Comments
Description
Transcript
宇部商工会議所 (PDF : 370KB)
FPライフプランニング・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 代 表 者 所 在 地 電話番号 業 種 創業年月日 従 業 員 資 本 金 U R L ブ ロ グ :脇田 哲也 :宇部市浜町 2 丁目 11-6 :0836-39-6965 :サービス業 :平成 20 年 6 月 1 日 : : :http://fp-life-planning.main.jp/ :http://ameblo.jp/fp-life-planning/ 《創業の動機・経緯》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以前は某コンビニエンスストアで店長として働いていました。当時はまだ独身で 一人暮らしをするくらいの収入はあったんですけど、二十代後半になった頃「結婚 して子供が産まれたりしたら、今の給料じゃやっていけないんじゃないか」と考え たのがそもそものキッカケですね。 その時に「何か資格を取ってもっと収入の良いところに転職しようかな」と思っ たのと同時に、逆に「いくら稼げば人生やっていけるのかな」と思ったんです。い くらあれば結婚して子供が産まれても家族を養えるのか、人生でどれくらいお金が かかるのかっていう事が気になって。 ある日資格の本を読んでいたら、ファイナンシャルプランナー(以下FP)ってい う「人生にどれだけお金がかかるか」を計算するお金の専門家の資格があって、し かも就職に強いって書いてあったんです。 「コレだ!」と思ってすぐに通信講座に申 し込み、コンビニで働きながら少しずつ勉強をし始めました。 半年後に何とか試験に合格したんですけど、いざFPの資格を活かせる仕事を探 したら純粋にライフプランをメインでやるようなところはあまり無かったんです。 それで独立系のFPを目指そうと思いました。でも調べれば調べる程これだけでは 食べていけないらしいという事が分かったので、コンビニを辞めた後二年くらいト ラックに乗ったり力仕事をしてお金を貯めました。その資金で食えない時代を乗り 切ろうと思って。それで軍資金が貯まったところで晴れてFPデビューしました。 《事業の紹介》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 貯金・保険・住宅ローン・相続など、暮らしに関わるお金の計画を立てる専門家。 「み んなの教室」という少人数制の教室を立ち上げ、ビジネスに繋がるコミュニティ作 りにも力を入れている。 《創業時の課題と解決方法》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 特になかったと思います。ただやっぱり不安はあり ました。それまでは給料制でしたし、 「もし仕事が無か ったらどうしよう」って思ってしまいますよね。 《創業時に活用した支援策、支援機関》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 宇部商工会議所 《創業時に必要だった主な許認可等》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 特になし。 《今後の抱負》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ライフプランっていう考え方をもっと広めたいと思っています。 短期的なものでは、今教室を立ち上げたので、そこで生徒さんや講師の先生、自 分も含めて口コミによるお互いの顧客共有に繋がるようなコミュニティを作りたい と思っています。 中期的な目標としては、FPの人向けのコンサルをしたいと思っています。今も やり始めてはいるんですけど、まだ全然力になれてない。それにそういった人達に コンサルするには、まず自分が成功例を作らないといけないですよね。それもあっ て教室とか色々なコミュニティで口コミを広げる仕組みを作っていきたいし、その 成功モデルを他のFPの人に伝えていきたいんです。 《これから創業される方へのメッセージ》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ やっぱり最初は不安なんですけど、結局 出来るか出来ないか っていうよりは やるかやらないか なので、やりながら軌道修正という形でも全然大丈夫だと思 います。確かに計画とかスキルとかも大切だとは思うんですけど、最終的には 心 構え の問題だと思うんです。だからそこがクリア出来ているなら、ぜひ見切り発 車してもらいたいです。 あとできることなら働いてるうちに軍資金を貯めた方が良いと思います。金額は 多いに越した事は無いですけど、金額の大小よりも自分なりに「何かをするために ちゃんと準備をする事」が大事だと思います。例えば居酒屋をやりたいって言って る人が「貯金はゼロなんだけどね」なんて言ったら、間違いなく「やる気ないやろ!」 って言われますよね。 《起業を決めた最後の一押し》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 転職を考えた時、同時に自分の人生についても考えました。 「何をもって自分の人 生が幸せなのか」と考えた時に自分の中で理念みたいなものが固まって、 「とにかく 人生を楽しみたい」と思ったんです。そういう根本部分が定まったので、あとはそ こから「楽しむためには何が必要か」を考え、一人じゃ楽しくないから家族、仲間、 あとお金も要るよねっていう感じで逆算していったんです。お金が全てじゃないけ ど、無いよりはあった方が良いですよね。そう考えると今のままではちょっと厳し いかなと思ったんで、思い切って起業しようと決意しました。 《創業後大変だった事》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 基本的に好きでやっているのであんまり大変だとか思いませんでしたけど、最初 の頃の収入は相当低かったです。経費を引いたらド赤字。そのために独立前に貯金 をしてたんですけど、それでも「これで大丈夫なのかな?」って不安になりました。 《創業後の変化》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ やっぱり起業してからは付き合う人が変わってきたし、同じ起業家とか経営者の 人達とも話が合うようになってきました。そういう人達と話してると楽しいですし。 もちろんサラリーマンの人といても楽しくないっていう事ではなくて、起業家の人 って強烈な人が多いから刺激にもなるんですよね。 《創業して良かったと思う瞬間》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お客様に色々とお金に関するアドバイスをした後に、それまで貯金をしてなかっ た人が貯金を始めてくれたとか、すごく高い家を買おうとしていたけど予算を抑え たとか、そういった行動に移してくれた時はすごく嬉しいですね。やって良かった と思います。 あと成功するのも失敗するのも全部自分の責任ですから、分かりやすくて良いで す。勤めてたら自分の意に反することでもしないといけなかったり、やりたいよう に仕事ができないって事もあるじゃないですか。でも今は自分のやりたいようにや れて、失敗しても自分の責任だから別に文句を言う気にもならないです。メンタル ヘルス的にもすごく良いと思います。 《これだけは欠かせなかった》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 僕はこの仕事において師匠がいて、自分がFPの仕事をしたいと思ってた時に知 り合いに紹介してもらったFP事務所の社長さんなんですけど、その人に色々と教 えてもらったんです。スキル的な事だけじゃなくて精神面も含めて。その人との出 会いがなかったら、たぶん今の自分は無かったと思います。そういう「人とのつな がり」は起業家には絶対必要だと思います。僕もいろんな人に助けられてますから。 あとはウチの奥さんが寛容だったって事も重要ですね。僕の月収が五万円くらい しかなくても文句を言わなかったですから。 「アンタやったら大丈夫やろう」って言 ってくれて。結婚する時、貯金はありましたけど収入はたぶん月十万円無かったで すよ。よく結婚してくれたなって思います(笑) Ajaib (アジャイブ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 代 表 者 所 在 地 電話番号 業 種 創業年月日 従 業 員 資 本 金 U R L ブ ロ グ :小川 修二 :宇部市新天町 1-3-10 :0836-21-1609 :小売業 :平成 18 年 9 月 20 日 : : :http://ajaib.daa.jp/ :http://blog.ajaib.daa.jp/ 《創業の動機・経緯》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 起業する前はアパレルとは全く関係の無い仕事をしていました。でも三十歳くら いの時にちょっとした転機があって、その時に「自分の好きなことをしよう」って 思った事が起業のキッカケです。そこから自分が好きなものって何だろうと考えた ら服くらいしかなかったんです。結局三ヶ月くらい迷ったんですけど、とにかく「好 きなことをやろう」っていう想いが強くなってきて、起業を決意しました。 《事業の紹介》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ご自身が気に入ったものを中心に、宇部にはあまりないブランドの商品や、遊び 心のある雑貨を取扱うセレクトショップ。店舗だけでなくインターネットでも販売。 《創業時の課題と解決方法》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 特にないです。起業するに当たっての勉強も全くして いませんでした。最初はホントに「なんとかなるやろう」 っていう軽い感じでゼロからのスタートだったんです が、それでも不安はありませんでした。家族からも「や ってみいや」と言ってもらえたし、失敗してもそこまで 大きな被害にはならないだろうと思っていましたので。 取扱うブランドを決める時も、自分が見て「いいな」 と思うものを集めるようにしているんですけど、それも 自分から電話して交渉をするようにしています。営業に 来られて取引を始めたところもありますけど、有名なところはあまり好きじゃない し、大きいところになると無理な条件を提示される事もあるんです。