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外食業向けクラウドサービス
「Neosarf/FoodService」導入事例
株式会社ダスキン 様
ショップ運営力(Q.S.C.)向上を支援するクラウドの活用で
業務負荷の半減によるショップの運営品質向上を実現
若者を中心に幅広い年齢層の顧客に親しまれているドーナツチェーン「ミスタードーナツ」をフランチャイズ展開するダスキン様。同社では、エリア
マネジャーによるショップの運営状況チェック評価と、その結果に基づく改善指導の活動を支援するため、NECの外食業向けクラウドサービス
「NeoSarf/FoodService」を導入しました。これにより、評価・指導業務の効率化や標準化が実現されるとともに、担当者の負荷を軽減。そのこと
で、本部とショップ関係者、エリアマネジャー間の情報共有スピードが増したことで、ショップの運営品質の向上につなげていこうとしています。
課題と成果
株式会社ダスキン
ミスタードーナツ事業本部
企画部 情報システム室
室長
多田野 保
氏
株式会社ダスキン
ミスタードーナツ事業本部
企画部 情報システム室
副参事
松重 泰子
氏
エリアマネジャーは店舗を管理する重要な業務
を数多く担当しています。そのため、特に長い時
間を必要とするショップの Q.S.C.※ 評価に関連し
た業務を効率化する必要がありました。
Q.S.C.の評価項目についての入力完了後、その結
果がすぐにレポートとして生成されるようになっ
たため、その場でレポートを見ながら店主と改善
ポイントの確認・指導を行えるようになりました。
フランチャイズ本部、ショップ、ショップオーナー
への Q.S.C. 評価の報告や改善指導の内容の伝
達がタイムリーに行えず、意識を共有することが
困難でした。
タブレット上に実 現された直 感 的 な 画 面インター
フェイスにより、評価業務に要する時間が半減。改善
指 導をはじめ、売 上 拡 大に向けた施 策の相 談や検
討、さらには本部側の方針の説明といったより重要
な業務に時間を割くことができるようになりました。
エリアマネジャー各人が持つ評価や改善指導に
かかわるノウハウが 共 有されず、経 験 値 などに
よって、バラつきがありました。
Q.S.C. 評価やショップ指導にかかわるノウハウ
が共有化できるようになり、ショップの運営品質
向上に向けた PDCAサイクルを実践していくた
めの基盤が整いました。
※注 Q.S.C.(Quality:商品の品質、Service:サービス、Cleanliness:清潔さ)
社
名:株式会社ダスキン
本
社:〒564- 0051 大阪府吹田市豊津町 1-33
設
立:1963 年 2 月 4 日
資 本 金:113 億円(2013 年 3 月 31日現在)
売 上 高:連結 1,681億円/単体 1,452 億円
(2013 年 3 月期)
従 業 員 数:連結 3,512 名/単独 1,952 名
(2013 年 3 月 31日現在)
事 業 内 容:それぞれの地域に根ざして活動する事業者との
間のフランチャイズ契約に基づき、清掃・衛生
用品レンタルサービスや各種清掃サービス、家
事代行サービスを中核とする「クリーンサービス
事業」、ミスタードーナツなどの「フードサービス
事業」のほか、病院のマネジメントサービスや保
険サービスなど幅広い領域でビジネスを行う。
U R L:ダスキン:http://www.duskin.co.jp/
ミスタードーナツ:http://www.misterdonut.jp/
ショップ運営力の強化に向け、
業務標準化と情報の共有が不可欠に
40 年以 上にわたって親しまれているドーナツ
チェーン「ミスタードーナツ」もダスキンが展開
するフランチャイズビジネスの1つ。全国約1380
清掃用具のレンタルやフード事業に加え、ハウス
のショップに対し、同社は「フランチャイズ本部」
クリーニングや家事代行、害虫獣駆除に至る多
としてショップの企画・運営を全面的にバック
彩な事業を展開するダスキン様。同社では、さら
アップしています。
なる成長を目指すべく中期経営方針を策定。過
その中核的な業務となるのが、エリアマネジャー
去の成功体験に基づく“現状維持体質”を打破
によるショップごとの運営力 Q.S.C.( Quality:
し、
“親身になってくれて、身近で利用しやすいダ
商品の品質、Service:サービス、Cleanliness:
スキン”を実感いただけるよう、お客様目線を基
清潔さ)向上です。
「 現在、計 80 名のエリアマネ
準にした現状の改革に取り組んでいます。
ジャーが、自らの担当する各ショップを2カ月に1
「こうした中で重要なカギを握るのが、フラン
度の割合で訪問。Q.S.C.の評価、指導に当たって
チャイズビジネスの強化です。とりわけ、お客様
いましたが、その内容が担当者の経験値などに
と接するショップは、お客様の満足度向上に大き
依存してバラつきが生じてしまうという問題があ
な役割を果たします」とダスキンの多田野 保氏
りました」と多田野氏は明かします。
は話します。
また、こうした評価業務の負荷が高かった点も
http://jpn.nec.com/solution/retail/neosarf/foodservice/
外食業向けクラウドサービス
「Neosarf/FoodService」導入事例
株式会社ダスキン 様
大きな課題でした。具体的には、紙を使って店舗
ダスキン様におけるNeoSarf/FoodServiceの活用イメージ
でのチェックを行い、それをオフィスに戻ってか
