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H28高小だより11月号 - 津市立幼稚園、小中学校

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H28高小だより11月号 - 津市立幼稚園、小中学校
高小だより
津市立高茶屋小学校
2016(平成28)年11月
文責:校長 伊庭 正彦
前号では、4月に6年生対象に実施された全国学力・学習状況調査の教科に関
する調査(学力面)について高小の現状や課題等をお伝えしましたが、今回は児
童の生活環境や学習環境に関する質問紙調査の結果から高小の子どもたちの現状
や課題等を考えてみたいと思います。
高
ゲームをする時間について
右 の グ ラ フ は「 平 日 ( 月 ~ 金 ) に ど れ く ら い の 時 間 、コ ン ピ ュ ー タ ゲ ー ム 、 携
帯 式 の ゲ ー ム 、ス マ ホ や 携 帯 の ゲ ー ム を し て い ま す か 」の 調 査 で す 。全 国 と 三 重
県は、ほぼ同じ形ですが、高小は
「 4 時 間 以 上 」ゲ ー ム を す る 人 が
全 国 の 約 2 倍 で 、「 1 時 間 よ り 尐
ない」人が全国の約半分です。
な ん と 高 小 6 年 生 の 6.6 人 に 1
人が、学校から帰った後にゲーム
を4時間以上していることになり
ます。
また、左のグラフはゲームをする時間と学力(平
均正答率)とのクロス集計(全国)です。当たり前
ですが、ゲームの時間が短くなればなるほど学力は
高くなります。ゲームの時間は、ほどほどが大切で
す。子どもがゲーム中毒にならないようコントロー
ルしてあげることが重要です。家庭でのご支援をお
願いいたします。
※クロス集計
2 つ 以 上 の 質 問 項 目 に 注 目 し て 集 計 す る 手 法 で 、項 目 相
互の関係を明らかにすることができるものです。
家庭学習について
右 の グ ラ フ は 、「 家 で 、 自 分 で 計 画 を 立 て て 勉 強 を し て い ま す か 」 と い う 家 庭
での自主的な学習に関する質問です。これに
つ い て も 、高 小 の 6 年 生 は「 し て い る 」が 全
国 の 約 半 分 、「 全 く し て い な い 」 が 全 国 の 2
倍以上となっています。
高小の子どもたちは、
「家で学校の宿題をし
て い ま す か 」で は 96.5%( 全 国 88.0% )が「 し
ている」と答えています。
し か し 、「 家 で 学 校 の 予 習 を し て い ま す か 」 で は 、「 し て い る 」 が 約 10 ポ イ ン
ト 、「 家 で 学 校 の 復 習 を し て い ま す か 」 で は 、 約 8 ポ イ ン ト 全 国 平 均 を 下 回 っ て
います。高小の6年生は宿題をきちんとやりますが、それ以外の家庭学習(自分
に必要な勉強)を自主的に計画的にすること
は苦手なことがわかります。
この質問と平均正答率とのクロス集計(全
国 )が 右 の グ ラ フ で す 。
「 家 で 、自 分 で 計 画 を
立てて勉強をする」子どもほど学力が高くな
っています。
学校の宿題は、みんなが家ですることがで
きる分量になっています。それ以外に自分に必要な勉強を毎日自主的に行うこと
が大切です。また、中学生になれば定期テストに向けて計画的に学習すること必
要 と な り ま す 。高 小 で は 家 庭 学 習 の 時 間 を「 1 0 分 +( 学 年 ×1 0 分 )」と し て 、
1年生は20分、2年生は30分、……6年生は70分を家庭学習の時間と設定
しています。学校でも自分の力に応じて、宿題以外に家庭学習を自主的にするよ
う に 指 導 し て い ま す 。ご 家 庭 で も お 子 様 へ の 言 葉 が け を お 願 い し た い と 思 い ま す 。
他にも気になるところが…
・400字詰め原稿用紙2~3枚の感想文や説明文を書くことは難しいと思
い ま す か 「 そ う 思 う 」 と 答 え た 児 童 が 、 53.5% ( 全 国 34.1% )
・テレビのニュース番組やインターネットのニュースを見ますか
「 よ く 見 る 」 と 答 え た 児 童 が 、 38.4% ( 全 国 57.2% )
全国のクロス集計の結果からは、感想文や説明文を書くことを難しく思わない
ほど、またニュースをよく見るほど、学力が高い傾向にあります。学校でも文章
を書く苦手意識がなくなるよう取り組んでいきますが、ご家庭でもニュース に関
心を持つよう導いていただければと思います。
ノーメディアデーを実施します
南郊中学校区小中一貫教育の取組で、このたび校区の学校、園が
連携して、
「 ノ ー メ デ ィ ア デ ー 」を 実 施 す る こ と に な り ま し た 。そ の
日 は 、テ レ ビ 、ビ デ オ 、DVD、ゲ ー ム 機 、携 帯 電 話 、ス マ ホ 、コ ン
ピュータ等のメディアを使用しない日として、家庭学習や読書、家族との会話な
どで過ごしていただければと思います。まず、第1回目として、中学校の期末テ
スト前の部活動停止期間中の11月18日(金曜日)を計画しています。
「ノーメディアデー」の対象は子どもですが、保護者のみなさまも一緒
にご参加いただき、家族ぐるみで取り組んでいただければ 、
より一層効果的ではないかと思います。この日はテレビを
消して、テレビやゲームの時間を親子の対話の時間にし
ていただき、学校や友だちの話、将来の夢や希望など
お子さんとお話しいただければと思います。
できる限り、ご協力よろしくお願いします。
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