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最高皇 - TOK2.com
シンクル・アンプの音色のすなおざきめ細かさにひかれて シ ン ク ル ・ア ン プ の 最高皇 ラ ス を ね 翠 ∴∴∴∴ ∴ ∴ ∴ ∴ ∴∴ 小∴∴∴∴ 点 締 高i蕊漸減「 着 / 、 ● ● ∴ ∴擁 離間税 ) 、 浩羅( 。 i〈 / \ 綴 細 − 、 / ※ 繊輔繭鮭 一 言:∴ 「∴ ら っ 忙 : ∴ ∴ ∴ 畿 一 一 ∵ / 言 ∴ ∴∴ . \ − ∴ ∴∴ 簿 \ ∵ ∵ 誹 / \ 、 鍍 i i∴ : ∴ ∴∴ ∴ 綴愁ル ∴ 翻 ∴ ∴「 轡∵ ∵ ∴ ∴ ∴「 ∴ ∴ 「洲 返 信 / \ 薫 簿i 事l † 冒A † ■ 漢 ∴∴ ∴ ∵ 駿 へ ● − 灘鱒 」 蝿 鳥 ∴ ∴ ∴ / 蕩 露、 騒綴 ∵∴∴ 「∴ iL熊 窓 熊 ′i{ 二点 ∴ ∴ 「言 ン 、  ̄ 8_ シングル ・ステ レオ ・ ● − ● ・ 。重 畳 帽 8 8 日 _−バイスに半導体を使用したアン ブ ̄ プを追いかけていると.ふとし たときに真空管の持つあの独特のフィ ーリングが無情に恋しくなることがあ オ用として家庭で使用できる最大級の もの.そして比較的入手も容易なUV −211を選びました さらにドライバ うな,大型ノヾワー管を使用したアンプ 回路は十分余裕ある出力電圧が得られ るよう考慮し.構造上,規格上,UV −211のファミリとも言えるUV−845 も入手しだいでは使用できるよう設計 しました. ります.小パワー真空管アンプで静か に室内楽を楽しむのも興さのあるもの ですか,これぞ真空管アンプというよ にも心ひかれるものがあります.出力 UV−211,UV−845は共にプレー 段の動作形式にしても,シングル,プ ト電圧は1000Vにおよびますので,回 ッシュプルとありますが,私はシング ル・アンプの持つ音色のすなおざ き 路はできるかきりシンプル.かつ確実 なものを採用し,使用部品も牲能,信 めの細かさにひじょうな魅力を感じま 頼性.耐久鮭を重視して選択します. す.またシ’ングル・アンプにはプッシ このため部品さえそろえれば初心者で ュプル・アンプでは表現できないサ ′も容易に製作できるアンプとなり.使 ムシングがあるように思えてなりませ ん. 用部品,製作上の注憲を中心に話を進 そこで今回は 音質・出力ともにシ ングル・アンプの最高峰をねらったパ めていくことにします.もし読者の中 で製作される方がいらっしゃいました 詫 るようはじめに申し上げておきます. と I UV−211,UV−845 について UV−211およびUV二845の規格, 外観をそれぞれ第1表,第2表に示し ます.UV−211は本来小型送信機の 出力段,もしくは励振段用として開発 された万能送信管であるのに対し. UV一淡5はAM送信機の変調器用に ABl級低周波増幅専用管として開発さ れた送信管です− これはいずれもEp −Ip特性曲線の宿縁崖は極めて良好 で,大出カパワー・アンプの終段管と してもすぐれた適性を示します. UV−211,UV−845のファミリは ワー・アンプを計画しました.出力管 ら,出力管プレートには1000V近い高 圧がかかっていることを念頭において 各社からひじょうに多くの品謡が発表 されており,我国でも東芝,NECで には数あるパワー管のなかでオーティ 感電にはくれぐれも注意して製作され 製造されていました.代表的な品種を 138 高81年10月号より。 ラジオ技術 ●復刻ゾ)−ス=UV211,845シングルアンプの設計制作 締る表に示します・とくにUV−211 は軍用としてVT−4Cの名称で多数 第1 表 U V− 21lAの規格 第2 表 UV− 845の規格 態 嶽 接 続 UV. 845 名称 5687 送信・ 変調・ 電力増憫用 10V ・ 3. 25A 用途 租穎 申〟田鹿増幅用双3 横 El・ IJ 12. 6V O. 45A, 6. 31’ 0. 9A 接 続 拷 製造,使用されたこともあり,現在で も入手が容易かつ安価(安価といっても 1本¥13K位です)で 音質も極めてす 名 称 ぐれている,と三拍子そろった貫重な U V. 211A 用途一 組頬 送 信 . 