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No.255 特 集 特 画 特別企画

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No.255 特 集 特 画 特別企画
2004
4月号(隔月発行)
No.255
発行 福島県教育委員会
編集 福島県教育庁教育総務領域
総務企画グループ
特 集
○豊かなふくしまの教育を目指して
○"あったかハート"アクションプラン
○「英語が使える人材育成」ふくしまプラン
○県民カレッジ「ふくしま学習空間・夢まなびと」
特別企画
特 画
○平成15年度知事を囲む教員との座談会
●「ふくしまスチューデント・シティー」
街中の賑わい創出及び企業やNPO・ボランティアとの連携による体験学習を中心とした教育
のモデル事業として、2月に福島市のニュー福ビルにおいて「ふくしまスチューデント・シティ」
(主催:ふくしまスチューデント・シティ実行委員会、ジュニア・アチーブメント本部)が実施
され、福島市内4校の小学6年生約220名が、本物そっくりに作られた街の中で、会社の経営や
消費者の役割を交互に体験しながら社会の仕組みを学習しました。
ホームページにも掲載しています。 http://www.pref.fks.ed.jp
●「教育ふくしま」に掲載を希望する内容等のご要望、ご意見は次の
アドレスへお願いします。 [email protected]
豊かなふくしまの 教育を目指して
福島県教育委員会
平成16年度 重点事項
豊かな学びの創造
豊かな心の育成
・30人学級編制・複式学級への支援
・“あったかハート”
アクションプラン
小1、小2、中1の30人学級編制及び複式学級への
支援のために講師を配置します。
子どもたちの人間性・社会性を育む8つの
アクションを推進します。
・中高一貫教育の推進
あ い さ つ
現在、わが国は、政治、経済、行財政など多くの分野において様々
な課題に直面し、構造的な変革が求められております。そのよう
な状況において、将来にわたって希望のもてる社会を築いていく
併設型及び連携型の中高一貫教育校の整備を進めます。
・「英語が使える人材育成」ふくしまプラン
多様な学習機会を提供し、英語の使える人材の育成や
地域づくりを図ります。
・高校生ものづくり推進事業
高校生を対象に、ものづくりを担う人材育成の強化を図ります。
・共に学ぶ環境づくりプラン
○ふくしま子ども憲章の制定・普及
○子どもを支える人づくり・地域づくり
○心を育む体験交流の推進
○ボランティア活動の推進
○読書活動の推進
○性に関する指導の充実
○よりよい学校づくりの推進
○食育の推進
ために、あらゆる分野の基盤ともいえる教育に寄せられる期待は
ますます大きくなっております。
県教育委員会では、本県の教育、文化及びスポーツの発展を目指
し、平成13年度を初年度とし平成22年度を目標とした「第5次福島
県長期総合教育計画」及びその前半期の活動指針及び行動計画であ
る「うつくしま教育改革推進プログラム∼ふくしまの教育7つの約
束∼」に基づいて施策を推進しております。
障害のある子どもたちの学ぶ環境の整備・充実を図ります。
平成16年度においては、次の3つの視点から、豊かなふくしまの
福島県教育委員会教育長
富 田 孝 志
教育を目指して、さらに重点的に施策を進めていくこととしました。
まず、「豊かな学びの創造」という視点から、児童生徒一人ひとりの個性や能力に応じたきめ細か
豊かな地域づくりの展開
な指導が推進されるよう30人学級編制の継続実施や複式学級への支援などに取り組みます。
・「ふくしま教育の日」の普及啓発
また、国際化が進む社会に対応できるよういわゆる「バイリンガル県の形成」を目指して、英語が
11月1日の「ふくしま教育の日」について、その趣旨の理解と普及に努めます。
使える人材の育成に取り組むとともに、特別な支援を必要とする障害のある児童生徒が学びやすい環
・文化振興ビジョン(仮称)の策定
境づくりをさらに推進してまいります。
文化の振興に関する基本構想や施策を明らかにする計画の策定を行います。