お客様も店も メーカーも、全てフラットな関係でやりたいので、メーカーが上とか、そういう付 き合いは嫌なんです。 《創業時に活用した支援策、支援機関》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 宇部商工会議所ほか 《創業時に必要だった主な許認可等》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 特になし 《今後の抱負》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 継続してやっていくことが一番です。新たに店を出したりというよりは、長く細々 とやっていければそれで良いと思っています。定年はないようなものですけど、若 者向けの服ばかりなので歳を取ったら一人くらい若い人を雇って続けていけたら良 いなと思います。 《これから創業される方へのメッセージ》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最近うちのお客様でも、若い人が「働いていても面白くない」って言っているの をよく聞くようになりました。 「だったら自分のやりたい事をやったら?」って言う んですけど、皆なかなかできないですよね。でもとりあえずやってみる事も大切だ と思います。始めてみれば、後は何とかなりますから。 実際僕は何も考えずに始めたからこそここまでこれたっていう部分がすごく大き いと思いますし、始める前にむちゃくちゃ考えてたらここまでやってこれてなかっ たかもしれないです。 《起業を決めた最後の一押し》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最後の一押しは、特にないですね。(転機があって、)とにかくもう「やってしま え、好きなことを」って、その時にもう決断してたので。 《創業後大変だった事》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最初は全くお客様が来ませんでした。始める前にある程度の来客数を見込んでい たんですけど、甘かった(笑)。何も勉強せずに始めたので、最初の三年間はホント に厳しい状態でした。 自分が考えていた以上に宇部に洋服が好きな人が少なかったんです。特に若い人 達はどうしても福岡のような都会の方に流れてしまいますし、中には新天町の存在 自体を知らない人もいたりして、創業前に予想していた以上に来客数が少なかった んです。 でも同業者の方に「こういう街だから五年はやってみないと分からない」って言 われていましたので、来てくれたお客様に「洋服が好きな人がいたら紹介して」っ て頼んだりしながら、地道な集客活動を続けています。 宇部ではちょっと変わった格好とか、奇抜な格好があまり売れないんですよ。遊 び心のある格好があまり好まれないような気がします。特に若い人に。もしかした ら商売するには一番難しい場所なのかもしれないですね(笑)。 《創業後の変化》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 二年くらい前にブログを始めたんです。広告とか打ってみたんですけどあまり反 応が無かったので、もう口コミしかないだろうという事で。おかげさまでブログの 方は結構反響があって、ブログを見て問い合わせを下さるお客様も多くなってきて います。あと半年前からネットショップもやっています。ブログもネットショップ もほとんど服の話題や商品の入荷情報なんですけど、常連さんや遠くの方はブログ を見られて「アレとっといて」って電話をかけてきてくださいます。 でもできれば店売りを主体にして、できるだけ常連さんに先に商品を見ていただ きたいので、ネットの方は少し時間差を置くようにしています。逆に「宇部ではこ れは売れないだろう」っていうのをネットに出したらすぐ売れたりもするので、す ごく面白いです。値段が高かったり斬新なデザインのものでも、ネットなら全国各 地から見てくださっていますから、とてもありがたいです。 《創業して良かったと思う瞬間》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 僕はやっぱり宇部が好きなんです。この街の、この新天町の独特の雰囲気が。そ れに日々好きなものに囲まれて好きな事に携われて、毎日が楽しくて仕方ないんで す。それが一番ですよね。この店にいる事が好きで楽しいから、休みたいとも思わ ないしストレスも感じません。感じるとしたらお金の面くらいです(笑)。 《これだけは欠かせなかった》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 家族ですね。家族の助け、支えが。精神的にも、援助的にも(笑) いんたぁあくと・ふぁーむ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 代 表 者 所 在 地 e ‒ m a i l 業 種 創業年月日 従 業 員 資 本 金 ブ ロ グ :小林 剛 :宇部市大字東須恵 4220-1 :[email protected] :農業 :平成 21 年 9 月 1 日 : : :http://blog.goo.ne.jp/takoba007 《創業の動機・経緯》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 僕はもともと独立願望は全くなかったんです。もし自分に合う勤め先が見つかっ てたら、おそらくサラリーマンのままで十分満足していたと思います。 宇部に帰って来る前は長い間東京で働いていて、家庭の事情でこっちに帰ってき てからは短い間ですけどサラリーマンをしていました。でも「なんか違うな」って ずっと思っていたんです。それで「このまま一生終わるのもイヤだな、自分で何か しようかな」と考え始めました。 その時僕はもう宇部を終の住処として一生過ごそうと決めていましたから、長い 間できて、なおかつ宇部だからこそできることで起業しようと思ったんです。そこ で考えたのが農業による起業です。農業には経営的に手付かずの分野が残されてい て、そこに自分の経験を活かせば、ビジネスチャンスがあるんじゃないかなと思っ て。 《事業の紹介》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「もっと安全で、もっと美味しい農作物を」という理念のもと、農業にマーケテ ィングのノウハウを持ち込むことで、より効率的な経営を追求している。 《創業時の課題と解決方法》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ やっぱり不安は大きかったです。生まれて始めて大き な借金をしたし、返す目途の無い借金って言ったら変で すけど、例えばサラリーマンがマイカーローンを組むの とはやっぱり違いますよね。ローンは毎月の給料から決 まった額を支払えばいいし、払っても別に生活レベルを 下げる必要もないですから。 でも事業となると、うまくいかなかったら例え毎月一万円のお金でも返せなくな るかもしれないわけですよ。僕は県の就農支援制度を利用していて、それでも昔買 った車代よりは安い開業資金ですけど、やっぱり怖いです。シュミレーション上で は返せる様になっていますけど、本当にその通りいくかどうかも分からないですか ら。 《創業時に活用した支援策、支援機関》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 宇部商工会議所(起業塾`09) 山口県認定新規就農者支援制度 《創業時に必要だった主な許認可等》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 山口県認定就農者 《今後の抱負》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まず第一ステージは、農業で自立できるようになること。要は事業として成功さ せることです。 第二ステージはそれを後輩達に伝えるためのシステムを作りたい。自立できるよ うになっているという事は、独自の農業ビジネスのモデルが出来ていて、それはた ぶん今までの農業とは違うものになっているはずなので、それを次の人に伝えたい と思っています。 《これから創業される方へのメッセージ》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 農業をやろう考えている人は、やっぱり「起業」という概念を持ってないとダメ だと思います。 「就農する」という考え方だとおそらく失敗します。特に農業は「土 いじりすればお金になる」と勘違いしている人が多いんですけど、そうじゃなくて 「農業という仕事で自分は起業するんだ」という考えで臨んでください。そのため に財務・販売・管理・製造っていう事業の四要素は絶対必要です。要は「経営」な んです。 後、ある程度歳をとって経験を積んで起業する人は「自分が得意なもの」が何か をよく見定めて、それをどう活かすかを事業計画の中にキチンと盛り込めると、案 外うまくいくんじゃないかなと思います。僕の場合はそれがマーケティングでした けど、得意な事は人それぞれ色々ありますから、それを自分の経営の中で意識的に 使う事ができれば結構うまくいくと思います。なんとなく使うより、意識的に使う 事を考えた方が一社一社ごとの経営に特徴が出ますから。 《起業を決めた最後の一押し》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 妻から「失敗したら二人でもっと仕事をして返せばええよ」と言ってもらえて、 そこから不安の度合いが非常に小さくなりました。不安が全く無くなったって言っ たらウソになりますけど。 《創業後大変だった事》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・‥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 僕は今この地区の集落営農に入れてもらってるんですけど、平均年齢は 70 歳代な んですよ。僕はまだ 40 代だから、その間の 50∼60 歳代はほとんどいないんです。 それは定年退職してから農業を始める人が多いからなんですけど、そうすると自分 の父親くらいの人達に囲まれてやるわけですから、同世代にだけ囲まれてやるのと は違いますよね。 あと労働時間は長いし身体がキツイ時もありますけど、それは分かった上で始め たことですから。 