...

Graphtec Studio導入操作説明書

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Transcript

Graphtec Studio導入操作説明書
1
Graphtec Studio 導入操作説明書
Graphtec Studio の導入時の操作方法について以下に説明します。
なお Graphtec Studio のインストール方法については別途資料を参照してください。
事前にプロッターと PC の接続を行い、用紙のセットを行ってください。
(以降は Windows での表示例になります)
1.カッティングフィルムに文字切りを行いたい
①Graphtec Studio を立ち上げます。
最初にデザインページが開きますので、メディアサイズに「A4」を選択し、「縦」を選択し
ます。
②「グリッドウィンドウを開きます。」のアイコン をクリックして
グリッド設定を開き、「間隔」を 10.00mm、「範囲」を 2 に設定
します。
「グリッドを表示」にチェックし、「種類」に四角を選択します。
※「グリッドを表示」にチェックするとワークスペースに
指定した間隔、範囲でグリッドが表示されます。
1
1
③「文字の種類ウィンドウを開きます。」のアイコン をクリック
して「文字の種類」を開き、「HG 丸ゴシック M-PRO」、「縦書き」
、「文字のサイズ」を 110pt(約 38mm)に設定します。
※文字フォントの種類と文字サイズを設定します。
ここでは、「HG 丸ゴシック M-PRO」を選択し、文字サイズ
を 110pt(38mm)に設定する例を説明していますが、「HG
丸ゴシッック M-PRO」が無い場合は任意の文字フォント、
サイズを選択してください。
④画面左端にある「文字入力」のアイコン をクリックして文字の入力指定を行います。
⑤ワークスペース内の文字の入力位置をクリック
してカットしたい文字を入力します。
※ここでは、縦書き文字の例を説明しますので
日本語の全角文字を任意で入力してください。
テキストボックスの位置を移動したい場合は
をクリックしてドラッグすることで移動する
ことができます。
2
1
⑥文字をカットした後にカス取り(文字の周りの不要な部分を取り除くこと)用の枠のカット
を行いたい場合は、
(カス取りの設定ウィンドウを開きます。)をクリックします。
カス取りの設定の中の「カス取り枠」にチェックし、「パネルマージン」を任意の値で入力
すると文字の周りに四角の枠が作成され、文字をカットした後に周りの枠がカットされま
す。
※枠切りを行うと、文字の周りの不要な部分が剥がしやすくなります。
⑦「ページのウィンドウを開きます。」のアイコン
をクリックして「ページ」を開き、
メディアサイズを設定します。
プロッターのメディアサイズが判っている場合は、「幅」と「高さ」を入力しても良いので
すが、プロッターが接続されている場合は、「自動
カッティングプロッターから取得」を
選択することでプロッターにセットされているメディアのサイズが自動的に表示されます。
3
1
⑧文字の向きが横になっていますので、
「回転」を「0°」に設定します。また、デザインした
通りにカットしたい場合は「ポジション」を「ドキュメントの原点を使用」に設定します。
⑨「カットの設定ウィンドウを開きます。」のアイコン
をクリックします。
「カット条件の適用」には「全て」を選択し、「色」
は、
「全てのライン」と「ウィードライン」
(カス取り
枠)の両方にチェックします。
「カット条件」は、プルダウンメニューからプリ
セットされた条件を選択できますが、プロッター
に設定されている条件でカットしたい場合は、
「プロッター設定」を選択します。
「カットジョブ後」の設定は、「原点に戻る」に
チェックすることでメディアがセットされた最初の
位置にツールが戻ります。「紙送り」にチェック
すると、シートでセットした場合は、カット終了時
プロッターの LCD にメディアの交換メッセージが
表示されます。
4
1
⑩「カッティングプロッターウィンドウを開きます。
」のアイコン
をクリックすると、現在
接続されているプロッターが表示されます。
※何も表示されない、または「ステータス:接続されていません」の表示がされる場合は、
