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発達心理学2009 授業の流れ 3.1 ポルトマンによる動物の - C

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発達心理学2009 授業の流れ 3.1 ポルトマンによる動物の - C
授業の流れ
発達心理学2009
2009/5/9
3.人間の発達の独自性
3.1 ポルトマンによる動物の分類
3.2 人間の発達の特徴
3 3 人間の発達と初期環境
3.3
3.1 ポルトマンによる動物の分類
2つのタイプの動物
アドルフ・ポルトマン 1961年
組織体制
下等
高等
『人間はどこまで動物か』岩波新書
妊娠期間
非常に短い
長い
スイスの動物学者
子どもの数
ども 数
多
多い
1~2匹
誕生時
巣に座っている 巣立つもの
げっ歯類、小さ
な肉食獣
就巣性と離巣性
有蹄類、猿類
3.2 人間の発達の特徴
高等な組織体制
妊娠期間 約10ヶ月
子どもの数 1人(まれに双子)
子どもの状態 巣に座っている
Î二次的就巣性
1
人間の発達の特徴
人間の赤ちゃん
組織体制
下等
○高等
妊娠期間
非常に短い
○長い
子どもの数
ども 数
多
多い
○1~2人
誕生時
○巣に座っている 巣立つもの
げっ歯類、小さな 有蹄類、猿類
肉食獣
3ヶ月
9ヶ月
出生児の脳の重さ 400g
脳の重さ
g
1000g以下
超未熟児
1400
1000~1500g
極小未熟児
1200
1500~2500g
低出生体重児
2500~4000g
正常出生体重児
600
4000~4500g
高出生体重児
400
4500g以上
超巨大児
200
1000
800
0
生後すぐ
1
3
4
6
11
20歳
2
人間の脳 Î 高度な発達
生後1年での子どもの発達
直立姿勢→立って歩く
言語発達→意味のある言葉を話す
道具の使用→食事をスプーンで食べる
立って歩く
意味のある言葉
言葉を聞いて意味がわかる(理解)
↓
言葉を発することができる
初語(10ヶ月~15ヶ月)
幼児語
マンマ、バイバイ、ネンネ、ワンワン
道具の使用
人間の発達の特徴
生理的早産→生後1年で基本的特性を獲得
子宮外の胎児期→社会の中で発達していく
3
このような全体を指して、生理的早産という
子宮外の胎児期
立って歩く
言葉を話す
道具を使う
胎児期
3.3 人間の発達と初期環境
■回復した事例
1)ヘレン・ケラー
2)藤永保の研究事例
1歳
出産
妊娠
ヘレン・ケラー
1880年アラバマ州で生まれる
1歳8ヶ月で病気のため視力と聴力を失う
6歳9ヶ月まで教育を受けなかった
サリバン先生との出会い
有名なwaterのシーン
映画「奇跡の人」
幼い姉と弟の事例
1972年、6歳と5歳の姉弟が発見される
身長80センチ、体重8キロ
4頭身、いざり歩き
発語ゼロ(弟)、3語程度(姉)
藤永保ほか『人間発達と初期環境』有斐閣
4
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