《創業後の変化》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まず付き合う人が変わりました。以前から付き合っていた人達と縁を切ったわけ じゃなくて、会う頻度が減ってそのぶん高齢の方々と付き合う事が多くなりました。 僕は今この地区の集落営農に参加させてもらっているんですけど、平均年齢は 70 歳代です。自分の父親くらいの人達に囲まれてやるので気を遣う場面もありますけ ど、困った時は助けてくださいますし、色々教えて頂けてすごく感謝しています。 次に家族が変わりました。子供と接する時間が長くなったし、自分が働いている ところを子供が見る機会も増えました。妻が副社長みたいなものですから、 「こうい うこと考えとるんやけど、どう思う?」とか、今まで同僚や部下としていた様な話 を妻にするようになりましたし、それを子供も聞いているから、やっぱり父親を見 る目が変わったし家族の関係が変わりました。 それからお金の価値観も変わりました。何でも「ホウレンソウ何束分か」で考え るようになりました。「ホウレンソウ百束分かぁ、高いな。」とか「ホウレンソウ千 束分だけど、その価値はあるから買っちゃえ。」とか。 《創業して良かったと思う瞬間》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ やっぱり夢がありますよね。自分次第で夢を実現できる可能性がある。 もともと僕は社長になりたいとか思っていなくて、要は夢がなかったんです。でも 今は自分が「65 歳くらいまでにはこういう風にしたい」と思う理想に向かって、毎 日何かしているっていう満足感があります。 《これだけは欠かせなかった》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 起業に不可欠だと感じたのが、「コミュニケーション能力」。自分だけで出来る事 って範囲が狭いですから、これが無いとサラリーマンでもやっていけないと思うし、 ましてや自分で事業をやろうとすると尚更大変です。それはサラリーマン時代も感 じていましたけど、自分で起業してみてもっと感じるようになりました。 だから僕は今でもアチコチに顔を出すようにしています。色んなところに顔を出 して自分の売込みをしておけば、何かすぐに良い事が無くても後から良い話になる 事が結構ありますから。 エステ Mio 代 所 表 在 者 地 電話番号 業 種 創業年月日 従 業 員 資 本 金 U R L ブ ロ グ (ミオ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :岡村 美智子 :宇部市琴芝町 1 丁目 2-50 C202 エステートミトビル2階 :0836-39-5550 :サービス業 :平成 21 年 5 月 26 日 : : :http://www7.ocn.ne.jp/~mio/ :http://ameblo.jp/esthemio/ 《創業の動機・経緯》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ もともと母が美容師をしていて、私も小さい頃から美容師になるのが夢でした。 しかし自分自身の肌が弱く、美容師としての夢は諦めたんです。でも女性に綺麗に なって喜んでいただける美容業が好きでしたので、転職してエステティックサロン で働ていました。 長く勤めていくうちに、徐々に「いつか自分の店を持ちたい」という夢を持つよ うになりました。その時に顔の筋肉ストレッチというまだ近辺にない特化した手技 に着目し、心地良くてしかも効果的という事で、 「これで多くの女性の悩みを改善し、 元気で美しい女性を増やしていきたい」と思ったんです。 ただすぐに起業しようとは思ってなくて、働いていたサロンを辞めた時に知人の 勧めで起業塾に行ったんです。そこで自分が何となく考えてた事を具体化できたん ですけど、資金も無かったからその時はもう一回就職しようと考えていたんです。 《事業の紹介》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 美顔筋と呼ばれる顔の筋肉ストレッチを中心に、リンパマッサージなど全身をケア できるリラクゼーションサロン。安心の一回料金システムで心身の癒しを提供。 《創業時の課題と解決方法》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 準備はかなり急ピッチでした。最初はマンションの 一室で自己資金の範囲で始めようと思っていたので すが、会議所の方に「いずれ店舗にするのなら最初か らサロンにした方が良い」と言われ、家族も後押しし てくれたので、日本政策金融公庫さんに融資をお願い してサロンとして開業しました。 《創業時に活用した支援策、支援機関》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 宇部商工会議所 日本政策金融公庫 《創業時に必要だった主な許認可等》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 特になし 《今後の抱負》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ これからはやはり経営を安定させる事を考えないといけないと思っています。 今は収入のほとんどが施術なので、もっと物販を増やしていって、将来的にはオリ ジナル商品も作ってみたいと考えています。まだまだ先の話ですが。 それとブライダルエステにも力を入れていきたいと思っています。マリッジブル ーやいろんな悩みを乗り越えて、結婚式の当日花嫁さんに一番美しくいてもらえる のは、やっぱりやりがいを感じます。 でもまずはお客様の気になった時に気軽に来ていただけて、安心して通っていた だけるサロンにする事が第一だと思っています。 《これから創業される方へのメッセージ》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 経営してみて初めて分かる事がいっぱいあるし、不安になったり失敗する事もあ るとは思うんですけど、そういう時はあまり落ち込まずに気持ちを切り替えた方が 良いです。たぶん最初から思った通りにはならないので、そこでも焦らないように。 やっぱり色々と我慢しないといけない事があると思うんですけど、頑張り過ぎない ようにマイペースでいる事も大切だと思います。寝る時間も無く仕事をすれば絶対 成功するっていうのは本当だとは思うんですけど、休みたい時には休んでもいいん じゃないかなと思ったりもします。 それとお客様の事で悩んだ時などに相談相手がいるっていうのは良いと思います。 一人だけで考え込むのはやっぱり大変ですし辛いですから。同じように起業されて いる方やお世話になっている社長など、経営をされてる先輩の話を色々聞いてみる と勉強になります。 《起業を決めた最後の一押し》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 就職活動をしながら悩んでいました。やっぱり自分の中に「やってみたい」とい う気持ちがあって迷っていたんです。だから最終的にやるかやらないかの二択で考 えた時、「やります!」と覚悟を決めました。 《創業後大変だった事》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 起業してすぐの頃は大変でした。実際に始めてみないと分からなかった事がたく さんあって、それまでの接客とは違った部分で戸惑う事も多かったです。 例えばお客様と世間話やお悩みを聞いたりしているうちに、他の仕事をする時間 がなくなっていた時期がありました。勤めに出ていた時には無かった事でしたので、 正直どうすればいいのか分からなかったんです。 《創業後の変化》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 結局自分の中で仕事とプライベートの区別ができていなかったのが良くなかった んだと思います。お客様と一対一でお話をしていると、どうしても長話になってい たんです。当時の私は「自営業は二四時間仕事だ」と思い込んでいて、時間の使い 方を全く考えていませんでした。本来の仕事が思うようにできなくなっていたので、 その頃から徐々に時間を意識して仕事をするようになったんです。それからは睡眠 時間を削るような事も減り、仕事で力を発揮できるようになりました。 《創業して良かったと思う瞬間》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ エステティックサロンに勤めていた頃はやはり その店のお客様 という感じで したので、例えば一年の節目などにお祝いをしていただいたりだとか、そういった 自分のお客様 がいらっしゃってくれるという事がすごく嬉しいです。特にオー プンの時に頂いたお花を見ると、やっぱり今でも「がんばろう」っていう気持ちに なりますし、そういった方々やお客様への感謝の気持ちを忘れずにやっていきたい なと毎回思います。 休みを取るのって結構勇気がいるんです。特にうちは当日予約も多いので、 「もし 今日予約が入ったら…」って考えるとなかなか休みにできないんです。 《これだけは欠かせなかった》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 家族の協力には感謝しています。裏方の仕事を母が手伝ってくれる事もあります し、去年からは妹にサロンの仕事を教えながら手伝ってもらっていて、すごく助か っています。もしこれから彼女がここでエステの仕事を色々とできるようになれば、 万が一私が体調を崩してもお客様にご迷惑をかけずに済むというのも大きいです。 それにある程度彼女にお店を任せられる様になれば、私が外へ営業に出たりだと か、何かまた違ったところで色々な仕事ができるんじゃないかなとも思っていて、 楽しみにもしています。 ピアノ イン ステラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 代 表 者 所 在 地 電話番号 業 種 創業年月日 従 業 員 資 本 金 U R L ブ ロ グ :小河原 勝 :宇部市常盤町 2-2-17 :0836-35-3088 :サービス業 :平成 22 年 11 月 19 日 : : :http://www.ab.auone-net.jp/~mobmob/ :http://blogs.dion.ne.jp/mobmob/ 《創業の動機・経緯》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「定年後どうしようかな。」