...

社会貢献活動 - SMBC日興証券

by user

on
Category: Documents
349

views

Report

Comments

Transcript

社会貢献活動 - SMBC日興証券
社会貢献活動
VOICE
証券会社の社会的意義、責任を再認識しました
コミュニティ参画及び発展
役社員一人ひとりが、社会が抱える
社会の持続可能な発展に貢献することを
目指しています。
堺支店
コンサルタント課
そ が め
社会貢献活動
被災地支援活動、
災害支援活動
2
社会貢献活動
えるとともに、地域社会での奉仕活動に積極的に取り
組んでいます。
また、
本業において少しでも被災地に貢
献出来ればとの考えから、
個人向け復興国債の販売に
3
も注力しました。
その結果、
お客様との信頼関係も築く
多くの
“気づき”
を与えてくれた、
この経験を伝えていきたい
シャプラニール
P.22
被災地支援活動、
災害支援活動
市ヶ谷支店
コンサルタント課
かみ よ
ち
ず
こ
神代 千寿子
▶名刺交換会
2012年度入社
プロフェッショナル社員(クラスⅡ)
に
よる東日本大震災被災地支援活動
今回の被災地支援活動は、
私の今までの考え方を大き
く変えるきっかけとなるものでした。
そして多くの気づ
きを私に与えてくれました。
被災地支援活動に参加するまで、被災地の現状は
メディアを通じて目にしてきましたが、復興に向かって
いるものだと思っていました。
しかし現状は、私が
思っていたものとは程遠く、実際には、
これまで映像
から得ていたものとは全く異なり、現場でしか感じ
得ないものがあったため、
今自分ができることを精一杯
しなければいけないということを痛感したのを、
鮮明に
覚えています。
私はこれまで仕事を通じて様々なお客様と出会い、
ご
経験やご家族のこと等いろいろなお話をお伺いする中
で、
お客様の「光」の部分に焦点をあて、
「コンサルティ
が、今回の経験は日々のニュースやマーケット情報に
流されてしまいがちな自分の感覚を見直すきっかけと
なるとともに、
コンサルタントとしての自分のキャリア
についても考える良いきっかけともなりました。
現場では役員や人材育成部のトレーナー、
そして何よ
り同期に支えられ、無事被災地支援活動を終えること
ができました。
この経験が出来たことに感謝するとともに、後輩にも
伝えていきたいと思います。
社会貢献活動
社会貢献活動
P.19
特定非営利活動法人 シャプラニール
1
機会をいただいたことに、
改めて感謝しています。
えようとする人たちの強さに触れ、
「当たり前のことが
当たり前にできることの幸せ」
を実感しました。
業務に戻ってからは、
お客様に被災地で感じたことを伝
特定非営利活動法人
Green Week
P.17
社会貢献活動
そこで出会った被災地の方々はとても前向きで明るい
人ばかりで、
逆に元気づけられることが多く、
人々の強
さや優しさを目の当たりにしました。被災地の方々は、
社会的意義、
責任をしっかりと理解し、
社会に貢献でき
るよう邁進していきたいと思います。
このような学びの
東日本大震災であまりにも多くの犠牲を払い、失った
ものも数多くあるはずです。
それらを受け入れ、
乗り越
ひ で ひと
十亀 秀仁
1
ことが出来ていると感じています。
今後も、金融市場の一端を担う者として、証券会社の
るために使用する土嚢を作るボランティア活動を行い
ました。
様々な課題の解決に向けた活動を行うことで、
社会貢献活動
私は壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町にある津
の宮漁港で、牡蠣やワカメなどの養殖いかだを固定す
ング」
をしがちでした。
しかし今回の経験から、
本当の意
味でお客様の立場に立った
「コンサルティング」
とは、
一
方から物事をとらえ提案するのではなく、
実際にお会い
し、
じっくりお話をすることでしか得られないお客様の
思いがあり、
それを担当者として真摯に受け止め、
ご提
案することなのだと感じたのです。
情報の流れるスピードが速く、変化の大きい昨今です
2012年度入社のプロフェッショナル社員(クラスⅡ)
と引率の
役社員が、2012年7月に3回に分かれて、宮城県内で漁業支
援を行いました。
この活動では、社会貢献活動の意義・重要
性を学び、新入社員間における一体感の醸成を図ることを目
災害支援活動
的としてCSR活動を実践しました。
日程
活動内容
参加人数
2012年
(月)∼ 6日(金)
7月 2日
宮城県南三陸町での養殖いかだの錘(おもり)にする土嚢づくり/