次に、「豊かな心の育成」という視点から、近年における子どもたちの問題行動の増加、倫理観や
・県民カレッジ「ふくしま学習空間・夢まなびと」の開設
公共心の欠如などの課題に対応し、子どもたちの人間性・社会性を育成するため、「 “あったかハー
県内の様々な学習機会を体系的に提供する「県民カレッジ」を開設します。
ト”アクションプラン」として、子ども憲章作成などによる規範意識の向上や子どもたちを支える安
・日本スポーツマスターズ2004福島大会の開催
心安全な環境づくり、体験交流、ボランティア、読書などを通した豊かで思いやりのある心の育成、
中・高年齢層を対象としたスポーツの祭典を開催し、生涯スポーツの振興を図ります。
よりよい学校づくり、いのちや性の大切さについての理解促進、食生活等の望ましい生活習慣の形成
などの8つの柱からなる様々な取組みを進めていくこととしております。
3つ目は、これらを支える「豊かな地域づくりの展開」という視点により、子どもたちの教育は社
∼ふくしまの教育7つの約束∼
平成14∼17年度
うつくしま教育改革推進プログラム
漓学力を身に付けさせます
滷豊かな心を育てます
澆きめ細かな指導ができる体制を整備します
潺「自ら学ぶ環境」を整備します
潸教員のパワーアップを支援します
澁開かれた学校づくりを支援します
澀家庭や地域を支援します
会全体で担うものという基本的な観点から、「ふくしま教育の日」などを通して、県民の教育に対す
る理解を深め、家庭、地域及び学校の連携が促進されるよう取り組んでいきます。
また、県民の文化活動を促進し、ゆとりとうるおいのある個性豊かな地域社会の形成を図るために、
「文化振興ビジョン(仮称)」を策定するとともに、県民の学習ニーズに対応した様々な学習機会を
提供する「県民カレッジ『ふくしま学習空間・夢まなびと』」を開設いたします。さらには、9月に
開催する日本スポーツマスターズ大会により、本県の生涯スポーツを一層、振興してまいります。
新年度に当たり、所信の一端を述べましたが、県民の皆さまの本県教育に対する一層の御理解と御
協力をお願いいたします。
∼新しいふくしまの学び・2010∼
平成13∼22年度
「共生」と「自立」
第5次福島県長期総合教育計画
「人・地域・自然と共に個を磨く新世紀ふくしまの教育」
“あったかハート”
アクションプラン
児童生徒が関わる犯罪の増加や凶悪化、性に関する問題の低年齢化、家庭や地域の教育力の低下など、
子どもたちをめぐる諸課題に対応するため、教育庁、生活環境部、保健福祉部、農林水産部、警察本部を中心に、
部局横断的な取り組みや関係団体との連携を図る「『豊かな心』育成推進会議」が設けられました。
この会議において、子どもたちの豊かな人間性・社会性を育むための緊急かつ組織的な取組みとして策定したものが
「“あったかハート”アクションプラン」
です。
子どもたちの規範意識の向上や子どもたちを支える人づくりや地域づくり、読書活動や食育の推進など、
8つアクションを柱として各種事業を推進するとともに、
テレビCMの放映などをとおして県民運動への展開を図ろうとしています。
アクションプランの詳細については、教育委員会のホームページを御覧ください。
─────本県の子どもたちをめぐる諸課題─────
■問題行動・犯罪、性に関する問題の低年齢化 ■不登校、いじめ、高校中退の問題
■家庭や地域社会の教育力の低下と規範意識の低下
﹁
豊
か
な
心
﹂
育
成
推
進
会
議
︵
関
係
部
局
・
機
関
等
と
連
携
し
た
推
進
︶
ふくしま子ども憲章
「心を育む本との出会い」
∼子どもたちの、
子どもたちによる、
子どもたちのための宣言∼
∼本は心の栄養、
豊かな実りを目指して∼
○社会の基本ルールを子どもたちが自ら考え作
成することによる規範意識の向上
○読み聞かせや読書による親子の触れ合い等を
通じた児童生徒の読書活動の充実
子どもたちを支える
人づくり・地域づくり
∼子どもは地域の宝物∼
○地域の大人たちによる子どもが安心・安全に
のびのびと学ぶことのできる環境づくり
Let's体験・Let's交流!!