という思いがここ四・五年ずっとありました。五十代 も後半になるとみんな普通だとは思います。会社で再雇用してもらって六十五歳ま で働くという道もありましたが、それじゃちょっとつまらないし、張り合いがない なぁと。結果的には五十八歳で早期退職し、八ヶ月後に起業しました。 何がそうさせたかといえば、これからの生きがいづくりを心身ともに元気なこの 時点でしっかり始めようと思ったからです。決めたのは起業の十六カ月前。それか ら個人事業のノウハウ本を数冊買い込んで少しずつプラン作りを進めました。自分 の思いをこめた計画書、資金計画などですが、後で商工会議所の起業塾にお世話に なった際にこれがずいぶんと役に立ちました。 《事業の紹介》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 昼間はコーヒ−タイム、夜間はバータイム営業。毎日店内でピアノとヴォーカル の生演奏があり、音楽と寛ぎのひとときを提供する本格的ピアノ・バー。 《創業時の課題と解決方法》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ それまで会社組織に四十年弱いて、それが個人事業主 となって独立するのですから、何をしなければならない のか分からないことだらけでした。ですが家族に迷惑を かけないよう最悪のことも考えつつ、第一に経済的な部 分を綿密にかつ慎重に考えました。とにかくコストを抑 えることを考え、お店改修費などの大きな初期コストは 自己資金でまかない、借入せず月々に負担をかけない。 起業後のランニングコストは低く抑えられるよう建物 は義理の母からの貸与、他人を雇わず夫婦でお店を切り盛りし、必要以上に宣伝し ないなど様々な工夫をしました。 《創業時に活用した支援策、支援機関》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 宇部商工会議所(起業塾`10) 山口商工会議所 《創業時に必要だった主な許認可等》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 飲食店営業許可 《今後の抱負》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 十年、七十歳までは元気でやりたいですね。気持ちに張りを持って毎日過ごして いきたいと思いますし、だんだん展望できるようにもなってきました。毎日好きな ことをやっていられることは何より幸せな事だと思います。それとせっかく宇部と いう街で開店したので、地元密着を基本にしながらオシャレなお店、温かいお店、 よい音楽の聴ける店として永くみなさんに可愛がって頂ける様なお店にしたいと思 います。 《これから創業される方へのメッセージ》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 経済的なことも重要ではあるんですが、起業をすると「なぜ自分で事業をやるの か?」っていう事の繰り返しだと思います。だから目的をしっかりと持っておいた 方が良いと思います。まだ初年度ですが、私もヘコんだ時や様々な場面でいつも「何 のためにやってるんだろう」っていうところに戻っています。そこから次をどう組 み立てていくかっていうことが重要だと思います。 人生のどのタイミングで起業するかは人それぞれだし、いろんな考え方があると 思います。僕の場合はもうこの店がダメになったから次のをやるぞっていう感じで はないので、かなり慎重にやってきました。例えば計数管理や売上シート、名刺な んかも自分で作ったり、青色申告もなんとか自分でできました。いろいろやり方は ありますけど、そういう実務的な事はキチンと計画的にした方がコスト面から見て も良い事だと思います。 《起業を決めた最後の一押し》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 経済的な背景が整ったことですね。 《創業後大変だった事》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お昼にコーヒータイムもやっていますが、メインは当然夜の部。お客様はだいた い一次会で食事を済まされてからおいでになるパターンが多くなっています。お腹 は満たされ飲み物もそれなりにという状態でお越しですから、お店からみると売上 単価は低くならざるを得ないということになります。当初安すぎるといわれたメニ ュー単価も何度か改定して妥当な線になりましたので、あとはお客様のすそ野を広 げて、ご来店人数を増やしていかなければならないと思ってます。 お店の一番の売りは「音楽と寛ぎのひととき」 。落ち着いた雰囲気を味わって頂く には程良い入りのお店にしたいと思う反面、経営的にはお客様は多いにこした事は なく、このあたりがせめぎ合っています。そうは言ってもお客様来ず、いわゆるボ ウズの日はさすがにへこみます。まだ初年度なのでご来店の傾向や気に入っていた だけているのだろうかなど、わからないところが多々あります。なので最初の何カ 月間かは連日営業に力が入ってしまい、ボウズのときの落差、ダメージは大きいも のがありました。 しかし開店四カ月目からライブの企画実施、パーティーのおすすめ、DM案内な どの集客活動を進めた結果、着実にご来店に結びついている傾向にあります。初め てご来店のお客様は「来てみたかった、宇部にはないお店、人を連れてまた来る」 とおっしゃる方が多く、良い評価を頂いています。 《創業後の変化》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ もともと音楽が好きで始めたので「のんびりピアノでも弾きながらやっていこう」 と思っていましたが、さすがに商売となるとやる事も多く、特に開店から半年はそ うのんびりもしていられませんでした。売上や仕入、各種申告、メニューがどうな どとやっていると、本来の楽しい音楽の店にするということが後回しになるんです。 最近はようやくお店のあれこれが形になってきて余裕ができ、音楽の方に気持ちを 移せるようになってきたので、趣味と仕事と実益のバランスが段々うまくとれてき ました。 《創業して良かったと思う瞬間》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ やっぱり「毎日好きなことをやっていられる」っていう事、好きなことをして生 活していける事が一番のメリットです。六十歳過ぎると会社を辞めてすることがな くて困っている人が今すごく多いんです。別にそれと比較する必要はないんですが、 僕達はずっとこれで生活していけるわけですから。 《これだけは欠かせなかった》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 妻と私が共通の趣味を持ってて、お互いある程度の腕前を持っているっていうの は大きな力ですよね。私達夫婦は音楽の店で知り合って結婚し、二人とも音楽をや り、ある程度お聞き頂ける演奏できることがお店を開くベースとなっています。通 常こういう店はプレイヤーにギャラを払って演奏してもらうのですが、うちではそ れを夫婦二人でやっています。だから「毎日、生演奏」ということができる強みが あり、これが大きな売りにもなっています。しかしこの強みは日常の練習あってこ そなので、その意味で音楽に時間をかけられるようになった事は、お店の健全な営 業に直結すると思えるようになり、全体が少しずつうまく回り始めた感じがしてい ます。 はる株式会社・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 代 表 者 所 在 地 電話番号 業 種 創業年月日 従 業 員 資 本 金 U R L :赤瀬 直子 :宇部市東岐波 1177-11 :0836-58-5625 :製造業 :平成 19 年 11 月 30 日 :3 名(パート含む) : :http://www.koubou-harukaze.com/ 《創業の動機・経緯》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ もともと私は肌が弱かった上に肌トラブルを起こしてしまい、以来十三年間ずっ と治らず諦めていたんです。水で顔を洗うのも痛いくらいだったのですが、 「我慢で きるし、仕方ない」と思っていました。 ある時、友人に誘われてボランティアイベントのお手伝いをした際、バザーに手 作りの石けんを出したんです。そしたらそのバザーの後から「肌にすごく良い、も っと欲しい。」って問い合わせの電話がひっきりなしにかかってきました。皆がそん なに良いって言うなら自分も使ってみようと思い、勉強をしながら自分の肌に合い そうな石けんを作って使ってみたんです。そしたら一ヶ月で改善されたものですか ら、自分でもビックリですけど主人や周りがもっとビックリですよね。 周りの人達に「もっと作ってよ。 」って言われて、そうこうしてるうちに口コミで いつの間にかお客さんがついてしまったんです。友人に「早く起業した方が良い。 」 って言われたんですけど、私はそんなつもりは無かったし何も分からなかったから、 商工会議所の起業塾に参加し、いろいろ教わりながら個人事業で手作り石けんの販 売を始めたんです。もちろん私は薬剤師の免許は持っていませんし、化粧品関係の 事も何も知らなかったので、あくまで生活雑貨の石けんとしての販売でした。 《事業の紹介》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「天然のものを安く」というコンセプトのもと、天然素材のみを使った手作り石 けんおよび化粧品を販売。店舗のほかインターネットでも販売中。 《創業時の課題と解決方法》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 起業塾の中で五カ年計画というのを立てる機会があ って、その時は分からない事ばかりですごく苦痛だった んですけど、振り返ってみると事あるごとにあの計画を 見返していました。あの時のプランがあったから今があ ると思います。私は割とアバウトで行き当たりバッタリ な性格なんですけど、計画を立ててそれを実践していく という事がすごく大事なんだと気付かされました。本当 にあの時立てた青絵図の通りに進んでいるから、とても 不思議だなぁと思っています。 