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透過型ディスプレイの応用
インテル ® アーキテクチャーと透過型ディスプレイの 組み合わせによって、これまでにない組込みソリューションを実現。 リテール、ゲーム・アミューズメントなど幅広い応用が可能 ガラスやアクリル板を透過型ディスプレイによって情報表示デバイスに変える 液晶ディスプレイやプロジェクターなど、情報表示のためのデバイスに はさまざまなものがありますが、最近では独特な表現が可能な表示デ バイスとして「透過型ディスプレイ」に注目が集まっています。この透過 型ディスプレイは、従来の液晶パネルから光源となるバックライト・ユ ニットを取り除いたもので、ちょうど文字や写真、動画などのコンテンツ が透けて表示されるガラス板のように振る舞います。このため、ガラス やアクリル板などが使用されている透明な場所に、透過型ディスプレイ を組み合わせた新たな組込みソリューションを導入できる可能性が生 まれます。 なアニメーションなどを同時に表示します。単なる広告コンテンツにと どまらず、裏側の商品や店内の様子と連動したコンテンツを表示するこ とで、これまでにない新しいショッピング体験が実現されます。 液晶ディスプレイを使用した通常のデジタルサイネージでは、ディスプ レイ上に表示されているコンテンツのみを見ることができますが、透過 型ディスプレイであれば裏側に透けているものも一緒に見えるようにな ります。例えば、スーパーマーケットやコンビニエンス・ストア内に置か れる冷蔵・冷凍ショーケース(リーチイン・ショーケース)、店頭のショー ウィンドウ、店内を仕切っているガラス製のパーティションなどに、透過 型ディスプレイを搭載した新しい組込みソリューションを導入できます。 これらの応用例では、ディスプレイの背後に置かれている実際の商品 や店内の様子をガラス越しに見せながら、高精細の文字、写真、リッチ 大画面の透過型ディスプレイを搭載した自販機のコンセプトモデル インテルは、透過型ディスプレイの可能性を探るために、国内大手の自 販機メーカー、エレクトロニクス製品の販売と技術サポートを担当する トータル・ソリューション・プロバイダー、映像コンテンツ制作会社などと 協力し、大画面の透過型ディスプレイを搭載した次世代自販機のコン セプトモデルをすでに開発しています。この自販機コンセプトモデル は、最先端の設計を採用した自販機本体、第 2 世代 インテル ® CoreTM i5 プロセッサーを搭載し、高性能ハードウェア、大画面の透過型ディス プレイ、そして視聴者の興味を引く高品質コンテンツを効果的に組み合 わせています。大画面ディスプレイとして通常の液晶ディスプレイではな く透過型ディスプレイを搭載することで、自販機内部に置かれている実 物の商品とディスプレイに表示されるコンテンツを両方とも見られるよう に工夫しています。このような透過型ディスプレイを搭載する組込みソ リューションは、自販機に代表されるリテール分野のソリューションにと どまらず、ゲーム・アミューズメント分野、交通機関、教育・福祉分野、美 術館や博物館など、さまざまな領域に広げていける可能性があります。 透過型ディスプレイを搭載した組込み機器に適しているインテル ® アーキテクチャー 透過型ディスプレイを搭載した次世代の組込みソリューションでは、高 品質のコンテンツ表示やインタラクティブ性に優れた高度なユーザー・ インターフェイスの提供など、さまざまな処理を同時にこなす必要があ ります。また、新たなアイディアを次々と取り込んでいく上で、処理能力 がボトルネックにならないようなハードウェア・プラットフォームを選択し なければなりません。このような数々のニーズに応えるのが、インテル ® アーキテクチャーに基づく先進的なハードウェア・プラットフォームです。 組込み機器の心臓部となるインテルのプロセッサーは、最先端の半導 体製造技術とマイクロアーキテクチャーによって、次世代の組込みアプ リケーションにも余裕を持って対応できる優れた処理能力と機能性を 提供します。インテル ® アーキテクチャーなら、その幅広い製品ライン ナップによって、高い処理性能が求められる領域から省電力・低コスト が求められる領域まで、組込み機器の多彩なニーズにあったシステム 構成を柔軟にとることができます。 インテルの匿名ビデオ解析技術によって表示コンテンツをパーソナライズ化 インテルは、組込み機器を支えるハードウェアだけでなく、組込み機器 に優れたインテリジェンスをもたらすソフトウェア・ソリューションも提供 しています。そのひとつが、インテル ® AIM( Audience Impression Metric )スイートです。インテル ® AIM スイートは、デジタルサイネージ の広告効果を最大限に高めるためのソフトウェア・ソリューションです。 インテル ® A I M スイートで中 核となる A V A( A n o n y m o u s V i d e o Analytics)テクノロジーは、独自の匿名顔検出アルゴリズムによって、 ディスプレイのそばに備え付けられたビデオカメラの映像からコンテン ツを視聴している人の数、視聴時間、視聴者の性別や年齢層などを取 得します。 