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新規高尿酸血症治療剤「フェブリク錠」の挑戦

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新規高尿酸血症治療剤「フェブリク錠」の挑戦
財務ハイライト
1 売上高、営業利益横ばい
2 経常利益増
3 四半期純利益減
経営実績
(億円)
当第2四半期(累計)
3,936
売上高
営業利益
経常利益
増減金額(前年同期比)
15
1
10,000
10
217
12
5,000
5
△ 48
設備投資
129
12
研究開発費
152
△ 166
△
0
当期純利益
230
有利子負債
2,880
206
自己資本
2,901
58
四半期純利益
9.33
配当金
3.00
(注)当第2四半期(累計):2011年4月1日~2011年9月30日
前年同期
:2010年4月1日~2010年9月30日
0
第2四半期
1 株当たり当期純利益
50
(円)
25
0
0
△250
△25
ROA
2008年度
2009年度
2010年度
ROE
2011年度
見通し
2.40
1.00
△50
D/Eレシオ
15
1.5
10
1.0
5
0.5
(%)
増減金額(前年同期比)
△
通期
経営指標
(円)
当第2四半期(累計)
2011年度
見通し
250
△500
※1「自己資本」=「純資産−少数株主持分−新株予約権」
1株当たり情報
2010年度
(億円)
増減金額(前期末比)
7,845
2009年度
500
(億円)
当第2四半期末
2008年度
当期純利益と 1 株当たり当期純利益
2
△ 249
財務状況
1
売上高営業利益率
207
232
※1
第2四半期
(%)
減価償却費
総資産
通期
15,000
(億円)
△ 24
FCF
売上高
△ 63
92
四半期純利益
売上高と売上高営業利益率
0
0
△5
△0.5
△10
△1.0
△15
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
見通し
△1.5
(注)ROA=「営業利益÷総資産」 ROE=「当期純利益÷自己資本」 D/Eレシオ=「有利子負債÷自己資本」
株主の皆様へ
本年度前半の日本経済は、東日本大震災により大
ぶりの黒字化を果たしました。今年度は成長軌道へ
の動きがみられます。しかしながら、震災前からの
ましたが、欧州の財政・金融問題に端を発する世界
高水準もあり、経済環境としては複合危機ともいう
半期以降の業績が伸び悩む見込みです。これに加え、
一方で世界の経済環境も、欧州のソブリンリスク
の工場が被災し、操業を停止しています。これらに
費が伸び悩み、これまで世界経済を牽引してきた中
利益、経常利益、当期純利益が、各々8,900億円、
感がみられる等、総じて厳しい状況となっています。
収・減益となる見込みです。なお、タイの洪水が帝
きなダメージを受けたものの、夏場以降着実な復興
の回帰の年として、さらなる収益向上を目指してい
課題である経済の停滞や財政悪化に加え歴史的な円
的な景気減速を受けて、化成品事業を中心に第3四
べき状況が続いています。
10月に発生したタイの洪水により一部の連結子会社
問題をはじめ、米国では雇用改善の遅れに伴って消
より、2012年3月期の通期見通しは、売上高、営業
国においても金融引き締めの影響により成長に減速
500億円、500億円、240億円と、前回見通しから減
このような状況のもと、当期間の連結決算は、売
上高が3,936億円(前年同期比1.6%減)
、営業利益
は207億円(同0.7%増)
、経常利益は217億円(同
5.7%増)、四半期純利益は92億円(同20.4%減)と
なりました。
売上高および営業利益は、前年同期比横ばいとな
りました。これは、化成品事業が震災の影響や液晶
テレビ、パソコン等のエレクトロニクス関連需要の
低迷により前年同期比減収・減益となったものの、
高機能繊維事業やポリエステル繊維事業等の販売が
堅調で増収・増益となったことによります。経常利
人グループの営業取引に与える影響については、現
時点で想定しうる範囲内で織り込んでいますが、被
災した工場や在庫にかかる損失は合理的な算定が困
難であるため、今回見通しには反映していません。
正確な被害状況が明らかになり帝人グループの業績
の変動が見込まれる際には、速やかに開示します。
このような厳しい経営環境ですが、速やかな業績
改善を図りつつ、技術革新を核にした持続的な成長
の実現に向けて全社一丸となって全力で取り組みま
すので、変わらぬご理解・ご支援のほど宜しくお願
いします。
益は、持分法投資損益の改善により増益となりまし
た。また、四半期純利益は、特別利益の減少や、税
効果調整による法人税等の増加により減益となりま
した。
2011年11月
代表取締役社長執行役員
CEO
帝人グループの業績は、ここ数年取り組んできた
事業構造改革の成果により急回復し、昨年度は3年
2
特 集
新規高尿酸血症治療剤「フェブリク錠」の挑戦
帝人ファーマ(株)は、自社開発した新規高尿酸
血症治療剤(一般名:
「フェブキソスタット」)に
ついて、今年5月17日から「フェブリク錠」と
して、国内販売を開始しました。高尿酸血症治
療剤として約40年ぶりの新薬となる「フェブリ
ク錠」は、日本のみならず世界市場で展開する
大型製品として期待しています。
国内で「フェブリク錠」販売開始
「フェブリク錠」は、帝人ファーマが自社で創製し
た、痛風および高尿酸血症治療の新薬です。この分野
において世界で約40年ぶりの新薬として大型化を期待
しており、MR(医薬情報担当者)を100名増員して
750名とするなど、同新薬に関する情報提供力と営業
力を強化しています。
近年、生活習慣などの変化により、高尿酸血症の患
者数は増加傾向にあります。高尿酸血症とは、血中の
尿酸値が1デシリットル中7.0mgを超える状態をい
います。高尿酸血症を放置すると、尿酸が結晶として
