...

環境経済部 [PDFファイル/285KB]

by user

on
Category: Documents
20

views

Report

Comments

Transcript

環境経済部 [PDFファイル/285KB]
平成28年度
作成者
■
環境経済部長
将来都市像
駒崎
環境経済部
方針書
稔
平成28年4月19日
作成日
■
みんなでつくろう 水と緑を活かした 幸せを実感できるまち とだ
■
部 の 役 割
■
国では、環境問題や超高齢社会への対応など様々な社会的課題を解決する人間中心の新たな価値の創造を目指す「環境未来
都市」構想を進めている。これは人と自然が共生する持続可能都市、そして、活力ある自立都市を目標とする本市の目指す方
向と一致している。この環境未来都市構想を踏まえ、環境経済部は将来都市像にあるまちを目指し、環境と経済の融合を図り
ながら、将来にわたって住みたい、住み続けたいまちとして選ばれるような、豊かな自然と人が調和する快適なまち、活力と
賑わいのあるまちづくりを推進する役割を担っている。
■ 部をとりまく環境と問題点 ■
東日本大震災をきっかけとし、改めて自然への畏怖を痛感し、人間はあくまでも自然・生態系の一部であり、大きな環境の
中の一員であることを自覚させられたところである。そして、日本人の暮らしのあり方や生活、社会構造を見直し、
「持続可能
な社会」を創っていくことが求められている。特に、これまでの豊かな生活は、電気やエネルギーの過剰使用によって支えら
れていたと言ってもよく、化石燃料や原発に依存する社会経済構造の在り方を根本的に改め、その解決策を見出していく必要
がある。このような状況を背景として、「環境経済部」の課題・問題点については、以下のとおりである。
(1)低炭素型まちづくりの実現→省エネ行動でライフスタイル・ビジネススタイルの転換、再生可能エネルギーの普及・活用、
地球温暖化対策等
(2)緑の保全による快適性の確保→緑の質・量による一層の向上、市民ニーズに適合した公園づくり等
(3)環境負荷が少なく、安全・安心な暮らしのできるまちの形成→ごみの減量化、リサイクルの輪でつながる循環型社会の形
成、健康・生命が守られ安心して暮らせる環境の保全等
(4)地域資源を生かした都市型地域産業の構築→新技術・新商品開発支援、起業支援、戸田ブランド優良推奨品の推進、成
長産業誘致、女性活躍応援等
■ 平成28年度
部の経営方針(人員・予算の方向性) ■
(1)多様化・高度化する市民ニーズに的確な対応が図れるよう、常に市民の視点に立った事業実施に努める。
(2)施策・事業を推進するに当たって、事務事業の重要度・緊急度と効率性に配慮した事業選択と優先順位を明確にし、財源
の確保、コスト縮減に努める。さらに、事業実施段階における創意工夫により事業を磨き上げ、各施策の実効性を高める。
(3)機構改革による新たな組織のもと少数精鋭の職員による実施体制を確立し、職員の育成・能力開発に努めるとともに、部
内の連携・協力体制により共に職務を遂行する仲間との一体感を醸成し、チーム力を十分に発揮できる組織運営を目指す。
(4)事務事業を計画・実施するに当たっては、主に次のとおり執行する。
○水と緑のネットワーク推進事業の一環として緑の外環道事業を実施することや、戸田ヶ原自然再生事業、各種緑化補助制
度等を推進し、安らぎと潤いのある緑地空間を創造していく。
○改訂した地球温暖化対策実行計画に基づく事業の推進、新エネルギー導入や省エネルギー化促進、エコライフやクールシ
ェアの普及、環境マネジメントシステムによる環境負荷の低減、低炭素社会の推進等で、快適な暮らしの実現を目指す。
○公害対策の推進、ごみの減量化、再資源化の推進による循環型社会の実現を図るとともに、喫煙制限指定区域内の巡回等
による重点的な啓発活動や地域猫活動団体への支援等による環境衛生対策の充実を図る。
○市民ニーズを的確に把握し、魅力ある公園や緑地・緑道の整備を促進し、市民に身近な憩いの空間を整える。また、荒川
水循環センター上部公園の3期整備をはじめとした公園施設の整備・改修を進めるとともに、環境に配慮し実施していく。
○国の交付金を活用した女性再就職応援事業をはじめ、
起業支援センター内のシェアードオフィス新設による女性起業家等へ
の支援、新産業創出への支援や優良企業の誘致、金融・融資相談等による中小企業の経営基盤安定への支援等を進める。