∼体験なくして感動なし∼
○子どもが活動を通して、ものごとを理解し、
感動することのできるインターシップや体験
活動機会の拡充
「思いやり」
を 自ら実践しよう
∼
「投げやり」
より
「思いやり」
∼
○児童生徒がマナーアップキャンペーンやボラ
ンティア活動を通じて自ら育む思いやりの心
[
具 「性」を真剣に考えよう
体
的
取 みんなで創ろう 組 「あったかスクール」
例
]
∼いのちの大切さを一人一人に∼
○子どもの性に関する意識調査をもとにした指
導や相談体制の充実
∼行きたい、
会いたい、
学びたい∼
○児童生徒が、一層生き生きとした学校生活を送る
ことができるようにするための各種取組の展開
生活のリズムを 取りもどそう
∼
「食べる」
「寝る」
はいのちの源∼
○家庭における食生活等の生活習慣をきちんと
身に付けさせる取組の推進
うつくしま教育改革推進プログラム(7つの約束)
豊かな心を育てます(人間性・社会性の育成)
広
報
活
動
の
強
化
︵
テ
レ
ビ
C
M
の
活
用
等
︶
学
校
独
自
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
へ
の
支
援
「英語が使える人材育成」
ふくしまプラン
急激に進展する大交流時代の国際社会を主体的に生きるための資質・能力を育成するとともに、
英語で世界と交流できる地域(バイリンガル県)づくりを目指します。
うつくしま21
(福島県新長期総合計画)
地球時代を生きる人材の育成
新世紀ふくしまの学び・2010
(第5次福島県長期総合教育計画)
◆自国文化の理解と国際理解教育の推進
◆多様な英語学習機会の確保
うつくしまバイリンガル構想
平成16∼18年度
〈県北・会津・いわき〉
教員配置
による
支 援
漓国際感覚と英語力(聞く・話す力から考える力まで)を兼ね備えた人材の育成
滷郷土に誇りをもち、世界に発信できる人材の育成
澆英語で世界に発信できる地域づくり
「ふくしまバイリンガル地域」
「あいづバイリンガル地域」
会津若松市立
・鶴城小 ・謹教小
・日新小
新小 ・東山小
・第二中 ・第三中
県 立
会津学鳳高等学校
での取組
での取組み
取組み
地
域
と
の
交
流
福島市立
・吉井田小 ・南向台小
・清明小 ・渡利小
・岳陽中 ・渡利中
県 立
福島南高等学校
福島南高等学校
での取組み
での取組
取組み
地
域
と
の
交
流
「いわきバイリンガル地域」
市立
いわき市立
・湯本第一小 ・長倉小
・磐崎小 ・藤原小
・湯本第一中・磐崎中
県 立
湯本高等学校
での取組み
での取組
取組み
地
域
と
の
交
流
▲ブリティッシュ・ヒルズにて
(県立湯本高等学校 英語科)
特色
特色ある
入学者選抜
(高等学校
(高等学校)
高等学校)
研修を通して
●イングリッシュ・キャンプ:ブリティッシュ・ヒルズ(天栄村)等を活用した生徒の英語集中研修(4泊5日)
●生徒海外研修:生徒海外ホームステイ研修(3週間)
●教員海外等研修:日本人教員英語集中研修(海外2か月研修、国内集中研修等)
授業を通して
●外国人講師等活用:中学校・高等学校への外国人講師等の配置と小学校の英語活動(総合的な学習の時間)への派遣
交流・コンテスト等を通して
●スキット・コンテスト:県内の全中学校・高等学校を対象にスキット(英語による寸劇)コンテスト
●イングリッシュ・デイ:地域の外国人を招いてスポーツ、料理、芸術などをテーマにした中高合同の国際交流会
●学校公開英語セミナー:地域に対する、教員・ALTや外部講師などによる英語に関するセミナー
県民カレッジ
「ふくしま学習空間・夢まなびと」とは…
県内にある様々な学習機会を体系化し、
県民のみなさまに提供する、県全域を対象とした
「新しい総合的な広域的学習サービス提供システム」のことをいいます。
県生涯学習関連講座
市町村広域連携による講座
各
種
講
座
を
体
系
化
し
て
提
供
学
習
評
価
・
活
用
支
援
大学高等学校教育機関が実施している講座
民間事業者が実施している講座
NPO等が実施している講座
直撃!「夢まなびと事務局」に聞く!!