体内に沈着し、痛風や尿路結石、腎障害を引き起こし
「フェブリク錠」ここがポイント
3
ます。加えて、最近の研究では、高尿酸血症がメタボ
リックシンドローム、高血圧、糖尿病などの生活習慣
1
帝人が自社で創製した新薬
病や慢性腎臓病と合併して動脈硬化を誘発し、心筋梗
2
世界で約40年ぶりの高尿酸血症治療剤
くみられ、尿酸値を低く抑える治療の重要性が指摘さ
3
幅広い患者様に使いやすく、高い有効性
この度、日本国内で販売を開始した「フェブリク
4
大型化を目指す世界戦略製品
塞や脳卒中などのリスクとなる可能性を示す報告が多
れています。
錠」は、尿酸を体内で生成する酵素の働きを阻害する
効果があり、1日1回の服用で治療目標値まで尿酸値
を低下させることが期待できます。また、国内で初め
血中尿酸値推移と痛風関節炎発現率
(%)
50
(mg/dL)
10
40
8
血中尿酸値(mg/dL)
30
6
20
4
痛風関節炎発現率(%)
10
0
0
6
12
18
24
30
36
投与後月数
2
42
て高尿酸血症の適応を取得したことにより、高血圧症
の合併の有無に制限されず、幅広い範囲で処方が可能
です。さらに、腎機能が軽度から中等度に低下した患
者様にも用量を調節せずに服用できるなど、使いやす
い薬剤となっています。
48
54
60
0
血中尿酸値を6.0mg/dL以下
に低下・維持することにより、
痛風関節炎は消失
(フェブキソスタットの米国
に お け る5年 間 の 長 期 試 験
(FOCUS)結果より)
円の売上高を見込んでいます。ここで海外における
「フェブキソスタット」の動向を紹介します。
北米・メキシコ
米 国 で は、2009年 3 月 か ら 武 田 薬 品 工 業( 株 )の
100%子会社である武田ファーマシューティカルズ・
2014年までに世界60ヶ国で展開予定
年間売上高1,000~1,600億円を目指す
現在、世界の痛風患者は、米国で230~260万人、欧
州で240万人、中国で350万人と推定されており、全世
界では1,500万人といわれています。帝人ファーマでは、
「フェブキソスタット」を世界戦略製品と位置づけ、海
外の導出先企業と連携しながら、グローバルに販売エ
リアの拡大を推進しており、2014年までに世界約60ヶ
国での上市を目指していきます。また、ピーク時には、
導出先での売上を含め、全世界で年間1,000~1,600億
ノースアメリカ社(TPNA社)が、「Uloric」(ユロリ
ク)の販売名で販売を開始しており、カナダでも2010
年10月に販売を開始しました。また、TPNA社とは、
今年4月、メキシコ・カリブ海諸国を含めた18ヶ国に
おいても独占販売契約を締結しています。これら地域
での発売時期は2012年以降となる見通しです。
欧州・ロシア・トルコ
欧州では、導出先の仏イプセン社のサブライセンス
先である伊メナリーニ社が、2010年3月に4ヶ国で販
4
特 集
フェブキソスタットの海外展開
欧州・ロシア・トルコでの
販売名「Adenuric」(アデニュリク)
北米・
メキシコ
400〜
600億円
欧州・ロシア・トルコ
日本・アジアでの
400〜600億円
販売名「Feburic」
(フェブリク錠)
中東・北アフリカ
10〜20億円
北米・メキシコでの
販売名「Uloric」
(ユロリク)
南 米
20〜50億円
■2009年〜10年上市
米国、カナダ、欧州7ヶ国(フランス、イギ
リス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ギ
リシャ、オーストリア)
全世界市場の年間売上高
1,000〜1,600億円
■2011年〜12年上市予定
日本、韓国、EU諸国、メキシコなど約20ヶ
国。累計約30ヶ国に展開
売を開始し、それ以降、販売地域を拡大し、現在11ヶ
国において「Adenuric」
(アデニュリク)の販売名で
販売しています。今後はEU圏、ロシア以西の国々お
よびトルコで順次販売拡大を進めていきます。
中東・北アフリカ
中東・北アフリカでは、このエリアにおいて独自の
営業網を持ち、日本・米国・欧州の企業から数多くの
製品を導入し、販売実績を有するアルゴリズム社(レ
バノン)と、今年4月にレバノンやサウジアラビア、
エジプトをはじめとする中東・北アフリカの16ヶ国で
の独占販売契約を締結しました。
5
日 本
200億円
アジア
20〜80億円
(中国・台湾・韓国を含む)
■2013年〜14年上市予定
中国、ロシア、アジア、北アフリカ、中東諸
国など約30ヶ国。累計約60ヶ国に展開
アジア
日本以外のアジア地域では、導出先企業を通じての
販売の拡大を進めています。このうち韓国では、SK
ケミカル社が今年7月より販売を開始しました。また、
中国、香港、台湾では、アステラス製薬(株)の現地子
会社と販売契約を結んでおり、発売は2012年以降に
なる見込みです。さらには、アステラス製薬(株)との
間では今年8月には東南アジア6ヶ国およびインドに
おいても独占販売契約を締結しました。
業 績 概 況
第2四半期(累計)決算
通期業績見通し
売上高・営業利益 横ばい
第2四半期(累計)
決算概況
売上高
営業利益
高機能繊維・医薬医療の
堅調な成長により増収・増益
(単位:億円)
四半期純利益
3,999 3,936
売上高
8,157
205
2010.9 2011.9
営業利益
486
500
252
92
2010.9 2011.9
(単位:億円)
当期純利益
8,900
207
115
2010.9 2011.9
通期業績見通しの概況
2010
年度
2011
年度
(見通し)
2010
年度
2011
年度
(見通し)
2010
年度
240
2011
年度
(見通し)
今年度前半の日本経済は、東日本大震災により大き
化成品事業は樹脂、フィルムともに第3四半期以
事業所の直接的な被害だけでなく、サプライチェーン
ラミド繊維の堅調な需要継続、炭素繊維・複合材料
なダメージを受けました。帝人グループでも、工場・