変 調・ 馬力 欄 偶 朋 El ・ Ij 10 V ・ 3. 25A 存在です: テンが使屈された電熱3極管で,フィ Ebh Eb P。 B. ‘ 2 B. 2 Pg2 Ik ラメント電力は32.5W(阜I=10V,I′= B. l UV−211の構造.規格については, フィラメント材にトリウム・タングス 3.25A)にもおよび,送信管としてヘ 1250 75 P ih 15011’ Ibm 175m A 誇4 亥 5687の規格i 1250 75 1, in 150W i Eb Pp F Rgc lI , ト ー 120mA 膚 eM 器 ビー・デューティな使用にも耐えられ るようフィラメント・エミッションを 考慮して設計されています.プレート 揖矢については連続最大プレート掴失 75Wが標準ですが,これはプレート材 質により異なるようです.現在得られ るほとんどのものはプレート材にグラ ファイト製(GE,RCA,UE等)T.こ の他金属プレート製(WE,NEC等), メッシェ・プレート製(旧型テレフンケ ン)の3種があります. UV−211の特徴は内部抵抗が極め A lS A B2P. P. AIS A BIP. P. 1000 800 1000 750 1000 B. 2 E。 1 RK RL E‘ I IbO b S iC I. I 20 I ● 2Sic h b l▲ 〟 l: ● ÷ Po KF −52 − − 60 −80 − 98 −155 − − 209 −125 −170 E。 1 備 考 7 5. 4 6. 8 65 30− 30020− 300 − ( 3 4) 車 3. 8 3. 4 9 16 − 10 140 190 800 1000 4. 5 4. 6 Eb 作 例 120 180 250 −2 −7 −12. 5 E. 。 。 章 ( −9 −14 −19) 80 70i Ib 3 6 ( 69 110 148 170 177 11. 5 8. 5 5. 4 330 P 240) gi − 〟 i 1. 7 1. 9 2. 1 場 裏 5 − − 15 21 24 rp 23 18 17 12 16 1. 56 2∴∴ ∴3 − 40 75 章 Ib量75mAの鴫 ● Ib=75mA の時 ‘ ” 静特性 ‘ ” 静特性 ( ) 内助振電力 ( ) 内励振電圧( V) ( W ) ( 正弦波実効値) て高い電熱3極管という点につきま 90V 95 65 52 章 3 − ● ● 12 n 勤 Eb 1250 lM プレ ート 前 進’ 廻 鷹1000V 両 ユニッ ト と も 馴乍 時7. 51† R売 ehk 動 作 300V 4. 2W ′ ” Ibヨ100P A の時 備考 〈第1表一第4表〉 UV−211, UV一線5,5687の規格衷 す.これから種々の牲質が生ずるわけ を使用したカソード・ポロワ(電圧増 211の約1I2となっています.このため ですが.内部抵抗が商いということは 幅管では役不足です)として,強力に㊥ プレート入力のわりに出力が出ないと 領域まで振り込めばシングルで40−50 出力も同一プレート電圧(Eb=1000Ⅴ) 時,UV−211の10Wに対し21Wと約 いうことになる反面,直線蛙が良好で, Wは得られます(この出力もシングル・ 2倍の出力が得られます.反面,グリ この球の直線性に対抗できる真空管 アンプとしては異例です).この場合,多 ッドを正の領域まで使用することは規 は,例の801A以外には見当りません 量のグリッド電流が流れますが,グリ 栴上規定されてなく,通常はE.=0V また,送信管として設計されているだ ッド電流は50mAm.義まで許容されて までとなります. けあり,グリッドが正の領域での直線 いますので何ら問題なく.さすが送信 牲劣化がまったくなく 負の領域より 良いくらいです(この点については80lA 管といえます. も同様です).一般受信管では得られ 本来の姿なのかも知れませんがI オー UV−211はこのような使用方法が i 出力段の設計 ない特性で注目に促します.