レポーター:県民カレッジという福島県の新しい学びが始まると、最
近新聞なんかでよく見かけるんですが、内容を教えても
らいにきました。
−うつくしまの新しい学びのカタチがわかる緊急レポート!−
夢まなびと事務局:はい。その県民カレッジですが、平成16年6月
の開設をめざして、いま急ピッチで準備を進めています。
新しい学びのシ
県民カレッジという名称も愛称が決まって「ふくしま学
ステムが来年度か
習空間・夢まなびと」になりました。福島県全域が学べ
らスタートすると
る場所になり、そして、その中で、夢つまり生きがいを
いう情報を入手し
求めて生涯にわたって学ぶ人という意味合いで、公募に
た、「教育ふくし
よって決まりました。
ま」のレポーター。
レポーター:どういうシステムですか。
さっそく「夢まな
夢まなびと事務局:一言で言うと、「夢まなびと」とは、県内にある
びと事務局」にお
様々な学習機会を体系化し、県民のみなさまに提供する、
じゃましました。
県全域を対象とした新しい総合的な学習サービス提供シ
ステムのことを言います。
レポーター:といいますと?
夢まなびと事務局:はい。技術革新や高度情報化がどんどん進んできて、社会が大きく変わってきている、また、一方で生
活に潤いや生きがいを求める方々も大きく増えてきているということですね。そうした動きを受けて、県内に
は一般の方々が学ぶ機会や場所がたくさん生まれてきています。例えば公民館などの講座や大学などの公開講
座、民間で展開しているパソコンや英会話などの教室、それから県庁のあらゆる部署でも県民の方々に環境の
大切さや国際社会への理解を図るための講座などいろんな機関や団体で行っているんですね。それらのすべて
の事業を合わせたらすごい数になるんではないかと思います。
レポーター:県内にそんなに学ぶチャンスがあるんですか?
夢まなびと事務局:はい。県内のどこで何をやっているのかをわかりやすくまとめて県民のみなさんにお知らせします。
レポーター:いままで気づかないでいた学びのチャンスも見逃さずに学べるっていうことですね。
夢まなびと事務局:はい。その通りです。ちょっとこの図を見てください。上図にあるように、県全域を対象とした新しい
総合的な学習サービス提供ということなんですね。
レポーター:なるほど。いろんな学ぶチャンスをひとまとめにすれば、選びやすくなりますよね。
他にはどんなメリットがあるんですか?