○商業の活性化、空き店舗等の活用、観光情報館トビックを中心とした観光情報の提供や物産等の販売促進、フィルムコミ
ッション事業の推進、また雇用の促進と労働環境の整備等を進める。
平成28年度
施策
番号
施
策
名
環境経済部が中心となる施策の方針
目 的
平成28年度における
主な取り組みの方針
関 係 部 局
「水と緑のネットワーク形成
プロジェクト」を関係団体と連
携し、推進します。平成28年
度は外環道側道の壁面緑化等を
行う「緑の外環道事業」に着手
します。
戸田ヶ原自然再生事業につい
花や緑に囲まれながら、安ら ては、実施計画追補版に基づき、
38
潤いのある緑地
ぎと潤いのある生活が送れる 引き続き市民や関係団体と共に
空間の創造
ような緑地空間を創造します。 サクラソウの育成や野生動植物
の再生に取り組むほか、自然再
生キャラクター「とだみちゃん」
を活用した啓発を展開します。
市内の緑化推進については、
各種補助制度を活用し、行政・
市民・企業の参加による緑化の
取り組みを推進します。
緑と潤いのある連続した緑地
市民が緑と潤いのある環境 の配置を実現するため、戸田華
の中で生活できるよう、地域の かいどう21計画に基づき、関
39
緑地・緑道の整 植生を活かした公園の緑地・緑 係機関と協議連携を図りながら
道などの空間を整備し、身近な 環境空間の有効活用による緑
備促進
場所で、市民の誰もが気軽に集 地・緑道の整備促進に取り組み
い、憩える場所を整えます。
ます。
(仮称)荒川水循環センター
上部公園の 3 期整備を実施しま
市民にとって身近な憩いの す。
場である公園について、地域の
40
誰もが安心して集うことので
魅力ある公園づ
景観や特色を活かし、市民の誰 きる公園づくりへの取り組みと
くり
もが安心して集うことのでき して、公園施設整備・改修事業
る魅力ある公園をつくります。 を実施します。平成 28 年度は下
前公園の改修工事をおこないま
す。
環境基本計画及び地球温暖化
対策実行計画に定められた基本
環境に配慮したまちづくり 理念を踏まえ、環境マネジメン
42
環境マネジメ
の仕組みを構築することで、市 トシステムを効果的に活用し、
ントシステムの
民及び事業者が、高い環境意識 継続的な環境保全活動に向け、
推進
を持てるようにしていきます。 全庁挙げて環境に配慮した事務
や事業を推進します。
また、新たな国際規格に沿っ
都市整備部
た本市のシステム改正に向けた
取組を進めます。
事業者に対しては、同システ
ムの導入推進を図ります。
公害のない、安心して暮らせ
るまちづくりを行うため、市内
各所における大気等の現状を把
握するとともに、市民・企業に
現状の基準との比較を公表し、
適切な発生源対策を講じること
大気や水質などの環境汚染 によって、公害防止を図ります。
の発生や深刻化を防ぐことに
43
公害対策の推進
更に、モニタリングポストに
より、市民が快適に暮らせるよ よる空間放射線量の計測結果等
う、静かな環境ときれいな空 (及び土壌中の放射性物質の計
気、澄んだ水が流れる住みよい 測結果)を公表していくことで、
まちの実現を目指します。
市 民の 不安 感の 解消 を図 りま
す。
また、河川水質改善のため、
浄化槽法に基づく法定検査の受
検率向上に向け、市長名での個
別通知等による周知を引き続き
実施していきます。
温暖化対策については、改訂
した地球温暖化対策実行計画に
基づき、市域の温室効果ガスの
削減に一層努めるとともに、環
環境負荷の少ない新エネル
ギーの導入や省エネルギー化
44
温暖化対策
の促進、エコライフの普及によ
る低炭素社会を推進し、市民の
快適な暮らしの実現を目指し
ます。
境に配慮した持続可能な社会づ
くりに取り組みます。
また、クールシェア事業を始
めとした、市民や事業者の意識
啓発等に取り組みます。
市民や事業者による温暖化対
策の支援として、環境配慮型シ
ステム等設置費補助制度を実施
するとともに、町会会館への太
陽光発電システムの設置に取り
組みます。
家庭生ごみの減量化や循環型
社会の構築に向けて、ごみの再
「ゼロ・廃棄物」を目指すと 資源化やリサイクルフラワーセ
ともに、市民にとって潤いと安 ンターによる生ごみリサイクル
45
ごみの減量と
らぎのある環境を次世代に引 を引き続き推進します。
循環型社会の構
