...

− Web119の必要性−

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Transcript

− Web119の必要性−
「緊急Web通報システム・ガチャピー」
− Web119の必要性−
NPO日本レスキュー支援協会
-No20131209-
http://www.npo-r.jp
■ 東日本大震災の実態
2011年3月の東日本大震災で、
聴覚障がい者の多くの方々が犠牲になりました。
防災・災害情報は音声によるものがほとんどで、聴覚・言語機能障がい者は情報を
聞くことが出来ず逃げ遅れていました。また、家屋の下敷きになっても助けを呼ぶこと
ができず、多くの方が犠牲になられました。
これは、大災害でなくても緊急時においても同様で、外出先で体調が悪くなった場
合に、周囲に助けを求めることもできません。
聴覚・言語機能障がい者が、外出先からでも簡単に119通報できる
システムの整備は急務です。
1
1
■ 総務省消防庁への陳状書
全日本ろうあ連盟が陳状書を提出されました。( 2012年12月11日 )
「いつでもどこでもだれでも緊急通報できる」新システムを整備してください。
現在整備が進められているFAX110、119番は在宅のときにしか使えず、メー
ル通報は真に緊急なときは入力にじかんがかかり通報が困難な場合もしばしばあ
るという課題があります。そこで、メール通報等の現システムを携帯電話や最近普
及しているスマートフォンで、ボタンをクリックするだけで通報出来る新システムへ
の切り替えをお願いします。
健聴者と同様に、全国どこでも119番通報できるシステムを構築してほしい!
2
■ 総務省消防庁による検討会
総務省消防庁
( 平成24年4月~ )
■ 題名
聴覚・言語機能障がいに対応した緊急通報技術の開発
■ 内容
パケット通信を用いた新たな緊急通報・災害通報手段の標準化を行い、
聴覚・言語機能障がいに対応した緊急通報技術を構築する。
■ 全国モデル消防本部
所沢市消防本部 【 現 ・ 埼玉西部消防局 】
2013年 3月 埼玉西部消防局 導入
3
「緊急Web通報システム・ガチャピー」
− 特長 −
NPO日本レスキュー支援協会
-No20131209-
http://www.npo-r.jp
■ 対応機種
● インターネットに接続できる全ての携帯電話・
スマートフォン・パソコンに対応しております。
端末にGPSが内蔵していなくても利用可能
※日本で発売されている端末に限ります
1
■ モバイル端末の自動識別
利用者がお持ちの携帯電話・スマートフォン・パソコンの情報をデータベースが自動識別して、利用
者に合った最適な画面を表示することができます。その為、利用者が持っている携帯電話・スマート
フォン・パソコン全てに対応することができます。
利用者
携帯電話
携帯電話・スマートフォン・パ
ソコンの情報
スマートフォン
パソコン
タブレット端末
利用者はアクセスする際、携帯
電話・スマートフォン・パソコンの
情報をDBに知らせます。
ユーザーインターフェース
・キャリア
・機種名
・画面サイズ
・利用できる画像拡張子
・GPSの有無
・簡易位置情報取得の可否など
データベース
(DB)
自
動
識
別
DBは利用者の携帯電話・スマー
トフォン・パソコンの情報(キャリ
ア・機種名・画面サイズなど)を自
動認識し、利用者に最適な画面
を表示します。
2
■ 全国消防本部 GIS
全国の消防本部の管轄を電子地図上にデータベース化しております。
携帯電話やスマートフォンのGPSで取得した位置情報(緯度・経度)を データベースが自動認
識して、管轄消防本部を表示します。
※ 消防の広域化に伴い、管轄地域が変更されても、容易に変更することができます。
3
■ 管轄外通報
管轄外からの通報があった場合、通報者の位置情報を自動認識して
【 管轄の消防本部名 ・ 連絡先 】 を通報画面に表示させます。
4
■ 位置情報取得について
GPSによる位置情報取得
携帯電話・スマートフォン・タブレットに内蔵してあるGPSを稼働させて位置取得をします。
屋外(障害物が少ない)の場合は、数メートルの誤差で位置を取得できますが、屋内・ビルの
谷間などでは正確に位置を取得できません。
Wi-Fiによる位置情報取得
現在は、街にはあらゆる所に「Wi-Fiスポット」が置かれています。緊急通報を「Wi-Fi」通信を利
用した場合は、GPSが稼働しなくても「Wi-Fiスポット」の位置を取得して消防に通知します。場
合によっては「Wi-Fiスポット」はGPSより正確に位置情報を取得します。
この理由でGPSの内臓されていないタブレット端末やパソコンでも位置情報の取得が可能です。
簡易位置情報取得
携帯電話(フィーチャーフォン)の場合、アクセスと同時に弊社独自の携帯電話データベースが
稼働し、GPSの有無やキャリアなどを自動識別します。GPSが内蔵されていないと識別された
場合、各キャリアで定められている方法で簡易(携帯電話各社の基地局)の位置情報を取得し
て消防に通知します。
5
■ 通信方式
Web
アプリ
アプリを利用しない理由
1.アプリでは対応できない端末がある
現在発売されているスマートフォンの中にはアプリをダウンロードすることができない仕様のものもあり、利用
者を限定してしまいます。また、アプリに限定した場合、フューチャーフォン(従来の携帯電話)は全て対応外と
なってしまいます。
2.OS毎に対応が必要になる