夢まなびと事務局:ええ。その他に、学んだ方の学んだことに対しての奨励やもっと学びたいといった場合にもお手伝いし
ようというところまで実は考えているんです。ですからシステムと言えるんですね。
レポーター:学びたいと思っている人にとっては、うれしいシステムですね。わたしも「夢まなびと」の受講生になりたく
なりました(笑)。お忙しいところありがとうございました。
●豊かな心の育成・国際化への対応
「平成15年度知事を囲む教員との座談会」が2月23
日(月)、相馬市向陽中学校で開催されました。この座
談会は、佐藤知事が県内の小・中・高等学校及び盲・
聾・養護学校の教員と直接意見交換することにより、現
場の声を教育施策に生かすことを目的として平成8年度
から行われてきて、今回8回目を迎えました。
座談会では、県内各地から集まった9名の教員が、読
書、規範意識、いじめ・不登校、食育、英語教育、国際
理解教育というテーマで意見交換を行いました。佐藤知
事からは、論理的思考を養うことができる読書活動の推
進や、実践的な英語教育を目指したバイリンガル県づく
り構想などの話がありました。
また、座談会の前に、数学の少人数学習や英語のAL
T(外国語指導助手)との授業などの参観が行われまし
た。その後、知事は生徒達と給食をともにし、「子ども
のころの夢は何ですか」といった生徒からの質問に答え
るなど生徒との触れ合いの時間を過ごしました。
▲座談会の様子
●座談会意見発表者
氏 名
鈴木 典子
岩橋 康紀
浅尾 哲哉
佐伯 哲夫
左雨 貴子
加藤みゆき
野中 斉
菅野 信幸
佐川 知子
所 属 校
西郷村立西郷第一中学校
只見町立只見小学校
県立福島工業高等学校定時制
大熊町立大野小学校
須賀川市立稲田中学校
相馬市立向陽中学校
県立会津学鳳高等学校
福島市立福島第三小学校
県 立 平 養 護 学 校
テ ー マ
読
書
読
書
規 範 意 識
いじめ・不登校
食
育
英 語 教 育
英 語 教 育
国際理解教育
国際理解教育
▲英語の授業参観
▲知事と一緒に給食
▲数学の授業参観
▲子どもの頃の夢は
小・中・高校合わせて795点ものご応募大変ありがとうございました。これから一年間、入賞作品を紹介してい
きたいと思います。第一回目は最優秀賞についてです。皆さんも一緒に「食」について考えてみませんか?
作り方など詳しいことは、教育指導領域のホームページをご覧下さい。(http://www.shidou.fks.ed.jp)
福島市立森合小学校6年 大竹麻衣子さん
県立双葉高等学校2年 木幡 七瀬さん
県立双葉高等学校2年 遠藤久美子さん
(現在:福島市立福島第四中学校1年)
(現在:県立双葉高等学校3年)
(現在:県立双葉高等学校3年)
「とんとんバーグ」
「鮭のゆずあんかけ」
「たらと白菜のオリジナルソース炒め」
受賞者 の声:今回朝ご飯を作ってみて、毎日
栄養を考えて食事の準備をしてくれているお母
さんは大変だと思いました。これからは手伝い
をしてお母さんのようになりたいと思います。
お母さんより:今まで台所に立つことが少なかっ
た娘ですが、料理に興味が出てきたようです。
今後も家族と話し合いながらおいしくて栄養バ
ランスのよい献立を考えていきたいと思います。
受賞者 の声:祖母が作ってくれた野菜を使い
受賞者 の声:朝ご飯の大切さを改めて考えさ
ました。我が家では朝から祖母の作ってくれた
新鮮な野菜を食べられて幸せです。私が料理し
たことで食卓での会話が豊かになりました。
家庭科の先生より:笑顔の食卓が何よりのお
いしいおかずですね。運動部と学業の両道を頑
張っているのも家族の応援があってのことです
ね。本当におめでとう。
せられました。地元の野菜を取り入れたら、お
いしく安心して食べられることを発見しました。
最優秀賞の受賞は本当に嬉しいです。
家庭科の先生より:愛にあふれた家族団らん
から生まれたアイディアでの入賞、本当におめ
でとう。常に研究する目で日常生活を送ること
は大切ですね。
■平成16年度 県立美術館企画展概要
●高村光太郎展
■平成16年度 県立図書館行事
●展示コーナー
当館入り口左側にある展示コーナーにおいて、約3か月ご
とにテーマに沿った資料の展示を行っています。
今年度は以下の5つの展示を行います。いずれも時間は、