き継いでいくための持続可能
また、家庭系生ごみリサイク
築
な循環型社会の実現を目指し ル業務により回収した生ごみの
ます。
一部を使用してペレット化を実
施し、更なる生ごみリサイクル
を進めてまいります。
都市整備部
更に、高齢者・障がい者の雇
用促進の場として、環境と福祉
の融合を推進します。
また、建設資材について、引
き続き建設リサイクル法の届け
出に基づく指導・助言を行いま
す。
「戸田市ポイ捨て等及び歩行
喫煙をなくす条例」の啓発の強
化や、喫煙制限区域の巡回啓発
業務の実施等により、きれいな
街の実現へ向け更なる取り組み
を進めます。
ごみのない、きれいなまち並
46
また、不法投棄防止対策とし
環境衛生対策の みを維持し、市民の快適で衛生 て、新たに深夜及び早朝の時間
的な暮らしの実現を目指しま 帯に監視パトロールを実施し、
充実
す。
不法投棄の防止や資源物の持ち
去り対策を強化します。
更に、野良猫による地域環境
への影響を低減させるため、県
の地域猫活動推進事業費補助金
を活用し、引き続き地域猫活動
団体を支援します。
中小企業者が自らの付加価値
を高める新技術や新商品の研究
開発を支援すると共に、展示会
戸田市の産業を支える事業 への出展や事業所の“見える化”
者が、競争力を高める新しい技 など、企業のPR活動を支援し
術開発や商品を独自に、または ます。
連携により開発することへの
また、産業立地推進事業によ
支援を行い、事業の継続的発展 り、工場の新設・増設等におけ
66
新たな産業の
を目指します。
創出支援
る補助を継続し、優良企業の誘
また、市内における新たな立 致を図ると共に、既存企業の転
地や事業拡大のための設備投 出防止や市民の雇用機会を創出
資等を支援することで、地域に します。
根差した産業の発展を目指し
ます。
起業支援センターでは、4月
よりシェアードオフィスの運営
を開始し、幅広い起業希望者に
利用いただけるよう積極的に周
知を図ってまいります。
求職者向けの講座やセミナ
女性就労を支援するため、国の
ーを充実させるとともに、市庁 交付金を活用した女性再就職応
舎内の「戸田市ふるさとハロー 援事業により企業誘致を図るほ
67
労働環境の整備 ワーク(川口公共職業安定所附 か、事業者に対して、女性の雇
属施設)」による失業者・求職 用に関する国や県の補助制度等
者の職業相談と、ここを拠点と の紹介や、女性の就労に対する
したワンストップサービスの 企業訪問調査を実施します。
充実を図り、市民の就職率の向
また、就職に必要なビジネス知
上と失業中の生活の安定を目 識や面接技術等を身につける就
指します。
職支援セミナーを毎月開催する
と共に、求職者や親を対象とし
た就職支援相談を毎週実施しま
す。特に毎月最終木曜日は、観
光情報館トビックにおいて夜間
相談を実施し、利用しやすい環
境の整備を進めます。
中小企業のニーズにあった制
市内経済を支える製造業(工
業)を中心とする中小企業の経
68
度融資を実施すると共に、中小
企業信用保険法に基づく認定を
迅速に行い、企業の円滑な資金
中小企業の経営 営の安定を図るとともに、活発
繰りを支援します。
な経済活動を行えるよう経営
基盤の支援
基盤の整備・強化を支援しま
す。
また、戸田市商工会が実施す
る金融・経営相談や融資相談を
活用して経営改善を行い、自立
した事業者の育成に努めます。
新たに「メールマガジン配信
システム」を構築し、国や県、
市の情報を積極的に発信するほ
か、アンケート機能を活用して
魅力ある店舗づくり等を支
69
地域産業の支援
援し、集客力の向上を図り、地
域商業を含めた戸田市の産業
全般の振興を推進します。
行政と事業者の結びつきを深め
てまいります。
また、特徴ある商品開発に取
り組む事業者を支援する優良推
奨品認定事業を引き続き実施す
るほか、地域の名産品を創出す
るため、商工会と連携し創出事
業を実施します。
戸田橋花火大会を始めとする
多くのイベント情報を積極的に
市内に存在している観光資 市内外へ発信すると共に、フィ
源をはじめとした地域資源を ルムコミッション事業による映
活用した取り組みにより、まち 画等の撮影場所の誘致を通じ、
の賑わいを創出します。
70
戸田市の認知度を高めていきま
地域資源を活か
また、戸田市の魅力と個性を す。
したシティセー
活かした良好な都市イメージ