らExcelに入力。改善方法を検討後、評価結果と
あわせて、フランチャイズ本部やショップ、さら
にはショップオーナーにメールで報告するという
プロセスとなっていました。
「 そうした一連の作
業がエリアマネジャーの業務負荷を高める一因
となっており、
“ 評価”だけの業務に追われるの
ではなく、具体的な“指導”に時間を割いて貰う
ためにも、作業を効率化する必要がありました」
と多田野氏は語ります。
加えて、従来の方法では、その情報がショップや
ショップオーナーに届くのが早くて翌日、場合に
よっては数日後になるケースもありました。
「これ
では、ショップ側の改善意識も希薄化されます
し、
“ 何を”
“ なぜ”改善すべきなのかという想い
も共有できません。また、お客様満足度を高める
もらえているという信頼感もありました」と多田
サービス」を導入。管理者による各端末の利用状
ために早急に改善すべきことがあったとしても、
野氏は語ります。
況の確認やソフトウェアの更新に加え、万一の
後追いの対応となってしまいます」とダスキンの
これに加え、NeoSarf/FoodServiceがクラウ
盗難・紛失時に備えて、遠隔から端末のロックや
松重泰子氏は語ります。
ドサービスとして提供されていることから、自社
データの消去などが行えるなど、同社のセキュリ
で一から開発していくケースに比べ、短期間かつ
ティポリシーに適ったセキュリティ対策もあわせ
初期投 資を抑えて導入できる点も大きな魅 力
て実現されています。
社内業務システムの
戦略的ITパートナーとしてNECを評価
だったといいます。
「スクラッチ開発だったら、そこから検討を開始し
現地での手厚いサポートが期待でき
グローバル展開にも大きな安心
こうした問題を解消するため、ダスキン様では、
たり、様々なパターンテストを行う必要がありま
Q.S.C.の評価に関わる業務を支援する仕組み
すが、クラウドならそうした時間や工数を短縮で
の導入に向け、数年にわたって検討し続けてき
きます。また、クラウドでありながら、評価項目な
今後もダスキン様では、NeoSarf/FoodService
ました。
ど当社の細かなニーズに応じて柔軟に設定できる
をエリア マ ネジャー の 業 務 品 質 の 底 上 げ や
そうした折、あるイベントで目にしたのが、NEC
点も自由度が高いと評価しました」
(多田野氏)。
ショップの運営品質を高めていくための基盤と
の 外食 業 向 けクラウドサービス「 Ne o S a r f/
「一見して『これは使える』
FoodService」です。
と直感しました」と多田野氏は振り返ります。早
速、NECの担当者に対し、システムの詳細に関す
して活用。ショップ運営状況の可視化と評価、改
善の実施、再評価というPDCAサイクルを回して
その場でQ.S.C.の評価が
簡単に行える仕組みを実現
いく予定です。例えば、Q.S.C. 評価や改善指導
にかかわる情報を共有化し、成功事例をベース
る説明を求め、同社の要件と合致するかどうか
ダスキン様では、NeoSarf/FoodService を活
に業務の標準化を推進していくことも検討して
を検討。
最終的に導入を決定しました。
用して、エリアマネジャーがNEC 製のタブレット
います。その際も、NeoSarf/FoodService で
「特に重要だったのは、直観的な操作のもとエリ
端末「 LifeTouch L」をショップ訪問の際に携行
あれば、業績が良いショップの高い Q.S.C. 評価
アマネジャーがその場でショップの評価を簡単
し、その場で Q.S.C.の評価が簡単に行える仕組
と比較しながら指導することが可能なため、店
に行えること。また、ショップ評価に関する機密
みを実現しています。さらに、評価レポートが前
主、オーナーはもちろん、ショップのパートさんや
情報を扱うため、セキュリティがきちんと担保で
回の評価と対比される形で、即座にPDFとして生
アルバイトさんの改善に向けたモチベーション
きることも必須条件でした。その点、NeoSarf/
成されるため、その場で運営指導するだけでなく
を喚起する強力なツールとして活用できます。
FoodServiceは機能的にも当社の要求を十分
レベルアップした点を評価することで、ショップ
「NeoSarf/FoodService は、今後の成長に向
に満たしていました。またNECが、ショップ運営・
側の改善意識も高めていけると考えています。
けた必要不可欠な仕組みです。NEC には、これ
マネジメントやマスタ管理など当社の根幹を担
セキュリティについても、タブレット端末の管理
からも戦略的ITパートナーとして、長期的な視野
うシステムを構築してきた実績もあり、戦略的IT
に各種MDM(Mobile Device Management)
で当社の取り組みをしっかりと支えて欲しいで
パートナーとして当社の業務や課題をわかって
機能を提供するNEC の「スマートデバイス管理
すね」と最後に両氏は口をそろえました。
お問い合わせは、下記へ
NEC 流通業ソリューション事業部
〒105 - 8540 東京都港区芝三丁目 23 -1(セレスティン芝三井ビルディング)
E-mail:[email protected]
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日本電気株式会社 〒108-8001 東京都港区芝五丁目7-1(NEC本社ビル)
2013年7月現在
Cat.No. B01-13070177J
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