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WebLogic Server の運用管理: 基礎編

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WebLogic Server の運用管理: 基礎編
第98回 夜な夜な! なにわオラクル塾
WebLogic Server勉強会@大阪
WebLogic Server勉強会へようこそ
2013年2月13日
日本オラクル株式会社
1
Copyright © 2012, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
「WebLogic Server勉強会」とは
 By developers, for developers
– ユーザ企業、システムインテグレータ、ベンダーのそれぞれの立場を超えた
WebLogic開発者同士の繋がり
– WebLogic Serverアプリケーション開発者のための勉強会
 スキルアップ
– 先人の成功・失敗談を共有
 開発者間のネットワーキング
– Team WebLogic: 「やっぱり、WebLogic!」コミュニティ@Facebook
– 「WebLogicつながり」の輪を広げよう!
 最新情報
– Oracle Technology Network:
– http://www.oracle.com/technetwork/jp/middleware/weblogic/community/index.html
2
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本日のアジェンダ
18:30-18:35
オープニング
18:35-19:35
「WebLogic Serverの運用管理: 基礎編」
WebLogic Serverの運用管理の基礎編としてWebLogic Serverのインストールからドメイン作成、サー
バの起動・停止、管理コンソールの使い方、アプリケーショ ンのデプロイメント、JDBCデータソースなど
の環境構築と運用管理のポイントをご紹介します。
日本オラクル オラクルユニバーシティ
岡田大輔
19:35-19:45
休憩
19:45-20:30
「クイズで確認!WebLogic Serverの運用管理」
WebLogic Serverの運用管理に関するクイズを出題します。クイズ形式にすることにより間違いやすい点
や細かいオプションの動作、それから効率アップにつながるTipsなどの習得に役立ちます。
日本オラクル オラクルユニバーシティ 岡田大輔
日本オラクル Fusion Middleware事業統括本部 ビジネス推進本部 佐々木 政和
20:30-20:40
3
Q&A
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次回のご案内
2013年5月予定
アジェンダ調整中
アンケートにご希望を!
再び、お目にかかれるのを
楽しみにしています。
4
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WebLogic Server の運用管理:
基礎編
日本オラクル株式会社
オラクルユニバーシティ
岡田 大輔
2013年02月13日
1
Copyright © 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するもので
す。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み
込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供す
ることをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際
の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機
能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます
。
OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
2
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Agenda
 WebLogic ServerとJava EE
 ドメインのポイント
 デプロイメントのポイント
 データソースのポイント
3
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WebLogic ServerとJava EE
4
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アプリケーションサーバとは?
ビジネスロジックを実行するためのミドルウェア
アプリケーションサーバ
WebLogic Server
クライアント
データ
入力/操作
アプリケーション
(ビジネスロジック)
アプリケーションサーバの主な機能
•ビジネスロジックの実行
•リソースアクセスやトランザクション管理など
Oracle WebLogic Serverはこの機能をJava EE 仕様に
もとづいて提供する
5
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RDBMS
(業務データ)
WebLogic ServerとJava EE
WebLogic Server
ATN
JNDI
Plug In
EJB コンテナ
Servlet JSF JSP
t3
JDBC
Java EE
アプリケーション
EJB
RMI
JMS
メッセージングサービス (JMSサーバ)
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LDAP
Auditor
JAAS
Web コンテナ
HTTP
6
ATZ
宛先
(キュー/トピック)
JPA
データベース
アクセスサービス
(データソース)
HTTP
セキュリティサービス (セキュリティ・レルム)
ネーミング
サービス
(JNDI)
Web
サーバ
JTA
トランザクション
サービス
(トランザクション
マネージャ)
RDBMS
開発者と運用担当者の役割
 アプリケーション開発者:
– Java EE 標準仕様に則って実装を行う
 APサーバが提供する拡張機能を使うかどうかを検討する
– 運用環境が固定されていれば適用できるケースもあり
 WebLogic Server運用担当者:
– 開発したアプリケーションが適切に動作するようにWebLogic Serverを設
定する
 アプリケーションが使用するリソースは何か?