《創業時に活用した支援策、支援機関》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 宇部商工会議所(起業塾`08) 《創業時に必要だった主な許認可等》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 特になし 《今後の抱負》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ やっぱり自分が住んでいるこの宇部市が豊かでないと自分も豊かになれないと思 うし、そのためには宇部の産業が豊かにならないといけないと思います。だから今 宇部産や県内産のものを使わせてもらったりして、みんなで底上げをしていくその 一助にでもなれればいいなと思っています。 それと今自分は資格がないので、化粧品グレードのものはOEMでやるしかない んです。いつかはそれを自分のところで全部出来るようにしていって、それこそ地 域の産業にしていけたらいいなって思っています。 《これから創業される方へのメッセージ》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 自分なりのこだわりは持っておいた方が良いと思います。私は 天然のものを安 く という自分のこだわりがあったからこそ、今の商品ができました。コスト面で は合っていませんし実入りはあまり良くないですけど、理解してくれる方は理解し て買ってくださいますので、やっぱりこだわりは捨てなくて良かったと思います。 私にとって商工会議所の役割はすごく大きいものがありました。本当にご尽力いた だいたし、もしそれがなければ何も分かりませんでした。お金があればコンサルタ ントの方にお願いすれば良いんでしょうけど、開業時は特にお金がありませんから、 商工会議所の様な支援機関はとても有り難かったです。 《起業を決めた最後の一押し》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 先にお客さんがついちゃったから、その流れにうまく乗せてもらったみたいな感 じです。だから「あなたはラッキーなだけなんだからね」って言われます(笑) 《創業後大変だった事》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 雑貨石けんから化粧品グレードに切り替え、個人事業から会社にする前後は本当 に忙しかったです。その当時は、人も雇ってなかったので毎日睡眠時間が一・二時間 しか取れなかったし、お金もなく、事務処理なども自分でやったので、余計大変で した。とにかくすごいストレスで、やっぱりそういう状態では良いものは作れない し、主人に任せて作ってもらったりもしましたけど、その度に失敗してアウトレッ トを出していたので、やっぱり人任せはダメだなと思って無理して作るのはやめま した。 《創業後の変化》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最初主人には反対されていて、バザーの時には「二度としないでくれ」と言われ ました。人手が足りない時にはいつも手伝ってくれていたんですけど、 「程々にしな さい。」って毎日念仏のように聞かされました。「あくまでも趣味なんだから、安く してあげなさい。」って言うんですけど、仕事として始めたからには安くして割に合 わなかったら困りますよね。それに毎日悩みを抱えたお客さんが希望を求めて来ま すから、そこは主人にも阻止できませんよね。だから徐々に理解をしてくれるよう になって、今ではすごく協力してくれています。イベント前はいつも徹夜ですし、 実演販売にも一緒に行ってもらっています。主人の協力がなければここまで続けて これてなかったと思います。 《創業して良かったと思う瞬間》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お肌の事で悩んでる人って本当にたくさんいるんですよ。中には泣きながら電話 をかけてくる人もいるくらい本人にとっては切実な悩みなんですね。他人は「気に する事ないよ。」って言うけど、実はそれが一番傷つくんですよ。でも、それは同じ 痛みを味わった人しか分からないから、ここに来る方は半分悩みを聞いてもらいた くて見えられているんですよね。私も肌トラブルで悲しい思いをたくさんしてきた から、そういった方にうちの石鹸を使ってもらって、良い変化がある姿を見た時は やっぱりすごく嬉しいですね。 《これだけは欠かせなかった》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 主人の尽力です。やっぱり主人がすごく協力をしてくれています。経済面でもそ んなに余裕があるわけじゃないので人手が足らないんです。ウチの旦那は 24 時間現 役なんですよ(笑) Pure Beau (ピュア ビュー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 代 表 者 :溝國 里美 所 在 地 :宇部市若松町 3-49 電 話 番 号 :0836-39-5576 業 種 :サービス業 創業年月日 :平成 21 年 6 月 11 日 従 業 員 : 資 本 金 : U R L :http://purebeau.mobi/ ブ ロ グ :http://purebeauandi.soreccha.jp/ 《創業の動機・経緯》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ もともと「自分で何かやろう」というのは何となくありました。十年間専業主婦 をしてて、子供が幼稚園に入園したのをキッカケに一度パートで働きに出たんです けど、 「何か違う」って感じて。私がやりたいのはこういうのじゃないなって。それ に主婦や子育てをしてると、だんだんいろんな事に気を遣わなくなっていくんです ね。それもイヤだったし、やっぱり「綺麗でいたい」って思わなきゃいけないと思 いました。 私は昔からひどい深爪で、それを隠すためにマニキュアやネイルをするようにな ったんですけど、ある時友人に「それを仕事にしたらいいんじゃない?」って言わ れて。 「確かに」と思ってそれからすぐネイルのスクールに通い始めました。でも当 時は店舗を借りてまで開業なんて絶対無理だと思っていたので、自宅に友達を呼ん でおしゃべりをしながらやるという感じでした。 《事業の紹介》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「五感すべてで癒すことのできるサロン」をコンセプトに、ヘッドスパ、アロマト リートメント、アイラッシュ、ネイルなどのサービスを提供。 《創業時の課題と解決方法》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 基本的に私はあまり物事を深く考えず、割とその場の 直感を優先するので、お世辞にも計画的とは言えないし 大変な思いをする事もあります。でも人生何があるか分 からないじゃないですか。もしかしたら明日死ぬかもし れない。だったら一日一日を楽しく過ごす事も大切です よね。 《創業時に活用した支援策、支援機関》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 宇部商工会議所(起業塾`09) 《創業時に必要だった主な許認可等》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 特になし 《今後の抱負》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今もそうですけど、やっぱり「来て良かった」って思っていただけるサロン創り を、初心を忘れずに続けていくことですね。 それと、これからはもっと新しい事にチャレンジしていきたいと思っています。 これまでは分からない事も多く、日々の施術だけで精一杯でしたが、これからはも っと新しいサービスを提供できるようになって、コンセプトである「五感すべてで 癒すことのできるサロン」にしていきたいと思います。そのために今新たに勉強を 始めていて、新メニューも含めてお客様に喜んでいただけるサロン創りをしていき たいと思います。 《これから創業される方へのメッセージ》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ やるかやらないかっていう選択の場面に出くわした場合、やらない方を選択する のではなく、やる方を選択して下さい。やらないで後悔するより、やって失敗した 方が良いです。その失敗が経験として蓄積されていきますから、考えて悩んで結局 やらないよりもまず行動してみる事が大切だと思います。失敗は必ずします。でも それが何よりの勉強になりますので、恐れず突き進んでください。 あと起業して自分で事業をやっていくに当たって、 人脈 は絶対に欠かせないと 思います。例えば何か困った時や新しい事を始めたいと思った時、 「あの人に聞いて みよう」という存在が周りにいると非常に心強いです。だから特に起業前や直後は とにかくいろんな所に顔を出して、たくさんの人と知り合っておくことをおすすめ します。 《起業を決めた最後の一押し》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ネイルのスクールに通っていた頃、ご縁があって美容院のスペースを借りてネイ ルを始める事ができたんです。その後はネイル以外にも美容院の受付業務や雑用、 経理なども経験させていただき、お店を経営するという事がどういう事なのかが少 し分かるようになってきたんです。その頃から徐々に独立というものに興味を持ち 始め、結局三年半くらいその美容室で働かせてもらったんですけど、そこでの経験 を活かして独立起業をする事に決めました。 《創業後大変だった事》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 実は開業当初、この店は知人と二人で始めたんです。当時私は分からない事や知 らない事ばかりだったので、一応一通りの事を学んでおこうと思い起業塾に通って いました。起業塾は事業の事はもちろん、自分の人生についても色々と考える良い キッカケになったと思います。 ある時講師の先生に二人でやっているっていう話をした時、 「二人でやってる場合、 一人がけがや病気、そして若い女性の場合は結婚や妊娠など色んな事が起こる可能 性があると思うけど、万が一の事考えてる?」って言われたんです。もちろんそん な事は一切考えてなかったんですけど、それが予告のごとくその後すぐにもう一人 が辞める事になってしまったんです。 