図書館開館時間中です。
◆高村智恵子の本展
高村光太郎の詩集「智恵子抄」で知られる安達町出身の高
村智恵子に関する本を、英訳を含む「智恵子抄」各版、紙絵
集、研究書に分けて展示。併せて、レコードやビデオ、映画
やパンフレットなども紹介。
期 日:4月13日(火)∼6月2日(水)
◆県立図書館
「森合の二十歳」
期 日:6月4日(金)∼8月4日(水)
◆野口英世展
期 日:8月6日(金)∼10月6日(水)
◆受賞児童図書展
期 日:10月8日(金)∼12月26日(日)
◆身近な情報誌展
会 期:4月24日(土)
∼6月13日(日)
近代彫刻家・高村光太郎の活動を回
顧します。ブロンズ、木彫、デッサン、
油彩、書、詩等約110点、また父、光
雲の木彫や智恵子の紙絵等も加えて、
光太郎の美の探求に迫ります。
▲高村光太郎「手」
大正7年頃
撮影 高村 規
●開館20周年記念ー田園の夢展
会 期:10月16日(土)∼11月23日(火)
田園とのかかわりの中から生まれた日本絵画の美の特徴を、
国宝・重要文化財の名品120点によって探訪します。
●玉川信一展
会 期:12月11日(土)∼1月23日(日)
本県ゆかりの洋画家の代表作約80点を中心として、制作の
プロセスを紹介し、かつ独創的な現代人間像の表現テーマを
過去・現在・未来の視点から展望します。
●ポール・デルヴォー展
会 期:2月5日(土)∼3月13日(日)
ベルギーのシュールレアリスムを代表する画家の油彩、素
描など約80点の作品によって、夢と幻想に満ちた彼の芸術の
世界を本格的に紹介します。
期 日:1月7日(金)∼3月31日(木)
問い合わせ:福島県立図書館資料情報サービス部 024−535−3218
http://www.library.fks.ed.jp/
問い合わせ:025−531−5511
http://www.art-museum.fks.ed.jp/
●アート オブ スター・ウォーズ展
県立美術館 県立博物館
■平成16年度 県立博物館催し物案内
会 期:7月3日(土)
∼9月26日(日)
映画スター・ウォーズの大型
模型、スケッチ、マット・ペイ
ンティング、衣裳などを展示し、
ジョージ・ルーカス監督のアイ
ディアから映像化までの特撮技
術のしくみ、映像美術の秘密を
一挙に公開します。
●春の企画展
「戊辰戦争といま」
会 期:4月17日(土)
∼6月13日(日)
県内の人々にとって、
戊辰戦争がどのような
ものであったかを正確
に描き出します。
▲錦絵「官軍勝利会津落城」
●秋の企画展
「ふくしまの工芸」
■
「教育相談」
について
会 期:10月23日(土)∼12月5日(日)
漆工、陶磁、金工、刀剣、染色、木工など幅広いジャンル
から福島の工芸の優品を紹介します。
障害等の心配のある乳幼児・児童生徒の教育相談や通常の
学級に在籍し特別な教育的支援を必要とする児童生徒の相談
等を行っていますのでご利用ください。
●冬の収蔵資料品展
「衣と暮らし−東北の仕事着コレクション−」
養護教育センター(郡山市) 024-952-6497
県 北 地 域 相 談 室(聾学校福島分校内)024-531-5013
会 津 地 域 相 談 室(聾学校会津分校内)0242-22-1286
浜通り地域相談室(聾学校平分校内) 0246-34-2202
会 期:1月15日(土)∼3月21日(月)
仕事着と呼ばれる労働時の服装から、衣と暮らしにみる東
北の風土を紹介します。
問い合わせ先:0242−28−6000
http://www.general-museum.fks.ed.jp/
古紙配合率100%再生紙を使用しています。
思い出の一冊
養護教育センター
岩瀬村図書館長 若林 惠子
『時計坂の家』
高楼方子著 リブリオ出版
3人の子どもがまだ幼く、軼自分の時間”など考える余裕もな
い時に、図書館の司書に薦められてふと読み始め、忘れていたファ
ンタジーの世界に久しぶりにとっぷりと浸らせてもらった本です。
現実にはありえないとわかっていながらふしぎの世界に入り込み、
母親と物語の冒険者の両方でいられる幸せを感じました。これがきっ
かけとなり、「読書」の時間が持てるようになりました。
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