 非機能要件は?
7
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開発者と運用担当者のスコープ
運用担当者
WebLogic Server
Plug In
セキュリティ・レルム
JNDI
ATN
ATZ
LDAP
開発者
Web コンテナ
EJB コンテナ
Java EE
アプリケーション
JMSサーバ
Destination
(Queue /Topic)
8
Auditor
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JDBC
データソース
Web
サーバ
トランザクション
マネージャ
RDBMS
ドメインのポイント
9
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ドメインとは?
 WebLogic Serverの管理の単位
– WebLogic で管理される設定はドメイン単位で管理される
 = 設定ファイルが作られる単位
– 論理的な区画設定なので、サーバが稼働する物理境界で区切る必要はない
 原則:『同じ設定を使用するリソースはひとつのドメインで管理』
10
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用語の確認
ドメインはドメインコンフィグレーションウィザードで作成
サーバとマシンはドメイン内のリソースとして定義
 ドメイン … リソース管理単位 = 設定の単位
 サーバ … WebLogic Serverインスタンス(=Javaプロセス)
 マシン … H/W境界 (ノードマネージャを使う場合は必須)
 管理サーバと管理対象サーバ
– 管理サーバ … ドメインの設定を管理する(= configにアクセス可能な) サー
バ。ドメイン内に必ず1つ
– 管理対象サーバ … 管理サーバから設定情報を取得して起動するサーバ。
通常は、アプリケーション、サービスのデプロイ先として使用。
11
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ドメインで管理されるリソース
ドメイン
トランザクション
セキュリティ
マシン
管理サーバ
ログ etc
NM
12
JMSサーバ
管理対象サーバ
ログ etc
JMSサーバ
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JDBC データソース
管理対象サーバ
ログ etc
アプリケーション
JMSサーバ
診断モジュール
管理対象サーバ
ログ etc
JMSモジュール
クラスタ
config (設定ファイル)
マシン
NM
ドメイン構成例
 シングルサーバドメイン
開発用途で使用することが多い
ドメインA
ドメイン
ドメインB
サーバa
サーバ
サーバb
(管理サーバ)
(管理サーバ)
(管理サーバ)
APP1
APP
APP2
物理サーバ
物理サーバ
 マルチサーバドメイン
運用環境ではこの構成の方が多い
ドメイン
ドメイン
サーバa
サーバb
(管理サーバ)
(管理対象サーバ)
APP
物理サーバ
13
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サーバa
(管理サーバ)
サーバb
(管理対象サーバ)
物理サーバX
サーバc
(管理対象サーバ)
APP
サーバd
(管理対象サーバ)
物理サーバY
ドメインの作成
 コンフィグレーションウィザード
– $MW_HOME/wlserver_12.1/common/bin/config.sh (cmd)
 GUIをサポートしない環境ではコンソールモードになる
– ドメインに必要なファイルが生成される
 設定ファイル, 起動スクリプト, セキュリティファイル etc
ドメインの出力先はウィザードで指定可能
ドメイン名: 任意
ドメインの場所: デフォルトは$MW_HOME/user_projects/domains
ファイルは [ドメインの場所/ドメイン名]配下に
作成される
14
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ドメインディレクトリ構成
ディレクトリ
1 domain
ドメインディレクトリ (ディレクトリ名=ドメイン名)
0 autodeploy
自動デプロイメントディレクトリ(開発モード用)
0 bin
起動・停止スクリプト etc
0 config
コンフィグレーションディレクトリ
config.xmlが配置される
0 init-info
ドメインの初期化情報
0 lib
共有ライブラリ用ディレクトリ
0 pending