スマートフォンのOSをバージョンアップした場合、それまで正常に動作していたアプリが動作しなくなることがあ
ります。
3.利用者自らの操作でアプリを常に最新版にして頂く必要がある
正常で安定的な動作をするためには、常に最新版に利用者自らバージョンアップしてもらわなければなりませ
んが、周知徹底するのは困難です。
4.機種変更をしたときに再登録作業をして頂く必要がある
機種変更をした場合、再度登録を行わなければなりません。
6
■ 見やすいグラフィック表示
携帯電話・スマートフォン・パソコン
全て同じトップ画面が表示されます。
お気に入り登録やショートカット作成
をしておくと、1プッシュで簡単にトッ
プ画面を表示することができます。
【 トップ画面 】
7
■ 簡単にメールアドレス変更ができる
消防本部・福祉課に届ける必要はありません。
利用者は、自宅に居ながら自分の携帯電話・スマートフォン・パソコンか
ら簡単にメールアドレスの変更を行うことができます。
変更できる項目
■ メールアドレス
■ いつも通っている病院
■ 持病 など
■ パスワード
※ 機種変更をしても消防本部・福祉課に届ける必要はありません。
8
■ 登録方法
アプリを利用していないので、登録方法は1つです。
携帯電話・スマートフォン・パソコン全て同じ方法で登録できるので、
利用者への説明がし易く、スムーズに登録することができます。
① QRコード等を読み込みます
http://sos-web.jp/
② 各項目を入力します
③ メールが届きます
メールが届いたら、
窓口で利用者情報の
登録を行います。
9
■ 接続エラー
本システムはインターネットに常時接続して利用するため、インター
ネット接続が切れると 致命傷 です。
その為、インターネットの接続が切れた場合、音声で通知します。
「 接続エラーです 」
※ 確認ボタンを押すまで、音声は鳴り続けます。
10
■ メールでも緊急通報受信可能
平成23年3月11日
東日本大震災が発生
その時、ガチャピーは…?
一関市では3月11日の震災発生直後、送電が停止されたことから市内全域が停電となり、消防本部も庁舎全
体が停電となりました。
パソコンもすべて使用できなくなり、ガチャピーを受信しているパソコンも電源が入らない為、ガチャピーによる
通報受付画面を表示できない状態でした。
しかしそのような状況下、消防職員がガチャピーの通報テストを行ったところ、あらかじめ非常時受信用として
登録してあった携帯電話が緊急通報を受信し、システム自体は正常に作動していることを確認できました。
今回の震災では幸いにしてガチャピーによる通報はありませんでしたが、パソコンやインターネットが使用でき
なくなった場合でも、自営設備ではなくASP方式であるアドバンテージを生かし、代替手段によって通報が受付
けられる仕組みがあることは、私たち消防職員がより迅速・確実に対応できることはもちろん、ご利用者が少し
でも安心を得ることに繋がると実感しました。
(一関市消防本部 消防課 千葉幸也氏)
11
■ 消防防災製品等推奨
ガチャピーは、
一般財団法人日本消防設備安全センター
【消防防災製品等推奨】を受けました。
◆消防防災製品等推奨制度とは
この推奨制度は、消防防災分野において有効に活用できる
と認められている製品及び機器を推奨し、消防機関等に情報
提供を行うことにより、広く普及を図り消防防災活動に役立て
ることを目的としています。
◆ 推奨の対象製品
消防防災製品等の推奨の対象となるのは、消防防災分野に
おいて有効に活用できることが見込まれるもので、新たに考
案され、若しくは改良開発されたもので、当該分野においての
利便性、効率性又は安全性の向上に寄与するものであること
等の一定の要件が満たされている製品です。
12
■ プロモーションビデオ
動画・音声・文字・手話で操作説明をします。ろう者の方々や関係者の
説明にご利用ください。
※ プロモーションビデオはHP上でご覧頂けます。
音声
救急通報
ボタン
火災通報
ボタン
TOPページです。
ここから通報を
開始します。
手話
文字
TOPページです。
ここから通報を開始します。
13
「緊急Web通報システム・ガチャピー」
− 通報の流れ −
NPO日本レスキュー支援協会
-No20131020-
http://www.npo-r.jp
■ 利用者の操作 ①
自宅から通報する場合
①通報種別を選択
②詳細の入力
通報完了
お腹が痛い
③自宅を選択
●FAXによる119通報より簡単に通報できます。
●利用者が12歳以下の場合は、通報画面の表示はひらがなでわかりやすく表示されます。
1
■ 利用者の操作 ②
外出先から通報する場合
①通報種別を選択
②詳細の入力
④居場所の入力
中央公園の噴水周辺に
います。
通報完了
お腹が痛い
③外出先を選択
●GPSが搭載されていない携帯電話はもちろん、GPSが搭載されていても室内などで位置が取得
できない場合でも、上記のように居場所の入力 をすることにより外出先から通報する事ができます。
●利用者が12歳以下の場合は、通報画面の表示はひらがなでわかりやすく表示されます。
2
■ 消防本部で通報受信
インターネットに接続できるPCで通報受信
「救急通報です」
※ 音声で通知します。
通報者の「登録情報」と併せて、「通報場所」が地図上に表示されます
3
■ 通報者へは
消防本部で通報を確認すると、
通報を受け付けた事がわかるよう、通報者へメール送信されます。
From:[email protected]
Sub:○○消防本部です
ちゃんと通報
できたのかな…?