漁協の周辺の草刈りとがれき除去
132名
(月)∼13日(金)
7月 9日
宮城県南三陸町での養殖いかだの錘(おもり)にする土嚢づくり
105名
(月)∼27日(金)
7月 23日
宮城県南三陸町での養殖いかだの錘(おもり)にする土嚢づくり
108名
17 CSR Report 2013
世 界 各 地で発 生した自然 災 害 の 被 災 者を支 援するため、
なって取り組んでいます。
有 志 に よ る 支 援 物 資 の 寄 贈 や 、被 災 地 域 に 関 連 す る
2012年は、以下の被災地に対して支援を行いました。
ファンドの収 益 の 一 部を義 援 金として寄 贈してきました。
また、災 害 支 援 の ため の 役 社 員 向 け 銀 行 口 座を開 設し、
役 社 員にも支援を呼びかけるなど、会 社・社 員 が 一 体と
支援を行った主な災害等
● 九州北部豪雨
(2012年7月発生)
● 米国ハリケーン
「サンディ」
(2012年10月発生)
CSR Report 2013
18
社会貢献活動
2
特別寄稿
Green Week
荒川クリーンエイドにご参加いただいて
荒川は東京都の東部を流れる一級河川で、
その下流域には広大な
自然地が広がっていますが、
水際や干潟に流れ着くゴミによって大
Green Week
切な自然が損なわれています。
これを何とかしたいという人たちが
1994年からゴミ拾いを始め、97年に市民や企業、学校、
自治体、
の醸成にも繋がっています。
Week」
を設けています。
2012年10月20日
(土)∼2012年10月27日
(土)
に開催さ
社会貢献活動への参加を通じて、環境保全についての理解
れた「Green Week 2012」では環境保全活動や、ペットボ
を深めながら、地域社会や参加者同士のコミュニケーション
トルキャップなどの収集活動を行い、ご家族も含め、延べ
を図ることを目的としています。
より多くの役社員が自主的
7,265名の参加がありました。
企業が活動に参加することの意義として、短時間のゴミ拾いで
も、大勢の社員の皆さまのご参加によって大きな成果となること
ています。
やってきた活動ですが、大企業の皆さまがこのように大勢で真剣
水際のゴミを拾うことで、
ヨシ原が元気を取り戻し、
カニや鳥、そ
特定非営利活動法人
良い活動となっています。
行政等の関係者が集まり、
特定非営利活動法人
「荒川クリーンエイ
ド・フォーラム」
を結成し、
99年にNPO法人を取得して活動を続け
2010年秋より環境保全・社会貢献活動強化期間「Green
客様として参加するのではなく、念入りに下見や準備を重ね、当
日も多くの社員スタッフの皆さまのご尽力のおかげで気持ちの
の他の生き物も元気になって荒川全体の自然が回復し、流れる
水もきれいになることで、
きれいな水を好む魚もたくさん戻って
「荒川クリーンエイド・
フォーラム」代表理事
きました。
佐藤 正兵 さん
毎年この活動にご参加いただいています。
ボランティア活動にお
SMBC日興証券には、
日興コーディアル証券の頃の2006年から
が挙げられると思います。荒川クリーンエイドも市民が細々と
に取り組んでいただくことによって、一層の広がりを持っていく
ことと感じております。今後も大勢の役社員の皆さまの参加を継
続いただき、荒川クリーンエイドに参加されたことをきっかけに、
一人ひとりが日常の生活の中でもゴミを出さないことを実践
し、その輪が広がることで社会が変わっていくことを期待して
おります。
にCSR活動に参加出来る機会でもあり、
当社役社員の一体感
Green Week ①
荒川クリーンエイド
荒川流域でのゴミ拾いを通じて、社員の環境保全意識を
る社会の実現を目指しており、2012
家族、計273名が参加しました。
年度は役社員とその家族、計143名
が参加しました。
VOICE
出来る範囲で活動の継続を
今まで東京や埼玉での勤務が多かった私にとって、荒川はとても身
たわけではありませんでしたが、みんなで力を合わせて清掃を行っ
様々な風景を見ながら通勤していましたが、荒川は幾度となく私の
ボランティア活動に関心はあるが機会がない、
どうやったら良いの
そんなきれいなイメージの荒川でしたが、今回の『荒川クリーンエイ
への参加経験がないのではないかと思います。会社でこのような機
近な存在です。最近まで、毎日東武伊勢崎線の列車内から荒川の
心をなごませてくれました。
ド』
に参加し、水辺に近づくと、ペットボトルや飲料缶、
タバコなど、
た
くさんのゴミが積み重なっていたのにはとても大きなショックを