の混乱が業績に大きな影響をもたらしました。
そのような環境下、売上高および営業利益は、前年
同期比横ばいとなりました。これは、化成品事業が震
災の影響や液晶テレビ、パソコン等のエレクトロニク
ス関連需要の低迷により前年同期比減収・減益となっ
たものの、高機能繊維事業やポリエステル繊維事業等
の販売が堅調で増収・増益となったことによります。
降の業績が伸び悩むことが見込まれていますが、ア
の収益改善により、高機能繊維事業は増収・増益と
なる見込みです。さらには、新薬の販売拡大が順調
な医薬医療事業の収益向上と、連結子会社の決算期
を3月に統一することによる影響もあり、2012年
3月期の通期業績見通しは、売上高は1割弱の増収、
営業利益は微増益となる見込みです。
四半期純利益は、特別利益の減少や、税効果調整に
よる法人税等の増加により減益となりました。
6
業 績 概 況
事業別第2四半期
(累計)
業績概況
高機能繊維
事業
売上高
営業利益
544
42億円
売上高
521
営業利益
544
42
億円
12
2010.9 2011.9
2010.9 2011.9
【アラミド繊維分野】
堅調に推移、フル生産継続
パラアラミド繊維 「トワロン」 は、自動車関連用
途・防弾用途・光ファイバーケーブル用途を中心に、
業況は堅調に推移しました。パラアラミド繊維 「テ
クノーラ」 も、国内の複合材料用途・土木関連用途
に東日本大震災による影響が一部で出ましたが、海
外の自動車関連用途等の旺盛な需要が継続しました。
メタアラミド繊維「コーネックス」についても、防
護衣料用途を中心にやはり堅調に推移し、3素材と
もフル生産を継続しています。
【炭素繊維・複合材料分野】
航空機用途は好調維持
ポリエステル
繊維事業※
売上高
営業利益
539億円
20億円
発電や土木補修関連は堅調な動きを示す一方、圧力
容器向けは欧州経済低迷の影響を受けました。アジ
ア地域においても、コンパウンド向けやスポーツ・
レジャー用途に伸び悩みがみられます。
このような状況のもと、製品価格の値戻しを着実
に実施するとともに、新興国で市場開拓に取り組み
ました。また、航空機向けを中心にドイツで熱可塑
性プリプレグ装置の稼働を開始しました。
7
営業利益
539
20
△0
2010.9 2011.9
2010.9 2011.9
※「原料・重合事業」を含む
自動車用途を中心に需要回復
東日本大震災による自動車用途を中心とする需要
低迷はあったものの、夏場以降は自動車産業の急速
な回復に伴う需要増に加え、クールビズや節電需要、
土木・建築資材等復興需要の取り込み等で好調に推
移しました。また海外生産移管によるコスト削減効
果もあり、収益構造は着実に改善しています。
化成品
事業
売上高
営業利益
炭素繊維「テナックス」では、航空機用途が引き
続き好調を維持しました。一般産業用途の内、風力
売上高
509
売上高
1,108
930億円
57億円
930
営業利益
109
57
2010.9 2011.9
2010.9 2011.9
【樹脂分野】
ポリカーボネート樹脂の需要軟調、
原料価格は高値水準
主力のポリカーボネート樹脂においては、震災に
より落ち込んだ自動車・電子電気機器向けの需要は
夏場には回復がみられましたが、世界的な景気減速
により需要は一層低下し、また原料価格が高値水準
に留まったこともあり苦戦を強いられました。
樹脂加工品では、ポリカーボネートシート、位相
差フィルムともに厳しい販売状況となりました。7
に上市した自社創製の新規高尿酸血症治療剤「フェ
逆波長分散フィルムも、新機種の携帯電話への採用
また、骨粗鬆症治療剤「ボナロン®※」も底堅く推移
月以降、ポリカーボネートシートの需要は復活し、
もあり復調に向かっています。
ブリク錠」の販売は各々順調に拡大を続けています。
しています。
※ボナロン®/Bonalon®はMerck Sharp & Dohme Corp.の登録商標です。
【フィルム分野】
PETフィルムはアジア地域で需要堅調、
米国・欧州は軟化傾向
【在宅医療分野】
日本では、FPD(フラットパネルディスプレイ)
反射板向けおよび太陽電池バックシート向けの需要
において、第2四半期(〜6月)末頃より軟化の兆
高水準のレンタル台数維持
日本では、酸素濃縮装置(HOT)は、高水準のレ
ンタル台数を維持し、睡眠時無呼吸症候群治療器
(CPAP)等も順調にレンタル台数を伸ばしています。
候がみられたものの、前期に引き続き好調を持続し
また海外では、米国・スペインおよび韓国で順調
中国では旺盛な需要が継続しましたが、現地メー
めに事業運営の効率化に取り組んでいます。
ました。
にレンタル台数を伸ばすとともに収益基盤強化のた
カーの増設ラッシュに伴って中国合弁の販売価格に
も影響が出ました。
欧米では、昨年活況を呈した太陽電池バックシー
ト向けの需要が第2四半期頃から低調となり、一部
で在庫調整のための休止を余儀なくされました。
医薬医療
事業
売上高
営業利益
680億円
119億円
売上高
665
営業利益
680
118
119
流通・リテイル
事業
売上高
営業利益
1,054
24億円
売上高
1,022
営業利益
1,054
19
億円
2010.9 2011.9
24
2010.9 2011.9
衣料繊維は生産・販売の効率化、
産業資材は市況全般の回復により堅調
衣料繊維分野では、主力のOEM事業におけるシェ
2010.9 2011.9
2010.9 2011.9
【医薬品分野】
期待の新薬「フェブリク錠」国内販売開始
2010年12月に上市した変形性膝関節症の疼痛緩和
剤「サイビスクディスポ関節注2mL」
、2011年5月
アアップと、アセアン地域での生産拡大により、販
売が伸長しました。また、生産面でのコスト削減を
推進した結果、利益率が改善しました。
産業資材分野では、東日本大震災の影響により、
期初の自動車関連資材の販売は低迷しましたが、後
半にかけて需要が急回復しました。
8
Q & A
Q
化成品の業績が低迷している背景と、
今後に向けた対策は?