ペンディングコンフィグレーションストア
(編集中のコンフィグレーションの保存先)
0 security
セキュリティファイル (ldift, SerializedSystemIni.dat)
1 servers
サーバローカルディレクトリ
servers配下にサーバごとにディレクトリが作成される
0 server_name
15
説明
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管理サーバ: startWebLogic.sh / stopWebLogic.sh
管理対象サーバ: startManagedWebLogic.sh / stopManagedWebLogic.sh
ドメイン作成のポイント
 ドメイン作成時に決めておきたいこと
– ドメイントポロジ
 サーバ、マシン、クラスタの構成
– JDBCセキュリティストアの設定 (使用する場合)
– 管理サーバのマシン設定はドメイン作成時に行う
 あとで設定するのは難易度高(WLSTオフライン)
– サーバの起動モードは、本番モードが基本
 開発環境のみ開発モード(OEPE使用時は本番モードでもOK)
 必要に応じて起動IDファイルを作成
16
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サーバの起動
 WebLogic ServerはJavaプロセスとして起動する
$ java … weblogic.Server
 コンフィグレーションウィザードを実行するとサーバ起動スクリプト
が生成される ($DOMAIN/bin ディレクトリ)
– startWebLogic.sh(cmd) … 管理サーバ起動スクリプト
– startManagedWebLogic.sh(cmd) … 管理対象サーバ起動スクリプト
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サーバの起動スクリプト
 setDomainEnv.sh (cmd)
ドメイン環境設定
スクリプト
– ドメイン環境設定
 MEM_ARGS
管理対象サーバ起動
スクリプト
 USER_MEM_ARGS
 JAVA_OPTIONS
CALL
– Java/WLSオプション指定
 起動順 (停止は逆順)
1.
管理サーバ
2.
管理対象サーバ
CALL
$ ./startManagedWebLogic.sh <server_name> <admin_url>
server_name … 起動する管理対象サーバ名
admin_url … 管理サーバのURL (ホスト名, ポート番号)
18
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管理サーバ起動
スクリプト
管理サーバと管理対象サーバ
ドメイン
起動時に設定を取得
マシン
マシン
管理サーバ
管理対象サーバ
更新・監視
MBean
MBean
設定変更
管理コンソール
設定ファイル
更新・監視
(consoleApp)
server.log
管理対象サーバ
MBean
server.log
起動時に読込
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server.log domain.log
ドメインログ転送
WebLogic Serverのログファイル
 サーバログ
– WebLogic Server上で動作するアプリケーションやサービス(サブシステム)
の情報を記録するログ。各サーバが出力
– $DOMAIN/servers/<サーバ名>/logs/<サーバ名>.log
 HTTPログ
– サーバが処理したHTTPリクエストのログ(アクセスログ)。各サーバが出力
– $DOMAIN/servers/<サーバ名>/logs/access.log
 ドメインログ
– サーバログを特定のフィルタ条件で集約したもの。管理サーバのみが出力
– $DOMAIN/servers/<管理サーバ>/logs/<ドメイン名>.log
20
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別マシンでの管理対象サーバの起動
管理対象サーバ用テンプレートを作成

1.
WebLogic Serverをインストール
2.
ドメイン作成 (管理サーバ、管理対象サーバ、[マシン])
3.
管理サーバ側マシンでpackコマンド(-managed=true)
テンプレートJarファイルが生成される

4.
テンプレートJarを管理対象サーバ側のマシンにコピー
5.
管理対象サーバ側のマシンでunpackコマンド
管理対象サーバ用テンプレートから復元

6.