受けました。今回の清掃活動ではあまり長い時間をかけて活動し
VOICE
た結果、思いの外、
きれいになり、正直うれしかったです。
小さな活動から大きなことを学びました
かわからない等々の理由で、意外と多くの方々がボランティア活動
私たちは普段、経済の先端で金融・企業人の一人としてお金の橋渡
で多くの社員が参加しましたが、きっと同じようなことに気付かさ
ようなボランティア活動に参加する機会は多くはありませんが、短時
り若手の方が、
こうした社会貢献意識は勝るとも劣らない水準にあ
常に新鮮で、正直ひと味違った充実感のような気持ちが湧きました。
寧な姿勢・対応、私たち全員がもっとも大切にすべき
「基本」
を深く
し役を担い、社会や人や企業に役立ちたいと活動をしています。
この
会をつくってもらえることは大変ありがたいと思いますので、気軽
に出来る範囲で無理のない程度に活動すれば良いと思います。
これ
間とはいえ、
こうした地域の環境保全活動を実際にやってみると非
からもぜひ、
このような活動を継続していきましょう!
自然を大切にするのは当たり前という感覚を伝えていきたい
名古屋支店
支店長
佐藤 博文
小さな活動でも、思いやりの心について、
これほど大きく考えさせら
れるとは思いませんでした。おかげさまで、大変楽しく有意義な機会
だったと思います。今回の清掃活動にはベテランから若手に至るま
れ、得るものは小さくなかったと感じます。
ひょっとすると、私たちよ
るかも知れません。
お客様への思いやり、細やかな気配り、誠実で丁
再認識する良い機会となったようです。
今後も、
こうした地域の清掃活動には継続的に参加していきたいと
思います。
田舎出身の私は、上京してきた当初、東京は本当に自然の少ない殺
確かにゴミで溢れ、川の水も汚いという状況でしたが、ちょっとした
木々の緑を感じ、秋には紅葉を楽しみながら、冬には落ち葉を踏み、
ちました。
一緒に参加した息子が、
とても頼もしく感じられました
り前でしたが、環境が変わって初めて自然の大切さを実感したように
ではないかと思います。個々の意識を変えるのは簡単なことではあ
く着いたので、集合場所の活動センターで掲示板を見ながら干潟の
気付けないのは、本当にもったいないことだと思うのです。
活動の意味を改めて知ることが出来ました。
伐とした土地だと感じたのを覚えています。春には桜が咲き、夏には
また春を待つ…これまではそのような自然に囲まれているのが当た
意識の向上で、素敵な自然に生まれ変わるのではという気持ちを持
藤前干潟クリーン大作戦に、息子2人と参加しました。当日は少し早
私たちは自然を大切にするという当たり前のことを忘れているだけ
かった」
と誇らしげに言っている息子の顔を見て、
とても頼もしく感
じました。
最近は学校や地域でも環境保護について、
このような体験を通じて
思います。
りませんが、生まれ育った土地に自然がないということの悲しさに
魅力と保全に至った経緯やその重要性について息子と話し、今回の
実際の環境の在り方を見たかったというのが一番の理由です。
今後もこのような活動を続けることで、
自分の子どもや若い世代に
ゴミ拾いに行くと聞いて、
しぶしぶ参加した長男も、
まるで宝探しで
き、ありがとうございました。
を次々に拾っては嬉しそうにしていたのが印象的でした。集まったゴ
対する意識を高めていければ良いと思いました。
今回、荒川クリーンエイドに参加したのは、現在居住している東京の
故郷を離れてから、人生の半分を過ごしているこの土地に自分が
もっとできることがあるのではないかと思っていました。そして実際
に荒川を見た時、東京にもこのような自然があるのだと驚きました。
19 CSR Report 2013
社会貢献活動
社会貢献活動
持続的に心豊かな生活を送っていけ
は毎年継続して行っており、2012年度は役社員とその
梶原 百々子
約登録地に指定された干潟で、
日本有
を行うことで干潟を恒久的に保全し、
来種の除草と自然環境教室も実施しました。同イベント
大手町支店
投資アドバイザー課
藤前干潟は2002年にラムサール条
前干潟クリーン大作戦では、清掃活動
えながら拾うことでゴミのない社会を目指し、併せて外
瀧岡 錠仁
藤前干潟クリーン大作戦
数の渡り鳥の飛来地でもあります。藤
高め、生物多様性の保護に貢献します。
ゴミを分別し、数
北九州支店
支店長
Green Week ②
自然があることの当たり前な感覚を持ってもらうことが、自然の中
で育った私にできる社会貢献だと思っています。
四日市支店
投資アドバイザー課長
足立 博
もしているかのようにペットボトル、お菓子の袋、流木や釣り具など