それからすぐにいろんな事の建て直しを商工会議所の方に相談しました。結局二 人でやってた事を一人でやっていくっていう形に変えて、そういった方向転換に関 する事も起業塾で相談させてもらいました。でも、当時は二人の売上を見込んで借 入れの返済計画を立てていたので、いろいろと計画の見直しをしてから、半年間く らいは本当に厳しかったです。 《創業後の変化》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 起業塾では志を持った仲間とたくさん知り合う事ができ、サロンを開業していな いと出会えないような人達やお客様との出会いもあって、起業してから自分にとっ てプラスになった事はたくさんあります。 《創業して良かったと思う瞬間》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ やっぱりお客様に喜んでもらって笑顔で帰ってもらえた時はすごく嬉しく、 「あぁ、 やってて良かった」って思います。 《これだけは欠かせなかった》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 借金ですかね。極端な話、起業って借入れすれば誰にでもできる事だと思います。 「返せなかったら困るし、普通そんな事できない。」って言われますけどね(笑)。 でも借入れがあるからこそ逆に頑張れるという部分も少なからずあると思いますの で、そういう部分で踏み切れないでいるのであれば思い切ってやってみた方がいい んじゃないかと思います。 リラクセーションルーム ふわり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 代 表 者 所 在 地 T E L e ‒ m a i l 業 種 創業年月日 従 業 員 資 本 金 ブ ロ グ :篠原 奈緒美 :宇部市西岐波 4231-2 :090-4576-4188 :[email protected] :サービス業 :平成 22 年 1 月 11 日 : : :http://fuwari67.exblog.jp 《創業の動機・経緯》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 保育園に勤めていた頃、私は保護者の方から悩みの相談を受ける事が多かったん です。皆さんいろんな悩みを抱えているけど、誰にも相談できずに苦しんでいまし た。 私自身も不眠気味だった時期があって、その時にお香を焚いたら香りの効果で眠 れるようになった事がキッカケで香りに興味を持ち、アロマテラピーが心と身体に 作用する仕組みを勉強しました。それからアロマが入ったボトルということだけで オーラソーマに興味を持ち、実際に受けてみたら自分を客観視できて頭の中がスッ キリ整理された感じがしたので、 「これはすごい」と思って自分でも勉強し始めまし た。 その時は仕事に役立てば良いという考えでしたので、起業なんて全く考えていま せんでした。でも勉強をしていくうちに、実は自分自身がすごく疲れてしまってい ることに気付いたんです。仕事以外でも色々と悩んでいた上に、夫の仕事との兼ね 合いもあって家族の時間も大切に出来ない状態でした。それなら家で出来る仕事の 方が良いなと考えて「自宅でサロンをやろうか」ということになったんです。 《事業の紹介》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ オーラソーマ・カラーケアシステム、ハワイアンロミロミ、リフレクソロジー、 アロマテラピーなど、心と身体をトータルでケアできる癒しのサロン。 《創業時の課題と解決方法》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 山口にはこういうサロンはあまりないですし、やっぱ り「受け入れてもらえるのか」という不安はありました。 勤めていれば安定した収入がありますし、保育園の仕事 も好きだったので、結局三年くらいずっと迷っていまし た。そんな時知人に相談をしたところ起業塾をすすめら れ、参加しました。 起業塾は行って良かったです。仲間ができた事もそう ですけど、何をどうしたら良いのか分からない状態だっ たのが、先生や会議所の方に相談することでハッキリと したビジョンが見えてきました。実際の事業プランは最初に考えていた内容とは結 構変わりましたけど、自分でも納得のいくものができたと思っています。 《創業時に活用した支援策、支援機関》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 宇部商工会議所(起業塾`09) 《創業時に必要だった主な許認可等》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 特になし 《今後の抱負》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ もっと「癒し」というものが身近で、特別なものじゃないという事を知ってもらい たいということが一番の目標です。そのために色々なツールがある事を知ってもら って、それをもっと気軽に利用できる環境ができるといいなと思っています。 そしていずれは教室を開いて教える側になりたいと思っています。そうすること でもっとセラピストや癒しのサロンの数が増え、 「癒し」がより身近な存在になって くれると嬉しいなと思っています。 《これから創業される方へのメッセージ》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ なぜ起業したいと思ったのか を忘れないで欲しいです。私はお客様に心地い い時間を過ごして頂くため、「自分はどういう部分をサロンで大切にしたいのか?」 という 原点 の部分と「今の時代にはもっと癒しが必要だから広めたい」という この仕事を始めた時の気持ち の二つをいつも忘れないように心がけています。 それから癒しを提供する者として、まず自分がリラックスしたニュートラルな状態 でいることを心がけています。そのためには、自分がまず仕事や人生を楽しむこと が大切だと考えています。 《起業を決めた最後の一押し》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 保育園の中だけではなくて、もっといろんな人に「癒し」というものを提供した いと思ったんです。自分にもすごく辛い時期がありましたし、そういう時ってどう しても自分ひとりで悩んでしまいがちなんですが、そんな時こそ気軽にオーラソー マなどのツールを使って自分の心を知って欲しいと思いました。そうする事で今ま でと違うものの見方をしたり、意外な解決の糸口を見つけるお手伝いをしたいと思 ったんです。 時間はかかりますけど、もっとたくさんの人にそういったツールを知ってもらい、 私がお手伝いする事でもっと楽になってもらいたいと思って起業を決意しました。 《創業後大変だった事》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 実際起業してみて、自分がすごく狭い世界にいたことを実感しました。それまで 保育士としてしか働いた事がなくて、保育園という限られた世界しか知りませんで したから、勤めていた頃とは違って、サロンを知ってもらうために自分を売り込ん だりアピールしなければいけないけど、そのやり方も分からない。さらに自分がや りたい事と求められる事にギャップがあったりもして、戸惑うことばかりでした。 自分一人でやっていくことの厳しさを思い知らされました。 《創業後の変化》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 起業塾に参加していろんな業種の起業を考えている方と知り合えたことは、とて も良かったです。創業後は起業塾の同期や先輩とのコラボレーションを通じて、様々 な客層の方にサロンとは違った形の癒しも提供してきました。その中で、それまで に無かった「癒し」に対する考え方に気付かされることも多く、とても貴重な経験 でした。 《創業して良かったと思う瞬間》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ やっぱりお客さんがすごく喜んで笑顔で帰ってくれた時です。自分のこういう所 に苦しんでいたんだなと、苦しんでいたところに気付き、そこを受容した時にはじ めて「自分で自分を癒す」という深い癒しが起きるので、その瞬間に立ち会えた時 に、そういう場所になれている事に「良かった」と思います。 《これだけは欠かせなかった》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 一番大事というか基本と考えているのは、お客さんに対する「愛」です。施術をす る時も、体を直接触るのでそれがないとすぐ伝わると思うんです。 あとはすごく難しいですけど、自分を信頼することですね。 CUISINE meli melo(キュイジーヌ 代 所 表 在 者 地 電話番号 業 種 創業年月日 従 業 員 資 本 金 U R L メリメロ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ :津田 邦彦 :宇部市相生町 9-12 ジェニービル 1F :0836-39-7199 :サービス業 :平成 22 年 10 月 21 日 :1 名 : : 《創業の動機・経緯》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ もともと昔から自分で店をやるつもりでいました。でもいったい何をすれば良い のか全く分からなかったので、その辺の情報収集も含めて開業前に一度商工会議所 に相談に行ったんです。その時に「今度こういうのがあるんです」って紹介された のが起業塾でした。 起業塾に参加して、自分がやらなければならないことが色々とハッキリとしてき たので、それが良いキッカケになったと思います。 《事業の紹介》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ フランス料理をベースに、地元の食材にこだわった料理とお酒を提供する洋食居 酒屋 《創業時の課題と解決方法》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 起業することに対して特に不安もありませんでした し、その時はもう自分の店をやろうと決めて東京から帰 ってきていて、タイミングを待ってるだけの状態でした ので。