管理サーバ / 管理対象サーバ起動
① マシンB(管理対象サーバ)
WebLogic Serverインストール
マシンA(管理サーバ)
①
WebLogic Serverインストール
ドメイン ② ドメイン作成
③ pack
21
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テンプレートJar
ドメイン
④ コピー
テンプレートJar
⑤ unpack
pack/unpackコマンド
 packコマンド (管理サーバ側)
$ cd $MW_HOME/wlserver_12.1/common/bin
$ ./pack –managed=true –domain=/u01/work/domains/mydomain –
template=/u01/work/domains/mydomain_managed.jar –template_name=mydomain
 unpackコマンド (管理対象サーバ側)
$ cd $MW_HOME/wlserver_12.1/common/bin
$ ./unpack–domain=/opt/domains/mydomain –template=/tmp/mydomain_managed.jar
– -managed … trueの場合は管理対象サーバ用テンプレート
– -domain … ドメインディレクトリ(pack), 展開先ディレクトリ(unpack)
– -template … テンプレートJARファイル名
– -template_name … テンプレート名(コンフィグレーションテンプレート)
22
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サーバの起動のポイント
 WebLogic Serverは Java プロセスとして動作する
 起動スクリプトはコンフィグレーションウィザードで生成される
– 必要に応じてカスタマイズ
– 別マシンで管理対象サーバを起動する場合はpack/unpackを活用してドメ
インファイルを展開
 起動順は、管理サーバ → 管理対象サーバ の順
– 停止は逆順
23
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管理コンソール
管理コンソールは管理サーバにだけデプロイされる管理用Webアプリケーション
http://<hostname>:<port>/console
* 自動的にデプロイされるので明示的なデプロイは不要
24
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チェンジセンター
ドメイン設定変更を行う仕組み
 管理コンソールで設定作業を行う場合は、チェンジセンターでコン
フィグレーションロックを取得する必要がある
25
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チェンジセンターのポイント
 チェンジセンターのロック機構はWLSのユーザアカウント単位
– 同じユーザアカウントを複数名で共有すると意味を成さない
– ユーザ毎に個別のアカウントを使用する
 Adminロールのユーザは複数作っておいたほうが安心
 ロック状態は、アクティブ化(暗黙解放)もしくは明示的に解放しなけ
れば継続する
– コンソールログアウトやサーバ再起動でもロックは解放されない
 ロック状態の解除はWLSTで行う(要 Adminロール)
– コンソールのプリファレンス設定で、チェンジセンターのロックに関する
設定を行う
26
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チェンジセンターのプリファレンス
ロックを保持したままログアウトし
ようとすると …
別のユーザがロック中にロックを取得し
ようとすると …
27
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その他の管理ツール
 コマンドラインツール
– WLST … 管理コンソール, コンフィグレーションウィザードの機能を併せ持
つコマンドラインツール。 Jythonベース
– weblogic.Deployer … アプリケーションデプロイメントツール
– weblogic.Admin (非推奨)
28
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デプロイメントのポイント
29
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デプロイメントとは?
 アプリケーションをWebLogic ドメインに登録し対象指定されたサー
バでアクティブにすること
 デプロイメントフェーズは2段階ある
– インストール (準備完了状態)
 アプリケーションをドメインに登録
 アプリケーションのデプロイ対象指定(サーバ、クラスタ)
– アクティベーション (アクティブ状態)
 デプロイ対象でアプリケーションを起動
– = クライアントからのアクセス可能な状態
30
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コンソール・デプロイメント
デプロイメントの開始
①ロック取得
②[インストール]開始
アプリケーション・インストール・アシスタン
トが開始される
31
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コンソール・デプロイメント
デプロイメント・ソースの指定
デプロイメント・ソースを指定
TIPS: アプリケーション・ソースは管理サーバか
らアクセスできる場所に配置しておく
32
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32
アプリケーション・イントール・アシスタント
ステージング設定
アプリケーションのステージング設定
(= デプロイ対象サーバへのアプリケーション・
ファイルのコピー)
• stage: 管理サーバからデプロイ対象のサーバに
ファイルコピー (デプロイメントプロセスの一環
として実行)