ミの山、そしてきれいになった干潟を見て「疲れたけど、頑張って良
学ぶ機会は少なくなっています。貴重な体験が出来る機会をいただ
次回、開催される時は一人でも多くの人が参加し、自然環境保護に
CSR Report 2013
20
Green Week ③
社会貢献活動
収集活動
全国の部室店や関係会社で行うことが出来る活動として、
当社では使用済み切手、未使用文具、ペットボトルキャッ
プの収集活動を行いました。
ⅰ)使用済み切手
国際協力NGOジョイセフとの協働により、部室店から
寄せられた使用済み切手を換金し、発展途上国の母子
保健活動のために寄付しました。
ⅱ)未使用文具
国際協力NGOジョイセフとの協働により、途上国の子
どもに文具を贈呈しました。
ⅲ)ペットボトルキャップ
NPO法人 キャップの貯金箱推進ネットワークとの協
働により、収集したペットボトルキャップを、障がい者自
立支援施設に分別作業を委託することで障がい者自
立支援施設に分別作業を委託する事で障がい者自立
立支援施設へ仕事を提供し、
その後、
リサイクル業者
支援施設へ仕事を提供し、
その後、
リサイクル業者に
に売却、
売却代金を障がい者自立支援施設費とワクチ
売却、売却代金を障がい者自立支援施設費とワクチン
ンの購入代金として寄付しました。
の購入代金として寄付しました。
3
特定非営利活動法人 シャプラニール
特定非営利活動法人 シャプラニール
特定非営利活動法人シャプラニール
=市民による海外協力の会との協働
南北問題に象徴される現代社会の様々な問題、
とりわけ南ア
ジアの貧しい人々の生活の問題解決のために、女性や子ども
たちへの支援活動を国内外で行っている国際協力NGOシャ
プラニールとの協働を2012年冬より開始しました。
「あなたのはがきが、
1 「BOOKS FOR TWO」
キャンペーン
参加者
荒川クリーンエイド
273名
33店
藤前干潟クリーン大作戦
143名
5店
2,372名
67店
596名
17店
ペットボトルキャップ収集
3,881名
104店
合計
7,265名
226店
使用済み切手収集
未使用文具収集
備考
参加部室店数
子ども参加者22名
子ども参加者7名
6.7kg
540kg、
ワクチン270人分
不要になった本・CD・DVD等を各部室店から収集し、
書き損じたはがきや古いはがきなど、未投函の郵政
東日本大震災の被災地支援活動と途上国(バングラデ
(官製)
はがきを集め、切手シートに換えられ、その切手
シュやネパール)
での活動に寄付しました。
ました。
■ BOOKS FOR TWO キャンペーン
Green Week 2012期間中に行われた
支店での社会貢献活動
シートを金券ショップで換金した資金で途上国の働く
子どもたちの支援活動に活用するための寄付を行い
参加部室店数
Green Week ④
キャンペーン
社会貢献活動
社会貢献活動
■ Green Week 2012期間中に当社が主催したイベント
活動名
2 だれかのために。」
30部室店 3グループ会社
■ 書き損じはがきの収集
参加部室店数/参加者数
33名
収集箱数
49箱
収集枚数
1,871枚
寄付金額
91,929円
寄付金額
77,512円
VOICE
シャプラニールとの協働∼自分にできる社会貢献活動を続けていきたい∼
決済業務部
井上 隆彦
▲「第5回田園調布グリーンフェスタ」ボランティア(自由が丘支店) ▲「第3回柏三友会」地域清掃活動(柏支店)
21 CSR Report 2013
以前からテレビなどを通じて、治安が悪い途上国で教育
を受けたいという子どもたちが、生活のために労働せざ
るを得ない姿を幾度となく目にしてきました。
また、実際にそういった環境に置かれている子ども達が
援助を受けて、多少なりともその状況が改善され、喜び
の表情を浮かべている姿も幾度となく目にしました。
そんな折に社内イントラで
「あなたのはがきが、
だれかの
ために。」
という社会貢献活動のお知らせを見て、一番大
切であるにもかかわらず、一番後回しにされる分野でも
ある教育普及に、自宅に置いてあった書き損じはがきで
貢献できるのであれば協力したいと思い、参加すること
にしました。
私自身は世界中で社会貢献を行っている専門家やボラ
ンティアの方々のように、途上国における様々な問題を
解決できる知識もありませんし、直接的な社会貢献を行
うことは出来ませんが、今回の「あなたのはがきが、
だれ
かのために。」のような社会貢献活動を通じて、間接的に
でもこうした問題を抱える国々のためにできることを今
後も続けていきたいと考えています。
CSR Report 2013
22
Fly UP