樹脂分野においては、昨年度後半からの原料価格
高騰に加え、震災によるサプライチェーンの混乱で
需要が大きく減少しました。夏場には自動車生産の
回復により需要が一旦回復したものの、欧州の財政
とでやわらかくなる性質を持つ熱可塑性CFRPを1分
以内で成形する技術を確立しました。この技術によ
り、車体の軽量化に加えてコストダウンを実現でき
ます。現在、国内外の自動車メーカーと共同開発を
進めているところです。
危機等に起因する景気の減速により、液晶テレビや
Q
低迷しています。
今年度は成長軌道への回帰の年として、さらなる
パソコンなどのエレクトロニクス関連の需要が再び
フィルム分野においても、液晶テレビの販売不振
に加え、昨年度活況を呈した太陽電池向けで顧客の
在庫調整が長期化しています。
需要の回復ペースは緩やかであり、下期も苦戦す
ることが予想されますが、樹脂分野では逆波長分散
フィルムや透明導電性フィルムなどの加工商品の拡
販により収益の改善を目指します。またフィルム分
野では、成長市場である中国において生産能力の増
強を決定し、差別化品市場でのリーディングカンパ
ニーとしての地位の維持・強化を図っていきます。
今期の業績見通しは前期と比較して横ばいのよ
うだが、今後はどのように成長していくのか?
収益向上を目指していましたが、東日本大震災に加
え、歴史的な円高、欧州国家の信用リスク問題、米
国での雇用改善の遅れ等により、経営環境は総じて
厳しい状況となっています。
このような状況下においても、医薬医療事業では
新薬・既存薬とも堅調に推移しています。高機能繊
維事業も、アラミド繊維では旺盛な需要が継続して
おり、また炭素繊維も主力の航空機向けで堅調に販
売を伸ばすとともに、複合材料の自動車向けを中心
とした用途開発を着実に進めています。
今後、これら高機能素材分野とヘルスケア分野およ
Q
炭素繊維の自動車用途展開の状況は?
欧州での炭酸ガス排出規制強化も手伝って、世界
Q
こうした流れを受け、帝人グループではこれまで、
当社は、
「連結業績に連動した配当」を基本方針と
的に軽量化・省エネルギー志向が強まっています。
自動車の軽量化に向けた取り組みとして、炭素繊維
複合材料(CFRP)をレクサスLFA向けに供給してき
ました。この車では、市販車として骨格に初めて炭
素繊維が使われました。
また、帝人グループは世界で初めて熱を加えるこ
9
び新規事業を中心として持続的な成長を目指します。
2011年度の配当は?
し、併せて「財務体質の健全性や中長期の配当の継
続性」を勘案して実施することとしています。
2011年度の中間配当金は3.0円としました。期末配
当金につきましては、現在の業績見通しを前提とし
て3.0円となる見込みです。
トピックス
帝人ファーマ
(株)
帝人コードレ
(株)
(株)
ニトリと共同で
人工皮革製のランドセルを開発
最新型睡眠時無呼吸症候群治療装置
「スリープメイトS9」
のレンタル開始
帝 人 フ ァ ー マ は、最新
型睡眠時無呼吸症候群
(SAS) の 治 療 装 置「 ス
リープメイトS9」のレン
タルを開始しました。
スリープメイトS9
小 型・ 軽 量 か つ眠りを
妨げない静音設計を活かし、患者様のさらなるク
オリティ・オブ・ライフの向上に貢献するととも
に、今後のさらなるシェアアップを目指します。
2011年 4月
5月
帝人
(株)
帝人化成
(株)
シトロエン社の新型車種に
ポリカーボネート樹脂が採用
帝人化成が開発したポリカーボネート
樹脂「パンライト」がシトロエン社新型車
種のクォーター・ウィンドウに採用されま
した。
ガラスを使用した場合に比べ、成形性の
自由度が向上するのに加え、ウィンドウ重
量の約20%の軽量化が可能です。今後も、
車体の軽量化などに寄与する環境対応技術
の早期実現に努めていきます。
6月
帝人コードレは、家具・
インテリア大手のニトリと
の共同により、キズに強く
丈夫で、背当て部分が通気
性に優れた人工皮革製ラン
ドセルを開発しました。
人工皮革製ランドセル
このランドセルは、来春
入学する児童向けに、8月26日より全国のニトリ
販売店および通販サイトで販売しています。
7月
8月
9月
NI帝人商事
(株)
日本初の移動映画館に
「エアロシェルターⅡ」
が採用
NI帝 人 商 事 が 製 造・ 販
売している超軽量大型仮設
エアーテント 「エアロシェ
ルターⅡ」 が、日本初の移
動映画館の屋外テントとし
て採用されました。
この移動映画館は、東日
本大震災の被災地で上映を
開始しています。
「エアロシェルターⅡ」
移動映画館
http://www.teijin.co.jp/news/
詳しくは当社ホームページをご覧ください。
10
財 務 情 報
連結貸借対照表(要旨)
科 目
当第2四半期末
(単位:億円)
前期末
2 0 1 1 年
2 0 1 1 年
(9月30日現在
)
(3月31日現在
)
増減金額
科 目
3,694
265
1,604
1,406
442
23
3,369
286
1,561
1,055
488
21
△
325
△ 21
43
351
△ 45
△ 2
4,151
2,565
機械装置及び運搬具(純額)
1,143
その他(純額)
1,422
無形固定資産
665
投資その他の資産
920
投資有価証券
532
その他
411
貸倒引当金
△ 23
資産合計
7,845
4,246
2,597
1,213
1,383
676
974
570
423
△ 20
7,615
△ 95
△ 31
△ 70
39
△ 11
△ 53
△ 38
△ 12
△ 3
230
現金及び預金
受取手形及び売掛金
たな卸資産
その他
貸倒引当金
△
固定資産
有形固定資産
資産の推移
(単位:億円)
■ 総資産 ■ 自己資本 ● 自己資本比率
(%)
9,000
60
支払手形及び買掛金
短期借入金等
1
その他
固定負債
社債・長期借入金
その他
負債合計
株主資本
資本金
資本剰余金
利益剰余金
自己株式
その他の包括利益累計額
新株予約権
少数株主持分
純資産合計
負債純資産合計
(単位:億円)
1
40
4,000
2.0
3,000
1.5
2,000
1.0
1,000
0.5
20
3,000
0
0
2009.9 2010.3 2010.9 2011.3 2011.9
(第2四半期末) (期末) (第2四半期末) (期末) (第2四半期末)
第 144 期
第 145 期
第 146 期
※自己資本=純資産−少数株主持分−新株予約権