プロッターの接続が正常にできていませんのでプロッターの電源が入っていることを
確認し、接続を見直してください。
⑪「カット条件」をクリックすることで現在のプロッターに設定されているカット条件が表
示されます。プロッターで設定されている値を変更したい場合は、この画面で設定するこ
とでプロッターにも反映されます。
5
1
※「
」は、プロッターのカット条件を設定しているグループに
なります。この番号を選択することでプロッターに予め設定されているカット条件が
表示されます。
⑫[カットデータを送信]をクリックすることでプロッターにデータが送信されます。
6
1
2.画像データからアウトラインを抽出してロゴのカットを行いたい
Graphtec Studio の設定は、前述「1.カッティングフィルムに文字切りを行いたい」の
①から②までの設定を行ってください。
以降の説明は、ロゴの画像データから自動的にアウトラインを抽出してロゴのカットを行う
方法について説明します。
①「ファイル(F)」から「挿入…」を選択します。
②「ファイルの種類(T)」に「All Files(*.*)」を選択し、開きたい画像ファイルを選択し、
[OK]をクリックします。
7
1
③画像のファイルが貼り付きますが、サイズの調整は、画像の周りに表示される 8 個の四角の
コントロールハンドルをクリックしてドラッグすることで調整できます。
また、回転したい場合は、緑の丸の回転コントロールハンドルをクリックしてドラッグする
ことで回転できます。
④「トレースウィンドウを開きます。」のアイコン をクリックします。
「
」をクリックし、画像データ全体をドラッグして選択状態にします。
8
1
⑤「高パスフィルター」のチェックを外すとロゴデータの全体が黄色になり、更に「しきい」
の値を上下させてロゴの輪郭がはっきりするように調整します。
⑥「
」をクリックするとロゴデータのアウトラインが作成されます。
⑦ロゴデータの上をクリックし、ドラッグすることで画像とアウトラインとが分離されますの
で、分離した後、画像データを削除します。
⑧カットの方法は、前述「1.カッティングフィルムに文字切りを行いたい」の⑦以降と同じに
なりますので参照してください。
9
1
3.画像データの印刷に合わせてシールをカットしたい
Graphtec Studio の設定は、前述「1.カッティングフィルムに文字切りを行いたい」の
①から②までの設定を行ってください。
以降の説明は、画像データから自動的にアウトラインを作成し、位置あわせマーク(トンボ)
を使って印刷された画像データの周りをカットする方法について説明します。
1)画像データからカットデータを作成するまで
①「ファイル(F)」から「挿入…」を選択します。
②「ファイルの種類(T)」に「All Files(*.*)」を選択し、開きたい画像ファイルを選択し、
[OK]をクリックします。
10
1
③画像のファイルが貼り付きますが、サイズの調整は、画像の周りに表示される 8 個の四角
のコントロールハンドルをクリックしてドラッグすることで調整できます。
また、回転したい場合は、緑の丸の回転コントロールハンドルをクリックしてドラッグす
ることで回転できます。
④「トレースウィンドウを開きます。」のアイコン をクリックします。
「
」をクリックし、画像データ全体をドラッグして選択状態にします。
11
1
⑤「高パスフィルター」のチェックを外し、
「しきい」の値を上げていくと画像データの全体
が黄色になります。この状態でトレースすることでアウトラインが作成されます。
⑥「
」をクリックすると画像データの
アウトラインが作成されます。
⑦画像データの上をクリックし、ドラッグすることで
画像とアウトラインが分離されます。
12
1
⑧アウトラインを選択し、「オフセットのウィンドウを開く」のアイコン をクリックし、
「
」をクリックします。
⑨「オフセットの量」の値を調整することで、元のアウトラインから設定された値で周りに
アウトラインが作成されます。この設定で良ければ[適用]をクリックします。
⑩不要な内側のアウトラインを削除します。
13
1
⑪画像データをクリックし、元のアウトラインの
位置にドラッグして戻します。
⑫「トンボウィンドウを開きます。」のアイコン
⑬「トンボパターン」に 「
をクリックして「トンボ」を開きます。
」を選択します。最初は、「基準位置」が
