされるように( を設けた型を密閉型という。 《選択肢》 ア.ガッタ イ.フラッシュランド - 7 - ウ.ストリッパ 3 ) 3・電 4. ( 4 )は、表面処理にともなう素材への加熱がないので、高精度が要求される工具 や金型への窒化物や酸化物あるいは炭化物の皮膜をつくるのに利用されている。 《選択肢》 ア.イオンプレーティング イ.真空蒸着 ウ.陽極酸化処理 【問題 11 】 次の1~5の記述は、切削加工などについて述べたものです。その内容が正しいものに は○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。 1.下図は、ラッピングによって最終仕上げした製品の例である。 2.ドリルの刃先が摩耗したときは、ドレッサを用いたツルーイングによってその形状を 修正する。 3.旋盤は、ピニオンカッタやラックカッタなどの切削工具に送り運動や切込みを与え て、おもに切削加工を行う工作機械である。 4.ホブ盤は、歯形を創成して平歯車を削り出す歯切り盤である。 5.液体ホーニングは、複雑なパターンのプリント配線でも高精度に加工できるうえに能 率的なので大量生産に適している。 - 8 - 3・電 【問題 12】 次の1~4の記述は、機械要素と設計について述べたものです。アとイの記述うち、正 しいものを選び、その記号を解答用紙に記入して下さい。 1.歯車の大きさと速度比について ア.標準平歯車において、歯たけはモジュールの 2.25 倍に等しい。 イ.一組の歯車で基準円直径の比と速度伝達比は等しい。 2.圧力容器について ア.内圧、内径、引張応力が等しいとき、薄肉球の肉厚は、薄肉円筒の肉厚の半分 でよい。 イ.薄肉円筒容器の強さや板厚を求めるには、軸方向の応力だけを考えればよい。 3.偶力について ア.偶力がもつ、回転させようとする働きを偶力のモーメントといい、偶力のモー メントの大きさは回転中心の位置に関係する。 イ.偶力とは、大きさが等しく、たがいに逆向きの平行な2力をいい、合成して一 つの力にすることはできない。 4.材料の強さについて ア.フックの法則とは、比例限度以内の応力とひずみは正比例することをいう。 イ.応力―ひずみ線図では、縦軸にひずみを、横軸に公称応力を用いる。 - 9 - 3・電 【問題 13】 次の1~4の記述は、機械要素と設計について述べたものです。空欄にあてはまる最も 適切なものを下の選択肢から選び、その記号を解答用紙に記入して下さい。 1.溶接後の製品の残留応力を緩和させる方法の一つに( 1 )がある。 《選択肢》 ア.鍛造 イ.圧延 ウ.ショットピーニング 2.インボリュート歯車では、歯数が少ない場合や歯数比がひじょうに大きい場合に、一 方の歯先が相手の歯元に当たって回転ができないことがある。この現象を( 2 ) という。 《選択肢》 ア.歯の干渉 3.( 3 イ.歯の切下げ ウ.歯の接触 )ねじは、ふつうのねじに比べて摩擦がきわめて少なく、回転が滑らかなの で、自動車用ステアリングギヤなど、運動用ねじとして利用される。 《選択肢》 ア.角 4. ( 4 イ.台形 ウ.ボール )弁は、円板状の弁体を回して管路の開きを調節し、流量を調整するものであ る。 《選択肢》 ア.止め イ.バタフライ - 10 - ウ.仕切 3・電 【問題 14】 次の1~5の記述は、機械の設計について述べたものです。その内容が正しいものには ○を、誤っているものには×を、それぞれ解答用紙に記入して下さい。 1.慣性力とは、実際に物体に働く力ではなく、みかけの力で、加速度と同じ向きに働く。 2.多条ねじは、一条ねじに比べて速くしめるには便利であるがゆるみやすいので、締結 用ねじとしては不適当である。 3.骨組構造における棒状の部材を組子といい、組子を結合する部分を節点という。 4.オイラーの式による柱の座屈強さの計算では、断面が円形で同じ断面積の場合、一般 的に中空柱よりも円柱の方が強い。 5.静摩擦力は、外力が増すにつれて大きくなり、ある限界以上の外力を加えると、つり 合いは破れて物体は滑り出す。 【問題 15】 次の1~4の記述について、その内容が正しいものを2つ選び、その番号を解答用紙に 記入して下さい。 1.ウォームギアは、円筒歯車をくいちがい軸間の運動伝達に利用したときの1組の歯車 である。 2.使用される材料に許される最大の応力で、それ以内ならば変形や破壊などしないで安 全であるとして、設計の基礎に用いられる応力を許容応力という。 3.ねじの有効径は、おねじの山の幅とめねじの山の幅が等しくなるような仮想の円筒の 直径である。 4. リベット継手は、溶接継手に比べて作業工程が少なく、作業に熟練を要しないことか ら広く用いられる。 - 11 -