11
0
2009.9 2010.3 2010.9 2011.3 2011.9
(第2四半期末) (期末) (第2四半期末) (期末) (第2四半期末)
第 144 期
2,936
935
1,459
542
1,806
1,400
406
4,742
2,448
873
965
610
2,091
1,689
402
4,538
488
62
494
△ 68
△285
△288
4
203
3,137
708
1,014
1,416
1
△
△ 236
4
199
3,103
7,845
3,074
708
1,014
1,354
2
△
△ 232
4
230
3,077
7,615
62
ー
0
62
0
△ 4
△ 0
△ 32
26
230
第 145 期
第 146 期
0
需要の低迷に加え、季節要因
等により在庫が増加しました。
● D/Eレシオ
2
6,000
増減金額
〈純資産の部〉
有利子負債・自己資本の推移
■ 有利子負債 ■ 自己資本 前期末
2 0 1 1 年
2 0 1 1 年
(9月30日現在
)
(3月31日現在
)
〈負債の部〉
流動負債
〈資産の部〉
流動資産
当第2四半期末
運転資金の調達等により、短
期有利子負債が増加しました。
3
長期借入金の減少により固定
負債が減少しました。
2
3
連結損益計算書(要旨)
科 目
当第2四半期
(単位:億円)
前年同期
( 2011年4月1日〜
( 2010年4月1日〜
2011年9月30日 )
2010年9月30日 )
連 結 キャッシュ・フロー計 算 書 ( 要 旨 )
(単位:億円)
増減金額
当第2四半期
科 目
税金等調整前四半期純利益
3,936
3,999
△ 63
売上原価
2,817
2,900
△ 83
売上総利益
1,118
1,098
20
運転資本の増減額(増加:△)
912
893
18
その他
207
205
1
営業外収益
51
37
14
営業外費用
41
37
4
217
205
12
10
15
売上高
販売費及び一般管理費
営業利益
経常利益
特別利益
特別損失
△
6
29
28
1
197
192
5
法人税等
94
69
25
少数株主利益
12
8
4
四半期純利益
92
115
△ 24
税金等調整前四半期純利益
売上高の内訳
(単位:億円)
前年同期
( 2011年4月1日〜
( 2010年4月1日〜
2011年9月30日 )
2010年9月30日 )
減価償却費及びその他の償却費
△
△
△
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー
△
△
△
△
有形固定資産の取得による支出
投資有価証券の取得による支出
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
有利子負債の純増減額(減少:△)
△
△
配当金の支払額
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
△
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
現金及び現金同等物の期首残高
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
現金及び現金同等物の四半期末残高
キャッシュ・フロー
197
232
31
321
61
16
131
0
51
183
192
30
18
144
1
21
285
ー
263
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
△
192
280
10
115
136
211
116
36
24
128
8
20
25
53
5
26
230
1
256
(単位:億円)
■ 営業活動によるキャッシュ・フロー ● フリー・キャッシュ・フロー 5%
14%
その他
高機能繊維
189
27%
流通・リテイル
1,054
17%
医薬医療
680
売上高
3,936
億円
■ 投資活動によるキャッシュ・フロー
1,000
544
800
14%
600
539
400
ポリエステル繊維
200
24%
化成品
930
※「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントで
あり、ITサービス分野等を含んでいます。
0
△200
△400
2009.9
(前半)
2010.3
(後半)
第 144 期
2010.9
(前半)
2011.3
(後半)
第 145 期
2011.9
(前半)
第 146 期
12
技術にフォーカス
レフテル
明るさを確保し、日射熱を遮断するフィルム
窓に貼ることで冷暖房コストを節減
節電対策が求められる中、NI帝人商事㈱が展開し
陽の熱線を遮断して室内温度の上昇を防ぎ、冬場は
が注目を集めています。この製品は、日差しの明る
を抑えるため、照明や冷暖房コストを軽減でき、年
ている高透明熱線反射・断熱フィルム「レフテル」
さを確保しつつ、窓からの熱の流出入を約25~50%
コントロールできる窓用フィルムで、エアコンや室
内照明の使用を抑えることができるため、年間での
間での省エネルギー効果を期待することができます。
■紫外線遮断効果に加え飛散防止効果も
消費電力の節減に有効です。
モノを劣化・変質させ、皮膚がんの発生原因にも
■明るさと熱遮断を両立
ンやカーペット、家具の色あせ軽減や、店舗では商
なる紫外線をほとんど遮断することができ、カーテ
「レフテル」は、高い可視光線透過率と熱線(赤
外線)反射を実現した高機能フィルムです。この特
性により、昼間は明るさを保ちながら、夏場には太
夏
太陽からの熱線を遮断し、
室温の上昇を防ぎ、冷房コ
ストを節減できる
室外
レフテル
ZC05G
可視光
線
熱 線
%
31
熱貫流
13
暖房の熱を反射して、室内の熱が屋外に流出するの
65%
室内
冬
品の劣化や変質軽減にも役立ちます。さらに、引張
強度が高く、ガラス破損時の飛散防止効果があり、
地震や台風時の二次災害防止にも効果を発揮します。
暖房機からの熱を反射し、
戸外に逃がさず、暖房コス
トを節減できる
熱が伝わりにくい
熱貫流
衝撃実験
室内
冷房
22%
50%
熱が伝わりにくい
室外
%
78
赤外線
レフテル
ZC05G
レフテルを貼った場合
(5.0mm)
暖房
ガラスだけの場合
(5.0mm)
網入ガラスと同等以上の飛散防止性能
網入ガラスの場合
(6.8mm)