また、観光情報館トビックを
ルス
を構築し、それを市内外に発信 中心として、市内事業者や姉妹
することで交流の場を創出す 都市等による物産等の販売促進
るとともに、戸田市の認知度を 事業を支援することにより、地
高め、まちづくりに必要な活力 域商業の振興とシティセールス
を呼び込みます。
の展開を図ります。
さらに、市制施行50周年を
記念して発行した「るるぶ特別
政策秘書室
編集
戸田」を市内外に配布し、
広く本市の魅力をPRしてまい
ります。
土に親しむ広場の景観を保全
都市部における市民の農業 し、利用者に快適な環境を提供
理解のため、市民相互のふれあ します。
71
また、姉妹都市での植付け収
都市型農業の振 いや憩いの場としての市民農
園を拡充し、また、農業に関す 穫体験を実施するとともに、戸
興
る行事を充実させ、農業の振興 田収穫祭等の機会を活用して、
を図ります。
農業への理解を深め、食育につ
なげていきます。
平成28年度
主要事務事業の環境配慮指針
主要事務事業名
環
境
配
慮
指
針
○ 各種緑化補助制度やとだグリーンウェイブ活動を中心とする苗木の提供によ
緑化普及啓発事業
り、緑化の普及啓発と緑地の保全を図り、緑あふれる住み良いまちづくりを目
指します。
○ 戸田ヶ原自然再生事業を推進し、過去に失われた地域固有の希少な動植物の再
生や保全など、自然環境の再生を目指します。
・自然再生エリア1号地のモニタリングや戸田ヶ原自然再生連絡会議を開催する
ほか、新たな自然再生地での取り組みを進めます。また、市民や企業など多様な
主体との協働によりサクラソウやトダスゲなどの増殖や外来植物の駆除、イベン
水と緑のネットワー
ク推進事業
トなどを実施していきます。
○ 河川、道路、公園、公共施設、民有地等の事業の連携により、広域的な水と緑
のネットワーク形成を推進します。
・市街地における水と緑のネットワーク形成を推進するため、「水と緑のネットワ
ーク形成プロジェクト(戸田市地区)行動計画」を基に、関係機関や庁内部局と
連携しながら市民・企業へ周知し、協働による事業展開を目指します。
○ (仮称)荒川水循環センター上部公園 3 期整備工事について、環境に配慮した整備
を図ります。
公園施設整備事業
○ 下前公園改修工事について、環境に配慮した整備を図ります。
公園施設整備・改修事業について、環境に配慮した整備を図ります。
○
戸田市地球温暖化対策実行計画の推進、特定事業者の地球温暖化対策計画書制
度、特定建築物環境配慮制度の運用や環境配慮設備等への補助制度などによ
温暖化対策推進事業
り、市域から排出される温室効果ガスの排出量の削減に努めます。
○
蕨戸田衛生センターが運営するリサイクルフラワーセンターと連携し、家庭系生
ごみと花苗交換事業を推進し、回収した家庭の生ごみから堆肥を作り、その堆肥
で育てた花苗を市民に還元します。更に、その生ごみ堆肥を姉妹都市の美里町に
リサイクル推進事業
提供し、地元農家で育ててもらった作物を、市内の学校給食や産直等に使用する
ことで市民に還元します。これら2つの取組みが、それぞれ循環型社会の形成の
一助となるとともに、環境に負荷をかけないごみの減量化を促進していきます。
○ 「戸田市ポイ捨て等及び歩行喫煙をなくす条例」に基づき、市民と企業との協働に
よる環境美化の推進とマナー向上を図り、ごみのないきれいで愛されるまちを創っ
ていきます。また、喫煙制限区域の啓発員による巡回を行い、喫煙マナーの更なる
環境衛生事務費事業
向上を目指します。
更に、野良猫の増加による地域環境への影響を低減するため、県の地域猫活動推進
事業費補助金を活用し、地域猫活動を実施する団体を支援します。
○ 商店街の街路灯を維持管理している団体に対し、街路灯のLED化を推進し、電気
料をはじめ維持管理に要する経費負担の低減を図ると共に、環境への配慮を促しま
商業振興事業
す。
○
工業振興事業
企業の環境への取り組みへの支援策として、公害防止対策設備を導入する企業
に補助金を交付すると共に、企業のISO認証取得を支援することにより、本
市産業の基盤の質を高めます。
○ 市民(勤労者)が市内に居住するための住宅の購入、新築及び増改築又は補修のた
めの資金用途のうち、スマートハウス化に向けた設備等を設置するための融資を利
労働対策事業
用する際に、日本労働者信用基金協会へ一括で支払う保証料の額を補助します。
Fly UP