親には反対されましたけど、最終的には無理やり 押し切りるような形で起業しました (笑) 《創業時に活用した支援策、支援機関》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 宇部商工会議所(起業塾`09) 日本政策金融公庫 《創業時に必要だった主な許認可等》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 飲食店営業許可 《今後の抱負》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まずはこの店の売上と知名度を上げる事が第一です。洋食の居酒屋っていうのは 宇部・小野田にはあまりないですし、これからはワインを中心に飲み物の種類も増 やして、他のお店には無いようなものを提供できるようにしていきたいです。そし てもっと従業員を増やして、いずれは今とはまた違う形態の店を出したいと思って います。 《これから創業される方へのメッセージ》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 起業や創業に向けて高まったテンションを維持するには、動き続けなければなり ません。何もしないでいると、だんだんテンションは落ちていってしまいます。人 に会って相談したり、不動産屋を回って物件を探すなど止まらずに動き続けましょ う。 それと自分のテンションを保つための何かを持っておいた方がいいと思います。 良い流れの中にいる時はそうでもないけど、やっぱり人間は状況が悪くなったりす るとどうしてもヘコんだりダメになったりします。例えば本であったり映画であっ たり、何でも良いので自分のテンションを保つためのものを持っておく事をおすす めします。 《起業を決めた最後の一押し》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 結局起業塾に行ってテンションが上がってしまったんです。周りには同じように 起業を考えてる人達がいるし、タイミングというか、起業塾で知り合った人達や周 りの友達、開業している知人などとの出会いが「起業の方向にむいてる!」って自 分なりに感じていました。 《創業後大変だった事》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ やっぱり「人」っていうのが一番難しいです。人を集めるのも大変ですけど、 「ど う教育するか」っていうのは分からない事だらけです。最終的には責任者である自 分がどう教えるか、どういう態度で接するかによってその人の成長が変わってきま すから、本当に「人」だけは未だに苦労しています。 例えばそれまでまとめ役の存在だった人が辞めてしまった時、それまであまり自 発的に動かなかったバイトの人達が、逆に自分達で考えて行動してくれるようにな ったんです。だから彼が辞めた事が必ずしもマイナスとは言えないし、その彼が辞 めてしまった責任は自分にもありますから、やっぱり人を育てるというのは難しい です。 《創業後の変化》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 会社員として上司や部下がいた頃の状況と、自分が一番上に立った今の状況とで は考え方がだいぶ変わってきました。会社勤めの頃は例え業績が悪くても「○○が 悪い」とか人のせいにしがちじゃないですか。自分の店ではないですし。でも今は 全ての責任を自分が負う立場ですし、全てにおいて「自分の店を良くするには」っ ていうのを前提に考えるようになったので、従業員との接し方や教え方もかなり変 わってきました。 それと僕は出来る限り同じように起業した人や起業しようと考えてる人、会社勤 めでも要はすごくポジティブな人と一緒にいるようにしています。起業してからは そういう人と接する機会が多くなりましたし、話も合うようになってきました。 例えば新しく何かをやろうと思った時、 「いいね」って言ってくれる人の方が一緒 にいて楽しいですよね。 「もし失敗したらどうするの?」っていう話から始まる人と 一緒にいると、テンションがどんどん落ちてしまいますから。そういう人とはあま り一緒にいたいと思いませんし、不思議とそういう人とは徐々に付き合いが少なく なっていきました。だから、以前会社勤めをしていた頃と今とでは、周りの人脈と いうか付き合う人はすごく変わったんじゃないかと思います。 《創業して良かったと思う瞬間》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お客さんが「おいしかった」って言って帰っていってくれた時です。お客さんと の距離が近いだけに良いことも悪いことも耳に入ってくるんですけど、その中でも 「おいしかった」と言ってもらえるとそれが一番嬉しい。 《これだけは欠かせなかった》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 起業をする上でも人との出会いはすごく重要だと思います。結局この店を作るの も自分ひとりでは絶対に無理だったと思いますし、その時々に出会った人がいたか らこそ今ここまで来れてると思います。これからもいろんな人と出会うと思います から、それも大切にしていかないといけないと思っています。 人であったり物であったり場所でも何でもいいんですけど、もし自分が厳しい状 況にあって「何とかしたい」と思っていたら、必ず何かしらの出会いがあると思い ます。だから常に「何とかしよう」と思っておかないと、せっかく出会っても気付 かずにスルーしてしまって結局どんどんテンションが落ちていったりしてしまうん です。なので僕は人でも物でも気になったら必ず声をかけたり、足を止めて手に取 るようにしています。例えそれがその時の自分とは全く関係のない人や物であって も。 ゆうけい感動工房・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 代 表 者 所 在 地 電話番号 業 種 創業年月日 従 業 員 資 本 金 U R L :熊谷 友敬 :宇部市恩田町 5-13-38 : :製造業 :平成 21 年 11 月 20 日 : : : 《創業の動機・経緯》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「将来定年を迎えた両親と三人でモノ作りができる会社を作りたい」と思った事 が起業を考えたキッカケです。うちの父は鉄鋼関係の溶接職人で、母も手先がすご く器用な人なんです。だから三人がそれぞれの実力を活かせるような会社を作って、 ゆくゆくは両親の老後の楽しみになれば良いなと思ったのが大元の始まりです。 それと、今僕が勤めている会社では最初から最後まで全て自分では出来ないんで す。工務店さんから頂いた図面の通りに、ある程度分業して作業するという感じで、 自分ひとりでお客様と打ち合わせして一つの物を作るという事がなかなかできない ので、そういう経験を積みたいという気持ちもありました。 ただ「今の自分の状況でできるのか?」っていう不安はありました。だから会社 勤めを辞めてまで起業しようとは思わなくて、今の仕事プラスαなら何とかできる だろうという感じで動き始めました。 《事業の紹介》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「感動・思い出の共有」をコンセプトとし、建具・家具製造で培った技術を生か して、人体に無害な接着剤と天然塗料を使用した安全・安心な家具・雑貨を製造。 《創業時の課題と解決方法》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 漠然としすぎていて「今の自分の状況でできるのか」 っていう不安はありました。でも今のある程度安定した 収入を断って新たな世界に飛び込むわけじゃなかった から、 「やれば何とかできるだろう。」っていう気持ちが ありました。 《創業時に活用した支援策、支援機関》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 宇部商工会議所(起業塾`09) 《創業時に必要だった主な許認可等》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 特になし 《今後の抱負》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今の環境で特注の物だけを作っていくのがキツくなってきたので、仕事のやり方 をシフトしていこうと思っています。今も少しずつ作ってはいるんですけど、純国 産の無垢の木と米糊を使って、100%安全なオリジナルの木のおもちゃを作りたいと 思っています。 《これから創業される方へのメッセージ》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 全然計画を立てずにスタートしてしまうと大変だと思います。特に店舗を借りた り建てたりするとなると、確実に経費が増えてきます。そういったものを商品の金 額に上乗せするわけだから、お客さんのニーズに合わせて価格を安く設定しなけれ ばならなくなった時とかに困ります。例えばお客さんが全然来なくても食っていけ るくらいの蓄えを持ってた方がいいと思います。じゃないと計画修正すらできなく なっちゃいますから。 あとは肉体的、精神的にサポートし気遣ってくれる様なパートナーやメンターを 見つけておいた方が良いと思います。やっぱり人間は弱い生き物ですから、どうし ても辛い事や苦しい状況が続くと気持ちが滅入ってしまいます。そんな時、支えて くれる人や助け合える人がいる事で乗り越えていける事もたくさんあります。家族、 恋人、友達など人それぞれだとは思いますが、そういった自分の味方になってくれ る存在は必要だと思います。 《起業を決めた最後の一押し》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ あくまで勤務している木工会社の仕事がメインですので、そちらが繁忙期に入る と作業が出来ない状態でした。でも起業塾で具体的に起業プランが出来ていたので、 後戻りできなくなったっていうのが正直なところです(笑) 《創業後大変だった事》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ なにせ音がして木屑が舞う仕事ですから、作業する場所を確保するのが大変なん です。工場を建てるお金もないですから、今は家を借りて作業をしています。大家 さんも近隣の方々も僕の仕事を理解してくれてはいるんですが、それでもやっぱり 夜中に仕事はできませんよね。