• nostage: デプロイ対象のサーバにファイルをコ
ピーしない (共有フォルダにアプリケーション・
ソースファイルを配置する etc)
* 各サーバのステージング設定は、[サーバ]→[構成]-[デ
プロイメント]で指定可能
33
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アプリケーションの起動
「準備完了」状態ではクライアントはアクセスできない
起動はコンフィグレーションロック不要
状態が「アクティブ」であることを
確認
34
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デプロイメントのポイント
 コンソールデプロイ時は必ず2段階デプロイメント
– インストール後の起動を忘れないように
– アンデプロイ時は停止→削除
– デプロイメントの細かい制御はコマンドラインデプロイメントの方が自由
度が高い
 アプリケーション・ソースファイルは、必ず管理サーバがアクセス可
能なファイルシステムに配置する必要がある
 デプロイ対象が管理対象サーバの場合は、ステージング設定も考慮す
る (stage/nostage)
35
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コマンドラインデプロイメント
コマンドラインデプロイメントはWLST
またはweblogic.Deployerで実行可能
* コマンドは管理サーバに対して実行
デプロイされていない
①
④
準備完了
⑤
②
③
アクティブ
⑦
36
⑥
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WLST
weblogic.Deployer
①
distributeApplication()
-distribute
②
startApplication()
-start
③
stopApplication()
-stop
④
undeploy()
-undeploy
⑤
deploy()
-deploy
⑥
undeploy()
-undeploy
⑦
redeploy()
-redeploy
プロダクション再デプロイメント
バージョニングによる再デプロイメント
 WebLogic Serverではアプリケーションをバージョニング可能
– 保持できるバージョンは2つまで
 プロダクション再デプロイメントでは新しいバージョンと古いバー
ジョンを並行してデプロイする
– 既存のクライアント・リクエストは古いバージョンへ
– 新しいクライアント・リクエストは新しいバージョンへ
プロダクション再デプロイメントを使用するとサービスを中断しない
アプリケーション更新をサーバ単体で実現可能
37
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プロダクション再デプロイメント
アクセスするバージョンはWebLgoic Serverが管理
既存の
ユーザ・リクエスト
古い
アプリケーション
WebApp (v1)
NOTE: すべてのセッションが
タイムアウト or 指定したタイ
ムアウト時間経過でアプリ
ケーションはリタイアする
新バージョンデプロイ後は
リタイア中に
WebLogic Server
38
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新しい
ユーザ・リクエスト
新しい
アプリケーション
WebApp (v2)
デプロイ後は新バージョンが
アクティブに
プロダクション再デプロイメントの要件
 プロダクション再デプロイメントのサポート対象
– Webアプリケーション(war)
– HTTP経由またはグローバルJMS宛先からのインバウンド・メッセージ経由
でアクセスするエンタープライズ・アプリケーション(ear)
– Webサービス
 再デプロイメント時に変更できないもの
– デプロイメント対象
– Webアプリケーションのセキュリティ・モデル
– Webアプリケーションの永続ストア設定
39
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アプリケーションのバージョンの指定方法
 プロダクション再デプロイメントを行うアプリケーションにはバー
ジョン指定を行う
– MANIFEST.MF ファイルに Weblogic-Application-Version を指定
– weblogic.Deployer で –appversion オプションで指定
 WLSTではdeployコマンドの versionIdentifier 属性で指定
バージョン識別子は文字列で指定
使用可能な文字: 英数字, 他の文字と組み合わせた 「.」,「_」,「-」
40
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リタイア済みのアプリケーション
 リタイアされたアプリケーションは手動で削除する必要がある
– 削除しておかないと次のバージョンをデプロイできない
 プロダクション再デプロイメントをロールバックするには?
リタイア済みのアプリケーションを再デプロイする
41
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データソースのポイント
42
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JDBCデータソース
Java EEにおけるデータベースアクセス
WebLogic Server
JNDI
デプロイ時にバインド
データソース
@Resource(name = "jdbc/test")
DataSource ds;
接続オブジェクト取得
try (Connection conn = ds.getConnection();
PreparedStatement pstmt = conn.prepareStatement(QUERY)) {
pstmt.setString(1, "xxx");
ResultSet rs = pstmt.executeQuery();
while(rs.next()) {
// ....