CSR活動レポート
帝人在宅医療の東日本大震災での対応
人々の生命に直結する医薬品および医療機器を取り扱う医薬医療事業は、自らが果たすべ
きCSR(企業の社会的責任)の大きさを認識しています。3月11日に発生した未曾有の大震
災直後、帝人在宅医療では患者様への対応に以下のように全力で取り組みました。
災害対応支援マップシステム「D-MAP」が活躍
地震発生直後、帝人在宅医療では、被災が想定さ
れる地域に居住する患者様の安否確認を開始しまし
た。このときに大きな役割を果たしたのが、帝人が
独自に開発した災害対応支援マップシステム
「D-MAP」です。
「D-MAP」は、災害情報を自動受
営業所から緊急手配した酸素ボンベや酸素濃縮装
置、人工呼吸器用バッテリーなどの医療機器を患者
様に届けました。また、複数の医療機関にも酸素濃
縮装置を設置し、多くの患者様に使用されました。
患者様とのホットラインを継続し
安心をサポートしたコールセンター
信して被災地の患者様を迅速に特定するシステムで
地震発生の直後、停電などの影響により被災地の
宅医療機器を使っている患者様がリストアップさ
在宅医療では、営業所で受けられない患者様からの
す。これにより、地震発生から10分後には帝人の在
れ、安否確認に要する時間が大幅に短縮されました。
営業所の電話が通じない状況になりましたが、帝人
電話が、24時間365日対応可能な「HOTコールセン
ター」に自動転送される体制を整えており、今回の
震災で大きな役割を果たしました。
酸素ボンベの手配や、緊急時の酸素ボンベの使用
方法など、さまざまな問い合わせに対応すること
で、患者様とのホットラインを途切れることなく継
続し、安心と安全をサポートしました。
D-MAP
「安心と安全」 を守る支援活動を展開
今回は地震発生から2週間余りで、約2万5,000
人の患者様のうちほぼ全員の安否確認を終えました。
患者様の安否確認を行うと同時に、全国の支店・
安否確認書
コールセンター風景
14
帝人オンラインショップ「くらし@サイエンス」
株主様限定商品割引のご案内
帝人オンラインショップ
「くらし@サイエンス」
では、
下記の期間、
株主様に限定して、
同封のリーフレットに掲載
された商品を10%割引にてご提供する商品割引サイトをオープンいたします。インターネットに加えて電話での
お申し込みも受け付けます。
お申し込みをお待ちしています。
株主様限定商品割引サイト掲載期間 2011年12月1日
(木)
~2012年2月29日
(水)
※2011年12月29日
(木)
〜2012年1月3日
(火)
の期間は、
ご注文・お問い合わ
せの電話受付を一時休止させていただきますのでご了承ください。
1
インターネットでのお申し込み
株主様限定商品割引サイトのURLに
直接アクセスする。
帝人オンラインショップ「くらし
@サイエンス」の株主様限定商
品 割 引 サ イト のURL(http://
www.kurashi-science.com/
kabunushi-yutai.html)に 直 接
アクセスしてください。
(通常サ
イトからは、株主様限定商品割
引サイトにアクセスできません。)
2
お好きな商品を選び、
「買い物かごへ入れる」
ボタンを押す。
株主様限定商品割引サイトで、
お 好 き な 商 品 を 選 び、各 商 品
ペ ー ジ の「 買 い 物 か ご へ 入 れ
る 」ボタンを押すと、商品が 買
い物かごに入ります。価格は既
に割引価格になっています。
お買い物ポイントプレゼント
(3%)
の特典
インターネットで
「くらし@サイエンス」
の会員登録をしていただ
ければ、
株主様限定商品割引とは別に、
ご購入金額
(送料、
消費税別)
の3%をポイントとしてプレゼントします。
ポイントは
「1ポイント
=1円」
として、
次回のお買い物より使用できます。
なお、
ポイントは、
商品出荷時に付与されます。
(ポイントの有効期限は
「最終購入日
から1年間」
です。
ただし、
お買い物の度に期限が延長されます。
株主
様限定商品割引期間とは関係なく通常サイトで使用できます。
)
15
3
送付先の情報入力画面へ移る。
「会員ログイン」からお進みいただくと、
10%の価格割引に加え、次回のお買い
物からご使用いただける3%のお買い
物ポイントもプレゼントします。
4
「注文内容を確定する」
ボタン
を押し、
お買い物を完了する。
最終画面で
「注文内容を確定する」
ボタ
ンを押し完了です。
続いてクレジット
カード決済の方は、
カード情報入力画
面にて決済完了までお手続きください。
電話でのお申し込み
お申し込み電話番号
(☎
(03)
3506-4475)
にお電話の上、
「商品名」
「数
量」
「お届け先の名前と住所」
「電話番号」
の順でお申し込みください。
営業時間:月~金 9:30〜12:00、
13:00〜17:00
(土・日・祝日はお休み)
・電話でのお申し込みには、
お買い物ポイントは付きませんので、
ご了承ください。
配達の時期、
お支払い方法
商品はお申し込み後、1週間前後で到着いたします。また、お支払い方
法はクレジットカード払いと代金引換がございます。
(電話によるご注文の場合は、代金引換のみになります。
)
お問い合わせ先
・お
申し込み方法・ご注文などに関するお問い合わせ
帝人株式会社 広報・IR室 担当 川上
〒100-8585 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート西館
電話
(03)
3506-4466 ファックス
(03)
3506-4150 E-mail:[email protected]
・掲載商品に関するお問い合わせ
電話:0120-396-451(月~金 9:00~17:00、土・日・祝日はお休み)
株主の皆様へお知らせ
1 中間配当金について
2011年10月28日開催の当社取締役会決議により、第146
期(2011年4月1日から2012年3月31日まで)の中間配
当金のお支払いにつきましては、下記の通りとさせてい
ただきました。
1株につき 3.0円
2. 支払対象者
2011年9月30日の最終の株主名簿
に記載又は記録された株主又は登
録株式質権者の方
効力発生日及び
配当支払開始日
「テイジン虎の巻」のご紹介
当社ホームページに、個人投資家の皆様に向けた新コ
ンテンツ「テイジン虎の巻」をオープンしました。帝人
グループを短時間でよりご理解いただけるよう、わかり
1. 中間配当金
3.