このUV ディオ用としてはいささか考えてしま 211の特哩を生かし,骨までしゃぶっ います.UV一塊5については,フィ 出力段はUV−211.UV一秘5兼用 てやろうと考えるむきには ドライバ ラメント,プレートはUV−211とま 回路をトランス結合もしくはパワー管 ったく同様ですが 内部抵抗はUV− という点と.長期間安定度を考慮し. 動作階級はAl級にとり,セリフ・バ イアスを採用しました.まずロード・ 〔211系類似割 名 誇 〔飢5系類似管〕 メ ー カ ー プ レ ー ト損 失 G .E G .E 7 5 W G L −8 4 5 G .E 100 W G L −8 3 5 7 5 W U E −8 4 5 U .E 100 W V T −4 C G .E 10 0 W U E −9 4 5 U .E 10 0 W U E 2 1 1 U .E 7 5 W T −1 1 0 −1 8 .8 10 0 W R S 2 3 7 (旧 ) ’ 隠 しB n 同 曲測 7 0 W W W R S 2 3 7 (新 ) 棚 G L −2 1 1 W E −2 4 2 C W 称 E −2 8 4 D カ ー プ レ ー ト損失 .E 8 5 W 10 0 W e S W U V −8 4 5 R C A 東 芝 100 W .B . J A N 8 4 5W R C A 1 00 W R C A 7 5 W 2 11 R C A 7 5 W 84 5 メ ー n NK EN 8 35 JAN.2014 名 75 W 〈第3衰〉 UV−211,UV 一班5系類似管 内の代表的品稲 ラインを引くに当り出力管の動作基準 点を決めます.出力管プレートへの供 給電圧は1000Vを越えるとケミコンを はじめとする各部品の耐圧の関係で電 源部が大型になるうえ,部品の入手, コストの点で,一般性がなくなるの で.上限ぎりぎりの950Vに決めます. 139 履5687 %5687 UV−釦orUV−845 m−60−35W 7∂競2W I34V 0047 600V ー ヽ l _、 I 一′ ・ BVこ き 灘 拭● S 、 : 雪 ⊂ 蔦〕 き 23y . 主 ゝ Qr、 茎 「 Q三 ヽ 000 5W B) ∵ 二 三三 三 二 ミ± X−10S I6g :: +BI M S一UVD −R LL ′ 00 器 融 OD L4 XG M 0 − 10 − 200D 監 轟 藤 [ 0 0 0 6・ 3 H 朝 」一〇イ 嘩 O 10 63 +B/ 8 2k5W 0. 22 600V _ ′ ′ ” よ 260V .き W M一 一 −l + 2k 2 4統 〈第4図〉 本殿UV−211,UV−845 A〟級シングル・パワー・ アンプの会回路図(電源 部以外は各CH分表示) 262y 30DL4 0 × 4 → 埋 葬 : 義 羅 0 擬 ’ 購 竪堀へ 驚 表面に現れてきてしまいます.そのか っとも予,が低く,プレート損失も大 定度,製作時の難易やトラブルを考え わり低ひずみで極めて大きな出力笹圧 きな5687を使用することにします.こ た場合,本殿のように高圧を扱う回路 を得ることが可能です. 考え方のちかいでこれを良しとする 方も多くいらっしゃるようですが,私 こで5687の規格を第4表に示します. つきに回路型式ですが,はじめに述 には不適当でたとえ特牲的には数段す ぐれていたとしても採用したくありま べたようにできる限りシンプルかつ確 せん.以上を考慮し本殿にはごく一般 の場合.出力管本来の音色にドライバ 実な回路を採用します.ベストな状態 的なプレート・ポロワを採用しゲイン 管の音色がプラスされてしまうのは好 がピン・ポイントであるようなシビア との兼合から2度増幅とします. みません.さらにノヾワー管を使用した な調整を必要とする回路は 長期間安 としてもプレート供給電圧を高くとら ∴∴∴∴ ∴ i∴∴ ∴∴ ∴ ねばならないことには変わりはなく. 通常行われる抵抗負荷では この負荷 抵抗でのロスがひじょうに大きくなっ てしまいます. そこで本殿には小信号用毎度増幅管 で低均 低で。の品種を使用し.プレ ート電圧を高くとりプレ「ト電流も十 分に流した状態で使用することにしま :∴ ト 使用した出 力笛は送信 管としてポ ピュラーな UV−211. UV−845 である ∴∴∴ ∴: :∴ ∴ ∴∴∴ ∴ ∴ : ∴ ∴ ∴ ∴一懸 ii 緩綴 ∴ 藤懸嬢 /1 ∴ :∴∴ ∴: ㌧ ∴ ∴ ∴ 一 「 ∴ ∴ ∴ ∴ ∵∴ ∴ ∴. ∴ ∴ \ ∴ 騒 懸騒 /\ 懸 善 く,一般的な品種では6350,6463, 5687ぐらいなものです.