}
} catch (SQLException e) {
// 例外処理
}
開発者
43
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接続プール
JNDIルックアップ
デプロイ時に
初期容量まで接続
RDBMS
運用担当者
データソース作成の前の確認事項
 JDBCドライバ
– JDBCドライバクラス名
WebLogic Serverの同梱されていない
JDBCドライバを使用する場合は事前に
入手+起動CLASSPATHに追加
– JDBC URL書式
 DB接続情報
– ホスト名/ポート番号
– ユーザ名/パスワード
– 最大接続数
44
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44
データソースの作成
WebLogic JNDIの区切り文字は 「.」もしくは「/」
JNDI名は複数バインド可能。複数バインドする場
合は1行ずつ記述
45
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データソースの設定
容量設定を適切に行う
• 容量=接続プール内の物理接続(DB接続)数
• 初期容量 = 接続プール作成時の物理接続数。初期容量分作
成できないとデプロイ失敗
• 最大容量 = 接続プールの最大物理接続数
• 最小容量 = 縮小時の最小物理接続数
* 原則として『初期容量=最大容量』と考えて良いが、
容量設定が大きい場合は、初期容量 < 最大容量とする
こともあり。この場合、縮小も考慮に入れるので必要に
応じて最小容量も設定
増加した容量を縮小するまでの秒数。
0で無効化
46
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データソースのモニタ
 データソースの[監視]タブのテーブルに行が表示されていればデータソースは
デプロイ済み
– 表のカスタマイズを選択して必要な情報を追加する
 「現在○○数」はモニタ時点のスナップショット
 「最大○○数」は最大負荷情報を取得可能
– サーバにデプロイされたコンポーネントからアクセスできるかどうかは各サーバの
JNDIツリーを確認
47
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JNDIツリーの確認
データソースだけでなくJMSリソース
やEJBのデプロイでもJNDIツリーを確
認する
48
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データソースのポイント
 データソースはサーバ起動時にデプロイされる
– デプロイに失敗してもサーバは起動する
– 接続プールのモニタでデプロイ済みかどうかを確認
– データソースのJNDI名をルックアップできないとアプリケーションはデー
タソースを利用できない
 JNDIツリーの確認も忘れずに
 アプリケーション処理スレッドが接続待ちにならないような設定が理
想的
– DB物理接続数は、接続プールの「容量」で管理
 初期容量、最大容量、(+最小容量) を適切に設定する
49
Copyright © 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
まとめ
 WebLogic Serverの運用管理を行うための第一歩
– WebLogic Serverの管理概念を理解する
 ドメイン、マシン、サーバ、クラスタ …
– アプリケーションの動作に必要となるリソースの設定方法を理解する
 データソース、セキュリティ、トランザクション、JMS …
 アプリケーションのデプロイメント
50
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Oracle Universityからのお知らせ
 WebLogic Serverの管理方法を体系的に学習したい方に最適な研修コー
スをご提供しています。
– Classroomトレーニングだけでなく、Live Virtual Classや『Oracle トレーニ
ング・オンデマンド』など多様な受講形態から選択いただけます。
51
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ミドルウェア
Oracle WebLogic Server 11g: 管理
Oracle Application Gridの基盤を支える
Oracle WebLogic Server 11gの管理コース!
※ WLS12cとの差分は参考資料を配布します
コース内容
受講
前提条件
対象者
コース日程
受講料
52
このコースでは、Web管理者がOracle WebLogic Server 11gのインストールおよび設定する方法に
ついて説明します。Web管理者が管理コンソールやコマンドライン、およびスクリプトツール(
WLST)などを使用して、Java EEアプリケーションをOracle WebLogic Server 11gにデプロイする方
法についても説明します。
その他に、Oracle WebLogic Server のWebインタフェースとしてOracle HTTP Serverを設定する方
法を解説し、またOracle WebLogic Serverクラスタを設定してアプリケーションのフェイルオーバ
ーとロードバランシングをサポートする方法を学習します。また、WebLogic Server管理者の管理
タスクの概要について説明します。
■Oracle Fusion Middleware の概要
■Oracle WebLogic Serverのインストール
■WebLogic Server ドメインのコンフィグレーション
■アプリケーションのデプロイ
■JMS アプリケーションのコンフィグレーション
■Oracle HTTP Server のコンフィグレーション
■バックアップおよびリカバリの管理
■WebLogic Serverのアーキテクチャ
■管理コンソールおよび他の管理ツールの概要
■Oracle WebLogic Server の管理およびロギングの使用
■データソース、JDBCドライバ、接続プールの設定
■WebLogic Serverの基本セキュリティのコンフィグレーション
■Oracle WebLogic クラスタのコンフィグレーション
■全体バックアップ、増分バックアップ
・Linux の基本コマンドおよびデスクトップのナビゲーション
・クライアント/サーバーの概念における TCP/IP ネットワークに関する基本的な知識
・Java EE の基礎知識(サーブレットや JSP など) ※推奨
・Oracle WebLogic Server 11g/12c管理者
・Javaアプリケーション開発者
5日間
日程の詳細は Oracle University Webサイト にてご確認ください。
定価¥363,825(税込)
Copyright © 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
※ Oracleトレーニング・オンデマンドでのご受講をオススメします!!