ここでは、AVA テクノロジーによる解析結果に基づき、ディスプレイの正 面に立っている人に合わせたコンテンツを表示することもできます。例 えば、待機状態のときには遠くからでも視認できる広告コンテンツを 表示して通行人の興味を引き、通行人がディスプレイの正面に立った ら、その人にあった広告コンテンツを表示するようにします。このような コンテンツのパーソナライズ化を通じて、コンテンツの広告効果をさらに 高められます。インテル ® CoreTM プロセッサー・ファミリーを搭載した組 込み機器なら、その優れた処理能力を生かし、こうした高度な匿名ビ デオ解析や通行人・来店客の興味を強く引くリッチなコンテンツの表示 などにも柔軟に対応できます。 サーバーから端末までソリューション全体を牽引するインテル ® アーキテクチャー 透過型ディスプレイが搭載されている組込み機器を店舗や施設に設置 する場合、表示するコンテンツの管理、匿名ビデオ解析の効果測定、機 器の運用管理などをリモートから行うためのソリューションも同時に構 築する必要があります。そして、このような管理系ソリューションでは、 サーバー・コンピューターを組み合わせるのが一般的です。近年、これ らのサーバーもインテル ® アーキテクチャーを採用したものが増えてい ます。インテル ® アーキテクチャーに基づくサーバーでは、その上で動 作するアプリケーションもまたインテル ® アーキテクチャーに基づく環境 で開発されています。このため、インテル ® アーキテクチャーを採用した サーバーと組込み機器同士を組み合わせることで、ネットワークに接続 する際の親和性もさらに向上します。 します。インテル ® AMT は、OS の動作状態によらず、端末の電源操 作やコンソール操作、HDD へのアクセスなどを実現する高度な運用 管理技術です。インテル ® AMT は、第 2 世代 インテル ® Core TM vPro TM プロセッサー・ファミリー搭載システムをはじめ、同テクノロジーをサポー トする一部のコンピューター・システム上で利用できます。インテル ® AMT がない従来の組込み機器では、現場に保守スタッフを派遣しなけ ればなりませんでしたが、インテル ® AMT に対応した組込み機器なら、 多くのメンテナンス業務や障害対応をセンター側からのリモート操作に よって実施できるようになります。これにより、運用管理コストの削減に つなげられます。また、システムの稼働率がさらに高まることで、サイ ネージ機能のサービスレベルも引き上げられます。 特にセンター側からの 集 中 的な監 視と運 用 管 理には、インテル ® アクティブ・マネジメント・テクノロジー(インテル ® AMT )が威力を発揮 インテル株式会社 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル5階 www.intel.co.jp Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Core、Core Inside、Intel vPro、vPro Inside は、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。 *Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の、米国およびその他の国における商標です。その他の社名および商品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。 インテル ® vPro™ テクノロジーには、強力なインテル ® アクティブ・マネジメント・テクノロジー(インテル ® AMT)が組み込まれています。インテル ® AMT を利用するには、インテル ® AMT に対応したチップセット、ネットワーク・ハード ウェア、 ソフトウェアを搭載したコンピューター・システムが必要です。システムは電源コンセントおよび企業 LAN に接続されていることが必要です。セットアップは購入者による構成が必要です。特定の機能を有効にするために、 セットアップに管理コンソールへのスクリプトや既存のセキュリティー・フレームワークへの統合を必要とすることがあります。また、新しいビジネスプロセスの変更や導入が必要となることもあります。ノートブックPC の場合、ホス ト OS ベースの VPN 上や、ワイヤレス接続時、バッテリー駆動時、スリープ時、ハイバネーション時、電源切断時には、インテル ® AMT を利用できないことや、一部の機能が制限されることがあります。詳細については、 http://www.intel.co.jp/jp/technology/platform-technology/intel-amt/ を参照してください 本冊子は情報提供のみを目的としています。すべての情報は、明示、非明示にかかわらず、現状のまま提供されるにすぎず、何らの保証もいたしません。また本資料に含まれる情報の誤りや、それによって生じるいかなるトラブ ル(PC パーツの破損などを含むがこれらに限られない)に対しても一切の責任と補償義務を負いません。本冊子に掲載されている内容は、予告なく変更されることがあります。 ©2012, Intel Corporation. 無断での引用、転載を禁じます。 327291-001 JPN/1205/2000/CB/CCBG/MT