このなかでも JAN.2014 ∴ 灘 iii畷 ∴ ∴ ∴ ∴ ∴ ∴ ∴ ∴∵ ∴ ∴ ∴ ∴ ∵ ∴十 ∴∴ 一 ∴ ∴ ∴ / 織∴ 機∴轡 綴 綴 織 \( 、 、,騒 議 、懸 ∴ 。 , ∴ ∴ ∴ ∴∴ ∴ ∴∴ ∴∴ す.このような目的に使用できる電圧 増幅管はそうざらにあるものではな この電圧増幅段で問題になるのは2 ∴ ∴∴ : ∴ ∴ ∴∴ ∴ ∴ ∴ ∴ ∴ 「∴ ∴ 幾/ . ∴∴ ∴ : ∵∴ ン ∞ 餓 141 27 27 ∴ 中 /へ ヽ一 「 ∴ ∴ ∴ ∴∴ 〔エーカブ方法〕 1.両標は左記の通り行い (仮組み)370仰のから身 オードへの誼榛は行わない tおく(図.。間). UV−2110n]∨−845  ̄− ̄ ̄−ヽ 一 ̄ ̄i ̄ ̄  ̄i ̄ ̄ ̄−ヽ † C l 〇一 ○ Ir O Iく : ⊃ i I ヽ つ Iく I i擬− ⊆ i I ∴ i I ∴一 ! i 演) i ∴∴ I i I i i : ∴ i i : ∴ i i ) − i 溌 I l i 1 0 0 l l O C il t) つ 、 一一一一一 一一一一一/ ヽ一一一一一 一一一一 一一 L∪ 〕∴ ∴く こ こ I692.この状態で2−3時間通電 SW する. 3.鴻こフィラメント回路に入っ ていろIQ5Wとショートし (取除き)iた,2−3時間通 電すら. 4.1で致しておし涙370仰の から身オドへの箭掠(。 。間)を行い2∼3時間通電 する. 5.これが潜ったら正規の記 練にもどし作業をつづけら ○ Lo N l ○ 寵謹諒薯間 2−3時間ずっ行いました が,こ油土5−IO時間ごと 行juゴさらに良いことは 言うよそもありません. IO I 〈第5図〉 ドライバ段ノヾネル加工図 〈第6図〉> 出力管のエ ージング はトランジスタ式アンプに使用してみ てクリアな再生音,ノイズの少なさの 点で現在得られるダイオードの中でペ ストでしょう.今回は管球式アンプに _−プをかぶせて使用しました.ジェ その他の部分は品川電線のTYPE− 使用してみたわけですが,ひじょうに ンフロン線は絶縁材として最高の特性 を示すテフロンを被ふくしてあり.ス TR−64,20AWG−F−Yという耐熱 良い結果が得られました ビニール線を使用しました. 日コンのゴールド・シリーズの使用 リーブ厚はさほど厚くないのですが 秋葉原ではジュンフロン線はオヤイ と相まってノイズの発生がなく。極め 1000Vの耐圧を持っており,耐熱怪も デ電旗(Tel.253−9351).品川電線の てクリアな再生音が得られました 極めてすぐれたコードです.一般のビ (甫)配属コード ニール・コードは耐圧600Vですので ものは鈴蘭堂(Tel.鮪3−6507)で入手 できます. 高圧回路には1.25スケアのジュンフ 高圧回路には使用しないよう注意して 参考までに本殿に使用したパーツを ください. ロン線にさらに4¢のエンパイア・チ 第5表に示します. ノ / 緑 ( ← 灘 ト 春機シヤ 1雷 鰭 ;∴ ∴∴一 ∴ ∵∵∴∵享●ら諦 鶏 ∴ ÷: : : ∴ ∴ 00 00000 0 − _ _ i( \、 ) 十 ・. ∴∴ 「: (灘 ’ 1、 − 割那 = ′、 聞 発議鷲擬鰯 ∴ 騒 ∴∴ シ内完成 軍費・回 路がシン プルだか ら部品も 少ない数 ですんで いる 綬 多 ∴∴∴ 、∴ 簿 ) 刻語 一 調出坊 ∴ : 誓 : ∴ 「∴ ∴、i 雛 田 園 的 鰯 細 腰 轍 溺 ∴ ∴ ∴ ( 艶 聞 露 一..: ∴ ∴ 星 亨 ∴「 図 図 ← 撰 薪敬語用 ∴ ∴ 145 ∴ ∵∴ / iiL 08 6−。