平日の日中は本業の会社がありますから、どうして も作業は土日に限られてしまうんです。 お客様への対応は今でも苦労しています。特に「金額」と「納期」の部分になる んですけど、要はお客さんの求める金額と僕の出したい金額の折り合いをつけない といけないんです。それがなかなか難しい。あとは本業が忙しくて土日も休めない 状況の時は、無理をしてでも平日の夜にちょっとずつ音を出しながら作業せざるを 得ないんです。だから何日も連続で徹夜っていう事もよくあります。サラリーマン の週末起業だから仕方ない事だし辛くはないんですけど、体力的にキツイと感じる 局面は多々ありました。 《創業後の変化》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まず交友関係が圧倒的に広がりました。それは浅く広い関係じゃなくて深く広く、 より良い関係に広がった気がします。 差別しないと言うか、 「この人はあんまり付き合わなくて良いな」とかがなくなっ て、どの人もお客さんになり得る可能性を秘めてる人だから、分け隔てをしない感 じにはなりましたね。 《創業して良かったと思う瞬間》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 僕はいつもお客さんが期待してる以上のものを作っている自信があります。打ち 合わせの段階でお客さんが伝えきれてない所をこちらが拾って、製品にプラスαで 加えていますから。例えば看板を作るにしても、普通吊るすための構造までは向こ うから提案は無いんです。だから自ら設置先に出向いて周囲の環境や寸法を調べて、 金具等も自作して据付けまでやります。雨ざらしの状況なら金具はステンレスで、 塗装はウレタン塗料に防水処理を施したり。そうするとお客さんは「そこまでして くれるんじゃ!」って感動してくれるんですよ。たぶん工務店さんとかはやらない 事だと思います。お金にならないですから。でもそうやって「頼んで良かった、あ りがとう」ってお客さんの反応がダイレクトに伝わってくると、やっぱり嬉しいで すよね。自分がやった事に対して相手が喜んでくれるっていう事が。そして儲かっ たお金で焼き鳥を食べられることが(笑) 《これだけは欠かせなかった》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 起業に関する本を読んだり起業している知人に話を聴いたり、色々と情報収集を していく中で起業塾の事を知りました。起業塾では、起業に向けて勉強をする場所 と一緒に勉強をする仲間ができた事がすごく大きかったです。それが無かったらお そらく起業してなかったし、したとしても上手くいってなかったと思います。 株式会社H&N・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 代 表 者 所 在 地 電話番号 業 種 創業年月日 従 業 員 資 本 金 U R L :浜本 洋行 中西 章 :宇部市上町 1 丁目 8-7 :0836-21-7602 :サービス業 :平成 18 年 11 月 1 日 : : :http://www.toramaruking.com/ http://www.musashiking.com/ 《創業の動機・経緯》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 中西さん(以下N) 浜本とは以前働いていた居酒屋で知り合いました。お互い「雇われよりは何か自 分でやった方が面白いんじゃないか?」という思いがあって、別にそれまで働いて た職場がイヤだったわけではないんですけど、何か新しい事を始めたかったんです。 やっぱり飲食業っていう世界は独立した方が面白いし、自分の思った事ができるっ ていうのが一つの魅力でもあると思うので。 僕は若い頃からずっと独立を考えていたし、浜本ともフィーリングが合うところ があったので、ちょうど良いキッカケだったのかなと思います。 浜本さん(以下H) 僕は若い頃あまりそういう考えは無かったんですけど、漠然と「三十歳くらいか らはちゃんとしょう」という風には思っていました。その時ちょうど二九歳になる 頃だったので、「良い機会だし、やってみようか」という感じでした。 《事業の紹介》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 山口県内で居酒屋「虎丸」と「武蔵」を展開。ターゲットに合ったメニューや接 客・サービスを心がけ、着実に人気を獲得。現在宇部、山陽小野田、防府に計4店 舗を構えている。 《創業時の課題と解決方法》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ N : 「お金をかけずにやろう」と決めていたので、 物件は居抜き(飲食店が出た後のテナント)をメ インに探しました。そしたらたまたま今の「虎丸」 の立地が出てきたんです。オーナーさんもすごく 良い人で色々と使わせてもらえたから、そこまで お金もかけずにできました。逆にこれ以上の物件 はおそらく出てこないだろうっていうのもあって、あのタイミングであの物件が見 つかったっていうのは本当に運が良かったと思います。 H : 前の職場をやめた時点で二人とも飲食業が大体どういうものか分かっていま したから、あまり悩んだり詰めたりした部分はありませんでした。 「あった?じ ゃあ行きます。」っていう感じで、割と軽いノリでしたね。 《創業時に活用した支援策、支援機関》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 宇部商工会議所 日本政策金融公庫 《創業時に必要だった主な許認可等》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 食品衛生管理者 飲食店営業許可 深夜酒類提供飲食店営業届出 《今後の抱負》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ N : 「山口県制覇」ですね。県内の主要都市に出店すること。 H : 社員が一番好きでいてくれる会社にする事です。ウチが一番楽しい、辞めたく ないと思われる会社にしたい。誇りを持って一生懸命頑張れる環境と、やる事 をちゃんとやれば楽しい生活ができるという保障をしてあげたいです。 N : それを理想論で終わらせないためにも、僕達自身がどんどん新しい事に取り組 んでいかないといけないと思っています。 《これから創業される方へのメッセージ》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ N:人生一度しかないんだから、迷うくらいならやった方がいいです。たぶんそこ で足を踏みとどめても、また何年後かにやりたいと思うはずです。だったら一 回やって一回失敗した方がいい。 H:自分でやるからには誰にも守ってもらえないし、責任も全部自分で取らないと いけない。苦しい事もあると思いますけど、楽しむ事を忘れて欲しくないです。 どうやったら楽しい理想の会社やお店ができるかを考えてやって欲しいと思い ます。 N:目指すゴールが同じであれば、考え方が違う者同士でもうまくやっていけると 思います。 H:むしろ全然違う方が良いかもしれない。冷静に「なぜ一緒にやるのか」を考え て、お互いの良いところを利用し合うくらいの感覚の方が良いと思います。 《起業を決めた最後の一押し》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ H:物件が見つかった事ですね。 《創業後大変だった事》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ N : 始めて数ヶ月はホントに悲惨でした。全然お客様が来なかったんです。要はタ ーゲットに合ってない立地だったんですよね。スナック街なのに女性がターゲ ットですから。最初の頃は男性客がほとんどでした。 H : 女性がウロウロするような所ではないですよね。男性客メインの居酒屋の方が 儲かったかもしれない。 N : でも、そんな中でも自分達のコンセプトを大事に守り、日々の営業で地道に努 力をしていたら徐々にお客様が増えてきたんですよ。 H : 最初の頃はお金も無かったし、広告を打ったりもしてませんでしたから、来て くれたお客様の紹介や口コミのおかげだと思います。あとは意外にやる事が多 くて大変でした。税務・保険関係とか事務仕事ですね。 N : そういう意味では共同経営っていうのは良かったかも知れないです。本業に集 中したいのに事務に手を取られるのは本末転倒ですから。 H : 一人現場で一人手続き事をするとか、役目を変えて二人で攻めていけるのは共 同経営の良いところですね。 N : 一般的に共同経営はダメって言われますけど、僕らは今のところうまくいって ます。一+一を二じゃなく十にしてしまうような仲間がいるのであれば、僕は 共同経営でも全然いいと思います。 H : お互いその人なりの良い環境を作る努力をして、利害が同じ方向に向いている なら共同経営でも全然うまくいくと思います。 N : 目指すゴールが一緒なら、歩んできた道が違う者同士の方が違う考え方があっ て勉強になる事も多いですから。 《創業後の変化》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ N:社員を雇ったりした時からは、 「もう一人でやってるんじゃないんだな」と。そ の社員の生活は保障しとかなきゃいけないから、その辺の責任の重さはものす ごい感じるようになりました。 H:創業してから出会った人達は僕のことを社長として見ますけど、それ以前から 知ってる人達はそうじゃないし、僕もその人達の前で社長の顔は見せたくない んで、「ああ、なんか俺違うなぁ」って思う事はありますね。 《創業して良かったと思う瞬間》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ H:職場のみんなと一緒に楽しくご飯を食べてる時ですね。社員達と一緒に「頑張 るぞ」っていう意欲で毎日店を経営していける事が嬉しいです。 《これだけは欠かせなかった》・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ H:商工会議所ですね。知らない事をわざわざ僕らが専門家並に勉強するよりも、 専門家に聞いた方が早いですから。あとはもう「楽しい会社にする」っていう発 想がないと、もたないと思います。長時間の仕事で休みも不定期なのが多いです し、そんな中で楽しさがないと続かないです。