「オブジェクト位置」になっていますが、これを「メディア位置」に変更します。
14
1
⑭「基準位置」を「メディア位置」に設定すると、その下に表示されている「左、下、右、
上」の値はメディアの端からトンボまでのそれぞれの距離になります。
プロッターにメディアをセットした時のトンボ読み取りに必要なマージンは、下記のよう
になりますので、例では余裕を見て、左:20.0mm、下:15.0mm、右:20.0mm、上:35.0mm
に設定します。
⑮アウトラインを選択状態にして、
「線の種類ウィンドウを開きます。
」のアイコン
をクリ
ックします。
「線の種類」の中の「選択された形の線の印刷」にチェックが入っていないか
確認します。ここにチェックが入っているとアウトラインも印刷されます。
⑯「印刷」アイコン
をクリックします。
「印刷」画面よりプリンタを選択し[詳細設定(R)]をクリックしてプリンタの設定を行
います。
[印刷(P)]をクリックして作成した画像データをカットするメディアに印刷します。
※印刷が終ってからトンボを含めた図形を変更しますとカット位置がずれますので、変
更した場合は再度プリントし直す必要があります。
15
1
2)印刷したシールのセットとカットまで
①「ページのウィンドウを開きます。」のアイコン
をクリックして「ページ」を開き、
メディアサイズを設定します。
プロッターのメディアサイズが判っている場合は、「幅」と「高さ」を入力しても良いので
すが、プロッターが接続されている場合は、「自動
カッティングプロッターから取得」を
選択することでプロッターにセットされているメディアのサイズが自動的に表示されます。
②「カットの設定ウィンドウを開きます。」のアイコン
をクリックします。
「カット条件の適用」には「色別」を選択します。
「カット条件」は、プルダウンメニューか
らプリセットされた条件を選択できますが、プロッターに設定されている条件でカットした
い場合は、
「プロッター設定」を選択します。
「カットジョブ後」の設定は、
「原点に戻る」に
チェックします。
16
1
※「カット条件の適用」に「全て」を選択すると画像の枠もカットされてしまいますので
「色別」を選択し、カットしたい色だけを指定します。
③「カッティングプロッターウィンドウを開きます。
」のアイコン
をクリックすると、現在
接続されているプロッターが表示されます。
※何も表示されない、または「ステータス:接続されていません」の表示がされる場合は、
プロッターの接続が正常にできていませんのでプロッターの電源が入っていることを
確認し、接続を見直してください。
④「カット条件」をクリックすることで現在のプロッターに設定されているカット条件が表示
されます。プロッターで設定されている値を変更したい場合は、この画面で設定することで
プロッターにも反映されます
17
1
※「
」は、プロッターのカット条件を設定しているグループに
なります。この番号を選択することで予め設定されているカット条件が表示されます。
⑦印刷されたシールの向きを合わせてプロッターに
セットします。
図のようにプッシュローラがトンボの線の上に
乗らないようにプッシュローラの位置を調整して
セットします。メディアをロード後、ポジション
キーでカッターの先端を図のようにトンボの内側
に移動させてセットします。
⑧[カットデータを送信]をクリックすることでプロッターにデータが送信されます。
⑨[カットデータを送信]をクリックすることでプロッター
にデータが送信され、右下のトンボから順にトンボを
検出して行き、全部のトンボが正常に読み取れれば画像の
周りのアウトラインがカットされます。
「トンボ検出エラー」が発生した場合は、読み取り開始
位置が間違っていないか、左右、前後の用紙端から
トンボまでの距離が規定のマージンであるか調べてくだ
さい。
18
1
※規定のマージンになっていても奥側で「トンボ検出エラー」になる場合は、用紙が上
側に反り上がっていないか確認してください。
反り上がっている場合は、実際のシート長さより短く作図範囲が読み取られてしまい
ますので「トンボ検出エラー」が発生します。
この場合は、用紙のセット時に「シート」を選択せず、「ロール 1 先端検出」を選択
すると正常にトンボの読み取りができることがあります。
以上
19
Fly UP