4 0ゼー4− 68024q“ 一一一一 ︵SKへ短く二 1用 i川 0勝 一d樽rM \ \ \ l 0 2 4 6 8IOO 2∴ ∴ ∴ ∴4 _」 Ii i iz i lI 観 ︵求︶札を豆も 08 6 4 2 、le ︵○∴∴ノ 一一 一− 一一一 ムー− レベル伯 の ′ Iα( ∴ 2 ∴∴4 6 8100k 2 i∴ IO H Ik H z ∴ 人丁半 −ト ・ ンヨ ・ IO k 持 人 力 オ ーブン : クリッピング 00 ii “; ′ ̄ ′ ÷ V (i i/ 3 V 1 ∠′ i i ノjr < 〈第12図〉 出力対ひずみ 串特性 6 80I 2 4∴∴6∴eI j 人力(の バランスが極めて良く,チェンバロ, ピアノ,コントラバス,ブル・オーケ ストラどれを再生しても欠点がまった − ▲UV−845使用時の 春機の締憧 I _2 4 6 8I 2 4 6 810 2 出力(1のi ■”● ̄●””●− ̄…” ̄…”−i‘”i−…●−…”−“”“●−…●−●‘●●−●一一一”t i i 測定結果 I くなく,聴いていて楽しくてしょうが ありません. UV−211とⅩ−10Sの絶妙のバラ ンタロで観測した協会.ひずみ成分は 完全に2次高調波で正弦波の頭がここ ンスとでも言いましょうか,私には筈 ろもち丸くなったかなと思う程度の変 球式アンプで現在得られる最高峰の音 化です.いずれにしても両者ともクリ 色と思えます.あらためてUV−211, ッピング・レベルは明確には表われま せん. Ⅹ−10Sの実力を見た思いです. i i .●●●●−.〟.●−….__…._.__.−…._..〟.__…._〟.〟,_….−...__I 出力段がUV−211.UV−845.そ れぞれの場合についての周波数特蛙. 入出力特性,ひずみ率特控を第7−12 図に示します.−3dB落ちでUV− ホール・トーンのような雰囲気感がひ 位相特哩.周波数特性が良好なためで じょうに良く出ます.このため,帯域 す.値についても両者とも最大出力時 3%以下に納まっています. バランスとしてはやや低域に片よった 感じになります.コントラバスやピア u i . ● 〃 . . “ − ● 特性によるものです.また,低域は重 えられるかわり.低域は雄大に広がり n プレート・チョーク TC−60−35Wの ひずみ率特陸でとくに注目する点は 各周波数でのひずみ率が極めて良くそ ろっている点です.これはⅩ−10Sの r . 〝 . ● ” 211の場合143Hz−68kHz.UV− 845の場合14.2Hz−74kHzと広帯域 に仕上がりました この周波数特陸上 で90kHz付近にある0.6dBの山は UV−845の場合はUV−211とは やや異なります.高域ののびは若干押 i ヒアリングの結果 す. UV−845だけ聞いていたら大満 ね合せたように同一の特牡を示し,ド ライバ回路の特蛙がストレートに出ま ノの低弦などは力強くすこぶる良好に 再生できますが,重い音色になりま 1−…・“−i・・・−●●●−−…●−・.・一一…・一一.●●−ii●i−i・・・一一・●・●−)●〃i“ 足だったのかも知れませんが,UV− した.X−10Sの低域特性がいかにす 3月号発表のスーパー・シャント電 211,Ⅹ−10Sの組合わせがあまりに ぐれているか証明したような特怪で 源使用DCプリと組合せ,スピーがこ すぼらしいので こう感じるのだと思 す.高域はUV−211の方がレスポン います.とは言っても.どちらの出力 ス低下が早く始まっていますが,これ タンノイ・イートンを使用して行いま した UV−211の場合は極めて立上 はUV−211の持つ内部抵抗がUV− 845より高いためです.それでも20 がりの速いシャープな音色で∴真空管 パワー・アンプというイメージをいた 信筈とは次元の異なるハイ“グレード kHzまで完全にOdBですので,不満 かせませんしかし,トランジスタ式の はありません最大出力はUV−211 の場合12W UV一紙5の場合13Wと 音色とも明らかに異なります.高域は なっています.入出力持牲上ではクリ さわやかにのび切っており.低域は力 強くしまっているうえ.ウエットなな ッピング・レベルを示しましたが.シ めらかさを感じさせる音色です.音域 JAN.2014 管を使用してもすべての点で通常の受 な再生音が得られます.現在,曲想に より差替えて楽しんでいます. 最後に.トランスの入手にど協力い ただいた平田電気 シャシの入手にご 協力いただいた鈴蘭堂,各位に対し. 誌上を借りて御礼申し上げます. 147