3 当社ホームページの新コンテンツ
やすくご紹介しています。
2011年12月1日(木)
2 単元未満株式(1,000株に満たない株式)の買取
請求・買増請求のご案内
単元未満株式(1,000株に満たない株式)については、
「単元未満株式の買取請求」により、当社に売却すること
ができます。また、
「単元未満株式の買増請求」により、
当社から単元株式数(1,000株)に不足する株式を買い増
して、1,000株単位にまとめることもできます。「単元未満
株式を売却したい」
、
「単元未満株式を1,000株に買い増し
たい」という株主様は、下記の口座管理機関へお申し出く
ださい。(上記取扱いに関する当社の手数料はいずれも
無料です)
(1)
証券会社等に口座をお持ちの株主様
お取引のある証券会社等(口座管理機関)へお申
し出ください。
(2)
特別口座に記録された株主様
特 別口座の口座管理機関である三菱UFJ信託
銀行株式会社 証券代行部
(電話 0120-232-711〈通話料無料〉)へお申し
出ください。
新コンテンツ
「テイジン虎の巻」
トップページ
「つまり、何の会社?」は展開している事業のご案内、
「テイジンのココがすごい!」はトップクラスのシェアを
持つ製品や、今後期待される技術やサービスなど帝人グ
ループならではの魅力や強みを、一挙にご紹介していま
す。当社ホームページ(http://www.teijin.co.jp/)に
アクセスしてご覧ください。
16
会 社 概 要 (2011年9月30日現在)
コーポレート・データ
社
取締役及び監査役
役 名
名 帝人株式会社
(最高経営責任者)
代表取締役社長執行役員 大八木 成 男 CEO
立 1918年(大正7年)6月17日
資 本 金 70,816百万円
本
社 大阪本社 〒541−8587
大阪市中央区南本町一丁目6番7号
(帝人ビル)
TEL:(06)6268−2132(代表)
東京本社 〒100-8585
東京都千代田区霞が関三丁目2番1号
(霞が関コモンゲート西館)
TEL:(03)3506-4529(代表)
従業員数 17,680名 (2011年3月末対比 +138名)
会 社 数
国内 海外 計
親会社・連結子会社 39 37 76
持分法適用会社ほか 30 41 71
計 69 78 147
アドバイザリー・ボード・メンバー
氏 名
長
島
役職または経歴
徹
元デュポン社 上席副社長
レオン・ブリタン卿
UBSインベストメントバンク 副会長
兼 UBSリミテッド会長
鈴
木
雄
株式会社商船三井 相談役
澤
部
肇
TDK株式会社 取締役取締役会議長
飯 村 豊
大 八 木 成 男
17
当社 取締役会長
ジョン・W.ハイムズ
邦
担当または主な職業
取 締 役 会 長 長 島 徹
英 文 名 TEIJIN LIMITED
創
氏 名
日本国政府代表
(中東地域及び欧州地域関連)
当社 代表取締役社長執行役員 CEO
代表取締役副社長執行役員
森 田 順 二 CMO(グループマーケティング責任者)
取締役専務執行役員
西 川 修
代表取締役専務執行役員
亀 井 範 雄 炭素繊維・複合材料事業グループ長
CIO
(グループ情報責任者)
CSRO
(グループCSR責任者)
(グループ技術責任者)
取締役常務執行役員 谷田部 俊 明 CTO
取締役常務執行役員 福 田 善 夫 経営企画部門長
独 立 社 外 取 締 役 鈴 木 邦 雄 株式会社商船三井 相談役
独 立 社 外 取 締 役 澤 部 肇 TDK株式会社 取締役取締役会議長
独 立 社 外 取 締 役 飯 村 豊 日本国政府代表(中東地域及び欧州地域関連)
常 勤 監 査 役 佐 野 喜八郎
常 勤 監 査 役 天 野 篤 男
独 立 社 外 監 査 役 林 良 造 東京大学 公共政策大学院 特任教授 独 立 社 外 監 査 役 守 屋 俊 晴 法政大学 会計大学院 教授
独 立 社 外 監 査 役 林 紀 子 はやし法律事務所 代表 弁護士
帝人グループ 事業グループ長
担
当
事
業
アラミド繊維事業
グ ル ー プ
炭素繊維・複合材
料事業グループ
ポリエステル繊維
事 業 グ ル ー プ
樹 脂 事 業
グ ル ー プ
フ ィ ル ム 事 業
グ ル ー プ
医 薬 医 療 事 業
グ ル ー プ
流通・製品事業
グ ル ー プ
IT事業グループ
新事業開発グループ
役 名
氏 名
帝 人 グ ル ー プ
専 務 執 行 役 員
アイソ・W.A.アルバータ・
フォン・エッケンシュタイン
帝人㈱代表取締役
専 務 執 行 役 員
帝 人 グ ル ー プ
常 務 執 行 役 員
帝 人 グ ル ー プ
専 務 執 行 役 員
帝 人 グ ル ー プ
専 務 執 行 役 員
帝 人 グ ル ー プ
専 務 執 行 役 員
帝 人 グ ル ー プ
執
行
役
員
帝 人 グ ル ー プ
執
行
役
員
帝 人 グ ル ー プ
常 務 執 行 役 員
亀
井
範
雄
福
島
敏
秀
酒
井
和
幸
高
橋
卓
荒
尾
健 太 郎
竹
中
哲
嗣
山
本
員
裕
久
保
健
二
株 式 状 況 (2011年9月30日現在)
大株主の状況(上位10名)
株式数及び株主数
発行可能株式総数
発行済株式総数
株
主
数
3,000,000,000株
984,758,665株
121,808名
株価月足
500
(円)
SSBT OD05 OMNIBUS
ACCOUNT-TREATY CLIENTS
帝人従業員持株会
200
ステート
トラスト
ステート
トラスト
100
0
10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9
09
10
11
出来高
250,000
配当利回り
5.0
(%)
(千株)
200,000
4.0
150,000
