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オフィスにおける取り組み(PDF/403KB)
オフィスにおける取り組み オフィスにおける環境社会配慮も、一歩ずつ着実に進めていきます。 オフィス業務と環境の関わり 国際協力銀行における事務では、環境に対して直接重大な影響を及ぼすわけではありません。しかし、地球温暖化等、地球規模の 環境問題が深刻化している今日、事業活動に伴うエネルギーの使用、紙の使用等オフィスでの環境負荷の低減を図ることも重要 であると考えています。 そこで国際協力銀行では、省エネルギー・省資源・リサイクル活動の各種対策を、組織的・全行的に取り組んでいます。また、環境 に関する法規制は強化される傾向にあるため、こうした動きにも迅速に対応し、社会的責任を果たしていきたいと考えています。 グリーン購入 グリーン購入法*に基づき、環境物品等の調達(グリーン購入) オ フ ィ ス に お け る 取 り 組 み 20 へのグリーン購入に関する協力要請も継続して行っており、 工事請 の推進を図るため、方針を定め、その結果を公表しています。 負契約書等のなかで、 グリーン購入へ協力する旨明記しています。 2002年度は、 グリーン購入を行内で推進するために、各部署で * 国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(平成12年法律100号) 基準適合品を注文できるシステムの運用を4月から本格的に開 URL 始しました。 環境物品等の調達実績の概要 http://www.jbic.go.jp/japanese/environ/green/pdf/h14_jisseki.pdf また、 物品等を納入する事業者や役務提供者、 工事の請負事業者 2002年度の特定調達品目の調達状況 調達数値目標を掲げて調達を実施した品目の目標達成率は93.3%となりました。目標が達成できなかった理由としては、商品自体が市 場に流通しておらず調達が困難な品目があったこと等が挙げられます。 調達目標と実績(抜粋) 品 目 紙 類 コピー用紙、印刷用紙、衛生用紙等 納入印刷物 2002年度 目 標 2003年度 実 績 目 標 100% 99% 100% 100% 100% 100% 文 具 類 定規、消しゴム、はさみ、ファイル、マグネット等 100% 99% 100% 機 器 類 いす、収納用什器、机等 100% 95% 100% O A 機 器 コピー機、ファクシミリ、電子計算機等 100% 100% 100% 家電製品 冷凍冷蔵庫、エアコン、テレビ等 100% 96% 100% 照 蛍光灯照明器具、蛍光管 100% 100% 100% 6台 5台 4台 調達予定なし 16個 4個 5個 4個 明 ハイブリッド車、排出ガス75%低減かつ 省エネ法* 基準達成自動車 自 動 車 ETC対応車載器 VICS対応車載器 設 備 生ゴミ処理機 公共工事 役 務 * エネルギーの使用の合理化に関する法律 6個 食堂に1台を調達予定 食堂に1台を調達・設置 − 原則として、資材・建設機械 等を使用する際には、グリー ン購入法に基づく基本方針 の判断の基準を満足させる ものを使用 平成14年度実施の公共工事 における資材調達については、 ほぼ100%の基準適応物品 の調達実績を達成 原則として、資材・建設機械 等を使用する際には、グリ ーン購入法に基づく基本方 針の判断の基準を満足させ るものを使用 省エネルギー診断調査を実 施予定 省エネルギー診断調査を実施 印刷の際には、印刷用紙・イ ンクは、グリーン購入法に 基づく基本方針の判断の基 準を 満 足させるも のを 100%使用 エネルギー等使用量・排出量の把握 国際協力銀行では、オフィスにおける環境への取り組みを進め が増加の要因として挙げられます。また、廃棄物排出量が2001 るため、エネルギー等の使用量や廃棄物等の排出量の把握に努 年度から2002年度にかけて、雑誌類等の在庫整理を実施した めています。2002年度は、新たな取り組みとして大阪支店のデ ため増加しています。一方で、発生した雑誌類等を分別・リサイク ータも把握し、報告範囲に加えました。 ルしたためリサイクル率がアップしました。 エネルギー等の使用量に関しては、 ガス使用量が大きく増加し ました。ガスは主に冬季の暖房用ボイラーで使用していますが、 今後継続してデータを把握するとともに、 データを有効に活用 して、取り組みを進めていきたいと考えています。 