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本納小学校だより No.10 平成27年2月2日発行 早いもので,今年も1ヶ月が過ぎました。体育館の工事の関係で狭かったグラウンドも元通り になり,グラウンドいっぱいに遊ぶ子どもたちの姿を見ると,子どもにとって,思いっきり遊ぶ ことは必要であることを改めて感じます。工事中だった体育館も完成し,真新しい体育館には, 子どもたちの声が響いています。2月7日には,北陵高校のダンス部の皆さんをお招きして,体 育館落成を祝っての集会を行う予定です。 本納小では,12月に流行したインフルエンザですが,このところ沈静化しています。例年, 1月下旬から2月くらいが流行のピークとなります。市内全体では,1月30日現在,感染者数 89名,学級閉鎖1ということです。減少してきていますが,感染には十分ご注意ください。 先頃,中央教育審議会で大学入試の改革に関する答申が出されました。現在行われているセン ター試験を廃止して,新たな入試制度に移行するものです。答申では,2020年度の実施から 変更ということです。制度上の問題だけでなく,その内容も思考力や判断力を問う問題が出題さ れるようになるというのが大きな改革です。もし,答申の内容がそのまま実現されるとすると, 現在の6年生からは新しい大学入試制度に移行することとなります。「大学入試は,直接関係な いから」ということではありません。当然,高等学校の学習内容にも影響があります。さらに, 中学校,小学校にもその影響が出てくることは十分考えられます。具体的には,少し長めの文章 を読んでその要旨をまとめたりする力,表やグラフからどんなことが分かるかを読み取る力,問 題点を見つけてそれを解決したり自分の言葉で表現する力などが必要になってきます。現在の入 学試験の多くは,インプットしたものをいかにきちんとアウトプットするかということが主流で すが,インプットしたものをそのまま出すのではなく,状況を自分で判断して,学んだ知識をど う使うかを考えることが求められてきます。毎年,6年生が4月に実施している「全国学力・学 習状況調査」では,「B問題」として,これに類する問題が出題されていますが,「じっくり考え る」ということは,子どもたちはまだまだ苦手のようです。分からないからとすぐにあきらめて しまう子どもも多いのが現状です。どんなふうに考えたら解決に近づくか,習ったことを何とか 使えないか,今までに似たようなことを勉強していないかなど,粘り強く問題に取り組む子ども にしていきたいと思います。読書などを通して読みとる力もつけなければならないと考えていま す。ご家庭でも,集中できる環境づくりを心がけたり,「もう少し頑張ってみたら」「こう考えて みたらどう?」など,あきらめずに取り組むことができるよう,お声がけをお願いいたします。 み の 案 草 体育館が完成しました! 5月から工事に入っていた体育館が,ようやく完成しました。子どもたちには,体育館が使え ずに不便な思いをさせてしまいましたが,これからは,雨が降っても体育館で体育ができます。 先日の授業参観のご案内にも掲載いたしましたが,この体育館の完成を記念して,2月7日(土) の授業参観の日の午前中に集会を開きます。内容は,マルチコプターによる本納小学校の空撮映 像の上映,北陵高校ダンス部と吹奏楽部による公演,児童の決意表明などです。また,この中で 「第1回本小チャレンジ」を行います。参観をしていただくことは可能ですが,会場の都合上, 保護者席は準備できませんのでご了承ください。 校内縄跳び大会がんばりました! 12月から各学級で練習を重ねてきましたが,1月30 日(金)に,校内縄跳び大会が実施されました。 当日は,あいにくの雨と寒い天候でしたが,完成したば かりの真新しい体育館で実施することができました。 大会の結果は, <低学年> 団体 優 勝:2年Aチーム(98回) (長縄跳び)準優勝:1年Aチーム(63回) 第3位:2年Bチーム(31回) <中学年> <高学年> 団体 A優勝:4年(281回) 短縄跳びの部 優 勝:6年1組 (長縄跳び)B優勝:4年(245回) 長縄跳びの部 A優勝:6年1組 C優勝:4年(130回) B優勝:5年2組 縄跳びは手軽にできる運動です。体力向上のために取り組んできましたが,今後も自主的に縄 跳びを続けてほしいと思います み 教材費の集金方法変更のお願い の 現在,給食費は口座引き落とし,教材費につきましては集金でお願いをしているところですが, 現金集金のご負担や安全面を考慮し,来年度から教材費も給食費同様に口座引き落ととさせてい ただきます。4月のPTA総会の折に改めてご説明をさせていただきますが,現在の引き落とし の金額が変わるだけですので,保護者の皆様に新たな手続きをしていただく必要はありません。 何卒,ご理解を願いいたします。 草 案 「3方1両損」という落語をご存じでしょうか。名奉行の大岡越前のお裁きの話です。 ある日,左官屋さんが,書き付けと印形と3両の入った財布を拾いました。その左官屋 さんは印形から落とし主は大工とわかったので,大工の所に届けに行きます。ところが大 工は,書き付けと印形はもらうが,落としたお金はもう自分のものでないから持って帰れ と言って受け取りません。左官屋さんも強情で,そんなお金が欲しくて届けたのでないと, 受け取りません。取りあえず大工のところの大家さんが仲裁に入って,その場は仕方なく 左官屋はそのまま3両を持って帰りました。今度は,左官屋が自分のところの大家に一部 始終を話したら,その大家さんは怒って奉行所に訴え出て,白州で白黒をつけることにな りました。 白州では,両人は各々が言い分を述べてお金はいらないと譲りません。そこで大岡越前 の裁きがあるわけです。越前守は,自らが1両出して「2両ずつを両人に褒美としてつか わす。2人とも3両懐に入るところを2両となったのだから1両の損。奉行も1両出した のだから1両の損。これ呼んで3方1両損なり」と裁きをした。 という話です。 これを子どもたちに置き換えてみると,小学生という発達段階では,逆に双方が自分の ものだと主張すると思います。子どもたちの間にはこのようなトラブルが多く起こってい ます。自分の主張だけをするので,解決に向けての合意はできません。少しだけ譲り合う 気持ちを持つこと,そして,お互いに相手のことを考えられるようになって欲しいと思い ます。友だち同士のトラブルをはやし立てて喜ぶのではなく,第三者として,仲裁ができ るようになって欲しいと思います。