3.0
100,000
2.0
50,000
1.0
0
0.0
10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9
09
10
11
1株当たり配当金の推移
(円)
中間
期末
6.5 6.5 6.5 6.5 6.5
4
5.0
6.0
(見通し)
2.0
2000 01
02
03
04
05
06
バンク アンド
505223
バンク アンド
505104
49,547,000
5.03
44,033,509
29,575,000
4.47
3.00
26,586,000
2.70
20,694,935
2.10
19,459,200
1.97
18,292,931
1.85
14,854,470
1.50
13,698,025
1.39
(注1)持株比率は、自己株式(417,480株)を控除して計算しています。
(注2)
「信託口」
:信託銀行等の金融機関が、
契約者との信託契約に基づいて管理
をしている口座で金融機関の自己勘定とは区別して管理されています。
株式分布状況
その他の法人
(755名)4.2%
金融商品取引業者
(104名)
2.6%
外国法人等
(450名)
24.7%
所有者別
金融機関
(121名)
37.5%
個人・その他
(120,378名)31.0%
0%
8.0
7.5
ストリート
カンパニー
ストリート
カンパニー
%
6.62
株式分布推移
10.0
5.0
0
全国共済農業協同組合連合会
(株)三菱東京UFJ銀行
300
8
日本生命保険
(相)
日本トラスティ・サービス信託銀行(株)
(信託口9)
400
65,197,000
株
日本マスタートラスト信託銀行(株)
(信託口)
日本トラスティ・サービス信託銀行(株)
(信託口)
株価及び出来高推移
12
当社への出資状況
持株数
持株比率
株主名
07
08
09
10
11(年度)
2001年3月末
2004年3月末
2007年3月末
2010年3月末
2011年3月末
2011年9月末
50%
金融機関
100%
個人・その他
外国法人等
その他の法人
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ニュースメールのお申し込みは、当社ホームページ
http://www.teijin.co.jp/にアクセスしていただき、
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株主メモ
●事業年度
4月1日から翌年3月31日まで
●基準日
定時株主総会・期末配当金
3月31日
中間配当金
9月30日
●株主名簿管理人
三菱UFJ信託銀行株式会社
●同事務取扱場所
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
●定時株主総会
6月
(特別口座の口座管理機関) 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
●特別口座に記録された株式についてのお手続き用紙のご請求は、次の
三菱UFJ信託銀行の電話及びインターネットでも24時間承っております。
電話(通話料無料)0120−244−479
インターネットホームページ
http://www.tr.mufg.jp/daikou/
●単 元 株 式 数 1,000株
●公 告 の 方 法 電子公告の方法により行います。
ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子
公告をすることができない場合は、日本経済新聞に
<書類送付先及びお問い合わせ先>
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
〒137−8081
東京都江東区東砂七丁目10番11号
電話(通話料無料)0120−232−711
掲載いたします。
(当社のホームページ
http://www.teijin.co.jp/japanese/ir/ir21.htmlに掲載しています。
)
●上場証券取引所 東京証券取引所及び大阪証券取引所
(ご注意)
1.住所変更、単元未満株式の買取・買増請求、その他各種お手続きに
ついて
株主様が口座を開設されている証券会社等にお申し出ください。
なお、証券会社等に口座がないため特別口座が開設されました株主様
は、三菱UFJ信託銀行が口座管理機関となっておりますので、上記三
菱UFJ信託銀行 証券代行部にお申し出ください。なお、同銀行全国各
支店にてもお取次ぎいたします。
2.
「配当金計算書」について
同封の「配当金計算書」は、租税特別措置法の規定に基づき作成する
「支払通知書」を兼ねております。配当金をお受取りになった後の配
当金額のご確認や確定申告の資料としてご利用いただけます。
なお、配当金を証券口座でお受取り(株式数比例配分方式)の株主様
は、お取引のある証券会社へご確認ください。
3.未払配当金の支払いについて
株主名簿管理人である三菱UFJ信託銀行本支店にお申し出ください。
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商標です。また、その他の商品の名称、サービス名称等は各社の商標もしくは登録商標です。
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帝人株式会社 広報・IR室 〒100-8585東京都千代田区霞が関3-2-1
霞が関コモンゲート西館
連絡先【東 京】TEL:
(03)
3506-4407 FAX:
(03)
3506-4150
【大 阪】TEL:
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