平均気温が2001年度と比較して2002年度が2度低かったこと 年度別エネルギー等使用量 上水使用量(m3 ) 電気使用量(Mwh) 本店 本店 大阪支店 (年度) 大阪支店 (年度) 6,856.7 2000 6,561.7 2001 26,830 2001 6,693.7 2002 29,146 2000 6,830.4 28,367 2002 28,624 257 136.7 0 2,000 4,000 6,000 0 8,000 10,000 20,000 30,000 40,000 中水使用量(m3 ) ガス使用量(m3 ) (年度) (年度) 2000 2000 107,713 90,445 2001 155,021 50,000 100,000 150,000 0 200,000 21 10,015 2002 紙使用量(t) 本店 9,448 2001 2002 0 10,016 4,000 8,000 12,000 16,000 集計範囲(2002年4月∼2003年3月) 大阪支店 (年度) 2000 インプット(使用量) 110.1 2001 アウトプット(排出量) 集計範囲 電気 ガス 店 ○ ○ 大阪支店 ○ 紙 上水 中水 廃棄物 排水 CO2 104.0 本 110.6 2002 60 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 利用なし ○ ○ 利用なし − ○ ○ 112.7 2.1 0 90 120 150 年度別排出量 排水量(m3 ) 廃棄物排出量(t) (年度) (年度) 2000 132.3 165.1 177.1 2002 2000 157.2 150.9 2001 大阪支店 本店 リサイクル 焼却 34,045 30,809 2001 206.4 31,782 2002 32,039 257 0 100 200 300 0 400 10,000 20,000 30,000 40,000 CO2排出量(t) リサイクル率(%) 本店 大阪支店 (年度) (年度) 2000 2000 54.3 2001 52.2 2001 2002 53.8 2002 2818.9 2671.0 2908.8 2857.1 2,908 51.7 0 20 40 60 80 オ フ ィ ス に お け る 取 り 組 み 0 1,000 2,000 3,000 4,000 CO2の排出量に関しては、今年度より「地球温暖化対策推進法施行令」に基づく排出係数を 使用し、算出しています。それに伴い、前年の数値も一部変更しています。 オフィスにおける取り組み 具体的な取り組み 国際協力銀行では、職員一人ひとりが環境負荷低減活動に取り組むことができるよう、オフィスにおける省資源・省エネルギー・リ サイクル活動を部単位で実施しています。 省エネルギー診断と電力使用量の削減 廃棄物の分別収集の実施 竹橋合同ビルにおけるエネルギーの使用状況とデータをチェ オフィスからの廃棄物では紙が圧倒的に多く、分別ボックスを ックし、エネルギー消費のムダをなくすため、2002年8月に省エ 設置し、使用済み用紙のリサイクルを行っています。他に、ペット ネルギー診断を実施しました。 ボトル、缶・ビン、紙コップ、プリンター及びファクシミリの使用済 設備の保守点検やデータの記録が申し分なく行われている一 みトナー等も分別回収・リサイクルを実施しています。 方で、そのデータの活用方法に改善の余地がある等の指摘を受け たため、設備の保守を担当している業者と協力し、 これまで蓄積し オ フ ィ ス に お け る 取 り 組 み たデータを参考に、 更なる省エネルギー対策の検討を始めました。 また、 サーバーの導入等により電力使用量は増加傾向にあるな か、省エネルギー診断でのアドバイスを参考に、少しでも電力使 用量を抑制するため、共用スペースの蛍光灯の使用本数を半分 に減らしたり、室内照明とスイッチの位置を明確にすることで席を 離れる際の消灯を呼びかける等の取り組みを開始しています。 分別ボックス 職員の自主的な取り組み 22 ミスコピーの軽減を図るため、貼り紙で注意喚起を行うととも に、ミスコピーや片面コピーの回収ボックスを設け、裏紙の再利 用を促進する活動を継続して行っています。 消灯の呼びかけ 省エネルギー診断の報告書 生ごみ処理機の導入 竹橋合同ビル内にある職員食堂に2002年7月より生ごみ処 理機を導入し、食堂で発生する処理可能な生ごみのコンポスト化 を実施しています。できたコンポストは、業者に引き渡し2次処理 された後、堆肥として活用されています。 生ごみ処理機 コピー用紙の回収ボックス