※Oracle PartnerNetwork会員様は、パートナー割引価格で受講いただけます。
Oracle トレーニング・オンデマンドとは?
Oracle WebLogic Server 11g: 管理
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WebLogic Server勉強会 参加者の皆さまの特典
http://education.oracle.co.jp/campaign_wlstudy/
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クイズで確認!!
WebLogic Server の運用管理:
基礎編
日本オラクル株式会社
2013年02月13日
1
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以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するもので
す。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み
込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供す
ることをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際
の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機
能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます
。
OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
2
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問題:
次の構成を持つドメインに関する問題に答えて下さい。
2つ管理対象サーバーにアプ
リケーションがデプロイさ
れるドメイン。
Plug-Inは設定済みとします。
myDomain
MachineX
<<管理サーバー>>
AdminServer
<<管理対象サーバー>>
Server1
webapp
HTTP
Server
Plug-In
<<管理対象サーバー>>
Server2
MachineY
3
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webapp
Database
ドメインの設定
4
要素
設定値
ドメイン名
myDomain
ドメインの場所
/opt/domains/
ドメインテンプレート
Basic WebLogic Server Domain – 12.1.1.0
JDK
Sun JDK (Java SE 7 64bit)
起動モード
本番モード
管理者ユーザ / パスワード
weblogic / welcome1
要素
インスタンス数
設定名
管理サーバ
1
AdminServer
管理対象サーバ
2
Server1, Server2
マシン
2
MachineX, MachineY
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サーバーとマシンの設定
5
サーバー名
リスンニング・アドレス
リスンニング・ポート
SSLリスンニング・ポート
AdminServer
xxx.xxx.xxx.xxx
7001
7002
Server1
xxx.xxx.xxx.xxx
7003
7004
Server2
xxx.xxx.xxx.xxx
7003
7004
マシン名
ノードマネージャリスンニ
ング・アドレス
ノードマネージャリスンニ
ング・ポート
サーバー
MachineX
xxx.xxx.xxx.xxx
5556
AdminServer, Server1
MachineY
xxx.xxx.xxx.xxx
5556
Server2
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デプロイ対象のアプリケーション
6
要素
値
名前
WebApp
アプリケーション・ソースの場所
/opt/apps/webapp_v1.war
アプリケーション・コンテキスト名
webapp
セキュリティ
DDのみ
ステージングモード
デプロイメント対象のデフォルト設定
デプロイ対象
Server1, Server2
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データソースの設定
7
要素
値
要素
値
データソースの種類
汎用データソース
初期容量
25
名前
MyDataSource
最大容量
25
JNDI名
jdbc/myDatasSource
最小容量
10
データベースのタイプ
JDBCドライバ
Oracle
Oracle’s Driver (Thin XA)
文キャッシュのタイプ
文キャッシュサイズ
LRU
30
データベース名
ORCL
テスト頻度
10
ホスト名/ポート
xxx.xxx.xxx.xxx / 1521
予約時に接続をテスト
有効化
DBユーザ/パスワード
oracle / welcome1
アイドル・プール接続を
信頼する秒数
2
デプロイ対象
Server1, Server2
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