【山田太郎様】
○○消防本部です
「救急通報」
を受付ました
よかった!
届いたんだ!
■返信はコチラ
↓ ↓ ↓
[email protected]
※メールに写真・動画も
添付できます
詳細の表示
(5ページ)
4
■ チャット機能 ~文字・画像・動画~
通報を受け付けた後、通報者とのメールでのやりとりが可能です。
文字だけでなく、画像・動画でのやりとりによって、通報者の状況をより詳しく把握する事ができます。
画像
了解致しました。
現在、現場に向かっております。
08-26
10:20
山田 太郎>
○○橋の海側です。
写真を送ります。
画像アイコン
08-26
10:16
管理者>
08-26
10:15
山田 太郎>
08-26
10:12
管理者>
河川敷のどの辺りですか?
河川敷にいます
くわしい場所はわかりますか?
5
「緊急Web通報システム・ガチャピー」
− 登録手順 −
NPO日本レスキュー支援協会
-No20130821-
http://www.npo-r.jp
■ 登録手順 ①
~ 利用者情報の記入 ~
利用者は登録施設で必要事項を用紙に記入します。
必要事項記入用紙(例)
1
■ 登録手順 ②
~ 登録申請 ~
利用者がお持ちの携帯電話・スマートフォンで登録申請を行います。
① QRコード等を読み込みます
http://sos-web.jp/
② 各項目を入力します
③ メールが届きます
メールが届いたら、
窓口で利用者情報の
登録を行います。
2
■ 登録手順 ③
~ 利用者情報の登録 ~
利用者が記入した用紙をもとに登録施設の職員の方が管理画面で
利用者情報を入力し利用者登録完了です。
3
■ 登録施設
● 登録施設は、最大50カ所まで設定可能
登録施設ごとに登録専用の「ID・PASS」を発行します。
※登録施設では緊急通報は受信しません。
4
「緊急Web通報システム・ガチャピー」
− 利用範囲 −
NPO日本レスキュー支援協会
-No20131219-
http://www.npo-r.jp
■ 利用範囲
ガチャピーを導入している
消防本部間は連動されています。
利用者が登録した消防本部の地域以外で緊急通報をした場
合、通報を行った管轄の消防本部に直接緊急通報されます。
※ 複数の消防本部に緊急通報されることはありません。
1
■ 管轄外からの通報
ガチャピーを導入していない地域で通報した場合
利用者が登録した消防本部が通報を受信し、通報者の現在地の
消防本部名・電話番号が表示されるので迅速な対応が可能です。
【 通報詳細画面 】
2
「緊急Web通報システム・ガチャピー」
− 導入実績 −
NPO日本レスキュー支援協会
-No20130821-
http://www.npo-r.jp
■ 導入実績 ①
総務省消防庁
( 平成24年4月~ )
■ 題名
聴覚・言語機能障がいに対応した緊急通報技術の開発
■ 内容
パケット通信を用いた新たな緊急通報・災害通報手段の標準化を行い、
聴覚・言語機能障がいに対応した緊急通報技術を構築する。
■ 全国モデル消防本部
所沢市消防本部 【 現 ・ 埼玉西部消防局 】
2013年 3月 埼玉西部消防局 導入
1
■ 導入実績 ②
2004年 7月
新居浜市消防本部
2010年 2月
京丹後市消防本部
2004年 9月
松山市消防局
2011年 3月
防府市消防本部
2005年10月
水戸市消防本部
2012年 6月
埼玉県央広域消防本部
2006年10月
今治市消防本部
2013年 4月
埼玉西部消防局
総務省消防庁
2008年 1月
浦安市消防本部
2008年10月
新宮市消防本部
2009年12月
一関市消防本部
「緊急通報アクセシビリティWP」検討会
2013年 8月
連携消防本部
西予市消防本部
2
Fly UP